JPH1098858A - 回転電機の回転子 - Google Patents

回転電機の回転子

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JPH1098858A
JPH1098858A JP24985296A JP24985296A JPH1098858A JP H1098858 A JPH1098858 A JP H1098858A JP 24985296 A JP24985296 A JP 24985296A JP 24985296 A JP24985296 A JP 24985296A JP H1098858 A JPH1098858 A JP H1098858A
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slot
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opening
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JP24985296A
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English (en)
Inventor
Koichiro Ohara
光一郎 大原
Akiji Yamada
旭司 山田
Hiromitsu Fuku
裕光 富久
Takashi Yasuhara
隆 安原
Kanji Mizutani
完治 水谷
Kaoru Ogawa
薫 小川
Yoshiharu Saito
嘉治 斉藤
Yoichiro Asano
洋一郎 浅野
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 かご形巻線に銅を用いても、簡単かつ確実に
かご形巻線の形成が可能で、これにより充分に二次抵抗
損失が抑えられ、高トルクで高効率の電動機を容易に得
ることができるようにした回転電機の回転子を提供する
こと。 【解決手段】 回転子鉄板5bの積層体からなる回転子
鉄心5aの、かご形巻線収納用のスロット5cを、図示
のように、全開口形にしておき、ここに外周側から導体
バー7aを、矢印イに示すようにして挿入し、ポンチ1
1により、矢印ロに示すように加圧した後、電極12を
スロット5cの開口端角部55に当て、電極12と回転
子鉄心5aの間に電流を流して加熱し、角部55を軟化
させてから矢印ハに示すように加圧し、半開口形のスロ
ットにするための舌片部56を形成させて回転子とした
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導型回転電機の
回転子に係り、特に比較的小容量の汎用かご形誘導電動
機の回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】比較的小容量の汎用誘導電動機として
は、従来からかご形誘導電動機が広く使用されている。
ところで、当初、このような汎用小型誘導電動機の回転
子としては、電磁鋼板を積層して形成した回転子鉄心の
スロット(かご形巻線収納用の溝)に、所定の断面形状の
銅製の導体バーを1本づつ挿入し、この挿入した複数本
の導体バーの両端部にエンドリングをロー付け溶接して
かご型巻線を形成させたものが、主として用いられてい
た。
【0003】しかしながら、このような回転子では、か
ご形巻線の製作に手間が掛るのでコストアップになり易
い上、電磁鋼板の積層体からなる回転子鉄心のスロット
に、後からかご形巻線用の導体バーを挿入しなければな
らないので、そのスロットの大きさよりかなり小さい断
面積の導体バーでないと挿入することができず、従っ
て、所望の充分に低い抵抗値のかご形巻線が得られず、
電動機としての電気特性が低下してしまうという不具合
があった。
【0004】一方、このような隘路の打開策として、か
ご形巻線の鋳造化が考えられるが、この場合には、銅の
融点がかなり高い点が新たな隘路となってしまう。すな
わち、銅の融点は約1100℃で、融点が約660℃の
アルミニウムよりもかなり高温なので、これによるダイ
キャスト鋳造では成形金型が高価につき、しかも耐久性
に乏しいと云う不具合があり、且つその保守点検が煩雑
になるという不具合も生じてしまうのである。
【0005】そこで、汎用小型誘導電動機としては、従
来から、導体バー及びエンドリングからなるかご形巻線
をアルミニウム材のダイカスト鋳造で形成した、いわゆ
るキャストロータが広く使用されている。
【0006】図9は、このようなキャストロータを用い
た従来技術によるかご形誘導電動機の一例を示したもの
