JPH1097733A - 光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録媒体

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JPH1097733A
JPH1097733A JP8269320A JP26932096A JPH1097733A JP H1097733 A JPH1097733 A JP H1097733A JP 8269320 A JP8269320 A JP 8269320A JP 26932096 A JP26932096 A JP 26932096A JP H1097733 A JPH1097733 A JP H1097733A
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JP
Japan
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information
recorded
recording medium
substrate
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP8269320A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoaki Morita
尚明 守田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Columbia Co Ltd filed Critical Nippon Columbia Co Ltd
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Publication of JPH1097733A publication Critical patent/JPH1097733A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量のデータが記録された光情報記録媒体
が、傷により再生不可能になった場合を想定し、バッア
ップを有するDVDなどの貼り合わせ型の光情報記録媒
体を提供する。 【解決手段】情報が光学的に再生可能に記録されている
基板を覆うように反射層を形成し、接着層により前記基
板および前記反射層を備えた光情報記録媒体2枚を前記
接着層で接着する光情報記録媒体において、表面と裏面
に記録されている情報を同一とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、レーザ光を照射す
ることにより情報の記録再生を行う光情報記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、記録密度をCDの約6〜8倍に高
めたディジタルビデオディスク(以下、DVD:Digita
l Video Diskとする。)が脚光を浴びている。図4は、
従来の技術によるDVDの断面構造の模式図を示す。こ
のDVDは、1層の記録情報面を有する第1基板に、記
録情報面を持たないを第2基板を貼り合わせた構成とな
っている。直径120mm、厚さ0.6mmの再生レー
ザビームに対して透明である第1基板40の片面に、情
報が記録された記録情報面41が形成される。
【0003】この記録情報面41の表面は、レーザ光の
殆どを反射するアルミニウム等の金属から成る反射層4
2で覆われている。反射層42は、保護層43により更
に覆われている。保護層43は記録情報面41を保護す
る役割を果たす。
【0003】このようにして製作したディスクの保護層
43に紫外線硬化樹脂、ホットメルト接着剤若しくは他
の接着剤からなる接着層44を設け、情報が記録されて
いない第2基板45を貼り合わせる。このようにして製
作されたDVDは、光ピックアップ46から照射される
再生レーザビーム47によって記録情報が読み出され
る。
【0004】DVDは他に様々なタイプがある。記録情
報面を有している基板2枚を貼り合わせたタイプや、2
層の記録情報面を有している基板2枚を貼り合わせて高
密度化を図ったタイプなどがある。これらDVDは、画
像データやオーディオデータを再生する用途や、コンピ
ュータ用のROM(READ ONLY MEMORY)としての用途も
考えられており、近い将来の大容量の情報記録媒体とし
て期待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このDVDをの表面に
傷などがついた場合に、DVD再生装置は読み取りがで
きなくなるという欠点があった。このため、データのバ
ックアップを行いたいが、大容量のため、フロッピーデ
ィスクやハードディスクなどを用いてバックアップを行
うと多量のフロッピーディスクが必要となり、また、ハ
ードディスクの大部分をバックアップデータとして使用
するなどデータ保存に多大な負担がかかるという欠点が
あった。また、コンピュータならば、バックアップも可
能であるが、DVD再生装置にはコピー防止の観点から
もバックアップができないという欠点もあった。
【0006】また、一例をあげると、CAD(COMPUTER
AIDED DESIGN)用に開発されたプログラムが記録された
DVD−ROMの中には、1枚の値段が数百万円から数
千万円するというDVD−ROMが出現しており、バッ
クアップの必要性が求められている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明によれば、再生レーザビー
ムを透過し情報が光学的に再生可能に記録されている基
板と、該基板の情報記録面に形成され再生レーザビーム
を反射する反射層と、該反射層を備えた前記基板2枚を
前記反射層を覆うように接着する接着層とを具備する光
情報記録媒体において、前記基板の一方の記録情報面に
記録されている情報が前記基板の他方の記録情報面にも
記録されていることを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の発明によれば、再
生レーザビームを透過し情報が光学的に再生可能に記録
されている基板と、該基板の情報記録面に形成され再生
レーザビームを反射する半透明層と、該半透明層を覆う
ように形成され再生レーザビームを透過し情報が光学的
に再生可能に記録されている透明樹脂層と、該透明樹脂
層の情報記録面に形成され再生レーザビームを反射する
反射層と、前記基板、半透明層、透明樹脂層及び前記反
