JPH08247605A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH08247605A
JPH08247605A JP5440095A JP5440095A JPH08247605A JP H08247605 A JPH08247605 A JP H08247605A JP 5440095 A JP5440095 A JP 5440095A JP 5440095 A JP5440095 A JP 5440095A JP H08247605 A JPH08247605 A JP H08247605A
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JP
Japan
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temperature
temperature sensor
pressure
power
blower fan
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Application number
JP5440095A
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English (en)
Inventor
Masato Sasaki
正人 佐々木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は電源投入時におけるコンプレッサー
の動作信頼性の向上を図るとともに、停電時における冷
蔵庫庫内温度が所定温度まで復帰するのに要する時間の
短縮を目的としたものである。 【構成】 電源投入直後、コンプレッサー4及び送風フ
ァン7への通電が開始された時、室温センサー14の温
度DSと冷凍室温度センサー9の温度DFがともに設定
温度Dmax以上あった際、所定時間△T1経過時点で
さらに圧力検知手段23の圧力Pdが上限設定圧力Pd
max以上あった場合、その後所定時間△T2だけ送風
ファン7を断電状態に保持し、この断電状態を経た後に
通常の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、間接冷却方式冷蔵庫に
おけるコンプレッサーへの負荷低減に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫におけるコンプレッサーに
加わる負荷の低減を目的とした制御としては、例えば特
開平5−240554号公報が公知である。
【0003】以下、図10、図11、図12及び図13
に従い従来の冷蔵庫の一例について説明する。
【0004】図10は従来の冷蔵庫の縦断面図、図11
は同冷蔵庫の概略電気構成を示すブロック図、図12は
同冷蔵庫の制御のフローチャート図、図13は同冷蔵庫
におけるコンプレッサーの吐出側圧力の変化特性図であ
る。
【0005】図10において、冷蔵庫本体1は冷凍室2
及び冷蔵室3を備えた構造となっており、各室にはそれ
ぞれ扉(冷凍室2、冷蔵室3用の扉についてそれぞれ符
号2a及び3aを符して示す)が取り付けられていると
ともに、その背面下部にはコンプレッサー4が配置され
ている。
【0006】冷凍室2の背面部位には冷却室5が形成さ
れており、この冷却室5内に冷却器6、送風ファン7及
び除霜ヒータ8が設置され、該冷凍室2内の一部には冷
凍室温度センサー9が取り付けられている。冷蔵室3の
背面部位には、ダンパー装置10と冷蔵室温度センサー
11を内蔵した温度調節装置12が設置され、該ダンパ
ー装置10と前記冷却室5はダクト13により連結され
ている。前記冷凍室扉2aの前面下部には室温センサー
14が設置されている。
【0007】図11において、冷凍室温度センサー9は
冷凍室2の温度に応じた温度検出信号を発生し、冷蔵室
温度センサー11は冷蔵室3の温度に応じた温度検出信
号を発生し、室温センサー14は冷蔵庫本体1の設置雰
囲気温度DSに応じた温度検出信号を発生する構成とな
っており、これら各温度検出信号は制御回路15に与え
られる。除霜タイマー16は所定の除霜周期毎に除霜信
号を発生し、該除霜信号は制御回路15に与えられるよ
うになっている。制御回路15は例えばマイコンを含ん
で構成されたもので、商用交流電源に接続されるプラグ
17から直流電源回路18を介して給電される構成とな
っている。
【0008】この制御回路15は上述のような各入力信
号及び予め記憶した制御用プログラムに基づいて、前記
