JP2802237B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

Info

Publication number
JP2802237B2
JP2802237B2 JP32493194A JP32493194A JP2802237B2 JP 2802237 B2 JP2802237 B2 JP 2802237B2 JP 32493194 A JP32493194 A JP 32493194A JP 32493194 A JP32493194 A JP 32493194A JP 2802237 B2 JP2802237 B2 JP 2802237B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
refrigerator
temperature sensor
power
turned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32493194A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08178499A (ja
Inventor
尚世 山路
豊 宇治
竜也 川崎
Original Assignee
松下冷機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松下冷機株式会社 filed Critical 松下冷機株式会社
Priority to JP32493194A priority Critical patent/JP2802237B2/ja
Publication of JPH08178499A publication Critical patent/JPH08178499A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2802237B2 publication Critical patent/JP2802237B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、間接冷却方式冷蔵庫に
おけるコンプレッサーへの負荷低減に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫におけるコンプレッサーに
加わる負荷の低減を目的とした制御としては、例えば特
開平5−240554号公報が公知である。
【0003】以下、図9、図10、図11及び図12に
従い従来の冷蔵庫の一例について説明する。
【0004】図9は従来の冷蔵庫の縦断面図、図10は
同冷蔵庫の概略電気構成を示すブロック図、図11は同
冷蔵庫の制御のフローチャート図、図12は同冷蔵庫に
おけるコンプレッサーの吐出側圧力の変化特性図であ
る。
【0005】図9において、冷蔵庫本体1は冷凍室2及
び冷蔵室3を備えた構造となっており、各室にはそれぞ
れ扉(冷凍室2、冷蔵室3用の扉についてそれぞれ符号
2a及び3aを符して示す)が取り付けられているとと
もに、その背面下部にはコンプレッサー4が配置されて
いる。
【0006】冷凍室2の背面部位には冷却室5が形成さ
れており、この冷却室5内に冷却器6、送風ファン7及
び除霜ヒータ8が設置され、該冷凍室2内の一部には冷
凍室温度センサー9が取り付けられている。
【0007】冷蔵室3の背面部位には、ダンパー装置1
0と冷蔵室温度センサー11を内蔵した温度調節装置1
2が設置され、該ダンパー装置10と前記冷却室5はダ
クト13により連結されている。前記冷凍室扉3aの前
面下部には室温センサー14が設置されている。
【0008】図10において、冷凍室温度センサー9は
冷凍室2の温度に応じた温度検出信号を発生し、冷蔵室
温度センサー11は冷蔵室3の温度に応じた温度検出信
号を発生し、室温センサー14は冷蔵庫本体1の設置雰
囲気温度DSに応じた温度検出信号を発生する構成とな
っており、これら各温度検出信号は制御回路15に与え
られる。
【0009】除霜タイマー16は所定の除霜周期毎に除
霜信号を発生し、該除霜信号は制御回路15に与えられ
るようになっている。制御回路15は例えばマイコンを
含んで構成されたもので、商用交流電源に接続されるプ
ラグ17から直流回路18を介して給電される構成とな
っている。
【0010】この制御回路15は上述のような各入力信
