JPH1098543A - オーダエントリシステム - Google Patents

オーダエントリシステム

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JPH1098543A
JPH1098543A JP9263683A JP26368397A JPH1098543A JP H1098543 A JPH1098543 A JP H1098543A JP 9263683 A JP9263683 A JP 9263683A JP 26368397 A JP26368397 A JP 26368397A JP H1098543 A JPH1098543 A JP H1098543A
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弥作 赤塚
Shuhei Tsujimoto
周平 辻本
Tomonori Sugiyama
友規 杉山
Yoshiaki Yoshikawa
喜章 吉川
Shiro Tamura
志郎 田村
Kunio Kojima
邦男 小嶋
Tetsuo Kurasawa
哲夫 倉沢
Yoshiki Sudo
芳樹 須藤
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者にとって、操作性の良い実用性の高い
オーダエントリサービスを提供することのできるオーダ
エントリシステムを提供する。 【解決手段】 注文端末1と、電話機2と、前記電話機
と通信網を介して接続されたセンタ5とを備える。前記
注文端末1は、注文内容を入力する入力手段と、前記入
力された注文内容を表示する表示手段と、前記表示手段
に表示された注文内容を記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶された注文内容をPB信号に変換して出力す
る手段とを有し、前記電話機2は前記センタ装置との間
に通信路を設定する手段を有する。また、前記センタ
は、前記PB信号を受信して解析すると共に、前記端末
に受信完了を通知する手段4とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーダエントリシ
ステムに係り、特に、一般家庭にも導入が可能な、安価
な、PB信号発信端末からの音声信号を用いる通信方式
を用いてオーダエントリサービスを行うオーダエントリ
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、商品の注文を一般家庭から行うオ
ーダエントリが一般的になってきている。このような一
般家庭からのオーダエントリを、電気的、機械的に行う
方法に関する従来技術として、押しボタン式電話機と音
声応答装置とを使用したPB信号通信方式、パソコンを
使用するパソコン通信方式、あるいは、バーコードリー
ダを用いたバーコード入力方式等を利用する技術が知ら
れている。
【0003】これらの技術は、それぞれ、次のような問
題点を有している。すなわち、PB信号通信方式を用い
るものは、押しボタンをタイムリーに手で押していく必
要があり、その操作が煩雑なものである。また、パソコ
ン、バーコードリーダ等を使用する従来技術は、これら
の端末が高価すぎて一般家庭への普及が遅れており、た
とえ普及した場合にも、その操作性が悪く一般家庭には
なかなか受入れてもらえない等の危惧がある。
【0004】また、他の従来技術として、最近における
文字認識技術の向上に支えられたOCRによるオーダエ
ントリシステムが知られている。この従来技術は、オフ
ラインで入力を行い、OCRシートの回収処理を必要と
するため、注文してから商品が届くまでのターンアラウ
ンドタイムが長く急用な注文には不向きなものである。
【0005】そこで、一般家庭で受入れられるような、
操作性の良い、リアルタイムで注文を行うことが可能な
(ターンアラウンドタイムが短い)、安価でコンパクト
な注文専用端末として、PB信号方式による注文端末が
再度受入れられつつある。この背景には、電話機のマイ
クの種類が、PB信号劣化の大きな要因となつていたカ
ーボンマイクから、コンデンサマイクに変更され、この
コンデンサマイクの使用によるPB信号伝送品質の向上
があることも見逃すことができない。
【0006】さて、従来のPB信号方式を用いるオーダ
エントリにおける、注文内容の取消し、数量変更、追加
注文は、以下に説明するように行われていた。
【0007】すなわち、この従来技術は、注文端末から
送出されるPB信号による注文データに、商品等の注文
を行う注文内容か、注文を取消す注文内容かの情報を付
与し、このような注文データを、例えば、音声応答装置
等のPB信号受信装置に送信し、受信側装置において、
注文または取消しの判断を行ない、この結果により各々
注文、取消しの処理を行うというものである。
【0008】PB信号方式を用いる前記従来技術は、前
述したように、一旦注文した内容を取消すためには、注
文端末への取消し内容の入力、受信側装置への送出を同
時に行う必要があり、また、一旦注文した商品の数量を
変更する場合には、前述した注文データの取消しを行っ
た後、必要数の商品の注文を再度行う必要があり、さら
に、一旦注文した後に追加注文を行う場合には、再度注
文データを注文端末に入力し、注文を行うという手順を
必要とするものである。
【0009】なお、前述したようなオーダエントリに関
する従来技術として、例えば、日立評論VoL.63,
No.12「音声応答システム用入出力装置」に記載さ
れた技術等が知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、一
旦、注文した内容の取消し、数量変更に際して、取消し
商品数量、変更商品の確認、注文端末への入力を新たに
行わなければならず、特に、数量を削減する場合には、
取消し及び再注文の2回のPB信号送出操作を行う必要
が生じ、そのための操作が非常に煩雑となるという問題
点を有している。
【0011】また、前記従来技術は、取消し、再注文を
繰返し行っているうちに、注文者が注文内容の最終的な
状態が判らなくなってしまい、注文センタへ問合せなけ
ればならないという事態が発生してしまうという問題点
を有している。
【0012】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、利用者にとって、操作性の良い実用性の高
いオーダエントリサービスを提供することのできるオー
ダエントリシステムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、オーダエントリを行うために送信するデータに、注
文する商品の数量を必要な絶対数だけ入力することと
し、一旦注文した後の追加注文の場合にも、先程の注文
数からの相対数を入力するのではなく、先程の注文数も
含めた必要な絶対数を入力することとすることにより達
成され、また、このとき、注文処理を行うホストコンピ
ュータ側においても、注文する同一商品に対して、最新
の情報(数量)を有効な情報として処理を行うようにす
ることにより達成される。
【0014】すなわち、本発明によれば、注文の取消
し、数量変更による再注文を行う場合に、先程注文した
注文内容に、修正、追加を行ない、変更のない注文内容
も同時に入力して再送信を行うことにより達成される。
このとき、注文端末内に残つている情報が利用者の注文
した最終状態である。
【0015】商品を注文するために、注文端末より入力
する注文内容は、利用者のIDコード、注文する商品の
記載されているカタログのカタログコード、商品コー
ド、数量等である。
【0016】一旦注文を行った後の注文の取消し、数量
変更の場合には、再注文の数量に必要絶対数、例えば、
取消しの場合であればゼロを入力することにより行う。
そして、前述の先に注文した注文内容の変更は、先の注
文内容を一旦読出し、そのデータに修正、追加を行うこ
