JPH07258589A - 修正液 - Google Patents

修正液

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JPH07258589A
JPH07258589A JP7395194A JP7395194A JPH07258589A JP H07258589 A JPH07258589 A JP H07258589A JP 7395194 A JP7395194 A JP 7395194A JP 7395194 A JP7395194 A JP 7395194A JP H07258589 A JPH07258589 A JP H07258589A
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JP
Japan
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correction
resin
resins
liquid
pigment
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JP7395194A
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Tetsuji Kihara
哲二 木原
Toru Tamura
亨 田村
Toshiyuki Nagasawa
俊之 長沢
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Orient Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Orient Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 修正塗膜の隠蔽性、乾燥性、レベリング性及
び再筆記性などにおいて十分な性能を備えると共に、白
色顔料の分散性が良く、耐温度性、長期保存時の経時安
定性、及び再分散性に優れる。 【構成】 主成分として少なくとも白色顔料、シクロパ
ラフィン系溶剤、並びに尿素樹脂及びアクリル樹脂を含
有する。尿素樹脂類及びアクリル樹脂が、前記シクロパ
ラフィン系溶剤に溶解している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筆記や情報記録装置に
よる記録等において誤字や紙面の汚れ等を隠蔽する修正
液のうち、白色顔料の分散安定性が良く、特に白色顔料
の沈降状態からの再分散性に優れた修正液に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】従来より市販
されている修正液は、誤字や紙面の汚れ等を修正隠蔽す
るための顔料、顔料のバインダーとしての樹脂類、その
樹脂類を溶解させる溶剤、及び顔料を良好に分散させる
ための分散剤を主成分としている。修正液としては、水
性マーキングペンや万年筆の水性インキの筆跡等の修正
に用いる油性タイプと、油性ボールペン、油性マーカ
ー、PPC用トナー等の油性インキ又はトナーの筆跡等
の修正に用いる水性タイプと、水性インキ及び油性イン
キの両方に使用することができる万能タイプの3種類が
ある。現在は、このうち万能タイプが主流である。
【0003】油性タイプの修正液としては、セルロース
エーテル樹脂を隠蔽剤である顔料のバインダーとして用
い、塩素系有機溶剤を用いて隠蔽剤及びバインダーを溶
解分散した修正液(特公昭61−36552)等があ
り、水性タイプの修正液としては、樹脂のエマルジョン
あるいは水ガラスを隠蔽剤のバインダーとして用いた修
正液(特公昭52−44246)等がある。また万能タ
イプの修正液としてはアクリル系樹脂モノマーをナフテ
ン系炭化水素及び塩素系有機溶剤の混合溶剤中で重合さ
せながら隠蔽剤を分散させて得られる修正液(特公平1
−59308)等が知られている。
【0004】また、事務や記録等に際し、着色紙を使用
する機会が増え、着色紙用修正液の必要性が高まってい
るため、種々の着色紙用修正液が提案され、また使用さ
れてきた。その例としては、酸化チタンを主着色剤と
し、ポリサイクリック系顔料とピラゾロン系顔料を副着
色剤とすることを特徴とする赤色液状組成物(特開平2
−92970)、酸化チタンを主着色剤とし、β形フタ
ロシアニンブルーを副着色剤とすることを特徴とする青
