JPH1110037A - 板状体の製造方法および製造装置 - Google Patents

板状体の製造方法および製造装置

Info

Publication number
JPH1110037A
JPH1110037A JP9164384A JP16438497A JPH1110037A JP H1110037 A JPH1110037 A JP H1110037A JP 9164384 A JP9164384 A JP 9164384A JP 16438497 A JP16438497 A JP 16438497A JP H1110037 A JPH1110037 A JP H1110037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
paint
nozzle
manufacturing
spray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9164384A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoyasu Kotani
仁康 小谷
Ichiro Kumo
雲  一郎
Koji Ogawa
耕司 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP9164384A priority Critical patent/JPH1110037A/ja
Publication of JPH1110037A publication Critical patent/JPH1110037A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スプレーコーティング法を組み合わせて使用す
ることにより塗装部と非塗装部の境界線をはっきりとさ
せ、かつ、塗装量の制御を容易にし、意匠性の高い、凹
凸面をもつ建材などに好適な板状体の製造方法および製
造装置を提供する。 【解決手段】板状体または塗料噴射ノズルを相対的に移
動させて、該板状体の表面に該塗料噴射ノズルから塗料
を吹き付けて塗装する板状体の製造方法において、前記
ノズルの噴射口を被塗装面に対向させて、少なくとも2
本の塗料噴射ノズルを前記板状体の搬送方向に略直列に
配置して塗装することを特徴とする板状体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凹凸面を有する板
状体をスプレーコーティング法により塗装する板状体の
製造方法および製造装置ならびに該製造方法および製造
装置によって得られる建材に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の外壁材や内装材などに使用する建
材には、意匠性や耐候性などの商品価値を向上する目的
で種々の塗装が施されている。このような建材に対する
塗装作業は、表面が平坦な建材の場合は比較的容易であ
るが、表面に2mm〜10mm程度の凹凸を有する建材
の場合は凹凸に応じて塗装量を変えることが必要であ
り、例えば複数色を塗装する場合は、第1色をカーテン
コーティング法またはスプレーコーティング法などによ
り全面塗装し、その後、他の色をローラーコーティング
法により凸面に塗装する方法が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの方法では凸
面がさらに凹凸している場合、ローラーコーティング法
では凸面上の凹部分は塗装できないという問題がある。
これを解消する方法として、本出願人は特願平8−22
4752号を提案し、これにより濃淡のぼかし塗装や微
細な絵柄模様の塗装などの高度の塗装が行えるようにな
った。
【0004】上記の被塗装面にノズルから塗料を吹き付
けて模様をつける塗料の粒子径は、送液手段(たとえば
ポンプ)によって制御される。たとえば、レンガ状の凹
凸を有する建材の場合において、目地部分は塗装しない
で、凸状の部分に濃淡をつける場合に、送液手段の噴出
量と霧化用エアーの供給圧力を制御することによって行
うが、塗料を霧化させて吹き付けるため、塗装部と非塗
装部の境界線がはっきりしないという欠点を有する。
【0005】本発明の目的は、スプレーコーティング法
を組み合わせて使用することにより塗装部と非塗装部の
境界線をはっきりとさせ、かつ、塗装量の制御を容易に
し、意匠性の高い、凹凸面をもつ建材などに好適な板状
体の製造方法および製造装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の板状体の製造方法および製造装置は、以下の構成
からなるものである。すなわち、 (1)板状体または塗料噴射ノズルを相対的に移動させ