とにより行われる。変更された注文データは、変更のな
い商品に関するデータと共に、受信側の音声応答装置等
のPB信号受信装置に送信される。
【0017】受信側にある注文内容の処理を行うホスト
コンピュータは、カタログコードが有効な期間におい
て、同一利用者からの注文内容について、音声応答装置
等のPB信号受信装置から送られてくる最新の情報を、
該当利用者からの注文内容として取り込み処理を行う。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるオーダエント
リシステムの実施形態を図面により詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施形態のシステム構成
を示すブロック図であり、PB信号による音声信号を用
いた通信方式によるオーダエントリシステムの構成を示
す。図1において、1は注文端末、2は電話機、3は公
衆網、4は音声応答装置、5はホストコンピュータであ
る。
【0020】図1において、注文端末1は、CPU、記
憶装置、スピーカ、デイスプレイ、キーボードその他周
辺装置を備えた注文端末であり、利用者が注文する商品
のコード、数量をキーボードより入力し、これらを一
旦、記憶装置に格納し、かつ入力された商品コード、数
量等の数字をPB信号に変換して、スピーカを介し音響
として出力し得るものである。
【0021】音声応答装置4は、通信制御ユニット(N
CU)41、PB信号受信器(PBR)42、D/A変
換器43、CPU44、メモリ(MM)45、コンピュ
ータインタフェース46、ディスク(DK)47を備え
て構成されており、注文端末1から出力されたPB信号
による音声信号を電話機2、電話回線等の公衆網3を経
由して受信し、かつ、注文結果を音声により、電話機2
の利用者に通知する機能を備えている。
【0022】また、ホストコンピュータ5は、コンピュ
ータインタフェース51、CPU52、メモリ(MM)
53、ディスク(DK)54を備えて構成されており、
注文端末1よりPB信号として出力され、電話機2を介
して音声信号として音声応答装置4に送られたた注文内
容、すなわち、利用者のIDコード、注文する商品の記
載されているカタログコード、商品コード、その数量
を、音声応答装置4を介して、データ通信により受信
し、注文伝票の発行等商品の注文指示、管理を行う機能
を備えている。
【0023】図2は注文端末の構成を示すブロツク図で
ある。図2において、11はPB信号を外部に送出する
スピーカ、12は注文入力過程の表示及び入力済の注文
内容を確認するために使用するディスプレイ、13は注
文入力を行うためのキーボード、14、15、16はそ
れぞれスピーカ11、ディスプレイ12、キーボード1
3に対するインタフェース装置、17はCPU、18は
プログラムが格納されているROM、19は主電源が断
となった場合にもメモリ内容をバックアップバッテリー
により保護することのできるバックアップバッテリーR
AM、20はPB信号発振装置(PBOSC)であり、
注文端末1は、前記の各構成部を備えて構成されてい
る。
【0024】PB信号発振装置20は、CPU17より
指示のあったPB信号を発振し、このPB信号は、スピ
ーカインタフェース14、スピーカ11を介して音響信
号として出力される。
【0025】次に、前述のように構成される本発明の一
実施形態により、商品等の注文を行う場合の処理動作を
説明する。
【0026】図7は注文処理のシーケンスを示す図であ
り、以下、この図を参照して注文処理の動作を説明す
る。
【0027】(1)本発明によるオーダエントリシステ
ムの利用者は、キーボード13を使用し、注文端末1
に、自分のIDコードを入力すると共に、すでに配布さ
れている商品のカタログを見ながら、カタログコード、
注文したい商品の商品コード、数量を入力していく(デ
ータ入力)。
【0028】この入力過程において、ディスプレイ12
上には、入力された数字が表示されるため、利用者は、
入力の確認を行いながら作業を行うことができる。ま
た、入力された各種データは、バックアップバッテリー
RAM19に記憶されて保持され、注文端末1の主電源
が断になった場合にも、その内容が保持される。
【0029】なお、このデータ入力に際しては、入力ミ
ス等も考えられるため、一旦入力したデータの修正、注
文商品数の追加等を行うことができる。
【0030】(2)前述の入力が終了すれば、利用者
は、電話機2により音声応答装置4に対する発呼を行う
(発呼)。
【0031】(3)一方、公衆網3からの着呼信号を通
信制御ユニット41により検出した音声応答装置4は、
この通信制御ユニット41を使用して着呼動作(被呼応
答)を行ない電話機2とのパスを形成する(着呼)。
【0032】(4)このとき、音声応答装置4は、通
常、着信を発呼相手つまり利用者に確認させるため、
「こちらは〇〇〇です。送信して下さい。」等の着信応
答音声を返送する。このための音声出力は、通信制御ユ
ニット41からの着呼報告を受けたCPU44が、ディ
スク47内に蓄積されているデジタル音声ファイル(例
えば、64Kbpsのμ-lawPCM音声)を検索し、D/
A変換器43によりアナログ化することにより得ること
ができ、通信制御ユニット41、公衆網3を介して電話
機2に送出される。
【0033】(5)利用者は、前述により音声応答装置
4に対する着信が確認できたならば、注文端末1のスピ
ーカ11の位置に電話機2の送話口を当てて、キーボー
ド13により、バックアップバッテリーRAM19に格
納されている注文データを、PB信号発振装置20によ
りPB信号に変換し、スピーカ11へ送出するトリガを
与え、注文データの送信を行う(送信)。
【0034】(6)一方、音声応答装置4は、注文端末
1から発信されたPB信号による音声信号を、PB受信
器42を使用して受信解析し、デジタル値へ変換してメ
モリ45へ記憶格納する。この音声信号の受信時、音声
応答装置は、PB信号を使つた音響通信方式の信頼度を
高めるため、注文端末1と音声応答装置4の間で予め取
り決められている、伝送されるデータに対するチェック
サム等の誤り検出方式により注文端末1側で付与した誤
り検出用のチェックデジットを、音声応答装置4側でも
チェックし、注文端末1より受信したデータの信頼度を
向上させるようにしている。
【0035】図3は注文端末1より発信されるデータの
フォーマットを示す図である。
【0036】このデータは、図3に示すように、取消し
用の電文と区別するための注文電文コードと、注文者識
別用のIDコードと、カタログコードと、注文する商品
毎にシーケンシャルに注文端末1で自動的に付与する商
品の追番である注文番号2と、商品コード、その数量
と、注文端末より発信するデータの終了を示す符号であ
るデリミタ符号(例えば#)とにより構成される。
【0037】音声応答装置4は、前述のデリミタ符号の
受信により受信データの終了を判定する。
【0038】なお、チェックデジットエラーにより受信
したデータに誤りがあつた場合、音声応答装置4は、再
送を要求する音声、例えば、「受信エラーが発生しまし
た。もう一度送信して下さい。」等の音声ファイルをデ
ィスク47より読出し、D/A変換器43によりアナロ
グ変換を行なつた後、通信制御ユニット41を介して電
話機2へ出力する。 また、利用者が電話機2の送話口
を注文端末1のスピーカ11に当てて、注文データの送
信を行う場合、注文端末1からのデータの送信が完了す
ると、その完了が、例えば、ブザーの鳴動音等により利
用者に知らされるので、利用者は、音声応答装置4から
出力される回答音声を聞くために受話器を自分の耳に当
てることになる。
【0039】(7)音声応答装置4は、前述のようにし
て、注文端末1より受信した注文データを、コンピュー
タインタフェース装置46を介して、ホストコンピュー
タ5へ通知する(注文)。
【0040】(8)ホストコンピュータ5は、コンピュ
ータインタフェース装置51を介して音声応答装置から
