JPH109738A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH109738A
JPH109738A JP16570396A JP16570396A JPH109738A JP H109738 A JPH109738 A JP H109738A JP 16570396 A JP16570396 A JP 16570396A JP 16570396 A JP16570396 A JP 16570396A JP H109738 A JPH109738 A JP H109738A
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JP
Japan
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temperature
compressor
machine room
fan motor
fan
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JP16570396A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Kuwajima
勝之 桑島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Publication of JPH109738A publication Critical patent/JPH109738A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/14Sensors measuring the temperature outside the refrigerator or freezer

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高外気温時、庫内の冷気循環用送風ファンを
停止させずに食品保存状態を良化し、しかもコンプレッ
サーの負荷を軽減させるものである。 【解決手段】 電源投入直後に室温センサー14の温度
が設定温度以上を検知した時、電源投入して所定時間経
過後に、あらかじめ設定された時間だけ容量小のランニ
ングコンデンサ28から、容量大のランニングコンデン
サ29に切り換えてPSCファンモータ26の回転数を
アップし、機械室放熱器24の放熱性能の向上と併せて
コンプレッサー4の吐出側圧力の上昇も緩やかにさせ負
荷も軽減することができる。また、送風ファン7を停止
させることなく、逆に機械室放熱器24の放熱性能が向
上するため冷却性能が向上し、所定の温度までの到達時
間を短縮でき、保存食品に悪影響を与える虞れがなくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンプレッサーへ
の負荷低減機能を備えた冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の冷蔵庫におけるコンプレ
ッサーに加わる負荷の低減を目的とした制御について
は、例えば特開平5−240554号公報が公知であ
る。
【0003】以下、図8,図9,図10および図11を
参照して従来の冷蔵庫の一例について説明する。
【0004】図8に示すように、冷蔵庫本体1は冷凍室
2および冷蔵室3を備え、各室にはそれぞれ扉(冷凍室
2,冷蔵室3用の扉についてそれぞれ符号2aおよび3
aを付して示す)が取り付けられ、前記冷蔵庫本体の背
面にはコンプレッサー4が配設されている。冷凍室2内
の奥面部には冷却室5を形成し、その内部に冷却器6,
送風ファン7および除霜ヒータ8を設けている。また、
冷凍室2内の上面部に冷凍室温度センサー9を取り付け
ている。冷蔵室3の奥面部には、ダンパー装置10と冷
蔵室温度センサー11を内蔵した温度調節装置12が設
置され、このダンパー装置10と冷却室5はダクト13
により連結されている。冷凍室扉2aの前面下部に室温
センサー14が設置されている。
【0005】図9において、冷凍室温度センサー9は冷
凍室2の温度に応じた温度検出信号を冷蔵室温度センサ
ー11は冷蔵室3の温度に応じた温度検出信号をそれぞ
れ発生し、室温センサー14は冷蔵庫本体1の設置雰囲
気温度DSに応じた温度検出信号を発生するようになっ
ていて、これら各温度検出信号は制御回路15に送られ
る。また、除霜タイマー16は所定の除霜周期毎に除霜
