JP3024600U - リクエストコードチェック回路を備えた情報提供装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信の開始前に誤ったリクエストコードをチ
ェックし、リクエストコードが正しく入力されたときの
み、通信を許可するリクエストコードにチェック回路を
備えた情報提供装置を提供する。 【解決手段】 所望の情報をリクエストする際に用いる
リクエストコードを情報ナンバーとそのチェックコード
とにより構成し、データベースにその情報をリクエスト
するに当たっては、情報ナンバーの送信前に端末機側に
おいてリクエストコード中に含まれた情報ナンバーと、
チェックコードとを、予め記録されているリクエストコ
ードのそれらと照合し、両者が正しく対応するときのみ
リクエスト通信を許可するリクエストコードチェック回
路を設けた情報提供装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、リクエストに応じ、多数の情報を蓄積したデータベースから所望の 情報を通信回線を通じて呼び出し、利用者に情報を提供する情報提供装置に関す る。

【０００２】

【従来の技術】

近年、通信カラオケ装置や通信ビデオゲーム機を始めとするデータベースに記 録された所望の情報を通信回線を通じて呼び出し、利用する情報提供装置が普及 し始めている。 このような情報提供装置においては、それぞれの端末機に備えつけられたリク エストコードリストから所望の情報のリクエストコードを選び出し、それを端末 機に入力してデータベースに送信し、その情報の提供を受けるものである。

【０００３】 このとき、利用者が誤ったリクエストコードを入力してしまうと、その誤った リクエストコードに従って情報が検索されてしまうため、当然、この利用者は所 望の情報を入手することはできない。

【０００４】 しかし、このような場合、利用者は所望の情報を入手できなかったにも拘わら ず、データベースで誤ったリクエストコードの検索に要した回線使用料を支払わ なければならず、さらに、その誤ったリクエストコードに該当する情報が存在し た場合は情報提供料まで支払わなければならないため、甚だ理不尽であるという 問題がある。 また、そのリクエストコードに該当する情報が存在しない場合、端末機にはリ クエストコードが間違っている旨が表示されるが、それまでに長時間を要し、利 用者が苛々するという問題がある。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】 本考案は上記の問題を解決するためなされたものであり、その目的とするとこ ろは、誤ったリクエストコードを入力した場合、データベースを呼び出さずとも 直ちにその旨を端末機に表示できるリクエストコードチェック回路を備えた情報 提供装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決する手段】

上記の目的は、 データベースから所望の情報を取り入れ利用する機能を備えた情報提供装置に おいて、 所望の情報をリクエストする際に用いるリクエストコードを情報ナンバーとそ のチェックコードとにより構成し、データベースにその情報をリクエストするに 当たっては、情報ナンバーの送信前に端末機側においてリクエストコード中に含 まれた情報ナンバーと、チェックコードとを予め記録されているリクエストコー ドのそれらと照合し、両者が正しく対応するときのみリクエスト通信を許可する リクエストコードチェック回路を設けることにより達成される。

【０００７】

【作用】

上記の如き構成であると、誤ったリクエストコードが入力された場合は、その 送信前に端末機にその旨が表示され、そのリクエスト通信が保留されるものであ る。

【０００８】

【考案を実施するための最良の態様】

以下、図面により、本考案の詳細を説明する。 図１は本考案に係るリクエストコードチェック回路を備えた情報提供装置の一 実施例のネットワーク構造を示すブロック図、図２は図１に示した情報提供装置 の作動を示すフローチャート、図３は誤ったリクエストコードが入力された場合 に図１に示した映像受信機の画面に表示される画像の説明図である。

【０００９】 先ず、図１について説明する。 図１中、１はデータベース、２はデータベース１と電話回線を介して接続され る通信制御装置、３は通信制御装置２に接続される通信ゲーム装置である。

【００１０】 データベース１は、図示されていない大容量のメモリを有しており、このメモ リには、映像、音声等のゲームに関する情報が多数記録されている。 通信制御装置２は、データベースと通信ゲーム装置３との間のインターフェイ スである。

【００１１】 通信ゲーム装置３は、中央処理装置３０と、リクエストコードチェック回路３ １と、中央処理装置３０に接続されるコントローラー３２、映像受信機３３、ス ピーカー３４とから成る。

【００１２】 ここで、通信ゲーム装置３のオペレーターは、コントローラー３２を用いて所 望の情報のリクエストコードを中央処理装置３０に入力する。 このリクエストコードは、所望の情報のナンバーと、そのチェックコードとか ら成る。

【００１３】 このチェックコードは、例えば各情報ナンバーにランダムに付与される２桁の １０進数とすることができる。情報ナンバーが４桁の１０進数（Ａ×１０³ ＋Ｂ １０² ＋Ｃ１０＋Ｄ）であるとし、それらのチェックコードが（Ｍ×１０＋Ｎ） であるとするとリクエストコードは６桁の数字列、 ＡＢＣＤＭＮ となる。 チェックコードＭＮは、各情報ナンバーに対しそれぞれランダムに割り当てら れ、中央処理装置３０内のメモリに記録される。 尚、一つのチェックコードには、複数の情報ナンバーが割り当てられるが、そ れらの情報ナンバーは、入力の際のミスタッチなどでは、一致することがないよ うに割り当てる。更に具体的には、情報ナンバーＡＢＣＤ，ＡＣＢＤ，ＡＢＣｄ などはミスタッチにより混同を生じるので、これらには共通のチェックコードを 割り当てないようにしておくことが望ましい。

