JPH1110039A - 板状体の塗装方法ならびに板状体の製造方法および製造装置 - Google Patents
板状体の塗装方法ならびに板状体の製造方法および製造装置Info
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- JPH1110039A JPH1110039A JP9166114A JP16611497A JPH1110039A JP H1110039 A JPH1110039 A JP H1110039A JP 9166114 A JP9166114 A JP 9166114A JP 16611497 A JP16611497 A JP 16611497A JP H1110039 A JPH1110039 A JP H1110039A
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Nozzles (AREA)
- Spray Control Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】スプレーコーティング法を使用することによ
り、塗装部と非塗装部の境界線をはっきりとさせ、か
つ、塗装量の制御を容易にし、意匠性の高い、凹凸面を
もつ建材などに好適な板状体の塗装方法および板状体の
製造方法ならびに製造装置を提供する。 【解決手段】板状体または塗料噴射ノズルを相対的に移
動させて、前記板状体の表面に前記ノズルから塗料を吹
き付けて塗装する板状体の塗装方法において、前記ノズ
ルの噴射口の横断面を矩形状にし、該ノズルから前記板
状体に塗料を噴射させることを特徴とする板状体の塗装
方法。
り、塗装部と非塗装部の境界線をはっきりとさせ、か
つ、塗装量の制御を容易にし、意匠性の高い、凹凸面を
もつ建材などに好適な板状体の塗装方法および板状体の
製造方法ならびに製造装置を提供する。 【解決手段】板状体または塗料噴射ノズルを相対的に移
動させて、前記板状体の表面に前記ノズルから塗料を吹
き付けて塗装する板状体の塗装方法において、前記ノズ
ルの噴射口の横断面を矩形状にし、該ノズルから前記板
状体に塗料を噴射させることを特徴とする板状体の塗装
方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凹凸面を有する板
状体をスプレーコーティング法により塗装する板状体の
塗装方法および板状体の製造方法ならびに製造装置に関
する。
状体をスプレーコーティング法により塗装する板状体の
塗装方法および板状体の製造方法ならびに製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】建物の外壁材や内装材などに使用する建
材には、意匠性や耐候性などの商品価値を向上する目的
で種々の塗装が施されている。このような建材に対する
塗装作業は、表面が平坦な建材の場合は比較的容易であ
るが、表面に2mm〜10mm程度の凹凸を有する建材
の場合は凹凸に応じて塗装量を変えることが必要であ
り、例えば複数色を塗装する場合は、第1色をカーテン
コーティング法、またはスプレーコーティング法などに
より全面塗装し、その後、他の色をローラーコーティン
グ法により凸面に塗装する方法が用いられるため面倒が
あった。
材には、意匠性や耐候性などの商品価値を向上する目的
で種々の塗装が施されている。このような建材に対する
塗装作業は、表面が平坦な建材の場合は比較的容易であ
るが、表面に2mm〜10mm程度の凹凸を有する建材
の場合は凹凸に応じて塗装量を変えることが必要であ
り、例えば複数色を塗装する場合は、第1色をカーテン
コーティング法、またはスプレーコーティング法などに
より全面塗装し、その後、他の色をローラーコーティン
グ法により凸面に塗装する方法が用いられるため面倒が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの方法では凸
面がさらに凹凸している場合、ローラーコーティング法
では凸面上の凹部分は塗装できないという問題がある。
これを解消する方法として、本出願人は先に特願平8−
224752号公報を提案し、これにより濃淡のぼかし
塗装や微細な絵柄模様の塗装などの高度の塗装が行える
ようになった。
面がさらに凹凸している場合、ローラーコーティング法
では凸面上の凹部分は塗装できないという問題がある。
これを解消する方法として、本出願人は先に特願平8−
224752号公報を提案し、これにより濃淡のぼかし
塗装や微細な絵柄模様の塗装などの高度の塗装が行える
ようになった。
【0004】上記の被塗装面にノズルから塗料を吹き付
けて模様をつける塗料の粒子径は、送液手段(たとえば
ポンプ)によって制御される。たとえば、レンガ状の凹
凸を有する建材の場合において、目地部分は塗装しない
で、凸状の部分に濃淡をつける場合に、送液手段の噴射
