JPH1099249A - 拭き取りシート - Google Patents

拭き取りシート

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JPH1099249A
JPH1099249A JP8257042A JP25704296A JPH1099249A JP H1099249 A JPH1099249 A JP H1099249A JP 8257042 A JP8257042 A JP 8257042A JP 25704296 A JP25704296 A JP 25704296A JP H1099249 A JPH1099249 A JP H1099249A
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sheet
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crepe
swelling
sheets
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直人 竹内
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孝義 小西
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トイレットの清掃に使用されるウエットシー
トは、平坦なため汚れの拭き取り効果が十分でなく、ト
イレット内の溜り水や浄化槽内で沈みにくかった。 【解決手段】 低クレープ率の第1のシートS1の表裏
両面に、前記第1のシートS1よりも高クレープ率の第
2のシートS2と、第1のシートS1よりも高クレープ
率で第2のシートS2よりも低クレープ率の第3のシー
トS3を接着接合部Aで接合する。各シートに清浄薬液
が含浸されると、クレープ皺の伸びにより第2のシート
S2と第3のシートS3に膨らみが生じるが、シートS
2とS3間でクレープ率を相違させておくことにより、
シートS2の膨らみ量よりもシートS3の膨らみ量が小
さくなる。よって全体が嵩高であり、シート両面で膨ら
み量の違いによる清掃効果を発揮でき、また、シート間
に含まれる空気量が少なくなりトイレット内などで沈み
やすくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水洗トイレットの
清掃用または除菌または殺菌用、あるいは人体のおしり
拭き用などとして使用され、使用後にトイレなどに捨て
ることが可能な拭き取りシートに係り、特に両面にて充
分なまたは多様な拭き取り効果を得ることができ、また
水洗トイレット内の溜り水や浄化槽内で浮きにくくした
拭き取りシートに関する。
【0002】
【従来の技術】トイレットや室内の清掃用、あるいはお
しめを替えるときのおしり拭き用などとして、水洗トイ
レットに捨てることができる水解性のウエットシートが
使用される。このウエットシートは、木材パルプ繊維な
どの繊維と、水溶性または水により膨潤するバインダー
とで形成された水解性シートに、清浄薬液が含浸された
ものである。清浄薬液は水とアルコールに界面活性剤、
清浄成分や防腐剤、香料等などが含まれ、さらに前記バ
インダーの溶解を抑制するために金属イオンなどが含ま
れる。このウエットシートは前記金属イオンを含む清浄
薬液が含浸された状態では分解せずにシートの強度を保
つことができ、水洗トイレット内に流すと、多量の水に
より清浄薬液の金属イオンが希釈化され、水洗トイレッ
ト内または浄化槽内で分解される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のウエッ
トシートは、平坦な水解性シートが1枚で使用され、あ
るいは2、3枚が重ねられて使用されるものであるた
め、シートそのものの嵩が低く薄いものであった。した
がって、手でシートを押さえ清掃場所を拭く際に、シー
トを手で保持する感触を得ることができず、例えば手と
シートとが滑りやすく、使用感触の悪いものであった。
