JPH0792653A - 写真製版用修正液および修正用具 - Google Patents

写真製版用修正液および修正用具

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JPH0792653A
JPH0792653A JP25922293A JP25922293A JPH0792653A JP H0792653 A JPH0792653 A JP H0792653A JP 25922293 A JP25922293 A JP 25922293A JP 25922293 A JP25922293 A JP 25922293A JP H0792653 A JPH0792653 A JP H0792653A
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alkali
pigment
copolymer
retouching
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JP25922293A
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Shoji Taniguchi
昇次 谷口
Nobuhiko Wakasaki
宣彦 若▲崎▼
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UENO CHEM IND
UENO KAGAKU KOGYO KK
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UENO CHEM IND
UENO KAGAKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は(a)アクリル酸エステル−無水マレ
イン酸共重合体のアルカリ中和物、アクリル酸エステル
−アクリル酸共重合体のアルカリ中和物、アクリル酸エ
ステル−メタクリル酸共重合体のアルカリ中和物、ビニ
ルピロリドン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルピロリ
ドン、スチレン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ中
和物およびメチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重
合体のアルカリ中和物から選ばれた少なくとも1種のポ
リマー、(b)前記ポリマー100重量部に対して50〜
600重量部の顔料、並びに(c)エタノールまたはエタ
ノールと水との混合溶媒を含有する写真製版用修正液お
よびこれを充填した修正用具である。 【効果】 本発明の写真製版用修正用具は、筆やハケを
用いることなく容易に修正作業を行うことができる。ま
た、環境衛生上の問題がなく、優れた速乾性、並びに疎
水性のフィルムに対する良好な接着性を有すると共にブ
ロック現象、あるいは裏写りなどの欠点がなく、優れた
遮光性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真製版における印刷
版作成時に原画フィルムの不要な部分をマスキングする
修正液および修正用具に関する。
【0002】
【従来の技術】写真製版用修正液は、写真製版において
原画フィルムの文字、図版の修正、あるいは線画、網図
の合成を行う場合の原画フィルムの修正に用いられる。
また、かかる修正液は写真製版により2色以上の多色印
刷を行う場合にも用いられる。すなわち、多色印刷を行
うには、まずその印刷色数に応じた数の原画フィルムを
原画より作成する。ついで、各フィルムの特定の一色に
対応する部分以外を写真製版用修正液にてマスキング
し、これらのフィルムを用いて感光性樹脂版などの感光
体に露光する。このようにして得られた各色に対する複
数の印刷版を用いて印刷を行う。
【0003】従来、このような修正液としては水溶性樹
脂に弁柄を分散させた水性修正液、あるいは合成樹脂を
有機溶剤に溶解した溶液中に赤色および黄色のオイル染
料または顔料等を分散させた速乾性修正液などが用いら
れていた。しかしながら、前者の水性修正液は、乾燥速
度が遅く、また通常用いられるポリエチレンテレフタレ
ートなどの疎水性フィルムに対する接着性が悪く修正塗
膜を形成することができない。一方、後者の有機溶媒系
修正液は、芳香族系の溶剤を用いているため、溶剤によ
る中毒など環境衛生上の問題が存在する。また、オイル
染料を含有するものは速乾性であるため、膜内部が充分
乾燥する前に表面皮膜が形成され、フィルムを積み重ね
て保存すると、塗膜が他のフィルムに付着してフィルム
同士が接着するブロック現象、さらに、オイル染料の昇
華により重ねたフィルムの裏面に色が転写するいわゆる
