JPH109902A - プラント監視装置 - Google Patents

プラント監視装置

Info

Publication number
JPH109902A
JPH109902A JP17874596A JP17874596A JPH109902A JP H109902 A JPH109902 A JP H109902A JP 17874596 A JP17874596 A JP 17874596A JP 17874596 A JP17874596 A JP 17874596A JP H109902 A JPH109902 A JP H109902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input point
point information
exclusion
input
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17874596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Omori
憲司 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP17874596A priority Critical patent/JPH109902A/ja
Publication of JPH109902A publication Critical patent/JPH109902A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要な警報を抑制する。 【解決手段】 一括入力点情報登録手段20は、ガスク
ロ分析装置2Aから入力する組成信号7点を対話装置2
3を用いてグループ化し登録する。一括入力点情報記憶
部21は、登録した入力点を記憶する。一括除外手段2
2は、ガスクロ分析装置2Aの保守点検時等に、一括入
力点情報記憶部21に登録した入力点を除外入力点情報
として入力点情報記憶部4Dへ記憶する。警報処理手段
5は入力点情報記憶部4に記憶される入力点情報が除外
入力点情報のとき警報処理を除外する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント状態を計
測する計測器を備えるプラント監視装置に係り、特に、
計測器の点検に好適なプラント監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、コンバインドサイクルやコンバイ
ンドサイクルに付随する燃料管理・共通設備などのプラ
ントを監視・管理するシステムが増加している。このよ
うなシステムでは、点検時に全プラントが停止すること
がなく、プラント運転状態での部分的な保守・点検を行
うことが多い。その一方、プラント監視装置は、一般
に、監視項目も増加し、個別警報窓の集約化が進み、1
つの個別警報窓に複数要因を出力するようになってい
る。
【0003】この種の従来のプラント監視装置の構成を
図10に示す。
【0004】プラント監視装置は、プラント1の状態量
を計測する計測器2よりプラント状態信号を入力する入
力手段3と、入力した状態量および入力点情報を記憶す
る入力点情報記憶部4と、入力点情報記憶部4に記憶し
ているプラント状態量の監視および警報処理を行う警報
処理手段5と、警報処理手段5からの警報をオペレータ
に告知する警報表示部7と、入力点情報記憶部4に記憶
しているプラント状態をもとにプラント運転状態を帳票
管理する帳票管理手段6と、帳票を出力する記録部8
と、窓単位に警報出力を抑制する警報窓出力抑制手段9
と点検中のユニット全ての帳票管理データを消去等する
ゼロ化手段10から構成されている。
【0005】まず、計測器2からプラント1のプラント
状態信号が入力手段3により読み込まれ、入力点情報記
憶部4へのプラント状態量が随時更新記憶される。次
に、警報処理手段5では、入力点情報記憶部4よりプラ
ント状態量を取出し、プラント状態量が警報制限値を逸
脱しているか否かの判定を行い、また、計測器の異常判
定を行う。この判定の結果、異常が判定された場合は、
警報表示部7へ警報表示しオペレータへ異常発生を告知
する。また、帳票管理手段6では、入力点情報記憶部4
よりプラント状態量を取出し、プラント運転管理に関す
る計算を行った後、日誌データとして帳票を作成し、記
録部8に出力する。
【0006】また、警報窓出力抑制手段9では、点検時
等に必要に応じて警報窓単位で警報出力の抑制を行い、
オペレータにとって不要な警報出力を抑制する。また、
ゼロ化手段10は、点検中等のユニット(コンバインド
サイクルの場合は軸などに相当)の日誌出力値を強制的
に消去する。
【0007】以上の結果より、従来のプラント監視装置