コンプレッサー4、送風ファン7、ダンパー装置10及
び除霜ヒータ8への通断電制御をリレー19〜22を介
して実行するように構成されている。
【0009】図12には制御回路15による制御のう
ち、本発明の要旨に関係する部分のみ示してあり、以下
これについて説明する。
【0010】電源が投入されると、コンプレッサー4及
び送風ファン7が運転を開始し(ステップS1)、この
状態で所定時間△T1が経過するまで待機する(ステッ
プS2)。時間△T1が経過した時には、室温センサー
14による検出温度DSが所定の上限温度Dmax以上
あるか否かを判断する(ステップS3)。
【0011】そして検出温度DSが上限温度Dmax未
満であった場合には、そのまま通常制御ルーチンS7を
実行するが、検出温度DSが上限温度Dmax以上であ
った場合、即ちコンプレッサー4への入力負荷が増大し
ている状況下では、送風ファン7を停止させ(ステップ
S4)、予め設定した時間△T2経過するまで待機する
(ステップS5)。
【0012】その後△T2経過した後、送風ファン7へ
の通電を再開させ(ステップS6)、その後通常制御ル
ーチンS7へ移行する。
【0013】尚、この通常ルーチンS7はごく一般的な
もので、冷凍室温度センサー9からの温度検出信号に基
づいてコンプレッサー4と送風ファン7の運転制御を行
い、冷蔵室温度センサー11からの温度検出信号に基づ
いてダンパー装置10の開閉制御を行い、除霜タイマー
16からの除霜信号に基づいて除霜ヒータ8の通電制御
を行うようになっている。
【0014】このような制御における作用について図1
3を参照しながら説明する。冷蔵庫を夏場に運搬し、電
源を投入すると、コンプレッサー4の吐出側圧力は時間
の経過とともに急上昇し、それに比例してコンプレッサ
ー4に加わる負荷も増加してくる。その後△T1経過時
(吐出側圧力Pd1)に、室温センサー14の検出温度
DSが上限温度Dmax以上であった場合、△T2の時
間だけ送風ファン7が停止するため、この間は冷却器6
と庫内空気との熱交換量は減少し、コンプレッサー4の
吐出側圧力Pdも低下し、当然コンプレッサー4への入
力負荷も低下してくる。
【0015】但しこの間、コンプレッサー4の運転は継
続しているので冷媒は冷却システム内を循環し続け冷却
器6の温度は低下する。その後、△T2経過後、送風フ
ァン7の運転が再開すると、コンプレッサー4の吐出側
圧力Pdは冷却器6の温度が十分低下しているため、相
対的に低い値を呈しながら電源投入時よりは緩やかなカ
ーブを描いて上昇し、最大値Pdmaxを示した後に冷
却器6の温度に応じた値に落ち着くようになり、コンプ
レッサー4への入力負荷の上昇も抑制される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、高外気温時(即ちDS≧Dmax時)、
冷凍室及び冷蔵室が十分冷却された状態で停電が発生
し、短時間で復帰した場合にも、電源投入時と同様に△
T1経過後、送風ファンが△T2の間、停止するため結
果的に冷凍室及び冷蔵室が所定温度にまで復帰する時間
が長くなり、保存食品に悪影響を与えるという課題を有
していた。
【0017】本発明は上記課題に臨み、コンプレッサー
の信頼性を確保しつつ、停電後の冷凍室及び冷蔵室が所
定温度に復帰する時間を短縮するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の冷蔵庫は、冷凍サイクルの高圧側配管の一部
に圧力を検知する手段を設け、電源投入時、冷凍室温度
センサー及び室温センサーがともに設定温度以上を検知
した際、もしくは冷蔵室温度センサー及び室温センサー
がともに設定温度以上を検知した際、その後所定時間経
過した時点でさらに前記圧力検知手段が上限設定圧力以
上を検知した場合のみ、予め設定された時間だけ送風フ
ァンの運転を停止する制御手段を設ける構成としたもの
である。
【0019】また凝縮器温度センサ−を備えた高圧側配
管の一部に圧力を検知する手段を設け、電源投入時、冷
凍室温度センサー及び凝縮器温度センサ−がともに設定
温度以上を検知した際、もしくは冷蔵室温度センサー及
び凝縮器温度センサ−がともに設定温度以上を検知した
際、その後所定時間経過した時点でさらに前記圧力検知
手段が上限設定圧力以上を検知した場合のみ、予め設定
された時間だけ送風ファンの運転を停止する制御手段を
設ける構成としたものである。
【0020】
【作用】上記構成により本発明の冷蔵庫は、電源投入時
