JP3785693B2 - 画像処理検査装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工場等の生産設備として、生産工程上の製品の良否判定検査等に使用される画像処理検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、人の視覚に頼っていた各種の視覚検査を定量的、正確、高速且つ自動的に検査できるものとして、画像処理検査装置が昨今、工場等の生産設備として数多く導入されるようになった。
一般的に画像処理検査装置は、まず対象物となる生産ライン上を流れてくる工程途中の製品をTVカメラのような画像入力装置により得られた画像から濃淡画像を作成し、様々な画像処理を行なった後、測定、演算された数値あるいは良否の判定結果を出力している。例えば、濃淡画像内において所定の明るさ(濃淡画像における濃度値)以上の部分の面積を計算し、その面積に応じて良否の判定を行なうものなどがある(特開平4−122844号公報、特開平8−111777号公報、特開平5−153378号公報及び特開平3−159371号公報等参照)。
【0003】
は従来の画像処理検査装置Bの一例を示すブロック図であり、画像入力装置10から入力されるアナログの画像信号をA/D変換するA/D変換器1と、A/D変換により得られた濃淡画像を蓄える濃淡メモリ2と、濃淡メモリ2から読み出される各画素の明るさを示すデータ(以下、画素データと呼ぶ)を所定のしきい値と比較する比較器5と、比較器5での結果から画素データがしきい値以上あるいは未満である画素の個数をカウントするカウンタ6と、全体の制御を行なうとともにカウンタ6のカウント値から対象物の面積を演算するなどの処理を行なうCPU4とを備え、演算結果や良否判定の結果を表示装置20に表示するようになっている。
【0004】
また、図10は他の従来例を示すブロック図であり、CPU4において濃淡メモリ2から読み出した画素データを直接処理し、対象物の面積の演算や良否判定などを行うものである。
【0005】
11及び図12はそれぞれ上記従来例における検査処理のフローチャートである。まず、図11のフローチャートで示す検査処理においては、濃淡メモリ2から読み出した画素データをしきい値と比較し、画素データがしきい値以上である場合にカウントアップすることにより、しきい値で決まる所定の明るさ以上の部分の面積を求めている。また、図12のフローチャートで示す検査処理においては、異なる2つのしきい値を設定し、これらのしきい値をそれぞれ上限及び下限とする範囲内に画素データがある場合にカウントアップすることにより、2つのしきい値で決まる所定の明るさの範囲内の部分の面積を求めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記前者の従来例では、所定の明るさ(しきい値)より大きいか小さいかを判断して面積を求めるために、比較器5とカウンタ6のハードウェアを用いている。このようにハードウェアを用いる構成では高速な処理が可能である反面、一度ハードウェアの設計仕様が決まってしまうと、少しでも仕様と異なる処理を行なおうとすれば設計変更が必要となり、柔軟性に乏しいという問題がある。
【0007】
また、上記後者の従来例では、ハードウェアではなくCPU4におけるソフトウェアの処理を行なっているため、ハードウェアの場合に比らべて比較処理を逐次行なうことで処理速度が遅くなるとともに、複雑な判定を行なおうとすればするほど処理時間が増大してしまうという問題がある。
ところで、上記従来構成においては、画像の一部が極端に基準の明るさから離れているような場合でも、そのような部分の面積が画像全体に占める割合が小さいと全体に対する影響が小さいため、うまく検査することができなかった。
【0008】
また、カラーの画像を扱う場合に、対象物の持つ特定色を抽出するための専用のハードウェアが必要となってしまい、仕様変更に用意に対応できなかった。
本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、仕様の変更などに対して柔軟に対応できるとともに高速な処理が可能な画像処理検査装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、対象物を撮像して得た濃淡画像に対して画像処理を行ない、画像処理による処理結果に基づいて演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力する画像処理検査装置において、濃淡画像の各画素の明るさが蓄えられた濃淡メモリと、各画素が取り得る明るさの範囲全体について各明るさと0,1の二値データとの対応関係が予め設定されている一次元配列のデータテーブルと、この一次元配列のデータテーブルを参照して濃淡メモリから読み出した濃淡画像の各画素の明るさを0,1の二値データに変換する手段と、濃淡画像がフレーム画像