JP5859362B2 - トイレットペーパー及びトイレットペーパーの製造方法 - Google Patents

トイレットペーパー及びトイレットペーパーの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5859362B2
JP5859362B2 JP2012074964A JP2012074964A JP5859362B2 JP 5859362 B2 JP5859362 B2 JP 5859362B2 JP 2012074964 A JP2012074964 A JP 2012074964A JP 2012074964 A JP2012074964 A JP 2012074964A JP 5859362 B2 JP5859362 B2 JP 5859362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base paper
outer layer
paper
water
embossing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012074964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013202217A (ja
Inventor
平沢 朗
朗 平沢
貴久 興梠
貴久 興梠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
Priority to JP2012074964A priority Critical patent/JP5859362B2/ja
Publication of JP2013202217A publication Critical patent/JP2013202217A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5859362B2 publication Critical patent/JP5859362B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Sanitary Thin Papers (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

本発明は、トイレットペーパー及びトイレットペーパーの製造方法に関し、特に3プライのトイレットペーパー及びその製造方法に関する。
トイレットペーパーは、1枚もののシングルと2枚1組のダブルの2種類が主流である。両者とも、厚み感、ふんわり感、高級感を出すために、全面にエンボス加工がなされているものがある。また、トイレットペーパーは、バージンパルプのみを原料とするものと古紙パルプを原料として用いたものがある。バージンパルプのみを原料とするものは、シングルの場合で1枚の坪量が20g/m2程度、ダブルでは1枚が16g/m2程度として、使用の際に要求される乾燥時の引張強さと湿潤時の引張強さを有しつつ、エンボス加工による厚み感、柔らかさ、ふんわり感を持たせるようにしている。古紙パルプを原料とするものは、坪量16〜20g/m2のシングルが主流であり、バージンパルプのみを原料とするものと比べて品質は重視されていない。
ところで、近年、温水洗浄便座(シャワー付きトイレ)の普及に伴い、排泄後に温水洗浄したうえでトイレットペーパーにより清拭をすることが行なわれるようになってきており、トイレットペーパーにおいては、清拭時に肌に付着した水分が裏抜けによって手に付着しないことが求められるようになってきている。
しかし、従来のバージンパルプのみを原料とするシングル、ダブルのトイレットペーパーは、いずれも柔らかさに優れる半面、温水洗浄便座を使用したのちに清拭を行なうと水分吸収によってエンボスが潰れてしまい厚み感が減少して、裏抜けのおそれがあった。
特開2007−61445号公報
そこで本発明の主たる課題は、柔らかさや清拭性に優れ、しかも水分の裏抜け防止性に優れるトイレットペーパーを提供することにある。
上記課題を解決した本発明とその効果は次記のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
中層及び両外層からなる3プライのトイレットペーパーであって、
両外層の坪量が15〜20g/m2であり、中層の坪量が16〜25g/m2でかつ外層より高く、
両外層にエンボスが付与されており、
前記中層がCD方向に連続する山部と谷部とがMD方向に交互に並ぶ波形状をなし、
一方の外層と中層とが中層の山部の頂部に付与された水溶性接着剤を介して接着され、他方の外層と中層とがその他方の外層のエンボス凸部頂部に付与された水溶性接着剤を介して接着されている、ことを特徴とするトイレットペーパー。
〔請求項2記載の発明〕
中層の波形状の波高さが0.1〜3.0mm、波周期が0.1〜2.0mmである請求項1記載のトイレットペーパー。
