JPH1097629A - 画像処理検査装置 - Google Patents

画像処理検査装置

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JPH1097629A
JPH1097629A JP8252669A JP25266996A JPH1097629A JP H1097629 A JPH1097629 A JP H1097629A JP 8252669 A JP8252669 A JP 8252669A JP 25266996 A JP25266996 A JP 25266996A JP H1097629 A JPH1097629 A JP H1097629A
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真之 服部
Yoshimasa Fujiwara
祥雅 藤原
Toshiki Yamane
俊樹 山根
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】仕様の変更などに対して柔軟に対応でき、高速
な処理を可能する。 【解決手段】A/D変換器1は画像入力装置10から入
力されるアナログ画像をA/D変換して濃淡画像を得
る。濃淡画像は濃淡メモリ2に蓄えられる。メモリ3に
は、各画素が取り得る明るさ(画素データ)の範囲全体
について各明るさ(画素データ)と0,1の二値データ
との対応関係が予め設定されている一次元配列のデータ
テーブルが記憶される。CPU4は、データテーブルを
参照して濃淡メモリ2から読み出した濃淡画像の各画素
データを0,1の二値データに変換し、二値データが1
の場合にカウントアップ又は足算を行なう。よって、所
定の明るさ以上の部分の面積を求める検査処理が可能と
なる。しかも、仕様の変更などに対してはデータテーブ
ルを変更するだけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、
また、データテーブルを参照することで高速な処理が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場等の生産設備
として、生産工程上の製品の良否判定検査等に使用され
る画像処理検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人の視覚に頼っていた各種の視覚
検査を定量的、正確、高速且つ自動的に検査できるもの
として、画像処理検査装置が昨今、工場等の生産設備と
して数多く導入されるようになった。一般的に画像処理
検査装置は、まず対象物となる生産ライン上を流れてく
る工程途中の製品をTVカメラのような画像入力装置に
より得られた画像から濃淡画像を作成し、様々な画像処
理を行なった後、測定、演算された数値あるいは良否の
判定結果を出力している。例えば、濃淡画像内において
所定の明るさ(濃淡画像における濃度値)以上の部分の
面積を計算し、その面積に応じて良否の判定を行なうも
のなどがある(特開平4−122844号公報、特開平
8−111777号公報、特開平5−153378号公
報及び特開平3−159371号公報等参照)。
【0003】図12は従来の画像処理検査装置Bの一例
を示すブロック図であり、画像入力装置10から入力さ
れるアナログの画像信号をA/D変換するA/D変換器
1と、A/D変換により得られた濃淡画像を蓄える濃淡
メモリ2と、濃淡メモリ2から読み出される各画素の明
るさを示すデータ(以下、画素データと呼ぶ)を所定の
しきい値と比較する比較器5と、比較器5での結果から
画素データがしきい値以上あるいは未満である画素の個
数をカウントするカウンタ6と、全体の制御を行なうと
ともにカウンタ6のカウント値から対象物の面積を演算
するなどの処理を行なうCPU4とを備え、演算結果や
良否判定の結果を表示装置20に表示するようになって
いる。
【0004】図13及び図14はそれぞれ上記従来例に
おける検査処理のフローチャートである。まず、図13
のフローチャートで示す検査処理においては、濃淡メモ
リ2から読み出した画素データをしきい値と比較し、画
素データがしきい値以上である場合にカウンタ6がカウ
ントアップすることにより、しきい値で決まる所定の明
るさ以上の部分の面積を求めている。また、図14のフ
ローチャートで示す検査処理においては、異なる2つの
しきい値を設定し、これらのしきい値をそれぞれ上限及
び下限とする範囲内に画素データがある場合にカウンタ
6がカウントアップすることにより、2つのしきい値で
決まる所定の明るさの範囲内の部分の面積を求めてい
る。
【0005】また、図15は他の従来例を示すブロック
図であり、CPU4において濃淡メモリ2から読み出し
た画素データを直接処理し、対象物の面積の演算や良否
判定などを行なうものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の従来例で
は、所定の明るさ(しきい値)より大きいか小さいかを
判断して面積を求めるために、比較器5とカウンタ6の
ハードウェアを用いている。このようにハードウェアを
用いる構成では高速な処理が可能である反面、一度ハー
ドウェアの設計仕様が決まってしまうと、少しでも仕様
と異なる処理を行なおうとすれば設計変更が必要とな
り、柔軟性に乏しいという問題がある。
【0007】また、上記後者の従来例では、ハードウェ
アではなくCPU4におけるソフトウェアの処理を行な
っているため、ハードウェアの場合に比らべて比較処理
を逐次行なうことで処理速度が遅くなるとともに、複雑
な判定を行なおうとすればするほど処理時間が増大して
しまうという問題がある。ところで、上記従来構成にお
いては、画像の一部が極端に基準の明るさから離れてい
るような場合でも、そのような部分の面積が画像全体に
占める割合が小さいと全体に対する影響が小さいため、
うまく検査することができなかった。
【0008】また、カラーの画像を扱う場合に、対象物
の持つ特定色を抽出するための専用のハードウェアが必
要となってしまい、仕様変更に用意に対応できなかっ
た。本発明は上記問題点の解決を目的とするものであ
り、仕様の変更などに対して柔軟に対応できるとともに
高速な処理が可能な画像処理検査装置を提供しようとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、対象物を撮像して得た濃淡画像
に対して画像処理を行ない、画像処理による処理結果に
基づいて演算された数値や対象物の良否の判定結果を出
力する画像処理検査装置において、濃淡画像の各画素の
明るさが蓄えられた濃淡メモリと、各画素が取り得る明
るさの範囲全体について各明るさと0,1の二値データ
との対応関係が予め設定されている一次元配列のデータ
テーブルと、この一次元配列のデータテーブルを参照し
て濃淡メモリから読み出した濃淡画像の各画素の明るさ
を0,1の二値データに変換する手段とを備えたことを
特徴とし、仕様の変更などに対してはデータテーブルに
おける各明るさと0,1の二値データとの対応関係を変
更するだけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、しか
も、データテーブルを参照することで高速な処理が可能
となる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、一次元配列のデータテーブルに所定の明るさ以上か
否かによって0,1の二値データを対応させる対応関係
を設定し、二値データが0又は1である画素数から所定
の明るさ以上あるいは未満である部分の面積を求める手
段を設けて成ることを特徴とし、所定の明るさ以上ある
いは未満である部分の面積を求める検査処理が高速に行
なえる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、一次元配列のデータテーブルに所定の明るさ範囲内
か否かによって0,1の二値データを対応させる対応関
係を設定し、二値データが0又は1である画素数から所
定の明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求