色液状組成物(特開平3−277669)、酸化チタン
を主着色剤とし、鉄黒を副着色剤とすることを特徴とす
る黒色液状組成物(特開平3−62862)等が挙げら
れる。これらは、酸化チタンと顔料の分散性を改良した
着色紙用修正液として提案されたものである。
【0005】修正液に一般に使用される酸化チタン系白
色顔料は、修正液中の他の成分に比し比重が大きいため
分離沈降してハードケーキを形成し易い。このため従来
から、使用前に容器を振って再分散させる必要があっ
た。ところが従来の修正液においては、白色顔料が沈降
状態から十分に再分散し難いため修正に使用した際に均
一な修正液膜ができにくく、隠蔽性や再筆記性などの修
正塗膜性能が問題となっていた。
【0006】このような白色顔料の分散状態の安定化や
沈降状態からの再分散性を改良する試みとして、有機溶
剤、白色顔料、有機溶剤に可溶の樹脂、及び液状ポリブ
タジエン等の特定の液状ゴムからなるもの(特開昭58
−180568);有機溶剤、酸化チタン、アクリル酸
エステル系樹脂及びチタネート系カップリング剤からな
るもの(特開昭63−205376);有機溶剤、酸化
チタン、有機溶剤に可溶の樹脂、及びメラミン・ホルム
アルデヒド縮合物等の微小球からなるもの(特開平1−
170671);有機溶剤、隠蔽剤、結合材及び中空粒
子からなるもの(特開平4−63875)等が挙げられ
る。しかしながら、何れの修正液も必ずしも十分な分散
安定性及び再分散性を発揮し得るものではなかった。本
発明は、従来技術に存した上記のような問題点に鑑み行
われたものであって、その目的とするところは、修正塗
膜の隠蔽性、乾燥性、レベリング性及び再筆記性などに
おいて十分な性能を備えると共に、白色顔料の分散性が
良く、耐温度性、長期保存時の経時安定性、及び再分散
性に優れた修正液を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の修正液は、主成分として少なくとも白色
顔料、有機溶剤、並びに尿素樹脂類及びその他の1種以
上の樹脂類を含有してなる修正液であって、前記尿素樹
脂類及びその他の1種以上の樹脂類が、前記有機溶剤に
溶解し得るものとしている。上記尿素樹脂類としては、
尿素と1種又は数種のアルデヒド類との縮合反応で得ら
れる樹脂状物質を主体とする合成樹脂、及び、有機溶剤
との溶解性が良いものとして、尿素と1種又は数種のア
ルデヒド類との縮合時にアルコール、フェノール等と共
に共縮合した変性樹脂等を挙げることができる。
【0008】このような尿素樹脂類の具体的な市販品の
例としては、尿素樹脂であるラロパールA81、ラロパ
ールA101、ラロパールLR8825(以上、BAS
F社製、何れも商品名);ブチル化変性尿素樹脂である
プラストパールEBS、プラストパールCB、プラスト
パールATB(以上BASF社製、何れも商品名);テ
スアジン3000−60、テスアジン3001−60
(以上、日立化成ポリマー社製、何れも商品名);ユー
バン10S−60、ユーバン10R(以上、三井東圧化
学社製、何れも商品名);ベッカミンP−138、ベッ
カミンP−196−M、ベッカミンG−1800、ベッ
カミンG−1850(以上、大日本インキ化学工業社
製、何れも商品名)等を挙げることができる。本発明の
修正液における尿素樹脂類の添加量は、修正液全量に対
して0.1乃至30重量%程度が好ましい。0.1重量
%未満では十分な効果を発揮し得ないことが多く、30
重量%以上では修正特性に悪影響が生じるおそれがある
からである。
【0009】本発明における白色顔料の粒子は、尿素樹
脂類及びその他の1種以上の樹脂類が有機溶剤に溶解し
たものの中に均一な状態で分散される。このうち尿素樹
脂類によって、立体障害の効果が働き、そのために、従
来から問題となっていた白色顔料同士の凝集や白色顔料
を包み込んだ樹脂類が固まることによるハードケーキが
生成しにくく、分散安定性や再分散性が優れるものと推
定される。本発明における白色顔料としては、隠蔽性を
有し、有機溶剤中に良好に分散し得るものであれば使用
可能である。含有量は、修正液全体に対して20乃至6
0重量%程度が好ましい。白色顔料の好適な例として
は、酸化チタン系白色顔料を挙げることができ、必要に
応じ、この酸化チタン系白色顔料に、従来から知られて
いる微細シリカ粉、炭酸カルシウム、ホワイトカーボン