によれば、警報窓単位に警報出力の抑制することができ
る他、ユニット単位に日誌データの消去等のゼロ化が可
能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10に示
す如くの従来のプラント監視装置は、警報窓単位の警報
抑制が可能であるが、個別警報窓の集約化が進み、設備
(例えばタンクなど)単位に警報窓が集約されるように
なっている。
【0009】このような状況で、第1には、計測器(こ
こでは、計測結果を複数の入力信号としてプラント監視
装置に出力する計測器、例えば、ガスクロ分析装置など
のことを示す。)単位の点検・保守を行う場合、警報抑
制範囲が広すぎて設備内の他の計測器についても警報抑
制しなければならないという問題がある。
【0010】第2には、日誌データについては、ユニッ
ト単位の日誌デ−タゼロ化は可能であるが、完全停止が
できない他のユニットの監視・管理を行う場合、計測器
単位で点検中の入力データの消去や固定値の保持などが
出来ないという問題がある。
【0011】従って、オペレータにとって不要な警報か
否かの判断の負担が増大すると共に、作成された帳票に
ついても、不要な帳票か否かの判断や削除等の管理業務
が増大しつつあった。
【0012】そこで、本発明は、点検中等の不要データ
のみを除外可能としてオペレータの監視負担を軽減する
プラント監視装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プラ
ント各所に設置された複数の計測器により計測される複
数の入力点のプラント状態量を取り込む入力手段と、こ
の入力手段によって取り込まれたプラント状態量をそれ
ぞれの入力点情報とともに記憶する入力点情報記憶部
と、この入力点情報記憶部に記憶される入力点について
該当入力点の入力するプラント状態量を除外する除外指
標情報を入力点個々にあるいは複数の入力点のグループ
単位に予め一括除外入力点情報として一括入力点情報記
憶部へ登録する一括入力点情報登録手段と、前記一括入
力点情報記憶部に登録された除外指標情報が設定された
一括除外入力点情報を前記入力点情報記憶部の該当する
入力点の入力点情報に記憶させる一括除外手段と、前記
入力点情報記憶部に記憶されたプラント状態量について
当該入力点の入力点情報に除外指標情報が登録されてい
る場合は警報監視処理を除外し、当該入力点の入力点情
報に除外指標情報が登録されていない場合に警報監視処
理を行う警報処理手段と、この警報処理手段の警報処理
出力結果を警報する警報表示部とを設けるようにしたも
のである。この手段によれば、予め一括して除外する除
外データの一括除外入力点情報が対話処理によって任意
の入力点にまとめて入力点情報記憶部へ記憶され、点検
中等には、一括除外入力点情報に基づいて警報処理手段
による警報処理が中止される。従って、プラント運転中
の監視において必要なデータに点検中等の不要な除外デ
ータが混入することがなく、不要情報を抑制してオペレ
ータの監視負担が軽減できる。
【0014】請求項2の発明は、プラント各所に設置さ
れた複数の計測器により計測される複数の入力点のプラ
ント状態量を取り込む入力手段と、この入力手段によっ
て取り込まれたプラント状態量をそれぞれの入力点情報
とともに記憶する入力点情報記憶部と、この入力点情報
記憶部に記憶される入力点について該当入力点の入力す
るプラント状態量を除外する除外指標情報を入力点個々
にあるいは複数の入力点のグループ単位に予め一括除外
入力点情報として一括入力点情報記憶部へ登録する一括
入力点情報登録手段と、一括入力点情報記憶部に登録さ
れた除外指標情報が設定された一括除外入力点情報を入
力点情報記憶部の該当する入力点の入力点情報に記憶さ
せる一括除外手段と、当該入力点の入力点情報に除外指
標情報が登録されている場合は保持させた前回の値また
は指定値として警報監視処理をし、当該人力点の入力点
情報に除外指標情報が登録されていない場合は入力点情
報記憶部に記憶更新されるプラント状態量について警報
監視処理を行う警報処理手段と、この警報処理手段の警
報処理出力結果を警報する警報表示部とを設けるように
したものである。この手段によれば、一括除外入力点情
報に基づき除外データの代わりに更新されない参考デー
タが帳票管理手段へ出力され帳票が作成される。従っ
て、点検中等の異常なデータによって帳票の内容が異常
となることを防ぐことができ、特に除外中の異常データ
に基づいて帳票に異常な数値の印字がされるのを回避す
ることができる。
【0015】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2記載のプラント監視装置において、一括除外手段によ
って入力点情報記憶部へ登録された一括除外入力点情報
についての警報監視処理から除外される入力点のプラン