める手段を設けて成ることを特徴とし、所定の明るさ範
囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める検査処理
が高速に行なえる。
【0012】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、一次元配列のデータテーブルに所定の複数の明るさ
範囲の何れに入るかによって0,1の二値データを対応
させる対応関係を設定し、二値データが0又は1である
画素数から何れかの明るさ範囲内あるいは範囲外である
部分の面積を求める手段を設けて成ることを特徴とし、
何れかの明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面積
を求める検査処理が高速に行なえる。
【0013】請求項5の発明は、上記目的を達成するた
めに、対象物を撮像して得た濃淡画像に対して画像処理
を行ない、画像処理による処理結果に基づいて演算され
た数値や対象物の良否の判定結果を出力する画像処理検
査装置において、濃淡画像の各画素の明るさが蓄えられ
た濃淡メモリと、各画素が取り得る明るさの範囲全体に
ついて各明るさと0,1の二値データとの対応関係が予
め設定されている一次元配列のデータテーブルと、この
一次元配列のデータテーブルを参照して濃淡メモリから
読み出した濃淡画像の各画素の明るさを0,1の二値デ
ータに変換する手段と、0,1の二値データ以外の付加
情報を与える手段とを備えたことを特徴とし、仕様の変
更などに対してはデータテーブルにおける各明るさと
0,1の二値データとの対応関係を変更するだけで容易
に且つ柔軟に対応可能であり、しかも、データテーブル
を参照することで高速な処理が可能となる。また、付加
情報に基づいてより幅広い検査が可能となる。
【0014】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、一次元配列のデータテーブルに所定の明るさ以上か
否かによって0,1の二値データを対応させる対応関係
を設定するとともに、1フィールドの濃淡画像を二値化
する場合に付加情報として数値1を二値データの1に加
えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2の二値データに
変換し、何れかの二値データの和を計算することで所定
の明るさ以上あるいは未満である部分の面積を求める手
段を備えたことを特徴とし、所定の明るさ以上あるいは
未満である部分の面積を求める検査処理が、1フレーム
の濃淡画像に対して行なうのと同等に高速に行なえる。
【0015】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、一次元配列のデータテーブルに所定の明るさ範囲内
か否かによって0,1の二値データを対応させる対応関
係を設定するとともに、1フィールドの濃淡画像を二値
化する場合に付加情報として数値1を二値データの1に
加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2の二値データ
に変換し、何れかの二値データの和を計算することで所
定の明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求
める手段を備えたことを特徴とし、所定の明るさ範囲内
あるいは範囲外である部分の面積を求める検査処理が、
1フレームの濃淡画像に対して行なうのと同等に高速に
行なえる。
【0016】請求項8の発明は、請求項5の発明におい
て、一次元配列のデータテーブルに所定の複数の明るさ
範囲の何れに入るかによって0,1の二値データを対応
させる対応関係を設定するとともに、1フィールドの濃
淡画像を二値化する場合に付加情報として数値1を二値
データの1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2
の二値データに変換し、何れかの二値データの和を計算
することで何れかの明るさ範囲内あるいは範囲外である
部分の面積を求める手段を備えたことを特徴とし、何れ
かの明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求
める検査処理が、1フレームの濃淡画像に対して行なう
のと同等に高速に行なえる。
【0017】請求項9の発明は、上記目的を達成するた
めに、対象物を撮像して得た濃淡画像に対して画像処理
を行ない、画像処理による処理結果に基づいて演算され
た数値や対象物の良否の判定結果を出力する画像処理検
査装置において、濃淡画像の各画素の明るさが蓄えられ
た濃淡メモリと、各画素が取り得る明るさの範囲全体に
ついて各明るさと0,1の二値データとの所定の重み付
け情報を有する対応関係が予め設定されている一次元配
列のデータテーブルと、この一次元配列のデータテーブ
ルを参照して濃淡メモリから読み出した濃淡画像の各画
素の明るさを重み付け情報を有する0,1の二値データ
に変換する手段とを備えたことを特徴とし、仕様の変更
などに対してはデータテーブルにおける各明るさと0,
1の二値データとの対応関係を変更するだけで容易に且
つ柔軟に対応可能であり、しかも、データテーブルを参
照することで高速な処理が可能となる。また、重み付け
情報に基づいてより幅広い検査が可能となる。
【0018】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、一次元配列のデータテーブルに所定の明るさに対
して勾配をつけた重み付け情報を有する対応関係を設定
して成ることを特徴とし、微妙な明るさの変化を詳細に
検査することができる。請求項11の発明は、上記目的
を達成するために、対象物を撮像して得た濃淡画像に対
して画像処理を行ない、画像処理による処理結果に基づ
いて演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力す
る画像処理検査装置において、それぞれに濃淡画像の各
画素の明るさが蓄えられた複数の濃淡メモリと、複数の
濃淡画像に対して各画素が取り得る明るさの組み合わせ
範囲全体について同一箇所の各明るさと0,1の二値デ
ータとの対応関係が予め設定されている複数次元配列の
データテーブルと、この複数次元配列のデータテーブル
を参照して各濃淡メモリから読み出した濃淡画像の同一
箇所の各画素を二値化する手段とを備えたことを特徴と
し、仕様の変更などに対してはデータテーブルにおける
各明るさと0,1の二値データとの対応関係を変更する
だけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、しかも、デー
タテーブルを参照することで高速な処理が可能となる。
また、特別なハードウェアを必要とせずにカラーの濃淡
画像から特定色の抽出を行なうことができる。
【0019】請求項12の発明は、請求項11の発明に
おいて、複数の濃淡メモリにはR,G,Bの三原色ごと
の濃淡画像をそれぞれ蓄えるとともに、複数次元配列の
データテーブルに、R,G,Bの各濃淡画像の画素を引
き数としR,G,Bの各濃淡画像の同一箇所の画素の明
るさの組み合わせで表される特定の色を示す範囲内か範
囲外かによって0,1の二値データを対応させる対応関
係を設定し、特定の色を示す範囲内あるいは範囲外であ
る部分の面積を求める手段を備えたことを特徴とし、特
定の色を示す範囲内あるいは範囲外である部分の面積を
求める検査処理が高速に行なえる。
【0020】請求項13の発明は、請求項11の発明に
おいて、複数の濃淡メモリにはR,G,Bの三原色ごと
の濃淡画像をそれぞれ蓄えるとともに、複数次元配列の
データテーブルに、R,G,Bの各濃淡画像の画素を引
き数としR,G,Bの各濃淡画像の同一箇所の画素の明
るさの組み合わせで表される特定の複数の色を示す範囲
内か範囲外かによって0,1の二値データを対応させる
対応関係を設定し、特定の複数の色を示す範囲内あるい
は範囲外である部分の面積を求める手段を備えたことを
特徴とし、特定の複数の色を示す範囲内あるいは範囲外