て、該板状体の表面に該塗料噴射ノズルから塗料を吹き
付けて塗装する板状体の製造方法において、前記ノズル
の噴射口を被塗装面に対向させて、少なくとも2本の塗
料噴射ノズルを前記板状体の搬送方向に略直列に配置し
て塗装することを特徴とする板状体の製造方法。
【0007】(2)前記(1)の板状体の製造方法にお
いて、前記少なくとも2つのノズルのうち、最上流に位
置するノズルの板状体幅方向の噴射幅を広くし、下流側
のノズルの噴射幅は、上流側のノズルよりも狭くして塗
装することを特徴とする板状体の製造方法。
【0008】(3)前記(1)または(2)の板状体の
製造方法において、上流側のノズルは、エアーレススプ
レーノズルを用い、かつ、下流側のノズルは、エアース
プレーノズルを用いることを特徴とする板状体の製造方
法。
【0009】(4)前記(3)の板状体の製造方法にお
いて、下流側のエアースプレーノズルは、上流側のエア
ーレススプレーノズルの幅方向の配列ピッチよりも狭い
ピッチで幅方向に複数個配置して塗装することを特徴と
する板状体の製造方法。
【0010】(5)前記(2)〜(4)のいずれかの板
状体の製造方法において、上流側ノズルと下流側ノズル
の位置がお互いに入れ替わって配置して塗装することを
特徴とする板状体の製造方法。
【0011】(6)前記(1)〜(5)のいずれかの板
状体の製造方法において、板状体が建築材であることを
特徴とする板状体の製造方法。
【0012】(7)板状体または塗料噴射ノズルを相対
的に移動させて、該板状体の表面に該塗料噴射ノズルか
ら塗料を吹き付けて塗装する板状体の製造装置におい
て、前記ノズルの噴射口を被塗装面に対向させて、少な
くとも2本の塗料噴射ノズルを前記する板状体の搬送方
向に略直列に配置したことを特徴とする板状体の製造装
置。
【0013】(8)板状体を搬送するコンベアと、前記
板状体表面に塗料を噴射する塗装装置とを備えた板状体
の製造装置において、前記ノズルの噴射口を被塗装面に
対向させて、少なくとも2本の塗料噴射ノズルを前記す
る板状体の搬送方向に略直列に配置するとともに、前記
塗装装置は、第1塗料を貯蔵する第1塗料タンクと、第
1塗料を前記上流側ノズルに供給する第1送液ポンプ
と、前記第1送液ポンプからの供給量を制御する第1制
御部と、第2塗料を貯蔵する第2塗料タンクと、第2塗
料を前記下流側ノズルに供給する第2送液ポンプと、前
記第2送液ポンプからの供給量を制御する第2制御部
と、エアーレススプレーノズルを用いた上流側ノズル
と、エアースプレーノズルを用いた下流側ノズルとから
なることを特徴とする板状体の製造装置。
【0014】(9)前記(1)〜(8)のいずれかに記
載の板状体の製造方法または製造装置において塗装され
た建築材。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明において、エアースプレー
ノズル(以下、ASNと称する)の噴射量を制御するた
めに使用する送液手段としては、具体的にはポンプが好
ましく、特にシリンジポンプ、ギヤポンプ、ローラーポ
ンプ、などの精密で優れた計量性を有するものが好まし
い。ポンプに代表される送液手段は機械的に劣化する部
分が少ないため、電磁開閉バルブなどによる噴出量制御
手段と比較して長時間安定した稼働を行うことができ、
保守管理のインターバルを延長することができる。しか
も、精密な計量機能を有するため、精度の高い供給量の
制御を行うことができる。
【0016】一方、エアーレススプレーノズル(以下、
ALSNと称する)の噴射量を制御するために使用する
送液手段としては、塗料に高い圧力を加えて噴射させる
必要があるため、エアーポンプ、油圧ポンプなど容易に
高い圧力が得られるポンプを使用するのが好ましい。噴
射量は、ノズル噴射口の面積と塗料に加える圧力を制御
することにより調整できる。
【0017】噴射ノズルの配置としては、少なくとも2
本以上の噴射ノズルを搬送方向に略直列に配置している
のが好ましく、ALSNとASNを組み合わせるのが好
ましい。とくに、ALSNによる塗布は、霧化用のエア
ーを用いないため、塗装部と非塗装部の境界線がはっき
りとしており、板状体の凸部のみを均一塗装するのに適
している。しかし、模様によっては、ALSNとALS
N、ASNとASNを組み合わせても良い。2本以上の
噴射ノズルを組み合わせて配置することにより、1本目
の噴射ノズルで均一塗装した塗装面の上に、2本目以降
の噴射ノズルで噴射量を制御しながら塗装して微妙な濃
淡模様を得ることができる。また、1本目の噴射ノズル
で均一塗装した塗装面の上に、2本目以降の噴射ノズル
で霧化塗装を施し、意匠性の高い濃淡模様、絵柄模様、
ぼかし模様なども得ることができる。さらに、噴射ノズ