の注文データを受取り、通知された注文商品コードと、
ディスク54内に格納されているカタログコード対応の
商品マスターファイルとの照合チェック、及び、ディス
ク54内に格納されているカタログコード対応の各商品
在庫数との照合チェックを行い、各IDコード対応の注
文ファイルをディスク54内に作成する。
【0041】この注文ファイルは、該当カタログコード
が有効な期間、すなわち、該当注文ファイルを元に発注
処理を行う直前まで、追加注文がある毎にその注文が追
加され更新されていく。なお、このような注文ファイル
を作る場合、各注文毎に各IDコード対応にそれぞれの
注文ファイルを特定化できるように、注文受付番号を付
与しておく。すなわち、注文ファイルは、IDコードと
注文受付番号とをキーとして作成される。
【0042】(9)ホストコンピュータ5は、さらに、
商品マスターチェックエラー、在庫不足等により注文不
可能な商品があるか否かを利用者に返答するため、音声
応答装置4に対し、返答用の音声ファイル番号と、注文
不可能な受付番号、及び、注文受付番号を通知する(回
答)。
【0043】(10)音声応答装置4は、コンピュータイ
ンタフェース46を介してホストコンピュータ5から受
信した、返答用音声ファイル番号の音声と、注文不可注
文番号、注文受付番号をディスク47より読出し、それ
ぞれの音声を組合せて、例えば、「注文番号(2番)の
商品はカタログにありません。注文受付番号は(123
4)です。確認願います。」等の音声を、D/A変換器
43、通信制御ユニット41を介して利用者の電話機2
へ通知する(回答音声)。
【0044】なお、この場合、前述した音声応答装置4
内の返答用音声ファイル番号は、予めホストコンピュー
タ5内にも保持しておく必要がある。また、返答用の音
声としては、注文商品の合計金額、再送の要求、御礼の
音声等を用意し、任意に組み合わせて使用することがで
きる。
【0045】(11)以上の処理により、1個の注文の処
理が終了し、音声応答装置4及び電話機2のオンフック
が行われ、公衆網3を解放して、全ての処理を終了する
(オンフック)。
【0046】次に、注文取消しの場合の処理動作を説明
する。
【0047】図4は注文取消しの場合に使用するデータ
フォーマットを示す図である。
【0048】注文取消しを行う注文者は、図4に示すデ
ータフォーマットに従い、注文端末1によりデータを入
力する。
【0049】すなわち、利用者は、注文取消しを行う場
合、自分のIDコード、カタログのコード、注文完了時
に音声応答装置4より出力された注文受付番号、及び、
取消す商品コードを入力した後、電話機2により、音声
応答装置4を呼出し、両者を接続する。この状態で、注
文端末1から先程データ入力した取消しデータを送信す
るため、電話器2の送話口を注文端末1のスピーカ11
の上に置き、取消しデータを送出するため、キーボード
13よりトリガを与える。このトリガにより、取消しの
ための入力データに取消し電文コードが自動付与され、
この取消し用データは、PB発振装置20によりPB信
号に変換され、スピーカ11から出力される。
【0050】以後、前述した注文の場合と同様に、ホス
トコンピュータ5に取消しデータが受信される。ホスト
コンピュータ5は、受信した取消し用データ内のIDコ
ード、注文受付番号をキーとしてディスク54に格納さ
れている注文ファイルをメモリ53に読出し、取消し用
データ内取消し商品コードをディスク54より読出され
た注文ファイルから削除し、あるいは、無効データに書
き換えて、再度ディスク54に、IDコード、注文受付
番号をキーとして格納する。
【0051】注文した商品の数量を増減する場合には、
一旦、前記取消し操作を行なった後、新たに注文操作を
行ってもよく、また、取消し操作を行うことなく、商品
の数量を増減する先の注文の注文受付番号を付与した注
文操作を行うだけでもよい。この場合、ホストコンピュ
ータ5は、先の注文受付番号と重複する新たな注文があ
ったことにより、先の注文を無効とし、新たな注文をフ
ァイルに格納することになる。
【0052】さて、次に注文内容の取消し、数量変更、
追加注文を同一手順により行うことのできるオーダエン
トリシステムの実施形態について説明する。
【0053】図5は一旦注文を行なつた後の、注文の取
消し、数量変更、追加注文を行う場合の注文端末の操作
手順を説明する図、図6は注文の取消し、数量変更、追
加注文を行う場合のホストコンピュータ側の電文受信処
理の概要を説明するフローチャートである。
【0054】図5(a)に示す取消し手順は、一旦注文し
た商品コード123を取消す場合の例である。
【0055】まず、注文端末1に記憶されている先に送
信した注文データを改行等のファンクションキーを使用
してディスプレイ上に表示させる。次に、例えば、訂正
キーを押すと、商品コード123が点滅し商品コードの
修正を促す。この状態で入力キーを押すと商品コード1
23がそのままメモリに再セットされると共に、数量の
修正を促すべく数量06が点滅する。ここで、数量を0
0と修正し入力キーを押すと、メモリ上にこの数量00
が登録され、商品コード123の数量が00と登録され
たことになる。
【0056】このようにして注文端末内のメモリの書き
換えが行われた後は、通常の注文の場合と同じように、
電話機を使つて音声応答装置を呼出し、PB信号を使用
した音声信号による通信を行ない音声応答装置を経由し
てホストコンピュータへ注文内容をエントリする。この
場合、注文端末1に記憶されている注文番号05以外の
注文番号の商品の注文内容も同時に音声応答装置4へ送
信される。
【0057】次に、この場合のホストコンピュータ側の
信号動作を図6に示すフローにより説明する (1)まず、受信した電文が注文電文であるか否かの判
定を行い、受信した電文が注文電文以外の電文であれ
ば、図示しない他の電文処理を行う(ステップ60
0)。
【0058】(2)ステップ600の判定が注文電文で
あれば、注文電文内のIDコードをキーとして、該当す
るIDコードの注文ファイルをディスク54よりメモリ
53へリードし、注文電文内の商品コードが、注文ファ
イル内に存在するか否かの判定を行い、注文ファイル内
に存在しなければ、新しい商品の注文があったとして、
その商品コードとその注文数量を1レコードとして注文
ファイルに追加する(ステップ620、630)。
【0059】(3)ステップ620の判定で、注文電文
内の商品コードが、すでに、注文ファイル内に存在する
場合に、注文ファイル内の該当商品コードの数量を、注
文電文に設定されている該当商品コードの数量に置換え
る(ステップ640)。
【0060】(4)検索を行う注文電文内商品コードが
最終データか否かの判定を行い、最終データでなけれ
ば、次の商品コードに関する処理を、ステップ620に
戻って実行する処理を繰り返す。もし、最終データであ
れば、注文ファイルをメモリ53からディスク54に書
込み処理を終了する(ステップ650、660)。
【0061】図5(b)に示す数量変更手順においても、
前述した取消し手順の場合と全く同様の手順を実行すれ
ばよく、注文商品の数量データを、現在自分のほしい絶
対数量となるように、それらの値を変更すればよい。こ
の場合も、前述した取消し手順の場合と同様に、注文端
末1のRAMに、変更した商品コードと数量とを登録し
た後、電話機2を使用して音声応答装置4を呼出し、P
B信号による音声信号通信を行い、音声応答装置4を経
由してホストコンピュータ5に注文内容をエントリす
る。
【0062】この場合も、当然、注文端末1内に記憶さ
れている注文番号05以外の注文番号の商品の注文内容
は、同時に音声応答装置へ送信され、ホストコンピュー
タ5側では、取消しの場合と同じ図6に示す処理を実行
する。
【0063】図5(c)に示す追加注文手順においては、
先に注文した内容の最終レコードを、改行等のファンク
ションキーを用いて捜した後、さらに改行キーを用いて
次の注文番号の位置まで進める。この例では、注文番号