〔請求項3記載の発明〕
前記一方に外層は、深さ0.2〜2.0mm、面積0.1〜0.6mm2のエンボスが、エンボス密度30〜100個/cm2で付与され、
前記他方の外層は、深さ0.3〜2.5mm、面積4.0〜400mm2のエンボスが、エンボス密度1〜15個/cm2で付与されている、請求項1又は2記載のトイレットペーパー。
〔請求項4記載の発明〕
中層及び両外層からなる3プライのトイレットペーパーの製造方法であって、
外層用原反ロールから坪量が15〜20g/m2の外層用原紙を繰り出す工程と、
中層用原反ロールから坪量が16〜25g/m2でかつ外層用原紙より高い中層用原紙を繰り出す工程と
各外層用原紙に対してそれぞれエンボスを付与する工程と、
中層用原紙に対してCD方向に連続する山部と谷部とがMD方向に交互に並ぶ波形状を付与する工程と、
中層用原紙の一方面の山部の頂部に水溶性接着剤を付与する工程と、
中層用原紙の水溶性接着剤付与面と一方の外層用原紙のエンボス凸部形成面とを付き合わせて接着する工程と、
他方の外層用原紙のエンボス凸部頂部に水溶性接着剤を付与する工程と、
他方の外層の水溶性接着剤付与面と中層用原紙とを付き合わせて接着する工程と、を有する、ことを特徴とするトイレットペーパーの製造方法。
〔請求項5記載の発明〕
一方の外層用原紙に、深さ0.2〜2.0mm、面積0.1〜0.6mm2のエンボスを、エンボス密度30〜100個/cm2で付与する工程と、
中層用原紙の一方面の山部頂部に水溶性接着剤を付与する工程と、
中層用原紙の水溶性接着剤付与面と前記一方の外層用原紙のエンボス凸部形成面とを付き合わせて接着する工程と、
他方の外層用原紙に、深さ0.3〜2.5mm、面積4.0〜400mm2のエンボスを、エンボス密度1〜15個/cm2で付与する工程と、
他方の外層用原紙のエンボス凸部頂部に水溶性接着剤を付与する工程と、
他方の外層用原紙の水溶性接着剤付与面と中層用原紙に付き合わせて接着する工程と、を有する請求項4記載のトイレットペーパーの製造方法。
〔請求項6記載の発明〕
積層一体化した後に赤外線によって水溶性接着剤を乾燥させる工程を有する請求項5記載のトイレットペーパーの製造方法。
(作用効果)
本発明のトイレットペーパーは、3プライ構造であり積層数が多く、ダブルのものよりも吸水性、吸収量に優れ、裏抜けがし難い。また、本発明のトイレットペーパーは、3プライとして、両外層の坪量を15〜20g/m2であり、中層の坪量が16〜25g/m2でかつ外層より高い。このため、両外層よりも中層における水分保持量が多く、この点でも裏抜けがし難い。
そして、特に、本発明のトイレットペーパーは、両外層にエンボスが付与され、中層がCD方向に連続する山部と谷部とがMD方向に交互に並ぶ波形状をなし、各層が水溶性接着剤を介して積層一体化されている。本発明のトイレットペーパーは、この特徴的な立体構造によって、厚さ方向に荷重が加わった際に、両外層が中層によって支持されるために厚さ方向の強度が強く、また中層の波加工により両外層間の空隙が広くなっている。温水便座洗浄を使用した後の清拭操作は、横方向にスライドするように拭き取るよりも、押しつけるようにして水分を吸収するようにして行なわれることが多い。よって、厚さ方向の強度が強く、しかも両外層間に水分を保持しやすい構造となるため、本発明のトイレットペーパーは高い裏抜け防止効果を有する。また、厚み感が感じられ使用者の安心感も高いものとなる。
また、水溶性接着剤は、吸水時に瞬時に溶解することはないため、水溶性接着剤による接着としたことも裏抜け防止性を高めている。
さらに、本発明のトイレットペーパーでは、一方の外層と中層とが中層の山部の頂部に付与された水溶性接着剤を介して接着され、他方の外層と中層とがその他方の外層のエンボス凸部頂部に付与された水溶性接着剤を介して接着されている。すなわち、各外層と中層との接着が同様に行なわれていない。両外層を中層の両面の山部に付与した接着剤を介して接着した態様や、両外層のエンボス凸部に付与した接着剤により中層に接着した態様は、吸水時に各層が一様の平面方向に伸びやすく、結果として、中層の波が広がる態様で延びが生じて空隙が潰れてしまうおそれがある。本発明のトイレットペーパーの立体構造は、上記の特異な接着態様により両外層と中層との接着態様が同様のものと比較して、吸水時に構造が崩れ難い。これは、各層を接着する接着付与態様を異ならしめることで、水分吸収により各層のクレープが伸ばされて延びが生ずるものの、その接着位置の相違によって中層の波形は延び難くなっているためである。
さらに、本発明のトイレットペーパーでは、両外層にエンボスが付与されているため意匠性や汚物の掻き取り性にも優れ、かつ空隙の確保も十分になされる。
ここで、本発明のトイレットペーパーは、中層の波形状が、特に中層の波形状の波高さが0.1〜3.0mm、波周期が0.1〜2.0mmであると裏抜け防止効果が高まる。