ト状態量を入力手段から取出して印字または表示する印
字表示手段を設けるようにしたものである。この手段に
よれば、除外データが入力手段から順次取出され除外デ
ータ印字表示手段によって外部へ印字表示出力される。
従って、運転中のプラント監視と別に点検作業の効率化
が図れる。
【0016】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2記載のプラント監視装置において、一括入力点情報記
憶部に記憶される一括除外入力点情報を参照して警報監
視処理から除外される入力点のプラント状態量を入力手
段から収集して除外データ記憶部へ保存する除外データ
保存手段と、除外データ記憶部へ保存された除外データ
を印字または表示する除外データ印字表示手段と設ける
ようにしたものである。この手段によれば、除外データ
が入力手段から随時時系列に記憶される。従って、点検
後等に除外データを取出して点検データの確認や報告書
等が容易にでき点検等の作業が効率的にできる。
【0017】請求項5の発明は、請求項1または請求項
2記載のプラント監視装置において、一括除外手段によ
って一括入力点情報記憶部へ記憶した一括除外入力点情
報を取出して識別情報を付加して外部へ知らせる除外デ
ータ識別表示手段を設けるようにしたものである。この
手段によれば、一括除外入力点情報が外部へ知らされる
ので、確認や変更等が容易で、点検作業の効率化が図れ
る。
【0018】請求項6の発明は、請求項1または請求項
2記載のプラント監視装置において、対話処理によって
除外終了条件を除外終了条件記憶部へ予め登録し、除外
終了条件が成立したとき入力点情報記憶部に記憶される
一括除外入力点情報を解除する除外終了判定手段を設け
るようにしたものである。この手段によれば、除外終了
条件が成立すると、対応する一括除外入力点情報の設定
が人手を介することなく解除され通常のプラント監視状
態へ復帰できる。従って、点検員の負担を軽減すること
ができ、オペレータの監視負担も軽減できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】本発明に係わるプラント監視装置の第1の
実施の形態を図1を用いて説明する。
【0021】第1実施の形態のプラント監視装置は、一
括入力点情報登録手段20と一括入力点情報記憶部21
と一括除外手段22と対話装置23とを備え、入力点情
報記憶部4Aに除外入力点情報を記憶して警報処理手段
5Aが除外入力点の警報処理を除外するようにした点に
特徴を有する。
【0022】ここで、一括入力点情報登録手段20は、
ガスクロ分析装置2Aから入力する組成信号7点を対話
装置23を用いてグループ化し登録する。一括入力点情
報記憶部21は、登録した入力点を記憶する。一括除外
手段22は、ガスクロ分析装置2Aの保守点検時等に、
一括入力点情報記憶部21に登録した入力点を除外入力
点情報として入力点情報記憶部4Aへ記憶する。警報処
理手段5Aは、入力点情報記憶部4Aに記憶される入力
点情報が除外入力点情報のとき警報処理を除外する。
【0023】次に、第1実施の形態のプラント監視装置
の作用を説明する。
【0024】ここで、入力点情報記憶部4Aは、図2に
示すように入力点番号と入力点名称エリア4A1a〜4
Anaのそれぞれに対応して計測データと除外指標エリ
ア4A1b,4A1c〜4Anb,4Ancが設けられ
ている。
【0025】ガスクロ分析装置2Aの点検を行う場合、
前もって、一括入力点情報登録手段20は、対話装置2
3を用い、ガスクロ分析装置2Aから入力点情報記憶部
4へ更新記憶するガス組成信号7点を一つのまとまった
入力点(一括入力点)として、グループ化し、一括入力
点情報記憶部21へ保存する。一括除外手段22は、図
2に示す入力点情報記憶部4Aの対応する入力点に除外
指標をセットしておく。
【0026】まず、プラント1のガスを取込み、ガスク
ロ分析装置2Aは、ガス組成7成分の分析結果をアナロ
グ信号として出力する。入力手段3は、ガス組成7成分
の分析結果のアナログ信号を入力し、工学単位であるガ
ス組成分率に変換して、入力点情報記憶部4Aへ更新記
憶する。この場合、入力手段3は除外指標のある入力点
の計測データの更新をしない。
【0027】次に、警報処理手段5は、図3に示す処理
を行い、入力点情報記憶部4Aからデータを取込む(S
1)。この場合、データに除外指標があると警報処理手
段5は処理を除外する。これにより、不要なデータによ
って不要な警報の出力が抑制される。一方、除外指標が
なければ、警報処理手段5は、入力点情報記憶部4Aへ
記憶されたガス組成の成分率が、ガスクロ分析装置2A
にて分析可能な規定値範囲内に入っているかをチェック
し、規定値範囲外の場合はガス分析結果異常と判断し、
CRT/TW・ANN窓である警報表示部7へ出力しオ