信号を発生し、その除霜信号は制御回路15に送られる
ようになっている。制御回路15は例えばマイコンを含
んで構成されたもので、商用交流電源に接続されるプラ
グ17から直流電源回路18を介して給電される構成と
なっている。この制御回路15は上述のような各入力信
号およびあらかじめ記憶した制御用プログラムに基づい
てコンプレッサー4,送風ファン7,ダンパー装置10
および除霜ヒータ8への通断電制御をリレー19〜22
を介しておこなうようになっている。
【0006】図10は、制御回路15による制御のう
ち、本発明に関係する部分のみを示してあり、まず電源
が投入されると、コンプレッサー4および送風ファン7
が運転を開始し(ステップ1)、この状態で所定時間Δ
T1が経過するまで待機する(ステップ2)。時間ΔT
1が経過すると、室温センサー14による検出温度DS
が所定の上限温度Dmax以上あるか否かを判断する
(ステップ3)。そして、検出温度DSが上限温度Dm
ax未満であった場合には、そのまま通常制御ルーチン
であるステップ7を実行するが、検出温度DSが上限温
度Dmax以上である場合、すなわちコンプレッサー4
への入力負荷が増大している状況下では、送風ファン7
を停止させ(ステップ4)、あらかじめ設定した時間Δ
T2が経過するまで継続する(ステップ5)。そして、
ΔT2が経過した後、送風ファン7への通電を再開させ
(ステップ6)、その後通常制御ルーチンであるステッ
プ7へ移行する。なお、この通常ルーチンであるステッ
プ7はごく一般的なもので、冷凍室温度センサー9から
の温度検出信号によりコンプレッサー4と送風ファン7
の運転制御をおこなうとともに、冷蔵室温度センサー1
1からの温度検出信号でダンパー装置10の開閉制御を
おこない、また除霜タイマー16からの除霜信号によっ
て除霜ヒータ8の通電制御をおこなうようになってい
る。
【0007】このような制御における作用について、図
11を参照しながら説明する。冷蔵庫本体を夏場などに
運搬設置する場合、電源を投入すると、コンプレッサー
4の吐出側圧力は時間の経過とともに急上昇し、それに
比例してコンプレッサー4に加わる負荷が大きくなる。
その後ΔT1経過時(吐出側圧力Pd1)に、室温セン
サー14の検出温度DSが上限温度Dmax以上である
場合、時間ΔT2だけ送風ファン7が停止するため、こ
の間は冷却器6と庫内空気との熱交換量は減少し、コン
プレッサー4の吐出側圧力Pdも低下し、当然コンプレ
ッサー4への入力負荷も低下してくる。但しこの間、コ
ンプレッサー4の運転は継続しているので冷媒は冷却シ
ステム内を循環し続け冷却器6の温度は低下する。そし
て、ΔT2経過後送風ファン7が駆動すると、コンプレ
ッサー4の吐出側圧力Pdは冷却器6の温度が十分低下
しているため、相対的に低い値で電源投入時よりは緩や
かなカーブを描いて上昇し、最大値Pdmaxを示した
後に冷却器6の温度に応じた値に落ち着くようになり、
コンプレッサー4への入力負荷の上昇も抑制される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、高外気温時(すなわち、DS≧Dmax
時)、送風ファン7がΔT2の間停止するため冷凍室2
および冷蔵室3への冷気の送風が停止し、所定温度まで
冷却する時間が長くなり、保存食品に悪影響を与えると
いう虞れがあった。
【0009】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、送風ファンを停止させることなく、コンプ
レッサーの負荷を軽減させた冷蔵庫を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、コンプレッサーと凝縮器の一部である機械
室放熱器を収納した機械室と、前記機械室放熱器を冷却
する機械室ファンと、前記機械室ファンを駆動するPS
Cファンモータと、前記PSCファンモータの回路内に
設けられた容量小のランニングコンデンサと容量大のラ
ンニングコンデンサと、設置雰囲気温度を検知する室温
センサーと、前記PSCファンモータの駆動を制御する
手段と、前記容量小のランニングコンデンサと容量大の
ランニングコンデンサを切り換える手段とを備え、電源
投入直後に前記室温センサーの温度が設定温度以上を検
知した時、電源投入後所定時間経過後に、あらかじめ設
定された時間だけ前記容量小のランニングコンデンサか
ら前記容量大のランニングコンデンサへ切り換える構成
としたものである。
【0011】また、コンプレッサー機械室放熱器を収納