に室温センサーと冷凍室温度センサーもしくは冷蔵室温
度センサーがともに設定温度以上、また凝縮器温度セン
サ−と冷凍室温度センサーもしくは冷蔵室温度センサー
がともに設定温度以上、即ち高外気温時で且つ未冷却時
であることを検知した場合、その後所定時間経過後、圧
力検知手段が上限設定値以上、即ちコンプレッサーへの
入力負荷が過大な場合のみ、予め設定した時間だけ送風
ファンの運転を停止するので、コンプレッサーに加わる
負荷トルクが低減される。
【0021】また、十分冷却されている状態で停電が発
生し、短時間で復帰した際には、冷凍室温度センサー及
び冷蔵室温度センサーの温度は低く設定温度以下にある
ので上記制御は行われず通常の制御のままとなる。従っ
て冷凍室及び冷蔵室が所定温度にまで復帰するまでの時
間が長引くことなく、保存食品に悪影響を与えることは
なくなる。
【0022】
【実施例】以下本発明の一実施例の冷蔵庫について図面
を参照しながら説明する。尚、従来例と同一構成のもの
については同一番号を符し、その詳細な説明は省略す
る。
【0023】図1は本発明の第1の実施例及び第2の実
施例における冷蔵庫の機械室部の正面図である。23は
圧力検知手段であり、冷凍サイクル中の高圧側配管24
の一部に設置されており、コンプレッサー4から吐出さ
れる冷媒の圧力に応じた圧力検出信号を発生している。
【0024】図2は本発明の第1の実施例及び第2の実
施例における冷蔵庫の概略電気構成を示すブロック図、
図3は本発明の第1の実施例における冷蔵庫の制御のフ
ローチャート、図4は本発明の第2の実施例における冷
蔵庫の制御のフローチャートである。
【0025】図2において制御回路25はマイコンを含
んで構成されたもので、商用交流電源に接続されるプラ
グ17から直流電源回路18を介して給電される構成と
なっており、冷凍室温度センサー9、冷蔵室温度センサ
ー11、室温センサー14、除霜タイマー16及び前記
圧力検知手段23から発生された入力信号を受け予め記
憶した制御用プログラムに基づいて、前記コンプレッサ
ー4、送風ファン7、ダンパー装置10及び除霜ヒータ
8への通電を制御をリレー19〜22を介して実行する
ように構成されている。
【0026】図5は本発明の第3の実施例及び第4の実
施例における冷蔵庫の機械室部の正面図である。
【0027】26は凝縮器温度センサ−であり、金属等
の熱伝導性の高い材料にて形成された係止具27にて冷
凍サイクル中の高圧側配管24の一部に設置されてお
り、高圧側配管24の温度に応じた温度検出信号を発生
している。図6は本発明の第3の実施例及び第4の実施
例における冷蔵庫の概略電気構成を示すブロック図、図
7は本発明の第3の実施例における冷蔵庫の制御のフロ
ーチャート、図8は本発明の第4の実施例における冷蔵
庫の制御のフローチャートである。
【0028】制御回路28はマイコンを含んで構成され
たもので、商用交流電源に接続されるプラグ17から直
流電源回路18を介して給電される構成となっており、
冷凍室温度センサー9、冷蔵室温度センサー11、除霜
タイマー16及び前記凝縮器温度センサ−26から発生
された入力信号を受け予め記憶した制御用プログラムに
基づいて、前記コンプレッサー4、送風ファン7、ダン
パー装置10及び除霜ヒータ8への通電を制御をリレー
19〜22を介して実行するように構成されている。図
9は本発明の冷蔵庫におけるコンプレッサーの吐出側圧
力の変化特性図である。
【0029】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その制御について説明する。まず第1の実施例では
図2及び図3において、電源が投入されるとコンプレッ
サー4及び送風ファン7が運転を開始し(ステップP
1)、その直後に室温センサー14の検出温度DSと冷
凍室温度センサー9の検出温度DFがともに設定値Dm
ax(例えば35℃)以上あるか否かを判断する(ステ
ップP2)。
【0030】そして検出温度DS及びDFがともに設定
値Dmax未満であった場合には、そのまま通常制御ル
ーチンP8を実行するが、検出温度DS及びDFがとも
に設定値Dmax以上であった場合、即ち高外気温時で
且つ未冷却時であることを検知するとその後所定時間△
T1(例えば20分)経過後(ステップP3)に、圧力
検知手段23の検出圧力Pdが上限設定値Pdmax
(例えば1.8MPa)以上あるか否かを判断する(ス
テップP4)。
【0031】そして検出圧力Pdが上限設定値Pdma
x未満であった場合には、そのまま通常制御ルーチンP