で、この図において、1はハウジングで、鋳鉄など鉄系
材料やアルミニウムなどの軽金属材料の鋳造によりほぼ
筒状に形成され、電動機の外被を構成している。1aは
放熱フィンで、軸方向に沿って並んだ複数の条片とし
て、ハウジング1の外周に放射状に配列され、ハウジン
グ1と一体的に形成されている。2A、2Bはエンドブ
ラケットで、ハウジング1の両側の開口部にそれぞれイ
ンロー嵌合して取付けられている。
【0007】3は固定子で、ケイ素鋼板などの電磁鋼板
を複数枚積層して形成された固定子鉄心3aと、この固
定子鉄心3aの内周部に複数形成されているスロットに
巻回された固定子コイル3bとで構成され、ハウジング
1内に挿入した上で、その内周部に嵌合し、固定されて
いる。
【0008】5は回転子で、図10に示すように、周辺
部に円周方向に沿って配置された、ほぼ楕円形の孔5e
を複数個有し、中心に軸孔を有する円板形状に打ち抜か
れたケイ素鋼板などの電磁鋼板5dを複数枚積層して形
成された回転子鉄心5aと、その両端面に配置されたエ
ンドリング部7及び孔5e内に充填された導体部7eと
からなるかご形巻線とで構成されている。
【0009】そして、このエンドリング部7と、導体部
7eからなるかご形巻線がアルミニウムのダイキャスト
鋳造により形成され、さらに、このエンドリング7に内
部冷却用の内ファン8が一体的に形成されている。
【0010】回転軸6は回転子5に取付けられ、これを
保持した状態で、軸受4A、4Bにより、エンドブラケ
ット2A、2Bに対して回転自在に保持されている。そ
して、この回転軸6の一方の端部(図では右端部)はエン
ドブラケット2Bを挿通して外部に突出し、出力軸をな
しており、その他端部(図では左端部)で、エンドブラケ
ット2Aを挿通して外部に突出した部分には、外部冷却
用の外ファン9が装着されている。
【0011】10はエンドカバーで、外ファン9を覆う
ものであり、一方が開放された皿状の短い円筒形に形成
され、その底面に相当する一方の端面には外気を取り込
むための開孔10aが設けられ、その開放端は、このエ
ンドカバー10がエンドブラケット2Aに組み付けられ
たとき、エンドブラケット2A及びハウジング1の外径
部との間に径方向の隙間部10bが形成されるように形
成されている。
【0012】この誘導電動機は、予め固定子3をハウジ
ング1の内周壁に嵌合して固定しておき、その後、この
固定子3内に回転軸6を有する回転子5を挿入し、かつ
回転軸6にエンドブラケット2A、2B内の軸受4A、
4Bが嵌合するよう、エンドブラケット4A、4Bをハ
ウジング1の両端にそれぞれインロー嵌合させ、これら
を複数本のボルト(図示せず)により取付けることにより
組立られている。
【0013】そして、回転子5により外ファン9が回転
すると、エンドカバー10の開孔10aから、矢印イで
示すように外気が吸い込まれ、吸い込まれた空気は、隙
間部10bからエンドカバー10の他端側の外部に吹き
出され、エンドブラケット2A、ハウジング1の放熱フ
ィン1a、エンドブラケット2Bの表面を通風すること
により、冷却作用が得られるようになっている。
【0014】一方、電動機の内部では、回転子5が回転
すると、それに伴い内ファン8が回転して内部の空気に
流れを発生させ、発生した空気流が回転子5、エンドリ
ング7、固定子コイル3B及び固定子鉄心3Aを冷却し
ながら通過した後、ハウジング1に比べ、比較的温度上
昇の低いエンドブラケット2A、2Bの内側を通過する
ことにより冷却されるようにしている。
【0015】なお、この種の技術として、関連する公知
例としては、特開昭61−251440号公報等が挙げ
られる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、かご
形巻線に適用した際での、アルミニウムの導電材料とし
ての適格性について、充分な配慮がされているとは言え
ず、かご形誘導電動機の高性能化を促進する点で問題が
あった。
【0017】すなわち、かご形誘導電動機の高性能化の
一方途として、かご形巻線の低抵抗化があるが、アルミ
ニウムの導電率(約3.4μΩcm、75℃)は、銅の導
電率(約2.1μΩcm、75℃)よりもかなり低く、従
って、二次抵抗(かご形巻線の抵抗)の低減が充分に図れ
ず、この結果、従来技術では、充分な高性能化が得られ
ないのである。
【0018】また、二次抵抗損失が大きくなると、回転
子の温度上昇が著しくなるという問題が生じる上、この
回転子の温度上昇が二次抵抗値の増加をもたらし、更に
二次抵抗損失を増加させることになり、この結果、従来
技術では、電動機の滑りが増加して更なる性能の低下を