また、本発明のトイレットペーパーは、一方の外層を、深さ0.2〜2.0mm、面積0.1〜0.6mm2のエンボスが、エンボス密度30〜100個/cm2で付与された、所謂マイクロエンボスが付与されたものとし、他方の外層を、深さ0.3〜2.5mm、面積4.0〜400mm2のエンボスが、エンボス密度1〜15個/cm2で付与されている、所謂マクロエンボス又はデザインエンボスと称されるエンボスを付与したものであるのが望ましい。マイクロエンボスにより柔らかさと掻き取り性が向上され、マクロエンボスにより空隙の確保が向上する。それに加えて、上記本発明の特徴的な接着態様とした際に、各層の延びの差が顕著となり吸水時に構造がより崩れ難くなり、裏抜け防止性がより高まる。なお、マイクロエンボスは、紙面の90%以上の領域に全体的に設けるのがよい。
この特徴的な本発明のトイレットペーパーは、各外層用原紙に対してそれぞれエンボスを付与し、中層用原紙に対してCD方向に連続する山部と谷部とがMD方向に交互に並ぶ波形状を付与し、中層用原紙の一方面の山部頂部に水溶性接着剤を付与して中層用原紙の水溶性接着剤付与面と一方の外層用原紙のエンボス凸部形成面とを付き合わせて接着し、他方の外層用原紙のエンボス凸部頂部に水溶性接着剤を付与して、他方の外層の水溶性接着剤付与面と中層用原紙とを付き合わせて接着することで、効率よく製造することができる。また、各層の積層の後に赤外線を照射すれば接着剤の乾燥が迅速に行なわれるようになるので望ましい。
以上のとおり、本発明によれば、柔らかさや清拭性に優れ、しかも水分の裏抜け防止性に優れるトイレットペーパーが提供される。
本発明に係るトイレットペーパーの断面図を示す図である。 本発明に係るトイレットペーパーの各層を模式的に示す斜視図である。 本発明に係るトイレットペーパーの製造方法を説明するための図である。
本発明の実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。
(トイレットペーパー)
本実施形態のトイレットペーパー1は、図1及び図2に示すように、3プライであり、両外層11、21にエンボス12,22が付与され、中層31がCD方向に連続する山部32と谷部33とがMD方向に交互に並ぶ波形状をなし、それら各層11,21、31が水溶性接着剤41、42により接着されて積層一体化された特徴的な立体構造となっている。なお、MD方向とは、抄紙工程に流れ方向であり、トイレットペーパーを巻き取ったトイレットロール製品では、長手連続方向である。CD方向は、MD方向に直行する方向であり、トイレットロール製品では幅方向である。
各層11,21,31は、パルプ主原料とする抄紙原料を抄紙したクレープ紙である。パルプ原料は、トイレットペーパー用の公知のパルプ原料を用いればよい。但し、柔らかさの点で、特にバージンパルプのみをパルプ原料とするのがよく、その場合、特にNBKP(針葉樹クラフトパルプ)とLBKP(広葉樹クラフトパルプ)とを配合したものがよい。その配合割合(JIS P 8120)は、NBKP:LBKP=20:80〜80:20がよく、特に、NBKP:LBKP=30:70〜60:40が望ましい。
他方、本実施形態のトイレットペーパー1は、各外層11,21の坪量が15〜20g/m2であり、中層31の坪量が16〜25g/m2であり、両外層11,21より高くなっている。なお、両外層11,21の坪量は、必ずしも同一である必要はない。外層11,21の坪量が15g/m2未満であると、吸水時に上述の特徴的な構造を維持し難くなり、20g/m2を超えると紙が硬くなるおそれが高まる。他方、中層31の坪量が16g/m2であると吸水時に特徴的な構造を維持し難くなり、25g/m2を超えると紙が硬くなるおそれが高まる。また、中層31の坪量は各外層11,21の坪量よりも低いと、吸収した水分の中層31で保持され難くなり、裏抜け防止性が低下する。
他方、本実施形態のトイレットペーパー1は、好ましい形態として、両外層11,21に付与されるエンボス12,22の種類が異なっており、その一方の外層11のエンボス12の付与態様が、紙面90%以上のほぼ全体的に、面積0.1〜0.6mm2、深さ0.2〜2.0mmのエンボスを、密度30〜100個/cm2で設けたエンボス付与態様となっている。このような面積、深さ、密度でのエンボス付与態様は、マイクロエンボス加工とも称され、比較的浅く細かいエンボス12が紙面全体に配された態様であり、特にエンボス12により汚物の掻き取り性能を向上させるとともに、柔らかさと表面の滑らかさが向上する。
他方の外層21のエンボス付与態様は、本実施形態では、面積4.0〜400mm2、深さ0.3〜2.5mmのエンボス22を密度で1〜15個/cm2で設けたエンボス態様となっている。このような面積、深さ、密度でのエンボス付与態様は、マクロエンボス加工又はデザインエンボス加工とも称され、比較的大きく、深いエンボス22が模様等を描くように配された態様であり、特にエンボス22により汚物の掻き取り性能を向上させるとともに、意匠性の向上と大きな空隙を確保できる利点がある。