射層を備えた前記基板2枚を前記反射層を覆うように接
着する接着層とを具備する光情報記録媒体において、前
記基板の一方の記録情報面に記録されている情報が前記
基板の他方の記録情報面にも記録されていることを特徴
とする。
【0009】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1乃至請求項2に記載の光情報記録媒体において、
一方の面にシール部を設けたことを特徴とする。
【0010】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項3に記載の光情報記録媒体において、前記シール部
に光情報記録媒体の記録内容に関する表示を行う表示部
を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項1及び請求項2に記載の発明によれ
ば、光情報記録媒体は、表面と裏面において同一の情報
を記録した。そのため、仮に表面か裏面かどちらか一方
に傷がついて再生に支障をきたしたとしても、その他方
を再生することでバックアップの役割を果たすことがで
きる。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、表面と裏
面において同一の情報を記録した光情報記録媒体の表面
か裏面かどちらか一方にシール部を設け、シール部のな
い再生面が傷がついて再生に支障をきたしたとしても、
その他方をシール部をはがして再生することでバックア
ップの役割を果たすことができる。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、光情報記
録媒体に設けたシール部にこの光情報記録媒体に記録さ
れた情報に関する内容を表示する表示部をさらに設け
た。これにより、シール部をはがさなければ、従来の光
ディスクのように片面は情報読みとり面、他面は印刷表
示面とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に本発明による光情報記録媒
体の一実施例の構成図を示す。本実施例は、特に片面に
1層の情報面を有している基板を貼り合わせて構成され
る貼り合わせ型の光情報記録媒体について示している。
再生レーザに対し透明な樹脂基板である基板1の片面
に、情報が光学的に再生可能に記録された記録情報面2
を有している。記録情報面2はピットと呼ばれている窪
みで構成され、ディスクの中心からスパイラル状に記録
されている。
【0015】そして、記録情報面2を覆うように反射層
3が設けられている。この反射層3の材料は、例えば従
来のCDでも用いられているアルミニウム(Al)や金
(Au)などがある。アルミニウムの反射率は、例えば
DVDに用いられる再生レーザの波長650nmに対し
約90%である。また、金を反射層3の材料として選択
した場合DVDに用いられる再生レーザの波長650n
mに対し約95%である。
【0016】そして、反射層3を覆うように保護層4を
形成する。保護層4は塵埃などから反射層3を保護す
る。このようにして作製した同一のコンピュータプログ
ラム、画像データまたはオーディオデータなどの情報が
記録された基板2枚の一方の基板の保護層4に、紫外線
硬化樹脂等である接着層5を塗布し、他方の基板の保護
層4と重ねて接着する。接着層は、紫外線硬化樹脂以外
に、ホットメルト接着剤若しくはアクリル樹脂、ウレタ
ン樹脂等他の接着剤も用いることができる。
【0017】光ピックアップ6から照射される再生レー
ザビーム7は基板1を通過し、記録情報面2に照射され
る。貼り合わせ型の光情報記録媒体を両面再生する場合
においては、光情報記録媒体を反転して再生面を変える
か、もしくは、光ピックアップを上下両面から照射でき
る構成にする。
【0018】このようにして、表面と裏面の両面におい
て同一のコンピュータプログラム、画像データまたはオ
ーディオデータなどの情報が記録された光情報記録媒体
を作製することができる。これにより、仮に表面か裏面
かどちらか一方に傷がついて再生に支障をきたしたとし
ても、その他方に同一の情報が記録されており、この情
報を再生することでバックアップの役割を果たすことが
できる。
【0019】図2は、本発明による光情報記録媒体の他
の一実施例の構成図を示す。本実施例は、特に片面に2
層の情報面を有している基板を貼り合わせて構成される
貼り合わせ型の光情報記録媒体について示している。再
生レーザビームに対し透明な樹脂基板である基板20
は、第1記録情報面21を有している。この第1記録情
報面21を覆うように、例えばDVDに用いられる再生
レーザの波長650nmに対し約30%の反射率を有
し、窒化シリコン系化合物、または、窒化アルミニウム
系化合物等の無機誘電体或いは金属からなる半透明層2
2が形成される。
【0020】そして、半透明層22は、透明樹脂層23
で覆われている。透明樹脂層23は別の情報面である第
2記録情報面24を有する。この第2記録情報面24を
覆うように、反射層25を形成する。そして、第1反射
層25は、保護層26により全体を覆われる。
【0021】このようにして作製した同一のコンピュー
タプログラム、画像データまたはオーディオデータなど
の情報が記録された基板2枚の一方の基板の保護層26
に、紫外線硬化樹脂またはホットメルト接着剤若しくは
他の接着剤からなる接着層27を一方の基板の保護層2
6に塗布し、他方の基板の保護層26と貼り合わせるこ
とで貼り合わせ型の光情報記録媒体を形成する。本実施
例においても、図1に示した実施例と同様に、両面から
同一の情報を読み取ることができる。貼り合わせ型の光
情報記録媒体を両面再生する場合においては、光情報記
録媒体を反転して再生面を変えるか、もしくは、光ピッ
クアップを上下両面から照射できる構成にする。
【0022】図3に光情報記録媒体にシール部を設けた
場合の一実施例の構成図を示す。本実施例は、簡単に
は、図1で示したDVDの片面にシール部を設けた構造
ということができる。再生レーザに対し透明な樹脂基板
である基板31は、情報が光学的に再生可能に記録され
た記録情報面32を有している。
【0023】そして、記録情報面32を覆うように反射
層33が設けられ、反射層33を覆うように保護層34
が形成される。保護層34は塵埃などから反射層33を
保護する。このようにして作製した基板2枚の一方の基
板の保護層34に、紫外線硬化樹脂等である接着層35
を塗布し、他方の基板の保護層34と重ねて接着する。
このうち一方の基板31を覆うようにシール部36を形