【0004】また、清掃の際に拭き取り面となるウエッ
トシートの表面および裏面が平滑であり、またはきわめ
て浅いエンボス加工が施されている程度であるため、表
面と裏面の双方での汚れの拭き取り効果が充分ではなか
った。また、嵩高感の実現のみに着目した場合には、不
織布などの嵩の高いシートを重ねてシート全体を嵩高と
することも考えられる。しかし、この場合もシートの表
裏両面での拭き取り効果を高めることはできない。また
単に嵩高にしたシートでは、重ねられたシート間に多く
の空気を含み、シート全体の浮力が大きくなる。その結
果、水洗トイレット内の溜り水内で浮いて流れにくくな
ったり、または浄化槽内で沈みにくくなるなどの問題が
生じる。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、汚れを拭き取った後にトイレットなどに流して捨
てることが可能な拭き取りシートにおいて、シートを嵩
高にして手で保持しやすくするとともに、シートの表裏
両面での汚れの拭き取り効果を高くし、またシート表面
と裏面での膨らみ量に差を持たせて、表面と裏面を選択
して拭き取りに使用できるようにして拭き取り効果の多
様化を実現できるようにした拭き取りシートを提供する
ことを目的としている。
【0006】また、本発明は、シートを嵩高にするとと
もに、一方の面に拭き取りに効果を発揮する膨らみを形
成した場合に、他方の面での膨らみを少なめにして全体
とし含まれる空気量を可能な限り削減し水洗トイレット
の溜り水や浄化槽内で沈みやすくした拭き取りシートを
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の拭き取りシート
は、水で分解可能な第1と第2と第3のシートから成
り、第1のシートの一方の面に第2のシートが重ねら
れ、第1のシートの他方の面に第3のシートが重ねられ
て、3枚のシートが複数の接合部により部分的に接合さ
れ、前記接合部と接合部の間の領域で第2のシートと第
3のシートに膨らみが形成されて、全体が嵩高とされて
おり、且つ第2のシートの膨らみ量よりも第3のシート
の膨らみ量が小さくされていることを特徴とするもので
ある。
【0008】また本発明の拭き取りシートは、水で分解
可能で且つ低クレープ率のまたはクレープを有しない第
1のシートと、前記第1のシートよりも高クレープ率の
第2のシートと、前記第1のシートよりも高クレープ率
で前記第2のシートよりも低クレープ率の第3のシート
から成り、第1のシートの一方の面に第2のシートが重
ねられ、第1のシートの他方の面に第3のシートが重ね
られて、3枚のシートが複数の接合部により部分的に接
合され、前記接合部と接合部の間の領域にて、第2のシ
ートおよび第3のシートに、クレープの復元による第1
のシートとの伸び率の差による膨らみが形成されて、全
体が嵩高とされており、さらに、第2のシートの膨らみ
量よりも第3のシートの膨らみ量が小さくされているこ
とを特徴とするものである。
【0009】例えば、前記接合部は所定のピッチで列を
成して形成され且つこの接合部の列が複数列形成され
て、前記列と列との間の領域で、第2のシートと第3の
シートには、前記接合部の列方向の配列ピッチに対応し
た凹凸皺が形成されており、第2のシートの凹凸皺での
山部の膨らみ量よりも、第3のシートの凹凸皺の山部の
膨らみ量が小さく形成されているものとなる。
【0010】上記において、第2のシートおよび第3の
シートには、シート間の空隙と外部とを連通させる多数
の孔が形成されていることが好ましい。
【0011】本発明の拭き取りシートは、例えばトイレ
ットの清掃やおしり拭きなどに使用され、使用後そのま
まの状態でトイレットに捨てられ、水洗トイレットの溜
まり水または浄化槽内で分解可能とされたものである。
【0012】本発明の拭き取りシートは、第1のシート
の表裏両面に第2のシートと第3のシートが重ねられ部
分的に接合された3枚構成であり、さらに第2のシート
と第3のシートには接合部と接合部の間で膨らみが形成
されて全体が嵩高となっている。したがって、手で持っ