した機械室と、前記機械室放熱器を冷却する機械室ファ
ンと、前記機械室ファンを駆動する直流ファンモータ
と、設置雰囲気温度を検知する室温センサーと、前記直
流ファンモータの駆動を制御する手段と、前記直流ファ
ンモータの回転数を切り換える手段とを備え、電源投入
直後に前記室温センサーの温度が設定温度以上を検知し
た時、電源投入後所定時間経過後に、あらかじめ設定さ
れた時間だけ前記直流ファンモータの回転数をアップさ
せる構成としたものである。
【0012】このような構成により、前記送風ファンを
停止させることなく、コンプレッサーの負荷を軽減する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために本発
明の請求項1記載の発明は、コンプレッサーと凝縮器の
一部である機械室放熱器を収納した機械室と、前記機械
室放熱器を冷却する機械室ファンと、前記機械室ファン
を駆動するPSCファンモータと、前記PSCファンモ
ータの回路内に設けられた容量小のランニングコンデン
サと容量大のランニングコンデンサと、設置雰囲気温度
を検知する室温センサーと、前記PSCファンモータの
駆動を制御する手段と、前記容量小のランニングコンデ
ンサと容量大のランニングコンデンサを切り換える手段
とを備え、電源投入直後に前記室温センサーの温度が設
定温度以上を検知した時、電源投入後所定時間経過後
に、あらかじめ設定された時間だけ前記容量小のランニ
ングコンデンサから前記容量大のランニングコンデンサ
へ切り換えるものであり、前記室温センサーの温度が設
定温度以上を検知した場合、容量大のランニングコンデ
ンサへ切り換えられるため、PSCファンモータの回転
数がアップし、機械室放熱器の放熱性能が向上するとと
もに、コンプレッサーの吐出側圧力の上昇も緩やかとな
りコンプレッサーへの負荷も軽減することができ、また
送風ファンを停止させることなく、逆に機械室放熱器の
放熱性能が向上するため冷却性能が向上し、所定の温度
までの到達時間が短縮され、保存食品にも悪影響を与え
る虞れもなくなる。
【0014】また、本発明の請求項2記載の発明は、コ
ンプレッサーと機械室放熱器を収納した機械室と、前記
機械室放熱器を冷却する機械室ファンと、前記機械室フ
ァンを駆動する直流ファンモータと、設置雰囲気温度を
検知する室温センサーと、前記直流ファンモータの駆動
を制御する手段と、直流ファンモータの回転数を切り換
える手段とを備え、電源投入直後に前記室温センサーの
温度が設定温度以上を検知した時、電源投入後所定時間
経過後に、あらかじめ設定された時間だけ直流ファンモ
ータの回転数をアップさせる構成としたものであり、室
温センサーの温度が設定温度以上を検知した場合、直流
ファンモータの回転数をアップさせるため、機械室放熱
器の放熱性能が向上し、コンプレッサーの吐出側圧力の
上昇も緩やかとなるためコンプレッサーへの負荷も軽減
することができる。また、送風ファンを停止させること
なく、逆に機械室放熱器の放熱性能が向上するため冷却
性能が向上し、所定の温度までの到達時間が短縮され、
保存食品に悪影響を与える虞れもなくなる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。なお、従来と同一構成のものについては同
一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0016】(実施例1)図1に示すように、23は機
械室で、コンプレッサー4と凝縮器の一部である機械室
放熱器24が収納されている。25は機械室放熱器24
を冷却する機械室ファンであり、26は機械室ファン2
5を駆動するPSCファンモータである。図2におい
て、制御回路27はマイコンを含んで構成されたもの
で、商用交流電源に接続されるプラグ17から直流電源
回路18を介して給電される構成となっており、冷凍室
温度センサー9,冷蔵室温度センサー11,室温センサ
ー14および除霜タイマー16から発生された入力信号
を受け、あらかじめ記憶した制御用プログラムに基づい
て、前記コンプレッサー4,送風ファン7,ダンパー装
置10および除霜ヒータ8ヘ、また前記PSCファンモ
ータ26へは回路内に設けた容量小のランニングコンデ
ンサ28および容量大のランニングコンデンサ29への
通電制御をリレー19〜22および容量小のランニング
コンデンサ28を接続するリレー30,容量大のランニ
ングコンデンサ29を接続するリレー31を介して実行