きたしてしまう。
【0019】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、その目的は、かご形巻線に銅を用いて
も、簡単かつ確実にかご形巻線の形成が可能で、これに
より充分に二次抵抗損失が抑えられ、高トルクで高効率
の電動機を容易に得ることができるようにした回転電機
の回転子を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的は、半開口形の
スロットを有する回転子鉄心に、導体バーとエンドリン
グからなるかご形巻線を備えた回転電機の回転子におい
て、上記スロットの半開口部が、全開口形のスロットを
有する回転子鉄心の該スロット内に上記導体バーを装着
後、該スロットの開口部両端部の変形加工により形成さ
れるようにして達成される。
【0021】全開口形のスロットを有する回転子鉄心に
よれば、かご形巻線を構成する導体バーを回転子鉄心の
外周側から容易にスロット内に挿入することができるの
で、導体バーとして銅の細条部材を用いることができ
る。
【0022】また、全開口形のスロットを有する回転子
鉄心を用いたにも係らず、最終的には半開口形のスロッ
トを有する回転子鉄心になるので、スロットを半開口形
にしたことによる特性の向上を確実に得ることができ
る。
【0023】そして、回転子のかご形巻線を銅で形成し
たことにより、以下かの利点が得られる。すなわち、ま
ず、銅の方が、アルミニウムより約40%ほど固有抵抗
が低いので、二次抵抗も40%、少なくすることがで
き、それだけ温度上昇を抑えることができる。
【0024】また、このように、二次抵抗損失が40
%、少なくできる結果、電動機の効率を確実に向上させ
ることができ、例えば、出力3.7kWの4極汎用誘導
電動機での計算値において、最大出力を10%、最大ト
ルクは2%、それぞれ向上できるので、滑りを確実に低
減することができる。
【0025】結果として、本発明による回転子によれ
ば、予め半開口スロット構造にした場合に比して、導体
バーの挿入が容易で、しかも導体バーの断面積をスロッ
トの断面積いっぱいにまで大きくできるので、モートル
の電気特性を充分に向上でき、二次抵抗損失が少なく、
高トルクで高効率の性能の良い誘導電動機を容易に得る
ことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明による誘導電動機の
回転子について、図示の実施形態により詳細に説明す
る。図1は、本発明の一実施形態による回転子5を用い
た誘導電動機の一例で、図において、7aは導体バー、
7b、7cはエンドリングであり、その他、この回転子
5の構成以外は、図10で説明した従来の誘導電動機と
同じである。従って、以下、この回転子5について主と
して説明する。
【0027】まず、この回転子5の回転子鉄心5aは、
図3に示す形状に電磁鋼板から打ち抜いた回転子鉄板5
bを所定枚数、積層して形成されているが、この回転子
鉄板5bには、図示のように、その外周部から中心に向
って所定の深さに切れ込んだ形で、かご形巻線収納用の
スロット(溝)5cが所定個数、形成してある。
【0028】そして、これらのスロット5cは、図10
に示した従来技術における孔5eとは異なり、この図3
から明らかなように、回転子鉄板5bの内周側の底部か
ら均一な幅で外周に向かって放射状に進み、外周部で、
そのままの幅で開放された、いわゆる全開口形に作られ
ており、これにより、図4に示すように、回転子鉄心5
aの外周側から、これらのかご形巻線用のスロット5c
に、それぞれ導体バー7aを挿入することができるよう
に構成してある。
【0029】この導体バー7aは帯板状の銅の部材(細
条部材)で作られ、その厚さは、スロット5cの幅とほ
ぼ同じか、僅かに小さな寸法で、幅が、スロット5cよ
りも所定寸法だけ短く作られているもので、これを、図
4に矢印イで示すように、回転子鉄心5aの外周側か
ら、かご形巻線用のスロット5c内に挿入する。
【0030】次いで、導体バー7aをスロット5cに装
着後、このスロット5cの外周端の両側にあるスロット
角部55を、スロット5cの内側に入り込むようにして
変形させ、舌片部56を形成させて導体バー7aがスロ
ット5cから飛び出さないようにすると共に、いわゆる
半開口形(半閉溝形ともいう)のスロット構造が得られる
ようにする。
【0031】すなわち、導体バー7aをスロット5cに
装着後、まず、スロット5cに収納された導体バー7a
の上面を、図の矢印ロで示すように、回転子5(回転子
鉄心5a)の外周側から、ポンチ11により回転子中心
に向かって加圧し、これにより導体バー7aに厚み方向