たときの感触が布雑巾に近く、手で保持しやすい。また
表面のシートの膨らみにより、汚れを拭き取る効果も高
くなる。特に、図3に示すように、シートを接合する接
着接合部において、短接合部を一定のピッチで形成し
て、第2のシートと第3のシートに短接合部のピッチま
たは間隔に応じて山部と谷部とが繰り返して連続する凹
凸皺を形成しておくことにより、清掃時の拭き取り効果
をさらに高くできる。
【0013】本発明の拭き取りシートはこのように嵩高
であるが、シートの一方の面に現われる第2のシートの
膨らみ量よりも、他方の面に現われる第3のシートの膨
らみ量を小さくしている。また、図3に示すように、第
2のシートと第3のシートに凹凸皺が形成されるもので
は、凹凸皺の山部の膨らみ量が、第2のシート側で大き
く第3のシート側で小さくなる。したがって、第2のシ
ート側を拭き取り面として使用しても、また第3のシー
ト側を拭き取り面として使用しても、いずれも十分な拭
き取り効果を発揮できるが、特に表裏両面でのシートの
膨らみ量に差が設けられているため、第2のシート側を
使用したときと第3のシート側を使用したときとで拭き
取り効果を相違させることができる。例えば、膨らみの
大きい第2のシート側を拭き取り面として使用すると、
比較的凹凸のある面に付着した汚れの除去に効果を発揮
し、膨らみの小さい第3のシート側を拭き取り面として
使用すると、比較的平滑な面に付着した汚れの除去に効
果を発揮する。
【0014】また、第2のシートの膨らみ量または凹凸
皺の山部の膨らみ量を、汚れの除去に最適なものに設定
した場合に、第3のシートの膨らみ量が、第2のシート
よりも小さくなるため、第2のシート側で十分な汚れの
拭き取り効果を発揮でき、しかも3枚構成のシート全体
におけるシート間の空隙の容量をなるべく小さくでき、
シート全体が含む空気量が過大になるのを防止できる。
よって、水洗トイレットの溜り水内や浄化槽内での浮力
の増大を抑制でき、前記溜り水内や浄化槽内で沈みやす
くなる。
【0015】すなわち、本発明の拭き取りシートは、表
裏両面の第2のシートと第3のシートの双方に膨らみを
形成し、または図3に示すように膨らみによる山部と谷
部が繰り返す凹凸皺を形成して、全体として嵩高感を与
え、清掃時には表面側となる第2のシートを拭き取り側
に向けて使用するだけでなく、裏面側となる第3のシー
トを拭き取り側に向けて使用できるようにし、さらに、
主に表面側として使用される第2のシートの膨らみ量を
最適な拭き取り効果を発揮できるように設定したとき
に、裏面側となる第3のシートの膨らみ量を削減して、
全体に含まれる空気量を可能な限り少なくし、シート全
体としての浮力の低下を実現できるようにしている。
【0016】第2のシートと第3のシートに膨らみを形
成する方法としては、例えば低い伸び率のクレープ皺を
有するかまたはクレープを有しない第1のシートと、こ
の第1のシートよりも高い伸び率のクレープを有する第
2のシートおよび第3のシートとが重ねられて部分的に
接合される。接合後に清浄薬液などが含浸されると、前
記第2のシートと第3のシートはクレープの復元により
伸び、第2のシートおよび第3のシートと、第1のシー
トとの伸び率の差により、第2のシートと第3のシート
に接合部間で膨らみが発生する。このとき、第2のシー
トのクレープ率よりも第3のシートのクレープ率の方が
低く設定されることにより、第2のシートの膨らみ量よ
りも第3のシートの膨らみ量の方が小さくなる。
【0017】第2のシートと第3のシートの双方に膨ら
みを形成でき、また第2のシートの膨らみ量よりも第3
のシートの膨らみ量を小さくするためには、第1のシー
トと第2のシートとのクレープの復元による伸び率の差
が20から80%の範囲で、第1のシートと第3のシー
トとのクレープの復元による伸び率の差が10から50
%の範囲とすることが好ましい。さらに第2のシートと
第3のシートのクレープの復元による伸び率の差を10
%以上さらには20%以上とすることが好ましい。
【0018】本発明での各シートは、例えば天然パルプ
