JP2002022421A - パターン検査装置 - Google Patents

パターン検査装置

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JP2002022421A
JP2002022421A JP2000205037A JP2000205037A JP2002022421A JP 2002022421 A JP2002022421 A JP 2002022421A JP 2000205037 A JP2000205037 A JP 2000205037A JP 2000205037 A JP2000205037 A JP 2000205037A JP 2002022421 A JP2002022421 A JP 2002022421A
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Hiroyuki Onishi
浩之 大西
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幸司 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズ成分の影響を考慮した被検査画像にお
ける欠陥検出等を行うことが可能なパターン検査装置を
提供する。 【解決手段】 パターン検査装置1Aは、被検査画像S
と参照画像Rとの間の差分画像Uを生成し、当該差分画
像Uの画素値に関する標準偏差σを用いて当該差分画像
Uにおける各画素の画素値をエラー確率値Erに変換す
る。この変換は、差分画像Uに基づいて生成される絶対
値画像Aを用いて行われる。得られたエラー確率値Er
は、被検査画像Sの各画素に関する欠陥度合いを表して
おり、このエラー確率値Erと所定の閾値との大小関係
に基づいて、被検査画像Sの各画素に対応する位置にお
ける被検査対象物の欠陥の有無を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーフィルタ
ー、シャドウマスク、プリント配線板、半導体ウエハな
どにおけるパターン欠陥検査に適用可能なパターン検査
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パターンを有する検査対象物(たとえ
ば、カラーフィルター、シャドウマスク、プリント配線
板、半導体ウエハなど)において、そのパターンに存在
する欠陥を検出するため、その検査対象物の検査対象領
域の画像(以下、「被検査画像」とも称する)に対する
理想的なパターンとしての参照画像を用いて、被検査画
像と参照画像との差分画像を用いることによりその欠陥
の有無を検出する技術が存在する。
【0003】このような技術においては、差分画像にお
ける濃度値(差分濃度値)を所定の閾値を用いて二値化
することにより欠陥の有無が判定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術においては、被検査画像に含まれるノイズ成分の影
響が考慮されていないため、その欠陥判定のための閾値
を適切に設定することが困難であるという問題を有して
いる。
【0005】図14は、差分画像に含まれる複数の画素
の画素値についての分布についての2つの例(a),
(b)を表す図である。それぞれの例において、横軸
は、差分画像Uにおける各画素の画素値(差分濃度値)
を表し、縦軸は、各差分濃度値を有する画素の数(分布
画素数)を表している。図14(a)は、ノイズ成分が
多い差分画像についてのグラフであり、図14(b)
は、ノイズ成分が少ない差分画像についてのグラフであ
る。
【0006】たとえば、この図14に示すように、その
ノイズ成分が多い差分画像(a)およびノイズ成分が少
ない差分画像(b)のいずれの場合にも同一の閾値を定
めるときには、一方の場合においては、正確な欠陥判定
が可能であるが、他方の場合においては、誤判定を行う
ことになることがある。すなわち、図14(b)の差分
画像に対する最適閾値Vbを図14(a)の差分画像に
用いると、図14(a)に示すようにノイズ成分を欠陥
として誤判定することがある。また逆に、図14(a)
の差分画像に対する最適閾値Vaを図14(b)の差分
画像に用いると、本来の欠陥成分を欠陥として検出でき
ないこともある。
【0007】また、それぞれの場合について別個の閾値
を定める場合においても、どのような基準によりその適
切な閾値を定めるかということが非常に困難であるとい
う問題をも有していた。
【0008】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、ノイ
ズ成分の影響を考慮した被検査画像における欠陥検出等
を行うことが可能なパターン検査装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、被検査画像と参照画像と
を比較することによりパターンの欠陥検査を行うパター
ン検査装置であって、被検査対象物に関する被検査画像
を取得する被検査画像取得手段と、前記被検査画像の比
較対象となる参照画像を取得する参照画像取得手段と、
前記参照画像と前記被検査画像との間の差分画像を生成
し、当該差分画像の画素値に関する標準偏差を用いて当
該差分画像における各画素の画素値を、前記差分画像に