裏写りを生じる欠点もある。
【0004】すなわち、写真製版用修正液に要求される
性質としては、(i)銀塩−ゼラチンフィルムおよび疎水
性フィルムに対して接着性がよい、(ii)塗膜が適度の柔
軟性を有する、(iii)紫外光、および400〜700nm
の光に対して遮光性を有する、(iv)修正液を塗布すると
き筆あるいはハケによる塗布ムラを生じない(レベリン
グ性が良好)、(v)塗膜内部まで乾燥しやすく、乾燥状況
が目視にて判断できる、(vi)修正液を塗布したフィルム
同士がくっつかず、また裏写りがない、(vii)溶剤等に
よる作業環境の汚染がない、(viii)修正液をフィルムに
塗布した際に生じた塗膜中の泡が速やかに消失する、な
どが挙げられる。
【0005】このような問題を解決するため、本発明者
らは先に特願昭62−237665号(特開昭64−7
9748号)にて特定のポリマーおよび顔料をエタノー
ルまたはエタノール/水の混合溶媒に分散した写真製版
用修正液を提案した。この修正液は近年問題となってい
る環境衛生上の問題がなく、かつ速乾性であり疎水性の
フィルムにも優れた接着性を示し、またブロック現象、
裏写りなどがなく優れた遮光性を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな修正液を用いて実際に原画フィルムの修正を行うに
あたっては毛筆やハケに適量の修正液を含ませ、フィル
ムに対して毛筆等の接触面積を適性に保持しつつ慎重に
修正を行わねばならない。したがって、フィルムの修正
作業は必ずしも効率のよいものではなく、また相当の熟
練を要する。
【0007】本発明の目的はこのようなフィルム修正時
の作業性を改善すると共に、環境衛生上の問題がなく、
かつ速乾性であり疎水性のフィルムにも優れた接着性を
示し、またブロック現象、裏写りなどがなく優れた遮光
性を示す写真製版用修正液およびこれを用いた修正用具
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は(a)
アクリル酸エステル−無水マレイン酸共重合体のアルカ
リ中和物、アクリル酸エステル−アクリル酸共重合体の
アルカリ中和物、アクリル酸エステル−メタクリル酸共
重合体のアルカリ中和物、ビニルピロリドン−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリビニルピロリドン、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体のアルカリ中和物およびメチルビニル
エーテル−無水マレイン酸共重合体のアルカリ中和物か
ら選ばれた少なくとも1種のポリマー、(b)前記ポリマ
ー100重量部に対して50〜600重量部の顔料、並
びに(c)エタノールまたはエタノールと水との混合溶媒
を含有することを特徴とする写真製版用修正液を提供す
るものである。また、本発明は毛細管を有するペン先を
設けた容器に前記の写真製版用修正液を充填してなる写
真製版用の修正用具を提供するものである。
【0009】本発明の修正液に配合されるポリマーとし
ては、アルコール、または含水アルコールに溶解し、か
つ疎水性の合成樹脂に対し良好な接着性を有すると共に
適度の柔軟性を備えたポリマーが選択される。かかるポ
リマーとしては、アクリル酸エステル−無水マレイン酸
共重合体のアルカリ中和物、アクリル酸エステル−アク
リル酸共重合体のアルカリ中和物、アクリル酸エステル
−メタクリル酸共重合体のアルカリ中和物、ビニルピロ
リドン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルピロリドン、
スチレン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ中和物、
メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体のアル
カリ中和物が挙げられ、これらは単独で、あるいは2種
以上を混合して用いられる。
【0010】前記アクリル酸エステルモノマーおよびメ
タクリル酸エステルモノマーとしては、例えばメチル、
エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、
フェニル、シクロヘキシルエステルなどが好ましい。
【0011】また、前記アルカリ中和物は、無水マレイ
ン酸、アクリル酸、またメタクリル酸由来のカルボキシ
ル基をアルカリ金属塩、アンモニウム塩、あるいは有機
アミン(例えば2−アミノ−2−メチル−1−プロパノ
ール)の塩の形態としたものである。 本発明に用いら
れるポリマーの市販品としては例えばジュリマーAT21
0、AT510、AT613、ET410、FC60(日本純薬(株)
製)などを挙げることができる。
【0012】前記ポリマーの修正液中における配合量は