の塑性変形が現われ、スロット5cと導体バー7aとの
隙間がなくなり、導体バー7aがスロット5c内に堅固
に装着されるようにする。
【0032】次に、スロット角部55に、図の矢印ハに
示すように、ポンチの機能を兼ね備えた電極12を押し
当て、この電極12と回転子鉄心5aの間に通電して、
これらスロット角部55を加熱軟化させ、この状態で回
転子中心に向かって加圧し、これによりスロット角部5
5を変形させ、スロット5cの内側に入り込んだ形状の
舌片部56を形成させ、半開口構造が得られるようにす
るのである。
【0033】そして、以下、図2に示すように、導体バ
ー7aの両端にエンドリング7b、7cを溶接し、これ
らが電気的に、且つ機械的に堅固に結合され、回転子鉄
心5aに強固に装着されるようにして、回転子5を構成
するのである。なお、この図2は、図3の鎖線A−A’
による切断図である。
【0034】従って、この実施形態によれば、まず、回
転子鉄心のスロット5cが、図3に示すように全開口形
になっていて、回転子5の外周部で大きく開口されてお
り、この状態のままで回転子5の外周方向から導体バー
7aを挿入することができるので、スロット5c内への
導体バー7aの収納作業が極めて簡単になり、この結
果、導体バー7aの材質として銅を用いることができ
る。
【0035】しかして、このように、かご形巻線用のス
ロット5cを、回転子5の外周部で大きく開口されたま
まにしておいたとすると、固定子3と回転子5の間の空
隙寸法が、スロット5cが有る部分と無い部分で異なっ
てしまい、同じにならない。
【0036】そして、この結果、スロット5cが有る部
分で開口の深さだけ空隙が大きくなって、誘導電動機の
励磁電流が増加し、力率が低下したり、磁束の脈動が現
われてしまって、回転中での磁気騒音が増加したりする
ので、高性能が得られなくなってしまう。
【0037】しかるに、この実施形態によれば、スロッ
ト5c内への導体バー7aの収納作業が終わった後で、
容易に半開口構造(半閉溝構造)が得られるので、銅の導
体バー7aが用いられることと相俟って、誘導電動機の
高性能化を充分に得ることができる。
【0038】次に、上記実施形態において、上述の如
く、導体バー7aと、エンドリング7b、7cからなる
かご形巻線を銅で形成したことによる効果について説明
する。まず、銅は、固有抵抗が約2.1μΩcm(75
℃)でるのに対して、アルミニウムの固有抵抗は、同じ
く75℃で3.4μΩcmである。
【0039】従って、銅のかご形巻線の方が、アルミニ
ウムのものより約40%ほど固有抵抗を小さくすること
ができ、それだけ温度上昇が少なくなる。
【0040】この結果、例えば4極で出力が3.7kW
の汎用誘導電動機において、銅のかご形巻線を有する回
転子を用いた電動機では、アルミニウムのかご形巻線を
有する従来の電動機に比して、計算上、二次抵抗が約4
0%小さくなるので、二次抵抗損失も40%小さくな
り、従って、電動機の効率を確実に1%向上させること
ができる。
【0041】この効率向上1%という数値は、単純に考
えると少ないようであるが、アルミニウムをダイカスト
成形した誘導電動機においては顕著な効果といえる。ま
た、上述の如く二次抵抗を40%小さくできることか
ら、同じく計算によると、最大出力で10%、最大トル
クで2%の向上が得られ、滑りを確実に低減することが
できる。従って、この実施形態による回転子によれば、
二次抵抗損失が小さく、且つ高トルクで高効率の誘導電
動機を容易に、しかも確実に得ることができる。
【0042】次に、スロット5cの外周の両側にある端
部55を変形させ、半閉構造のスロットを得るために使
用するポンチ兼用の電極12の形状について説明する。
上記実施形態では、図4に示すように、この電極12と
して、その加圧面が平面のものが用いられているが、図
5に示すように、中心部が山形にくぼんだ電極12A
や、図6に示すように、角形にくぼんだ電極12Bを用
いても良く、反対に、図7に示すように、中心に突起を
有する電極12Cを用いても良い。
【0043】一方、図8に示すように、電極12として
は平面のままで、回転子鉄心5aのスロット5cにある
端部55に突起を設けたものを使用するようにしてもよ
い。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、予め半開口形スロット
構造にした場合に比して、導体バーの挿入が容易で、し
かも導体バーの断面積をスロットの断面積いっぱいにま
で充分に大きくできる上、銅の導体バーやエンドリング
によるかご型巻線を容易に採用できるので、誘導電動機