おける画素値の分散状況に応じて各画素値を規格化した
ものとしてのエラー確率値に変換することにより、前記
被検査画像の各画素に関する欠陥度合いを取得する欠陥
度合い取得手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のパターン検査装置において、前記参照画像取得手段
は、複数の参照画像を取得し、前記欠陥度合い取得手段
は、前記複数の参照画像のそれぞれと前記被検査画像と
の間の複数の差分画像を生成し、当該各差分画像の画素
値に関する標準偏差を用いて当該各差分画像における各
画素の画素値をエラー確率値に変換し、さらに、前記複
数の差分画像にわたる対応画素のエラー確率値の積を求
めることにより、前記被検査画像の各画素に関する欠陥
度合いを取得することを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のパターン検査装置において、前記被検査対象物は、繰
り返しパターンを有し、前記被検査画像取得手段は、前
記被検査対象物についての撮像画像に含まれる前記繰り
返しパターンの1つの単位パターンに関する画像を被検
査画像として取得し、前記参照画像取得手段は、前記撮
像画像に含まれる前記被検査画像以外の複数の単位パタ
ーンに関する各画像を前記複数の参照画像として取得す
ることを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のパターン検査装置において、前記被検査画像取得手段
は、前記被検査対象物における同一の被検査領域につい
ての複数の被検査画像を取得し、前記欠陥度合い取得手
段は、前記複数の被検査画像のそれぞれと前記参照画像
との間の複数の差分画像を生成し、当該各差分画像の画
素値に関する標準偏差を用いて当該各差分画像における
各画素の画素値をエラー確率値に変換し、さらに、前記
複数の差分画像にわたる対応画素のエラー確率値の積を
求めることにより、前記被検査画像の各画素に関する欠
陥度合いを取得することを特徴とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載のパターン検査装置におい
て、前記欠陥度合い取得手段により得られる欠陥度合い
と所定の閾値との大小関係に基づいて、前記被検査画像
の各画素に対応する位置における被検査対象物の欠陥の
有無を判定する判定手段、をさらに備えることを特徴と
する。
【0014】
【発明の実施の形態】<A.第1実施形態>図1は、本
発明の第1実施形態に係るパターン検査装置1(1A)
の構成を表す概略図である。パターン検査装置1Aは、
検査対象となる対象物(被検査対象物)2を載置するX
Yテーブル3と、XYテーブル3をX方向およびY方向
にそれぞれ駆動するモータ4a,4bなどを含む駆動部
4と、被検査対象物2を撮像するCCDラインセンサ5
とを備える。ここでは、被検査対象物2として半導体ウ
エハWを検査する場合を想定し、図2にその詳細を表す
平面図を示す。図2に示すように、半導体ウエハWは、
複数の単位パターンである「ダイ(die)」2aがX方
向およびY方向にそれぞれ繰り返しマトリクス状に配列
されている構造を有する。
【0015】また、パターン検査装置1Aは、被検査対
象物2に関する被検査画像Sを取得する被検査画像取得
部10と、被検査画像Sの比較対象となる参照画像Rを
取得する参照画像取得部20と、参照画像Rと被検査画
像Sとの間の差分画像Uを生成し当該差分画像Uの画素
値に関する標準偏差を用いて当該差分画像Uにおける各
画素の画素値をエラー確率値(後述する)に変換するこ
とにより被検査画像Sの各画素に関する欠陥度合いを取
得する欠陥度合い取得部30と、欠陥度合い取得部30
により得られる欠陥度合いと所定の閾値との大小関係に
基づいて被検査画像Sの各画素に対応する位置における
被検査対象物2の欠陥の有無を判定する欠陥判定部40
とを備える。
【0016】ここで、被検査画像取得部10は、CCD
ラインセンサ5を介して得られる被検査対象物2につい
ての撮像画像に含まれる1つの単位パターンを被検査画
像として取得する処理を行う。
【0017】具体的には、XYテーブル3のY方向
(−)の移動に伴い、CCDラインセンサ5が被検査対
象物2に対して相対的にY方向(+)に移動し、被検査
対象物2上をY方向(+)に一定速度で走査を行う。こ
のようなY方向の走査によって、被検査対象物2を撮像
した画像(以下、「撮像画像」とも称する)を得ること
ができる。そして、被検査画像取得部10により、この
撮像画像に含まれる複数の単位パターンのうちの任意の
1つの単位パターンが被検査画像Sとして取得される。
このようにして得られた被検査画像Sについて後述のパ
ターン検査動作が行われる。
【0018】その後、CCDラインセンサ5は、被検査
対象物2に対してX方向(+)に所定幅(たとえば幅x
a)だけ相対的に移動した後、相対的にY方向(−)に
移動し走査することによっても、同様の被検査画像Sを
得ることができる。さらに、X方向(+)の移動動作
と、Y方向(+,−)への走査動作とを順次に繰り返す
ことにより、同様の被検査画像Sを得て、パターン検査
動作を繰り返して行うことができる。
【0019】また、参照画像取得部20は、被検査画像
Sの比較対象となる参照画像Rを取得する。この参照画
像Rとしては、CADデータなどを用いて理想的な単位