5〜20重量%であるのが好ましい。ポリマーの配合量
が5重量%未満であると、バインダーとしての効果が低
く、良好な塗膜が得られない。一方20重量%を越える
とマット性が失われ(平滑になる)、また修正液の粘度が
大きくなり過ぎ塗布操作に困難を生ずる。
【0013】本発明の修正液に配合される顔料は、種々
の分散系の顔料が用いられる。特に、修正部分を明確に
するためには、黒色顔料および白色顔料を混合して、あ
るいは赤色顔料、黄色顔料などを配合するのが好まし
い。例えば、黄色顔料としては、モノアゾ顔料、ジスア
ゾ顔料、不溶性モノアゾ顔料が、赤色顔料としては不溶
性アゾ顔料、キナクドリン、弁柄等が挙げられ、また白
色顔料としてはチタンホワイト、黒色顔料としてはカー
ボンブラックが好ましい。
【0014】これら顔料の粒度は、従来の修正液に用い
られている顔料(平均粒径10〜30μm)よりも微細
な最大粒径8μm以下、好ましくは5μm以下のものが
用いられる。粒径がこれより大きいと、毛細管あるいは
多孔性を有するのペン先を設けた修正用具に充填して用
いた場合、ペン先を種々変更しても目詰まりが生じ円滑
な修正作業を行うことができない。
【0015】かかる顔料の配合量は、前記ポリマー10
0重量部に対して50〜600重量部である。顔料の配
合量がこの範囲より少ないと、膜厚が薄くなり遮光性が
乏しく修正液としての作用が充分でない。さらに、修正
用具のペン先自体により修正面が強くこすられるため、
膜厚が薄いと一層スジが生じやすい。このような塗布面
のスジを防止し、レベリング性を改善するため、レベリ
ング剤を添加するのがより好ましい。一方、顔料の配合
量がこの範囲を越えると粘度が大きくなり過ぎ、また顔
料が塗膜より脱離しやすくなる。
【0016】また、溶媒(または分散媒)としては、エタ
ノール、またはエタノールと水との混合溶媒が用いられ
る。混合溶媒の場合、乾燥速度の点から含水率は60重
量%以下であるのが好ましい。
【0017】さらに、本発明においてはアセチレングリ
コール系、あるいはアセチレンアルコール系の消泡剤を
0.1〜1重量%添加するのが好ましい。このような消
泡剤としては、例えばサフィノール104、TG、PC、
61、82、440、465、485(日信化学工業(株)製)など
の商品名で市販の消泡剤が挙げられる。これら微小粒径
の消泡剤により、2〜10μmの極めて薄い修正塗膜に
おいてもピンホールのない優れた膜が得られる。
【0018】本発明の修正液を製造するには、まずポリ
マーを溶媒と混合して撹拌溶解し、これに顔料を加えて
プレ撹拌を行う。つぎにこの混合物をサンドミル分散機
(直径1〜3mmのガラスビーズ有する)などを用いて、通
常の修正液の2〜5倍の時間をかけ顔料を微細な粒子に
分散し、ついで精密濾過を行い均一な組成物を得る。顔
料粒子はペン先からの流下性、レベリング性、消泡性等
の観点から最大粒径8μm以下、好ましくは5μm以下
とする。
【0019】このようにして得られた修正液は、毛細管
を有するペン先を備えた容器に充填される。このような
充填容器のペン先としては、従来サインペンなどの文具
に用いられているアクリルやナイロンなど繊維で形成さ
れたフェルト製のペン先、あるいは同様の種々の繊維束
の根元を固めたペン先、または発泡ウレタンなどの発泡
体からなるペン先などの筆ペン形式のペン先が挙げられ
る。さらに毛細管を有する他の形式のペン先としてはロ
ットリングなどに用いられている金属製の微細なパイプ
にニードルを通したペン先、あるいは一定量の液をペン
先のノックにより一時液溜内に保留する形式のペン先
(ノック流下式)など、顔料の目詰まりを防止し、円滑な
修正作業を可能とした種々の形態のペン先が用いられ
る。
【0020】このようにして得られた修正用具は、原画
の銀塩フィルム、あるいはポリエチレエチレンテレフタ
レートフィルムなどのマスキングすべき部分に毛筆、ハ
ケなどを用いず直接にサインペン、マジックペンのごと
く使用されフィルム原画の修正が行われる。
【0021】
【実施例】つぎに、本発明を実施例によりさらに具体的
に説明する。なお、実施例中、部はすべて重量部を意味
する。
【0022】[実施例1] 成 分 配合量 アクリル酸エチル−メタクリル酸共重合体アルカリ中和物 30.0部 (ジュリマーAT210、日本純薬(株)製、30%溶液) (固形分:9.0部) 赤色顔料(弁柄 120ED(粒度 2μm)戸田工業(株)製) 18.0部 白色顔料(タイペーク R−550石原産業(株)製) 18.0部 エチルアルコール 33.3部 分散剤(アンチゲル、シュベックマン社製) 0.7部 アクリル酸エチル−メタクリル酸共重合体アルカリ中和
物とエタノールとを混合撹拌した。ついで顔料、その他
の上記成分を加えてプレ撹拌し、さらにサンドミル分散
機を用いて通常塗料の約3倍の時間をかけて分散した。
ついでこの分散液を5μmフィルターを用い精密濾過