ペレータへ知らせる(S3,S4)。
【0028】また、帳票管理手段6では、図2に示す入
力点情報記憶部4Aを参照して除外指標がなければ、更
新記憶されたガス組成7成分の組成分率を基に、合計値
が100%になるようガス組成を按分補正する。補正さ
れたガス組成より各組成の発熱量・分子量に基づきガス
全体の発熱量・重量を演算し帳票管理する。この帳票デ
ータは、ガス基地の運転実績データ記録である日誌・日
報の帳票としてプリンタなどの記録部8に出力する。一
方、入力点情報記憶部4Aに除外指標がある場合、対応
する入力点の計測データに識別を付して帳票を作成す
る。
【0029】なお、ガスクロ分析装置2Aが複数ある場
合は、分析装置単位にグループ化し登録できるようにし
ている。
【0030】このように第1実施の形態によれば、計測
器単位の入力点を任意にグループ化して登録しそのグル
ープ単位に入力点の警報出力を抑制することができ、オ
ペレータの不要な警報か否かの判断をする負担を軽減す
ることができる。
【0031】次に、本発明に係わるプラント監視装置の
第2実施の形態を図4を用いて説明する。
【0032】本発明の第2実施の形態は、第1実施の形
態において、一括除外した入力点、つまり、一括入力点
情報記憶部21にグループ化して登録している入力点を
対象に装置点検前の値またはオペレータが指定した値を
現在値として入力点情報記憶部4Bへ一括挿入して記憶
させる一括挿入手段30を備えた点に特徴を有する。第
2実施の形態の説明において、「挿入指標」を用いる
が、これは第1実施の形態中の「除外指標」と同等であ
るが、説明を分かりやすくする意味で別用語とした。
【0033】この構成で、一括挿入手段30に対して、
対話装置23より点検中のガスクロ分析装置2Aに対応
するグループ番号と一括挿入種別(点検前の値選択また
はオペレータの指定値選択のいずれか)およびオペレー
タの指定値の選択のときオペレータからの挿入指定値を
入力する。そして、一括挿入手段30は入力したグルー
プ番号に該当する入力点情報を一括入力点情報記憶部2
1より取出して、図5に示す入力点情報記憶部4Bへ記
憶させる。
【0034】入力点情報記憶部4Bは、入力点番号と入
力点名称エリア4B1a〜4Bnaのそれぞれに対応し
て計測データと挿入指標エリア4B1b,4B1c〜4
Bnb,4Bncが設けられている。一括挿入種別が点
検前の値選択の場合には、挿入指標のセットがされ入力
手段3によって入力点情報記憶部4Bの対応する計測デ
ータの更新がされない。一括挿入種別が、オペレータ指
定値選択の場合には、オペレータからの挿入指定値を入
力点情報記憶部4Bの計測データのエリアに挿入する。
【0035】帳票管理手段6は、入力点情報記憶部4B
からデータを取込み帳票を作成するとき、入力点情報記
憶部4Bの挿入指標がセットされている入力点について
は、予め設定された固定値または点検前の計測データを
用いて帳票の作成がされる。これによって、作成された
帳票に異常な数値が表示されることがない。また、同様
に警報処理手段5が点検中等の異常データを用いないの
で不要な警報が出力されるのが抑制される。
【0036】このように、第2実施の形態によれば、計
測器単位にグループ化した入力点を対象に点検前の値ま
たはオペレータ指定の値を現在値として挿入することが
できる。これにより、点検中の入力点のデータを用いた
帳票管理データが異常値になることを防ぐことができ
る。
【0037】次に、本発明に係わるプラント監視装置の
第3実施の形態を図6を用いて説明する。
【0038】本発明の第3実施の形態は、第1実施また
は第2実施の形態に加え、ガスクロ分析装置2Aの点検
中(除外中の1つ)に、ガスクロ分析装置2Aから出力
される点検模擬信号(入力点情報記憶部4内の現在値と
は別の信号)を印字表示することを可能とする点検中デ
ータ(除外中)印字表示手段40を備えた点に特徴を有
する。
【0039】この構成で、点検中データ印字表示手段4
0は、対話装置23より、点検中のガスクロ分析装置2
Aに対応するグループ番号を入力し、グループ番号に対
応する入力点を一括入力点情報記憶部21より取出し、
入力点に対応する現在値を入力手段3のバッファより読
込み、対話装置23または記録部8に出力する。
【0040】このように、第3実施の形態によれば、ガ
スクロ分析装置2Aの点検中において、警報抑制および
点検中の点検模擬信号が帳票管理データへ影響を与える
ことなく、かつ、ガスクロ分析装置2Aの点検中に点検
模擬信号の確認ができ、作業効率が向上する。
【0041】次に、本発明に係わるプラント監視装置の
第4実施の形態を図7を用いて説明する。
【0042】本発明の第4実施の形態は、第1実施また
は第2実施の形態に加えて、ガスクロ分析装置2Aの点
検中に、ガスクロ分析装置2Aからの点検模擬信号を一