パターンのデータを取得しておくことができる。
【0020】図3は、欠陥度合い取得部30および欠陥
判定部40の機能ブロック図である。欠陥度合い取得部
30は、差分処理部31、絶対値算出処理部32、σ計
算部33、およびエラー確率値変換部34を有してい
る。また、欠陥判定部40は、二値化処理部41を有し
ている。
【0021】図3を参照しながら、これらの欠陥度合い
取得部30および欠陥判定部40の構成および動作につ
いて説明する。なお、これらの欠陥度合い取得部30お
よび欠陥判定部40による動作に移行する以前におい
て、上述したようにして、被検査画像取得部10により
被検査画像Sが取得され、参照画像取得部20により参
照画像Rが取得されているものとする。
【0022】まず、差分処理部31は、参照画像Rと被
検査画像Sとの間の差分画像Uを生成する。具体的に
は、両画像R,Sにおいて対応する位置に存在する各画
素の画素値の差分値(差分濃度値)を算出することによ
り差分画像Uを生成する。
【0023】また、絶対値算出処理部32は、差分処理
部31により生成された差分画像Uに基づいて絶対値画
像Aを算出する処理を行う。この絶対値算出処理部32
により、エラー確率値変換部34において用いられる絶
対値画像Aをあらかじめ生成しておくことができる。
【0024】さらに、σ計算部33は、差分処理部31
により生成された差分画像Uの画素値に関する標準偏差
σを算出する。具体的には、差分画像Uに含まれる複数
の画素(たとえば全ての画素)について、その画素値に
関する統計処理を行い標準偏差σを求める。この標準偏
差σはエラー確率値変換部34において用いられる。
【0025】そして、エラー確率値変換部34は、σ計
算部33において算出された標準偏差σを用いて、差分
画像Uにおける各画素の画素値をエラー確率値Erに変
換したエラー確率値画像Eを得ることにより、被検査画
像Sの各画素に関する欠陥度合いを取得する。このエラ
ー確率値画像Eの各画素の画素値(すなわちエラー確率
値Er)が、「欠陥度合い」を表すことになる。
【0026】この「欠陥度合い」は、各画素が真欠陥で
ある度合いを表す指標値であり、その画素欠陥の致命度
を表す「欠陥致命度」と表現することもできる。なお、
ここでは、エラー確率値変換部34によりエラー確率値
を算出するにあたって、差分画像Uから生成された絶対
値画像Aを用いて間接的に算出する場合を例示するが、
これに限定されず、差分画像Uにおける各画素の画素値
を直接的に用いて算出してもよい。
【0027】具体的には、次の数1にしたがって、絶対
値画像Aの各画素の画素値(濃度値)iがエラー確率値
Er(i)に変換される。
【0028】
【数1】
【0029】ここで、iは絶対値画像Aの各画素の画素
値(以下、「差分絶対濃度値」とも称する)、σは差分
画像の標準偏差、cはパラメータ係数、Er(i)は差
分絶対濃度値iのエラー確率値を表す。
【0030】また、図4は、差分絶対濃度値iからエラ
ー確率値Erへの変換を行う変換関数を表す図である。
図4においては、横軸は差分絶対濃度値iを表し、縦軸
はエラー確率値Erを表している。この図4に示される
ように、所定の範囲の差分絶対濃度値iとエラー確率値
Erとが線形関係を有した状態で対応づけられている。
言い換えれば、0(ゼロ)から、パラメータ係数cに標
準偏差σを乗じた値(c×σ)までの各差分絶対濃度値
iが、0.0から1.0までの各エラー確率値Erに対
応づけられている。
【0031】ここで、パラメータ係数cは、レンジ調整
を行うパラメータであり、値(c×σ)を有する差分絶
対濃度値iがエラー確率値Erの最大値(1.0)に対
応づけられるように標準化される。このパラメータ係数
cを調整することによって差分絶対濃度値iとエラー確
率値Erとの対応関係をより適切に規定することができ
る。たとえば、画素分布が正規分布であると仮定できる
場合には、正規分布における値(−c×σ)から値(c
×σ)までの確率分布密度関数の積分値がc=3のとき
に95.44%,c=4のときに99.9999%とな
ることに対応して、c=2〜4の値を選択することなど
が可能である。
【0032】なお、この差分絶対濃度値iからエラー確
率値Erへの変換動作は、差分絶対濃度値iとエラー確
率値Erとの関係をあらかじめ格納したルックアップテ
ーブル(LUT)に基づいて行うことも可能である。
【0033】算出された各エラー確率値Erは、被検査
画像の各画素に関する欠陥度合いを表す指標値であり、
また、差分画像Uの画素値の分散状況を反映した標準偏
差σを用いて差分画像Uの各画素の画素値(ここでは差
分絶対濃度値i)を標準化(あるいは規格化)したもの
であるといえる。このエラー確率値Erによれば、差分
画像Uに含まれるノイズ成分によるばらつきを平準化し
て、統一的な扱いを行うことが可能である。すなわち、
エラー確率値Erを用いて欠陥の判定を行うことによ
り、ノイズ成分の多少にかかわらず、統一的な扱いが可
能になる。
【0034】また、二値化処理部41は、欠陥度合い取
得部30において取得された欠陥度合いを表すエラー確
率値Erを所定の閾値と比較した大小判定の比較結果に
応じて、欠陥であるか否かについて二値化する処理部で
ある。これにより、被検査画像Sの各画素に対応する位
置における被検査対象物2の欠陥の有無を判定すること