及びタルククレー等の白色の体質顔料を適宣組み合わせ
て用いることもできる。
【0010】酸化チタン系白色顔料としては、ルチル
形、アナターゼ形の何れも使用可能であり、特に限定は
ない。その市販品としては、例えばタイトーンSR−
1、タイトーンR−650、タイトーンR−3L、タイ
トーンR−310及びタイトーンR−110(以上、堺
化学工業社製、何れも商品名);タイペークR−58
0、タイペークR−830、タイペークR−930、タ
イペークA−100及びタイペークA−220(以上、
石原産業社製、何れも商品名);クロノスKR−31
0、クロノスKR−380、クロノスKR−480、ク
ロノスKA−10及びクロノスKA−20(以上、チタ
ン工業社製、何れも商品名);タイピュアR−900、
タイピュアR−902、タイピュアR−960及びタイ
ピュアR−701(以上、デュポン社製、何れも商品
名)等が挙げられる。
【0011】本発明に使用される有機溶剤は、顔料の分
散相溶、樹脂の溶解、及び、修正液の粘度調整などの目
的で添加される。この有機溶剤は、2種以上の混合物で
あってもよいが、その全成分或は少なくとも主成分は、
修正液塗布後の乾燥性を適度なものとする上で、沸点が
80乃至150℃のものが好ましい。特に好ましくは1
00乃至140℃である。有機溶剤の含有量は、修正液
全体に対して30乃至60重量%程度が好ましい。使用
し得る有機溶剤の具体例としては、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素系溶剤;n−ヘ
キサン、n−ヘプタン、イソヘプタン、n−オクタン、
イソオクタン等の脂肪族炭化水素系溶剤;シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等の
シクロパラフィン系溶剤;1,1,1−トリクロルエタ
ン、テトラクロルエチレン等の塩化炭化水素系溶剤;
1,4−ジオキサン、n−ブチルエーテル、トリオキサ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤;メチルエ
チルケトン、メチル−n−プロピルケトン、メチルイソ
ブチルケトン等のケトン系溶剤;ぎ酸プロピル、酢酸エ
チル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤等が挙げられる。
【0012】水性インキ等と油性インキ等の両者に用い
得る万能タイプ修正液に使用することができこと、修正
塗膜の乾燥性が良いこと、修正液の分散安定性が優れる
こと、また文具としての安全性に優れること等に鑑みれ
ば、上記の例のうち、シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、及びエチルシクロヘキサン等のシクロパラフィ
ン系溶剤が特に好ましい。本発明の修正液に使用される
有機溶剤に溶解する尿素樹脂類以外の樹脂類としては、
例えば、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、ビニル樹脂、
ポリエステル樹脂等を挙げることができ、このうち、修
正液の修正塗膜の性能(レベリング性、再筆記性等)に
優れるアクリル樹脂が特に好ましい。このアクリル樹脂
としては、メタクリル酸メチル樹脂、メタクリル酸イソ
ブチル樹脂、メタクリル酸(2−ヒドロキシエチル)樹
脂、アクリル酸エチル樹脂及びアクリル酸ラウリル樹脂
等が挙げられる。このような尿素樹脂類以外の樹脂類
は、1種又は2種使用し得、その使用量は、修正液全体
量に対して5乃至20重量%程度が好ましい。
【0013】本発明の修正液には、本発明の所期の目的
を達成し、その効果を奏し得る範囲内において、修正液
の容器、樹脂の種類、有機溶剤の種類等に応じ、各種の
添加剤を加えることができる。このような添加剤として
は、例えば白色顔料の分散を安定させる分散剤や沈降防
止助剤、修正液の粘度を調整するために加える増粘剤、
修正塗膜の硬さを調整するための可塑剤、修正塗膜表面
の光沢を抑えるためのつや消し剤、塗膜性能を改善する
ためのフロー向上剤やレベリング剤等を挙げることがで
きる。上記分散剤としては、アニオン系、カチオン系、
ノニオン系及び両性系の何れの分散剤も使用し得る。ア
ニオン系分散剤としては、オレイン酸ナトリウム、カル
ボン酸塩、硫酸エステル、スルホン酸塩、燐酸エステル