ル毎に塗料の色を変えて塗装することもでき、より高い
意匠性をもった模様をつくりだすことができる。
【0018】ALSNは、特に限定されるものでない
が、例えばノズルが矩形状構造のノズルを使用すること
ができる。このような構造であれば、楕円状と比較し角
部が直角になっているため、塗料詰まりが生じにくいと
いう利点がある。
【0019】また、ASNも特に限定されるものでない
が、例えばノズルが二重構造であり、内側の管に塗料、
外側の管に霧化用のエアーを通す構造のノズルなどを使
用することができる。このような構造であれば、霧化用
のエアーの供給圧力を変えることにより、霧化された滴
の粒子径を変えることができるので、より意匠性の高い
塗装が可能になる。
【0020】本発明に使用する噴射ノズルは、取付け位
置を固定にした構造にしてあってもよいが、また各々が
独立または互いに連動して上下、左右、前後に移動した
り、或いは、任意な方向に首振り移動する構成にしても
よい。
【0021】複数の噴射ノズルの位置を固定式にした場
合は配列ピッチが制限されるため、一層微細な絵柄模様
やぼかしによる濃淡を付す塗装を行う場合は膨大な数の
噴射ノズルが必要になる。しかし、噴射ノズルを可動式
にすると、個々の噴射ノズルの塗装範囲を広げることが
できるため、少数の噴射ノズルによって微細な絵柄模様
や濃淡のぼかし効果を得ることができる。また、少ない
数の噴射ノズルの配列で、大面積の板状体に対する塗装
を短時間で行うようにすることができる。
【0022】可動式の噴射ノズルを移動可能にする範囲
は、板材の水平方向へは50mm以内、好ましくは10
mm〜20mm、垂直方向へは200mm以内で好まし
くは80mm〜150mm、回転角度は90度以内で好
ましくは45度程度の範囲にすることが好ましい。可動
式噴射ノズルの駆動機構としては、例えばギヤ、ねじ、
スライダ、ピストンなどを適宜組み合わせればよい。ま
た、移動の制御方法は公知のシーケンサやパソコンなど
の制御機器を使用して行うことができる。
【0023】以下、図に示す本発明の実施形態を参照し
て具体的に説明する。
【0024】図1は、本発明に適用するスプレーコーテ
ィング法による建材の製造装置の一例を示し、1は搬送
コンベア、2は複数本が搬送コンベアの幅方向に1列に
配列されたASN、11は複数本が搬送コンベアの幅方
向に1列に配列されたALSN、Mは被塗装用の板状体
である。板状体Mは被塗装面が凹凸状になっており、表
面に多数のレンガのような凸部3を形成すると共に、そ
の周囲に縦横に区分する多数の溝4が設けられている。
【0025】搬送コンベア1は多数の板状体Mを一定の
間隔に載せて、矢印Fで示す方向に連続的に搬送するよ
うになっている。複数本の噴射ノズル2および11は、
搬送コンベア1の上方を横断するように列状に設けら
れ、それらの噴射口を搬送コンベア1およびその上に載
置された板状体Mの被塗装面に対面している。この実施
形態では、板状体Mは予め全面塗装されたものが搬送さ
れ、その全面塗装済み板状体Mの凸部3の表面だけを選
択的にASN2および/または、ALSN11から塗料
を噴射して塗装するようになっている。
【0026】1列に並べられた複数のASN2は、それ
ぞれが連結管7を介して計量部5内の個々のシリンジポ
ンプ6(送液手段)に連結され、また計量部5は複数の
シリンジポンプ6を一括するように連結管8を介して塗
料タンク9に連結されている。したがって、個々のシリ
ンジポンプ6は、それぞれが独立に塗料タンク9から必
要量の塗料を取り出して計量供給し、そのシリンジポン
プ6に対応する連結関係にあるエアースプレーノズル2
から噴射する。このシリンジポンプ6の塗料供給量は制
御部10の信号により制御されるようになっている。
【0027】ASN2は二重管構造であり、内側の管に
塗料、外側の管に霧化用のエアーを通すようになってい
る。シリンジポンプ6から供給される塗料は連結管7を
通してASN2の内側の管へ流れる。ASN2の外周側
の管へは、エアー供給源16から連結管17を通して、
各ASN2へ分岐された連結管18を通してエアーが供
給される。
【0028】ASN2の径は、内側管は0.5mm〜3
mm程度、外周管は1.5mm〜4mm程度のものがよ
いが、噴射量に応じて径を変更してもよい。エアーの供
給圧力は0.3MPa程度であれば綺麗に塗料が霧化さ
れる。また、図示していないが連結管18の途中に電動
バルブを設けて各々のASNの霧化状態を制御するよう
にしてもよい。
【0029】もう一方の1列に並べられたALSN11
は、それぞれが連結管12を介して計量部13内の個々
のエアーポンプ14(送液手段)に連結され、また計量
部13は複数のエアーポンプ14を一括するように連結
管15を介して塗料タンク19に連結されている。した