するように構成されている。
【0017】以上のように構成された冷蔵庫の制御につ
いて説明する。図3には、制御回路27による制御のう
ち、本発明に関係する部分を示してある。まず、電源が
投入されるとコンプレッサー4,送風ファン7およびP
SCファンモータ26が容量小のランニングコンデンサ
28で運転が開始する(ステップP1)。この状態を所
定時間ΔT1経過するまで継続する(ステップP2)。
時間ΔT1が経過した時点で、室温センサー14による
検出温度DSが所定の上限温度Dmax以上あるか否か
を判断する(ステップP3)。そして、検出温度DSが
上限温度Dmax未満である場合には、そのまま通常制
御ルーチンであるステップP7を実行するが、検出温度
DSが上限温度Dmax以上である場合、すなわちコン
プレッサー4への入力負荷が増大している状況下では、
容量大のランニングコンデンサ29へ切り換え(ステッ
プP4)、あらかじめ設定した時間ΔT2経過するまで
その状態を継続する(ステップP5)。そして、ΔT2
経過した後、容量小のランニングコンデンサ28へ切り
換え(ステップP6)、その後通常制御ルーチンである
ステップP7に移行する。なお、この通常制御ルーチン
であるステップP7はごく一般的なもので、冷凍室温度
センサー9からの温度検出信号によりコンプレッサー4
と送風ファン7およびPSCファンモータ26の運転制
御をおこなうとともに、冷蔵室温度センサー11からの
温度検出信号でダンパー装置10の開閉制御をおこな
い、また除霜タイマー16からの除霜信号により除霜ヒ
ータ8の通電制御をおこなうようになっている。
【0018】このような制御における作用について、図
4を参照して説明する。冷蔵庫を夏場などに運搬設置す
る場合、電源を投入すると、コンプレッサー4の吐出側
圧力は時間の経過とともに急上昇し、それに比例してコ
ンプレッサー4に加わる負荷も増加してくる。そして、
ΔT1経過時(吐出側圧力Pd1)に、室温センサー1
4の検出温度DSが上限温度Dmax以上であった場
合、ΔT2の時間だけ機械室放熱器24の冷却用の機械
室ファン25を駆動するPSCファンモータ26の回路
を容量小のランニングコンデンサ28から容量大のラン
ニングコンデンサ29へ切り換え、PSCファンモータ
26の回転数をアップし機械室放熱器24の放熱性能を
向上させると、コンプレッサー4の吐出側圧力Pdの上
昇も緩やかとなりコンプレッサーへの負荷も軽減され
る。さらに、ΔT2経過した後、容量大のランニングコ
ンデンサ29から容量小のランニングコンデンサ28へ
切り換えると、コンプレッサー4の吐出側圧力Pdは冷
却器6の温度も低下しているため相対的に低い値を呈し
ながら電源投入時よりは緩やかなカーブを描いて上昇
し、最大値Pdmaxを示した後に安定してコンプレッ
サー4への入力負荷の上昇も抑制される。また、送風フ
ァン7を停止させることなく、逆に機械室放熱器24の
放熱性能が向上するため冷却性能が向上し、所定の温度
までの到達時間が短縮されるとともに、保存食品に悪影
響を与える虞れもなくなる。
【0019】(実施例2)上記実施例1と同一構成のも
のについては同一番号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0020】図5において、32は機械室ファン25を
駆動する直流ファンモータである。図6において、制御
回路33はマイコンを含んで構成されたもので、商用交
流電源に接続されるプラグ17から直流電源回路18を
介して給電される構成となっている。34は直流ファン
モータ32の直流電源であり、プラグ17から給電され
る。制御回路33は冷凍室温度センサー9,冷蔵室温度
センサー11,室温センサー14および除霜タイマー1
6から発生された入力信号を受け、あらかじめ記憶した
制御用プログラムに基づいて、前記コンプレッサー4,
送風ファン7,ダンパー装置10,除霜ヒータ8および
前記直流ファンモータ32への通電制御をリレー19〜
22および直流ファンモータ32の通電制御用リレー3
5を介して実行するように構成されている。また、直流
ファンモータ32の回転数は制御回路33により設定さ
れる。
【0021】以上のように構成された冷蔵庫の制御につ
いて説明する。図7には、制御回路33による制御のう
ち、本発明に関係する部分を示してある。まず、電源が
投入されるとコンプレッサー4,送風ファン7および直
流ファンモータ32が通常回転で運転を開始する(ステ