し、修正液を製造した。この修正液をアクリル製フェル
トのペン先を有する容器(12ml)に充填して修正用
具を得た。これを用いてポリエチレンテレフタレートフ
ィルムに塗布を行い、室温にて1〜3分乾燥して7μm
の塗膜を得た。塗布作業中および乾燥中の臭気は殆どな
く作業環境は良好であった。また、得られた塗膜は優れ
たマスキング効果を示した。また、この修正用具を修正
作業に連続して用いたところ、容器内の修正液がなくな
るまで、ペン先の詰まりもなく順調に修正を行うことが
できた。
【0023】[比較例1]実施例1においてサンドミル
分散機の使用時間を少なくし、弁柄の平均粒度を20μ
mとした以外は実施例1と同様にして修正用具を製造し
た。これを用いて実施例1と同様にフィルムに塗布し修
正作業を行ったところ、徐々にペン先に顔料が目詰まり
し、容器内の修正液が充分に出なくなり、得られた塗膜
は薄くマスキング効果のないものであった。又容器内の
修正液の10分の1を使った時点で、ペン先が完全に目
詰まりし修正液が出なくなった。
【0024】[比較例2]弁柄の配合量を54部(顔料
/ポリマー=800部/100部)とした以外は実施例
1と同様にして修正用具を製造した。これを用いて実施
例1と同様にフィルムに塗布して修正作業を行ったとこ
ろ、フィルムに対する塗膜の接着が悪く、フィルム同士
の接触などで容易に傷がついたり塗膜が剥がれ落ちたり
した。
【0025】[比較例3]弁柄の配合量を2部とし、タ
イペークの配合量を2部(顔料/ポリマー=44.4部
/100部)とした以外は実施例1と同様にして修正用
具を製造した。これを用いて実施例1と同様にフィルム
に塗布して修正作業を行ったところ、充分な遮光性が得
られず、また積み重ねたフィルム同士に接着が生じた。
【0026】[実施例2] 成 分 配合量(部) アクリル酸エチル−無水マレイン酸共重合体アルカリ中和物 11.0 赤色顔料(弁柄120ED、戸田工業(株)製) 18.0 白色顔料(タイペークR−550、石原産業(株)製) 18.0 エチルアルコール 32.3 精製水 20.0 分散剤(アンチゲル、シュベックマン社製) 0.7 アクリル酸エチル−無水マレイン酸共重合体アルカリ中
和物とエチルアルコールとを混合撹拌した。ついで顔
料、その他の上記成分を加えてプレ撹拌し、さらにサン
ドミル分散機を用いて通常塗料の約3倍の時間をかけて
分散した。ついでこの分散液を5μmフィルターを用い
精密濾過し、修正液を製造した。この修正液をナイロン
製フェルトのペン先を有する容器(6ml)に充填して
修正用具を得た。これを用いてポリエチレンテレフタレ
ートフィルムに塗布し、室温にて1〜3分乾燥して7μ
mの塗膜を得た。塗布作業中、および乾燥中の臭気は殆
どなく、作業環境は良好であった。また、得られた塗膜
は優れたマスキング効果を示した。また、この修正用具
を修正作業に連続して用いたところ、容器内の修正液が
なくなるまで、ペン先の詰まりもなく順調に修正を行う
ことができた。
【0027】[実施例3]下記の成分、配合量により実
施例1と同様にして修正液を製造した。
【0028】 成 分 配合量(部) アクリル酸エチル−メタクリル酸共重合体アルカリ中和物 11.0 (ジュリマーAT−210、日本純薬(株)製) 赤色顔料(レジノカーミンBR、レジノカラー工業(株)製) 5.0 黄色顔料(レジノイエローGB、レジノカラー工業(株)製) 4.0 白色顔料(タイペークR−550、石原産業(株)製) 12.0 エチルアルコール 30.0 精製水 37.0 分散剤(アンチゲル、シュベックマン社製) 0.5 消泡剤(サフィノール104、日信化学工業(株)製) 0.5 得られた修正液を実施例1と同様にして修正用具に充填
し、これを用いて塗布して塗膜を形成したところ、同様
の優れたマスキング効果を示し、作業環境も良好であっ
た。
【0029】[実施例4]下記の成分、配合量により実
施例1と同様にして修正液を製造した。
【0030】 成 分 配合量(部) アクリル酸エステル−アクリル酸共重合体アルカリ中和物 10.0 赤色顔料(レジノカーミンBR、レジノカラー工業(株)製) 5.0 黄色顔料(レジノイエローGB、レジノカラー工業(株)製) 4.0 白色顔料(タイペークR−550、石原産業(株)製) 10.0 エチルアルコール 35.0 精製水 35.0 分散剤(アンチゲル、シュベックマン社製) 0.5 消泡剤(サフィノール104、日信化学工業(株)製) 0.5 得られた修正液を実施例1と同様の修正用具に充填し
た。実施例1と同様にして塗布して塗膜を形成したとこ
ろ、同様の優れたマスキング効果を示し、作業環境も良
好であった。
【0031】[実施例5]下記の成分、配合量により実
施例1と同様にして修正液を製造した。