括入力点情報記憶部21に登録した入力点を対象に、点
検中データ(除外中データ)として収集・保存しておく
点検中(除外中)データ記憶手段51と、点検中データ
を記憶する点検中(除外中)データ記憶部52と、点検
後に点検中データ記憶部52から点検データを取出し対
話装置23または記録部8に再印字または表示を行う点
検データ(除外中)再印字表示手段50を備えた点に特
徴を有する。
【0043】以上の構成で、点検中データ記憶手段51
では、対話装置23より、点検開始前に一括除外要求を
行ったガスクロ分析装置2Aに対応するグループ番号、
収集周期を入力し、グループ番号に対応する入力点を一
括入力点情報記憶部21より取出し、入力点に対応する
現在値を入力手段3の入力バッファより収集周期に従い
読込み、点検中データ記憶部52に時系列に保存する。
【0044】次に、点検データ再印字表示手段50は、
点検作業終了後に対話装置23より点検データを表示・
印字するグループ番号を入力し、グループ番号に該当す
る入力点情報を一括入力点情報記憶部21より取出すと
共に、点検中データ記憶部52より、点検中のデータを
読込み、対話装置23または記録部8に出力する。
【0045】このように第4実施の形態によれば、ガス
クロ分析装置2Aの点検中に、警報抑制および点検中の
模擬信号が帳票管理データへ影響を与えることなく、か
つ、点検終了後にガスクロ分析装置2Aの点検時の点検
模擬信号の再表示や印字がされ確認でき、作業効率を向
上させることができる。
【0046】次に、本発明に係わるプラント監視装置の
第5実施の形態を図8を用いて説明する。
【0047】本発明の第5実施の形態は、第1実施また
は第2実施の形態に加えて、ガスクロ分析装置2Aの点
検中(除外中)に、一括入力点情報記憶部21に登録し
た入力点を対象に、点検中を識別表示可能とする点検中
(除外中)データ識別表示手段60を備えた点に特徴を
有する。
【0048】以上の構成で、点検中データ識別表示手段
60は、対話装置23より、監視対象の入力点状態の表
示要求を受け、入力点情報記憶部4Eより、入力点番
号、入力点名称、現在値および一括除外/挿入中指標を
入力し、一覧表示を対話装置23に出力する。この際、
入力点番号の脇に、一括除外、一括挿入中の有無を認識
できる特殊文字を付加して表示する。
【0049】このように第5実施の形態によれば、点検
中(除外中)の入力点の識別ができ、オペレータの負担
が軽減できる。
【0050】次に、本発明に係わるプラント監視装置の
第6実施の形態を図9を用いて説明する。
【0051】本発明の第6実施の形態は、第1実施また
は第2実施の形態に加えて、ガスクロ分析装置2Aの点
検後に、一括入力点情報記憶部21に登録したガスクロ
入力点の入力点除外/挿入解除忘れを防止するため、予
め自動解除する条件を設定可能とし、解除条件成立時、
自動解除を行う点検(除外)終了判定手段70と点検
(除外)終了条件記憶部71とを備えた点に特徴を有す
る。
【0052】まず、一括入力点情報登録手段20より対
話装置23を介してガスクロ分析装置2Aの点検終了判
定条件が点検終了条件記憶部71にグループ番号単位で
保存される。点検終了判定手段70では、点検終了条件
記憶部71より判定条件を取出し、判定条件に対応する
入力点状態を入力手段3より取出す。
【0053】例えば、装置点検中を示す接点入力または
点検中は閉となる遮断弁の接点入力などが点検終了条件
記憶部71に判定条件として設定されており、その接点
入力の状態が入力手段3より取出される。点検終了判定
手段70により点検終了と判断されたとき、一括入力点
情報記憶部21より該当グループの入力点を取出し、入
力点情報記憶部4Fの入力点を除外から復帰に変更す
る。
【0054】このように、第6実施の形態によれば、ガ
スクロ分析装置2Aの点検中において、一括除外/挿入
による警報抑制および点検中の現在値データの保持が行
われた状態にて、ガスクロ分析装置2Aの点検終了後、
一括除外/挿入の解除を忘れた場合でも点検終了条件を
設定しておくことで自動解除することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、予め一括して除外する除外データを対話処理によ
って入力点情報記憶部へ記憶し、一括除外入力点情報に
基づいて警報処理を中止するので、不要警報を抑制して
オペレータの監視負担を軽減することができる。
【0056】請求項2の発明によれば、更新されない参
考データによって帳票を作成するので、点検中等の異常
なデータによって帳票の内容が異常となることを防ぐこ
とができる。
【0057】請求項3の発明によれば、点検データを含
む除外データを点検中データ印字表示手段によって外部
へ印字表示出力するので、運転中のプラント監視と別に
点検作業の効率化が図れる。