繊維、またはレーヨンなどの化学繊維を含む紙、あるい
は不織布であり、水で分解可能に形成されている。例え
ば、シートは、天然パルプなどの繊維と、これらの繊維
どうしを結合させるための、カルボキシルメチル化パル
プまたはカルボキシメチルセルロースなどの水溶性また
は水膨潤性のバインダーとから構成される。また、複数
のシートは、例えば水溶性のカルボキシメチルセルロー
スなどの水溶性接着剤などで互いに接合されている。ま
たシートは水で分解可能であれば、上記のものに限定さ
れるものではない。
【0019】さらに、少なくとも第2と第3のシートに
シート間の空隙内の空気を逃がすために多数の孔を形成
すると、シート間の空気が外部に逃げやすくなり、浮力
が低下し、水洗トイレット内の溜まり水や浄化槽内で沈
みやすくなる。この場合も、第3のシートの膨らみ量を
第2のシートの膨らみ量よりも小さく設定し、シート全
体に含まれる空気量を少なくしておくと、前記多数の孔
から空気が逃げやすくなり、浄化槽などで早く沈むよう
になる。
【0020】シートに多数の孔を形成する方法の一例と
しては、湿式抄紙工程の抄紙漕(ワイヤーパート)に設
けられた抄紙用のシリンダーの表面に多数の凹凸を付
け、このシリンダーで天然パルプ繊維などを抄紙して、
前記凹凸に対応した多数の孔を有する紙層(または繊維
ウエッブ)を形成し、この紙層(または繊維ウエッブ)
を乾燥ドラムで巻き取って乾燥し、多数の孔を有する原
紙(シート)を製造する。さらにシート(原紙)にクレ
ープ加工を施す場合には、前記乾燥ロールにドクターブ
レードを当て、乾燥ロールと巻取りロールとの間に回転
速度差を与える。
【0021】前記抄紙工程で製造されるシート(原紙)
の孔の大きさは、例えば平均直径が1.0〜5.0mm
程度が好ましい。本発明のシートでの孔は、シート間の
空隙の空気が外部へ抜け出ればよく、目に見える程度の
大きさの孔であってもよいし、あるいは非常に微細な孔
であって、シートとして使用される原紙または不織布の
繊維密度の高い部分と低い部分が一定のピッチで繰り返
され、前記繊維密度の低い部分(粗の部分)が空気を逃
がすための孔として機能するものであってもよい。
【0022】またシートに多数の孔を形成する工程とし
ては、多孔質のベルト上に繊維ウエッブを形成し、この
ウエッブにエアーシャワーを与えて、前記ベルトの孔に
対応した多数の孔を形成したものでもよく、または針な
どでシートの全面に穴を開けたものであってもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の拭き取りシート
の構造を示す斜視図であり、図2(A)(B)(C)
は、シートの接合方法を示す断面図、図3は接合部と膨
らみ皺の形成状態を示す拭き取りシートの部分拡大平面
図、図4は多孔質のシートを形成する製造方法の一例を
示す説明図、図5は図4の抄紙用のシリンダーの部分拡
大図である。
【0024】図1に示す拭き取りシート1は、例えばト
イレットの清掃、またはおしり拭き用などとして使用さ
れるものであり、使用後に水洗トイレットに捨てられ、
水洗トイレットの溜り水または浄化槽の水で分解可能な
ものである。この拭き取りシート1は、第1のシートS
1と、この第1のシートS1の表裏両側にて接着接合部
Aにより部分的に接着接合された第2のシートS2およ
び第3のシートS3との3層のサンドイッチ構造であ
り、接着接合部Aと接着接合部Aとの間の領域で、第2
のシートS2と第3のシートS3に膨らみが形成されて
嵩高とされている。ただし、図1および図2(C)に示
すように、第2のシートS2の膨らみ量が、第3のシー
トS3の膨らみ量よりも大きく、第1のシートS1と第
2のシートS2との間の膨らみによる空隙C1の容積
と、第1のシートS1と第3のシートS3との間の膨ら
みによる空隙C2の容積とでは、空隙C1の方が空隙C
2よりも大きくなっている。
【0025】前記第1のシートS1、第2のシートS
2、および第3のシートS3は、天然パルプ繊維などの
原料繊維に、水溶性または水膨潤性のバインダーとして
カルボキシルメチル化パルプまたはカルボキシメチルセ