05までが先に注文した最終レコードであるとしてお
り、改行により新しい注文番号06の位置をディスプレ
イに表示する。このときには、注文する商品コードが入
力されていない状態であるという意味で、商品コードの
表示をハイフオン(−)により行っている。
【0064】ここで新しい商品コード、例えば、456
と入力キーを押し、この商品コード456をRAM19
に登録し、次に08と入力キーを押し、現在ほしいその
商品の絶対数量例えば、08をRAM19に登録する。
【0065】この場合にも、前述した取消し手順の場合
と同様に、注文端末へ追加した商品コードと数量とをR
AM19に登録した後、電話機2を使用して音声応答装
置4を呼出し、PB信号による音声信号通信を行い、音
声応答装置4を介してホストコンピュータ5へ、注文番
号01から注文番号05の内容と共に、注文内容をエン
トリする。なお、この場合にも、ホストコンピュータ5
側では注文取消しの場合と同様に図6に示す処理が実行
される。
【0066】前述した本発明の実施例によれば、一旦注
文を行なった後に、注文の取消し、数量変更、追加注文
を行う場合の注文端末の操作を、注文を行う場合と同一
手順同により行うことができ、利用者にとって使い勝手
の良いオーダエントリサービスを提供することができ
る。また、前述の実施例によれば、ホストコンピュータ
側の処理も、新規注文、取消し、数量変更、追加注文の
全ての処理のために同一のプログラムを使用することが
できるため、ホストコンピュータ側のソフトウエア開発
における開発工数を削減することができるという効果を
得ることができる。
【0067】さらに、前述の本発明の実施例によれば、
注文端末内に記憶されている注文内容が常に最新の注文
内容を示しているため、商品が届けられたときの確認用
として使用することができ、注文内容の絶対数を、注文
端末の記憶内容を見るだけで把握することができる。
【0068】以上、PB信号を用いた音声信号通信によ
るオーダエントリシステムの構成例と動作を説明した
が、次に、PB信号を用いた音声信号通信の変形例を用
いる本発明の他の実施例を説明する。
【0069】この本発明の他の実施例は、注文端末から
発信するPB信号によるデータの先頭にスタート符号を
付与したものである。
【0070】図8はスタート符号を付与した場合のPB
信号によるデータのフォーマットを示す図、図10はス
タート符号が付与されたPB信号によるデータを受信す
る場合の音声応答装置4側の動作を説明する概略フロー
チャートであり、以下、これについて説明する。
【0071】図8に示すフォーマットにおいて、スター
ト符号は、注文端末1により自動的に付与されるもので
ある。また、図8では、図3、図4に示した注文電文コ
ード及びカタログコードが設けられていないが、これら
のコードを備えるようにすることもできる。
【0072】(1)図8に示すようなデータフォーマッ
トを有する注文データが、既に説明したようにして、注
文端末1から音声応答装置4に送られてくると、まず、
受信データがスタート符号(例えば*)であるか否かの
判定を行ない、スタート符号を受信するまで、受信され
たデータのバッファリングを行なわず、受信したデータ
を読みすて、受信データがスタート符号であれば、その
スタート符号のバッファリングを行う(ステップ100
0、1020)。
【0073】(2)次に、データの終了か否かの判定
を、デリミタ符号の受信監視により行ない、デリミタ符
号(例えば#)を受信するまで、スタート符号受信後の
受信データのバッファリングを行う(ステップ104
0、1060)。
【0074】(3)ステップ1040で、受信データが
デリミタ符号であると判定されたならば、このデリミタ
符号のバッファリングを行ない受信終了とする(ステッ
プ1080)。
【0075】なお、図10に示す概要のフローチャート
では、スタート符号、デリミタ符号が受信できない場
合、処理が無限ループにおちいるため、この本発明の他
の実施例では、受信開始から、受信終了までの時間監
視、または、バッファリングの最大許容桁数を定めてお
き、それぞれタイムオーバー、桁数オーバーすれば受信
エラーとして受信処理を終了させるようにすることがで
きる。
【0076】次に、スタート符号、デリミタ符号等の制
御コードの受信不可による受信エラーを回避する(これ
らの制御コードが受信不可の場合にも、データ本体が正
常な場合を救済する)ことのできる方法を説明する。
【0077】図9はこの場合に使用するデータフォーマ
ットを示す図、図11はこの場合の音声応答装置4側の
動作を説明する概略フローチャートである。
【0078】この例は、スタート符号を連続n個、デリ
ミタ符号も連続n個付与し、これらが付与された注文デ
ータを、注文端末1が、音声応答装置4に対して送信す
るというものである。この場合、音声応答装置側では、
複数連続のスタート符号、デリミタ符号のうち1つの符
号でも受信できればそれぞれスタート符号、デリミタ符
号を受信することができたものとみなすような処理を行
う。
【0079】(1)受信データがスタート符号か否かの
判定を行ない、スタート符号を受信するまで受信データ
のバッファリングを行わず、スタート符号が受信できた
とき、その受信データすなわちスタート符号のバッファ
リングを行う(ステップ1100、1110)。
【0080】(2)次に、次の受信データがスタート符
号でなくなるまで受信データの読み捨てを行い、受信デ
ータがスタート符号でなくなったとき、受信データのバ
ッファリングを行う(ステップ1120、1130)。
【0081】(3)以降、図10により説明した処理の
場合と同様に、デリミタ符号を1回受信するまで受信デ
ータのバッファリングを行い、デリミタ符号が受信され
たとき、そのデリミタ符号をバッファリングして受信処
理を終了する(ステップ1140〜1160)。
【0082】図12はスタート符号を付与しないで注文
端末1から音声応答装置4へPB信号コードの伝送を行
った場合のシーケンス図、図13はスタート符号を付与
してPB信号コードの伝送を行った場合のシーケンス図
である。
【0083】図12、図13において、いま、注文端末
1からのPB信号コードによるデータの伝送前に電話機
2のボタン等を誤つて押し、その信号が音声応答装置4
側で受信されたものとする。
【0084】この場合、スタート信号を持たない図12
の例では、音声応答装置4で受信されるデータが、前述
の誤って押された信号により、本来注文端末1から送ら
れるデータと異なったものとなるので、音声応答装置4
側でチェックデジットのチェックが行われたときに、受
信エラーとなってしまう。
【0085】しかし、図13に示すようにスタート符号
がある場合、注文端末1より発信されるPB信号による
データの範囲が明確となるため、注文端末1でデータ
が発信される前に誤って押されたPB信号押しボタンに
よる音声応答装置4側での不正データの受信を防止する
ことができ、スタート符号、デリミタ符号欠落による
受信データエラーを防止することができ、PB信号によ
る音声信号通信方式のデータ伝送の信頼度を向上させる
ことができる。
【0086】次に、データ伝送の信頼度をさらに向上さ
せることができる方法、すなわち、注文端末1から発信
されるPB信号による注文データを、レコード単位に分
割しかつそのレコード毎に誤り検出用のチェックデジッ
トを付与して音声応答装置に送信する方法について説明
する。
【0087】図14はレコード毎に誤り検出用チェック
デジットを付与したPB信号によるデータのフォーマッ
トを示す図、図15はこの場合における音声応答装置側
の受信解析動作を説明するフローチャートである。な
お、図15に示すフローは、図10、図11に示す受信
処理プログラムのフローにより受信データをメモリ45
内に格納した後に起動されるプログラムのフローであ
る。
【0088】(1)まず、メモリ45より、注文端末よ
り受信した注文データの中の、IDコードを取出し、I