がって、個々のエアーポンプ14は、それぞれが独立に
塗料タンク19から必要量の塗料を取り出して計量供給
し、そのエアーポンプ14に対応する連結関係にあるA
LSN11から噴出する。このエアーポンプ14の塗料
供給量は制御部10の信号により制御されるようになっ
ている。
【0030】エアーポンプ14から供給される塗料は連
結管12を通してALSN11を通りエアーポンプ14
に戻り、常時塗料が循環している。ALSN11の噴射
口には、エアーにて移動できるニードル弁が内蔵されて
おり、エアー源20から連結管21を通して各ALSN
11へ分岐された連結管22を通してエアーが供給さ
れ、噴射口を開閉できる構造になっている。
【0031】ALSN11の矩形噴射口の寸法は、50
μm×100μm〜200μm×500μm程度のもの
がよいが、噴射量に応じて径を変更してもよい。また、
塗料の噴射圧力は0.2MPa〜5MPa程度であれば
綺麗に塗料をフィルムコート状に噴出させることができ
る。
【0032】図2は、ALSN11と複数のASN2を
組み合わせて設置した製造装置の一例を示す側面図であ
り、図3は、図2の一部を省略して示した平面図であ
る。ALSN11の塗布幅は、塗料の噴射圧力とALS
Nの取付高さにより変更することができるが、通常10
mm〜100mmの範囲内で使用するのが好ましい。一
方、ASN2の塗布幅も、ASN2の取付高さにより変
更することができるが、通常5mm〜30mmの範囲内
で使用するのが好ましい。
【0033】したがって、ALSN11とASN2を組
み合わせて均一な塗装を施すには、塗布幅の範囲をほぼ
同じとした方がよく、1本のALSN11に複数のAS
N2を組み合わせるのが好ましい。
【0034】板状体Mの凸部3に塗装を施すには、あら
かじめ決められたパターンを選択することにより、AL
SN11の塗料噴射量と、複数のASN2の塗料噴射
量、霧化圧力、噴射本数、噴射位置の組み合わせを選ぶ
ことができる。こうすることにより凸部3毎に濃淡塗装
を施したり、一ヶ所の凸部3の同一面内での濃淡塗装を
容易に施すことができる。また、絵柄塗装やぼかし塗装
なども施すことができる。
【0035】上述した実施形態では、単色の濃淡パター
ンを塗装する場合について説明したが、本発明は複数色
の塗装にも適用することができる。複数色の塗装に適用
する場合は、塗料タンク9に連結された計量部5と複数
のASN2からなる系列と塗料タンク19に連結された
計量部13と複数のALSN11からなる系列を、塗装
する複数の色だけ複数系列に構成し、これらを搬送コン
ベア1の搬送方向に沿って配置するようにすればよい。
【0036】もう一つの方法は、塗装装置を4台被塗装
板の搬送方向に複数配列する。そして各々の容器にはイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色の塗料を入れ
ておく。このように構成して4色の組み合わせにより自
由に色を表現できる。このようにすると少ないノズルセ
ットで多くの色を容易に表現できる。
【0037】また、図示の実施形態では、複数の噴射ノ
ズル2および11を一列に配置するようにしたが、この
配列は必ずしも一列である必要はなく、図4のように千
鳥状に2列或いはそれ以上に配置するようにしてもよ
い。また、噴射ノズル2および11は、所定位置に固定
される構造であってもよいが、図4に矢印で示すよう
に、個々の噴射ノズル2および11が一定の範囲内で前
後、左右、上下に移動したり、或いは前後左右または任
意の方向に首振り移動したりするようにしてもよい。こ
のように噴射ノズルを可動式にすると、少数の噴射ノズ
ルでも微細な絵柄模様や濃淡によるぼかし効果を得るこ
とができる。また、少数の噴射ノズルで大面積の板状体
の塗装を短時間で塗装できる。
【0038】前後左右などに移動可能にするには、噴射
ノズル相互が移動によって干渉しないようにすることが
必要である。そのため複数の噴射ノズルの配列構成は、
図4のように千鳥状にすると有利である。
【0039】上述した本発明の建材の製造方法および装
置は、表面に凹凸を有する板状体などの建材をはじめと
して、布、フィルム、自動車やコンテナの側面、上面な
どの産業資材の全般に適用することができる。これらの
なかでも特に建材に対して有効である。
【0040】ここで建材とは、木材、石材、金属、セメ
ント、セラミックなどからなる外壁材、内壁材、外装
材、内装材などの建築材料をいう。更には、この建材に
は、瓦、スレート類、セメント類を混合成型した板状の
屋根材、内外装化粧部(破風、幕板)タイル、表札、看
板などの表示部材、窓ガラスなどの透明建材などを含む
ものとする。