ルロース、あるいはポリビニルアルコール、デンプン、
カラギーナン、ガラクトマンナン、アクリル酸エステル
などが含まれて、水により分解可能とされている。本発
明の好ましい例としては、各シートS1、S2およびS
3または少なくともシートS2とS3に、多数の微細な
小孔3が形成されている。例えばこの微細な小孔は、湿
式抄紙工程にて付与される。
【0026】図4は湿式抄紙工程を説明するものであ
る。天然パルプ繊維などの原料繊維と例えばカルボキシ
ルメチル化パルプなどは、ポーチャー10内で水ととも
に撹拌され、抄紙槽11(ワイヤーパート)に送られ
る。抄紙槽11(ワイヤーパート)ではポンプ13によ
る循環圧力で原料繊維がシリンダー12の外周に付着さ
せられ紙層(繊維ウエッブ)Wが形成される。紙層(繊
維ウエッブ)Wはウエットフェルト14に転写され、さ
らにトップフェルト15から乾燥ドラム16に転写さ
れ、乾燥ドラム16の表面で乾燥される。図5に示すよ
うに、前記抄紙用のシリンダー12の表面には微細な凸
部12aが形成されており、この凸部12aを有する凹
凸部に当たる紙層(繊維ウエッブ)Wに小孔が貫通し、
または繊維の密度が低くなって空気が通過しやすい小孔
が形成される。
【0027】乾燥ドラム16により乾燥されたシートS
2(またはS3、あるいはS1)は巻取りドラム18、
19により巻き取られるが、乾燥ドラム16の表面には
ドクターブレード17が当てられ、乾燥ドラム16の周
速よりも巻取りドラム18、19の周速が遅く設定さ
れ、シートS2にクレープ加工が施される。シートS1
とS2とS3とでは、乾燥ドラム16と巻取りドラム1
8、19との周速差が相違し、この周速差の大小により
クレープ率が調節される。本発明では、シートS1は低
クレープ率(またはクレープが形成されない)に設定さ
れ、シートS2はシートS1に対し相対的に高クレープ
率となる。また第3のシートS3は、シートS1よりも
高いクレープ率で、第2のシートS2よりも低いクレー
プ率となるように、クレープ加工が施される。
【0028】前記シートS1とS2とS3は、図2
(A)に示すように重ねられる。図2(A)では、第1
のシートS1の表裏両面に接着剤2が塗布され、第2の
シートS2が第1のシートS1の表面に、第3のシート
S3が第1のシートS1の裏面に重ねられる。接着剤2
は、例えば図3に示す接合パターンとなるように塗布さ
れるが、この接着剤2は、例えば水溶性のカルボキシメ
チルセルロースなどである。第1のシートS1と第2の
シートS2および第3のシートS3が重ねられた状態
で、加湿されながら加熱板4および5により挟圧され
る。加熱板5には接着接合部Aのパターンに合わせたエ
ンボス5aが設けられており、このエンボス5aにより
シートが加圧・加熱されて、第1のシートS1と第2の
シートS2および第1のシートS1と第3のシートS3
が接着接合部Aにて互いに接着接合される。接合された
ものを図2(B)に示す。
【0029】このように接着接合されたシートS1とS
2およびS3に、水とアルコール、界面活性剤、防腐剤
および消臭剤や芳香剤、さらにシートの水解を抑制する
金属イオンなどを含む清浄薬液が含浸される。清浄薬液
が含浸されると、シートのクレープ皺が復元して伸びを
生じる。ただし第2のシートS2が第1のシートS1よ
りもクレープ率が高く、第2のシートS2のクレープ復
元時の伸びが第1のシートS1よりも大きいため、図2
(C)に示すように、接着接合部Aと接着接合部Aとの
間の領域で、第2のシートS2に膨らみが発生する。同
様に、第3のシートS3と第1のシートS1とのクレー
プの復元による伸び率の相違により、接着接合部Aと接
着接合部Aとの間で第3のシートS3にも膨らみが生じ
て、嵩高の拭き取りシート1となる。
【0030】ただし、第3のシートS3のクレープ率
は、第2のシートS2のクレープ率よりも低く、クレー
プの復元による伸び率は、第2のシートS2よりも第3
のシートS3の方が小さい。そのため、第2のシートS
2の膨らみ量よりも第3のシートS3の膨らみ量の方が