とフィールド画像の何れであるか示す付加情報を与える手段と、一次元配列のデータテーブルに所定の明るさ以上か否かによって0,1の二値データを対応させる対応関係を設定するとともに、1フィールドの濃淡画像を二値化する場合に付加情報として数値1を二値データの1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2の二値データに変換し、何れかの二値データの和を計算することで所定の明るさ以上あるいは未満である部分の面積を求める手段とを備えたことを特徴とし、仕様の変更などに対してはデータテーブルにおける各明るさと0,1の二値データとの対応関係を変更するだけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、しかも、データテーブルを参照することで高速な処理が可能となる。また、濃淡画像がフレーム画像とフィールド画像の何れであるか示す付加情報に基づいてより幅広い検査が可能となる。さらに、所定の明るさ以上あるいは未満である部分の面積を求める検査処理が、1フレームの濃淡画像に対して行なうのと同等に高速に行なえる。
【0010】
請求項2の発明は、対象物を撮像して得た濃淡画像に対して画像処理を行ない、画像処理による処理結果に基づいて演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力する画像処理検査装置において、濃淡画像の各画素の明るさが蓄えられた濃淡メモリと、各画素が取り得る明るさの範囲全体について各明るさと0,1の二値データとの対応関係が予め設定されている一次元配列のデータテーブルと、この一次元配列のデータテーブルを参照して濃淡メモリから読み出した濃淡画像の各画素の明るさを0,1の二値データに変換する手段と、濃淡画像がフレーム画像とフィールド画像の何れであるか示す付加情報を与える手段と、一次元配列のデータテーブルに所定の明るさ範囲内か否かによって0,1の二値データを対応させる対応関係を設定するとともに、1フィールドの濃淡画像を二値化する場合に付加情報として数値1を二値データの1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2の二値データに変換し、何れかの二値データの和を計算することで所定の明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める手段とを備えたことを特徴とし、仕様の変更などに対してはデータテーブルにおける各明るさと0,1の二値データとの対応関係を変更するだけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、しかも、データテーブルを参照することで高速な処理が可能となる。また、濃淡画像がフレーム画像とフィールド画像の何れであるか示す付加情報に基づいてより幅広い検査が可能となる。さらに、所定の明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める検査処理が、1フレームの濃淡画像に対して行なうのと同等に高速に行なえる。
【0011】
請求項3の発明は、対象物を撮像して得た濃淡画像に対して画像処理を行ない、画像処 理による処理結果に基づいて演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力する画像処理検査装置において、濃淡画像の各画素の明るさが蓄えられた濃淡メモリと、各画素が取り得る明るさの範囲全体について各明るさと0,1の二値データとの対応関係が予め設定されている一次元配列のデータテーブルと、この一次元配列のデータテーブルを参照して濃淡メモリから読み出した濃淡画像の各画素の明るさを0,1の二値データに変換する手段と、濃淡画像がフレーム画像とフィールド画像の何れであるか示す付加情報を与える手段と、一次元配列のデータテーブルに所定の複数の明るさ範囲の何れに入るかによって0,1の二値データを対応させる対応関係を設定するとともに、1フィールドの濃淡画像を二値化する場合に付加情報として数値1を二値データの1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2の二値データに変換し、何れかの二値データの和を計算することで何れかの明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める手段とを備えたことを特徴とし、仕様の変更などに対してはデータテーブルにおける各明るさと0,1の二値データとの対応関係を変更するだけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、しかも、データテーブルを参照することで高速な処理が可能となる。また、濃淡画像がフレーム画像とフィールド画像の何れであるか示す付加情報に基づいてより幅広い検査が可能となる。さらに、何れかの明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める検査処理が、1フレームの濃淡画像に対して行なうのと同等に高速に行なえる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明するに当たって、基本構成を共通とする参考例について先に説明する。