である部分の面積を求める検査処理が高速に行なえる。
【0021】請求項14の発明は、上記目的を達成する
ために、対象物を撮像して得た濃淡画像に対して画像処
理を行ない、画像処理による処理結果に基づいて演算さ
れた数値や対象物の良否の判定結果を出力する画像処理
検査装置において、それぞれに濃淡画像の各画素の明る
さが蓄えられた複数の濃淡メモリと、複数の濃淡画像に
対して各画素が取り得る明るさの組み合わせ範囲全体に
ついて同一箇所の各明るさと0,1の二値データとの対
応関係が予め設定されている複数次元配列のデータテー
ブルと、この複数次元配列のデータテーブルを参照して
各濃淡メモリから読み出した濃淡画像の同一箇所の各画
素を二値化する手段と、0,1の二値データ以外の付加
情報を与える手段とを備えたことを特徴とし、仕様の変
更などに対してはデータテーブルにおける各明るさと
0,1の二値データとの対応関係を変更するだけで容易
に且つ柔軟に対応可能であり、しかも、データテーブル
を参照することで高速な処理が可能となる。また、特別
なハードウェアを必要とせずにカラーの濃淡画像から特
定色の抽出を行なうことができる。さらに、付加情報に
基づいてより幅広い検査が可能となる。
【0022】請求項15の発明は、請求項14の発明に
おいて、複数の濃淡メモリにはR,G,Bの三原色ごと
の濃淡画像をそれぞれ蓄えるとともに、複数次元配列の
データテーブルに、R,G,Bの各濃淡画像の画素を引
き数としR,G,Bの各濃淡画像の同一箇所の画素の明
るさの組み合わせで表される特定の色を示す範囲内か範
囲外かによって0,1の二値データを対応させる対応関
係を設定し、1フィールドのR,G,Bの各濃淡画像を
二値化する場合に付加情報として数値1を二値データの
1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2の二値デ
ータに変換し、何れかの二値データの和を計算すること
で特定の色を示す範囲内あるいは範囲外である部分の面
積を求める手段を備えたことを特徴とし、特定の色を示
す範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める検査
処理が、1フレームの濃淡画像に対して行なうのと同等
に高速に行なえる。
【0023】請求項16の発明は、請求項14の発明に
おいて、複数の濃淡メモリにはR,G,Bの三原色ごと
の濃淡画像をそれぞれ蓄えるとともに、複数次元配列の
データテーブルに、R,G,Bの各濃淡画像の画素を引
き数としR,G,Bの各濃淡画像の同一箇所の画素の明
るさの組み合わせで表される特定の複数の色を示す範囲
内か範囲外かによって0,1の二値データを対応させる
対応関係を設定し、1フィールドのR,G,Bの各濃淡
画像を二値化する場合に付加情報として数値1を二値デ
ータの1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2の
二値データに変換し、何れかの二値データの和を計算す
ることで特定の複数の色を示す範囲内あるいは範囲外で
ある部分の面積を求める手段を備えたことを特徴とし、
特定の複数の色を示す範囲内あるいは範囲外である部分
の面積を求める検査処理が、1フレームの濃淡画像に対
して行なうのと同等に高速に行なえる。
【0024】請求項17の発明は、上記目的を達成する
ために、対象物を撮像して得た濃淡画像に対して画像処
理を行ない、画像処理による処理結果に基づいて演算さ
れた数値や対象物の良否の判定結果を出力する画像処理
検査装置において、それぞれに濃淡画像の各画素の明る
さが蓄えられた複数の濃淡メモリと、複数の濃淡画像に
対して同一箇所の各画素の組み合わせに応じた情報が予
め設定されている複数次元配列のデータテーブルと、こ
の複数次元配列のデータテーブルを参照して各濃淡メモ
リから読み出した濃淡画像の同一箇所の各画素の組み合
わせに応じて情報を得る手段とを備えたことを特徴と
し、仕様の変更などに対してはデータテーブルにおける
各明るさと0,1の二値データとの対応関係を変更する
だけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、しかも、デー
タテーブルを参照することで高速な処理が可能となる。
また、特別なハードウェアを必要とせずにカラーの濃淡
画像から複数の特定色の抽出を行なうことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1は本実施形態の画像処理検査装置A
を示すブロック図であり、画像入力装置10から入力さ
れるアナログ画像をA/D変換するA/D変換器1と、
A/D変換により得られた濃淡画像を蓄える濃淡メモリ
2と、各画素が取り得る明るさ(画素データ)の範囲全
体について各明るさ(画素データ)と0,1の二値デー
タとの対応関係が予め設定されている一次元配列のデー
タテーブルが記憶されるメモリ3と、全体の制御を行な
うとともに、上記データテーブルを参照して濃淡メモリ
2から読み出した濃淡画像の各画素データを0,1の二
値データに変換するCPU4とを備え、演算結果や良否
判定の結果を表示装置20に表示するようになってい
る。
【0026】A/D変換器1は、画像入力装置10から
入力されるアナログの画像信号に対して、各画素の明る
さレベルを8ビットでA/D変換することにより、0〜
255までの256段階の画素データを得ている。そし
て、得られた画素データから成る濃淡画像が濃淡メモリ
2に蓄えられる。ただし、A/D変換は4ビットあるい
は16ビットで行なってもよく、特に限定されるもので
はない。
【0027】メモリ3に記憶される一次元配列のデータ
テーブルには、図2に示すように画素データの取り得る
範囲全体(0〜255)について画素データと0,1の
二値データとの対応関係が設定されている。すなわち、
画素データ(引き数)が0〜127の範囲であれば二値
データの0が割り当てられ、128〜255の範囲であ
れば二値データの1が割り当てられる。なお、このデー
タテーブルはCPU4によって作成され、容易に変更が
可能である。つまり、今の場合には二値データを割り当
てる際のしきち値となる引き数が「128」であるが、
検査目的等に応じて適宜選択すればよく、CPU4によ
り上記引き数は用意に変更することができる。
【0028】次に、図3のフローチャートを参照して本
実施形態における検査処理について説明する。まず、C
PU4により検査対象や検査目的等に応じて適切なデー
タテーブルを作成し、メモリ3に記憶する。ここでは図
2に示すデータテーブルを使用する。CPU4は濃淡メ
モリ2から順次画素データを読み出すとともに、メモリ
3に記憶されているデータテーブルを読み出して参照
し、所定の明るさ(画素データが128)以上の画素デ
ータを1、所定の明るさ未満の画素データを0というよ
うに二値化する。そして、二値化された画素データが1
である場合に、CPU4がカウントアップあるいは足算
するとともに、検査エリア内の全ての画素データに対し
て同じ処理を繰り返し行なう。
【0029】そして、検査エリア内の全ての画素データ
に対する処理が終了すれば、そのときのカウント値ある
いは足算結果から、所定の明るさ以上の部分の面積を求
めることができる。このように本実施形態によれば、所
定の明るさ以上の部分の面積を求める検査処理が可能と
なる。しかも、仕様の変更などに対してはデータテーブ
ルにおける各画素データ(引き数)と0,1の二値デー
タとの対応関係を変更するだけで容易に且つ柔軟に対応
可能であり、また、データテーブルを参照することで高
速な処理が可能となる。なお、所定の明るさ未満を1、
以上を0と二値化するようなデータテーブルを設定すれ
ば、所定の明るさ未満の部分の面積を求める検査処理も
可能であることはいうまでもない。
【0030】(実施形態2)本実施形態は、ある特定の
2つの明るさに挟まれた部分、言い換えれば所定の明る
さの範囲内にある部分の面積を求める検査処理を行なう
ために、図4に示すように引き数229〜51の範囲を
1、それ以外の引き数230〜255及び50〜0の範
囲を0と二値化する一次元配列のデータテーブルを作成
している。