Dコードのチェックデジットの計算を行い、付加されて
いるチェックデジットとの比較を行うことにより、誤り
チェックを行い、チェックデジットが正しいか否かの判
定を行う(ステップ1500、1510)。
【0089】(2)ステップ1510のチェックが正し
くなければ、IDコード不正をホストコンピユータに通
知するため、ホストコンピュータへの送信バッファにI
Dコード不正というフラグを立て、処理を終了する(ス
テップ1570)。
【0090】この処理の後、IDコード不正という情報
がホストコンピュータ5へ通知され、ホストコンピュー
タ5から注文端末1に対してデータ再送信を促すための
音声ファイル番号が、音声応答装置4に指示され、音声
応答装置4より電話機2の利用者に、「IDコード不正
です。再度送信して下さい。」等の音声が出力される。
【0091】(3)ステップ1510における、IDコ
ードのチェックデジットに対するチェックが正しけれ
ば、次に、注文レコードのチェックを行う。すなわち、
メモリ45より最初の注文レコードを取出し、その注文
番号がシーケンシャルな番号になっているか否か、チェ
ックデジットのチェック結果が正しいか否かの判定を行
う(ステップ1520〜1550)。
【0092】(4)前述のステップ1540、1550
のチェックが双方共に正しい場合に、注文レコードの内
容は正しいと判断し、ホストコンピュータへ通知する送
信バッファに、IDコードと共に注文レコードをセット
する(ステップ1560)。
【0093】(5)ステップ1540、1550の注文
番号のシーケンシャルナンバリングチェック、チェック
デジットのチェックでエラーが発生した場合、次の注文
レコードを取出し、ステップ1520からの処理を再び
実行する。
【0094】(6)ステップ1520〜1560の処理
中に、デリミタ符号の位置までレコードが更新され、ス
テップ1530で最終注文レコードが判定されれば、こ
の受信解析処理を終了させる。
【0095】前述した受信解析プログラムによる処理の
終了後、音声応答装置4は、ホストコンピュータ5に対
する通信要求プログラムを起動し、前述のステップ15
60でセットしておいた、IDレコードと注文レコード
とを、コンピュータインタフェース46、51を介して
ホストコンピュータ5に送出する。
【0096】ホストコンピュータ5は、受信したIDレ
コード内のIDコード、注文レコード内の商品コードの
マスタファイルチェック、商品の在庫チェック等を行
い、注文可能であれば、注文処理した商品コードまたは
注文番号を利用者に返答するため、音声応答装置4に、
返答の音声ファイル番号、可変語データを通知する。音
声応答装置側4は、このホストコンピュータ5より受信
した、音声ファイル番号と可変語データとを組合わせ、
例えば、「注文番号1番、2番、3番の注文を承りまし
た。合計1万円です。」等の音声を利用者に対して出力
する。
【0097】なお、前述で説明した本発明の実施例は、
IDコード、注文コード等のレコード長が固定長であ
り、予め音声応答装置側にそのレコード長が判つている
ものとしている。
【0098】前述した本発明の実施例によれば、注文レ
コード毎に誤り検出用チェックデジットを付与して伝送
しているため、1ケ所の伝送誤りによる受信エラーが発
生した場合にも、そのエラーが他の全データに影響をお
よぼすことがなく、該当レコードのみの受信エラーだけ
で済み、他の正常なレコードは、正常に音声応答装置4
で受付けることができる。
【0099】このため、前述した本発明の実施例によれ
ば、PB信号による音声信号通信方式を用いるオーダエ
ントリサービスの完了度を向上させることができ、ま
た、正常に注文処理を行うことのできた注文レコード
を、音声で利用者に通知することができるため、利用者
に対して注文内容を明確にすることができる。
【0100】次に、注文端末から発信するPB信号によ
る注文データの伝送において、伝送の信頼度をさらに向
上させることのできる本発明の他の実施例について説明
する。この実施例は、数字2、3、6等を表す伝送品質
の悪いPB信号を、それぞれ、A、B、D等を表すPB
信号に置換えて伝送するものである。
【0101】図16は音声応答装置4内のPB信号受信
器の原理を説明する機能ブロック図、図17はPB信号
を決定する真理値を説明する図、図18は使用周波数の
値を示す図、図19はPB信号の周波数特性を説明する
図、図20はPB信号置換処理による本発明の実施例に
おける処理手順を説明する図である。図16において、
62はローパスフィルタ、63はハイパスフィルタ、6
4はL群出力コントローラ、65はH群出力コントロー
ラ、71〜74、81〜84はバンドパスフィルタであ
る。
【0102】一般に、PB信号は、低群に属する4種の
周波数と高群に属する4種の周波数のなかの各群から1
つの周波数を選択し、これを組み合わせて構成されてい
る。そして、低群に属する4種の周波数L1〜L4と高群
に属する4種の周波数H1〜H4とは、図18に示す周波
数に定められており、これらを組み合わせて構成される
PB信号の真理値は、図17に示すように定められてい
る。
【0103】前述のように構成されるPB信号を受信す
るPB信号受信器42は、図16に示すように、ローパ
スフィルタ62、ハイパスフィルタ63、バンドパスフ
ィルタ71〜74、81〜84、及び、出力コントロー
ラ64、65を備えて構成されている。
【0104】このように構成されるPB信号受信器にお
いて、入力された入力PB信号61は、ローパスフィル
タ62により、PB信号のうち低群の周波数成分が取出
される。次に、低群の各周波数L1=697Hz、L2=7
70Hz、L3=852Hz、L4=941Hzの各バンドパス
フィルタ71〜74を通して、前記PB信号に含まれる
1つの低群の周波数信号が識別出力される。この出力
は、フィルタの出力レベルがあるしきい値を超えたか否
かにより、デジタル出力“1”あるいは、“0”とし
て、それぞれ出力端子に出力される。
【0105】同様に、入力PB信号61は、ハイパスフ
ィルタ63を介して、PB信号のうち高群の周波数成分
が取出される。さらに、前述と同様に、高群の各周波数
1=1209Hz、H2=1336Hz、H3=1477H
z、H4=1633Hzの各々のバンドパスフィルタ81〜
84を通して、前記PB信号に含まれる1つの高群の周
波数信号が識別出力される。この出力は、フィルタの出
力レベルがあるしきい値を超えたか否かにより、デジタ
ル出力“1”あるいは、“0”として、それぞれ出力端
子に出力される。
【0106】バンドパスフィルタ71〜74の出力は、
L群(低群)出力コントローラ64に入力されており、
このL群出力コントローラは、バンドパスフィルタ71
〜74の出力が一定時間持続しているか否か、高群周波
数とのレベル差が一定範囲内か否か、4出力のうち有効
出力が1つのみか否か等のチェックを行っている。高群
周波数についても、同様の制御を行うH群出力コントロ
ーラ65に入力され、同様のチェックが行われる。
【0107】両出力コントローラにおける前記チェック
結果が、共にOKであった場合、SP(Sterling Puls
e)信号がonとされ、受信されたPB信号の取り込みが
指示されると共に、図示PB信号受信器器は、次のPB
信号の受信に備える。
【0108】なお、前記L群出力コントローラ64、H
群出力コントローラ65は、それぞれバンドパスフィル
タの出力レベルの絶対値ではなく、低群及び高群のバン
ドパスフィルタの出力レベルの相対レベル差が一定範囲
内にあるか否かのチェックを行い、これにより、音声レ
ベルの弱化によりPB信号が検出不可能な状態となるこ
とを防止している。
【0109】すなわち、L群出力コントローラ64及び
H群出力コントローラ65は、低群のバンドパスフィル
タの出力及び高群のバンドパスフィルタの出力が、それ
ぞれ1つだけ出力されたときに、SP信号をonとし、
このとき、前記両バンドパスフィルタから出力されてい
る信号が、受信されたPB信号を構成する2周波数成分