(参考例1)
図1は本参考例の画像処理検査装置Aを示すブロック図であり、画像入力装置10から入力されるアナログ画像をA/D変換するA/D変換器1と、A/D変換により得られた濃淡画像を蓄える濃淡メモリ2と、各画素が取り得る明るさ(画素データ)の範囲全体について各明るさ(画素データ)と0,1の二値データとの対応関係が予め設定されている一次元配列のデータテーブルが記憶されるメモリ3と、全体の制御を行なうとともに、上記データテーブルを参照して濃淡メモリ2から読み出した濃淡画像の各画素データを0,1の二値データに変換するCPU4とを備え、演算結果や良否判定の結果を表示装置20に表示するようになっている。
【0013】
A/D変換器1は、画像入力装置10から入力されるアナログの画像信号に対して、各画素の明るさレベルを8ビットでA/D変換することにより、0〜255までの256段階の画素データを得ている。そして、得られた画素データから成る濃淡画像が濃淡メモリ2に蓄えられる。ただし、A/D変換は4ビットあるいは16ビットで行なってもよく、特に限定されるものではない。
【0014】
メモリ3に記憶される一次元配列のデータテーブルには、図2に示すように画素データの取り得る範囲全体(0〜255)について画素データと0,1の二値データとの対応関係が設定されている。すなわち、画素データ(引き数)が0〜127の範囲であれば二値データの0が割り当てられ、128〜255の範囲であれば二値データの1が割り当てられる。なお、このデータテーブルはCPU4によって作成され、容易に変更が可能である。つまり、今の場合には二値データを割り当てる際のしきち値となる引き数が「128」であるが、検査目的等に応じて適宜選択すればよく、CPU4により上記引き数は用意に変更することができる。
【0015】
次に、図3のフローチャートを参照して本参考例における検査処理について説明する。まず、CPU4により検査対象や検査目的等に応じて適切なデータテーブルを作成し、メモリ3に記憶する。ここでは図2に示すデータテーブルを使用する。CPU4は濃淡メモリ2から順次画素データを読み出すとともに、メモリ3に記憶されているデータテーブルを読み出して参照し、所定の明るさ(画素データが128)以上の画素データを1、所定の明るさ未満の画素データを0というように二値化する。そして、二値化された画素データが1である場合に、CPU4がカウントアップあるいは足算するとともに、検査エリア内の全ての画素データに対して同じ処理を繰り返し行なう。
【0016】
そして、検査エリア内の全ての画素データに対する処理が終了すれば、そのときのカウント値あるいは足算結果から、所定の明るさ以上の部分の面積を求めることができる。
このように本参考例によれば、所定の明るさ以上の部分の面積を求める検査処理が可能となる。しかも、仕様の変更などに対してはデータテーブルにおける各画素データ(引き数)と0,1の二値データとの対応関係を変更するだけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、また、データテーブルを参照することで高速な処理が可能となる。なお、所定の明るさ未満を1、以上を0と二値化するようなデータテーブルを設定すれば、所定の明るさ未満の部分の面積を求める検査処理も可能であることはいうまでもない。
【0017】
(参考例2)
本参考例は、ある特定の2つの明るさに挟まれた部分、言い換えれば所定の明るさの範囲内にある部分の面積を求める検査処理を行なうために、図4に示すように引き数229〜51の範囲を1、それ以外の引き数230〜255及び50〜0の範囲を0と二値化する一次元配列のデータテーブルを作成している。
【0018】
すなわち、参考例1と同様に濃淡メモリ2から読み出した画素データを上記データテーブルを参照して順次二値化するとともに、二値データが1である場合にカウントアップあるいは足算するという処理を検査エリア内の全ての画素データに対して行なうことで、所定の明るさの範囲(引き数229〜51の範囲)内にある部分の面積を求める検査処理が可能となる。但し、本参考例のフローチャートは参考例1のフローチャートと基本的に共通であるため図示しない。
【0019】
なお、ある特定の2つの明るさに挟まれた部分を0、それ以外を1として二値化することで、特定の明るさの範囲外の部分の面積を求める検査処理が可能となる。
(参考例3)