他方、本実施形態の中層31はCD方向に連続する山部32と谷部33とがMD方向に交互に並ぶ波形状となっている。本実施形態では、中層31は好ましく波高さL1が0.1〜3.0mm、波周期L2が0.1〜2.0mmである。波高さは谷底から山頂までの距離であり、波周期は隣接する山頂間の距離である。波高さが0.3mm未満であると空隙確保の観点から十分ではなく、0.7mmを超えると強度不足により立体構造が崩れやすくなる。波周期が0.3mm未満であると紙の密度が高くなり柔らかさが低下し、1.0mmを超えると立体構造が崩れやすくなる。
本実施形態のトイレットペーパー1は、上記のとおり両外層11,21に付与したエンボス12,22の付与形態の相違していることから、各々のエンボス12,22による利点が得られるととともに、エンボス付与態様の相違によって、吸水時に紙の伸びが異なるようになる。また、中層31が特に波形状となっているため両外層11,21とも吸水時の延びが相違する。
そして、本実施形態のトイレットペーパー1は、上記の外層11,21、中層31の形状のもと、外層11,21と中層31との水溶性接着剤41,42による接着態様が、マイクロエンボス加工された外層11と中層31とが中層31の山部32の頂部32tに付与された水溶性接着剤41を介して接着され、マクロエンボス加工された外層21と中層31とがそのマクロエンボスのエンボス凸部頂部22tに付与された水溶性接着剤を介して接着されている。すなわち、マイクロエンボスのエンボス凸部頂部に接着剤が付与されていないため、当該外層の中層31に対面するマイクロエンボスは、中層31の山部頂部32tと接する一部のエンボス凸部に接着剤が付着するものの、全てのマイクロエンボスのエンボス凸部に接着剤は付着していない。また、波加工された中層31は、マクロエンボス加工された外層21に対面する面の山部32の頂部には接着剤が付与されていないため、中層31のマクロエンボス加工された外層に対面する面の山部頂部は、マクロエンボス22のエンボス凸部頂部22tと接する部分において部分的に接着剤が付着しているものの、山部頂部の全てには接着剤が付着していない。
本実施形態のトイレットペーパー1では、このように特異な接着態様と上記各層の延びの相違とによって、3プライの特徴的な立体構造が崩れ難くなっている。
他方、本実施形態のトイレットペーパー1における水溶性接着剤41,42としては、カルボキシメチルセルロース(CMC)、澱粉、デキストリン、PVA(ポリビニルアルコール)を単体或いは混合したものを主成分とするものを用いることができる。これらの水溶性接着剤41,42は、トイレットペーパーに要求される水解性を十分に維持しつつ、吸水時に瞬時に接着性を失うことがない。すなわち、本実施形態の吸水時の立体構造を維持して裏抜け防止性を高める効果を発現させつつ、トイレットペーパーに本質的に要求される水解性の確保ができる。
なお、トイレットペーパーは、一般的にJIS P 4501で規定される、ほぐれやすさの試験方法における水解性の結果が100秒以下であることが望ましいとされるが、本実施形態に係るトイレットペーパーは、十分にその水解性を達成できる。
(トイレットペーパーの製造方法)
次いで、上記本実施形態に係るトイレットペーパー1の製造方法について特に図3を参照しながら説明する。
本実施形態のトイレットペーパー1を製造するにあたっては、まず、各層用11,21,31の原紙10,20,30を巻き取った外層用原反ロール10A,20A、中層用原反ロール30Aから、それぞれ外層用原紙10,20、中層用原紙30を繰り出す。これらの原反ロール10A,20A,30Aは、抄紙設備で抄造したクレープ紙を巻き取った所謂一次原反ロール、その一次原反ロールを適宜の直径に巻き直したり、適宜の幅(長さ)に裁断したりして製造した所謂二次原反ロールを用いることができる。
各層11,21,31の原紙10,20,30の坪量は、上記各層の坪量とほぼ同様に調整すればよく、外層用原紙10,20の坪量は、15〜20g/m2とし、中層用原紙30の坪量は16〜25g/m2とする。中層用原紙30は外層用原紙10,20より坪量の高いものとする。
また、中層用原紙30については、乾燥紙力増強剤をパルプ1トン当たり1.0〜15kg添加して抄紙したものとするのが望ましい。中層用原紙30を波形状に加工する際に、その形状が保持されやすい。また、特に中層用原紙30は、JIS P 8113に規定される乾燥時の引張強さ(縦方向)が400〜600cN/25mmであると、より波形状が保持されやすくなり望ましい。
各層11,21,31の原紙10,20,30を繰り出したのちには、各層用原紙についてそれぞれ別途にエンボス加工、波加工を施す。これらのエンボス付与、波加工は別工程となるので順不同の工程であるが、各層用原紙10,20,30は後に積層一体化するため、その加工速度は適宜調整する。すなわち、加工速度を調整して後段の積層工程における速度が一定となるようにする。