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩等を、カチオン系分
散剤としては、酢酸オレイルアミン、アミノプロピルア
ミンジオレエート、テトラアルキルアンモニウム塩等
を、ノニオン系分散剤としては、ポリエチレングリコー
ル誘導体、多価アルコール誘導体、ポリエチレンイミン
誘導体等を、それぞれ例示することができる。
【0014】上記の沈降防止助剤としては、有機ベント
ナイト、水添ヒマシ油、ワックス、ポリアミドワックス
及び金属石鹸類等を例示することができる。上記の増粘
剤としては、気相法シリカ、コロイダルシリカ、有機ベ
ントナイト、水添ヒマシ油及びジベンジリデンソルビト
ール等を例示することができる。上記の可塑剤として
は、フタル酸エステル、脂肪族二塩基酸酸エステル及び
燐酸エステル等を例示することができる。上記のつや消
し剤としては、微粉ケイ酸、プラスチックパウダー及び
合成ワックス等を例示することができる。また上記のレ
ベリング剤及びフロー向上剤としては、アクリル系重合
体、フッ素系活性剤、変成シリコン系重合体及び高沸点
溶剤等を例示することができる。
【0015】本発明の修正液は、着色紙、着色感熱紙又
は着色感圧紙用の着色修正液として、或はパステルカラ
ーペイント等としても使用し得る。この場合の修正液
は、主着色剤としての酸化チタン等の白色顔料の他に、
副着色剤としての種々の色の無機顔料や有機顔料を含有
させることにより調製し得る。このような副着色剤とし
ての顔料類の使用量は、白色顔料に対して0.1乃至2
0重量%程度とすることができる。上記副着色剤として
は、公知の無機顔料や有機顔料を適宜使用することがで
きる。その具体例としては、黄土、バリウム黄、紺青、
カドミウムレッド、ベンガラ、及びカーボンブラック等
の無機顔料;アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、ニト
ロ系顔料、塩基性染料系顔料、酸性染料系顔料、及び媒
染染料系顔料等の有機顔料を例示し得る。本発明の修正
液は、上記白色顔料、有機溶剤、尿素樹脂類及びその他
の樹脂類、並びに必要に応じ各種添加剤等を、ボールミ
ル、アトライター、サンドグラインダー、ビーズミル等
の撹拌分散機を使用して分散混合することによって製造
することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の修正液は、修正塗膜の隠蔽性、
乾燥性、レベリング性、及び再筆記性が良好であること
は勿論、初期分散時及び長時間経過後においても、顔料
の分散性がよいため、良好な耐温度性、再分散性及び経
時安定性を示し、ハードケーキの形成等の不都合を防止
する効果に優れている。
【0017】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明は勿論これらに限定されるものではな
い。次の実施例1乃至5は、白色の修正液に関する。実施例1 ルチル形酸化チタン 70g (デュポン社製 商品名:タイピュアR900) アクリル樹脂 5g (三菱レーヨン社製 商品名:ダイヤナールBR−115) 尿素樹脂類 2g (三井東圧化学社製 商品名:ユーバン10R) メチルシクロヘキサン 50g 分散剤(ビック・ケミー社製 商品名:Bykumen) 2g フタル酸ジブチル [可塑剤] 2g 上記配合物を混合し、ビーズミルを使用して8時間分散
処理することにより修正液を調製した。その性能を評価
をしたところ、表1に示されるように良好な結果が得ら
れた。実施例2 ルチル形酸化チタン 60g (デュポン社製 商品名:タイピュアR900) アクリル樹脂 10g (ロームアンドハース社製 商品名:パラロイドB−67) 尿素樹脂類 5g (日立化成ポリマー社製 商品名:テスアジン3000−60) エチルシクロヘキサン 55g 1,1,1−トリクロルエタン 10g 分散剤(ヘンケル社製 商品名:テキサホール963) 2g 上記配合物を混合し、ビーズミルを使用して8時間分散
処理することにより修正液を調製した。その性能を評価
をしたところ、表1に示されるように良好な結果が得ら
れた。
【0018】実施例3 ルチル形酸化チタン 70g (石原産業社製 商品名:タイペークR830) アクリル樹脂 10g (ロームアンドハース社製 商品名:パラロイドB−67) 尿素樹脂類 5g (大日本インキ化学工業社製 商品名:ベッカミンG1850) メチルシクロヘキサン 40g エチルシクロヘキサン 20g 分散剤(ICI社製 商品名:ソルスパーズ9000) 2g 上記配合物を混合し、ビーズミルを使用して8時間分散