【0041】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、スプレ
ーコーティング法により塗装を行うものであるが、塗料
噴射ノズルを搬送方向に少なくとも2本設置することに
より、微妙な濃淡模様や意匠性の高い絵柄模様、ボカシ
模様を確実に、かつ簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態からなる塗装装置の概略図で
ある。
【図2】本発明の塗料噴射ノズルを組み合わせた装置の
概略側面図である。
【図3】図2の一部を省略した本発明の塗料噴射ノズル
を組み合わせた装置の概略平面図である。
【図4】本発明における塗料噴射ノズルの配列形態を示
す概略図である。
【符号の説明】
1:搬送コンベア 2、11:噴射ノズル 3:凸部 4:溝部 5、13:計量部 6:シリンジポンプ(送液手段) 9,19:塗料タンク 10:制御部 14:エアーポンプ(送液手段) 16,20:エアー源 M:被塗装板材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状体または塗料噴射ノズルを相対的に移
    動させて、該板状体の表面に該塗料噴射ノズルから塗料
    を吹き付けて塗装する板状体の製造方法において、前記
    ノズルの噴射口を被塗装面に対向させて、少なくとも2
    本の塗料噴射ノズルを前記板状体の搬送方向に略直列に
    配置して塗装することを特徴とする板状体の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1の板状体の製造方法において、前
    記少なくとも2つのノズルのうち、最上流に位置するノ
    ズルの板状体幅方向の噴射幅を広くし、下流側のノズル
    の噴射幅は、上流側のノズルよりも狭くして塗装するこ
    とを特徴とする板状体の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2の板状体の製造方法にお
    いて、上流側のノズルは、エアーレススプレーノズルを
    用い、かつ、下流側のノズルは、エアースプレーノズル
    を用いることを特徴とする板状体の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項3の板状体の製造方法において、下
    流側のエアースプレーノズルは、上流側のエアーレスス
    プレーノズルの幅方向の配列ピッチよりも狭いピッチで
    幅方向に複数個配置して塗装することを特徴とする板状
    体の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項2〜4のいずれかの板状体の製造方
    法において、上流側ノズルと下流側ノズルの位置がお互
    いに入れ替わって配置して塗装することを特徴とする板
    状体の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかの板状体の製造方
    法において、板状体が建築材であることを特徴とする板
    状体の製造方法。
  7. 【請求項7】板状体または塗料噴射ノズルを相対的に移
    動させて、該板状体の表面に該塗料噴射ノズルから塗料
    を吹き付けて塗装する板状体の製造装置において、前記
    ノズルの噴射口を被塗装面に対向させて、少なくとも2
    本の塗料噴射ノズルを前記する板状体の搬送方向に略直
    列に配置したことを特徴とする板状体の製造装置。
  8. 【請求項8】板状体を搬送するコンベアと、前記板状体
    表面に塗料を噴射する塗装装置とを備えた板状体の製造
    装置において、前記ノズルの噴射口を被塗装面に対向さ
    せて、少なくとも2本の塗料噴射ノズルを前記する板状
    体の搬送方向に略直列に配置するとともに、前記塗装装
    置は、第1塗料を貯蔵する第1塗料タンクと、第1塗料
    を前記上流側ノズルに供給する第1送液ポンプと、前記
    第1送液ポンプからの供給量を制御する第1制御部と、
    第2塗料を貯蔵する第2塗料タンクと、第2塗料を前記
    下流側ノズルに供給する第2送液ポンプと、前記第2送
    液ポンプからの供給量を制御する第2制御部と、エアー
    レススプレーノズルを用いた上流側ノズルと、エアース
    プレーノズルを用いた下流側ノズルとからなることを特
    徴とする板状体の製造装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載の板状体の
    製造方法または製造装置において塗装された建築材。