【0031】すなわち、実施形態1と同様に濃淡メモリ
2から読み出した画素データを上記データテーブルを参
照して順次二値化するとともに、二値データが1である
場合にカウントアップあるいは足算するという処理を検
査エリア内の全ての画素データに対して行なうことで、
所定の明るさの範囲(引き数229〜51の範囲)内に
ある部分の面積を求める検査処理が可能となる。但し、
本実施形態のフローチャートは実施形態1のフローチャ
ートと基本的に共通であるため図示しない。
【0032】なお、ある特定の2つの明るさに挟まれた
部分を0、それ以外を1として二値化することで、特定
の明るさの範囲外の部分の面積を求める検査処理が可能
となる。 (実施形態3)本実施形態は、明るさのしきい値を3つ
以上用いて、複数の、ある特定の2つの明るさに挟まれ
た部分、言い換えれば所定の明るさの範囲内にある部分
の面積を求める検査処理を行なうために、図5に示すよ
うな引き数255〜230の範囲と引き数199〜51
の範囲とを1、それ以外の引き数229〜200及び5
0〜0の範囲を0と二値化する一次元配列のデータテー
ブルを作成している。但し、本実施形態のフローチャー
トは実施形態1のフローチャートと基本的に共通である
ため図示しない。
【0033】本実施形態によれば、2種類以上の明るさ
範囲の面積を求める検査処理が可能となる。 (実施形態4)本実施形態は、一次元配列のデータテー
ブルに、画素データを二値化するための情報以外の付加
情報を与えている点に特徴がある。
【0034】例えば、フィールド画像の1画素の大きさ
はフレーム画像の2画素分の大きさに相当することか
ら、図2に示す実施形態1のデータテーブルにおいて、
所定の明るさ(引き数128)以上の場合には二値デー
タの1にフィールド画像であることを示す付加情報の
「1」を加え、画素データ(引き数)が128〜255
の範囲であれば2、0〜127の範囲であれば0を割り
当てる、図6に示すような一次元配列のデータテーブル
を作成する。
【0035】そして、実施形態1と同様に濃淡メモリ2
から読み出した画素データを上記データテーブルを参照
して順次0と2に二値化するとともに、二値データが2
である場合にカウントアップあるいは足算するという処
理を検査エリア内の全ての画素データに対して行なえ
ば、所定の明るさ(引き数128)以上の部分の面積を
求める検査処理について、フレーム画像に対して処理し
たのと同等の結果を得ることができる。但し、本実施形
態のフローチャートは実施形態1のフローチャートと基
本的に共通であるため図示しない。
【0036】本実施形態によれば、一次元配列のデータ
テーブルにフィールド画像であることを示す付加情報を
付加することにより、フィールド画像の検査処理によっ
てフレーム画像の検査処理と同等の結果を得ることがで
きるという利点がある。なお、所定の明るさ未満を2、
以上を0と二値化するようなデータテーブルを設定すれ
ば、所定の明るさ未満の部分の面積を求める検査処理も
可能であることはいうまでもない。
【0037】(実施形態5)本実施形態では、実施形態
4と同じくフィールド画像を示す付加情報を持ち、実施
形態2と同様にある特定の2つの明るさに挟まれた部分
(所定の明るさの範囲内にある部分)の面積を求める検
査処理を行なうための、図7に示すような一次元配列の
データテーブルを作成している。このデータテーブルに
おいては、引き数229〜51の範囲を2、それ以外の
引き数230〜255及び50〜0の範囲を0と二値化
するように設定している。
【0038】そして、実施形態1と同様に濃淡メモリ2
から読み出した画素データを上記データテーブルを参照
して順次二値化するとともに、二値データが2である場
合にカウントアップあるいは足算するという処理を検査
エリア内の全ての画素データに対して行なえば、所定の
明るさの範囲(引き数229〜51の範囲)内にある部
分の面積を求める検査処理について、フレーム画像に対
して処理したのと同等の結果を得ることができる。但
し、本実施形態のフローチャートは実施形態1のフロー
チャートと基本的に共通であるため図示しない。
【0039】なお、ある特定の2つの明るさに挟まれた
部分を0、それ以外を2として二値化することで、特定
の明るさの範囲外の部分の面積を求める検査処理が可能
となる。 (実施形態6)本実施形態は、明るさのしきい値を3つ
以上用いて、複数の、ある特定の2つの明るさに挟まれ
た部分、言い換えれば所定の明るさの範囲内にある部分
の面積を求める検査処理を行なうために、図8に示すよ
うな引き数255〜230の範囲と引き数199〜51
の範囲とを2、それ以外の引き数229〜200及び5
0〜0の範囲を0と二値化するとともに実施形態4と同
じくフィールド画像を示す付加情報を持った一次元配列
のデータテーブルを作成している。但し、本実施形態の
フローチャートは実施形態1のフローチャートと基本的
に共通であるため図示しない。
【0040】本実施形態によれば、フィールド画像に対
して2種類以上の明るさ範囲の面積を求める検査処理が
フレーム画像に対して行なうと同等に行なえる。 (実施形態7)本実施形態は、一次元配列のデータテー
ブルに、画素データを二値化するための情報に重み付け
情報を付加した対応関係を設定している点に特徴があ
る。
【0041】例えば、検査範囲内が均一にある特定の明
るさであるか否かを検査する場合、ある特定の明るさに
対しては重み付けを大きくし、その明るさから離れるに
従って重み付けを小さくする。具体的には、図9に示す
ように特定の明るさに対応する画素データ(引き数12
8)は重み付けを大きくして大きな値(200)を割り
当て、その画素データから離れるに従って重み付けを小
さくして徐々に小さな値を割り当てるようなデータテー
ブルを作成する。
【0042】そして、実施形態1と同様に濃淡メモリ2
から読み出した画素データを上記データテーブルを参照
して順次変換するとともに、対象とする明るさに対応し
た変換後のデータを足算するという処理を検査エリア内
の全ての画素データに対して行なえば、単純な明るさを
足し合わせることより微妙な明るさの変化を詳細に検査
することができる。但し、本実施形態のフローチャート
は実施形態1のフローチャートと基本的に共通であるた
め図示しない。
【0043】(実施形態8)図10は本実施形態の画像
処理検査装置A’を示すブロック図であり、画像入力装
置10’から入力される同一の画像をR,G,Bに分解
した各色のカラーのアナログ画像をA/D変換するA/
D変換器1R ,1G ,1B と、A/D変換により得られ
たR,G,Bの濃淡画像をそれぞれ蓄える濃淡メモリ2
R ,2G ,2 B と、後述する三次元配列のデータテーブ
ルが記憶されるメモリ3と、全体の制御を行なうととも
に、上記データテーブルを参照して各濃淡メモリ2R
G ,2B から読み出した濃淡画像に対して各種の演算
処理などを行なうCPU4とを備えた、実施形態1と類
似の構成を有し、演算結果や良否判定の結果を表示装置
20に表示するようになっている。
【0044】ところで、任意の色はR,G,Bのそれぞ
れの明るさを合成することで作ることができるため、
R,G,Bの各濃淡画像における同一箇所の明るさ(画
素データ)を指定することで特定の色を選択することが
できる。そこで、本実施形態においては、R,G,Bの
各濃淡画像における同一箇所の明るさ(画素データ)を
配列の引き数とし、特定の色を示す部分(引き数)を
1、それ以外を0に割り当てるデータテーブルを設定し
ている。
【0045】次に、図11のフローチャートを参照して
本実施形態における検査処理について説明する。まず、
CPU4により検査対象となる特定の色を選択するため
のデータテーブルを作成し、メモリ3に記憶する。CP
U4は各濃淡メモリ2R ,2G ,2B から順次画素デー
タを読み出すとともに、メモリ3に記憶されているデー
タテーブルを読み出して参照し、特定の色に対応する明
るさ(画素データ)に1、それ以外の明るさに0を割り
当てて二値化する。そして、二値化された画素データが
1である場合に、CPU4がカウントアップあるいは足
算するとともに、検査エリア内の全ての画素データに対