8を実行するが、検出圧力Pdが上限設定値Pdmax
以上であった場合、即ちコンプレッサー4への入力負荷
が過大な状況下では、送風ファン7への通電を停止させ
(ステップP5)、予め設定された時間△T2(例えば
45分間)経過するまで待機する(ステップP6)。そ
の後△T2経過した後、送風ファン7への通電を再開さ
せ(ステップP7)、その後通常制御ルーチンP8へ移
行する。
【0032】次に第2の実施例では図2、図4におい
て、電源が投入されると、コンプレッサー4及び送風フ
ァン7が運転を開始し(ステップP1)、その直後に室
温センサー14の検出温度DSと冷蔵室温度センサー1
1の検出温度DPがともに設定値Dmax(例えば35
℃)以上あるか否かを判断する(P2−1)。
【0033】そして検出温度DS及びDPがともに設定
値Dmax未満であった場合には、そのまま通常制御ル
ーチンP8を実行するが、検出温度DS及びDPがとも
に設定値Dmax以上であった場合、即ち高外気温時で
且つ、未冷却時であることを検知すると、その後所定時
間△T1(例えば20分)経過後(ステップP3)に、
圧力検知手段23の検出圧力Pdが上限設定値Pdma
x(例えば1.8MPa)以上あるか否かを判断する
(ステップP4)。
【0034】そして検出圧力Pdが上限設定値Pdma
x未満であった場合には、そのまま通常制御ルーチンP
8を実行するが、検出圧力Pdが上限設定値Pdmax
以上であった場合、即ちコンプレッサー4への入力負荷
が過大な状況下では、送風ファン7への通電を停止させ
(ステップP5)、予め設定された時間△T2(例えば
45分間)経過するまで待機する(ステップP6)。そ
の後△T2経過した後、送風ファン7への通電を再開さ
せ(ステップP7)、その後通常制御ルーチンP8へ移
行する。
【0035】次に第3の実施例では図6、図7におい
て、電源が投入されると、コンプレッサー4及び送風フ
ァン7が運転を開始し(ステップP1)、その直後に凝
縮器温度センサー26の検出温度DCと冷凍室温度セン
サー9の検出温度DFがともに設定値Dmax(例えば
35℃)以上あるか否かを判断する(ステップP2)。
【0036】そして検出温度がともに設定値Dmax未
満であった場合には、そのまま通常制御ルーチンP8を
実行するが、検出温度がともに設定値Dmax以上であ
った場合、即ち高外気温時で且つ、未冷却時であること
を検知すると、その後所定時間△T1(例えば20分)
経過後(ステップP3)に、圧力検知手段23の検出圧
力Pdが上限設定値Pdmax(例えば1.8MPa)
以上あるか否かを判断する(ステップP4)。
【0037】そして検出圧力Pdが上限設定値Pdma
x未満であった場合には、そのまま通常制御ルーチンP
8を実行するが、検出圧力Pdが上限設定値Pdmax
以上であった場合、即ちコンプレッサー4への入力負荷
が過大な状況下では、送風ファン7への通電を停止させ
(ステップP5)、予め設定された時間△T2(例えば
45分間)経過するまで待機する(ステップP6)。そ
の後△T2経過した後、送風ファン7への通電を再開さ
せ(ステップP7)、その後通常制御ルーチンP8へ移
行する。
【0038】次に第4の実施例では図6、図8におい
て、電源が投入されると、コンプレッサー4及び送風フ
ァン7が運転を開始し(ステップP1)、その直後に凝
縮器温度センサー26の検出温度DCと冷蔵室温度セン
サー11の検出温度DPがともに設定値Dmax(例え
ば35℃)以上あるか否かを判断する(P2−1)。
【0039】そして検出温度DC及びDPがともに設定
値Dmax未満であった場合には、そのまま通常制御ル
ーチンP8を実行するが、検出温度DC及びDPがとも
に設定値Dmax以上であった場合、即ち高外気温時で
且つ未冷却時であることを検知すると、その後所定時間
△T1(例えば20分)経過後(ステップP3)に、圧
力検知手段23の検出圧力Pdが上限設定値Pdmax
(例えば1.8MPa)以上あるか否かを判断する(ス
テップP4)。
【0040】そして検出圧力Pdが上限設定値Pdma
x未満であった場合には、そのまま通常制御ルーチンP
8を実行するが、検出圧力Pdが上限設定値Pdmax
以上であった場合、即ちコンプレッサー4への入力負荷
が過大な状況下では、送風ファン7への通電を停止させ
(ステップP5)、予め設定された時間△T2(例えば
45分間)経過するまで待機する(ステップP6)。そ
の後△T2経過した後、送風ファン7への通電を再開さ
せ(ステップP7)、その後通常制御ルーチンP8へ移
行する。