ができる。
【0035】図5(a),(b),(c)は、差分画像
Uに含まれる複数の画素の画素値についての統計分布を
表す図である。このうち、図5(a),(b)において
は、横軸は、差分画像Uにおける各画素の画素値(差分
濃度値)を表し、縦軸は、各差分濃度値を有する画素の
数(分布画素数)を表している。なお、この図では、差
分絶対濃度値ではなく差分濃度値を用いて表している
が、差分絶対濃度値で議論する場合には各グラフの左側
半分を右側半分に加算して議論すればよい。また、図5
(a)は、ノイズ成分が多い差分画像についてのグラフ
であり、図5(b)は、ノイズ成分が少ない差分画像に
ついてのグラフである。なお、図5(a)および図5
(b)は、それぞれ、図14(a)および図14(b)
と同様の状態を表す図である。
【0036】そして、差分画像Uに関する画素の分布曲
線が、ノイズ成分が多い場合(図5(a))、ノイズ成
分が少ない場合(図5(b))のいずれの場合も同一種
類の分布曲線(たとえば正規分布)で表される場合にお
いて、各差分絶対濃度値iをエラー確率値Erに変換す
ると、図5(c)に示すように、図5(a)および図5
(b)のいずれの場合のグラフも(理論的には)同一の
分布曲線に標準化される。図5(c)においては、縦軸
は、上記(a),(b)と同様、各差分濃度値を有する
画素の数(分布画素数)を表しているが、横軸は、差分
絶対濃度値iに代わって差分画像Uにおける各画素のエ
ラー確率値Erを表している。このように、ノイズ成分
が多い場合(a)、ノイズ成分が少ない場合(b)のい
ずれの場合も同一のグラフ(c)で扱うこと、すなわち
統一的に扱うことができるのである。このように、この
エラー確率値Erへの変換は、差分絶対濃度値iを標準
化することに相当する。
【0037】したがって、標準偏差σを用いて標準化さ
れたエラー確率値Erに対して、統計学的な考察を加え
ることにより適切な閾値をより容易に設定することがで
きるので、被検査画像Sに含まれるノイズ成分の影響を
考慮して、欠陥判定に用いる閾値を適切に設定すること
が可能になる。すなわち、ノイズ成分が多い場合
(a)、ノイズ成分が少ない場合(b)のいずれの場合
にも、エラー確率値Erに対する同一の閾値により適切
な欠陥判定を行うことができる。
【0038】以上のように、この第1実施形態のパター
ン検査装置1Aによれば、参照画像Rと被検査画像Sと
の間の差分画像Uを生成し、当該差分画像Uの画素値に
関する標準偏差σを用いて当該差分画像Uにおける各画
素の画素値をエラー確率値Erに変換することにより、
被検査画像Sの各画素に関する欠陥度合いを取得するこ
とができる。したがって、欠陥度合いを評価するにあた
って、標準偏差を用いて一般化された指標を得ることに
より、客観的な評価を容易に行うことができる。また、
このエラー確率値Erで表される欠陥度合いに関し、適
切に定められた閾値との大小関係を求めることにより、
差分画像Uにおける各画素の欠陥の有無をより適切に判
定することができる。ここにおいて、上記のエラー確率
値Erが標準化されているので、所定の閾値を適切に決
定することが容易になる。
【0039】<B.第2実施形態>上記第1実施形態に
おいては、参照画像取得部20において、被検査画像S
の比較対象となる単一の参照画像Rを取得し、この単一
の参照画像Rと被検査画像Sとの比較により、被検査画
像Sの欠陥判定を行う場合について説明したが、この第
2実施形態においては、複数の参照画像Rを用いて被検
査画像Sの欠陥判定を行う場合について説明する。
【0040】第2実施形態に係るパターン検査装置1
(1B)は、第1実施形態と類似の構成を有しており、
以下では、主に相違点を中心に説明する。
【0041】この第2実施形態においては、繰り返しパ
ターンを有する被検査対象物をCCDラインセンサ5に
より撮像し、その撮像画像に含まれる複数の単位パター
ンのうちの任意の1つの単位パターンに関する画像を被
検査画像取得部10により被検査画像Sとして取得し、
被検査画像S以外の複数の単位パターンのそれぞれに関
する画像を参照画像取得部20により複数の参照画像R
として取得する場合について説明する。具体的には、図
2に示すように、繰り返しパターンを有する被検査対象
物2(半導体ウエハW)のY方向に配列する複数の単位
パターンのうち、単位パターンPBに関する画像を被検
査画像Sとして取得し、2つの単位パターンPA,PC
に関する画像のそれぞれを参照画像Rとして取得する場
合について説明する。
【0042】図6は、第2実施形態に係る欠陥度合い取
得部30(30B)および欠陥判定部40(40B)の
機能ブロック図である。欠陥度合い取得部30Bは、差
分処理部31a,31b、絶対値算出処理部32a,3
2b、σ計算部33a,33b、エラー確率値変換部3
4a,34b、および積算部35を有している。また、
欠陥判定部40は、二値化処理部41を有している。
【0043】図6を参照しながら、これらの欠陥度合い
取得部30Bおよび欠陥判定部40Bの構成および動作
について説明する。なお、これらの欠陥度合い取得部3
0Bおよび欠陥判定部40Bによる動作に移行する以前
において、上述のようにして、被検査画像取得部10に
より被検査画像Sが取得され、参照画像取得部20によ
り複数(ここでは2つ)の参照画像Rが取得されている
ものとする。