量と霧化用エアーの供給圧力を制御することによって行
うが、塗料を霧化させて吹き付けるため、塗装部と非塗
装部の境界線がはっきりしないという欠点を有する。
けて模様をつける塗料の粒子径は、送液手段(たとえば
ポンプ)によって制御される。たとえば、レンガ状の凹
凸を有する建材の場合において、目地部分は塗装しない
で、凸状の部分に濃淡をつける場合に、送液手段の噴射
量と霧化用エアーの供給圧力を制御することによって行
うが、塗料を霧化させて吹き付けるため、塗装部と非塗
装部の境界線がはっきりしないという欠点を有する。
【0005】本発明の目的は、スプレーコーティング法
を使用することにより、塗装部と非塗装部の境界線をは
っきりとさせ、かつ、塗装量の制御を容易にし、意匠性
の高い、凹凸面をもつ建材などに好適な板状体の塗装方
法および板状体の製造方法ならびに製造装置を提供する
ことにある。
を使用することにより、塗装部と非塗装部の境界線をは
っきりとさせ、かつ、塗装量の制御を容易にし、意匠性
の高い、凹凸面をもつ建材などに好適な板状体の塗装方
法および板状体の製造方法ならびに製造装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、以下の構成からなるものである。すなわ
ち、 (1)板状体または塗料噴射ノズルを相対的に移動させ
て、前記板状体の表面に前記ノズルから塗料を吹き付け
て塗装する板状体の塗装方法において、前記ノズルの噴
射口の横断面を矩形状にし、該ノズルから前記板状体に
塗料を噴射させることを特徴とする板状体の塗装方法。
達成するため、以下の構成からなるものである。すなわ
ち、 (1)板状体または塗料噴射ノズルを相対的に移動させ
て、前記板状体の表面に前記ノズルから塗料を吹き付け
て塗装する板状体の塗装方法において、前記ノズルの噴
射口の横断面を矩形状にし、該ノズルから前記板状体に
塗料を噴射させることを特徴とする板状体の塗装方法。
【0007】(2)前記(1)の板状体の塗装方法にお
いて、前記ノズル噴射口を前記板状体表面から上方5c
m以内に配置して塗装することを特徴とする板状体の塗
装方法。
いて、前記ノズル噴射口を前記板状体表面から上方5c
m以内に配置して塗装することを特徴とする板状体の塗
装方法。
【0008】(3)前記(1)または(2)の板状体の
塗装方法において、前記ノズルから前記板状体に塗料を
噴射させる際に、少なくとも1回は塗料の噴射を停止さ
せて塗装することを特徴とする板状体の塗装方法。
塗装方法において、前記ノズルから前記板状体に塗料を
噴射させる際に、少なくとも1回は塗料の噴射を停止さ
せて塗装することを特徴とする板状体の塗装方法。
【0009】(4)板状体または塗料噴射ノズルを相対
的に移動させつつ、上記ノズルから板状体に塗料を噴射
して表面に塗装面を有する板状体を製造する方法におい
て、前記ノズルとして、塗料噴射口の横断面形状が矩形
状を有するノズルを用いることを特徴とする板状体の製
造方法。
的に移動させつつ、上記ノズルから板状体に塗料を噴射
して表面に塗装面を有する板状体を製造する方法におい
て、前記ノズルとして、塗料噴射口の横断面形状が矩形
状を有するノズルを用いることを特徴とする板状体の製
造方法。
【0010】(5)前記(4)の板状体の製造方法にお
いて、前記ノズル噴射口を前記板状体表面から上方5c
m以内に配置して噴射することにより板状体を製造する
ことを特徴とする板状体の製造方法。
いて、前記ノズル噴射口を前記板状体表面から上方5c
m以内に配置して噴射することにより板状体を製造する
ことを特徴とする板状体の製造方法。
【0011】(6)板状体を搬送する搬送手段と、前記
板状体表面に塗料を噴射する塗装装置とを備えた板状体
の製造装置において、前記塗装装置は、塗料を貯蔵する
塗料タンクと、塗料を前記ノズルに供給する送液ポンプ
と、前記送液ポンプからの供給量を制御する制御部と、
塗料噴射口の横断面形状が矩形状であるノズルとからな
ることを特徴とする板状体の製造装置。
板状体表面に塗料を噴射する塗装装置とを備えた板状体
の製造装置において、前記塗装装置は、塗料を貯蔵する
塗料タンクと、塗料を前記ノズルに供給する送液ポンプ
と、前記送液ポンプからの供給量を制御する制御部と、
塗料噴射口の横断面形状が矩形状であるノズルとからな
ることを特徴とする板状体の製造装置。
【0012】(7)前記(6)の板状体の製造装置にお
いて、前記ノズルは、ノズル部材の表面と裏面とに台形
状またはV形状の溝が、それぞれ一定の角度をもって交
差するように穿設されており、かつ該それぞれの台形状
またはV形状の溝の交差部分が貫通されて横断面形状が
矩形状を有する塗料噴射口が形成されてなるものである
ことを特徴とする板状体の製造装置。
いて、前記ノズルは、ノズル部材の表面と裏面とに台形
状またはV形状の溝が、それぞれ一定の角度をもって交