を示すことになる。この2周波数成分と、図17に示す
真理値コードとによりPBコードを決定することができ
る。
【0110】次に、図16に示す回路に、例えば、数値
“3”を示すPB信号61が入力されたとして、その動
作を説明する。
【0111】図示回路にPB信号が入力されると、ロー
パスフィルタ2により低群周波数L1 が取出され、さら
にバンドパスフィルタ21を介してこの信号が出力され
る。L群出力コントローラ64は、この出力信号に一定
時間の継続性があるか否か、出力レベルがしきい値をこ
えているか否か、他の3出力は無効か否か等のチェック
を行う。高群周波数についても同様に処理され、高群周
波数H3 の出力が得られる。
【0112】前述によりL群出力コントローラ64及び
H群出力コントローラ65の出力条件が満足されると、
SP信号がonとなり、図17の真理値を示すコードに
より、周波数L1とH3の交点であるPBコード“3”を
得ることができる。
【0113】前述したように、注文端末1から送信され
たPB信号は、音声応答装置4内のPB信号受信器42
により、前述の原理に基づいてデジタルデータに変換さ
れる。
【0114】さて、注文端末1より発信されたPB信号
は、本来であれば、図17に示す様な2周波信号として
音声応答装置4へ送信されるが、送信時に、注文端末1
のスピーカ11の構造、電話機2の送話口内カーボンマ
イクからの反射等により、このPB信号に第2高調波成
分が重畳される場合が発生する。この様子が図19に示
されている。
【0115】正常な場合のPB信号は、図19(a)に示
すように、低群と高群の2つの周波数のみにより構成さ
れるが、ここで問題となるのは、前述のような第2高調
波が発生している場合である。すなわち、図19(b)に
示すように、低群周波数の第2高調波が、高群周波数と
重畳され、PB信号の低群周波数と高群周波数とにレベ
ル差が発生すると、音声応答装置4内のPB信号受信器
42では、正確にPBコードを検出することができなく
なる。このような現象は、低群周波数の第2高調波が高
群の周波数に比較的近いPB信号“2”、“3”、
“6”で生じやすい。
【0116】そこで、本発明の他の実施例においては、
PB信号の低群周波数の第2高調波が発生しても、高群
周波数と重畳しないようなPB信号を使用することとし
た。
【0117】すなわち、この実施例は、低群周波数L1
の第2高調波が高群周波数に重畳されることが考えられ
るPB信号“2”、“3”を、それぞれ、PB信号
“A”、“B”に置換えて使用し、低群周波数L2 の第
2高調波が高群周波数に重畳されることが考えられるP
B信号“6”を、PB信号“D”に置換えて使用するも
のである。
【0118】この実施例における処理手順が図20に示
されている。
【0119】図20において、まず、注文端末1に注文
データを入力する。注文端末1は、この注文データが入
力された後、この注文データに対する誤り検出用チェッ
クデジットの計算、付与を行う(ボックス2005、2
010)。
【0120】その後、注文端末1は、PB信号“2”、
“3”及び“6”を、それぞれ、“A”、“B”、
“D”に置換えたPB信号による注文データを発信する
(ボックス2015)。
【0121】従って、注文端末1のスピーカ11、電話
機2の送話口、公衆網3には、PB信号“2”、“3”
及び“6”が通過することがなく、音声応答装置4内の
PB信号受信器42により、PB信号による注文データ
が受信される。
【0122】PB信号受信器42で受信されたPB信号
による注文データの内、PB信号“A”、“B”、
“D”は、音声応答装置4内でPB信号“2”、
“3”、“6”に置換えられる(ボックス2025)。
【0123】その後、音声応答装置4は、チェックデジ
ットの計算及びチェックを行い、チェックが正しけれ
ば、ホストコンピュータへ注文内容を送信する(ボック
ス2030〜2040)。
【0124】以後、音声応答装置4は、既に説明した実
施例と同様に、ホストコンピュータ5の処理結果を、音
声に変換して利用者に通知する。
【0125】前述した本発明の他の実施例によれば、P
B信号の低群周波数の第2高調波の影響を受けることな
くPB信号の送受信を行うことができるため、PB信号
を用いた音声信号通信方式におけるデータ伝送の信頼度
を向上させることできるという効果を奏することができ
る。
【0126】次に、注文端末1の構造及び操作方法につ
いて、図面により説明する。
【0127】図21は注文端末1の外観を示す図、図2
2はカタログの例を示す図、図23は注文端末の操作を
説明するフローチャート、図24〜図32は操作に伴う
ディスプレイの表示例を示す図である。
【0128】注文端末1は、既に図2に説明したような
内部構成を備えているが、さらに、電源電圧検出部を備
え、電池電圧が一定レベルより下がると、ディスプレイ
12に電池切れの表示を行う機能を持たせることができ
る。また、その操作面には、図21に示すように、LC
D等を用いたディスプレイ12、スピーカ11、及び、
テンキー、電源のオン、オフを行うON、OFFキー、
その他の各種機能キー(これらの各種機能キーについて
は、後述する端末操作の説明と同時に説明する)等を備
えたキーボード13が配置されている。
【0129】注文端末1を使用し、図22に示すような
カタログを参照して注文を行う場合の操作は、図23に
示すフローに従って、次のように実行される。
【0130】(1)まず、ONキーを押して電源をON
とする。これにより、ディスプレイ12に組合員コード
が表示され、メニユー選択画面となる。組合員コードに
ついては後述するが、前述した実施例におけるIDコー
ドに相当する(ボックス ア)。
【0131】(2)次に、メニュー選択のために使用さ
れる「注文」、「問合せ」、「送信」ボタンのうち注文
ボタンを押すと、この操作以前に注文が行われていたか
否かがチェックされ、以前の注文データがない場合に
は、企画番号入力状態になり『企画番号』が点滅する
(ボックス イ)。
【0132】(3)ここで、カタログの種類を識別する
ため企画番号(4桁)をテンキー入力する。この時、入
力必須桁が判るように、ディスプレイ12上にはアンダ
ーバーが表示さる。利用者が、テンキーより、例えば、
企画番号1234を入力すると、ディスプレイ12の表
示は、図24〜図26に示すように変化し、入力された
企画番号を表示する。この表示とカタログの企画番号と
の一致を確認して、「登録」キーを押すと、ピッという
受付音が鳴り、入力された企画番号がメモリに記憶さ
れ、表示データが消えて、商品コード入力モードとな
る。これにより、『商品コード』が点滅し、入力必須桁
がアンダーバーで表示される。このとき、画面の左2桁
には、注文番号が01から50まで自動的に採番され表
示される(ボックス ウ)。(4)この状態で、例えば、
パンを注文する場合には注文商品コード123を入力す
るため、前述と同様に、テンキー1、2、3を押す。こ
の時の表示は図27に示すようになる。この商品コード
の入力後、自動的に、次の数量入力モードになり、『数
量』が点滅し入力必須桁がアンダーバーで表示される
(ボックス エ)。
【0133】(5)数量(2桁)の入力を行う。例え
ば、数量を10コ入力する場合には、テンキー1、0を
押す。これにより、表示は、図28に示すようになる。
数量の入力終了後「登録」キーを押すと、ピッという受
付音が鳴り、入力された商品コード及び数量がメモリに
記憶される。その後、注文番号が、1つカウントアップ
され、商品コードが点滅する、図29に示すような表示
が行われる。次の注文品の商品コード、数量とを、前述
と同様に繰り返し入力することにより、注文データを入
力してゆき、注文番号50の入力が終了するとENDの
表示がされる(ボックス オ)。
【0134】(6)以上の操作を繰り返し行い、注文す
べきデータをすべて入力した後、△キー及び∇キーを押
すことにより、これまで入力した注文の注文番号NO.