号及び予め記憶した制御用プログラムに基づいて、前記
コンプレッサー4、送風ファン7、ダンパー装置10及
び除霜ヒータ8への通断電制御をリレー19〜22を介
して実行するように構成されている。
【0011】電源が投入されると、コンプレッサー4及
び送風ファン7が運転を開始し(ステップS1)、この
状態で所定時間△T1が経過するまで待機する(ステッ
プS2)。
【0012】時間△T1が経過した時には、室温センサ
ー14による検出温度DSが所定の上限温度Dmax以
上あるか否かを判断する(ステップS3)。そして検出
温度DSが上限温度Dmax未満であった場合には、そ
のまま通常制御ルーチンS7を実行するが、検出温度D
Sが上限温度Dmax以上であった場合、即ちコンプレ
ッサー4への入力負荷が増大している状況下では、送風
ファン7を停止させ(ステップS4)、予め設定した時
間△T2経過するまで待機する(ステップS5)。
【0013】その後△T2経過した後、送風ファン7へ
の通電を再開させ(ステップS6)、その後通常制御ル
ーチンS7へ移行する。
【0014】尚、この通常ルーチンS7はごく一般的な
もので、冷凍室温度センサー9からの温度検出信号に基
づいてコンプレッサー4と送風ファン7の運転制御を行
い、冷蔵室温度センサー11からの温度検出信号に基づ
いてダンパー装置10の開閉制御を行い、除霜タイマー
16からの除霜信号に基づいて除霜ヒータ8の通電制御
を行うようになっている。
【0015】このような制御における作用について図1
2を参照しながら説明する。冷蔵庫を夏場に運搬し、電
源を投入すると、コンプレッサー4の吐出側圧力は時間
の経過とともに急上昇し、それに比例してコンプレッサ
ー4に加わる負荷も増加してくる。
【0016】その後△T1経過時(吐出側圧力Pd1)
に、室温センサー14の検出温度DSが上限温度Dma
x以上であった場合、△T2の時間だけ送風ファン7が
停止するため、この間は冷却器6と庫内空気との熱交換
量は減少し、コンプレッサー4の吐出側圧力Pdも低下
し、当然コンプレッサー4への入力負荷も低下してく
る。但しこの間、コンプレッサー4の運転は継続してい
るので冷媒は冷却システム内を循環し続け冷却器6の温
度は低下する。
【0017】その後、△T2経過後、送風ファン7の運
転が再開すると、コンプレッサー4の吐出側圧力Pdは
冷却器6の温度が十分低下しているため、相対的に低い
値を呈しながら電源投入時よりは緩やかなカーブを描い
て上昇し、最大値Pdmaxを示した後に冷却器6の温
度に応じた値に落ち着くようになり、コンプレッサー4
への入力負荷の上昇も抑制される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、高外気温時(即ちDS≧Dmax時)、
冷凍室及び冷蔵室が十分冷却された状態で停電が発生
し、短時間で復帰した場合にも、電源投入時と同様に△
T1経過後、送風ファンが△T2の間、停止するため結
果的に冷凍室及び冷蔵室が所定温度にまで復帰する時間
が長くなり、保存食品に悪影響を与えるという課題を有
していた。
【0019】本発明は上記課題に臨み、コンプレッサー
の信頼性を確保しつつ、停電後の冷凍室及び冷蔵室が所
定温度に復帰する時間を短縮するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の冷蔵庫は、冷凍サイクルの高圧側配管の一部
に凝縮器温度センサーを設置し、電源投入時、冷凍室温
度センサー及び室温センサーがともに設定温度以上を検
知した際、もしくは冷蔵室温度センサー及び室温センサ
ーがともに設定温度以上を検知した際、その後所定時間
経過した時点でさらに前記凝縮器温度センサーが上限設
定温度以上を検知した場合のみ、予め設定された時間だ
け送風ファンの運転を停止する制御手段を設ける構成と
したものである。
【0021】また冷蔵庫本体の電源入力値を検知する手
段を設け、電源投入時、冷凍室温度センサー及び室温セ
ンサーがともに設定温度以上を検知した際、もしくは冷
蔵室温度センサー及び室温センサーがともに設定温度以
上を検知した際、その後所定時間経過した時点でさらに
前記電源入力値検出手段が上限設定値以上を検知した場
合のみ、予め設定された時間だけ送風ファンの運転を停
止する制御手段を設ける構成としたものである。
【0022】
【作用】上記構成により本発明の冷蔵庫は、電源投入時
