JPH1099444A - 石灰化した病変部を開通させる振動ステント - Google Patents
石灰化した病変部を開通させる振動ステントInfo
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- JPH1099444A JPH1099444A JP2351897A JP2351897A JPH1099444A JP H1099444 A JPH1099444 A JP H1099444A JP 2351897 A JP2351897 A JP 2351897A JP 2351897 A JP2351897 A JP 2351897A JP H1099444 A JPH1099444 A JP H1099444A
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/22—Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
- A61B17/22004—Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic shock waves
- A61B17/22012—Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic shock waves in direct contact with, or very close to, the obstruction or concrement
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/95—Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts
- A61F2/958—Inflatable balloons for placing stents or stent-grafts
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/10—Balloon catheters
- A61M25/104—Balloon catheters used for angioplasty
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、振動エネルギを用いて、石灰化し
た病変部を開通させることができるカテーテル/ステン
ト組立体を提供することにある。 【解決手段】 振動エネルギを用いて石灰化した病変部
(43)を開通させる血管内カテーテル/ステント供給
システム。バルーン部分(13)上に取り付けられる拡
大可能なステント(40)を備えたカテーテルは、振動
エネルギを、ステントを介して石灰化した病変部に搬送
し、PTCA手術中に、病変部を横切ることおよび病変
部の拡張を容易にする。振動エネルギ源(53)は、振
動エネルギを、可撓性ワイヤ(50)を介してステント
に伝達し、ステントは、石灰化した病変部に振動エネル
ギを供給して病変部の少なくとも一部を粉砕し、体管腔
を横切ることおよび体管腔の拡張を補助する。
た病変部を開通させることができるカテーテル/ステン
ト組立体を提供することにある。 【解決手段】 振動エネルギを用いて石灰化した病変部
(43)を開通させる血管内カテーテル/ステント供給
システム。バルーン部分(13)上に取り付けられる拡
大可能なステント(40)を備えたカテーテルは、振動
エネルギを、ステントを介して石灰化した病変部に搬送
し、PTCA手術中に、病変部を横切ることおよび病変
部の拡張を容易にする。振動エネルギ源(53)は、振
動エネルギを、可撓性ワイヤ(50)を介してステント
に伝達し、ステントは、石灰化した病変部に振動エネル
ギを供給して病変部の少なくとも一部を粉砕し、体管腔
を横切ることおよび体管腔の拡張を補助する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くは、拡張カテ
ーテルを用いて病変部を横切りかつ病変部領域を拡張し
て動脈への血流を復活させる経皮的冠動脈内腔拡張手術
(PTCA)に関する。より詳しくは、本発明は、石灰
化した病変部を横切ること(crossing) および拡張を補
助する振動エネルギを与えるカテーテル/ステント組立
体に関する。
ーテルを用いて病変部を横切りかつ病変部領域を拡張し
て動脈への血流を復活させる経皮的冠動脈内腔拡張手術
(PTCA)に関する。より詳しくは、本発明は、石灰
化した病変部を横切ること(crossing) および拡張を補
助する振動エネルギを与えるカテーテル/ステント組立
体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な経皮的冠動脈内腔拡張手術で
は、予成形遠位先端部を備えたガイドカテーテルが、患
者の心血管系内に経皮的に導入され、予成形遠位先端部
が所望の冠動脈の口に隣接する大動脈内に配置されるま
で前進される。ガイドカテーテルは、近位端部から捩じ
られ(すなわちトルクが加えられ)、その遠位先端部が
回転されて冠動脈口内に案内される。遠位端部にバルー
ンを備えた拡張カテーテルおよび該拡張カテーテルの内
部管孔内に摺動可能に配置されるガイドワイヤが、ガイ
ドカテーテルを通ってその遠位先端部まで導入されかつ
案内される。ガイドワイヤの遠位先端部は、通常、ガイ
ドワイヤが拡張カテーテルと一緒にガイドカテーテル内
に導入される前に手で成形される。ガイドワイヤは、最
初に、ガイドカテーテルの遠位先端部から出て患者の冠
動脈内に前進され、次に、患者の体外に出ているガイド
ワイヤの近位端部にトルクが加えられ、ガイドワイヤの
成形された遠位端部が所望の動脈に入るまでガイドワイ
ヤが冠動脈構造(coronary anatomy)内で前進されると
きに、ガイドワイヤの湾曲した(すなわち成形された)
遠位端部を案内する。選択された動脈内でのガイドワイ
ヤの前進は、ガイドワイヤの遠位端部が、拡張すべき病
変部を横切るまで続けられる。次に、拡張カテーテルの
遠位端部のバルーンが病変部を横切って適正に配置され
るまで、拡張カテーテルが、前に前進されているガイド
ワイヤ上で、ガイドカテーテルの遠位先端部から出て前
進される。ひとたび適正に配置されたならば、拡張バル
ーンは、比較的高圧(例えば、3.95〜11.84 バール(4
〜12気圧))の放射線不透液で所定サイズに膨張さ
れ、病変動脈の狭窄領域を拡張する。次にバルーンを収
縮させると、拡張された狭窄領域から拡張カテーテルを
取り出すことができかつ拡張された動脈を通る血流が再
開される。
は、予成形遠位先端部を備えたガイドカテーテルが、患
者の心血管系内に経皮的に導入され、予成形遠位先端部
が所望の冠動脈の口に隣接する大動脈内に配置されるま
で前進される。ガイドカテーテルは、近位端部から捩じ
られ(すなわちトルクが加えられ)、その遠位先端部が
回転されて冠動脈口内に案内される。遠位端部にバルー
ンを備えた拡張カテーテルおよび該拡張カテーテルの内
部管孔内に摺動可能に配置されるガイドワイヤが、ガイ
ドカテーテルを通ってその遠位先端部まで導入されかつ
案内される。ガイドワイヤの遠位先端部は、通常、ガイ
ドワイヤが拡張カテーテルと一緒にガイドカテーテル内
に導入される前に手で成形される。ガイドワイヤは、最