ップP1)。この状態を所定時間ΔT1経過するまで継
続する(ステップP2)。時間ΔT1が経過した時、室
温センサー14による検出温度DSが所定の上限温度D
max以上あるか否かを判断する(ステップP3)。そ
して、検出温度DSが上限温度Dmax未満である場合
には、そのまま通常制御ルーチンであるステップP7を
実行するが、検出温度DSが上限温度Dmax以上であ
る場合、すなわちコンプレッサー4への入力負荷が増大
している状況下では、直流ファンモータ32を高回転に
切り換え(ステップP4)、あらかじめ設定した時間Δ
T2経過するまで継続する(ステップP5)。そして、
ΔT2経過した後、直流ファンモータ32を通常回転へ
切り換え(ステップP6)、その後通常制御ルーチンで
あるステップP7へ移行する。なお、この通常制御ルー
チンであるステップP7はごく一般的なもので、冷凍室
温度センサー9からの温度検出信号によりコンプレッサ
ー4と送風ファン7および直流ファンモータ32の運転
制御をおこなうとともに、冷蔵室温度センサー11から
の温度検出信号でダンパー装置10の開閉制御をおこな
い、除霜タイマー16からの除霜信号に基づいて除霜ヒ
ータ8の通電制御をおこなうようになっている。
【0022】このような制御における作用については、
上記実施例1と同様で図4の如く、冷蔵庫を夏場などに
運搬設置する場合、電源を投入すると、コンプレッサー
4の吐出側圧力は時間の経過とともに急上昇し、それに
比例してコンプレッサー4に加わる負荷も増加してく
る。そして、ΔT1経過時(吐出側圧力Pd1)に、室
温センサー14の検出温度DSが上限温度Dmax以上
であった場合、時間ΔT2だけ機械室放熱器24の冷却
用の機械室ファン25を駆動する直流ファンモータ32
を高回転とし機械室放熱器24の放熱性能を向上させる
と、コンプレッサー4の吐出側圧力Pdの上昇も緩やか
となるためコンプレッサーへの負荷も軽減される。さら
に、ΔT2経過した後、直流ファンモータ32を通常回
転に戻すと、コンプレッサー4の吐出側圧力Pdは冷却
器6の温度も低下しているため相対的に低い値を呈しな
がら電源投入時よりは緩やかなカーブを描いて上昇し、
最大値Pdmaxを示した後に安定してコンプレッサー
4への入力負荷の上昇も抑制される。また、送風ファン
7を停止させることなく、逆に機械室放熱器24の放熱
性能が向上するため冷却性能が向上し、所定の温度まで
の到達時間が短縮され、保存食品に悪影響を与える虞れ
もなくなる。
【0023】
【発明の効果】上記説明からも明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、コンプレッサーと凝縮器の一部
である機械室放熱器を収納した機械室と、前記機械室放
熱器を冷却する機械室ファンと、前記機械室ファンを駆
動するPSCファンモータと、前記PSCファンモータ
の回路内に設けられた容量小のランニングコンデンサと
容量大のランニングコンデンサと、設置雰囲気温度を検
知する室温センサーと、前記PSCファンモータの駆動
を制御する手段と、容量小のランニングコンデンサと容
量大のランニングコンデンサを切り換える手段とを備
え、電源投入直後に前記室温センサーの温度が設定温度
以上を検知した時、電源投入後所定時間経過後に、あら
かじめ設定された時間だけ容量小のランニングコンデン
サから容量大のランニングコンデンサへ切り換えるもの
であり、室温センサーの温度が設定温度以上を検知した
場合、容量大のランニングコンデンサへ切り換えられる
ため、PSCファンモータの回転数がアップし機械室放
熱器の放熱性能が向上し、コンプレッサーの吐出側圧力
の上昇も緩やかとなるためコンプレッサーへの負荷も軽
減される。また、送風ファンを停止させることなく、逆
に機械室放熱器の放熱性能が向上するため冷却性能が向
上し、所定の温度までの到達時間が短縮され、保存食品
に悪影響を与える虞れもなくなる。
【0024】また、請求項2記載の発明によれば、機械
室ファンを駆動する直流ファンモータと、設置雰囲気温
度を検知する室温センサーと、前記直流ファンモータの
駆動を制御する手段と、直流ファンモータの回転数を切
り換える手段とを備え、電源投入直後に前記室温センサ
ーの温度が設定温度以上を検知した時、電源投入して、
所定時間経過後に、あらかじめ設定された時間だけ前記
直流ファンモータの回転数をアップさせる構成としたも
のであり、室温センサーの温度が設定温度以上を検知し
た場合、直流ファンモータの回転数をアップさせて機械