して同じ処理を繰り返し行なう。
【0046】そして、検査エリア内の全ての画素データ
に対する処理が終了すれば、そのときのカウント値ある
いは足算結果から、特定の色の部分の面積を求める検査
処理が可能となる。このように本実施形態によれば、特
定の色の部分の面積を求める検査処理が可能となる。し
かも、仕様の変更などに対してはデータテーブルにおけ
るR,G,Bの各画素データ(引き数)と0,1の二値
データとの対応関係を変更するだけで容易に且つ柔軟に
対応可能であり、また、データテーブルを参照すること
で高速な処理が可能となる。
【0047】(実施形態9)本実施形態では、R,G,
Bの各濃淡画像における同一箇所の明るさ(画素デー
タ)を配列の引き数とし、特定の複数の色を示す部分
(引き数)を1、それ以外を0に割り当てるデータテー
ブルを設定している。但し、本実施形態のフローチャー
トは実施形態8のフローチャートと基本的に共通である
ため図示しない。
【0048】本実施形態によれば、2種類以上の特定の
色の部分の面積を求める検査処理が可能となる。 (実施形態10)本実施形態では、実施形態4と同じく
フィールド画像を示す付加情報を持ち、実施形態8と同
様にR,G,Bの各濃淡画像における同一箇所の明るさ
(画素データ)を配列の引き数とし、特定の色を示す部
分(引き数)を2、それ以外を0に割り当てるデータテ
ーブルを設定している。
【0049】そして、実施形態8と同様に各濃淡メモリ
R ,2G ,2B から読み出した画素データを上記デー
タテーブルを参照して順次二値化するとともに、二値デ
ータが2である場合にカウントアップあるいは足算する
という処理を検査エリア内の全ての画素データに対して
行なえば、特定の色の部分の面積を求める検査処理につ
いて、フレーム画像に対して処理したのと同等の結果を
得ることができる。但し、本実施形態のフローチャート
は実施形態8のフローチャートと基本的に共通であるた
め図示しない。
【0050】(実施形態11)本実施形態では、実施形
態10と同様にフィールド画像を示す付加情報を持ち、
R,G,Bの各濃淡画像における同一箇所の明るさ(画
素データ)を配列の引き数とし、特定の複数の色を示す
部分(引き数)を2、それ以外を0に割り当てるデータ
テーブルを設定している。但し、本実施形態のフローチ
ャートは実施形態8のフローチャートと基本的に共通で
あるため図示しない。
【0051】本実施形態によれば、2種類以上の特定の
色の部分の面積を求める検査処理について、フレーム画
像に対して処理したのと同等の結果を得ることができ
る。 (実施形態12)本実施形態では、フィールド画像に対
して、R,G,Bの各濃淡画像における同一箇所の明る
さ(画素データ)を配列の引き数とし、複数の特定の色
を示す部分に各々の色が判別できるような情報(これを
色コードと呼ぶ)を有する値に変換するためのデータテ
ーブルを設定している。
【0052】そして、実施形態8と同様に各濃淡メモリ
R ,2G ,2B から読み出した画素データを上記デー
タテーブルを参照して順次二値化するとともに、色コー
ドに基づいて色判別を行ない、その判別結果に基づいて
各色毎に二値データが1である場合にカウントアップあ
るいは足算するという処理を検査エリア内の全ての画素
データに対して行なえば、複数の特定の色の部分の面積
を求める検査処理が可能となる。但し、本実施形態のフ
ローチャートは実施形態8のフローチャートと基本的に
共通であるため図示しない。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明は、対象物を撮像して得
た濃淡画像に対して画像処理を行ない、画像処理による
処理結果に基づいて演算された数値や対象物の良否の判
定結果を出力する画像処理検査装置において、濃淡画像
の各画素の明るさが蓄えられた濃淡メモリと、各画素が
取り得る明るさの範囲全体について各明るさと0,1の
二値データとの対応関係が予め設定されている一次元配
列のデータテーブルと、この一次元配列のデータテーブ
ルを参照して濃淡メモリから読み出した濃淡画像の各画
素の明るさを0,1の二値データに変換する手段とを備
えたので、仕様の変更などに対してはデータテーブルに
おける各明るさと0,1の二値データとの対応関係を変
更するだけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、しか
も、データテーブルを参照することで高速な処理が可能
となるという効果がある。
【0054】請求項2の発明は、一次元配列のデータテ
ーブルに所定の明るさ以上か否かによって0,1の二値
データを対応させる対応関係を設定し、二値データが0
又は1である画素数から所定の明るさ以上あるいは未満
である部分の面積を求める手段を設けて成るので、所定
の明るさ以上あるいは未満である部分の面積を求める検
査処理が高速に行なえるという効果がある。
【0055】請求項3の発明は、一次元配列のデータテ
ーブルに所定の明るさ範囲内か否かによって0,1の二
値データを対応させる対応関係を設定し、二値データが
0又は1である画素数から所定の明るさ範囲内あるいは
範囲外である部分の面積を求める手段を設けて成るの
で、所定の明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面
積を求める検査処理が高速に行なえるという効果があ
る。
【0056】請求項4の発明は、一次元配列のデータテ
ーブルに所定の複数の明るさ範囲の何れに入るかによっ
て0,1の二値データを対応させる対応関係を設定し、
二値データが0又は1である画素数から何れかの明るさ
範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める手段を
設けて成るので、何れかの明るさ範囲内あるいは範囲外
である部分の面積を求める検査処理が高速に行なえると
いう効果がある。
【0057】請求項5の発明は、対象物を撮像して得た
濃淡画像に対して画像処理を行ない、画像処理による処
理結果に基づいて演算された数値や対象物の良否の判定
結果を出力する画像処理検査装置において、濃淡画像の
各画素の明るさが蓄えられた濃淡メモリと、各画素が取
り得る明るさの範囲全体について各明るさと0,1の二
値データとの対応関係が予め設定されている一次元配列
のデータテーブルと、この一次元配列のデータテーブル
を参照して濃淡メモリから読み出した濃淡画像の各画素
の明るさを0,1の二値データに変換する手段と、0,
1の二値データ以外の付加情報を与える手段とを備えた
ので、仕様の変更などに対してはデータテーブルにおけ
る各明るさと0,1の二値データとの対応関係を変更す
るだけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、しかも、デ
ータテーブルを参照することで高速な処理が可能とな
り、また、付加情報に基づいてより幅広い検査が可能と
なるという効果がある。
【0058】請求項6の発明は、一次元配列のデータテ
ーブルに所定の明るさ以上か否かによって0,1の二値
データを対応させる対応関係を設定するとともに、1フ
ィールドの濃淡画像を二値化する場合に付加情報として
数値1を二値データの1に加えて濃淡画像の各画素の明
るさを0,2の二値データに変換し、何れかの二値デー
タの和を計算することで所定の明るさ以上あるいは未満
である部分の面積を求める手段を備えたので、所定の明
るさ以上あるいは未満である部分の面積を求める検査処
理が、1フレームの濃淡画像に対して行なうのと同等に
高速に行なえるという効果がある。
【0059】請求項7の発明は、一次元配列のデータテ
ーブルに所定の明るさ範囲内か否かによって0,1の二
値データを対応させる対応関係を設定するとともに、1
フィールドの濃淡画像を二値化する場合に付加情報とし
て数値1を二値データの1に加えて濃淡画像の各画素の
明るさを0,2の二値データに変換し、何れかの二値デ
ータの和を計算することで所定の明るさ範囲内あるいは
範囲外である部分の面積を求める手段を備えたので、所
定の明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求