小さくなり、第1のシートS1と第2のシートS2との
間の空隙C1の容積よりも、第1のシートS1と第3の
シートS3との間の空隙C2の容積の方が小さくなる。
なお、シートに含浸される清浄薬液は前記のようにカル
シウムやストロンチュームなどの金属イオンを含むた
め、第1、第2および第3のシートに含まれているカル
ボキシルメチル化パルプや、シートどうしを接着する水
溶性のカルボキシメチルセルロースなどの接着剤と架橋
コンプレックスを生じ、バインダーおよび接合部の分解
が抑制される。したがって、拭き取り時にはシートの強
度が十分に維持される。また使用後に水洗トイレットに
捨てられると、清浄薬液が多量の水で希釈され、シート
および接着接合部が水にて分解可能となる。
【0031】図3は接着接合部Aの接着パターンの一例
を示している。図3では、第1と第2のシート、および
第1と第3のシートが、で示す短い直線状の短接合部
aにより部分的に接着接合されている。この短接合部a
は一定の間隔を開けてY方向へ列を成して配列されてお
り、このY方向へ延びる列が図1に示す接着接合部Aと
なっている。前記短接合部aはシートのクレープ皺bの
延びる方向(X方向)および短接合部aのピッチの方向
(Y方向)に角度を有して斜めに設けられており、さら
に短接合部aの並ぶ列(接着接合部A)は、X方向へ所
定の間隔を開けて形成されている。
【0032】各シートS1、S2、S3に清浄薬液が含
浸されると、クレープ加工による微細な皺bがY方向へ
膨らもうとする。このとき第1のシートS1と第2のシ
ートS2および第3のシートS3は短接合部aの部分
で接着されているため、このの部分では第2のシート
S2および第3のシートS3にY方向への伸びが発生し
にくい。これに対し短接合部aと短接合部aで挟まれた
部分では、第2のシートS2および第3のシートS3
がY方向へ伸びやすく、このY方向への伸び(イ)によ
りの部分では弛みが発生しやすい。その結果、Y方向
に配列された接着接合部Aと接着接合部Aとで挟まれた
領域では、第2と第3のシートに、両側の短接合部aの
部分を結ぶ谷部が形成され、また第2と第3のシート
に、両側の部分を結ぶ膨らみにより山部が現れる。
よって、接着接合部Aに挟まれた領域では、第2のシー
トS2と第3のシートS3に、短接合部aの配列ピッチ
とほぼ一致した凹凸の皺Bが現れ、凸部(山部)が膨ら
みを生じる。この皺Bを形成することにより、拭き取り
効果を高めることができる。
【0033】上記の凹凸皺Bは、拭き取りシート1の表
裏両面、すなわち第2のシートS2と第3のシートS3
の双方に形成されるが、前記のように、第3のシートS
3の伸び率が第2のシートS2の伸び率よりも小さいた
め、第1のシートS1と第2のシートS2との間の凹凸
皺Bの山部内の前記空隙C1の容積よりも、第1のシ
ートS1と第3のシートS3との間の凹凸皺Bの山部
内の前記空隙C2の容積の方が小さくなる。
【0034】この拭き取りシート1は、膨らみ量の大き
い第2のシートS2を清掃時の拭き取り側に向けて使用
することもできるし、または第3のシートS3を拭き取
り側に向けて使用することもできる。ただし、この種の
拭き取りシート1は4つ折りあるいは8つ折りの状態で
容器に収納され、使用時には主に4つ折りまたは8つ折
りの状態で使用されるようにその大きさが設定されてい
る。前記容器に収納される際に、第2のシートS2が折
った状態での表面側に出るように、すなわち第2のシー
トS2が山折りの外側に現れるように折り畳まれること
により、使用者が4つ折りや8つ折りの状態で清掃を行
なうとき、第2のシートS2を拭き取り側に向けて使用
される頻度が高くなる。第2のシートS2は、膨らみ量
が大きく、図3に示す凹凸皺Bの山部が高くなってい
るため、拭き取り効果を有効に発揮でき、特に凹凸のあ
る面に付着した汚れの拭き取りに効果がある。
【0035】また、この拭き取りシートは裏返して使用
することも可能であり、裏返して使用した場合にも拭き
取り効果を発揮することが可能である。すなわち、第3
のシートS3が拭き取り側に向けられて使用された場合