差するように穿設されており、かつ該それぞれの台形状
またはV形状の溝の交差部分が貫通されて横断面形状が
矩形状を有する塗料噴射口が形成されてなるものである
ことを特徴とする板状体の製造装置。
【0013】(8)前記(7)の板状体の製造装置にお
いて、ノズル部材の表面に穿設された台形状またはV形
状の溝は、表面側において溝の幅が広く、裏面側に向か
って溝の幅が狭くなるものであり、ノズル部材の裏面に
穿設された台形状またはV形状の溝は、裏面側において
溝幅が広く表面側に向かって溝幅が狭くなる形状を有
し、該それぞれの台形状またはV形状の溝の角度(αま
たはβ)が15度〜45度の範囲内にあることを特徴と
する板状体の製造装置。
いて、ノズル部材の表面に穿設された台形状またはV形
状の溝は、表面側において溝の幅が広く、裏面側に向か
って溝の幅が狭くなるものであり、ノズル部材の裏面に
穿設された台形状またはV形状の溝は、裏面側において
溝幅が広く表面側に向かって溝幅が狭くなる形状を有
し、該それぞれの台形状またはV形状の溝の角度(αま
たはβ)が15度〜45度の範囲内にあることを特徴と
する板状体の製造装置。
【0014】(9)前記(7)または(8)の板状体の
製造装置において、前記ノズルの、表面と裏面のそれぞ
れの台形状またはV形状の溝の交差角度(θ)が80度
〜100度の範囲内にあることを特徴とする板状体の製
造装置。
製造装置において、前記ノズルの、表面と裏面のそれぞ
れの台形状またはV形状の溝の交差角度(θ)が80度
〜100度の範囲内にあることを特徴とする板状体の製
造装置。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明におけるスプレーコーティ
ング法としては、エアーレススプレー法を用いるのが、
塗装部と非塗装部の境界線をはっきりとさせるのに適し
ている。なぜなら、塗料を霧化エアーなどで微粒子化せ
ず、フィルムコート状で塗布するからである。エアーレ
ススプレー(以下ALSと称する)に使用する送液手段
としては、塗料に高い圧力を加えて噴射させる必要があ
るため、エアーポンプ、油圧ポンプなど容易に高い圧力
が得られるポンプなどを使用するが、取り扱いの容易な
エアーポンプがより好ましい。なお、噴射量は、ノズル
チップ噴射口の断面積と塗料に加える圧力を制御するこ
とにより調整できる。
ング法としては、エアーレススプレー法を用いるのが、
塗装部と非塗装部の境界線をはっきりとさせるのに適し
ている。なぜなら、塗料を霧化エアーなどで微粒子化せ
ず、フィルムコート状で塗布するからである。エアーレ
ススプレー(以下ALSと称する)に使用する送液手段
としては、塗料に高い圧力を加えて噴射させる必要があ
るため、エアーポンプ、油圧ポンプなど容易に高い圧力
が得られるポンプなどを使用するが、取り扱いの容易な
エアーポンプがより好ましい。なお、噴射量は、ノズル
チップ噴射口の断面積と塗料に加える圧力を制御するこ
とにより調整できる。
【0016】ノズルチップの噴射口の横断面形状として
は、円形状、楕円形状、矩形状などが考えられる。その
中でも、同じ幅を塗布するのにできるだけノズル本数が
少ない方がメンテナンスもやりやすく、かつ、経済的で
ある。従って、円形状より、塗布幅の広い楕円形状また
は矩形状のほうが好ましい。しかし、楕円形状では両端
部に鋭角なR部が存在するため、塗料詰まりを生じやす
いことが判明した。それに比べ矩形状では、4隅いずれ
もが直角であるため塗料詰まりを生じなかった。横断面
とは、ノズルの噴射流を横切る方向に切断してできる断
面を言う。
は、円形状、楕円形状、矩形状などが考えられる。その
中でも、同じ幅を塗布するのにできるだけノズル本数が
少ない方がメンテナンスもやりやすく、かつ、経済的で
ある。従って、円形状より、塗布幅の広い楕円形状また
は矩形状のほうが好ましい。しかし、楕円形状では両端
部に鋭角なR部が存在するため、塗料詰まりを生じやす
いことが判明した。それに比べ矩形状では、4隅いずれ
もが直角であるため塗料詰まりを生じなかった。横断面
とは、ノズルの噴射流を横切る方向に切断してできる断
面を言う。
【0017】塗料の噴射状態は、ノズルチップ噴射口の
断面積と塗料に加える圧力によって制御することができ
るが、フィルム状に噴射させるのが好ましい。塗料粘度
にもよるが、数100センチポイズ(CP)〜数10セ
ンチポイズ(CP)の範囲では、フィルム状に噴射でき
るノズルチップ噴射口からの距離は、5cm以内の距離
である。それ以上になると、ノズルチップからの噴射状
態は霧化状態となり、塗装パターンで境界線のシャープ
なものが得られない。
断面積と塗料に加える圧力によって制御することができ
るが、フィルム状に噴射させるのが好ましい。塗料粘度
にもよるが、数100センチポイズ(CP)〜数10セ
ンチポイズ(CP)の範囲では、フィルム状に噴射でき