【0058】請求項4の発明によれば、点検データを含
む除外データを随時時系列に記憶するので、点検後等に
除外データを取出して点検データの確認や報告書等が容
易にでき点検等の作業が効率的にできる。
【0059】請求項5の発明によれば、一括除外入力点
情報の内容が外部へ知らされるので、確認や変更等が容
易で、点検作業の効率化が図れる。
【0060】請求項6の発明によれば、除外終了条件が
成立すると一括除外入力点情報の設定が人手を介するこ
となく解除され通常のプラント監視状態へ復帰でき、点
検員の負担を軽減することができ、オペレータの監視負
担も軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示すプラント監視装
置の構成図である。
【図2】図1に備える入力点情報記憶部を示す構成図で
ある。
【図3】図1に備える警報処理手段の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図4】本発明の第2実施の形態を示すプラント監視装
置の構成図である。
【図5】図4に備える入力点情報記憶部を示す構成図で
ある。
【図6】本発明の第3実施の形態を示すプラント監視装
置の構成図である。
【図7】本発明の第4実施の形態を示すプラント監視装
置の構成図である。
【図8】本発明の第5実施の形態を示すプラント監視装
置の構成図である。
【図9】本発明の第6実施の形態を示すプラント監視装
置の構成図である。
【図10】従来のプラント監視装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
2 計測器 3 入力手段 4a,4b,4c,4d 入力点情報記憶部 5 警報処理手段 6 帳票管理手段 7 警報表示部 8 記録部 9 警報窓出力抑制手段 10 ゼロ化手段 20 一括入力点情報登録手段 21 一括入力点情報記憶部 22 一括除外手段 30 一括挿入手段 40 点検中(除外中)データ印字表示手段 50 点検(除外中)データ再印字表示手段 51 点検中(除外中)データ記憶手段 52 点検中(除外中)データ記憶部 60 点検中(除外中)データ識別表示手段 70 点検(除外)終了判定手段 71 点検(除外)終了条件記憶部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラント各所に設置された複数の計測器
    により計測される複数の入力点のプラント状態量を取り
    込む入力手段と、この入力手段によって取り込まれたプ
    ラント状態量をそれぞれの入力点情報とともに記憶する
    入力点情報記憶部と、この入力点情報記憶部に記憶され
    る入力点について該当入力点の入力するプラント状態量
    を除外する除外指標情報を入力点個々にあるいは複数の
    入力点のグループ単位に予め一括除外入力点情報として
    一括入力点情報記憶部へ登録する一括入力点情報登録手
    段と、前記一括入力点情報記憶部に登録された除外指標
    情報が設定された一括除外入力点情報を前記入力点情報
    記憶部の該当する入力点の入力点情報に記憶させる一括
    除外手段と、前記入力点情報記憶部に記憶されたプラン
    ト状態量について当該入力点の入力点情報に除外指標情
    報が登録されている場合は警報監視処理を除外し、当該
    入力点の入力点情報に除外指標情報が登録されていない
    場合に警報監視処理を行う警報処理手段と、この警報処
    理手段の警報処理出力結果を警報する警報表示部とを備
    えることを特徴とするプラント監視装置。
  2. 【請求項2】 プラント各所に設置された複数の計測器
    により計測される複数の入力点のプラント状態量を取り
    込む入力手段と、この入力手段によって取り込まれたプ
    ラント状態量をそれぞれの入力点情報とともに記憶する
    入力点情報記憶部と、この入力点情報記憶部に記憶され
    る入力点について該当入力点の入力するプラント状態量
    を除外する除外指標情報を入力点個々にあるいは複数の
    入力点のグループ単位に予め一括除外入力点情報として
    一括入力点情報記憶部へ登録する一括入力点情報登録手
    段と、前記一括入力点情報記憶部に登録された除外指標
    情報が設定された一括除外入力点情報を前記入力点情報
    記憶部の該当する入力点の入力点情報に記憶させる一括
    除外手段と、当該入力点の入力点情報に除外指標情報が
    登録されている場合は保持させた前回の値または指定値
    として警報監視処理をし、当該人力点の入力点情報に除
    外指標情報が登録されていない場合は前記入力点情報記
    憶部に記憶更新されるプラント状態量について警報監視
    処理を行う警報処理手段と、この警報処理手段の警報処