【0041】以上のような制御における作用について図
9を参照しながら説明する。冷蔵庫を夏場に運搬し設置
する状況下、即ち高外気温で且つ未冷却時(DS≧Dm
ax且つDF≧Dmax、またはDS≧Dmax且つD
P≧Dmax、もしくはDC≧Dmax且つDF≧Dm
ax、またはDC≧Dmax且つDP≧Dmax)にお
いて、電源が投入されると、コンプレッサー4の吐出側
圧力は時間の経過とともに急上昇し、それに比例してコ
ンプレッサー4に加わる負荷も増加してくる。
【0042】その後△T1経過時(吐出側圧力Pd1)
に、圧力検知手段23の検出圧力Pdが上限設定値Pd
max以上であった場合、その後△T2の時間だけ送風
ファン7が停止するため、この間は冷却器6と庫内空気
との熱交換量は減少し、コンプレッサー4の吐出側圧力
Pdも低下し、当然コンプレッサー4への入力負荷も低
下してくる。
【0043】但しこの間、コンプレッサー4の運転は継
続しているので冷媒は冷却システム内を循環し続け冷却
器6の温度は低下する。その後、△T2経過後、送風フ
ァン7の運転が再開すると、コンプレッサー4の吐出側
圧力Pdは冷却器6の温度が十分低下しているため、相
対的に低い値を呈しながら電源投入時よりは緩やかなカ
ーブを描いて上昇し、最大値Pdmaxを示した後に冷
却器6の温度に応じた値に落ち着くようになり、コンプ
レッサー4への入力負荷の上昇も抑制された状態で安定
運転になる。
【0044】その後、T3時点において停電が発生し、
ごく短時間T4の時点で通電が再開した場合、制御回路
25は電源投入時として認知するが、冷凍室2もしくは
冷蔵室3は所定温度よりは高いものの、まだ冷却された
状態にあり、冷凍室温度センサー9の検出温度DF及び
冷蔵室温度センサー11の検出温度DPはともに上限設
定温度Dmax未満であるため、その後の制御は通常制
御に従って遂行される。従って従来例では、停電後通電
が再開された後、T4時点から△T1経過後にも△T2
の時間送風ファン7が停止していたが、本実施例におい
ては送風ファン7は停止することなく、通常制御に従っ
て運転を続けることになる。
【0045】要するに本実施例の構成によれば、高外気
温時で且つ、未冷却時においては、コンプレッサー4に
加わる負荷を低減し、コンプレッサー4の信頼性を確保
しつつ停電時には、通電再開後、冷凍室2及び冷蔵室3
の庫内温度が所定の温度にまで復帰する時間を不必要に
長引かせることなく、貯蔵食品への影響を低減し得るよ
うになる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明は、冷凍サイクルの
高圧側配管の一部に圧力検出手段を設け、電源投入時、
冷凍室温度センサー及び室温センサーがともに設定温度
以上を検知した際、もしくは冷蔵室温度センサー及び室
温センサーがともに設定温度以上を検知した際、その後
所定時間経過した時点でさらに前記圧力検出手段が上限
設定圧力以上を検知した場合のみ、予め設定された時間
だけ送風ファンの運転を停止する制御手段を設ける構成
としたものであり、高外気温時で且つ未冷却時において
は、電源投入後のコンプレッサーに加わる負荷を低減
し、コンプレッサーの信頼性を確保しつつ、停電時に
は、通電再開後、冷凍室及び冷蔵室の庫内温度が所定の
温度にまで復帰する時間を不必要に長引かせることなく
貯蔵食品への影響を低減するという効果が得られる。
【0047】また冷凍サイクルの高圧側配管の一部に凝
縮器温度センサーを設置し、電源投入時、冷凍室温度セ
ンサー及び前記凝縮器温度センサーがともに設定温度以
上を検知した際、もしくは冷蔵室温度センサー及び凝縮
器温度センサーがともに設定温度以上を検知した際、そ
の後所定時間経過した時点でさらに前記圧力検出手段が
上限設定圧力以上を検知した場合のみ、予め設定された
時間だけ送風ファンの運転を停止する制御手段を設ける
構成にすることにより、電源投入後のコンプレッサーに
加わる入力負荷の検知精度が高まり、コンプレッサーに
加わる入力負荷低減制御がより確実に実行されるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例及び第2の実施例におけ
る冷蔵庫の機械室部の正面図
【図2】本発明の第1の実施例及び第2の実施例におけ
る冷蔵庫の概略電気構成を示すブロック図
【図3】本発明の第1の実施例における冷蔵庫の制御の
フローチャート
【図4】本発明の第2の実施例における冷蔵庫の制御の
フローチャート
【図5】本発明の第3の実施例及び第4の実施例におけ
る冷蔵庫の機械室部の正面図