の電気特性を充分に向上でき、二次抵抗損失が少なく、
高トルクで高効率の性能の良い誘導電動機を容易に提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転子の一実施形態を用いた誘導
電動機の一部断面による側面図である。
【図2】本発明による回転子の一実施形態を示す断面図
である。
【図3】本発明による回転子の一実施形態による回転子
鉄心の説明図である。
【図4】本発明による回転子の一実施形態における導体
バーの装着とスロットの加工方法を示す説明図である。
【図5】本発明による回転子の一実施形態でスロット加
工に使用する電極の一例を示す説明図である。
【図6】本発明による回転子の一実施形態でスロット加
工に使用する電極の一例を示す説明図である。
【図7】本発明による回転子の一実施形態でスロット加
工に使用する電極の一例を示す説明図である。
【図8】本発明による回転子の一実施形態でスロット加
工に使用する電極の一例を示す説明図である。
【図9】従来技術による誘導電動機の一例を示す一部断
面による側面図である。
【図10】従来技術による誘導電動機の一例における回
転子鉄心の説明図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 放熱フィン 2A、2B エンドブラケット 3 固定子 3a 固定子鉄心 3b 固定子コイル 4A、4B 軸受 5 回転子 5a 回転子鉄心 5b 回転子鉄板 5c スロット(かご形巻線収納用の溝) 6 回転軸 7a 導体バー 7b、7c エンドリング 8 内ファン 9 外ファン 10 エンドカバー 11 ポンチ 12 電極 55 スロット角部 56 舌片部(半開口形スロットを形成するための部
材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安原 隆 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 水谷 完治 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 小川 薫 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 斉藤 嘉治 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 浅野 洋一郎 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半開口形のスロットを有する回転子鉄心
    に、導体バーとエンドリングからなるかご形巻線を備え
    た回転電機の回転子において、 上記スロットの半開口部が、全開口形のスロットを有す
    る回転子鉄心の該スロット内に上記導体バーを装着後、
    該スロットの開口部両端部の変形加工により形成されて
    いることを特徴とする回転電機の回転子。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、 上記スロットの開口部両端部の変形加工が、電極を用い
    た加圧通電による熱間加工であることを特徴とする回転
    電機の回転子。
JP24985296A 1996-09-20 1996-09-20 回転電機の回転子 Pending JPH1098858A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010154730A (ja) * 2008-11-25 2010-07-08 Hitachi Ltd 電動機の回転子とその製造方法
JP2010193623A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Hitachi Ltd 電動機用かご形回転子、電動機、水中ポンプ及びそれらの製造方法
JP2011066950A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp カゴ形電動機の回転子およびその製造方法
JP2011078242A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Hitachi Ltd 電動機用かご形回転子及びその製造方法
EP2660957A3 (en) * 2012-05-01 2015-05-06 Remy Technologies, LLC Assembly method for induction rotors

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