るノズルチップ噴射口からの距離は、5cm以内の距離
である。それ以上になると、ノズルチップからの噴射状
態は霧化状態となり、塗装パターンで境界線のシャープ
なものが得られない。
【0018】通常、一枚の板状体には数多くの凸部があ
り、凸部と凸部の間が凹状の溝になっており、搬送方向
や搬送方向を横切る方向に凹状の溝が形成されている。
凹状の溝は塗装を施さない場合が多い。従って、塗料噴
射ノズルの下に凹状の溝が搬送されてきた時は、塗料を
吹き飛ばすか、または塗料噴射を停止させることが必要
となってくる。ALSの場合、噴射流が霧化されていな
いので吹き飛ばすことができず、塗料噴射を停止させる
ものである。停止時間は、搬送速度と凹状の溝幅による
が、1cmの溝幅で0.01秒〜0.1秒程度であるこ
とが好ましい。本発明に使用する噴射ノズルは、取付け
位置を固定にした構造にしてあってもよいが、また各々
が独立または互いに連動して上下、左右、前後に移動し
たり、或いは、任意な方向に首振り移動する構成にして
もよい。
り、凸部と凸部の間が凹状の溝になっており、搬送方向
や搬送方向を横切る方向に凹状の溝が形成されている。
凹状の溝は塗装を施さない場合が多い。従って、塗料噴
射ノズルの下に凹状の溝が搬送されてきた時は、塗料を
吹き飛ばすか、または塗料噴射を停止させることが必要
となってくる。ALSの場合、噴射流が霧化されていな
いので吹き飛ばすことができず、塗料噴射を停止させる
ものである。停止時間は、搬送速度と凹状の溝幅による
が、1cmの溝幅で0.01秒〜0.1秒程度であるこ
とが好ましい。本発明に使用する噴射ノズルは、取付け
位置を固定にした構造にしてあってもよいが、また各々
が独立または互いに連動して上下、左右、前後に移動し
たり、或いは、任意な方向に首振り移動する構成にして
もよい。
【0019】複数の噴射ノズルの位置を固定式にした場
合は配列ピッチが制限されるため、一層微細な絵柄模様
やぼかしによる濃淡を付す塗装を行う場合は膨大な数の
噴射ノズルが必要になる。しかし、噴射ノズルを可動式
にすると、個々の噴射ノズルの塗装範囲を広げることが
できるため、少数の噴射ノズルによって微細な絵柄模様
や濃淡のぼかし効果を得ることができる。また、少ない
数の噴射ノズルの配列で、大面積の板状材に対する塗装
を短時間で行うようにすることができる。
合は配列ピッチが制限されるため、一層微細な絵柄模様
やぼかしによる濃淡を付す塗装を行う場合は膨大な数の
噴射ノズルが必要になる。しかし、噴射ノズルを可動式
にすると、個々の噴射ノズルの塗装範囲を広げることが
できるため、少数の噴射ノズルによって微細な絵柄模様
や濃淡のぼかし効果を得ることができる。また、少ない
数の噴射ノズルの配列で、大面積の板状材に対する塗装
を短時間で行うようにすることができる。
【0020】可動式の噴射ノズルを移動可能にする範囲
は、板材の水平方向へは50mm以内とすることが好ま
しく、より好ましくは10mm〜20mm、垂直方向へ
は100mm以内とすることが好ましく、より好ましく
は10mm〜50mm、回転角度は90度以内とするこ
とが好ましく、より好ましくは45度程度の範囲とす
る。可動式噴射ノズルの駆動機構としては、例えば、ギ
ヤ、ねじ、スライダ、ピストンなどを適宜組み合わせれ
ばよい。また、移動の制御方法は公知のシーケンサやパ
ソコンなどの制御機器を使用して行うことができる。
は、板材の水平方向へは50mm以内とすることが好ま
しく、より好ましくは10mm〜20mm、垂直方向へ
は100mm以内とすることが好ましく、より好ましく
は10mm〜50mm、回転角度は90度以内とするこ
とが好ましく、より好ましくは45度程度の範囲とす
る。可動式噴射ノズルの駆動機構としては、例えば、ギ
ヤ、ねじ、スライダ、ピストンなどを適宜組み合わせれ
ばよい。また、移動の制御方法は公知のシーケンサやパ
ソコンなどの制御機器を使用して行うことができる。
【0021】ノズルチップ噴射口の矩形形状を加工する
手段としては、矩形形状と同じ形の刃物を作り、加工す
ることが考えられるが、矩形形状が変わる毎に刃物をつ
くらねばならず、大変に煩雑である。そこで図4に示す
ように、はじめに、円板状のノズルチップ17の表面
に、円板状部材の表面側において溝の幅が広く、円板状
部材の裏面側に向かって溝の幅が狭くなる、縦断面が上
下逆さの台形状の溝18を加工する。次に、円板状部材
を上下逆さにし、円板状部材の裏面に、円板状部材の平
面から見て時計回りにθ度回転させた状態で、円板状部
材の裏面側において溝幅が広く、円板状部材の表面側に
向かって溝幅が狭くなる、上下逆さの台形状をした溝1
9を加工することにより、はじめに加工した溝18と後
から加工した溝19の重なり合った部分が矩形形状の穴
Bとなって加工されることになる。該矩形形状の穴Bの
矩形形状寸法XおよびYを変えるには、上下逆さの台形