においても、この第3のシートS3に、図3に示す山部
と谷部とが繰り返される凹凸皺Bが形成されている
ため、この第3のシートS3の表面でも、拭き取り効果
を発揮することができる。ただし、第3のシートS3の
膨らみ量は第2のシートS2の膨らみ量よりも小さいた
め、第3のシートS3で拭き取るときには、比較的平滑
な面に付着した汚れの拭き取りに効果を発揮できる。こ
のように、本発明の拭き取りシートでは、第2のシート
S2側を使用するか、第3のシートS3側を拭き取りで
使用するかで、異なる清掃効果を期待できる。
【0036】また、本発明の拭き取りシート1は両面に
膨らみ(図3に示す凹凸皺B)が形成されているために
全体として嵩高で、手で保持しやすいものとなってい
る。ただし、裏面側となる第3のシートS3の膨らみ量
をやや抑え、空隙C2の容積を空隙C1の容積よりも小
さくしているため、拭き取りシート1全体に含まれる空
気の量が極力少なくなっている。よって、水洗トイレッ
トの溜り水内や浄化槽内で拭き取りシート1が過剰な浮
力を有することがなく、沈みやすいものとなる。すなわ
ち、第2のシートS2の膨らみ量を汚れの拭き取りに適
正なものに設定したときでも、シート全体に含まれる空
気量を極力低下できるようになり、浮力が過剰になるの
を防止できる。特に図示している拭き取りシート1で
は、シートに多数の小孔3が形成されているため、水洗
トイレットの溜まり水や浄化槽内で空隙C1およびC2
内の空気が小孔3から外部へ逃げやすくなり、さらに水
の中に沈みやすくなる。
【0037】上記のように、第2のシートS2と第3の
シートS3の双方に、図3に示す凹凸皺Bを適度な空隙
C1とC2を有して形成でき、また第2のシートの膨ら
みを第3のシートよりも大きくするためには、第1のシ
ートS1と第2のシートS2とのクレープの復元による
伸び率の差が20から80%の範囲で、第1のシートS
1と第3のシートS3とのクレープの復元による伸び率
の差が10から50%の範囲とすることが好ましい。さ
らに第2のシートと第3のシートのクレープの復元によ
る伸び率の差を10%以上さらには20%以上とするこ
とが好ましい。ただし、本明細書でのシートの伸び率
は、シートの元の長さをx、液にシートを浮かべてクレ
ープ皺が復元されて伸びた後のシートの長さをΔxとし
たときに、{(Δx−x)/x}×100(%)で表さ
れる。
【0038】なお、図示の例では、少なくとも第2のシ
ートと第3のシートの双方に多数の小孔3が形成された
ものとなっているが、空隙C1の容積の大きい第2のシ
ートのみに多数の小孔3を形成してもよい。また全体が
小孔3を有しないシートにより構成されたものであって
も、空隙C2の容積を小さくしているために、シート全
体の浮力を抑制できる効果を発揮できる。上記の例で
は、拭き取りシート1は、清浄薬液が含浸されたウエッ
トな状態でプラスチックの容器などに入れられて使用さ
れる。あるいは、ドライな状態で容器に収納され、使用
するときに清浄薬液が含浸されまたは含浸されないもの
でもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の拭き取りシート
は、一方の面に現われる第2のシートの膨らみ量を大き
くし、他方の面に現われる第3のシートの膨らみ量をこ
れよりも小さくしているため、拭き取りシートのそれぞ
れの面で異なる拭き取り効果を期待できる。また、第1
のシートと第3のシートとの間に、第1のシートと第2
のシートの間に形成される空隙よりも小さい容積を有す
る空隙が形成されているため、シートを嵩高にでき、第
2のシート側で十分な拭き取り効果を発揮でき、しかも
水に対するシートの浮力を小さくすることができる。よ
って、シートを手で保持しやすく、また多様な清掃効果
を発揮でき、且つトイレットに流したときに沈みやすい
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の拭き取りシートの全体の構造を示す斜
視図、
【図2】(A)(B)(C)は拭き取りシートの接合工
程を示す断面図、