    理出力結果を警報する警報表示部とを備えることを特徴
    とするプラント監視装置。
  3. 【請求項3】 前記一括除外手段によって前記入力点情
    報記憶部へ登録された一括除外入力点情報についての警
    報監視処理から除外される入力点のプラント状態量を前
    記入力手段から取出して印字または表示する印字表示手
    段を設けることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のプラント監視装置。
  4. 【請求項4】 前記一括入力点情報記憶部に記憶される
    一括除外入力点情報を参照して警報監視処理から除外さ
    れる入力点のプラント状態量を前記入力手段から収集し
    て除外データ記憶部へ保存する除外データ保存手段と、
    前記除外データ記憶部へ保存された除外データを印字ま
    たは表示する除外データ印字表示手段とを設けることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のプラント監視
    装置。
  5. 【請求項5】 前記一括除外手段によって前記一括入力
    点情報記憶部へ記憶した一括除外入力点情報を取出して
    識別情報を付加して外部へ知らせる除外データ識別表示
    手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のプラント監視装置。
  6. 【請求項6】 対話処理によって除外終了条件を除外終
    了条件記憶部へ予め登録し、除外終了条件が成立したと
    き前記入力点情報記憶部に記憶される一括除外入力点情
    報を解除する除外終了判定手段を設けることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のプラント監視装置。
JP17874596A 1996-06-20 1996-06-20 プラント監視装置 Pending JPH109902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17874596A JPH109902A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 プラント監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17874596A JPH109902A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 プラント監視装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH109902A true JPH109902A (ja) 1998-01-16

Family

ID=16053850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17874596A Pending JPH109902A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 プラント監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH109902A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000305620A (ja) * 1999-02-22 2000-11-02 Fisher Rosemount Syst Inc プロセス制御システムで用いられる診断ツール
JP2010282318A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Hitachi Constr Mach Co Ltd 機械の故障診断装置
JP2012164250A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Mitsubishi Electric Corp 制御装置
JP2014032633A (ja) * 2012-08-06 2014-02-20 Toshiba Corp プラント監視装置およびプラント操作方法
JP2014235603A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 株式会社東芝 プラント監視装置、プラント監視方法及びプラント監視プログラム
WO2020166011A1 (ja) * 2019-02-14 2020-08-20 日本電気株式会社 時系列データ処理方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000305620A (ja) * 1999-02-22 2000-11-02 Fisher Rosemount Syst Inc プロセス制御システムで用いられる診断ツール