める検査処理が、1フレームの濃淡画像に対して行なう
のと同等に高速に行なえるという効果がある。
【0060】請求項8の発明は、一次元配列のデータテ
ーブルに所定の複数の明るさ範囲の何れに入るかによっ
て0,1の二値データを対応させる対応関係を設定する
とともに、1フィールドの濃淡画像を二値化する場合に
付加情報として数値1を二値データの1に加えて濃淡画
像の各画素の明るさを0,2の二値データに変換し、何
れかの二値データの和を計算することで何れかの明るさ
範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める手段を
備えたので、何れかの明るさ範囲内あるいは範囲外であ
る部分の面積を求める検査処理が、1フレームの濃淡画
像に対して行なうのと同等に高速に行なえるという効果
がある。
【0061】請求項9の発明は、対象物を撮像して得た
濃淡画像に対して画像処理を行ない、画像処理による処
理結果に基づいて演算された数値や対象物の良否の判定
結果を出力する画像処理検査装置において、濃淡画像の
各画素の明るさが蓄えられた濃淡メモリと、各画素が取
り得る明るさの範囲全体について各明るさと0,1の二
値データとの所定の重み付け情報を有する対応関係が予
め設定されている一次元配列のデータテーブルと、この
一次元配列のデータテーブルを参照して濃淡メモリから
読み出した濃淡画像の各画素の明るさを重み付け情報を
有する0,1の二値データに変換する手段とを備えたの
で、仕様の変更などに対してはデータテーブルにおける
各明るさと0,1の二値データとの対応関係を変更する
だけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、しかも、デー
タテーブルを参照することで高速な処理が可能となり、
また、重み付け情報に基づいてより幅広い検査が可能と
なるという効果がある。
【0062】請求項10の発明は、一次元配列のデータ
テーブルに所定の明るさに対して勾配をつけた重み付け
情報を有する対応関係を設定して成るので、微妙な明る
さの変化を詳細に検査することができるという効果があ
る。請求項11の発明は、対象物を撮像して得た濃淡画
像に対して画像処理を行ない、画像処理による処理結果
に基づいて演算された数値や対象物の良否の判定結果を
出力する画像処理検査装置において、それぞれに濃淡画
像の各画素の明るさが蓄えられた複数の濃淡メモリと、
複数の濃淡画像に対して各画素が取り得る明るさの組み
合わせ範囲全体について同一箇所の各明るさと0,1の
二値データとの対応関係が予め設定されている複数次元
配列のデータテーブルと、この複数次元配列のデータテ
ーブルを参照して各濃淡メモリから読み出した濃淡画像
の同一箇所の各画素を二値化する手段とを備えたので、
仕様の変更などに対してはデータテーブルにおける各明
るさと0,1の二値データとの対応関係を変更するだけ
で容易に且つ柔軟に対応可能であり、しかも、データテ
ーブルを参照することで高速な処理が可能となり、ま
た、特別なハードウェアを必要とせずにカラーの濃淡画
像から特定色の抽出を行なうことができるという効果が
ある。
【0063】請求項12の発明は、複数の濃淡メモリに
はR,G,Bの三原色ごとの濃淡画像をそれぞれ蓄える
とともに、複数次元配列のデータテーブルに、R,G,
Bの各濃淡画像の画素を引き数としR,G,Bの各濃淡
画像の同一箇所の画素の明るさの組み合わせで表される
特定の色を示す範囲内か範囲外かによって0,1の二値
データを対応させる対応関係を設定し、特定の色を示す
範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める手段を
備えたので、特定の色を示す範囲内あるいは範囲外であ
る部分の面積を求める検査処理が高速に行なえるという
効果がある。
【0064】請求項13の発明は、複数の濃淡メモリに
はR,G,Bの三原色ごとの濃淡画像をそれぞれ蓄える
とともに、複数次元配列のデータテーブルに、R,G,
Bの各濃淡画像の画素を引き数としR,G,Bの各濃淡
画像の同一箇所の画素の明るさの組み合わせで表される
特定の複数の色を示す範囲内か範囲外かによって0,1
の二値データを対応させる対応関係を設定し、特定の複
数の色を示す範囲内あるいは範囲外である部分の面積を
求める手段を備えたので、特定の複数の色を示す範囲内
あるいは範囲外である部分の面積を求める検査処理が高
速に行なえるという効果がある。
【0065】請求項14の発明は、対象物を撮像して得
た濃淡画像に対して画像処理を行ない、画像処理による
処理結果に基づいて演算された数値や対象物の良否の判
定結果を出力する画像処理検査装置において、それぞれ
に濃淡画像の各画素の明るさが蓄えられた複数の濃淡メ
モリと、複数の濃淡画像に対して各画素が取り得る明る
さの組み合わせ範囲全体について同一箇所の各明るさと
0,1の二値データとの対応関係が予め設定されている
複数次元配列のデータテーブルと、この複数次元配列の
データテーブルを参照して各濃淡メモリから読み出した
濃淡画像の同一箇所の各画素を二値化する手段と、0,
1の二値データ以外の付加情報を与える手段とを備えた
ので、仕様の変更などに対してはデータテーブルにおけ
る各明るさと0,1の二値データとの対応関係を変更す
るだけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、しかも、デ
ータテーブルを参照することで高速な処理が可能とな
り、また、特別なハードウェアを必要とせずにカラーの
濃淡画像から特定色の抽出を行なうことができ、さら
に、付加情報に基づいてより幅広い検査が可能となると
いう効果がある。
【0066】請求項15の発明は、複数の濃淡メモリに
はR,G,Bの三原色ごとの濃淡画像をそれぞれ蓄える
とともに、複数次元配列のデータテーブルに、R,G,
Bの各濃淡画像の画素を引き数としR,G,Bの各濃淡
画像の同一箇所の画素の明るさの組み合わせで表される
特定の色を示す範囲内か範囲外かによって0,1の二値
データを対応させる対応関係を設定し、1フィールドの
R,G,Bの各濃淡画像を二値化する場合に付加情報と
して数値1を二値データの1に加えて濃淡画像の各画素
の明るさを0,2の二値データに変換し、何れかの二値
データの和を計算することで特定の色を示す範囲内ある
いは範囲外である部分の面積を求める手段を備えたの
で、特定の色を示す範囲内あるいは範囲外である部分の
面積を求める検査処理が、1フレームの濃淡画像に対し
て行なうのと同等に高速に行なえるという効果がある。
【0067】請求項16の発明は、複数の濃淡メモリに
はR,G,Bの三原色ごとの濃淡画像をそれぞれ蓄える
とともに、複数次元配列のデータテーブルに、R,G,
Bの各濃淡画像の画素を引き数としR,G,Bの各濃淡
画像の同一箇所の画素の明るさの組み合わせで表される
特定の複数の色を示す範囲内か範囲外かによって0,1
の二値データを対応させる対応関係を設定し、1フィー
ルドのR,G,Bの各濃淡画像を二値化する場合に付加
情報として数値1を二値データの1に加えて濃淡画像の
各画素の明るさを0,2の二値データに変換し、何れか
の二値データの和を計算することで特定の複数の色を示
す範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める手段
を備えたので、特定の複数の色を示す範囲内あるいは範
囲外である部分の面積を求める検査処理が、1フレーム
の濃淡画像に対して行なうのと同等に高速に行なえると
いう効果がある。
【0068】請求項17の発明は、対象物を撮像して得
た濃淡画像に対して画像処理を行ない、画像処理による
処理結果に基づいて演算された数値や対象物の良否の判
定結果を出力する画像処理検査装置において、それぞれ
に濃淡画像の各画素の明るさが蓄えられた複数の濃淡メ
モリと、複数の濃淡画像に対して同一箇所の各画素の組
み合わせに応じた情報が予め設定されている複数次元配
列のデータテーブルと、この複数次元配列のデータテー
ブルを参照して各濃淡メモリから読み出した濃淡画像の