室放熱器の放熱性能を向上させ、コンプレッサーの吐出
側圧力の上昇も緩やかとなるためコンプレッサーへの負
荷も軽減される。また、送風ファンを停止させることな
く、逆に機械室放熱器の放熱性能が向上するため冷却性
能が向上し、所定の温度までの到達時間が短縮され、保
存食品に悪影響を与える虞れもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における冷蔵庫の機械室部の
正面図
【図2】同、概略電気制御回路のブロック図
【図3】同、制御のフローチャート
【図4】同、コンプレッサーの吐出側圧力の変化特性図
【図5】本発明の実施例2における冷蔵庫の機械室部の
正面図
【図6】同、概略電気制御回路のブロック図
【図7】同、制御のフローチャート
【図8】従来の冷蔵庫の縦断面図
【図9】同、概略電気制御回路のブロック図
【図10】同、制御のフローチャート
【図11】同、コンプレッサーの吐出側圧力の変化特性
【符号の説明】
2 冷凍室 3 冷蔵室 4 コンプレッサー 6 冷却器 14 室温センサー 23 機械室 24 機械室放熱器 25 機械室ファン 26 PSCファンモータ 28 容量小のランニングコンデンサ 29 容量大のランニングコンデンサ 32 直流ファンモータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍室と、冷蔵室と、コンプレッサー,
    凝縮器および冷却器を有する冷凍サイクルと、前記コン
    プレッサーと凝縮器の一部である機械室放熱器を収納し
    た機械室と、前記機械室放熱器を冷却する機械室ファン
    と、前記機械室ファンを駆動するPSCファンモータ
    と、前記PSCファンモータの回路内に設けられた容量
    小のランニングコンデンサと容量大のランニングコンデ
    ンサと、設置雰囲気温度を検知する室温センサーと、前
    記PSCファンモータの駆動を制御する手段と、前記容
    量小のランニングコンデンサと容量大のランニングコン
    デンサを切り換える手段とを備え、電源投入直後に前記
    室温センサーの温度が設定温度以上を検知した時、電源
    投入後所定時間経過後に、あらかじめ設定された時間だ
    け前記容量小のランニングコンデンサから前記容量大の
    ランニングコンデンサへ切り換えることを特徴とする冷
    蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷凍室と、冷蔵室と、コンプレッサー,
    凝縮器および冷却器を有する冷凍サイクルと、前記コン
    プレッサーと凝縮器の一部である機械室放熱器を収納し
    た機械室と、前記機械室放熱器を冷却する機械室ファン
    と、前記機械室ファンを駆動する直流ファンモータと、
    設置雰囲気温度を検知する室温センサーと、前記直流フ
    ァンモータの駆動を制御する手段と、前記直流ファンモ
    ータの回転数を切り換える手段とを備え、電源投入直後
    に前記室温センサーの温度が設定温度以上を検知した
    時、電源投入後所定時間経過後に、あらかじめ設定され
    た時間だけ前記直流ファンモータの回転数をアップさせ
    ることを特徴とする冷蔵庫。
JP16570396A 1996-06-26 1996-06-26 冷蔵庫 Pending JPH109738A (ja)

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JP (1) JPH109738A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007018137A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動販売機
KR100814912B1 (ko) 2007-02-06 2008-03-19 삼성전자주식회사 냉장고
US10732171B2 (en) 2011-12-20 2020-08-04 The Procter & Gamble Company Human skin sample methods and models for validating hypotheses for mechanisms driving skin pigmentation

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