初に、ガイドカテーテルの遠位先端部から出て患者の冠
動脈内に前進され、次に、患者の体外に出ているガイド
ワイヤの近位端部にトルクが加えられ、ガイドワイヤの
成形された遠位端部が所望の動脈に入るまでガイドワイ
ヤが冠動脈構造(coronary anatomy)内で前進されると
きに、ガイドワイヤの湾曲した(すなわち成形された)
遠位端部を案内する。選択された動脈内でのガイドワイ
ヤの前進は、ガイドワイヤの遠位端部が、拡張すべき病
変部を横切るまで続けられる。次に、拡張カテーテルの
遠位端部のバルーンが病変部を横切って適正に配置され
るまで、拡張カテーテルが、前に前進されているガイド
ワイヤ上で、ガイドカテーテルの遠位先端部から出て前
進される。ひとたび適正に配置されたならば、拡張バル
ーンは、比較的高圧(例えば、3.95〜11.84 バール(4
〜12気圧))の放射線不透液で所定サイズに膨張さ
れ、病変動脈の狭窄領域を拡張する。次にバルーンを収
縮させると、拡張された狭窄領域から拡張カテーテルを
取り出すことができかつ拡張された動脈を通る血流が再
開される。
【0003】血管形成術のためのカテーテル、拡張カテ
ーテル、ガイドワイヤおよびその他の器具の詳細が、米
国特許第4,323,071 号(Simpson-Robert)、第4,439,18
5 号(Lundquist)、第4,468,224 号(Enzmann 等)、第
4,516,972 号(Samson)、第4,438,622 号(Samson
等)、第4,554,929 号(Samson等)、第4,582,185 号
(Samson)、第4,616,652 号(Simpson)、第4,638,805
号(Powell)、第4,748,986号(Morrison等)、第4,89
8,577 号(Badger等)および特願昭63-324787 (Taylor
等)に開示されている。最近、バルーン拡張カテーテル
について注目すべき幾つかの改良がなされている。この
ような1つの改良(一般に、迅速交換カテーテルと呼ば
れている)が日本国特許第63288167号に開示されてお
り、これによれば、カテーテル本体の遠位セクション内
に少なくとも約10cmの長さの短いスリーブすなわち内
部管孔が設けられており、該スリーブすなわち内部管孔
は、バルーンより近位側の第1ポートからカテーテルの
遠位端部の第2ポートまで延びておりかつガイドワイヤ
を摺動可能に受け入れるようになっている。近位ポート
は、カテーテルの遠位端部から約10〜40cmの範囲内
の位置に設けられている。カテーテル本体には、近位ポ
ートから、バルーンの近位端部より近位側の位置まで延
びるスリットを設け、患者の体外に延びたガイドワイヤ
の近位端部からカテーテルを容易に取り出すことができ
るようにするのが好ましい。
ーテル、ガイドワイヤおよびその他の器具の詳細が、米
国特許第4,323,071 号(Simpson-Robert)、第4,439,18
5 号(Lundquist)、第4,468,224 号(Enzmann 等)、第
4,516,972 号(Samson)、第4,438,622 号(Samson
等)、第4,554,929 号(Samson等)、第4,582,185 号
(Samson)、第4,616,652 号(Simpson)、第4,638,805
号(Powell)、第4,748,986号(Morrison等)、第4,89
8,577 号(Badger等)および特願昭63-324787 (Taylor
等)に開示されている。最近、バルーン拡張カテーテル
について注目すべき幾つかの改良がなされている。この
ような1つの改良(一般に、迅速交換カテーテルと呼ば
れている)が日本国特許第63288167号に開示されてお
り、これによれば、カテーテル本体の遠位セクション内
に少なくとも約10cmの長さの短いスリーブすなわち内
部管孔が設けられており、該スリーブすなわち内部管孔
は、バルーンより近位側の第1ポートからカテーテルの
遠位端部の第2ポートまで延びておりかつガイドワイヤ
を摺動可能に受け入れるようになっている。近位ポート
は、カテーテルの遠位端部から約10〜40cmの範囲内
の位置に設けられている。カテーテル本体には、近位ポ
ートから、バルーンの近位端部より近位側の位置まで延
びるスリットを設け、患者の体外に延びたガイドワイヤ
の近位端部からカテーテルを容易に取り出すことができ
るようにするのが好ましい。
【0004】本願の譲受人(Advanced Cardiovascular
Systems, Inc.)により市販されている他の改良器具とし
て、動脈切開部その他の動脈損傷部を長期間拡張してお
くことができる灌流形拡張カテーテルがある。これらの
灌流形カテーテルは、バルーンより近位側のカテーテル
本体の少なくとも一部を形成する壁に設けられた複数の
灌流ポートを有し、該灌流ポートは、カテーテル本体の
遠位端部まで延びている内部管孔と流体連通している。
バルーンより遠位側のカテーテル本体には、該本体の遠
位端部まで延びている内部管孔と流体連通する複数の灌
流ポートを設けるのが好ましい。狭窄を拡張すべく拡張
カテーテルの遠位端部のバルーンを膨張させたとき、動
脈または大動脈或いはこれらの両者の酸化血が、冠動脈
構造内の拡張カテーテルの位置に基づいて、カテーテル
本体の近位灌流ポートから、内部管孔を通り、遠位灌流
ポートから強制的に排出される。これにより、膨張した
バルーンより下流側に酸化血が供給され、従って、カテ
ーテルより遠位側の組織の虚血状態が防止または最小に
なり、従って長期間拡張が行なえる。このため、虚血状
態を防止または最小にすべく、カテーテルより遠位側の
組織に充分な量の酸化血が流れるようにするには、灌流
ポートおよび内部管孔のサイズ決めに注意を払うべきで
ある。一般に、商業的に入手できる灌流カテーテルは、
バルーンの内部を通って延びる内部管状部材のサイズの
ため外形が比較的大きく、このため、種々の遠位冠動脈
位置での使用が妨げられる。
Systems, Inc.)により市販されている他の改良器具とし
て、動脈切開部その他の動脈損傷部を長期間拡張してお
くことができる灌流形拡張カテーテルがある。これらの
灌流形カテーテルは、バルーンより近位側のカテーテル
本体の少なくとも一部を形成する壁に設けられた複数の
灌流ポートを有し、該灌流ポートは、カテーテル本体の
遠位端部まで延びている内部管孔と流体連通している。
バルーンより遠位側のカテーテル本体には、該本体の遠
位端部まで延びている内部管孔と流体連通する複数の灌
流ポートを設けるのが好ましい。狭窄を拡張すべく拡張
カテーテルの遠位端部のバルーンを膨張させたとき、動
脈または大動脈或いはこれらの両者の酸化血が、冠動脈
構造内の拡張カテーテルの位置に基づいて、カテーテル
本体の近位灌流ポートから、内部管孔を通り、遠位灌流
ポートから強制的に排出される。これにより、膨張した
バルーンより下流側に酸化血が供給され、従って、カテ
ーテルより遠位側の組織の虚血状態が防止または最小に
なり、従って長期間拡張が行なえる。このため、虚血状
態を防止または最小にすべく、カテーテルより遠位側の
組織に充分な量の酸化血が流れるようにするには、灌流
ポートおよび内部管孔のサイズ決めに注意を払うべきで
ある。一般に、商業的に入手できる灌流カテーテルは、
バルーンの内部を通って延びる内部管状部材のサイズの