の表示が減少あるいは増加して、任意の注文番号NO.
の注文を確認することができる(ボックス カ)。
【0135】(7)また、注文入力を一旦終了し、電源
をOFFした後、再び電源を立上げた場合、前述のボッ
クス アの状態で、注文キーを押すと、(ボックス キ)
に示す表示となり、ここで、∇、Δキーを押すことによ
っても注文内容の確認を行うことができる。
【0136】(8)前述の確認の操作において誤りを見
つけた場合には、その注文内容が表示されている状態
で、訂正キーを押すことにより、注文内容を訂正するこ
とができる。例えば、注文商品コード129を123に
訂正する場合、商品コード129を表示させて、訂正キ
ーを押すと、商品コード『129』が、図30に示すよ
うに点滅する。ここで、新たな商品コード123を入力
する。これにより、表示は、図31に示すようになる。
その後、前述の場合と同様に自動的に数量の入力になる
ので、数量の訂正が必要であれば、新たな数量の入力を
行い、数量の訂正を必要としなければ、そのまま「登
録」キーを押す。このときピッという受付音が鳴り、入
力した商品コード、数量がメモリに登録される。数量が
1桁(0〜9)の場合、その1桁のみの入力後、「登
録」キーを押しても同様にメモリに登録される。
【0137】(9)次に、数量だけを訂正する場合に
は、訂正したい注文内容を∇、Δキーを用いて表示さ
せ、「訂正」キーを押すと、注文品を示す商品コード、
例えば、『123』が点滅するので、このとき「登録」
キーを押す。この「登録」キーを押すことにより、数量
の訂正モードになり『数量』『10』が点滅する。個々
で、例えば、数量を10から01に訂正する場合にはテ
ンキー1を押す。これにより、ディスプレイの表示が図
32に示すようになり、その後、「登録」キーを押す
と、ピッという受付け音が鳴り、訂正された数量がメモ
リに登録される。
【0138】また、前述した組合員コードは、生活協同
組合等において注文者を識別するために、端末毎に登録
されるコードであり、一般的には、IDコード等であっ
てよい。そして、注文を行う場合、注文データの先頭に
この組合員コードを送出することにより、注文受付側に
注文者を識別させるものである。さらに、この組合員コ
ードは、組合員が勝手に変更できないように、パスワー
ド入力後に組合員コードを入力可となるような、シーク
レット操作とすることにより、いたずらを防止するよう
にすることができる。
【0139】前述したような注文入力操作により、注文
端末に対する注文データの入力、確認、訂正を行うこと
ができ、注文端末のメモリーに、注文データを記憶させ
ることができる。
【0140】注文データが記憶されると、電話機がある
所であれば、センターに電話をかけて、応答を確認した
後、注文端末のスピーカに送話口をセットして、送信ボ
タンを押下すれば、注文データが、送信され、直接コン
ピユータに、注文データの入力を行うことができる。前
記送信ボタンによる注文データの送信は、何度でも可能
であり、データの再送を容易に行うことができる。
【0141】前述した商品の注文入力操作は、商品コー
ドと数量とを入力するとしたが、その後さらに商品の単
価を入力するようにしてもよい。
【0142】この場合、入力操作の終了時に、注文端末
内で注文の総額を計算して表示させるようにすることが
でき、利用者は、自分が注文した商品の総額をチェック
することができる。また、この注文データの送信後、音
声応答装置から応答される、注文商品の総額を聴取し
て、チェックを行うこともできる。
【0143】また、一般に、商品カタログは、一定の期
間で変更になり、これにより、企画番号が変更になる。
このような変更が行われた場合、注文端末に保存されて
いる以前の企画番号による注文データは、不要なものと
なり消去する必要がある。
【0144】本発明においては、注文端末に新たな企画
番号が入力されたときに、前企画番号の注文データを、
メモリからクリアすることにより、新規な企画による注
文を行う場合のメモリクリアのための操作を不要とする
ことができる。
【0145】この操作の詳細を図23により説明する。
【0146】注文端末の電源をONとして、注文キーを
押すと、企画番号が点滅状態になる。ここで新しい企画
番号を入力すると、注文端末は、メモリ内に保存されて
いる注文データが送信済みであり、かつ、入力された企
画番号が保存されている企画番号と相違していることを
確認し、入力された企画番号が更新されたされたもので
あるとして、メモリ内の前企画による注文データをクリ
アし、新しい企画番号による注文データの入力のため、
ディスプレイをボックス ウの状態とする。
【0147】これにより、新しい企画による注文を、以
前の注文データを自動的にクリアして、すなわち、クリ
アのための操作を行うことなく、行うことができる。
【0148】また、図23により説明した注文操作で
は、最大50件の商品の注文を行うことができるとした
が、この件数は、メモリ容量に応じて任意に設定するこ
とができる。
【0149】さらに、一度に設定できる件数以上の注文
を行う場合、一旦、最大数の注文データを送信し、セン
タ装置であるホストコンピュータに注文データの受付を
行わせた後、再度、同様な注文データを作成して送信す
ればよい。この場合、前述の場合と同様に、以前の注文
データをメモリから自動的にクリアさせるようにするこ
とができる。
【0150】送信終了後、センターの音声応答装置から
の音声応答を聴取し、その内容を確認し、データの送信
状態を確認することができる。
【0151】次に、注文端末の他の実施例を説明する。
【0152】この実施例は、注文端末に設けたスピーカ
と電話機の送話口とを音響結合して通信を行う場合に、
電話機の送話口と注文端末のスピーカとの密着性の向上
を図り、安定した周波数特性の音声信号の伝送を行うこ
とができるようにしたものである。
【0153】図33は注文端末の構造を示す正面図及び
側面図、図34はI−II断面図、図35は注文端末と電
話機の送話口との結合状態を示す図である。図33〜図
35において、32、33は注文端末を構成する上ケー
ス及び下ケース、34は受けゴム、34aはボス、34
bは受け部、36はリブ、37は送話口であり、他の符
号は図2の場合と同一である。
【0154】注文端末1は、上ケース32及び下ケース
33により、水平方向に傾斜を持つように構成される。
そして、スピーカ11を取付けた音響結合部は、両ケー
ス間に収納されたスピーカ11と上ケース2に設けられ
た受けゴム34とにより構成される。また、スピーカ1
1の後部には、送出される信号音が注文端末1の内部空
間に広がり、不安定な周波数特性となることを防止する
ための筒が、上ケース32、下ケース33のリブ36に
より形成されている。
【0155】注文装置1は、図34に示すように、水平
方向に傾斜を持って構成されているので、電話機の送話
口37を受けゴム34の上に置くだけで、図35に示す
ように、容易に、かつ、確実に、電話機の送話口37
を、注文端末1のスピーカ11に音響結合することがで
きる。すなわち、受けゴム34は、ボス34a及び受け
部34bにより構成されており、これにより、電話機の
送話口37を注文端末1の上に置くだけで、電話機の送
話口37を容易に固定することができる。また、受けゴ
ム34の横に音響特性改善用の穴部34cが設けられ、
スピーカ11から出力される音響信号の周波数特性を平
坦にし、周波数による出力レベル差を小さくしている。
【0156】前述の注文端末の実施例によれば、スピー
カ11の後部に筒を設けているので、送出される信号音
が、注文端末の内部空間に広がることを防止できるの
で、安定した周波数特性の信号音を送信することができ
る。
【0157】また、注文端末が水平方向に傾斜を持つよ
うに構成されているので、電話機の送話口と注文端末の
スピーカを密着させることができ、電話機の送受器を注
文端末上に置くだけで、容易に音響結合を行うことがで
きる。
【0158】前述した注文端末の実施例は、電話機が6
00形の場合に用いて好適なものであるが、近年、各種
形状の電話機が使用されるようになってきている。そし
て、電話機の送話口の形状は、電話機の種類によって異
なっており、確実な音響結合を行うことができない場合
が生じる。
【0159】次に、前述のような問題点を解決すること
のできる注文端末のさらに他の実施例を説明する。
【0160】この実施例は、注文端末に外部スピーカ接
続用のジャックを設け、電話機の形状に合ったスピーカ
ボックスを用意することとしたものである。
【0161】図36は注文端末の外観を示す斜視図、図
37は外部スピーカの外観を示す斜視図、図38は電話
機の送話口と外部スピーカとの結合状態を示す図であ