【0044】図7(a)〜(c)は、それぞれ、単位パ
ターンPA,PB,PCに関する各画像の画素の画素値
を模式的に示した図であり、簡略化のため、その一部の
各画素の画素値が1次元的に配列されるものとして示さ
れている。また、図8から図11は、これらの各単位パ
ターンPA,PB,PCに関する各画像を用いた後述の
各処理における処理結果を模式的に示す図である。な
お、ここでは、3番目,11番目の画素が真欠陥である
場合について、これらの真欠陥を欠陥画素として適切に
検出する場合を例示する。
【0045】まず、差分処理部31aは、参照画像R
(単位パターンPAに関する画像)と被検査画像S(単
位パターンPBに関する画像)との間の差分画像Uを生
成する。具体的には、両画像R,Sにおいて対応する位
置に存在する各画素の画素値の差分濃度値を算出するこ
とにより差分画像U(AB)を生成する。同様に、差分
処理部31bは、参照画像R(単位パターンPC)と被
検査画像S(単位パターンPB)との間の差分画像U
(BC)を生成する。
【0046】また、絶対値算出処理部32aは、差分処
理部31aにより生成された差分画像U(AB)に基づ
いて絶対値画像A(AB)を算出する処理を行う。同様
に、絶対値算出処理部32bは、差分処理部31bによ
り生成された差分画像U(BC)に基づいて絶対値画像
A(BC)を算出する処理を行う。
【0047】図8は、このようにして得られた絶対値画
像Aの各画素の画素値を模式的に示す図である。図8
(a)は、絶対値画像A(AB)を表し、図8(b)
は、絶対値画像A(BC)を表している。
【0048】さらに、σ計算部33aは、差分処理部3
1aにより生成された差分画像U(AB)の画素値に関
する標準偏差σ(AB)を算出し、σ計算部33bは、
差分処理部31bにより生成された差分画像U(BC)
の画素値に関する標準偏差σ(BC)を算出する。
【0049】そして、エラー確率値変換部34aは、σ
計算部33aにおいて算出された標準偏差σ(AB)を
用いて、絶対値画像A(AB)における各画素の画素値
をエラー確率値Erに変換したエラー確率値画像E(A
B)を得る。同様に、エラー確率値変換部34bは、σ
計算部33bにおいて算出された標準偏差σ(BC)を
用いて、絶対値画像A(BC)における各画素の画素値
をエラー確率値Erに変換したエラー確率値画像E(B
C)を得る。この変換動作についても、上記第1実施形
態と同様であり、数1などの関係で表される変換式に基
づいて変換動作を行うことなどができる。
【0050】図9は、このようにして得られたエラー確
率値画像Eの各画素の画素値を模式的に示す図である。
図9(a)は、エラー確率値画像E(AB)を表し、図
9(b)は、エラー確率値画像E(BC)を表してい
る。
【0051】さらに、積算部35は、上記において得ら
れたエラー確率値画像E(AB)とエラー確率値画像E
(BC)とに基づいて積算画像EPを求める。具体的に
は、エラー確率値画像E(AB)およびエラー確率値画
像E(BC)の各対応画素同士の画素値を積算すること
により、その積算画像EPの各画素の画素値を求める。
ただし、ここではより一般化するため、数2に示すよう
に、相乗平均を求めている。
【0052】
【数2】
【0053】なお、記号E(AB),E(BC),EP
は、本来画像全体を表すものとして用いている記号であ
るが、数2においては、各エラー確率値画像E(A
B),E(BC)および積算画像EPの各画素毎にその
画素値を求める場合を総合して表記するものとする。ま
た、ここでは、2つのエラー確率値画像Eを用いて積算
画像EPを求める場合について説明したが、n個のエラ
ー確率値画像Eを用いて積算画像EPを求める場合に
は、n個のエラー確率値画像Eにおける対応画素の積算
値のn乗根を、積算画像EPの各画素の画素値として求
めればよい。
【0054】この第2実施形態においては、このように
して得られた積算画像EPの各画素の画素値が、被検査
画像Sの各画素に関する欠陥度合いを表す。すなわち、
「欠陥度合い」は、エラー確率値画像E(AB)および
エラー確率値画像E(BC)における対応画素の画素値
(すなわちエラー確率値Er)同士の積(より正確には
相乗平均)として、欠陥度合い取得部30により取得さ
れる。
【0055】図10は、このようにして得られた積算画
像EPの各画素の画素値を模式的に示す図である。
【0056】そして、二値化処理部41は、積算画像E
Pにおける各画素の画素値(すなわち、積算されたエラ
ー確率値Er)を所定の閾値と比較し、その比較結果に
応じて二値化する処理部である。これにより、被検査画
像Sの各画素に対応する位置における被検査対象物2の
欠陥の有無を判定することができる。具体的には、これ
らの値を適宜の閾値で二値化することにより、図11に
示すように、欠陥画素が1、正常画素が0となるよう
に、検査結果信号として出力される。
【0057】図11は、このようにして得られた欠陥の
有無の判定結果を模式的に示す図である。
【0058】ここで、一般に、信号に含まれるノイズ
は、発生位置および発生強度ともにランダムであり、3
つの単位パターンPA,PB,PCに関する各画像信号
において、同一位置かつ同一強度のノイズが発生する可
能性は低いものと考えられる。したがって、エラー確率
値画像E(AB)およびエラー確率値画像E(BC)の