エンボス付与については、一方の外層11を構成する外層用原紙10に対しては、マイクロエンボスを付与し、他方の外層21を構成する外層用原紙20に対しては、マクロエンボスを付与する。中層用原紙30に対しては波加工を行なう。この波加工は、軸方向に連続する山部と谷部とが円周方向に交互に並ぶ周面の金属製波加工ロール51と弾性ロール52との間に中層用原紙30を通して行なう。前記金属製波加工ロール51に中層用原紙30が圧接されて波形状となる。
ここで本実施形態のトイレットペーパー1の製造方法では、マイクロエンボス加工をした外層用原紙10と波加工をした中層用原紙30とを積層一体化した後に、マクロエンボス加工した外層用原紙20を積層一体化する。このようにすると種類の相違する各エンボスの付与と波加工、接着剤の付与、積層が順次スムーズに行なうことができる。
この点より詳細に説明すると、本実施形態では、中層用原紙30を波加工するにあたり、中層用原紙30を弾性ロール52に巻き掛け、その弾性ロール52上を搬送する過程で上述の金属製波加工ロール51との間に通して波形状を付与するようにし、その波形状付与後から中層用原紙30が金属製波加工ロール51に巻き掛けられた状態で下流へ搬送するようにしている。
そして、本実施形態では、中層用原紙30が金属製波加工ロール51上を搬送されている際に、この金属製波加工ロール51に接するように配置した刷版ロール53Aを有する印刷装置53によって中層用原紙30の表面に接着剤を付与する。中層用原紙30は、波形状付与時における押圧によって金属製波加工ロール51の表面波形状に応じた形状に変形され表面に密着しているため、このようにすると中層用原紙30の一方面の山部頂部32tのみに水溶性接着剤41を好適に付与することができる。
なお、本実施形態に係る波加工を行うにあたっては、金属製波加工ロール51と弾性ロール52との間の線圧は5〜30kg/cm、好ましくは10〜25kg/cm、より好ましくは15〜20kg/cmである。線圧が低すぎると、中層用原紙30が波形状にならないおそれがある。また、弾性ロール51は、その表面のショア硬度(Shore hardness)が、40〜70であるのが好ましい。ショア硬度が低すぎると、中層用原紙が破断するおそれがある。他方、ショア硬度が高すぎると、波形状とならないおそれがある。なお、金属製波加工ロール51は、水溶性接着剤41を乾燥させない範囲で加熱することができる。加熱により中層用原紙30が波形状に変形しやすくなる。
他方、本実施形態では上述のように中層用原紙30に波加工を施し、一方面の山部頂部32tに水溶性接着剤41を付与したのち、その直後にマイクロエンボス加工した一方外層用原紙10と接着する。この際、マイクロエンボスのエンボス凸部形成面が中層用原紙30に対面するようにして付き合わせ、適宜のニップロール55A,55Bの間を通して接着する。
外層用原紙10におけるマイクロエンボス加工に係るエンボス付与は、中層用原紙30と積層する前段で適宜行なえばよい。本実施形態では、金属製エンボスロール61と弾性ロール62とを組み合わせたスチール−ラバー方式のエンボス付与装置によって、マイクロエンボス加工を施している。マイクロエンボス加工は、上述のとおり紙面90%以上のほぼ全体的に、面積0.1〜0.6mm2、深さ0.2〜2.0mmのエンボスを、密度30〜100個/cm2で設けた態様である。本実施形態は、係るエンボス構成のエンボス付与凸部を有する金属エンボスロール61によって一方外層用原紙10にマイクロエンボス加工を行なっている。
他方、中層用原紙30とマイクロエンボス加工を施した外層用原紙10とを積層一体化するにあたって、両原紙10,30を重ね合わせた後に過度のニップ圧でニップしてしまうと、中層用原紙30の波形状が潰れてしまうため、積層一体化のためのニップロール55A,55Bは表面が軟質ゴムやスポンジ等で構成された柔らかいニップロールとする。このときのニップ圧(線圧)は、3〜20kg/cmとするのが望ましい。
他方、本実施形態では、上記中層用原紙30とマイクロエンボス加工した外層用原紙10とを接着して積層一体化した後に、マクロエンボスを付与した他方の外層20を積層して接着して3層を積層一体化する。したがって、他方外層用原紙20に対するマクロエンボス加工は、3層積層の前段の適宜に位置で行なう。マクロエンボス加工は、上述のとおり、面積4.0〜400mm2、深さ0.3〜2.5mmのエンボスを、密度1〜15個/cm2で設ける。本実施形態は、他方の外層用原紙20にマクロエンボスを付与するにあたって、金属製エンボスロール71をこれを受ける弾性ロール72とで構成されるスチールラバー方式のエンボス付与装置に導いてエンボスを付与している。スチールラバー方式は、ロールのクリアランス調整の問題や、ロールに紙粉等が詰まるなどの不具合が生じないため望ましい。