る。図36〜図38において、31は外部スピーカ、3
5は送話口固定用バンド、35aはマジックテープ、3
8はジャックであり、他の符号は図35の場合と同一で
ある。
【0162】注文端末1には、図36に示すように、そ
の背面等(側面、上面であってもよい)に外部スピーカ
接続用のジャック38が設けられている。このジャック
38に、図37に示す外部スピーカ31に接続されてい
るプラグを差し込むことにより、注文端末のスピーカ1
1が外部スピーカ31に切り替わり、音響出力を外部ス
ピーカ31から出力させることができる。
【0163】外部スピーカ31は、小型のスピーカボッ
クスにスピーカを収容して構成され、外部スピーカ31
を電話機の送話口37に固定する送話口固定用バンド3
5を有している。このバンド35は、その両端にマジッ
クテープ35aを備えており、これにより、図38に示
すように、電話機の送話口37に外部スピーカ31をず
れないように結合することができる。
【0164】このような本発明の実施例による注文端末
によれば、電話機の送話口37と外部スピーカ31との
音響結合状態を、より好ましい最適なものとすることが
できる。特に、この実施例は、注文端末のスピーカに直
接安定に結合することが困難な、コードレスホン、壁掛
け電話機等に使用した場合に、その扱いやすさの点で効
果的である。
【0165】また、電話機の送話口の形状に合わせて、
外部スピーカを構成するスピーカボックスの形状を変更
した外部スピーカを複数種用意しておくことにより、注
文端末本体の形状を変更する必要がないという効果も得
ることができる。
【0166】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、公
衆通信網を介して注文データを送信する注文端末と、そ
の注文を受注する装置とにより、オーダエントリシステ
ムを構成することができ、注文受注側の省力化、無人化
を図ることができる。
【0167】また、本発明による注文端末を使用して、
新規注文、取消し、数量変更、追加注文を同一操作によ
り行うことができるため、操作性の良い、簡易な注文手
順を備えたオーダエントリサービスを提供することがで
きる。
【0168】さらに、注文商品の最終結果を注文端末内
に残すことができるため、容易に注文商品内容を確認で
き、利便性の高いオーダエントリサービスを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】注文端末の構成を示すブロック図である。
【図3】注文電文のフォーマットを説明する図である。
【図4】取消し電文のフォーマットを説明する図であ
る。
【図5】注文の取消し、数量変更、追加注文の手順を示
す図である。
【図6】ホストコンピュータにおける電文受信処理を説
明するフローチャートである。
【図7】注文処理のシーケンスを示す図である。
【図8】スタート符号が付与されたPB信号のフォーマ
ットを示す図である。
【図9】スタート符号が付与されたPB信号のフォーマ
ットを示す図である。
【図10】音声応答装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図11】音声応答装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図12】動作シーケンスを示す図である。
【図13】動作シーケンスを示す図である。
【図14】レコード毎にチェック符号を付与したデータ
のフォーマットを示す図である。
【図15】受信解析動作を説明するフローチャートであ
る。
【図16】音声応答装置4内のPB信号受信器の原理を
説明する機能ブロック図である。
【図17】PB信号を決定する真理値を説明する図であ
る。
【図18】使用周波数の値を示す図である。
【図19】PB信号の周波数特性を説明する図である。
【図20】PB信号置換処理による本発明の実施例にお
ける処理手順を説明する図である。
【図21】注文端末1の外観を示す図である。
【図22】カタログの例を示す図である。
【図23】注文端末の操作を説明するフローチャートで
ある。
【図24】操作に伴うディスプレイの表示例を示す図で
ある。
【図25】操作に伴うディスプレイの表示例を示す図で
ある。
【図26】操作に伴うディスプレイの表示例を示す図で
ある。
【図27】操作に伴うディスプレイの表示例を示す図で
ある。
【図28】操作に伴うディスプレイの表示例を示す図で
ある。
【図29】操作に伴うディスプレイの表示例を示す図で
ある。
【図30】操作に伴うディスプレイの表示例を示す図で
ある。
【図31】操作に伴うディスプレイの表示例を示す図で
ある。
【図32】操作に伴うディスプレイの表示例を示す図で
ある。
【図33】注文端末の構造を示す正面図及び側面図であ
る。
【図34】図33に示すI−II断面図である。
【図35】注文端末と電話機の送話口との結合状態を示
す図である。
【図36】注文端末の外観を示す斜視図である。
【図37】外部スピーカの外観を示す斜視図である。
【図38】電話機の送話口と外部スピーカとの結合状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 注文端末 2 電話機 3 公衆網 4 音声応答装置 5 ホストコンピュータ 11 スピーカ 12 ディスプレイ 13 キーボード 14 スピーカインタフェース 15 ディスプレイインタフェース 16 キーボードインタフェース 17 CPU 18 ROM 19 バックアップバッテリーRAM 20 PB信号発振装置 41 通信制御ユニット(NCU) 42 PB信号受信器(PBR) 43 D/A変換器 44 CPU 45 主記憶装置 46 コンピュータインタフェース 47 デイスク装置 51 コンピュータインタフェース 52 CPU 53 主記憶装置 54 デイスク装置
フロントページの続き (72)発明者 吉川 喜章 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 田村 志郎 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 小嶋 邦男 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 (72)発明者 倉沢 哲夫 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 (72)発明者 須藤 芳樹 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注文端末と、電話機と、通信網を介して
    前記電話機に接続されるセンタとを備え、前記注文端末
    から前記電話機を利用して前記センタに商品の注文を行
    うオーダエントリシステムであって、 前記注文端末は、注文内容を入力する入力手段と、前記
    入力された注文内容を表示する表示手段と、前記表示手
    段に表示された注文内容を記憶する記憶手段と、前記記
    憶手段に記憶された注文内容をPB信号に変換して出力
    する手段とを有し、 前記電話機は、前記センタ装置との間に通信路を設定す
    る手段と、前記端末から出力されたPB信号を通信路を
    介してセンタに送信する手段とを有し、 前記センタは、前記PB信号を受信して解析する手段
    と、前記端末に受信完了を通知する手段とを有すること
    を特徴とするオーダエントリシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001067326A1 (fr) * 2000-03-09 2001-09-13 Kitagawa, Yoshiko Appareil de traitement de l'information equipe d'un lecteur de donnees optiques, serveurs et procede de commerce electronique

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WO2001067326A1 (fr) * 2000-03-09 2001-09-13 Kitagawa, Yoshiko Appareil de traitement de l'information equipe d'un lecteur de donnees optiques, serveurs et procede de commerce electronique

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