本参考例は、明るさのしきい値を3つ以上用いて、複数の、ある特定の2つの明るさに挟まれた部分、言い換えれば所定の明るさの範囲内にある部分の面積を求める検査処理を行なうために、図5に示すような引き数255〜230の範囲と引き数199〜51の範囲とを1、それ以外の引き数229〜200及び50〜0の範囲を0と二値化する一次元配列のデータテーブルを作成している。但し、本参考例のフローチャートは参考例1のフローチャートと基本的に共通であるため図示しない。
【0020】
本参考例によれば、2種類以上の明るさ範囲の面積を求める検査処理が可能となる。
(実施形態1)
本実施形態は、一次元配列のデータテーブルに、画素データを二値化するための情報以外の付加情報を与えている点に特徴がある。
【0021】
例えば、フィールド画像の1画素の大きさはフレーム画像の2画素分の大きさに相当することから、図2に示す参考例1のデータテーブルにおいて、所定の明るさ(引き数128)以上の場合には二値データの1にフィールド画像であることを示す付加情報の「1」を加え、画素データ(引き数)が128〜255の範囲であれば2、0〜127の範囲であれば0を割り当てる、図6に示すような一次元配列のデータテーブルを作成する。
【0022】
そして、参考例1と同様に濃淡メモリ2から読み出した画素データを上記データテーブルを参照して順次0と2に二値化するとともに、二値データが2である場合にカウントアップあるいは足算するという処理を検査エリア内の全ての画素データに対して行なえば、所定の明るさ(引き数128)以上の部分の面積を求める検査処理について、フレーム画像に対して処理したのと同等の結果を得ることができる。但し、本実施形態のフローチャートは参考例1のフローチャートと基本的に共通であるため図示しない。
【0023】
本実施形態によれば、一次元配列のデータテーブルにフィールド画像であることを示す付加情報を付加することにより、フィールド画像の検査処理によってフレーム画像の検査処理と同等の結果を得ることができるという利点がある。なお、所定の明るさ未満を2、以上を0と二値化するようなデータテーブルを設定すれば、所定の明るさ未満の部分の面積を求める検査処理も可能であることはいうまでもない。
【0024】
(実施形態2)
本実施形態では、実施形態1と同じくフィールド画像を示す付加情報を持ち、実施形態2と同様にある特定の2つの明るさに挟まれた部分(所定の明るさの範囲内にある部分)の面積を求める検査処理を行なうための、図7に示すような一次元配列のデータテーブルを作成している。このデータテーブルにおいては、引き数229〜51の範囲を2、それ以外の引き数230〜255及び50〜0の範囲を0と二値化するように設定している。
【0025】
そして、参考例1と同様に濃淡メモリ2から読み出した画素データを上記データテーブルを参照して順次二値化するとともに、二値データが2である場合にカウントアップあるいは足算するという処理を検査エリア内の全ての画素データに対して行なえば、所定の明るさの範囲(引き数229〜51の範囲)内にある部分の面積を求める検査処理について、フレーム画像に対して処理したのと同等の結果を得ることができる。但し、本実施形態のフローチャートは参考例1のフローチャートと基本的に共通であるため図示しない。
【0026】
なお、ある特定の2つの明るさに挟まれた部分を0、それ以外を2として二値化することで、特定の明るさの範囲外の部分の面積を求める検査処理が可能となる。
(実施形態3)
本実施形態は、明るさのしきい値を3つ以上用いて、複数の、ある特定の2つの明るさに挟まれた部分、言い換えれば所定の明るさの範囲内にある部分の面積を求める検査処理を行なうために、図8に示すような引き数255〜230の範囲と引き数199〜51の範囲とを2、それ以外の引き数229〜200及び50〜0の範囲を0と二値化するとともに実施形態1と同じくフィールド画像を示す付加情報を持った一次元配列のデータテーブルを作成している。但し、本実施形態のフローチャートは参考例1のフローチャートと基本的に共通であるため図示しない。
【0027】
本実施形態によれば、フィールド画像に対して2種類以上の明るさ範囲の面積を求める検査処理がフレーム画像に対して行なうと同等に行なえる
【0028】
【発明の効果】
請求項1の発明は、対象物を撮像して得た濃淡画像に対して画像処理を行ない、画像処理による処理結果に基づいて演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力する画像処理検査装置において、濃淡画像の各画素の明るさが蓄えられた濃淡メモリと、各画素が取り得る明るさの範囲全体について各明るさと0,1の二値データとの対応関係が予め設定されている一次元配列のデータテーブルと、この一次元配列のデータテーブルを参照して濃淡メモリから読み出した濃淡画像の各画素の明るさを0,1の二値データに変換する手段と、濃淡画像がフレーム画像とフィールド画像の何れであるか示す付加情報を与える手段と、一次元配列のデータテーブルに所定の明るさ以上か否かによって0,1の二値データを対応させる対応関係を設定するとともに、1フィールドの濃淡画像を二値化する場合に付加情報として数値1を二値データの1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2の 