同一箇所の各画素の組み合わせに応じて情報を得る手段
とを備えたので、仕様の変更などに対してはデータテー
ブルにおける各明るさと0,1の二値データとの対応関
係を変更するだけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、
しかも、データテーブルを参照することで高速な処理が
可能となり、また、特別なハードウェアを必要とせずに
カラーの濃淡画像から複数の特定色の抽出を行なうこと
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示すブロック図である。
【図2】同上における一次元配列のデータテーブルであ
る。
【図3】同上における検査処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図4】実施形態2における一次元配列のデータテーブ
ルである。
【図5】実施形態3における一次元配列のデータテーブ
ルである。
【図6】実施形態4における一次元配列のデータテーブ
ルである。
【図7】実施形態5における一次元配列のデータテーブ
ルである。
【図8】実施形態6における一次元配列のデータテーブ
ルである。
【図9】実施形態7における一次元配列のデータテーブ
ルである。
【図10】実施形態8を示すブロック図である。
【図11】同上における検査処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図12】従来例を示すブロック図である。
【図13】同上における検査処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図14】同上における検査処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図15】他の従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 A/D変換器 2 濃淡メモリ 3 メモリ 4 CPU
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、図13は他の従来例を示すブロック
図であり、CPU4において濃淡メモリ2から読み出し
た画素データを直接処理し、対象物の面積の演算や良否
判定などを行なうものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】図14及び図15はそれぞれ上記従来例に
おける検査処理のフローチャートである。まず、図14
のフローチャートで示す検査処理においては、濃淡メモ
リ2から読み出した画素データをしきい値と比較し、画
素データがしきい値以上である場合にカウントアップす
ることにより、しきい値で決まる所定の明るさ以上の部
分の面積を求めている。また、図15のフローチャート
で示す検査処理においては、異なる2つのしきい値を設
定し、これらのしきい値をそれぞれ上限及び下限とする
範囲内に画素データがある場合にカウントアップするこ
とにより、2つのしきい値で決まる所定の明るさの範囲
内の部分の面積を求めている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示すブロック図である。
【図2】同上における一次元配列のデータテーブルであ
る。
【図3】同上における検査処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図4】実施形態2における一次元配列のデータテーブ
ルである。
【図5】実施形態3における一次元配列のデータテーブ
ルである。
【図6】実施形態4における一次元配列のデータテーブ
ルである。
【図7】実施形態5における一次元配列のデータテーブ
ルである。
【図8】実施形態6における一次元配列のデータテーブ
ルである。
【図9】実施形態7における一次元配列のデータテーブ
ルである。
【図10】実施形態8を示すブロック図である。
【図11】同上における検査処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図12】従来例を示すブロック図である。
【図13】他の従来例を示すブロック図である。
【図14】同上における検査処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図15】同上における検査処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物を撮像して得た濃淡画像に対して
    画像処理を行ない、画像処理による処理結果に基づいて
    演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力する画
    像処理検査装置において、濃淡画像の各画素の明るさが
    蓄えられた濃淡メモリと、各画素が取り得る明るさの範
    囲全体について各明るさと0,1の二値データとの対応
    関係が予め設定されている一次元配列のデータテーブル
    と、この一次元配列のデータテーブルを参照して濃淡メ
    モリから読み出した濃淡画像の各画素の明るさを0,1
    の二値データに変換する手段とを備えたことを特徴とす
    る画像処理検査装置。
  2. 【請求項2】 一次元配列のデータテーブルに所定の明
    るさ以上か否かによって0,1の二値データを対応させ
    る対応関係を設定し、二値データが0又は1である画素
    数から所定の明るさ以上あるいは未満である部分の面積
    を求める手段を設けて成ることを特徴とする請求項1記
    載の画像処理検査装置。
  3. 【請求項3】 一次元配列のデータテーブルに所定の明
    るさ範囲内か否かによって0,1の二値データを対応さ
    せる対応関係を設定し、二値データが0又は1である画
    素数から所定の明るさ範囲内あるいは範囲外である部分
    の面積を求める手段を設けて成ることを特徴とする請求
    項1記載の画像処理検査装置。
  4. 【請求項4】 一次元配列のデータテーブルに所定の複
    数の明るさ範囲の何れに入るかによって0,1の二値デ
    ータを対応させる対応関係を設定し、二値データが0又
    は1である画素数から何れかの明るさ範囲内あるいは範
    囲外である部分の面積を求める手段を設けて成ることを
    特徴とする請求項1記載の画像処理検査装置。
  5. 【請求項5】 対象物を撮像して得た濃淡画像に対して
    画像処理を行ない、画像処理による処理結果に基づいて
    演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力する画
    像処理検査装置において、濃淡画像の各画素の明るさが
    蓄えられた濃淡メモリと、各画素が取り得る明るさの範
    囲全体について各明るさと0,1の二値データとの対応
    関係が予め設定されている一次元配列のデータテーブル
    と、この一次元配列のデータテーブルを参照して濃淡メ
    モリから読み出した濃淡画像の各画素の明るさを0,1
    の二値データに変換する手段と、0,1の二値データ以
    外の付加情報を与える手段とを備えたことを特徴とする
    画像処理検査装置。
  6. 【請求項6】 一次元配列のデータテーブルに所定の明
    るさ以上か否かによって0,1の二値データを対応させ
    る対応関係を設定するとともに、1フィールドの濃淡画
    像を二値化する場合に付加情報として数値1を二値デー
    タの1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2の二
    値データに変換し、何れかの二値データの和を計算する
    ことで所定の明るさ以上あるいは未満である部分の面積
    を求める手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の
    画像処理検査装置。
  7. 【請求項7】 一次元配列のデータテーブルに所定の明