本実施形態では、このマクロエンボス加工を行なう際に、まず外層用原紙20を弾性ロール72に巻き掛け、その弾性ロール20上を搬送する過程で金属製エンボスロール71との間に通してエンボスを付与するようにし、そのエンボス付与後から外層用原紙20が金属製エンボスロール71に巻き掛けられた状態で下流へ搬送するようにしている。そして、本実施形態では、外層用原紙20が金属製エンボスロール71上を搬送されている際に、この金属製エンボスロール71に接するように配置した刷版ロール73Aを有する印刷装置73によって外層用原紙20のエンボス凸部頂部22tに水溶性接着剤を付与する。他方の外層用原紙20は、マクロエンボス付与時における押圧によって金属製エンボスロール71の表面凹凸形状に応じた形状に変形され表面に密着しているため、このようにすると外層用原紙20のマクロエンボスのエンボス凸部頂部22tのみに接着剤が好適に付与される。
本実施形態では、他方外層用紙20に対するマクロエンボスのエンボス付与時の条件は、ロール間の線圧が5〜30kg/cm、好ましくは10〜25kg/cm、より好ましくは15〜20kg/cmである。線圧が低すぎると、エンボスが鮮明になるとの効果が、十分に発揮されないおそれがある。他方、エンボス圧が高すぎると、外層用原紙20が破断するおそれが高まる。また、弾性ロール72は、その表面のショア硬度が、40〜70であるのが好ましい。ショア硬度が低すぎると、つまり弾性ロール表面がやわらかすぎると、外層用原紙が破断するおそれがある。他方、ショア硬度が高すぎると、つまり弾性ロール表面が硬すぎると、エンボスが入らなくなるおそれがある。なお、金属製エンボスロール72は、水溶性接着剤を乾燥させない範囲で加熱することができる。加熱により外層用原紙20にマクロエンボスがしっかりと入るようになる。
本実施形態では、上記他方の外層20にマクロエンボスを付与し、そのエンボス凸部頂部22tに水溶性接着剤を付与した直後に、既に一方外層用原紙10と積層一体化されている中層用原紙30に付き合わせて、接着して3層を積層一体化する。ここでの積層一体化もニップロール75A,75B間を通して行なうことができるが、各原紙10,20,30を重ね合わせた後に過度のニップ圧でニップしてしまうと、中層用原紙30の波形状や外層用原紙20のマクロエンボス22が潰れてしまうため、ここでの積層一体化のためのニップロール75A,75Bも表面が軟質ゴムやスポンジ等で構成された柔らかいニップロールとするのがよい。このときのニップ圧(線圧)は、3〜20kg/cmとするのが望ましい。
ここで、本実施形態では、各ニップロール55A,55B,75A,75B間を通す各積層一体化工程の直後に赤外線を照射して加熱する赤外線乾燥装置56,76を設け、接着剤の乾燥速度を速めるようにしている。このようにすると加工速度を速めることができる。
他方、本実施形態に係るトイレットペーパー1の製造方法については、水溶性接着剤41,42中には、乾燥を速めるべく、アルコール、アミノエーテルを1.0〜10.0重量%含有させておくのがよい。
また、水溶性接着剤41,42の付与は、本実施形態では、ドクターチャンバー式のフレキソ印刷機を用いているが、グラビア印刷、既知の塗工機、ロール転写以外のスプレー手段等としてもよい。但し、フレキソ印刷機は刷版ロールが樹脂製で表面に弾性があるため、金属性波加工ロール51や金属製エンボスロール71上の原紙30,20の山部頂部32tやエンボス凸部頂部22tに対して水溶性接着剤41,42をロール転写するのに特に適する。
なお、図示はしないが、本実施形態のトイレットペーパーの製造方法は、各層用原紙を積層一体化して、適宜の工程を経てトイレットペーパーに係る製品とする。
例えば、トイレットペーパー1をその後に紙管に巻き取って製品径でかつ製品の複数倍幅の中間製品(ログとも称される)とした後、これを裁断してトイレットペーパーが巻かれたトイレットロールとすることができる。
この場合、本実施形態に係るトイレットペーパーのロール状製品は、好適にはその大きさが幅100〜115mm、直径100〜120mm、巻き長さ(トイレットペーパーの全長)が18〜70m、紙管径35〜50mmである。
1…トイレットペーパー、10…外層用原紙、10A…外層用原反ロール、11…外層、12…マイクロエンボス、20…外層用原紙、20A…外層用原反ロール、21…外層、22…マクロエンボス、22t…マクロエンボス凸部頂部、30…中層用原紙、30A…中層用原反ロール、31…中層、32…山部、32t…山部頂部、33…谷部、L1…波高さ、L2…波周期、41,42…水溶性接着剤、51…金属製波加工ロール、52…弾性ロール、53…印刷装置、53A…刷版ロール、55A,55B…ニップロール、61…金属製エンボスロール、62…弾性ロール、71…金属製エンボスロール、72…弾性ロール、73…印刷装置、73A…刷版ロール、75A,75B…ニップロール、56,76…赤外線乾燥装置。

Claims (6)

  1. 中層及び両外層からなる3プライのトイレットペーパーであって、