エラー確率値Erがいずれも大きな値となる場合、すな
わち積算画像EPの画素値が大きくなる場合には、その
画素が真欠陥である確率が非常に高いと考えられる。た
とえば、図7に示す第3番目の画素(真欠陥)について
は、図9に示すように、エラー確率値画像E(AB)お
よびエラー確率値画像E(BC)のエラー確率値Erが
いずれも大きな値となるため、図10に示すように、両
者の積算値である積算画像EPの画素値も大きな値にな
る。また、真欠陥である第11番目の画素についても同
様である。
【0059】一方、3つの単位パターンPA,PB,P
Cの信号のうちいずれか1つの信号にノイズが発生した
場合には、絶対値画像A(AB),A(BC)のうちの
一方が小さな値となる。したがって、2つのエラー確率
値画像E(AB),E(BC)のうちの一方も小さな値
となるので、これらのエラー確率値画像E(AB),E
(BC)の各画素の積として求められた積算画像EPに
おける値も比較的小さな値となる。たとえば、図7に示
すように、単位パターンPAの6番目の画素位置の信号
にノイズが含まれている場合であっても、図9に示すよ
うに、エラー確率値画像E(AB)のエラー確率値Er
は大きな値となるものの、エラー確率値画像E(BC)
のエラー確率値Erは小さな値となるため、図10に示
すように、積算画像EPにおける両者の積算値(図10
の6番目の値)は比較的小さな値となる。
【0060】このように、2つのエラー確率値Erを積
算することにより、ノイズの影響が低減され、欠陥画素
と正常画素とをより適切に分離することが可能になる。
【0061】ここで、2つのエラー確率値Erの情報を
利用する技術として、2つのエラー確率値Erを所定の
閾値でそれぞれ二値化した後にそれらの論理積(AN
D)をとる技術を用いることも可能ではある。しかしな
がら、このような技術を用いた場合、論理積をとる以前
にエラー確率値Erの多段階の階調値(多値)の情報が
二値化されてその情報量が減少しているため、十分にそ
の情報を活用できているとはいえない。
【0062】一方、この実施形態の技術によれば、二値
化処理を行う前の段階において多値のエラー確率値Er
の積をとることによって、その積算時においては未だ二
値化による情報の欠損を発生させず、より多くの情報を
活用するようにすることができる。すなわち、この積算
値(積算画像EP)は、各エラー確率値Erの多値の情
報を十分に活用した上で得られる値である。したがっ
て、多値の情報を十分に活用して得た積算値(積算画像
EP)に基づいて欠陥の有無を判定することができるの
で、高い精度で欠陥画素を検出することが可能である。
【0063】さらに、この実施形態においては、2つの
差分画像Uの各画素の画素値を標準偏差σを用いて標準
化した2つのエラー確率値Erの積(より厳密には相乗
平均)を用いることにより欠陥度合いを求めている。し
たがって、積算画像EPの各画素値は、第1実施形態と
同様、標準偏差を用いて標準化された指標として得られ
ており、欠陥度合いを評価するにあたって、客観的な評
価指標として用いることができる。したがって、適切に
定められた閾値との大小関係を求めることにより、被検
査画像Sにおける各画素の欠陥の有無をより適切に判定
することができる。
【0064】<C.その他>上記各実施形態において
は、1つの被検査画像Sに対して1つまたは複数の参照
画像Rを用いてパターン検査を行う場合について説明し
たが、これに限定されず、被検査対象物2における同一
の被検査領域について複数の被検査画像Sを取得し、こ
れらの複数の被検査画像Sに対して、1つまたは複数の
参照画像Rを用いてパターン検査を行うことにより、そ
の被検査領域の欠陥検査を行ってもよい。
【0065】たとえば、被検査対象物2における同一の
被検査領域について、時間的に異なる時点で2つの被検
査画像Sを撮像し、これらの2つの被検査画像Sのそれ
ぞれと1つの参照画像Rとの間の2つの差分画像Uを生
成し、これら2つの差分画像Uに対して、第2実施形態
と同様の動作を行えばよい。具体的には、各差分画像U
の画素値に関する標準偏差σを用いて当該各差分画像U
における各画素の画素値をエラー確率値Erに変換し、
さらに、2つの差分画像Uにわたる対応画素のエラー確
率値Erの積を求めることにより、被検査画像Sの各画
素が欠陥である度合いを取得することができる。これに
よっても、被検査画像Sにおける各画素の欠陥度合いを
精度良く取得することができる。
【0066】なお、ここでは、2つの被検査画像Sを取
得する場合について説明したが、これに限定されず、3
つ以上の被検査画像Sを取得して同様の動作を行っても
よい。また、これら複数の被検査画像Sのそれぞれと、
複数の参照画像Rのそれぞれとの差分画像Uを複数取得
して、同様の動作を行ってもよい。
【0067】また、上記各実施形態においては、差分絶
対濃度値iからエラー確率値Erを算出するにあたっ
て、図4に示されるような変換関数(数1参照)を用い
たが、これに限定されない。
【0068】たとえば、図12に示されるように、0.
0および1.0以外の値のエラー確率値Erを与える差
分絶対濃度値iのレンジを変更してもよい。図12の場
合は、値(Cmin×σ)から値(Cmax×σ)まで
の差分絶対濃度値iに対して、0.0から1.0のエラ
ー確率値Erを線形関係を有するように対応づけ、0.