二値データに変換し、何れかの二値データの和を計算することで所定の明るさ以上あるいは未満である部分の面積を求める手段とを備えたので、仕様の変更などに対してはデータテーブルにおける各明るさと0,1の二値データとの対応関係を変更するだけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、しかも、データテーブルを参照することで高速な処理が可能となり、また、濃淡画像がフレーム画像とフィールド画像の何れであるか示す付加情報に基づいてより幅広い検査が可能となり、さらに、所定の明るさ以上あるいは未満である部分の面積を求める検査処理が、1フレームの濃淡画像に対して行なうのと同等に高速に行なえるという効果がある。
【0029】
請求項2の発明は、対象物を撮像して得た濃淡画像に対して画像処理を行ない、画像処理による処理結果に基づいて演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力する画像処理検査装置において、濃淡画像の各画素の明るさが蓄えられた濃淡メモリと、各画素が取り得る明るさの範囲全体について各明るさと0,1の二値データとの対応関係が予め設定されている一次元配列のデータテーブルと、この一次元配列のデータテーブルを参照して濃淡メモリから読み出した濃淡画像の各画素の明るさを0,1の二値データに変換する手段と、濃淡画像がフレーム画像とフィールド画像の何れであるか示す付加情報を与える手段と、一次元配列のデータテーブルに所定の明るさ範囲内か否かによって0,1の二値データを対応させる対応関係を設定するとともに、1フィールドの濃淡画像を二値化する場合に付加情報として数値1を二値データの1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2の二値データに変換し、何れかの二値データの和を計算することで所定の明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める手段とを備えたので、仕様の変更などに対してはデータテーブルにおける各明るさと0,1の二値データとの対応関係を変更するだけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、しかも、データテーブルを参照することで高速な処理が可能となり、また、濃淡画像がフレーム画像とフィールド画像の何れであるか示す付加情報に基づいてより幅広い検査が可能となり、さらに、所定の明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める検査処理が、1フレームの濃淡画像に対して行なうのと同等に高速に行なえるという効果がある。
【0030】
請求項の発明は、対象物を撮像して得た濃淡画像に対して画像処理を行ない、画像処理による処理結果に基づいて演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力する画像処理検査装置において、濃淡画像の各画素の明るさが蓄えられた濃淡メモリと、各画素が取り得る明るさの範囲全体について各明るさと0,1の二値データとの対応関係が予め設定されている一次元配列のデータテーブルと、この一次元配列のデータテーブルを参照して濃淡メモリから読み出した濃淡画像の各画素の明るさを0,1の二値データに変換する手段と、濃淡画像がフレーム画像とフィールド画像の何れであるか示す付加情報を与える手段と、一次元配列のデータテーブルに所定の複数の明るさ範囲の何れに入るかによって0,1の二値データを対応させる対応関係を設定するとともに、1フィールドの濃淡画像を二値化する場合に付加情報として数値1を二値データの1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2の二値データに変換し、何れかの二値データの和を計算することで何れかの明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める手段を備えたので、仕様の変更などに対してはデータテーブルにおける各明るさと0,1の二値データとの対応関係を変更するだけで容易に且つ柔軟に対応可能であり、しかも、データテーブルを参照することで高速な処理が可能となり、また、濃淡画像がフレーム画像とフィールド画像の何れであるか示す付加情報に基づいてより幅広い検査が可能となり、さらに、何れかの明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める検査処理が、1フレームの濃淡画像に対して行なうのと同等に高速に行なえるという効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例1を示すブロック図である。