ため外形が比較的大きく、このため、種々の遠位冠動脈
位置での使用が妨げられる。
【0005】血管内カテーテル、特に冠動脈形成術カテ
ーテルの分野において現在行なわれている主要な研究開
発は、これらのカテーテルの外形すなわち横断面寸法を
小さくし、該カテーテルの特に遠位部分の押込み可能性
(pushability)を損なうことなく可撓性を増大させるこ
とである。押込み可能性を殆どまたは全く損なうことな
く外形を小さくできれば、拡張カテーテルを患者の冠動
脈系内に更に深く前進させかつ非常に狭い(タイト)な
病変部を横切ることが可能になる。上記方法および器具
は、殆どの場合、PTCAを遂行するのに適しているけ
れども、特に従来技術の小形(low-profile)カテーテル
を用いてPTCA手術を行なうことを妨げるか、少なく
とも極めて困難にする或る条件がある。例えば、冠動脈
の狭窄(すなわち病変部)がほぼ全閉塞である場合、ま
たはプラク(plaque)が石灰化していて、殆どすべての
血流を本質的に遮断している場合には、慣用的なガイド
ワイヤおよび拡張カテーテルは狭窄を横切ることはでき
ない。医者が、ガイドワイヤまたは拡張カテーテルをプ
ラクを通して押し込もうと試みる場合にも面倒な問題が
生じる。多くの場合、プラクは、血液が通ることができ
る1つの開口のみを有するが、プラクには多数の裂溝が
ある。医者が狭い病変部を通してガイドワイヤを押し込
もうと試みるとき、ガイドワイヤが血液の流路ではなく
裂溝の1つに従って進むと、動脈に孔を穿けてしまうこ
とがある。ガイドワイヤおよびバルーンが狭窄を横切る
ことができると仮定しても、硬い病変部にカルシウムが
存在することがあり、病変部に「クラック」を入れて血
流を復元させるには非常に高いバルーン圧力を必要とす
る。
ーテルの分野において現在行なわれている主要な研究開
発は、これらのカテーテルの外形すなわち横断面寸法を
小さくし、該カテーテルの特に遠位部分の押込み可能性
(pushability)を損なうことなく可撓性を増大させるこ
とである。押込み可能性を殆どまたは全く損なうことな
く外形を小さくできれば、拡張カテーテルを患者の冠動
脈系内に更に深く前進させかつ非常に狭い(タイト)な
病変部を横切ることが可能になる。上記方法および器具
は、殆どの場合、PTCAを遂行するのに適しているけ
れども、特に従来技術の小形(low-profile)カテーテル
を用いてPTCA手術を行なうことを妨げるか、少なく
とも極めて困難にする或る条件がある。例えば、冠動脈
の狭窄(すなわち病変部)がほぼ全閉塞である場合、ま
たはプラク(plaque)が石灰化していて、殆どすべての
血流を本質的に遮断している場合には、慣用的なガイド
ワイヤおよび拡張カテーテルは狭窄を横切ることはでき
ない。医者が、ガイドワイヤまたは拡張カテーテルをプ
ラクを通して押し込もうと試みる場合にも面倒な問題が
生じる。多くの場合、プラクは、血液が通ることができ
る1つの開口のみを有するが、プラクには多数の裂溝が
ある。医者が狭い病変部を通してガイドワイヤを押し込
もうと試みるとき、ガイドワイヤが血液の流路ではなく
裂溝の1つに従って進むと、動脈に孔を穿けてしまうこ
とがある。ガイドワイヤおよびバルーンが狭窄を横切る
ことができると仮定しても、硬い病変部にカルシウムが
存在することがあり、病変部に「クラック」を入れて血
流を復元させるには非常に高いバルーン圧力を必要とす
る。
【0006】ガイドワイヤが狭い病変部を横切ることが
できると仮定しても、拡張カテーテルが病変部を横切る
ことができるとの保証はない。また、拡張カテーテルが
病変部を横切ることができるとしても、拡張バルーンを
高圧で膨張させることは困難であり、或いは患者にとっ
て危険でもある。従来技術の器具は、ガイドワイヤおよ
びカテーテルを引き出し、次に心肺バイパス手術のよう
な別の手術を考えること以外に、狭い病変部についての
この問題に何らの解決も与えない。
できると仮定しても、拡張カテーテルが病変部を横切る
ことができるとの保証はない。また、拡張カテーテルが
病変部を横切ることができるとしても、拡張バルーンを
高圧で膨張させることは困難であり、或いは患者にとっ
て危険でもある。従来技術の器具は、ガイドワイヤおよ
びカテーテルを引き出し、次に心肺バイパス手術のよう
な別の手術を考えること以外に、狭い病変部についての
この問題に何らの解決も与えない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ほぼ閉塞さ
れた動脈を横切ることができ、かつバルーンが、石灰化
した病変部をより容易にかつより低圧で拡張できるよう
に設計されている。
れた動脈を横切ることができ、かつバルーンが、石灰化
した病変部をより容易にかつより低圧で拡張できるよう
に設計されている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、石灰化した病
変部を、振動エネルギを用いて開通させることができる
カテーテル/ステント組立体を提供する。本発明の血管
内カテーテル組立体は、近位端部および遠位端部を備え
た細長い管状部材と、前記遠位端部の近くの拡大可能部
材(バルーン)とを有している。バルーン上には血管内
ステントが取り付けられかつ第1収縮状態にクリンプさ
れる。バルーンおよびステントは、横切ることが困難で
かつ石灰化すなわち硬化したプラクが形成された狭窄領
域に配置される。ワイヤのような細長い可撓性部材が、
患者の体外からカテーテルを通って配置され、可撓性部
材の遠位端部はステントの近くまたはステントに接触す
るように位置決めされる。患者の体外の振動エネルギ源
が、可撓性ワイヤを介して、振動エネルギをステントに
供給する。ステントに伝達された振動エネルギは、硬化
したプラクを振動させ、カテーテル組立体のバルーン/
ステント部分が病変部を容易に拡張できるようにする。
プラクは、振動によって小さな粒子に部分的に破壊また
は粉砕され、増大した血流と共に運び出される。
変部を、振動エネルギを用いて開通させることができる
カテーテル/ステント組立体を提供する。本発明の血管
内カテーテル組立体は、近位端部および遠位端部を備え
た細長い管状部材と、前記遠位端部の近くの拡大可能部
材(バルーン)とを有している。バルーン上には血管内
ステントが取り付けられかつ第1収縮状態にクリンプさ
れる。バルーンおよびステントは、横切ることが困難で
かつ石灰化すなわち硬化したプラクが形成された狭窄領
域に配置される。ワイヤのような細長い可撓性部材が、
患者の体外からカテーテルを通って配置され、可撓性部
材の遠位端部はステントの近くまたはステントに接触す
るように位置決めされる。患者の体外の振動エネルギ源
が、可撓性ワイヤを介して、振動エネルギをステントに
供給する。ステントに伝達された振動エネルギは、硬化
したプラクを振動させ、カテーテル組立体のバルーン/
ステント部分が病変部を容易に拡張できるようにする。
プラクは、振動によって小さな粒子に部分的に破壊また
は粉砕され、増大した血流と共に運び出される。
【0009】振動エネルギは、連続エネルギ、パルスエ
ネルギまたは不規則かつ非反復的なエネルギ波を供給す
る超音波エネルギにより、可撓性ワイヤ従ってステント
に供給される。また、振動エネルギ源は、可撓性ワイヤ
を介してエネルギをステント従ってプラク領域に伝達す
るための、充分に高い周波数の振動を発生する機械装置
で構成することもできる。バルーンおよびステントが病
変部を横切りかつステントが冠動脈内に移植された後
に、移植されたステントから可撓性ワイヤを取り外して
カテーテル組立体をワイヤと一緒に患者から引き出すこ
とができるように、可撓性ワイヤは、ステントに着脱可
能に取り付けられるのが好ましい。一実施形態では、振
動エネルギはオーディオ音発生装置により発生され、オ
ーディオ音発生装置は、カテーテルの膨張管孔内の膨張
流体を介して音波を伝達する。膨張流体が膨張管孔内お
よび部分的にバルーン内に注入された後、オーディオエ
ネルギ源は、膨張流体およびバルーン、従って該バルー
ンに取り付けられたステントに振動エネルギを供給す
る。振動エネルギは、バルーンおよびステントがプラク
にクラックを入れて一層容易に病変部を拡張できるよう
にし、かつこのプロセスでプラクの一部を粉砕すること
もできる。
ネルギまたは不規則かつ非反復的なエネルギ波を供給す
る超音波エネルギにより、可撓性ワイヤ従ってステント
に供給される。また、振動エネルギ源は、可撓性ワイヤ
を介してエネルギをステント従ってプラク領域に伝達す
るための、充分に高い周波数の振動を発生する機械装置
で構成することもできる。バルーンおよびステントが病
変部を横切りかつステントが冠動脈内に移植された後
に、移植されたステントから可撓性ワイヤを取り外して
カテーテル組立体をワイヤと一緒に患者から引き出すこ
とができるように、可撓性ワイヤは、ステントに着脱可
能に取り付けられるのが好ましい。一実施形態では、振
動エネルギはオーディオ音発生装置により発生され、オ
ーディオ音発生装置は、カテーテルの膨張管孔内の膨張
流体を介して音波を伝達する。膨張流体が膨張管孔内お
よび部分的にバルーン内に注入された後、オーディオエ
ネルギ源は、膨張流体およびバルーン、従って該バルー
ンに取り付けられたステントに振動エネルギを供給す
る。振動エネルギは、バルーンおよびステントがプラク
にクラックを入れて一層容易に病変部を拡張できるよう
にし、かつこのプロセスでプラクの一部を粉砕すること
もできる。
【0010】狭窄領域の拡張を補助するのに振動エネル
ギを使用する好ましい方法では、ステントが取り付けら
れたカテーテルが、最初に狭窄領域内に配置される。ス
テントがカテーテルのバルーン部分の上で収縮状態にあ
る間に、振動エネルギ源がステントに供給され、これに
より、振動エネルギの少なくとも一部が、ステントを介
して狭窄領域に伝達される。狭窄領域が破壊され始め
て、カテーテルおよびステントの遠位端部のための開口
が大きくなると、カテーテルを前進させることができ、
これにより、バルーンおよびステントを狭窄領域内に完
全に位置決めできる。振動エネルギを連続的に供給する
と、バルーンおよびステントの拡大および体管腔の開通
が容易になり、血液が体管腔を通って流れることができ
るようになる。手術の終わりに、カテーテルのバルーン
部分が収縮され、カテーテルおよびバルーンが体管腔か
ら引き出される。ステントは移植された状態に残され
て、体管腔の開通性を保持する。
ギを使用する好ましい方法では、ステントが取り付けら
れたカテーテルが、最初に狭窄領域内に配置される。ス
テントがカテーテルのバルーン部分の上で収縮状態にあ
る間に、振動エネルギ源がステントに供給され、これに
より、振動エネルギの少なくとも一部が、ステントを介
して狭窄領域に伝達される。狭窄領域が破壊され始め
て、カテーテルおよびステントの遠位端部のための開口
が大きくなると、カテーテルを前進させることができ、
これにより、バルーンおよびステントを狭窄領域内に完
全に位置決めできる。振動エネルギを連続的に供給する
と、バルーンおよびステントの拡大および体管腔の開通
が容易になり、血液が体管腔を通って流れることができ
るようになる。手術の終わりに、カテーテルのバルーン
部分が収縮され、カテーテルおよびバルーンが体管腔か
ら引き出される。ステントは移植された状態に残され
て、体管腔の開通性を保持する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の上記および他の長所は、
添付図面に関連して述べる以下の詳細な説明から明らか
になるであろう。図1は、動脈位置の喪失を回避すべ
く、ガイドワイヤが患者の動脈系内の所定位置に留まっ
ている間にカテーテルの交換ができる、PTCA手術に
使用するための従来技術の迅速交換形拡張カテーテル1
0を示す。この拡張カテーテル10は、狭い病変部また
は部分的に閉塞した病変部を開通させるのに使用される
形式の典型的なカテーテルである。図2に示す従来技術
の他のカテーテルも狭い病変部を開通させることがで
き、かつPTCA手術中にカテーテルのバルーン部分が
拡大される間に血液を灌流できるという別の特徴を有し
ている。従来技術のカテーテルが狭い病変部または硬化
した病変部を拡大すなわち開通させることができない場
合には、本発明を使用できる。
添付図面に関連して述べる以下の詳細な説明から明らか
になるであろう。図1は、動脈位置の喪失を回避すべ
く、ガイドワイヤが患者の動脈系内の所定位置に留まっ
ている間にカテーテルの交換ができる、PTCA手術に
使用するための従来技術の迅速交換形拡張カテーテル1
0を示す。この拡張カテーテル10は、狭い病変部また
は部分的に閉塞した病変部を開通させるのに使用される
形式の典型的なカテーテルである。図2に示す従来技術
の他のカテーテルも狭い病変部を開通させることがで
き、かつPTCA手術中にカテーテルのバルーン部分が
拡大される間に血液を灌流できるという別の特徴を有し
ている。従来技術のカテーテルが狭い病変部または硬化
した病変部を拡大すなわち開通させることができない場
合には、本発明を使用できる。
【0012】図3〜図7には、振動エネルギを使用する
カテーテル/ステントシステムの好ましい実施形態が示
されている。概略的に、カテーテル10は、細長いカテ
ーテルシャフト11と、該カテーテルシャフトの近位端
部から遠位部分の膨張可能バルーン13の内部に膨張流
体を導くことができる膨張管孔12と、カテーテルシャ
フト11の近位端部から遠位端部の第1ガイドワイヤポ
ート15までカテーテルシャフト内で延びているガイド
ワイヤ受入れ内部管孔14とを有している。少なくとも
カテーテルシャフト11の一部を形成する壁の、カテー
テルシャフトの遠位端部から約10〜50cmの位置(近
位端部からは大きな距離を隔てた位置)には第2ガイド
ワイヤポート16が設けられており、該ポート16もガ
イドワイヤ管孔14と連通している。
カテーテル/ステントシステムの好ましい実施形態が示
されている。概略的に、カテーテル10は、細長いカテ
ーテルシャフト11と、該カテーテルシャフトの近位端
部から遠位部分の膨張可能バルーン13の内部に膨張流
体を導くことができる膨張管孔12と、カテーテルシャ
フト11の近位端部から遠位端部の第1ガイドワイヤポ
ート15までカテーテルシャフト内で延びているガイド
ワイヤ受入れ内部管孔14とを有している。少なくとも
カテーテルシャフト11の一部を形成する壁の、カテー
テルシャフトの遠位端部から約10〜50cmの位置(近
位端部からは大きな距離を隔てた位置)には第2ガイド
ワイヤポート16が設けられており、該ポート16もガ
イドワイヤ管孔14と連通している。
【0013】図3〜図7に示すように、カテーテルシャ
フト11の近位セクション17および遠位セクション1
8は、円形の横断面形状をもつ膨張管孔12およびガイ
ドワイヤ受入れ管孔14を備えた二重管孔構造を有す
る。膨張管孔12はバルーン13の近位端部に終端しか
つバルーンの内部と流体連通している。ガイドワイヤ受
入れ管孔14の一部を形成する、カテーテルシャフト1
1の管状延長部20は、カテーテルシャフト11の遠位
端部まで延びている。バルーン13の遠位端部は、熱融
着または接着剤等の適当な手段により延長部20の遠位
端部に密封固定されている。近位セクション17内の膨
張管孔12には、ポリアミド、ステンレス鋼または適当
な超弾性ニッケル−チタン(NiTi)合金で形成された内
部管状支持部材21を設けるのが好ましい。内部管状支
持部材21の遠位部分23は、図6に示すように、より
薄い壁を備えた管状素材で形成できる。バルーン13の
近位くびれ部22は、熱融着または接着剤等の適当な方
法で、シャフト11の遠位セクション18の外面に固定
されている。
フト11の近位セクション17および遠位セクション1
8は、円形の横断面形状をもつ膨張管孔12およびガイ
ドワイヤ受入れ管孔14を備えた二重管孔構造を有す
る。膨張管孔12はバルーン13の近位端部に終端しか
つバルーンの内部と流体連通している。ガイドワイヤ受
入れ管孔14の一部を形成する、カテーテルシャフト1
1の管状延長部20は、カテーテルシャフト11の遠位
端部まで延びている。バルーン13の遠位端部は、熱融
着または接着剤等の適当な手段により延長部20の遠位
端部に密封固定されている。近位セクション17内の膨
張管孔12には、ポリアミド、ステンレス鋼または適当
な超弾性ニッケル−チタン(NiTi)合金で形成された内
部管状支持部材21を設けるのが好ましい。内部管状支
持部材21の遠位部分23は、図6に示すように、より
薄い壁を備えた管状素材で形成できる。バルーン13の
近位くびれ部22は、熱融着または接着剤等の適当な方
法で、シャフト11の遠位セクション18の外面に固定
されている。
【0014】カテーテルシャフト11の近位セクション
17には近位スリット24が設けられており、該近位ス
リット24は、ガイドワイヤ案内部材25より近位側の
位置まで延びている。この構造は、コンバーチブル・オ
ーバ・ザ・ワイヤ/迅速交換形カテーテルの代表的な構
造である。カテーテルシャフト11の遠位セクション1
8には遠位スリット26が設けられており、該遠位スリ
ット26は、第2ガイドワイヤポートすなわち近位ガイ
ドワイヤポート16から、バルーン13の近位くびれ部
22より近位側の位置27まで延びている。内部ガイド
ワイヤ管孔14内に摺動可能に受け入れられるガイドワ
イヤ28は、その遠位端部にコイル29を有し、該コイ
ル29は、図3に示すように、第1ガイドワイヤポート
15から出るように配置される。ガイドワイヤ28はま
た、細長いコア部材30を有し、該コア部材30は、ガ
イドワイヤ受入れ管孔14を通って延びかつ第2ガイド
ワイヤポート16(該ポートは、迅速交換モードで使用
することができる)から出ている状態が示されている。
交換ガイドワイヤ31がカテーテルシャフト11の近位
部分のガイドワイヤ管孔14内に配置されているところ
が示されている。
17には近位スリット24が設けられており、該近位ス
リット24は、ガイドワイヤ案内部材25より近位側の
位置まで延びている。この構造は、コンバーチブル・オ
ーバ・ザ・ワイヤ/迅速交換形カテーテルの代表的な構
造である。カテーテルシャフト11の遠位セクション1
8には遠位スリット26が設けられており、該遠位スリ
ット26は、第2ガイドワイヤポートすなわち近位ガイ
ドワイヤポート16から、バルーン13の近位くびれ部
22より近位側の位置27まで延びている。内部ガイド
ワイヤ管孔14内に摺動可能に受け入れられるガイドワ
イヤ28は、その遠位端部にコイル29を有し、該コイ
ル29は、図3に示すように、第1ガイドワイヤポート
15から出るように配置される。ガイドワイヤ28はま
た、細長いコア部材30を有し、該コア部材30は、ガ
イドワイヤ受入れ管孔14を通って延びかつ第2ガイド
ワイヤポート16(該ポートは、迅速交換モードで使用
することができる)から出ている状態が示されている。
交換ガイドワイヤ31がカテーテルシャフト11の近位
部分のガイドワイヤ管孔14内に配置されているところ
が示されている。
【0015】カテーテルシャフト11の近位端部17に
設けられたマルチアームアダプタ32は、膨張流体を膨
張管孔12内に導入する内部管孔34を備えた第1アー
ム33と、カテーテルシャフト11内のガイドワイヤ受
入れ管孔14内に案内される交換ガイドワイヤ31を受
け入れる内部管孔36を備えた第2アーム35とを有す
る。カテーテルシャフト11の近位端部には、図示のよ
うに、アダプタ32の内部に嵌合されるインサート37
が設けられている。アダプタ32の第2アーム35には
スリット38が設けられており、インサート37にはス
リット39が設けられている。両スリットは、カテーテ
ルシャフト11のスリット24および近位セクション1
7と連続している。インサート37の一部が、内部管孔
34と、カテーテルシャフト11内の内部膨張管孔12
とを密封連結する。インサート37は、カテーテルシャ
フト11の近位端部に固定される別体要素として形成す
るか、カテーテルシャフト11の一部として形成するこ
ともできる。
設けられたマルチアームアダプタ32は、膨張流体を膨
張管孔12内に導入する内部管孔34を備えた第1アー
ム33と、カテーテルシャフト11内のガイドワイヤ受
入れ管孔14内に案内される交換ガイドワイヤ31を受
け入れる内部管孔36を備えた第2アーム35とを有す
る。カテーテルシャフト11の近位端部には、図示のよ
うに、アダプタ32の内部に嵌合されるインサート37
が設けられている。アダプタ32の第2アーム35には
スリット38が設けられており、インサート37にはス
リット39が設けられている。両スリットは、カテーテ
ルシャフト11のスリット24および近位セクション1
7と連続している。インサート37の一部が、内部管孔
34と、カテーテルシャフト11内の内部膨張管孔12
とを密封連結する。インサート37は、カテーテルシャ
フト11の近位端部に固定される別体要素として形成す
るか、カテーテルシャフト11の一部として形成するこ
ともできる。
【0016】図3に示すように、バルーン13は、狭い
病変部を横切ることができる小さな外形となるように収
縮した状態にある。バルーン13には拡大可能ステント
40が取り付けられており、該拡大可能ステントは、通
常、バルーン上にきつく圧縮されるように、既知の手段
により圧縮される。ステント40を覆う保護シース41
が設けられ、該保護シース41は、ステント40のあら
ゆる鋭い縁部から体管腔42を保護しかつステント40
をバルーン13に固定することを補助する。保護シース
41は、図3に示すように、石灰化した狭い病変部を通
ってカテーテルを前進させるときに特に重要である。保
護シース41は当業界において知られておりかつ共有に
係る特願平4-037212号においてより詳細に説明されてい
る(Klemm 等の米国特許第5,458,615 号も参照された
い)。保護シースを迅速交換形カテーテルに使用する場
合、シースには、ガイドワイヤを通すためのスリット
と、ガイドワイヤがポート16でカテーテルを出る箇所
の開口とが必要である。
病変部を横切ることができる小さな外形となるように収
縮した状態にある。バルーン13には拡大可能ステント
40が取り付けられており、該拡大可能ステントは、通
常、バルーン上にきつく圧縮されるように、既知の手段
により圧縮される。ステント40を覆う保護シース41
が設けられ、該保護シース41は、ステント40のあら
ゆる鋭い縁部から体管腔42を保護しかつステント40
をバルーン13に固定することを補助する。保護シース
41は、図3に示すように、石灰化した狭い病変部を通
ってカテーテルを前進させるときに特に重要である。保
護シース41は当業界において知られておりかつ共有に
係る特願平4-037212号においてより詳細に説明されてい
る(Klemm 等の米国特許第5,458,615 号も参照された
い)。保護シースを迅速交換形カテーテルに使用する場
合、シースには、ガイドワイヤを通すためのスリット
と、ガイドワイヤがポート16でカテーテルを出る箇所
の開口とが必要である。
【0017】本発明について説明するため、図3〜図7
には、ステントに振動エネルギを与える手段(および石
灰化した病変部43)が示されている。可撓性ワイヤ5
0の遠位端部51には、ステント40への着脱可能な連
結部が設けられている。可撓性ワイヤ50の近位端部5
2は、患者の体外に配置される振動エネルギ源53に連
結される。振動エネルギ源は、可撓性ワイヤ50に連続
エネルギを伝達する超音波装置、またはパルスエネルギ
を伝達する装置で構成できる。可撓性ワイヤ50は、振
動エネルギを伝達できる例えばステンレス鋼またはニッ
ケルチタン合金等の金属ワイヤで形成できる。振動エネ
ルギの周波数は選択の問題であり、石灰化した病変部4
3の硬さおよび個々の患者に特定の他の条件を含む多く
のファクタに基づいて定められる。振動エネルギ源53
は、可撓性ワイヤ50に不規則かつ非反復的なエネルギ
波であって、ステント40および石灰化した病変部43
に伝達されるエネルギ波を交互に供給する装置を考える
こともできる。
には、ステントに振動エネルギを与える手段(および石
灰化した病変部43)が示されている。可撓性ワイヤ5
0の遠位端部51には、ステント40への着脱可能な連
結部が設けられている。可撓性ワイヤ50の近位端部5
2は、患者の体外に配置される振動エネルギ源53に連
結される。振動エネルギ源は、可撓性ワイヤ50に連続
エネルギを伝達する超音波装置、またはパルスエネルギ
を伝達する装置で構成できる。可撓性ワイヤ50は、振
動エネルギを伝達できる例えばステンレス鋼またはニッ
ケルチタン合金等の金属ワイヤで形成できる。振動エネ
ルギの周波数は選択の問題であり、石灰化した病変部4
3の硬さおよび個々の患者に特定の他の条件を含む多く
のファクタに基づいて定められる。振動エネルギ源53
は、可撓性ワイヤ50に不規則かつ非反復的なエネルギ
波であって、ステント40および石灰化した病変部43
に伝達されるエネルギ波を交互に供給する装置を考える
こともできる。
【0018】ワイヤ50の遠位端部51はバルーン13
に接着され、次にステント40がワイヤ50上からバル
ーン上にクランプされる。振動エネルギを加えて病変部
を拡張した後、ステントは、バルーンが収縮されても移
植された状態に留まり、カテーテルはワイヤ50と一緒
に患者から取り出される。図8に示す本発明の他の実施
形態では、振動エネルギ源53がオーディオ音波の形態
の振動エネルギを与える。オーディオ音波は、振動エネ
ルギ源53から、膨張管孔12内の膨張流体を介して伝
達される。膨張流体は、オーディオ音波を、バルーン1
3およびステント40に伝達し、次にステント40は少
なくとも一部の振動エネルギを石灰化した病変部43に
伝達する。本発明の使用方法を説明すると、本発明を具
現するカテーテルシステムは、ガイドワイヤ28をカテ
ーテルシャフト11の遠位セクション18の内部管孔1
4内に予め装填しかつ近位側のガイドワイヤポート16
から出て近位に延ばしておき、慣用的な迅速交換形カテ
ーテルの態様で患者の体内に挿入される。別の方法とし
て、本発明を具現するカテーテルシステムは、ガイドワ
イヤを、ガイドワイヤ管孔14の全長に通しかつアダプ
タ32の第2アーム35から出しておき、慣用的なオー
バ・ザ・ワイヤ態様で挿入することもできる。ガイドワ
イヤ28およびカテーテル10は体管腔42(例えば冠
動脈の1つ)内に前進され、ガイドワイヤとカテーテル
との組合せ体は、石灰化した病変部43まで前進され
る。図3に示すように、カテーテルおよびガイドワイヤ
は、バルーン13を膨張させる前に、石灰化した病変部
43内に配置されるように更に前進される。次にバルー
ン13を膨張させると、ステント40が拡大されかつ石
灰化した病変部43が拡張される。拡張手順が開始され
ると、振動エネルギ源53からの振動エネルギが可撓性
ワイヤ50を介して伝達されるか、オーディオ音波が膨
張管孔を介して伝達され(図8)、石灰化した病変部4
3を部分的に粉砕することを補助しかつバルーンおよび
ステントの膨張を容易にする。バルーン13およびステ
ント40が例えば図7に示すように完全に拡大される
と、石灰化した病変部43は半径方向外方に拡張され
る。また、ステント40を介して振動エネルギが伝達さ
れるため、石灰化した病変部43は少なくとも部分的に
粉砕されかつ分割される。体管腔42が拡張されかつス
テント40が完全に拡大されかつ移植されると、膨張流
体を抜くことによりバルーン13が収縮され、カテーテ
ルおよびワイヤが患者の体外に引き出される。
に接着され、次にステント40がワイヤ50上からバル
ーン上にクランプされる。振動エネルギを加えて病変部
を拡張した後、ステントは、バルーンが収縮されても移
植された状態に留まり、カテーテルはワイヤ50と一緒
に患者から取り出される。図8に示す本発明の他の実施
形態では、振動エネルギ源53がオーディオ音波の形態
の振動エネルギを与える。オーディオ音波は、振動エネ
ルギ源53から、膨張管孔12内の膨張流体を介して伝
達される。膨張流体は、オーディオ音波を、バルーン1
3およびステント40に伝達し、次にステント40は少
なくとも一部の振動エネルギを石灰化した病変部43に
伝達する。本発明の使用方法を説明すると、本発明を具
現するカテーテルシステムは、ガイドワイヤ28をカテ
ーテルシャフト11の遠位セクション18の内部管孔1
4内に予め装填しかつ近位側のガイドワイヤポート16
から出て近位に延ばしておき、慣用的な迅速交換形カテ
ーテルの態様で患者の体内に挿入される。別の方法とし
て、本発明を具現するカテーテルシステムは、ガイドワ
イヤを、ガイドワイヤ管孔14の全長に通しかつアダプ
タ32の第2アーム35から出しておき、慣用的なオー
バ・ザ・ワイヤ態様で挿入することもできる。ガイドワ
イヤ28およびカテーテル10は体管腔42(例えば冠
動脈の1つ)内に前進され、ガイドワイヤとカテーテル
との組合せ体は、石灰化した病変部43まで前進され
る。図3に示すように、カテーテルおよびガイドワイヤ
は、バルーン13を膨張させる前に、石灰化した病変部
43内に配置されるように更に前進される。次にバルー
ン13を膨張させると、ステント40が拡大されかつ石
灰化した病変部43が拡張される。拡張手順が開始され
ると、振動エネルギ源53からの振動エネルギが可撓性
ワイヤ50を介して伝達されるか、オーディオ音波が膨
張管孔を介して伝達され(図8)、石灰化した病変部4
3を部分的に粉砕することを補助しかつバルーンおよび
ステントの膨張を容易にする。バルーン13およびステ
ント40が例えば図7に示すように完全に拡大される
と、石灰化した病変部43は半径方向外方に拡張され
る。また、ステント40を介して振動エネルギが伝達さ
れるため、石灰化した病変部43は少なくとも部分的に
粉砕されかつ分割される。体管腔42が拡張されかつス
テント40が完全に拡大されかつ移植されると、膨張流
体を抜くことによりバルーン13が収縮され、カテーテ
ルおよびワイヤが患者の体外に引き出される。
【0019】カテーテル本体11は、慣用的な技術、例
えばポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステルおよ
び複合材料のような、血管内カテーテルの製造に有効で
あるとして知られている材料を押出し成形することによ
り形成できる。カテーテルの種々の部品は、Loctite Co
rporation から「LOCTITE 405 」の商標で販売されてい
るアクリロニトリルベース接着剤等の適当な接着剤によ
り接合される。適当ならば、熱収縮または熱融着を用い
ることもできる。カテーテル本体11およびガイドワイ
ヤ受入れ内部管孔14のサイズは、主として、使用する
ガイドワイヤ28および交換ガイドワイヤ31のサイ
ズ、およびカテーテルが通される動脈または他の体管腔
のサイズにより決定される。カテーテル本体11は、ガ
イドカテーテルの近位端部の外部から、患者の血管系内
の治療すべき狭窄(または患者の体内の他の所望位置)
まで届くことができる充分な長さを有し、大腿動脈を通
すSledinger アプローチを用いてカテーテル10を血管
内に導入する場合には約100〜150cmである。カテ
ーテルを形成する壁は、カテーテルをガイドワイヤ28
(または交換ガイドワイヤ31)上で血管内の所望位置
まで押し込むことができる充分な厚さおよび強度を有す
るべきである。
えばポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステルおよ
び複合材料のような、血管内カテーテルの製造に有効で
あるとして知られている材料を押出し成形することによ
り形成できる。カテーテルの種々の部品は、Loctite Co
rporation から「LOCTITE 405 」の商標で販売されてい
るアクリロニトリルベース接着剤等の適当な接着剤によ
り接合される。適当ならば、熱収縮または熱融着を用い
ることもできる。カテーテル本体11およびガイドワイ
ヤ受入れ内部管孔14のサイズは、主として、使用する
ガイドワイヤ28および交換ガイドワイヤ31のサイ
ズ、およびカテーテルが通される動脈または他の体管腔
のサイズにより決定される。カテーテル本体11は、ガ
イドカテーテルの近位端部の外部から、患者の血管系内
の治療すべき狭窄(または患者の体内の他の所望位置)
まで届くことができる充分な長さを有し、大腿動脈を通
すSledinger アプローチを用いてカテーテル10を血管
内に導入する場合には約100〜150cmである。カテ
ーテルを形成する壁は、カテーテルをガイドワイヤ28
(または交換ガイドワイヤ31)上で血管内の所望位置
まで押し込むことができる充分な厚さおよび強度を有す
るべきである。
【0020】以上、本発明の特定実施形態に関連してP
TCA手術を説明したが、特許請求の範囲に記載の方法
および装置によりあらゆる体管腔を治療できることを理
解すべきである。従って、本発明の実施形態は、動脈、
静脈、血管、冠動脈、頸動脈、末梢静脈、胆管、大動脈
および事実上全ての体管腔の石灰化した病変部または狭
い病変部の治療に使用できる。本発明は、石灰化した病
変部を開通させかつ該病変部内にステントを移植するカ
テーテルに関連するための現に好ましい或る実施形態に
ついて説明したが、当業者ならば、本発明のカテーテル
は種々の体管腔に使用できることが理解されよう。ま
た、本願では迅速交換灌流形カテーテルについて説明し
たが、石灰化した病変部に振動を加える本発明を、オー
バ・ザ・ワイヤカテーテル等の他の形式のカテーテルに
用いることもできる。また、本発明の範囲から逸脱する
ことなく、本発明に他の種々の変更および改良を施すこ
とができる。
TCA手術を説明したが、特許請求の範囲に記載の方法
および装置によりあらゆる体管腔を治療できることを理
解すべきである。従って、本発明の実施形態は、動脈、
静脈、血管、冠動脈、頸動脈、末梢静脈、胆管、大動脈
および事実上全ての体管腔の石灰化した病変部または狭
い病変部の治療に使用できる。本発明は、石灰化した病
変部を開通させかつ該病変部内にステントを移植するカ
テーテルに関連するための現に好ましい或る実施形態に
ついて説明したが、当業者ならば、本発明のカテーテル
は種々の体管腔に使用できることが理解されよう。ま
た、本願では迅速交換灌流形カテーテルについて説明し
たが、石灰化した病変部に振動を加える本発明を、オー
バ・ザ・ワイヤカテーテル等の他の形式のカテーテルに
用いることもできる。また、本発明の範囲から逸脱する
ことなく、本発明に他の種々の変更および改良を施すこ
とができる。
【図1】迅速交換形カテーテルとして知られている従来
技術の拡張カテーテルを示す部分側断面図である。
技術の拡張カテーテルを示す部分側断面図である。
【図2】灌流機能をもつ従来技術の拡張カテーテルを示
す部分側断面図である。
す部分側断面図である。
【図3】本発明の特徴を導入したカテーテル/ステント
組立体を示す断面図である。
組立体を示す断面図である。
【図4】図3のカテーテルの4−4線に沿う横断面図で
ある。
ある。
【図5】図3のカテーテルの5−5線に沿う横断面図で
ある。
ある。
【図6】図3のカテーテルの6−6線に沿う横断面図で
ある。
ある。
【図7】本発明の特徴を具現する迅速交換形カテーテル
を示す部分側断面図である。
を示す部分側断面図である。
【図8】拡大可能ステントを振動させる振動エネルギ源
を示す迅速交換形カテーテルを示す部分側断面図であ
る。
を示す迅速交換形カテーテルを示す部分側断面図であ
る。
10 カテーテル 12 膨張管孔 13 バルーン 14 ガイドワイヤ受入れ内部管孔 28 ガイドワイヤ 40 ステント 50 可撓性ワイヤ 53 振動エネルギ源
Claims (23)
- 【請求項1】 体管腔(42)の狭窄領域(43)に振
動エネルギを伝達する装置(10)において、 第1収縮状態および第2拡大状態を有しかつ体管腔(4
2)の狭窄領域(43)と接触する状態に配置されるほ
ぼ管状の半径方向に拡大可能なステント(40)と、 振動エネルギ源(53)と、 細長い可撓性部材(11、50)とを有し、該可撓性部
材(11、50)は近位端部(17、52)および遠位
端部(18、51)を備え、体外の近位端部はエネルギ
源(53)に連結されかつ遠位端部はステント(40)
に連結され、エネルギ源(53)からの振動エネルギが
細長い可撓性部材(11、50)およびステント(4
0)を介して狭窄領域(43)に伝達されることを特徴
とする装置。 - 【請求項2】 前記振動エネルギが超音波装置により発