状をした溝18と19の重なり状態を変えるだけで容易
に変えることができる。なお、縦断面とは、ノズルの噴
射流と同じ方向で破断したしたときにできる断面を示
す。
手段としては、矩形形状と同じ形の刃物を作り、加工す
ることが考えられるが、矩形形状が変わる毎に刃物をつ
くらねばならず、大変に煩雑である。そこで図4に示す
ように、はじめに、円板状のノズルチップ17の表面
に、円板状部材の表面側において溝の幅が広く、円板状
部材の裏面側に向かって溝の幅が狭くなる、縦断面が上
下逆さの台形状の溝18を加工する。次に、円板状部材
を上下逆さにし、円板状部材の裏面に、円板状部材の平
面から見て時計回りにθ度回転させた状態で、円板状部
材の裏面側において溝幅が広く、円板状部材の表面側に
向かって溝幅が狭くなる、上下逆さの台形状をした溝1
9を加工することにより、はじめに加工した溝18と後
から加工した溝19の重なり合った部分が矩形形状の穴
Bとなって加工されることになる。該矩形形状の穴Bの
矩形形状寸法XおよびYを変えるには、上下逆さの台形
状をした溝18と19の重なり状態を変えるだけで容易
に変えることができる。なお、縦断面とは、ノズルの噴
射流と同じ方向で破断したしたときにできる断面を示
す。
【0022】台形状の角度αおよびβは、ノズルからの
噴射流の扇形パターンの広がり角度に関係している。つ
まり、台形の角度が広がるにつれ、扇形の角度も広がる
が、広がるにつれ、噴射流がフィルム状から霧化状に変
化していき、ある角度になるとフィルム状が形成できな
くなる。塗料粘度にもよるが、数100センチポイズ
(CP)〜数10センチポイズ(CP)の範囲では、図
4のαおよびβが15度〜45度の範囲であれば、きれ
いなフィルム状の扇形パターンを得ることができた。な
お、溝の形状は台形状だけでなく、V形状であってもよ
い。
噴射流の扇形パターンの広がり角度に関係している。つ
まり、台形の角度が広がるにつれ、扇形の角度も広がる
が、広がるにつれ、噴射流がフィルム状から霧化状に変
化していき、ある角度になるとフィルム状が形成できな
くなる。塗料粘度にもよるが、数100センチポイズ
(CP)〜数10センチポイズ(CP)の範囲では、図
4のαおよびβが15度〜45度の範囲であれば、きれ
いなフィルム状の扇形パターンを得ることができた。な
お、溝の形状は台形状だけでなく、V形状であってもよ
い。
【0023】図4の台形状溝の交差角θは、ほぼ90
度、好ましくは80度〜100度になるようにするのが
よい。
度、好ましくは80度〜100度になるようにするのが
よい。
【0024】以下、図に示す本発明の実施形態を参照し
て具体的に説明する。
て具体的に説明する。
【0025】図1は、本発明に適用するスプレーコーテ
ィング法による建材の製造装置の一例を示し、1は搬送
コンベア、2は複数本が1列に配列されたエアーレスス
プレーノズル(以下ALSNと称する)、Mは被塗装用
の板状材である。板状材Mは被塗装面が凹凸状になって
おり、表面に多数のレンガのような凸部3を形成すると
共に、その周囲に縦横に区分する多数の溝4が設けられ
ている。
ィング法による建材の製造装置の一例を示し、1は搬送
コンベア、2は複数本が1列に配列されたエアーレスス
プレーノズル(以下ALSNと称する)、Mは被塗装用
の板状材である。板状材Mは被塗装面が凹凸状になって
おり、表面に多数のレンガのような凸部3を形成すると
共に、その周囲に縦横に区分する多数の溝4が設けられ
ている。
【0026】搬送コンベア1は多数の板状材Mを一定の
間隔に載せて、矢印Fで示す方向に連続的に搬送するよ
うになっている。複数本のALSN2は、搬送コンベア
1の上方を横断するように列状に設けられ、それらの噴
射口を搬送コンベア1およびその上に載置された板状材
Mの被塗装面に対面している。この実施形態では、板状
材Mは予め全面塗装されたものが搬送され、その全面塗
装済み板状材Mの凸部3の表面だけを選択的にALSN
2から塗料を噴射して塗装するようになっている。
間隔に載せて、矢印Fで示す方向に連続的に搬送するよ
うになっている。複数本のALSN2は、搬送コンベア
1の上方を横断するように列状に設けられ、それらの噴
射口を搬送コンベア1およびその上に載置された板状材
Mの被塗装面に対面している。この実施形態では、板状
材Mは予め全面塗装されたものが搬送され、その全面塗
装済み板状材Mの凸部3の表面だけを選択的にALSN
2から塗料を噴射して塗装するようになっている。
【0027】1列に並べられた複数のALSN2は、そ
れぞれが連結管7を介して計量部5内の個々のエアーポ
ンプ6(送液手段)に連結され、また計量部5は複数の
エアーポンプ6を一括するように連結管8を介して塗料
タンク9に連結されている。したがって、個々のエアー
ポンプ6は、それぞれが独立に塗料タンク9から必要量