処理することにより修正液を調製した。その性能を評価
をしたところ、表1に示されるように良好な結果が得ら
れた。
【0019】実施例4 ルチル形酸化チタン 65g (石原産業社製 商品名:タイペークR830) アクリル樹脂 8g (三菱レーヨン社製 商品名:ダイヤナールBR−115) 尿素樹脂 3g (BASF社製 商品名:ラパロールA81) メチルシクロヘキサン 60g カーボンブラック [隠蔽強化剤] 0.05g (三菱化成社製 商品名:MA−100) 分散剤(ICI社製 商品名:ソルスパーズ3000) 2g 上記配合物を混合し、ビーズミルを使用して8時間分散
処理することにより修正液を調製した。その性能を評価
をしたところ、表1に示されるように良好な結果が得ら
れた。
【0020】実施例5 ルチル形酸化チタン 65g (デュポン社製 商品名:タイピュアR900) アクリル樹脂 7g (三菱レーヨン社製 商品名:ダイヤナールBR−115) 尿素樹脂 8g (BASF社製 商品名:ラパロールA81) メチルシクロヘキサン 60g 分散剤 2g (ビック・ケミー社製 商品名:Disperbyk−130) つや消し剤(水澤化学工業社製 商品名:ミズカシルP−526) 3g レベリング剤 0.1g (ビック・ケミー社製 商品名:BYK−307) 上記配合物を混合し、ビーズミルを使用して8時間分散
処理することにより修正液を調製した。その性能を評価
をしたところ、表1に示されるように良好な結果が得ら
れた。
【0021】次の比較例1乃至4は、白色の修正液に関
する。比較例1 実施例1における尿素樹脂類を除いた配合物を混合し、
実施例1と同様に処理して修正液を調製した。その性能
を評価したところ、表1に示すような結果が得られた。比較例2 実施例2における尿素樹脂類を除いた配合物を混合し、
実施例2と同様に処理して修正液を調製した。その性能
を評価したところ、表1に示すような結果が得られた。比較例3 実施例3における尿素樹脂類を除いた配合物を混合し、
実施例3と同様に処理して修正液を調製した。その性能
を評価したところ、表1に示すような結果が得られた。比較例4 実施例4における尿素樹脂を除いた配合物を混合し、実
施例4と同様に処理して修正液を調製した。その性能を
評価したところ、表1に示すような結果が得られた。
【0022】実施例1乃至7並びに比較例1乃至5にお
ける修正液の試験方法と評価方法 以下の評価において、〇は良を、△はやや不良を、×は
不良をそれぞれ表わす。 a)隠蔽率 すき間50μmのフィルムアプリケーターを用いて、隠
蔽率試験紙(JISK5400)上に修正液を塗布す
る。塗膜乾燥後、試験紙の白地部分上の塗膜と黒字部分
上の塗膜の0度45度拡散反射率を測定(光源C/2に
おける三刺激値X、Y、Z中のY値を、分光色彩計[J
UKI社製 商品記号:JP 7100F]により測定
する。)し、白地部分上の塗膜の拡散反射率に対する黒
字部分上の塗膜の拡散反射率の割合が90%以上である
か否かにより評価する。 ○ :90%以上 × :90%未満 b)乾燥性 すき間50μmのフィルムアプリケーターを用いて、筆
記用紙A(JIS P3201)上に修正液を塗布す
る。1分後に、塗膜上にボールペン(JIS S601
5)にて通常の筆圧で筆記し、塗膜に破れが生じたか否
かにより評価する。 ○ :塗膜の破れ無し △ :筆跡の一部に塗膜の破れ有り × :ほぼ全筆跡に塗膜の破れ有り c)再筆記性 すき間50μmのフィルムアプリケーターを用いて、筆
記用紙A(JIS P3201)上に修正液を塗布す
る。1分後に、各種筆記具(JIS S6015、S6
053、S6037)で筆記し、筆跡におけるインキの
はじき、色沈み及び滲みの有無により評価する。 ○ :インキのはじき、色沈み及び滲み無し △ :筆跡の一部にインキのはじき、色沈み及び滲み有
り × :ほぼ全筆跡にインキのはじき、色沈み及び滲み有
【0023】d)剥離性 すき間50μmのフィルムアプリケーターを用いて、筆
記用紙A(JIS P3201)上に修正液を塗布す
る。塗膜乾燥後に、塗布部を内側にして筆記用紙を2つ
折りし、その折り目と直角方向に更に折り曲げて、塗膜