    両外層の坪量が15〜20g/m2であり、中層の坪量が16〜25g/m2でかつ外層より高く、
    両外層にエンボスが付与されており、
    前記中層がCD方向に連続する山部と谷部とがMD方向に交互に並ぶ波形状をなし、
    一方の外層と中層とが中層の山部の頂部に付与された水溶性接着剤を介して接着され、他方の外層と中層とがその他方の外層のエンボス凸部頂部に付与された水溶性接着剤を介して接着されている、ことを特徴とするトイレットペーパー。
  2. 中層の波形状の波高さが0.1〜3.0mm、波周期が0.1〜2.0mmである請求項1記載のトイレットペーパー。
  3. 前記一方に外層は、深さ0.2〜2.0mm、面積0.1〜0.6mm2のエンボスが、エンボス密度30〜100個/cm2で付与され、
    前記他方の外層は、深さ0.3〜2.5mm、面積4.0〜400mm2のエンボスが、エンボス密度1〜15個/cm2で付与されている、請求項1又は2記載のトイレットペーパー。
  4. 中層及び両外層からなる3プライのトイレットペーパーの製造方法であって、
    外層用原反ロールから坪量が15〜20g/m2の外層用原紙を繰り出す工程と、
    中層用原反ロールから坪量が16〜25g/m2でかつ外層用原紙より高い中層用原紙を繰り出す工程と
    各外層用原紙に対してそれぞれエンボスを付与する工程と、
    中層用原紙に対してCD方向に連続する山部と谷部とがMD方向に交互に並ぶ波形状を付与する工程と、
    中層用原紙の一方面の山部の頂部に水溶性接着剤を付与する工程と、
    中層用原紙の水溶性接着剤付与面と一方の外層用原紙のエンボス凸部形成面とを付き合わせて接着する工程と、
    他方の外層用原紙のエンボス凸部頂部に水溶性接着剤を付与する工程と、
    他方の外層の水溶性接着剤付与面と中層用原紙とを付き合わせて接着する工程と、を有する、ことを特徴とするトイレットペーパーの製造方法。
  5. 一方の外層用原紙に、深さ0.2〜2.0mm、面積0.1〜0.6mm2のエンボスを、エンボス密度30〜100個/cm2で付与する工程と、
    中層用原紙の一方面の山部頂部に水溶性接着剤を付与する工程と、
    中層用原紙の水溶性接着剤付与面と前記一方の外層用原紙のエンボス凸部形成面とを付き合わせて接着する工程と、
    他方の外層用原紙に、深さ0.3〜2.5mm、面積4.0〜400mm2のエンボスを、エンボス密度1〜15個/cm2で付与する工程と、
    他方の外層用原紙のエンボス凸部頂部に水溶性接着剤を付与する工程と、
    他方の外層用原紙の水溶性接着剤付与面と中層用原紙に付き合わせて接着する工程と、を有する請求項4記載のトイレットペーパーの製造方法。
  6. 積層一体化した後に赤外線によって水溶性接着剤を乾燥させる工程を有する請求項5記載のトイレットペーパーの製造方法。
JP2012074964A 2012-03-28 2012-03-28 トイレットペーパー及びトイレットペーパーの製造方法 Active JP5859362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012074964A JP5859362B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 トイレットペーパー及びトイレットペーパーの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012074964A JP5859362B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 トイレットペーパー及びトイレットペーパーの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013202217A JP2013202217A (ja) 2013-10-07
JP5859362B2 true JP5859362B2 (ja) 2016-02-10

Family

ID=49521966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012074964A Active JP5859362B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 トイレットペーパー及びトイレットペーパーの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5859362B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6637245B2 (ja) * 2015-03-24 2020-01-29 大王製紙株式会社 衛生薄葉紙及び衛生薄葉紙の製造方法