の塗料を取り出して計量供給し、そのエアーポンプ6に
対応する連結関係にあるALSN2から噴射する。この
エアーポンプ6の塗料供給量は制御部10の信号により
制御されるようになっている。
れぞれが連結管7を介して計量部5内の個々のエアーポ
ンプ6(送液手段)に連結され、また計量部5は複数の
エアーポンプ6を一括するように連結管8を介して塗料
タンク9に連結されている。したがって、個々のエアー
ポンプ6は、それぞれが独立に塗料タンク9から必要量
の塗料を取り出して計量供給し、そのエアーポンプ6に
対応する連結関係にあるALSN2から噴射する。この
エアーポンプ6の塗料供給量は制御部10の信号により
制御されるようになっている。
【0028】エアーポンプ6から供給される塗料は図5
に示す連結管7を通してALSN2を通り、連結管11
を通してエアーポンプ6に戻り、常時塗料が循環してい
る。ALSN2の内部には、エアーにて移動できるニー
ドル弁15が内蔵されており、常時は圧縮ばね16にて
ニードル弁15を下方に押し下げることにより噴射路が
閉じられている。エアー源14から連結管13を通り各
ALSN2へ分岐された連結管12を通してエアーがニ
ードル部屋Cに供給され、ニードル弁15が圧縮ばね1
6を押し上げることにより噴射路を開く構造になってい
る。また、噴射路先端は、ノズルチップ17がホルダー
20により取り付けられている。
に示す連結管7を通してALSN2を通り、連結管11
を通してエアーポンプ6に戻り、常時塗料が循環してい
る。ALSN2の内部には、エアーにて移動できるニー
ドル弁15が内蔵されており、常時は圧縮ばね16にて
ニードル弁15を下方に押し下げることにより噴射路が
閉じられている。エアー源14から連結管13を通り各
ALSN2へ分岐された連結管12を通してエアーがニ
ードル部屋Cに供給され、ニードル弁15が圧縮ばね1
6を押し上げることにより噴射路を開く構造になってい
る。また、噴射路先端は、ノズルチップ17がホルダー
20により取り付けられている。
【0029】図4において、ノズルチップ17の矩形噴
射口Bの寸法は、X=50μm〜200μmY=100
μm〜500μm程度のものがよいが、噴射量に応じて
寸法を変更してもよい。また、塗料の噴射圧力は0.2
MPa〜5MPa程度であれば綺麗に塗料をフィルムコ
ート状に噴出させることができる。
射口Bの寸法は、X=50μm〜200μmY=100
μm〜500μm程度のものがよいが、噴射量に応じて
寸法を変更してもよい。また、塗料の噴射圧力は0.2
MPa〜5MPa程度であれば綺麗に塗料をフィルムコ
ート状に噴出させることができる。
【0030】ALSN2の塗布幅は、塗料の噴射圧力と
ALSN2の取付高さにより変更することができるが、
取り付け高さは、噴射流がフィルム状である通常10m
m〜50mmの範囲内で使用するのが好ましい。
ALSN2の取付高さにより変更することができるが、
取り付け高さは、噴射流がフィルム状である通常10m
m〜50mmの範囲内で使用するのが好ましい。
【0031】板状材Mの凸部3に塗装を施すには、あら
かじめ決められたパターンを選択することにより、AL
SN2の塗料圧力と、ノズル高さがきまる。こうするこ
とにより凸部3の、搬送方向を横切る方向の幅にあわせ
て塗料が噴射され、凸部3毎に濃淡塗装を施すことがで
きる。
かじめ決められたパターンを選択することにより、AL
SN2の塗料圧力と、ノズル高さがきまる。こうするこ
とにより凸部3の、搬送方向を横切る方向の幅にあわせ
て塗料が噴射され、凸部3毎に濃淡塗装を施すことがで
きる。
【0032】図2は、従来のノズル先端形状を示す平面
図であり、図3は側面図である。図2において、Aの楕
円形状部分が噴射口であり、上下に鋭角なR部分があり
塗料が詰まりやすいという欠点があった。また、図4
は、本発明のノズルチップの形状の一例を示す斜視図で
あり、図5はALSN2の一例を示す断面図である。
図であり、図3は側面図である。図2において、Aの楕
円形状部分が噴射口であり、上下に鋭角なR部分があり
塗料が詰まりやすいという欠点があった。また、図4
は、本発明のノズルチップの形状の一例を示す斜視図で
あり、図5はALSN2の一例を示す断面図である。
【0033】上述した実施形態では、単色の濃淡パター
ンを塗装する場合について説明したが、本発明は複数色
の塗装にも適用することができる。複数色の塗装に適用
する場合は、塗料タンク9に連結された計量部5と複数
のALSN2からなる系列を、塗装する複数の色だけ複
数系列に構成し、これらを搬送コンベア1の搬送方向に
沿って配置するようにすればよい。
ンを塗装する場合について説明したが、本発明は複数色
の塗装にも適用することができる。複数色の塗装に適用
する場合は、塗料タンク9に連結された計量部5と複数
のALSN2からなる系列を、塗装する複数の色だけ複