【図3】前記拭き取りシートの接着パターンの一例を示
す部分平面図、
【図4】湿式の抄紙工程を説明する説明図、
【図5】図4に示す抄紙用のシリンダーの部分拡大図、
【符号の説明】
1 拭き取りシート 2 接着剤 3 小孔 12 抄紙用のシリンダー 12a 微小な凸部 S1 第1のシート S2 第2のシート S3 第3のシート A 接着接合部 B 皺 C1、C2 空隙 W 紙層(または繊維ウエッブ) a 短接合部 b クレープ皺

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水で分解可能な第1と第2と第3のシー
    トから成り、第1のシートの一方の面に第2のシートが
    重ねられ、第1のシートの他方の面に第3のシートが重
    ねられて、3枚のシートが複数の接合部により部分的に
    接合され、前記接合部と接合部の間の領域で第2のシー
    トと第3のシートに膨らみが形成されて、全体が嵩高と
    されており、且つ第2のシートの膨らみ量よりも第3の
    シートの膨らみ量が小さくされていることを特徴とする
    拭き取りシート。
  2. 【請求項2】 水で分解可能で且つ低クレープ率のまた
    はクレープを有しない第1のシートと、前記第1のシー
    トよりも高クレープ率の第2のシートと、前記第1のシ
    ートよりも高クレープ率で前記第2のシートよりも低ク
    レープ率の第3のシートから成り、第1のシートの一方
    の面に第2のシートが重ねられ、第1のシートの他方の
    面に第3のシートが重ねられて、3枚のシートが複数の
    接合部により部分的に接合され、前記接合部と接合部の
    間の領域にて、第2のシートおよび第3のシートに、ク
    レープの復元による第1のシートとの伸び率の差による
    膨らみが形成されて、全体が嵩高とされており、さら
    に、前記第2のシートと第3のシートとのクレープ率の
    差により、第2のシートの膨らみ量よりも第3のシート
    の膨らみ量が小さくされていることを特徴とする拭き取
    りシート。
  3. 【請求項3】 前記接合部は所定のピッチで列を成して
    形成され且つこの接合部の列が複数列形成されて、前記
    列と列との間の領域で、第2のシートと第3のシートに
    は、前記接合部の列方向の配列ピッチに対応した凹凸皺
    が形成されており、第2のシートの凹凸皺での山部の膨
    らみ量よりも、第3のシートの凹凸皺の山部の膨らみ量
    が小さく形成されている請求項1または2記載の拭き取
    りシート。
  4. 【請求項4】 第2のシートおよび第3のシートには、
    シート間の空隙と外部とを連通させる多数の孔が形成さ
    れている請求項1ないし3のいずれかに記載の拭き取り
    シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6670521B2 (en) 2000-04-20 2003-12-30 The Procter & Gamble Company Dispersible absorbent products and methods of manufacture and use
US7838725B2 (en) 2001-04-20 2010-11-23 The Procter & Gamble Company Dispersible absorbent products having a multi-layered structure and methods of manufacture and use
RU196143U1 (ru) * 2019-05-27 2020-02-18 Общество с ограниченной ответственностью «Абразивные технологии» Устройство для очистки

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