【００１４】 リクエストコードチェック回路３１は、入力されたリクエストコードの上位４ 桁の情報ナンバーと、下位２桁のチェックコードの対応が、予め中央処理装置３ ０に記録されているリクエストコードと照合し、両者が正しく対応したときにの み通信制御装置２に指令して所定のリクエストを行わせ、その情報ナンバーに該 当するゲーム情報を呼び出すものである。

【００１５】 反対に、そのリクエストコードが誤っていると判定した場合は、通信制御装置 ２を作動させず、中央処理装置３０を介して映像受信機にエラー表示させるもの である。

【００１６】 コントローラー３２は、リクエストコードの入力の他、ゲームに必要な全ての 操作を行い得るものである。 映像受信機３３は操作メニューやゲーム画面等を表示し、スピーカー３４はゲ ームに伴う音響を出力するものである。 なお、図１中では、通信ゲーム装置３は一台しか示さなかったが、通信制御装 置２にはそれぞれこれと同様の装置が多数接続されるものである。

【００１７】 以下、図２及び図３を参照しながらこの通信ゲーム装置１の作動について説明 する。 この通信ゲーム装置を使用するために、機能メニューからゲームメニューを選 択すると映像受信機３３にはリクエストコード入力画面が表示される。

【００１８】 この入力画面の表示に従い、リクエストコードのリストから所望のゲームを選 び、そのリクエストコードを入力する。 リクエストコードが入力されると、リクエストコードチェック回路３１におい て、予め記録されているリクエストコードの中から、入力されたリクエストコー ドの情報ナンバーと同じ情報ナンバーを有するリクエストコードが検索され、そ のリクエストコードのチェックコードと、実際に入力されたリクエストコードの チェックコードとが比較される。

【００１９】 両者が符合しない場合は、誤ったリクエストコードが入力されたと判定され、 映像受信機３３に図３に示したエラーメニューが表示され、改めて正確なリクエ ストコードの入力操作が要求される。

【００２０】 両者が符合した場合は、正しいリクエストコードが入力されたと判定され、そ のリクエストコードに含まれる情報ナンバーがデータベース１に送信される。 情報ナンバーを受信したデータベース１は、情報ナンバーに該当するゲーム情 報を検索し、そのゲーム情報をリクエストのあった通信ゲーム装置に向けて送信 する。

【００２１】 データベース１から送信されたゲーム情報は、通信ゲーム装置３の中央処理装 置３０に受信され、演算処理され、映像受信機３３及びスピーカーに出力され、 ゲームが開始される。 ゲームが開始されたらプレーヤーは、コントローラー３２を操作してゲームを 楽しむものである。

【００２２】 なお、本考案は叙上の実施例に限定されるものではなく、例えば、コントロー ラーやスピーカー等は２個以上でもよく、また、通信ゲーム装置を通信カラオケ 装置等に置き換えてもよく、また、情報ナンバーとチェックコードの桁数や組合 わせなどは自由に変更できるものであり、更に、数字のみでなく文字の使用も可 能であり、又、データベースへのリクエストに際しては、情報ナンバーと共にチ ェックコードをも送信し、データベースでの検索に先立って、通信エラーをチェ ックするようにすることもあり、本考案は上記の説明から当業者が容易に想到し 得る全ての変更実施例を包摂するものである。

【００２３】

【考案の効果】 本考案に係るリクエストコードーチェック回路を備えた情報提供装置は叙上の 如く構成されるので、本考案によるときは、誤ったリクエストコードを入力して しまった場合、情報を検索するために通信が開始されることはなく、即座にリク エストコードの再入力が指示されるので、通信費及び通信時間が節約できるもの である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るリクエストコードチェック回路を
備えた情報提供装置の一実施例のネットワーク構造を示
すブロック図である。

【図２】図１に示した情報提供装置の作動を示すフロー
チャートである。

【図３】誤ったリクエストコードが入力された場合に図
１に示した映像受信機の画面に表示される画像の平面図
である。

【符号の説明】

１・・・・・データベース ２・・・・・通信制御装置 ３・・・・・通信ゲーム装置 ３０・・・・中央処理装置 ３１・・・・リクエストコードチェック回路 ３２・・・・コントローラー ３３・・・・映像受信機 ３４・・・・スピーカー

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｍ 11/08

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】データベース（１）から所望の情報を取り
   入れ利用する機能を備えた情報提供装置において、 所望の情報をリクエストする際に用いるリクエストコー
   ドを情報ナンバーとそのチェックコードとにより構成
   し、データベースにその情報をリクエストするに当たっ
   ては、情報ナンバーの送信前に端末機側においてリクエ
   ストコード中に含まれた情報ナンバーと、チェックコー
   ドとを、予め記録されているリクエストコードのそれら
   と照合し、両者が正しく対応するときのみリクエスト通
   信を許可するリクエストコードチェック回路（３１）を
   設けたことを特徴とする上記の情報提供装置。
2. 【請求項２】提供される情報がゲーム情報である請求項
   １に記載のリクエストコードチェック回路を備えた情報
   提供装置。
3. 【請求項３】提供される情報がカラオケ情報である請求
   項１に記載のリクエストコードチェック回路を備えた情
   報提供装置。