    るさ範囲内か否かによって0,1の二値データを対応さ
    せる対応関係を設定するとともに、1フィールドの濃淡
    画像を二値化する場合に付加情報として数値1を二値デ
    ータの1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2の
    二値データに変換し、何れかの二値データの和を計算す
    ることで所定の明るさ範囲内あるいは範囲外である部分
    の面積を求める手段を備えたことを特徴とする請求項5
    記載の画像処理検査装置。
  8. 【請求項8】 一次元配列のデータテーブルに所定の複
    数の明るさ範囲の何れに入るかによって0,1の二値デ
    ータを対応させる対応関係を設定するとともに、1フィ
    ールドの濃淡画像を二値化する場合に付加情報として数
    値1を二値データの1に加えて濃淡画像の各画素の明る
    さを0,2の二値データに変換し、何れかの二値データ
    の和を計算することで何れかの明るさ範囲内あるいは範
    囲外である部分の面積を求める手段を備えたことを特徴
    とする請求項5記載の画像処理検査装置。
  9. 【請求項9】 対象物を撮像して得た濃淡画像に対して
    画像処理を行ない、画像処理による処理結果に基づいて
    演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力する画
    像処理検査装置において、濃淡画像の各画素の明るさが
    蓄えられた濃淡メモリと、各画素が取り得る明るさの範
    囲全体について各明るさと0,1の二値データとの所定
    の重み付け情報を有する対応関係が予め設定されている
    一次元配列のデータテーブルと、この一次元配列のデー
    タテーブルを参照して濃淡メモリから読み出した濃淡画
    像の各画素の明るさを重み付け情報を有する0,1の二
    値データに変換する手段とを備えたことを特徴とする画
    像処理検査装置。
  10. 【請求項10】 一次元配列のデータテーブルに所定の
    明るさに対して勾配をつけた重み付け情報を有する対応
    関係を設定して成ることを特徴とする請求項9記載の画
    像処理検査装置。
  11. 【請求項11】 対象物を撮像して得た濃淡画像に対し
    て画像処理を行ない、画像処理による処理結果に基づい
    て演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力する
    画像処理検査装置において、それぞれに濃淡画像の各画
    素の明るさが蓄えられた複数の濃淡メモリと、複数の濃
    淡画像に対して各画素が取り得る明るさの組み合わせ範
    囲全体について同一箇所の各明るさと0,1の二値デー
    タとの対応関係が予め設定されている複数次元配列のデ
    ータテーブルと、この複数次元配列のデータテーブルを
    参照して各濃淡メモリから読み出した濃淡画像の同一箇
    所の各画素を二値化する手段とを備えたことを特徴とす
    る画像処理検査装置。
  12. 【請求項12】 複数の濃淡メモリにはR,G,Bの三
    原色ごとの濃淡画像をそれぞれ蓄えるとともに、複数次
    元配列のデータテーブルに、R,G,Bの各濃淡画像の
    画素を引き数としR,G,Bの各濃淡画像の同一箇所の
    画素の明るさの組み合わせで表される特定の色を示す範
    囲内か範囲外かによって0,1の二値データを対応させ
    る対応関係を設定し、特定の色を示す範囲内あるいは範
    囲外である部分の面積を求める手段を備えたことを特徴
    とする請求項11記載の画像処理検査装置。
  13. 【請求項13】 複数の濃淡メモリにはR,G,Bの三
    原色ごとの濃淡画像をそれぞれ蓄えるとともに、複数次
    元配列のデータテーブルに、R,G,Bの各濃淡画像の
    画素を引き数としR,G,Bの各濃淡画像の同一箇所の
    画素の明るさの組み合わせで表される特定の複数の色を
    示す範囲内か範囲外かによって0,1の二値データを対
    応させる対応関係を設定し、特定の複数の色を示す範囲
    内あるいは範囲外である部分の面積を求める手段を備え
    たことを特徴とする請求項11記載の画像処理検査装
    置。
  14. 【請求項14】 対象物を撮像して得た濃淡画像に対し
    て画像処理を行ない、画像処理による処理結果に基づい
    て演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力する
    画像処理検査装置において、それぞれに濃淡画像の各画
    素の明るさが蓄えられた複数の濃淡メモリと、複数の濃
    淡画像に対して各画素が取り得る明るさの組み合わせ範
    囲全体について同一箇所の各明るさと0,1の二値デー
    タとの対応関係が予め設定されている複数次元配列のデ
    ータテーブルと、この複数次元配列のデータテーブルを
    参照して各濃淡メモリから読み出した濃淡画像の同一箇
    所の各画素を二値化する手段と、0,1の二値データ以
    外の付加情報を与える手段とを備えたことを特徴とする
    画像処理検査装置。
  15. 【請求項15】 複数の濃淡メモリにはR,G,Bの三
    原色ごとの濃淡画像をそれぞれ蓄えるとともに、複数次
    元配列のデータテーブルに、R,G,Bの各濃淡画像の
    画素を引き数としR,G,Bの各濃淡画像の同一箇所の
    画素の明るさの組み合わせで表される特定の色を示す範
    囲内か範囲外かによって0,1の二値データを対応させ
    る対応関係を設定し、1フィールドのR,G,Bの各濃
    淡画像を二値化する場合に付加情報として数値1を二値
    データの1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2
    の二値データに変換し、何れかの二値データの和を計算
    することで特定の色を示す範囲内あるいは範囲外である
    部分の面積を求める手段を備えたことを特徴とする請求
    項14記載の画像処理検査装置。
  16. 【請求項16】 複数の濃淡メモリにはR,G,Bの三
    原色ごとの濃淡画像をそれぞれ蓄えるとともに、複数次
    元配列のデータテーブルに、R,G,Bの各濃淡画像の
    画素を引き数としR,G,Bの各濃淡画像の同一箇所の
    画素の明るさの組み合わせで表される特定の複数の色を
    示す範囲内か範囲外かによって0,1の二値データを対
    応させる対応関係を設定し、1フィールドのR,G,B
    の各濃淡画像を二値化する場合に付加情報として数値1
    を二値データの1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを
    0,2の二値データに変換し、何れかの二値データの和
    を計算することで特定の複数の色を示す範囲内あるいは
    範囲外である部分の面積を求める手段を備えたことを特
    徴とする請求項14記載の画像処理検査装置。
  17. 【請求項17】 対象物を撮像して得た濃淡画像に対し
    て画像処理を行ない、画像処理による処理結果に基づい
    て演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力する
    画像処理検査装置において、それぞれに濃淡画像の各画
    素の明るさが蓄えられた複数の濃淡メモリと、複数の濃
    淡画像に対して同一箇所の各画素の組み合わせに応じた
    情報が予め設定されている複数次元配列のデータテーブ
    ルと、この複数次元配列のデータテーブルを参照して各
    濃淡メモリから読み出した濃淡画像の同一箇所の各画素
    の組み合わせに応じて情報を得る手段とを備えたことを
    特徴とする画像処理検査装置。
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