数系列に構成し、これらを搬送コンベア1の搬送方向に
沿って配置するようにすればよい。
【0034】もう一つの方法は、塗装装置を4台被塗装
板の搬送方向に複数配列する。そして各々の容器にはイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色の塗料を入れ
ておく。このように構成して4色の組み合わせにより自
由に色を表現できる。このようにすると少ないノズルセ
ットで多くの色を容易に表現できる。
板の搬送方向に複数配列する。そして各々の容器にはイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色の塗料を入れ
ておく。このように構成して4色の組み合わせにより自
由に色を表現できる。このようにすると少ないノズルセ
ットで多くの色を容易に表現できる。
【0035】また、図示の実施形態では、複数の噴射ノ
ズル2を一列に配置するようにしたが、この配列は必ず
しも一列である必要はなく、図6のように千鳥状に2列
或いはそれ以上に配置するようにしてもよい。また、噴
射ノズル2は、所定位置に固定される構造であってもよ
いが、図6に矢印で示すように、個々の噴射ノズル2が
一定の範囲内で前後、左右、上下に移動したり、或いは
前後左右または任意の方向に首振り移動したりするよう
にしてもよい。このように噴射ノズルを可動式にする
と、少数の噴射ノズルでも微細な絵柄模様や濃淡による
ぼかし効果を得ることができる。また、少数の噴射ノズ
ルで大面積の板状材の塗装を短時間で塗装できる。
ズル2を一列に配置するようにしたが、この配列は必ず
しも一列である必要はなく、図6のように千鳥状に2列
或いはそれ以上に配置するようにしてもよい。また、噴
射ノズル2は、所定位置に固定される構造であってもよ
いが、図6に矢印で示すように、個々の噴射ノズル2が
一定の範囲内で前後、左右、上下に移動したり、或いは
前後左右または任意の方向に首振り移動したりするよう
にしてもよい。このように噴射ノズルを可動式にする
と、少数の噴射ノズルでも微細な絵柄模様や濃淡による
ぼかし効果を得ることができる。また、少数の噴射ノズ
ルで大面積の板状材の塗装を短時間で塗装できる。
【0036】前後左右などに移動可能にするには、噴射
ノズル相互が移動によって干渉しないようにすることが
必要である。そのため複数の噴射ノズルの配列構成は、
図6のように千鳥状にすると有利である。
ノズル相互が移動によって干渉しないようにすることが
必要である。そのため複数の噴射ノズルの配列構成は、
図6のように千鳥状にすると有利である。
【0037】上述した本発明の建材の製造方法および装
置は、表面に凹凸を有する板状材などの建材をはじめと
して、布、フィルム、自動車やコンテナの側面、上面な
どの産業資材の全般に適用することができる。これらの
なかでも特に建材に対して有効である。
置は、表面に凹凸を有する板状材などの建材をはじめと
して、布、フィルム、自動車やコンテナの側面、上面な
どの産業資材の全般に適用することができる。これらの
なかでも特に建材に対して有効である。
【0038】ここで建材とは、木材、石材、金属、セメ
ント、セラミックなどからなる外壁材、内壁材、外装
材、内装材などの建築材料をいう。更には、この建材に
は、瓦、スレート類、セメント類を混合成型した板状の
屋根材、内外装化粧部(破風、幕板)タイル、表札、看
板などの表示部材、窓ガラスなどの透明建材などを含む
ものとする。
ント、セラミックなどからなる外壁材、内壁材、外装
材、内装材などの建築材料をいう。更には、この建材に
は、瓦、スレート類、セメント類を混合成型した板状の
屋根材、内外装化粧部(破風、幕板)タイル、表札、看
板などの表示部材、窓ガラスなどの透明建材などを含む
ものとする。
【0039】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、スプレ
ーコーティング法により塗装を行うものであるが、塗料
噴射ノズルの噴射口の横断面を矩形形状とすることによ
り、均一な濃淡塗装を確実に、かつ簡便に行うことがで
きる。
ーコーティング法により塗装を行うものであるが、塗料
噴射ノズルの噴射口の横断面を矩形形状とすることによ
り、均一な濃淡塗装を確実に、かつ簡便に行うことがで
きる。
【図1】本発明の実施形態からなる塗装装置の概略図で
ある。
ある。
【図2】従来の塗料噴射ノズルの先端部形状を示す概略
平面図である。
平面図である。
【図3】図2の側面図である
【図4】本発明の塗料噴射ノズルの先端部形状の一例を
示す概略斜視図である。
示す概略斜視図である。
【図5】本発明の塗料噴射ノズルの一例を示す概略断面
図である。
図である。
【図6】本発明における塗料噴射ノズルの配列形態の一
例を示す概略図である。
例を示す概略図である。