JP4637988B2 (ja) * 1999-02-22 2011-02-23 フィッシャー−ローズマウント システムズ, インコーポレイテッド プロセス制御システムで用いられる診断ツール
JP2010282318A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Hitachi Constr Mach Co Ltd 機械の故障診断装置
JP2012164250A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Mitsubishi Electric Corp 制御装置
JP2014032633A (ja) * 2012-08-06 2014-02-20 Toshiba Corp プラント監視装置およびプラント操作方法
JP2014235603A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 株式会社東芝 プラント監視装置、プラント監視方法及びプラント監視プログラム
WO2020166011A1 (ja) * 2019-02-14 2020-08-20 日本電気株式会社 時系列データ処理方法
JPWO2020166011A1 (ja) * 2019-02-14 2021-12-02 日本電気株式会社 時系列データ処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2006273345B2 (en) Device management method, analysis system used for the device management method, analysis data structure, and maintenance inspection support apparatus used for the device management method
JP3656692B2 (ja) 臨床検査システムおよび検査状況管理方法
D’Angelo et al. The Henry Ford Production System: measures of process defects and waste in surgical pathology as a basis for quality improvement initiatives
JP3406739B2 (ja) ハンディ式現場機器点検装置
JP3662981B2 (ja) 可搬型プラント巡視点検データ判定装置
JPH109902A (ja) プラント監視装置
JPH08152912A (ja) プラント運転支援装置
JP2000330627A (ja) 機器カルテ管理評価装置および同装置を用いた機器カルテ管理評価方法
JP2016164566A (ja) 指示計
CN109446192B (zh) 数据测试方法及装置
JP2884785B2 (ja) フィールドオペレーション支援システム
JPS6155777A (ja) 機器診断支援装置
JP3053902B2 (ja) 異常原因診断方法
JP2003337882A (ja) 日報作成システム
JPH01286694A (ja) プラント分散制御システムの故障診断装置
JPH03289596A (ja) 配管減肉管理評価システム
JPH03222639A (ja) 巡視点検方式
JPH0961434A (ja) 分析装置
JPS6029991B2 (ja) 検査デ−タ出力処理方式
Hovey et al. The Test Plan for the Next Air Force NDI Capability and Reliability Assessment Program
JP2001125631A (ja) 開放点検結果管理方法
JPH07324952A (ja) 制御棒駆動機構と水圧制御系の点検作業支援装置およびその点検作業支援方法
Salem et al. A comparison of automated data collection and manual data collection for toxicology studies
Lörstad From “Too Much, too Late” to “Right First Time”: Quality Guru Deming's Advice for Clinical Trials
Beare et al. Response times of nuclear power plant operations: comparison of field and simulator data