0から値(Cmin×σ)までの差分絶対濃度値iに対
してはエラー確率値Er=0,値(Cmax×σ)から
最大値(255)までの差分絶対濃度値iに対してはエ
ラー確率値Er=1.0とするように対応づける場合が
示されている。この場合、特に欠陥判別に大きく寄与す
る範囲(閾値近傍の範囲)において、より大きくエラー
確率値Erが変化するように変換することができる。し
たがって、閾値近傍において高感度に変化するエラー確
率値Erを得ることができる。
【0069】さらに、図4および図12においては、差
分絶対濃度値iとエラー確率値Erとが線形関係を有す
る場合について説明したが、これに限定されず、差分絶
対濃度値iとエラー確率値Erとが非線形の関係を有し
ていてもよい。たとえば、図13は、差分絶対濃度値i
とエラー確率値Erとの関係がシグモイド関数を用いて
表現される場合を示している。このような変換関数を用
いても上記の変換動作を行うことができる。
【0070】また、上記各実施形態では、半導体ウエハ
上の単位パターンとして「ダイ」が繰り返し配列されて
いる場合について説明したが、これに限定されず、「ダ
イ」内部に存在する、さらに小さなパターンを「単位パ
ターン」としてもよい。さらには、「単位パターン」と
しては、2次元的な領域を採用することに限定されず、
1次元的な領域を採用してもよい。すなわち、1ライン
上に存在する複数の画素のまとまりを「単位パターン」
(したがって、被検査画像Sまたは参照画像R)として
採用してもよい。
【0071】さらに、上記実施形態においては、標準偏
差σを各差分画像Uごとに統計処理を行うことにより算
出していたが、これに限定されない。たとえば、差分画
像U内の所定のライン毎あるいは特定の指定領域ごとに
統計処理を行って標準偏差σを算出してもよい。この場
合には、より局所的な標準偏差σを得ることができるの
で、差分画像Uにおける局所的な変動に追従することが
可能になるなどさらに柔軟な対応が可能になる。
【0072】また、上記各実施形態においては、被検査
対象物として半導体ウエハを例示したが、これに限定さ
れず、単位パターンを有するもの、あるいは繰り返しパ
ターンを有するものであればよく、たとえば、カラーフ
ィルター、シャドウマスク、プリント配線板などであっ
てもよい。
【0073】さらに、上記実施形態においては、差分画
像Uの画素値に関する「標準偏差」を用いてその差分画
像Uにおける各画素の画素値をエラー確率値に変換する
ことにより、被検査画像の各画素に関する欠陥度合いを
取得していたが、たとえば、標準偏差の2乗である「分
散」を用いることも、「標準偏差」を用いることと等価
である。したがって、本明細書においては、「分散を用
いること」も「標準偏差を用いる」という概念に含まれ
るものとする。
【0074】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項5
に記載の発明によれば、参照画像と被検査画像との間の
差分画像を生成し、当該差分画像の画素値に関する標準
偏差を用いて当該差分画像における各画素の画素値をエ
ラー確率値に変換することにより、被検査画像の各画素
に関する欠陥度合いを取得することができる。したがっ
て、欠陥度合いを評価するにあたって、標準偏差を用い
て一般化された指標を得ることにより、客観的な評価を
容易に行うことができる。
【0075】特に、請求項2に記載の発明によれば、参
照画像取得手段は、複数の参照画像を取得し、欠陥度合
い取得手段は、複数の参照画像のそれぞれと被検査画像
との間の複数の差分画像を生成し、当該各差分画像の画
素値に関する標準偏差を用いて当該各差分画像における
各画素の画素値をエラー確率値に変換し、さらに、複数
の差分画像にわたる対応画素のエラー確率値の積を求め
ることにより、被検査画像の各画素が欠陥である度合い
を取得する。ここで、多段階の値を有するエラー確率値
の積を用いることにより欠陥度合いを取得するので、よ
り多くの情報量に基づいてその欠陥度合いを取得するこ
とができる。したがって、より正確な欠陥度合いの取得
が可能になる。
【0076】また、請求項3に記載の発明によれば、被
検査画像取得手段は、繰り返しパターンを有する被検査
対象物についての撮像画像に含まれる1つの単位パター
ンに関する画像を被検査画像として取得し、参照画像取
得手段は、撮像画像に含まれる被検査画像以外の複数の
単位パターンに関する各画像を複数の参照画像として取
得する。したがって、参照画像が理論的に理想的な画像
でない場合であっても、撮像画像に含まれる被検査画像
以外の複数の単位パターンと被検査画像との複数の差分
画像について、それらの複数の差分画像にわたる対応画
素のエラー確率値の積を求めることにより、前記被検査
画像の各画素が欠陥である度合いを取得することができ
る。
【0077】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
被検査画像取得手段は、同一の被検査領域についての複
数の被検査画像を取得し、欠陥度合い取得手段は、複数
の被検査画像のそれぞれと前記参照画像との間の複数の
差分画像を生成し、当該各差分画像の画素値に関する標
準偏差を用いて当該各差分画像における各画素の画素値
をエラー確率値に変換し、さらに、前記複数の差分画像
にわたる対応画素のエラー確率値の積を求めることによ
り、前記被検査画像の各画素が欠陥である度合いを取得
することができる。したがって、同一の被検査領域に関
する複数の被検査画像の各画素が欠陥である度合いを精
度良く取得することができる。
【0078】また、請求項5に記載の発明によれば、判
定手段は、欠陥度合い取得手段により得られる欠陥度合
いと所定の閾値との大小関係に基づいて、欠陥の有無を
判定するので、被検査対象物の欠陥の有無を精度良く判
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るパターン検査装置
1Aの構成を表す概略図である。
【図2】半導体ウエハWの詳細を表す平面図である。