が剥離するか否かにより評価する。 ○ :塗膜の剥離無し △ :折り目部分の一部に塗膜の剥離有り × :折り目部分のほぼ全部に塗膜の剥離有り e)耐温度性 同種の修正液を、温度0℃及び40℃の恒温槽にそれぞ
れ1時間放置後、室温で30分間放置し、上記a)のよ
うに隠蔽率試験を行い、評価した。 ○ :90%以上 × :90%未満 f)経時安定性 製造後未使用状態で8か月間保存する。修正液を容器ご
と十分に振った後、上記a)のように隠蔽率試験を行
い、評価した。 ○ :90%以上 × :90%未満
【0024】g)再分散性 修正液8mlを容量20mlの容器に入れ、その容器内
に撹拌子(直径5mm高さ20mmの円柱)を加えて、
50℃で1か月間保存する。その後下記の基準に従って
再分散試験を行ない評価した。 ◎ :1回の振とうにより撹拌子が直ちに動いて修正液
がすぐに再分散する。 〇 :2乃至10回の振とうにより、撹拌子が動いて修
正液が比較的容易に再分散する。 △ :10乃至20回の振とうにより、撹拌子が動いて
修正液が再分散する。 × :20乃至100回の振とうにより、撹拌子が動い
て修正液が再分散する。
【0025】
【表1】
【0026】実施例6乃至7は、着色感熱紙用の着色修
正液に関する。実施例6 ルチル形酸化チタン 55g (石原産業社製 商品名:タイペークR830) アクリル樹脂 10g (三菱レーヨン社製 商品名:ダイヤナールBR−115) 尿素樹脂類 5g (日立化成ポリマー社製 商品名:テスアジン3000−60) メチルシクロヘキサン 70g フタロシアニン系緑色顔料 10g (大日本インキ化学工業社製 商品名:Fastgen GREEN S ) 分散剤(ICI社製 商品名:ソルスパーズ9000) 2g 上記配合物を混合し、ビーズミルを使用して8時間分散
処理することにより修正液を調製した。その性能を評価
をしたところ、表1に示されるように良好な結果が得ら
れた。
【0027】実施例7 ルチル形酸化チタン 60g (デュポン社製 商品名:タイピュアR900) アクリル樹脂 10g (ロームアンドハース社製 商品名:パラロイドB−67) 尿素樹脂類 5g (大日本インキ化学工業社製 商品名:ベッカミンG1850) メチルシクロヘキサン 60g キナクリドン系赤色顔料 10g (大日本インキ化学工業社製 商品名:Fastgen Super R ed BN) 分散剤 2g (ビック・ケミー社製 商品名:Disperbyk−130) つや消し剤(水澤化学工業社製 商品名:ミズカシルP−526) 3g 上記配合物を混合し、ビーズミルを使用して8時間分散
処理することにより修正液を調製した。その性能を評価
をしたところ、表1に示されるように良好な結果が得ら
れた。また、緑色顔料に代えて青色顔料及び黒色顔料を
使用して、それぞれ実施例6と同様に処理したところ、
良好な修正液を製造することができた。比較例5は着色
修正液に関する比較例5 実施例6における尿素樹脂類を除いた配合物を混合し、
実施例6と同様に処理して修正液を調製した。その性能
を評価したところ、表1に示すような結果が得られた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主成分として少なくとも白色顔料、有機溶
    剤、並びに尿素樹脂類及びその他の1種以上の樹脂類を
    含有してなる修正液であって、前記尿素樹脂類及びその
    他の1種以上の樹脂類が、前記有機溶剤に溶解している
    ことを特徴とする修正液。
  2. 【請求項2】主成分として少なくとも白色顔料、シクロ
    パラフィン系溶剤、並びに尿素樹脂及びアクリル樹脂を
    含有してなる修正液であって、前記尿素樹脂類及びアク
    リル樹脂が、前記シクロパラフィン系溶剤に溶解してい
    ることを特徴とする修正液。
  3. 【請求項3】上記シクロパラフィン系溶剤が、メチルシ
    クロヘキサンおよび/またはエチルシクロヘキサンであ
    る請求項2記載の修正液。
  4. 【請求項4】上記白色顔料が酸化チタン系白色顔料であ
    る請求項1、請求項2又は請求項3記載の修正液。
JP7395194A 1994-03-18 1994-03-18 修正液 Pending JPH07258589A (ja)

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