1:搬送コンベア 2:噴射ノズル 3:凸部 4:溝部 5:計量部 6:エアーポンプ(送液手段) 9:塗料タンク 10:制御部 11,12,13:連結管 14:エアー源 15:ニードル弁 16:圧縮ばね 17:ノズルチップ 18,19:台形状の溝 20:ホルダー M:被塗装板材
Claims (9)
- 【請求項1】板状体または塗料噴射ノズルを相対的に移
動させて、前記板状体の表面に前記ノズルから塗料を吹
き付けて塗装する板状体の塗装方法において、前記ノズ
ルの噴射口の横断面を矩形状にし、該ノズルから前記板
状体に塗料を噴射させることを特徴とする板状体の塗装
方法。 - 【請求項2】請求項1の板状体の塗装方法において、前
記ノズル噴射口を前記板状体表面から上方5cm以内に
配置して塗装することを特徴とする板状体の塗装方法。 - 【請求項3】請求項1または2の板状体の塗装方法にお
いて、前記ノズルから前記板状体に塗料を噴射させる際
に、少なくとも1回は塗料の噴射を停止させて塗装する
ことを特徴とする板状体の塗装方法。 - 【請求項4】板状体または塗料噴射ノズルを相対的に移
動させつつ、上記ノズルから板状体に塗料を噴射して表
面に塗装面を有する板状体を製造する方法において、前
記ノズルとして、塗料噴射口の横断面形状が矩形状を有
するノズルを用いることを特徴とする板状体の製造方
法。 - 【請求項5】請求項4の板状体の製造方法において、前
記ノズル噴射口を前記板状体表面から上方5cm以内に
配置して噴射することにより板状体を製造することを特
徴とする板状体の製造方法。 - 【請求項6】板状体を搬送する搬送手段と、前記板状体
表面に塗料を噴射する塗装装置とを備えた板状体の製造
装置において、前記塗装装置は、塗料を貯蔵する塗料タ
ンクと、塗料を前記ノズルに供給する送液ポンプと、前
記送液ポンプからの供給量を制御する制御部と、塗料噴
射口の横断面形状が矩形状であるノズルとからなること
を特徴とする板状体の製造装置。 - 【請求項7】請求項6の板状体の製造装置において、前
記ノズルは、ノズル部材の表面と裏面とに台形状または
V形状の溝が、それぞれ一定の角度をもって交差するよ
うに穿設されており、かつ該それぞれの台形状またはV
形状の溝の交差部分が貫通されて横断面形状が矩形状を
有する塗料噴射口が形成されてなるものであることを特
徴とする板状体の製造装置。 - 【請求項8】請求項7の板状体の製造装置において、ノ
ズル部材の表面に穿設された台形状またはV形状の溝
は、表面側において溝の幅が広く、裏面側に向かって溝
の幅が狭くなるものであり、ノズル部材の裏面に穿設さ
れた台形状またはV形状の溝は、裏面側において溝幅が
広く、表面側に向かって溝幅が狭くなる形状を有し、該
それぞれの台形状またはV形状の溝の角度(αまたは
β)が15度〜45度の範囲内にあることを特徴とする
板状体の製造装置。 - 【請求項9】請求項7または8の板状体の製造装置にお
いて、前記ノズルの、表面と裏面のそれぞれの台形状ま
たはV形状の溝の交差角度(θ)が80度〜100度の
範囲内にあることを特徴とする板状体の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9166114A JPH1110039A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 板状体の塗装方法ならびに板状体の製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9166114A JPH1110039A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 板状体の塗装方法ならびに板状体の製造方法および製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1110039A true JPH1110039A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15825292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9166114A Pending JPH1110039A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 板状体の塗装方法ならびに板状体の製造方法および製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1110039A (ja) |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP9166114A patent/JPH1110039A/ja active Pending
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