JP9164384A 1997-06-20 1997-06-20 板状体の製造方法および製造装置 Pending JPH1110037A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9164384A JPH1110037A (ja) 1997-06-20 1997-06-20 板状体の製造方法および製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9164384A JPH1110037A (ja) 1997-06-20 1997-06-20 板状体の製造方法および製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1110037A true JPH1110037A (ja) 1999-01-19

Family

ID=15792113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9164384A Pending JPH1110037A (ja) 1997-06-20 1997-06-20 板状体の製造方法および製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1110037A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008108978A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Matsushita Electric Works Ltd 立体回路基板の絶縁膜形成方法および絶縁膜形成装置
KR100909759B1 (ko) 2001-11-30 2009-07-29 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 연료 전지용 전극의 제조 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100909759B1 (ko) 2001-11-30 2009-07-29 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 연료 전지용 전극의 제조 방법
JP2008108978A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Matsushita Electric Works Ltd 立体回路基板の絶縁膜形成方法および絶縁膜形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108212574A (zh) 在待涂布表面涂布涂料的涂布头和包括涂布头的涂布系统
US20040217202A1 (en) Airless conformal coating apparatus and method
JPH10235247A (ja) 建築材の塗装方法及びその装置
JP3833792B2 (ja) 多彩色模様塗装を施す塗装装置及び塗装方法
JPH1110037A (ja) 板状体の製造方法および製造装置
JPH1110038A (ja) 板状体の製造方法および製造装置
US5360645A (en) Apparatus and method for coating a material onto a planar substrate
JP2000024578A (ja) 建築板の塗装方法
JPH11608A (ja) 無機建材の塗装方法
JPH1110039A (ja) 板状体の塗装方法ならびに板状体の製造方法および製造装置
JP3357305B2 (ja) 丸吹きスプレーガン用アダプター
JPH1099747A (ja) 建材の製造方法および装置
JPH10263467A (ja) 建築板の塗装方法及び塗装装置
JP2005199181A (ja) 塗装装置
JPH1066913A (ja) 凹凸面をもつ板状材の塗装方法および装置
JP3326493B2 (ja) 混色塗装方法及び混色塗装装置
JP2784529B2 (ja) 化粧建築板の塗装方法
JP2005279518A (ja) 基板の塗装方法
JPH10113593A (ja) 建材の製造方法および装置
JP2007000705A (ja) 模様塗膜を有する壁パネルとその塗装方法
JP4440733B2 (ja) 粉体塗装方法
JPH09201564A (ja) 建築板の塗装方法
JP2001113211A (ja) 塗装装置
JP3217995B2 (ja) 基板の塗装方法
JP4428475B2 (ja) 外壁材の塗装方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees