JPH1099345A - 歯科用ハンドピース - Google Patents

歯科用ハンドピース

Info

Publication number
JPH1099345A
JPH1099345A JP9245295A JP24529597A JPH1099345A JP H1099345 A JPH1099345 A JP H1099345A JP 9245295 A JP9245295 A JP 9245295A JP 24529597 A JP24529597 A JP 24529597A JP H1099345 A JPH1099345 A JP H1099345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
turbine
rotor
passage
handpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9245295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3907284B2 (ja
Inventor
Martin Schwenoha
シュベノハ マルチン
Josef Strohmeier
シュトロマイアー ヨゼフ
Wilhelm Brugger
ブルガー ビルヘルム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BUERMOOS DENTALWERK
Dentalwerk Buermoos GmbH
Original Assignee
BUERMOOS DENTALWERK
Dentalwerk Buermoos GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BUERMOOS DENTALWERK, Dentalwerk Buermoos GmbH filed Critical BUERMOOS DENTALWERK
Publication of JPH1099345A publication Critical patent/JPH1099345A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3907284B2 publication Critical patent/JP3907284B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/02Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design characterised by the drive of the dental tools
    • A61C1/05Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design characterised by the drive of the dental tools with turbine drive
    • A61C1/057Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design characterised by the drive of the dental tools with turbine drive with means for preventing suction effect in turbine after deactivation of the drive air
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/02Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design characterised by the drive of the dental tools
    • A61C1/05Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design characterised by the drive of the dental tools with turbine drive
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S415/00Rotary kinetic fluid motors or pumps
    • Y10S415/904Tool drive turbine, e.g. dental drill

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】タービン停止時の慣性回転により発生する負圧
により、工具シャフト側から汚染された空気を内部に吸
入するのを防ぎ、次の作動時に汚染物が工具シャフトに
沿って噴出するのを回避する。 【解決手段】ハンドピースヘッド(1)内に配置され、
ロータ(3)の工具側および工具とは反対の側で滑り軸
受ないし転がり軸受(4、5)内に軸承されている、工
具を回転させるタービンと、駆動空気用の駆動空気通路
(7)と、排出空気の排出空気通路(9)とを有する。
タービンを収容したタービン室(10)の軸近傍の領域
でかつ、ロータ(3)と工具側の軸受(4)との間に設
けられた開口部12が、接続通路(11)によって排出
空気通路(9)と接続されている。接続通路(11)は
軸受の軸方向外側で工具収容部の壁に、あるいは、ター
ビン室(10)の軸近傍の領域で、かつ/または工具ホ
ルダを操作する操作機構(18)の領域の中空室(1
7)に連通させてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドピースヘッ
ド内に配置され、ロータの工具側並びに工具とは反対の
側で滑り軸受ないしは転がり軸受内に軸承されている、
工具を回転させるタービンと、駆動空気用の駆動空気通
路と、復帰空気用の復帰空気通路とを備えた歯科用のハ
ンドピースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の歯科用ハンドピースは従来から
公知であり、かつ評価されている。ところで、このハン
ドピースに備えられる工具を回転させるタービンシステ
ムが内在する欠点は、作業工程を終了する際に、駆動空
気の供給がハンドピース制御用の弁操作によって中断さ
れた場合に、タービンがその質量慣性によってさらに回
転し、これに伴いタービンロータの外側に過圧が、そし
て軸近傍の領域に負圧が発生することである。排出空気
を導く排出空気通路はロータ外側領域においてタービン
室へ連通しているので、停止しようとしているロータに
よって発生される軸近傍の負圧領域にハンドピース内に
存在しているすべての自由な通路及び間隙を通して空気
が吸引される。それによって特に工具側から、その時処
置されていた患者の唾液と血液によって汚染された空気
が吸引され、転がり軸受を通してタービン室内、駆動空
気通路内へ達することがある。
【0003】この場合にハンドピースの駆動を再開する
と、タービン室と軸受の領域に残留しているすべての空
気と沈積されていた汚染物がいまやタービン室全体に構
築された過圧によって外側へ、工具側から口内へ、そし
て最悪の場合には次の患者のすでに口を開けている傷内
へ放出され、ないしは吹き出される。
【0004】この問題はすでにだいぶ前から知られてお
り、この問題を除去し、あるいは少なくとも減少させる
多数の提案がなされたが、それらはいずれも幾つかの欠
点と結び付いている。
【0005】すなわち、ドイツ実用新案DE94176
09.4U1からは、付加的な空気通路を設けることが
知られており、その空気通路はタービン室の領域におい
てロータの下方に、しかし工具側の軸受の上方に開口し
ており、タービンが止まろうとする場合に空気が、この
空気通路を通して、したがって軸受を通る工具シャフト
に沿わないで吸引されるように構成されている。この解
決方法の大きな欠点は、駆動時にはこの付加的な空気通
路内の流れ状況が、駆動が止まろうとする状態とは逆で
あるので、作業の済んだ駆動空気がハンドピースのホー
ス側の端部で強い空気流として流出し、それがハンドピ
ースの使用者にとって不快感をもたらすことである。さ
らにロータが止まろうとする場合にこの空気通路を通し
て、同様に汚染されている恐れのある周囲空気が吸引さ
れる。
【0006】ドイツ特許公開公報DE4319084A
1からは、タービン室をできる限り良好に密封し、さら
にハンドピースハウジングを工具シャフトが通り抜ける
領域に特殊なリブまたはウェブを設けて、それによって
望ましいと思われる特殊な空気の流れを確保し、その空
気の流れをスプレイ用空気供給からの分岐によって形成
し、それによってこの領域を汚染の侵入から確実に保護
されることが知られている。しかしこの解決方法の2つ
の大きな欠点がある。第1は高い流れ抵抗であって、こ
れは玉軸受を通過する際に発生し、(これが排出空気に
残されている唯一のルートであるため)、それによって
タービンの出力を損なうものであり、次は排出空気が玉
軸受を通って流出することによって、オイルを奪い去
り、その寿命を減少させることである。
【0007】他の解決方法は米国特許明細書US317
5293A1から知られており、それはロータ用の磁気
的ブレーキを有し、その磁気ブレーキは作業工程の最後
に駆動空気をオフにする際にタービン室内の過圧が崩壊
した場合に落下し、駆動を再開する場合には構築される
過圧によって持ち上げられる。このブレーキのガイドと
調節の問題は別にして、満足できるように作業するため
には、この構造ではタービン室内により大きい過圧が必
要とされ、それによってタービン効率が限定され、かつ
制限されるので、調節と保守の際のコストも大きい。
【0008】ドイツ特許DE4320532C1におい
ては、タービンと排出空気通路との間に絞り装置が設け
られており、その絞り装置が回転数の変化と共にその形
状または位置を変えて、それによってその領域における
排出空気通路の通路断面を調節する。このようにして負
荷が変化した場合でも、一度調節された回転数が一定に
保持される。その副次効果として、この装置によって吸
い戻し現象が防止されることが記載されている。これ
は、排出空気通路が吸込み作用が発生し得ない箇所に配
置されていることによるものである。というのはロータ
の過圧領域においては閉鎖されたタービンを通しての空
気排出は不可能であって、従って空気がその後も移送さ
れるはずがないからである。しかしこの装置も、細かい
調節が必要であることと、歯科用のハンドピースにとっ
てさえも一般的ではない小さくない許容誤差の問題を有
する。また、常に弾性的な応力を受ける、ロータと共に
回転する調節装置の疲労によって生じる問題は考慮され
ていない。
【0009】欧州特許出願EP0629383A2から
は、特に駆動終了工程における吸い戻しを防止するため
のハンドピース構成が知られており、この場合に上述し
たDE−C1並びに冒頭で挙げたDE−U1の場合と同
様に、特殊な排出空気通路が設けられており、それは、
軸方向に見て、ロータと工具側の軸受との間においてタ
ービン室内へ連通している。さらに、ロータの下方でロ
ータの端面とロータハウジングの該当する端面との間で
ロータ軸に対して垂直に延びている円形リング形状の間
隙が、明らかに増大された間隙幅で形成されており、そ
れによって駆動終了状態においてシリンダ壁方向へ半径
方向外側へ排除される空気が再び半径方向内側へ流れる
ことができるので、ロータから軸方向に距離をおいて発
生する負圧は小さくなる。しかし、この実施形態も、タ
ービンの出力が損なわれるという欠点を有する。という
のは排出空気のための横断面が狭く、排出が難しいから
である。
【0010】これらとは全く異なる種類の歯科用のハン
ドピースが、ドイツ特許出願DE1147003A1か
ら知られている。すなわち、これはタービン駆動装置を
有する歯科用のハンドピースであって、その場合にロー
タは空気軸承されている。適宜制御することによって、
タービンが動かされる前に、軸受空気が圧力を加えら
れ、タービンが再び静止するまでその圧力に留まる。こ
のように軸承した場合には明らかに、工具シャフトの領
域に負圧が発生することはなく、従って汚れを吸引する
ことがない。ただしこのタイプのハンドピースの場合に
は種々の理由から、純粋に空気軸承されるロータの欠点
と問題を容認しなければならない。
【0011】ドイツ特許出願DE1107891Aから
は、この分野の歯科用ハンドピースの制御が知られてお
り、その場合に駆動空気をオフにする瞬間に排出空気通
路に圧力が供給され、あるいは少なくとも閉鎖されるの
で、タービンハウジング内の空気移動は閉鎖された内部
的な循環しかもたらさず、しかもさらに過圧をもたらす
ので、吸引が確実に防止される。しかしこの手段は、歯
科用の処置椅子におけるその駆動と関連するものである
ので、この手段はこの種の制御を持たない、すでに存在
している処置椅子については、ハンドピースのメーカー
にとっては何ももたらさず、かつ使用できない。
【0012】欧州特許明細書EP0283417B1か
らは、ロータを慣性ホィールとして形成し、この慣性ホ
ィール用のブレーキを設けることが知られており、その
ブレーキは駆動空気が遮断されると落下して、ロータと
それに伴って工具をほぼ瞬間的に停止させる。しかしこ
のボリュームのある装置を歯科用のハンドピースヘッド
内に収容することについては、何も記載されておらず、
図面(ハンドスケッチ)も説明もロータとブレーキの純
粋に概略的な表示に制限されており、その周囲を示唆す
るものはない。ブレーキについてもブレーキパッドだけ
で、軸承などについては示されていない。
【0013】欧州特許明細書EP0471916B1か
らは、工具シャフトに沿って吸引される汚染物を、回転
する工具ホルダと堅固に結合されているフランジ状の放
出ディスクによってハンドピースハウジングから半径方
向に放出し、それによってロータと軸受の領域への侵入
を防止することが知られている。この一見簡単で魅力的
に見える手段はもちろん欠点を有し、放出粒子を降りか
けられる患者の敏感な口腔粘膜に不快な感覚をもたら
す。しかしさらに重要な欠点は、それにもかかわらず空
気と細菌が器具内へ達することである。というのは吸引
効果は中断されずに、粒子のみが放出されるからであ
る。付加的な欠点は、ロータが停止する場合に放出効果
も同様に弱まり、粒子が場合によってはロータ軸と放出
ディスクに付着したままとなり、最悪の場合には次の治
療作業時に患者の口内へ放出されることにある。欧州特
許公開公報EP0527473A1からは、上述の装置
とまったく同様に機能し、したがって同じ欠点を有する
放出ディスクの使用が知られている。
【0014】欧州特許明細書EP0497139B1か
らは、ハンドピースヘッド内で工具シャフトの回りに弾
性的かつ非作動状態において工具シャフトの回りに添接
して、工具シャフトを外側へ向かって密封するディスク
を設けることが知られており、そのディスクは駆動中に
工具ヘッド内に形成される過圧の作用を受けて工具シャ
フトから、もはや接触が生じないだけの距離持ち上が
る。駆動空気がオフにされ、それによって工具ヘッド内
の過圧が崩壊した場合に、このディスクがまだ回転して
いる工具シャフトに再び接して、したがってそれを制動
し、同時にそのディスクがハウジング内に形成される負
圧によって工具シャフトに沿って汚染物が侵入すること
を阻止する。この方法は、工具ヘッドに関してディスク
を極端に正確に調節することを必要とし、その場合に日
常の駆動においては駆動中に意図しない接触とそれによ
ってもたらされる望ましくない制動と摩耗を覚悟しなけ
ればならず、このためシールディスクの寿命も著しく減
少する。シールディスクを工具ヘッド内に軸承して保持
しなければならないので、付加的な構成部品が必要であ
って、それらはコストをもたらすだけでなく、スペース
も必要とし、それらはハンドピースをできるだけ小さく
抑えるというコンセプトにも反する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明はここで、上述
の解決と結び付いた問題並びに欠点を容認する必要のな
い解決策を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的のために本発明
によれば、タービン室に設けられた少なくとも1つの開
口部を、ロータ軸近傍の領域において、接続通路によっ
て排出空気通路と結合する。
【0017】本発明の同じ基本的思想を具体化する実施
形態においては、接続通路は軸受のうち工具側でハンド
ピースヘッドの収容孔に連通している。このことによ
り、駆動空気の供給中断後にタービンが活動を停止する
場合において、さらに回転し続けるタービンによって、
ロータ周辺から排出空気通路、接続通路、タービン室の
軸近傍の開口部へと流れる閉鎖された空気流が形成さ
れ、その構造によって外部の空気が工具シャフトに沿っ
て、そして転がり軸受を通してハンドピース内部へ吸引
されることはほとんどない。したがって次にハンドピー
スの駆動を再開する際に、ハンドピース内部から汚染物
が吹き出されることがなくなる。
【0018】この他の実施形態において、好ましくはタ
ービン室の接続通路のための開口部の領域は環状空間と
して形成されており、その環状空間は軸近傍の環状間隙
を通してのみ本来のタービン室と接続されている。この
実施形態は、駆動中に接続通路を通って極めてわずかな
量の空気しか流出しないという利点を有する。というの
は、遠心加速度によって駆動空気はタービン室の周辺へ
案内され、軸近傍の領域ではロータの周面領域における
よりもずっと小さい過圧が支配するからである。このよ
うにしてタービン効率は極めてわずかしか損なわれな
い。
【0019】さらに他の実施形態は、ロータの工具とは
反対の側において、接続通路が排出空気通路とタービン
室の軸近傍領域の少なくとも1つの開口部および/また
は工具ホルダ用の操作機構の領域の中空室との間に設け
られていることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態を詳細に説明する。
【0021】図1は、歯科用ハンドピースのヘッド1の
軸方向断面図である。工具のシャフトを収容するため
の、軸2に対して同軸に配置された図示されていない収
容部を有するロータ3が、軸2を中心に回転する。
【0022】ロータ3の軸部13が、図示の実施例にお
いては玉軸受4と5である転がり軸受内に軸承されてい
る。この場合、玉軸受4は本来のロータ3と工具との間
に設けられており、玉軸受5はロータの工具とは反対の
側に設けられている。この側には、工具シャフトを工具
収容部内に固定しないしは解放するために用いられる押
しボタン機構が設けられているが、それ自体本発明とは
かかわりがないので、詳細な説明は省略するが、この機
構はまた従来技術から知られた他の装置で代用すること
もできる。
【0023】ロータ3は羽根または凹部6を備えてター
ビンを構成し、そこに端部がノズル8として形成されて
いる駆動空気通路7からの駆動空気がほぼ接線方向から
流入する(図3)。
【0024】作業済みの駆動空気を排出するために排出
空気通路9が設けられており、この排出空気通路は大体
において駆動空気通路7と共にロータ軸2に対して共通
の垂直平面内に位置し、それは図3の用紙平面に相当す
る。軸方向ついて見て、本来のロータ3と工具側の軸受
4との間に位置している、タービンを収容しているター
ビン室10の領域へ接続通路11の流入開口部12が開
口しており、その開口部12は半径方向に見て、タービ
ン室10のハウジング内でロータ3の軸近傍に配置され
ている。接続通路11の他方の端部は開口部14を介し
て排出空気通路9に連通している。
【0025】タービン室10から一方で軸受4を通り軸
部13に沿って工具シャフトへ、そして他方では開口部
12、接続通路11並びに開口部14を通る、流れルー
トの長さと流れ横断面は、前者の流れ通路の流れ抵抗が
後者の流れ通路の流れ抵抗の数倍であるように寸法決め
されている。
【0026】したがってタービン室10内に負圧が発生
した場合に、前者の流れ通路には流れ抵抗に応じて反比
例する空気部分のみが流れる。したがってそれ自体で既
に少なくなくなりかけているこの小さい流量割合は、次
のことによってさらに減少される。すなわち、駆動空気
がオフにされた場合にロータ3が止まる間に、接続通路
11を排出空気通路9に連通させる開口部14の領域
は、歯科用ハンドピースのヘッド1の外側の工具シャフ
トと軸部13の領域におけるよりも高い圧力が支配する
ので、この圧力差に比例して貫流する空気量の比がさら
に接続通路11を通って流れる空気量に有利なように増
大される。
【0027】駆動の間、すなわち供給通路7内で駆動空
気供給が行われている場合に、タービン室10の開口部
12を通してある程度の量の空気が接続通路11内へ達
して、その後排出空気通路9内へ達することは避けられ
ないが、この量は実際的な重要性をもたない。というの
はまず開口部12が軸近傍に配置されていることによっ
て、この領域での空気の圧力はわずかであり、開口部1
2と開口部14との間の圧力勾配は駆動中は小さく、一
部の駆動空気がバイパスするにしても、タービンの効率
が著しく悪化することはない。
【0028】図2には他の実施形態の好ましい配置が記
載されており、その場合に図1と一致する部材並びに構
成部分は図1におけるのと同一の参照符号を有する。図
3に示す断面は、切断を選択して行う場合には、図2に
示す実施形態にも該当する。
【0029】図1に示す実施形態に対する唯一の差は、
タービン室10がより小さく形成されており、ロータ3
を、軸方向に見て、接近して包囲していること、並びに
接続通路11が環状通路15へ移行しており、その環状
通路15の円形リング形状の接続開口部12がタービン
室10と接続されていることにある。この構成によっ
て、ロータ3と工具側の軸部13並びに工具側の軸受4
の領域におけるロータ軸2に対してよりよく対称に形成
された排出流が形成され、それによって図1に示す実施
形態の場合よりもさらに良好に、工具側のロータ軸部1
3の周辺のどの箇所においても渦、振動または圧力衝撃
によって、軸部13に沿って工具シャフトの周囲から工
具ヘッド1の内部への周期的または比較的長く連続する
流れが形成されないことが保証される。駆動中に、駆動
空気通路7を通して駆動空気が供給される場合に、図1
に示す実施例を用いて説明したのと同じ好ましい流れ特
性が発生する。
【0030】図から明らかなように、本発明による手段
は特別な構成部分を必要とせず、切削加工または電蝕な
どによって形成することができる。スペース需要は最小
であり、さらに従来の歯科用ハンドピースにおいても、
接続通路11ないしは環状通路15を収容するために十
分なスペースが提供されうる。
【0031】図4においては図1と同様の図示で本発明
による実施形態が図示されており、その場合に接続通路
11は、その内部で軸部13が回転する、工具ヘッド1
の孔の円筒状の壁16に開口部12を介して連通してい
る。この実施形態は、タービン室10の寸法と構造に何
等変更を加える必要がないという利点を有する。実施形
態においては接続通路11は孔のリング状の溝内に連通
しており、それによって流れの軸対称が改良される。
【0032】本発明は図示の実施形態に限定されるもの
ではなく、様々に変形することができる。すなわち特
に、2つの接続通路を設けて、それによってたとえば図
1と4に示す2つの実施形態を一体化させることができ
る。
【0033】また、接続通路をロータの工具とは反対の
側に設けることも可能である。この種の本発明による接
続通路を適宜配置し、かつ寸法決めする場合には、操作
押しボタン18の領域からの汚染された空気の吸引が阻
止されるだけでなく、工具シャフトに沿った汚染された
空気の吸引も阻止される。
【0034】ハンドピースのこの領域はそれぞれ使用さ
れる切削機構にしたがって異なるように形成されるが、
技術分野の当業者は本発明並びにそれぞれのハンドピー
スについての知識で、この種の接続通路を容易に設ける
ことができるので、接続通路を図面に記載することは省
く。原理的には、接続通路は図1と同様に、タービン室
10の領域か、あるいは操作押しボタン18の下方の中
空室17に連通することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接続通路がタービン室の軸近傍領域に簡単に連
通している本発明によるハンドピースの実施形態を示す
断面図である。
【図2】環状通路が形成されている本発明の他の実施形
態を示す図1と同様な断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿った断面図である。
【図4】本発明によるさらに他の実施形態の図1と同様
な断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド 3 ロータ 4 軸受 5 軸受 7 駆動空気通路 9 排出空気通路 10 タービン室 11 接続通路 12 開口部 14 開口部 17 中空室 18 操作機構
フロントページの続き (72)発明者 ヨゼフ シュトロマイアー オーストリア共和国 5111 ビュルモー ス, リッテル V. メルテンスシュト ラッセ 10 (72)発明者 ビルヘルム ブルガー オーストリア共和国 5101 ベルグハイム バイ ザルツブルグ, アウベック 1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドピースヘッド(1)内に配置さ
    れ、ロータ(3)の工具側および工具とは反対の側で滑
    り軸受ないし転がり軸受(4、5)内に軸承されている
    工具を回転させるタービンと、 タービンに駆動空気を送り込む駆動空気通路(7)と、 タービンから排出空気を排出させる排出空気通路(9)
    と、を有する歯科用ハンドピースにおいて、 タービンを収容したタービン室(10)の軸近傍で、か
    つロータ(3)と工具側の軸受(4)との間の領域に配
    置された少なくとも1つの開口部(12)が、接続通路
    (11)によって排出空気通路(9)と接続されている
    ことを特徴とする歯科用ハンドピース。
  2. 【請求項2】 ハンドピースヘッド(1)内に配置さ
    れ、ロータ(3)の工具側および工具とは反対の側で滑
    り軸受ないし転がり軸受(4、5)内に軸承されている
    工具を回転させるタービンと、 タービンに駆動空気を送り込む駆動空気通路(7)と、 タービンからの排出空気を排出させる排出空気通路
    (9)と、を有する歯科用ハンドピースにおいて、 ハンドピースヘッドの工具側の軸受(4)の収容孔の円
    筒状の壁(16)に配置された少なくとも1つの開口部
    (12)が、接続通路(11)によって排出空気通路
    (9)と接続されていることを特徴とする歯科用ハンド
    ピース。
  3. 【請求項3】 ハンドピースヘッド(1)内に配置さ
    れ、ロータ(3)の工具側および工具とは反対の側で滑
    り軸受ないし転がり軸受(4、5)内に軸承されている
    工具を回転させるタービンと、 タービンに駆動空気を送り込む駆動空気通路(7)と、 タービンから排出空気を排出させる排出空気通路(9)
    と、を有する歯科用ハンドピースにおいて、 ロータ(3)の工具とは反対の側において、タービンを
    収容するタービン室(10)の軸近傍の領域および、ま
    たは工具ホルダを操作する操作機構(18)の領域の中
    空室(17)に配置した少なくとも1つの開口部が、接
    続通路(11)によって排出空気通路(9)と接続され
    ていることを特徴とする歯科用ハンドピース。
  4. 【請求項4】 接続通路(11)の開口部(12)の領
    域が環状空間(15)として形成されており、開口部
    (12)が軸近傍の環状間隙の形状を有することを特徴
    とする請求項1に記載の歯科用ハンドピース。
  5. 【請求項5】 接続通路(11)が、円筒状の壁(1
    6)に形成された環状溝内に連通していることを特徴と
    する請求項2に記載の歯科用ハンドピース。
JP24529597A 1996-09-24 1997-09-10 歯科用ハンドピース Expired - Lifetime JP3907284B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AT1696/96 1996-09-24
AT0169696A AT403882B (de) 1996-09-24 1996-09-24 Dentales handstück

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1099345A true JPH1099345A (ja) 1998-04-21
JP3907284B2 JP3907284B2 (ja) 2007-04-18

Family

ID=3519018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24529597A Expired - Lifetime JP3907284B2 (ja) 1996-09-24 1997-09-10 歯科用ハンドピース

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5807108A (ja)
EP (1) EP0830848B1 (ja)
JP (1) JP3907284B2 (ja)
AT (2) AT403882B (ja)
DE (1) DE59709673D1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012039329A1 (ja) * 2010-09-22 2012-03-29 株式会社吉田製作所 エアタービンハンドピース
JP2012205643A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Yoshida Dental Mfg Co Ltd エアタービンハンドピース
JP3182759U (ja) * 2013-01-28 2013-04-11 雷虎科技股▲分▼有限公司 歯科用ハンドピース

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19833249A1 (de) * 1998-07-23 2000-01-27 Kaltenbach & Voigt Turbinen-Handstück, insbesondere für medizinische oder dentalmedizinische Zwecke
AT407340B (de) * 1999-05-05 2001-02-26 Buermoos Dentalwerk Zahnärztliches handstück
SE523573C2 (sv) * 2000-12-22 2004-04-27 Atlas Copco Tools Ab Tryckluftdrivet maskinverktyg.
JP2002238922A (ja) * 2001-02-13 2002-08-27 Nakanishi:Kk 歯科用ハンドピース
JP4160319B2 (ja) * 2002-05-10 2008-10-01 株式会社モリタ製作所 歯科用切削装置及びサックバック防止方法
JP4476281B2 (ja) * 2003-03-13 2010-06-09 ダブリュー ブラウニング ジェリー 使い捨て歯科用装置
DE10313262A1 (de) * 2003-03-24 2004-10-07 Muss Dental Gmbh Motorbetriebenes Handstück für medizinische Zwecke, insbesondere für ein dentales Labor
JP5468002B2 (ja) * 2007-08-30 2014-04-09 アセニック・デンタル・インコーポレーテッド 使い捨て式歯科ハンドピース
DE102007042318B4 (de) * 2007-09-06 2017-11-30 Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Kompakter trockenlaufender Kolbenverdichter
DE102011005870A1 (de) * 2011-03-21 2012-09-27 Kaltenbach & Voigt Gmbh Medizinisches Turbinen-Handstück mit Rücksaugstopp
DE102013202174B4 (de) 2013-02-11 2018-08-30 Sirona Dental Systems Gmbh Zahnärztliches Präparationsinstrument mit einer druckluftbetriebenen Turbine
JP6666607B2 (ja) * 2013-03-06 2020-03-18 ダブリュティーオー インコーポレイテッドWto, Inc. 切削工具のためのタービン駆動動力装置
US9333611B2 (en) 2013-09-13 2016-05-10 Colibri Spindles, Ltd. Fluid powered spindle
US10207379B2 (en) 2016-01-21 2019-02-19 Colibri Spindles Ltd. Live tool collar having wireless sensor
CN106344180B (zh) * 2016-10-12 2018-11-27 北京东博牙科手机有限公司 一次性高速涡轮牙钻手机零回吸装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3255527A (en) * 1962-08-17 1966-06-14 American Hospital Supply Corp Air driven dental handpieces
US3175293A (en) * 1958-10-10 1965-03-30 John V Borden Dental handpiece
DE1107891B (de) * 1960-03-23 1961-05-31 Siemens Reiniger Werke Ag Versorgungseinrichtung fuer zahnaerztliche Bohrhandstuecke
DE1147003B (de) * 1961-08-22 1963-04-11 Siemens Reiniger Werke Ag Zahnaerztliches Bohrhandstueck mit einer in druckluftgeschmierten Gleitlagern gelagerten Antriebswelle
ES2036709T3 (es) * 1987-03-19 1993-06-01 Bernard Lambertin Rotor con volante de inercia de una herramienta neumatica manual de uso dental, con freno intermitente.
JPH0628086Y2 (ja) * 1990-08-24 1994-08-03 株式会社中西歯科器械製作所 歯科用ハンドピースの防塵装置
FR2671967A1 (fr) * 1991-01-25 1992-07-31 Bien Air Piece a main notamment destinee a la chirurgie dentaire, tete de piece a main et appareillage dento-medical equipe d'une telle tete.
JPH0714397B2 (ja) * 1991-08-12 1995-02-22 株式会社中西歯科器械製作所 歯科用ハンドピース
JPH0759237B2 (ja) * 1992-06-09 1995-06-28 正博 村瀬 内部汚染防止型ハンドピース
DE4320532C1 (de) * 1993-06-21 1994-09-08 Siemens Ag Zahnärztlicher Turbinenantrieb mit Mitteln zur selbsttätigen Drehzahlregelung
DE9417609U1 (de) * 1994-11-03 1995-01-19 Field Roger System gegen das Zurücksaugen von Luft bei Zahnarzthandstücken

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012039329A1 (ja) * 2010-09-22 2012-03-29 株式会社吉田製作所 エアタービンハンドピース
JP2012205643A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Yoshida Dental Mfg Co Ltd エアタービンハンドピース
JP3182759U (ja) * 2013-01-28 2013-04-11 雷虎科技股▲分▼有限公司 歯科用ハンドピース

Also Published As

Publication number Publication date
EP0830848A1 (de) 1998-03-25
DE59709673D1 (de) 2003-05-08
US5807108A (en) 1998-09-15
JP3907284B2 (ja) 2007-04-18
AT403882B (de) 1998-06-25
ATE235857T1 (de) 2003-04-15
EP0830848B1 (de) 2003-04-02
ATA169696A (de) 1997-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1099345A (ja) 歯科用ハンドピース
JP3005404U (ja) 歯科用タービン駆動装置
US5507642A (en) Dental turbine drive
JP4879164B2 (ja) ハンドピース及びそのサックバック防止方法
JPH0628086Y2 (ja) 歯科用ハンドピースの防塵装置
JPH06327698A (ja) 歯科用ハンドピース
JP3672781B2 (ja) 空気駆動回転切削器
JP4100833B2 (ja) 医療または歯科医療目的のタービンハンドピース
US3175293A (en) Dental handpiece
US5911579A (en) Dental handpiece with baffle for stabilizing rolling bearing cage
SE519703C2 (sv) Armmanövrerat, motordrivet handverktyg
JP3996647B2 (ja) 自己清浄式回転歯科医用鏡
US3762052A (en) Dentist drill
JP2000316875A (ja) 歯科用ハンドピース
JP2004516158A5 (ja)
US2866267A (en) Dental hand drill
JP4122174B2 (ja) 歯科用切削装置
JPH0811002A (ja) 自動工具交換機構付静圧空気軸受スピンドル
JP3122310B2 (ja) 小型流体駆動タービンハンドピース
RU2004105854A (ru) Устройство для очистки воздуха и помещения
JPH0620492Y2 (ja) ハンドピースの内部汚染防止装置
JPS6142576Y2 (ja)
JPS62650Y2 (ja)
JP2567229Y2 (ja) 歯科用ハンドピースの給気装置
JP3338859B2 (ja) 歯科用ハンドピース

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term