【0032】 成 分 配合量(部) ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体 12.0 黒色顔料(カーボンブラック) 10.0 白色顔料(タイペークR−550、石原産業(株)製) 10.0 エチルアルコール 30.0 精製水 36.5 分散剤(Byk−P105S、ビック・ケミー社製) 1.0 消泡剤(サフィノール104、日信化学工業(株)製) 0.5 得られた修正液を実施例1と同様にして塗布して塗膜を
形成したところ、同様の優れたマスキング効果を示し、
作業環境も良好であった。
【0033】[実施例6]下記の成分、配合量により実
施例1と同様にして修正液を製造した。
【0034】 成 分 配合量(部) スチレン−無水マレイン酸共重合体アルカリ中和物 9.0 黒色顔料(カーボンブラック) 8.0 白色顔料(タイペークR−550、石原産業(株)製) 10.0 エチルアルコール 35.0 精製水 36.5 分散剤(Byk−P105S、ビック・ケミー社製) 1.0 消泡剤(サフィノール104、日信化学工業(株)製) 0.5 得られた修正液を実施例1と同様にして塗布して塗膜を
形成したところ、同様の優れたマスキング効果を示し、
作業環境も良好であった。
【0035】[実施例7]下記の成分、配合量により実
施例1と同様にして修正液を製造した。
【0036】 成 分 配合量(部) メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体アルカリ中和物 11.0 黒色顔料(カーボンブラック) 10.0 白色顔料(タイペークR−550、石原産業(株)製) 8.0 エチルアルコール 35.0 精製水 34.5 分散剤(Byk−P105S、ビック・ケミー社製) 1.0 消泡剤(サフィノール104、日信化学工業(株)製) 0.5 得られた修正液を実施例1と同様にして塗布して塗膜を
形成した得たところ、同様の優れたマスキング効果を示
し、作業環境も良好であった。
【0037】
【発明の効果】本発明の写真製版用修正用具は、筆やハ
ケを用いることなく容易に修正作業を行うことができ
る。また、環境衛生上の問題がなく、優れた速乾性、並
びに疎水性のフィルムに対する良好な接着性を有すると
共にブロック現象、あるいは裏写りなどの欠点がなく、
優れた遮光性を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)アクリル酸エステル−無水マレイン酸
    共重合体のアルカリ中和物、アクリル酸エステル−アク
    リル酸共重合体のアルカリ中和物、アクリル酸エステル
    −メタクリル酸共重合体のアルカリ中和物、ビニルピロ
    リドン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルピロリドン、
    スチレン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ中和物お
    よびメチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体の
    アルカリ中和物から選ばれた少なくとも1種のポリマ
    ー、(b)前記ポリマー100重量部に対して50〜60
    0重量部の顔料、並びに(c)エタノールまたはエタノー
    ルと水との混合溶媒を含有することを特徴とする写真製
    版用修正液。
  2. 【請求項2】 顔料の最大粒径が5μm以下である請求
    項1に記載の写真製版用修正液。
  3. 【請求項3】 アセチレングリコール系およびアセチレ
    ンアルコール系消泡剤の1種または2種以上を含有する
    請求項1に記載の写真製版用修正液。
  4. 【請求項4】 毛細管を有するペン先を設けた容器に請
    求項1に記載の写真製版用修正液を充填してなる写真製
    版用修正用具。
JP25922293A 1993-09-21 1993-09-21 写真製版用修正液および修正用具 Pending JPH0792653A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011074634A1 (ja) * 2009-12-17 2011-06-23 三菱鉛筆株式会社 水性マーキングインク組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011074634A1 (ja) * 2009-12-17 2011-06-23 三菱鉛筆株式会社 水性マーキングインク組成物
JP2011144357A (ja) * 2009-12-17 2011-07-28 Mitsubishi Pencil Co Ltd 水性マーキングインク組成物

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