成する。そして、光ピックアップ37から照射される再
生レーザビーム38が記録情報面32の情報を読み出
す。
【0024】シール部は外部から基板31に傷がつくこ
とを防止する役割を果たす。このような構成とすること
により、シール部のない再生面が傷がついて再生に支障
をきたしたとしても、その他方をシール部をはがして再
生することでバックアップの役割を果たすことができ
る。
【0025】そして、光情報記録媒体に設けたシール部
にこの光情報記録媒体に記録された情報に関する内容を
表示する表示部をさらに設けた。これにより、シール部
のない再生面に傷がつかなければ、従来の光ディスクの
ように片面は情報読みとり面、他面は印刷表示面とする
ことができる。また、表面及び裏面の認識も容易とな
る。
【0026】また、本発明において、保護層と接着層を
分けて説明したが、保護層と接着層を一体としても本発
明の実施は可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明の光情報記録媒体によれば、DV
Dの一方の記録情報面に記録されているコンピュータプ
ログラム、画像データまたはオーディオデータなどの情
報が、DVDの他方の記録情報面にも記録されているの
で、DVDの一方の面に傷などがついたとしても他方の
面をから同一の情報が再生可能となる。また、大容量の
データをバックアップする手間を軽減できる。さらに、
バックアップができないDVD再生装置を使用していて
もバックアップデータを利用できる。また、DVD再生
装置に装填するとき再生面を区別することなく装填でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光情報記録媒体の一実施例の構成
図。
【図2】本発明による光情報記録媒体の一実施例の構成
図。
【図3】本発明による光情報記録媒体にシール部を設け
た場合の一実施例の構成図。
【図4】従来の技術によるDVDの断面構造の模式図。
【符号の説明】
1・・・基板 2・・・記録情報面 3・・・反射層 4・・・保護層 5・・・接着層 6・・・光ピックアップ 7・・・再生レーザビーム 20・・基板 21・・第1記録情報面 22・・半透明層 23・・透明樹脂層 24・・第2記録情報面 25・・反射層 26・・保護層 27・・接着層 28・・光ピックアップ 29・・再生レーザビーム 31・・基板 32・・記録情報面 33・・反射層 34・・保護層 35・・接着層 36・・シール部 37・・光ピックアップ 38・・再生レーザビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/18 572 G11B 20/18 572F 23/38 23/38 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生レーザビームを透過し情報が光学的に
    再生可能に記録されている基板と、 該基板の情報記録面に形成され再生レーザビームを反射
    する反射層と、 該反射層を備えた前記基板2枚を前記反射層を覆うよう
    に接着する接着層とを具備する光情報記録媒体におい
    て、 前記基板の一方の記録情報面に記録されている情報が前
    記基板の他方の記録情報面にも記録されていることを特
    徴とする光情報記録媒体。
  2. 【請求項2】再生レーザビームを透過し情報が光学的に
    再生可能に記録されている基板と、 該基板の情報記録面に形成され再生レーザビームを反射
    する半透明層と、 該半透明層を覆うように形成され再生レーザビームを透
    過し情報が光学的に再生可能に記録されている透明樹脂
    層と、 該透明樹脂層の情報記録面に形成され再生レーザビーム
    を反射する反射層と、前記基板、半透明層、透明樹脂層
    及び前記反射層を備えた前記基板2枚を前記反射層を覆
    うように接着する接着層とを具備する光情報記録媒体に
    おいて、 前記基板の一方の記録情報面に記録されている情報が前
    記基板の他方の記録情報面にも記録されていることを特
    徴とする光情報記録媒体。
  3. 【請求項3】請求項1乃至請求項2に記載の光情報記録
    媒体において、 一方の面にシール部を設けたことを特徴とする光情報記
    録媒体。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の光情報記録媒体におい
    て、 前記シール部に光情報記録媒体の記録内容に関する表示
    を行う表示部を設けたことを特徴とする光情報記録媒
    体。
JP8269320A 1996-09-19 1996-09-19 光情報記録媒体 Pending JPH1097733A (ja)

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JP8269320A JPH1097733A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 光情報記録媒体

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JPH1097733A true JPH1097733A (ja) 1998-04-14

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ID=17470718

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JP8269320A Pending JPH1097733A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 光情報記録媒体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6561429B2 (en) * 1998-07-21 2003-05-13 Eastman Kodak Company Adjustable reader arrangement and method of reading encoded indicia formed on an object

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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