【図2】 同上における一次元配列のデータテーブルである。
【図3】 同上における検査処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】 参考例2における一次元配列のデータテーブルである。
【図5】 参考例3における一次元配列のデータテーブルである。
【図6】 実施形態1における一次元配列のデータテーブルである。
【図7】 実施形態2における一次元配列のデータテーブルである。
【図8】 実施形態3における一次元配列のデータテーブルである。
【図9】 従来例を示すブロック図である。
【図10】 他の従来例を示すブロック図である。
【図11】 同上における検査処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】 同上における検査処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 A/D変換器
2 濃淡メモリ
3 メモリ
4 CPU

Claims (3)

  1. 対象物を撮像して得た濃淡画像に対して画像処理を行ない、画像処理による処理結果に基づいて演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力する画像処理検査装置において、濃淡画像の各画素の明るさが蓄えられた濃淡メモリと、各画素が取り得る明るさの範囲全体について各明るさと0,1の二値データとの対応関係が予め設定されている一次元配列のデータテーブルと、この一次元配列のデータテーブルを参照して濃淡メモリから読み出した濃淡画像の各画素の明るさを0,1の二値データに変換する手段と、濃淡画像がフレーム画像とフィールド画像の何れであるか示す付加情報を与える手段と、一次元配列のデータテーブルに所定の明るさ以上か否かによって0,1の二値データを対応させる対応関係を設定するとともに、1フィールドの濃淡画像を二値化する場合に付加情報として数値1を二値データの1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2の二値データに変換し、何れかの二値データの和を計算することで所定の明るさ以上あるいは未満である部分の面積を求める手段とを備えたことを特徴とする画像処理検査装置。
  2. 対象物を撮像して得た濃淡画像に対して画像処理を行ない、画像処理による処理結果に基づいて演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力する画像処理検査装置において、濃淡画像の各画素の明るさが蓄えられた濃淡メモリと、各画素が取り得る明るさの範囲全体について各明るさと0,1の二値データとの対応関係が予め設定されている一次元配列のデータテーブルと、この一次元配列のデータテーブルを参照して濃淡メモリから読み出した濃淡画像の各画素の明るさを0,1の二値データに変換する手段と、濃淡画像がフレーム画像とフィールド画像の何れであるか示す付加情報を与える手段と、一次元配列のデータテーブルに所定の明るさ範囲内か否かによって0,1の二値データを対応させる対応関係を設定するとともに、1フィールドの濃淡画像を二値化する場合に付加情報として数値1を二値データの1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2の二値データに変換し、何れかの二値データの和を計算することで所定の明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める手段とを備えたことを特徴とする像処理検査装置。
  3. 対象物を撮像して得た濃淡画像に対して画像処理を行ない、画像処理による処理結果に基づいて演算された数値や対象物の良否の判定結果を出力する画像処理検査装置において、濃淡画像の各画素の明るさが蓄えられた濃淡メモリと、各画素が取り得る明るさの範囲全体について各明るさと0,1の二値データとの対応関係が予め設定されている一次元配列のデータテーブルと、この一次元配列のデータテーブルを参照して濃淡メモリから読み出した濃淡画像の各画素の明るさを0,1の二値データに変換する手段と、濃淡画像がフレーム画像とフィールド画像の何れであるか示す付加情報を与える手段と、一次元配列のデータテーブルに所定の複数の明るさ範囲の何れに入るかによって0,1の二値データを対応させる対応関係を設定するとともに、1フィールドの濃淡画像を二値化する場合に付加情報として数値1を二値データの1に加えて濃淡画像の各画素の明るさを0,2の二値データに変換し、何れかの二値データの和を計算することで何れかの明るさ範囲内あるいは範囲外である部分の面積を求める手段とを備えたことを特徴とする像処理検査装置
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