【図3】欠陥度合い取得部30および欠陥判定部40の
機能ブロック図である。
【図4】差分絶対濃度値iからエラー確率値Erへの変
換を行う変換関数を表す図である。
【図5】差分画像Uに含まれる複数の画素についての画
素分布を表す図である。
【図6】第2実施形態に係る欠陥度合い取得部30(3
0B)および欠陥判定部40(40B)の機能ブロック
図である。
【図7】単位パターンPA,PB,PCについての各画
素の画素値を模式的に示した図である。
【図8】絶対値画像Aの各画素の画素値を模式的に示す
図である。
【図9】エラー確率値画像Eの各画素の画素値を模式的
に示す図である。
【図10】積算画像EPの各画素の画素値を模式的に示
す図である。
【図11】欠陥の有無の判定結果を模式的に示す図であ
る。
【図12】別の変換関数を表す図である。
【図13】さらに別の変換関数を表す図である。
【図14】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1,1A,1B パターン検査装置 2 被検査対象物 2a ダイ 3 XYテーブル 5 CCDラインセンサ A 絶対値画像 EP,積算画像 PA,PB,PC 単位パターン R 参照画像 S 被検査画像 U 差分画像 W 半導体ウエハ σ 標準偏差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 7/00 300 G01B 11/24 K (72)発明者 大西 浩之 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 吉田 幸司 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 Fターム(参考) 2F065 AA49 AA51 BB02 BB03 BB18 CC01 CC19 CC21 CC25 DD04 FF04 FF42 JJ02 JJ26 MM03 PP12 QQ00 QQ03 QQ04 QQ17 QQ24 QQ25 QQ27 QQ41 QQ42 RR01 RR06 2G051 AA51 AA65 AB07 DA07 EA08 EA12 EA16 EC02 ED09 5B057 AA03 BA19 CA12 CA16 CA18 CB12 CB16 CB18 DA03 DA06 DB02 5L096 BA03 FA14 FA33 FA34 LA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査画像と参照画像とを比較すること
    によりパターンの欠陥検査を行うパターン検査装置であ
    って、 被検査対象物に関する被検査画像を取得する被検査画像
    取得手段と、 前記被検査画像の比較対象となる参照画像を取得する参
    照画像取得手段と、 前記参照画像と前記被検査画像との間の差分画像を生成
    し、当該差分画像の画素値に関する標準偏差を用いて当
    該差分画像における各画素の画素値を、前記差分画像に
    おける画素値の分散状況に応じて各画素値を規格化した
    ものとしてのエラー確率値に変換することにより、前記
    被検査画像の各画素に関する欠陥度合いを取得する欠陥
    度合い取得手段と、を備えることを特徴とするパターン
    検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパターン検査装置にお
    いて、 前記参照画像取得手段は、複数の参照画像を取得し、 前記欠陥度合い取得手段は、前記複数の参照画像のそれ
    ぞれと前記被検査画像との間の複数の差分画像を生成
    し、当該各差分画像の画素値に関する標準偏差を用いて
    当該各差分画像における各画素の画素値をエラー確率値
    に変換し、さらに、前記複数の差分画像にわたる対応画
    素のエラー確率値の積を求めることにより、前記被検査
    画像の各画素に関する欠陥度合いを取得することを特徴
    とするパターン検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のパターン検査装置にお
    いて、 前記被検査対象物は、繰り返しパターンを有し、 前記被検査画像取得手段は、前記被検査対象物について
    の撮像画像に含まれる前記繰り返しパターンの1つの単
    位パターンに関する画像を被検査画像として取得し、 前記参照画像取得手段は、前記撮像画像に含まれる前記
    被検査画像以外の複数の単位パターンに関する各画像を
    前記複数の参照画像として取得することを特徴とするパ
    ターン検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のパターン検査装置にお
    いて、 前記被検査画像取得手段は、前記被検査対象物における
    同一の被検査領域についての複数の被検査画像を取得
    し、 前記欠陥度合い取得手段は、前記複数の被検査画像のそ
    れぞれと前記参照画像との間の複数の差分画像を生成
    し、当該各差分画像の画素値に関する標準偏差を用いて
    当該各差分画像における各画素の画素値をエラー確率値
    に変換し、さらに、前記複数の差分画像にわたる対応画
    素のエラー確率値の積を求めることにより、前記被検査
    画像の各画素に関する欠陥度合いを取得することを特徴
    とするパターン検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のパターン検査装置において、 前記欠陥度合い取得手段により得られる欠陥度合いと所
    定の閾値との大小関係に基づいて、前記被検査画像の各
    画素に対応する位置における被検査対象物の欠陥の有無
    を判定する判定手段、をさらに備えることを特徴とする
    パターン検査装置。
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