【図6】本発明の第3の実施例及び第4の実施例におけ
る冷蔵庫の概略電気構成を示すブロック図
【図7】本発明の第3の実施例における冷蔵庫の制御の
フローチャート
【図8】本発明の第4の実施例における冷蔵庫の制御の
フローチャート
【図9】本発明の冷蔵庫におけるコンプレッサーの吐出
側圧力の変化特性図
【図10】従来の冷蔵庫の縦断面図
【図11】従来の冷蔵庫の概略電気構成を示すブロック
【図12】従来の冷蔵庫の制御のフローチャート
【図13】従来の冷蔵庫におけるコンプレッサーの吐出
側圧力の変化特性図
【符号の説明】
2 冷凍室 3 冷蔵室 4 コンプレッサー 7 送風ファン 9 冷凍室温度センサー 11 冷蔵室温度センサー 14 室温センサー 23 圧力検知手段 25 制御回路 26 凝縮器温度センサー 28 制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍室と、冷蔵室と、コンプレッサー、
    凝縮器、冷却器を備えた冷凍サイクルと、前記冷却器で
    冷却した冷気を前記冷凍室及び冷蔵室に強制対流させる
    送風ファンと、前記冷凍サイクルの圧力を検知する圧力
    検知手段と、前記冷凍室の温度を検知する冷凍室温度セ
    ンサーと、外気温度を検知する室温センサーと、前記送
    風ファンへの通電を制御する制御回路とを備え、電源投
    入直後に前記冷凍室温度センサー及び前記室温センサー
    の温度がともに設定温度以上を検知した際に、電源投入
    後所定時間経過後に、前記圧力検知手段が上限設定圧力
    以上を検知した場合には、予め設定された時間だけ前記
    送風ファンへの通電を停止することを特徴とする冷蔵
    庫。
  2. 【請求項2】 冷蔵室の温度を検知する冷蔵室温度セン
    サーを備え、電源投入直後に前記冷蔵室温度センサー及
    び前記室温センサーの温度がともに設定温度以上を検知
    した際に、電源投入後所定時間経過後に、前記圧力検知
    手段が上限設定圧力以上を検知した場合には、予め設定
    された時間だけ前記送風ファンへの通電を停止すること
    を特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 冷凍室と、冷蔵室と、コンプレッサー、
    凝縮器、冷却器を備えた公知の冷凍サイクルと、前記冷
    却器で冷却した冷気を前記冷凍室及び冷蔵室に強制対流
    させる送風ファンと、前記冷凍サイクルの圧力を検知す
    る圧力検知手段と、前記冷凍室の温度を検知する冷凍室
    温度センサーと、前記凝縮器の温度を検知する凝縮器温
    度センサ−と、前記送風ファンへの通電を制御する制御
    回路とを備え、電源投入直後に前記冷凍室温度センサー
    及び前記凝縮器温度センサーの温度がともに設定温度以
    上を検知した際に、電源投入後所定時間経過後に、前記
    圧力検知手段が上限設定圧力以上を検知した場合には、
    予め設定された時間だけ前記送風ファンへの通電を停止
    することを特徴とする冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 凝縮器の温度を検知する凝縮器温度セン
    サ−を備え、電源投入直後に前記冷蔵室温度センサー及
    び前記凝縮器温度センサーの温度がともに設定温度以上
    を検知した際に、電源投入後所定時間経過後に、前記圧
    力検知手段が上限設定圧力以上を検知した場合には、予
    め設定された時間だけ前記送風ファンへの通電を停止す
    ることを特徴とする請求項3記載の冷蔵庫。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10205953A (ja) * 1997-01-24 1998-08-04 Sanyo Electric Co Ltd 冷却貯蔵庫
CN109120414A (zh) * 2017-06-22 2019-01-01 华为技术有限公司 一种用于PoE的供电方法、控制设备及供电端设备

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JPH10205953A (ja) * 1997-01-24 1998-08-04 Sanyo Electric Co Ltd 冷却貯蔵庫
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