JP6794640B2 (ja) * 2016-03-22 2020-12-02 王子ホールディングス株式会社 トイレットペーパー
JP6701927B2 (ja) * 2016-04-28 2020-05-27 王子ホールディングス株式会社 トイレットペーパー及びトイレットロール
JP6801151B2 (ja) * 2016-08-31 2020-12-16 日本製紙クレシア株式会社 トイレットロール
CN110359319B (zh) * 2019-08-16 2023-12-22 维达纸业(中国)有限公司 一种纸巾及制造方法
JP6881650B2 (ja) * 2020-04-28 2021-06-02 王子ホールディングス株式会社 トイレットペーパー及びトイレットロール
JP7067596B2 (ja) * 2020-10-30 2022-05-16 王子ホールディングス株式会社 トイレットペーパー

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4845360A (ja) * 1971-10-08 1973-06-28
US5906711A (en) * 1996-05-23 1999-05-25 Procter & Gamble Co. Multiple ply tissue paper having two or more plies with different discrete regions
JP4833784B2 (ja) * 2005-06-16 2011-12-07 大王製紙株式会社 衛生薄葉紙
JP5602998B2 (ja) * 2008-09-19 2014-10-08 大王製紙株式会社 衛生薄葉紙ロール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013202217A (ja) 2013-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5859362B2 (ja) トイレットペーパー及びトイレットペーパーの製造方法
JP6120304B2 (ja) キッチンペーパーロールの製造方法
JP2013208298A5 (ja)
RU2748047C2 (ru) Многослойное изделие из бумаги тиссью и способ его получения
RU2622835C2 (ru) Гибридное многослойное санитарно-гигиеническое бумажное изделие и способ его изготовления
JP6589175B2 (ja) トイレットペーパー及びその製造方法
JPS5814737A (ja) 積層クレ−プ布とその製造方法
JP2002512319A (ja) 伸長可能な紙ウェブおよびウェブ形成方法
CN102574354A (zh) 纤维制品和用于制造该纤维制品的方法和装置
JP6462929B2 (ja) キッチンペーパー及びその製造方法
CN115715342B (zh) 绵纸产品的无芯卷及制造无芯卷的方法
US20230265617A1 (en) Coreless Rolls of a Tissue Paper Product and Methods of Manufacturing Coreless Rolls
JP6735536B2 (ja) 薄葉紙製造方法
JP2009219562A (ja) 衛生用紙及びその製造方法
MX2011001245A (es) Aparato y metodo para union de capas asi como producto de multiples capas.
JP2017104499A (ja) キッチンペーパーロール
JP5602962B2 (ja) トイレットペーパー製品
JP5919064B2 (ja) キッチンペーパー及びその製造方法
JP6334593B2 (ja) キッチンペーパー及びその製造方法
JP2013209778A5 (ja)
JP5495459B1 (ja) トイレットペーパー製品の製造方法
JP2022082534A (ja) キッチンペーパーロールおよびキッチンペーパー
JP5999956B2 (ja) キッチンペーパー及びその製造方法
EP1321576A1 (en) A laminated tissue paper and a method of forming it
US20070042209A1 (en) Multi-ply planar absorbent product and process for manufacturing such a product

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5859362

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250