生されることを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記超音波装置が、連続エネルギを、細
長い可撓性部材(11、50)およびステント(40)
に、従って狭窄領域(43)に伝達することを特徴とす
る請求項1または2に記載の装置。 - 【請求項4】 前記超音波装置が、パルスエネルギを、
細長い可撓性部材(11、50)およびステント(4
0)に、従って狭窄領域(43)に伝達することを特徴
とする請求項1または2に記載の装置。 - 【請求項5】 前記超音波装置が、不規則かつ非反復的
なエネルギ波を、細長い可撓性部材(11、50)およ
びステント(40)に、従って狭窄領域(43)に伝達
することを特徴とする請求項1または2に記載の装置。 - 【請求項6】 前記振動エネルギが機械的振動装置(5
3)により発生され、前記細長い可撓性部材がステント
(40)に連結された制御ワイヤ(50)であることを
特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項7】 前記制御ワイヤ(50)が着脱可能にス
テント(40)に連結されることを特徴とする請求項6
に記載の装置。 - 【請求項8】 前記振動エネルギがオーディオ音波発生
装置(53)により発生され、細長い可撓性部材が細長
いカテーテルシャフト(11)の膨張管孔(12)であ
ることを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項9】 前記ステント(40)が、体管腔(4
2)内に永久的に移植されるように構成されていること
を特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項10】 前記ステント(40)が、体管腔(4
2)内に着脱可能に移植されるように構成されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項11】 前記ステント(40)が、体管腔(4
2)内に一時的に移植されるように構成されていること
を特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項12】 前記細長い可撓性部材(11、50)
の遠位端部(18、51)がステント(40)に取り付
けられることを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項13】 前記細長い可撓性部材(11、50)
の遠位端部(18、51)がステント(40)に隣接す
るけれども、該ステント(40)に物理的に接触しない
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項14】 前記細長い可撓性部材(11、50)
の遠位端部(18、51)がステント(40)と物理的
に接触することを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項15】 体管腔(42)の狭窄領域(43)に
振動エネルギを伝達する装置(10)において、 第1収縮状態および第2拡大状態を有しかつ体管腔(4
2)の狭窄領域(43)と接触する状態に配置されるほ
ぼ管状の半径方向に拡大可能なステント(40)と、 振動エネルギを供給するための振動エネルギ源(53)
と、 カテーテルとを有し、該カテーテルは、遠位端部(1
8)と、近位端部(17)と、遠位端部の拡大可能領域
(13)と、カテーテルを貫通して延びかつ拡大可能領
域と流体連通する流体管孔(12)とを備え、前記ステ
ント(40)は、第1収縮状態において拡大可能領域
(13)に取り付けられ、 細長い可撓性部材(50)を更に有し、該可撓性部材
(50)は近位端部(52)および遠位端部(51)を
備え、体外の近位端部(52)は振動エネルギ源(5
3)に連結され、遠位端部(51)は拡大可能領域(1
3)内に終端し、膨張流体が流体管孔(12)を通って
導入され、拡大可能領域(13)従ってステント(4
0)を、第1収縮状態から第2拡大状態に拡大し、かつ
振動エネルギ源(53)からの振動エネルギの少なくと
も幾分かが、拡大可能領域内の膨張流体を介してステン
ト(40)従って狭窄領域(43)に伝達されることを
特徴とする装置。 - 【請求項16】 前記振動エネルギが超音波装置により
発生されることを特徴とする請求項15に記載の装置。 - 【請求項17】 前記超音波装置が、連続エネルギを、
細長い可撓性部材(50)従って狭窄領域(43)に伝
達することを特徴とする請求項16に記載の装置。 - 【請求項18】 前記超音波装置が、パルスエネルギ
を、細長い可撓性部材(50)従って狭窄領域(43)
に伝達することを特徴とする請求項16に記載の装置。 - 【請求項19】 前記超音波装置が、不規則かつ非反復
的なエネルギ波を、細長い可撓性部材(50)従って狭
窄領域(43)に伝達することを特徴とする請求項16
に記載の装置。 - 【請求項20】 体管腔(42)の狭窄領域(43)を
形成するプラクに振動エネルギを伝達する方法におい
て、 第1収縮状態および第2拡大状態を有するほぼ管状の半
径方向に拡大可能なステント(40)を用意し、 収縮状態のステント(40)を狭窄領域(43)と接触
する状態に位置決めし、 収縮した状態のステントに振動エネルギを供給して、振
動エネルギの少なくとも一部を、ステントを介して狭窄
領域に供給し、 ステントを第2拡大状態に拡大させて、狭窄領域(4
3)の体管腔(42)を拡張させることを特徴とする方
法。 - 【請求項21】 前記振動エネルギが超音波装置(5
3)により発生されることを特徴とする請求項20に記
載の方法。 - 【請求項22】 前記振動エネルギが機械的装置(5
3)により発生され、振動エネルギが、ステントに着脱
可能に取り付けられる制御ワイヤ(50)を介してステ
ント(40)に、従って体管腔(42)の狭窄領域(4
3)に伝達されることを特徴とする請求項20に記載の
方法。 - 【請求項23】 体管腔(42)の狭窄領域(43)を
形成するプラクに振動エネルギを伝達する方法におい
て、 カテーテルを用意し、該カテーテルは、遠位端部(1
8)と、近位端部(17)と、遠位端部の拡大可能領域
(13)と、カテーテルを貫通して延びかつ拡大可能領
域と流体連通する流体管孔(12)とを備え、 第1収縮状態および第2拡大状態を有するほぼ管状の半
径方向に拡大可能なステント(40)を用意し、該ステ
ントは、第1収縮状態において拡大可能領域に取り付け
られ、 収縮状態にあるステントおよび拡大可能領域を狭窄領域
(43)に位置決めし、 膨張液体を拡大可能領域(13)内に注入し、拡大可能
領域およびステント(40)を部分的に拡大させて狭窄
領域(43)と接触させ、 超音波エネルギを拡大可能領域内の膨張液体に供給し、
これにより振動エネルギを部分的に拡大した状態のステ
ントに伝達し、更に、振動エネルギの少なくとも一部を
狭窄領域に伝達し、 ステントを更に第2拡大状態まで拡大して、体管腔の狭
窄領域を拡張させ、 膨張可能領域を収縮させ、 カテーテルおよび拡大可能領域(13)を体管腔(4
2)から引き出すことを特徴とする方法。
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