に室温センサーと冷凍室温度センサーもしくは冷蔵室温
度センサーがともに設定温度以上、即ち高外気温時で且
つ未冷却時であることを検知した場合、その後所定時間
経過後、凝縮器温度センサーまたは電源入力値検知手段
が上限設定値以上、即ちコンプレッサーへの入力負荷が
過大な場合のみ、予め設定した時間だけ送風ファンの運
転を停止するので、コンプレッサーに加わる負荷トルク
が低減されるとともに、十分冷却されている状態で停電
が発生し、短時間で復帰した際には、冷凍室温度センサ
ー及び冷蔵室温度センサーの温度は低く設定温度以下に
あるので上記制御は行われず通常の制御のままとなる。
【0023】従って冷凍室及び冷蔵室が所定温度にまで
復帰するまでの時間が長引くことなく、保存食品に悪影
響を与えることはなくなる。
【0024】
【実施例】以下本発明の一実施例の冷蔵庫について図面
を参照しながら説明する。尚、従来例と同一構成のもの
については同一番号を符し、その詳細な説明は省略す
る。
【0025】図1は本発明の冷蔵庫における機械室部の
正面図である。23は凝縮器温度センサーであり、金属
等の熱伝導性の高い材料にて成形された係止具24にて
冷凍サイクル中の高圧側配管25の一部に設置されてお
り、該高圧側配管25の温度に応じた温度検出信号を発
生している。
【0026】図2は本発明の第1の実施例及び第2の実
施例における冷蔵庫の概略電気構成を示すブロック図、
図3は本発明の第1の実施例における冷蔵庫の制御のフ
ローチャート図、図4は本発明の第2の実施例における
冷蔵庫の制御のフローチャート図である。
【0027】図2において制御回路26はマイコンを含
んで構成されたもので、商用交流電源に接続されるプラ
グ17から直流回路18を介して給電される構成となっ
ており、冷凍室温度センサー9、冷蔵室温度センサー1
1、室温センサー14、除霜タイマー16及び前記凝縮
器温度センサー23から発生された入力信号を受け予め
記憶した制御用プログラムに基づいて、前記コンプレッ
サー4、送風ファン7、ダンパー装置10及び除霜ヒー
タ8への通電を制御をリレー19〜22を介して実行す
るように構成されている。
【0028】図5は本発明の第3の実施例及び第4の実
施例における冷蔵庫の概略電気構成を示すブロック図、
図6は本発明の第3の実施例における冷蔵庫の制御のフ
ローチャート図、図7は本発明の第4の実施例における
冷蔵庫の制御のフローチャート図である。
【0029】図5において27は電源入力検知手段であ
り、電源入力値に応じた信号を発生している。制御回路
28はマイコンを含んで構成されたもので、商用交流電
源に接続されるプラグ17から直流回路18を介して給
電される構成となっており、冷凍室温度センサー9、冷
蔵室温度センサー11、室温センサー14、除霜タイマ
ー16及び前記電源入力検知手段27から発生された入
力信号を受け予め記憶した制御用プログラムに基づい
て、前記コンプレッサー4、送風ファン7、ダンパー装
置10及び除霜ヒータ8への通電を制御をリレー19〜
22を介して実行するように構成されている。
【0030】図8は本発明の冷蔵庫におけるコンプレッ
サーの吐出側圧力の変化特性図である。
【0031】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その制御について説明する。まず第1の実施例では
図2及び図3において、電源が投入されるとコンプレッ
サー4及び送風ファン7が運転を開始し(ステップP
1)、その直後に室温センサー14の検出温度DSと冷
凍室温度センサー9の検出温度DFがともに設定値Dm
ax(例えば35℃)以上あるか否かを判断する(ステ
ップP2)。
【0032】そして検出温度DS及びDFがともに設定
値Dmax未満であった場合には、そのまま通常制御ル
ーチンP8を実行する。
【0033】しかし、、検出温度DS及びDFがともに
設定値Dmax以上であった場合、即ち高外気温時で且
つ未冷却時であることを検知するとその後所定時間△T
1(例えば20分)経過後(ステップP3)に、凝縮器
温度センサー23の検出温度DCが上限設定値DCma
x(例えば70℃)以上あるか否かを判断する(ステッ
プP4)。
【0034】そして検出温度DCが上限設定値Dmax
未満であった場合には、そのまま通常制御ルーチンP8
を実行するが、検出温度DCが上限設定値Dmax以上
であった場合、即ちコンプレッサー4への入力負荷が過
大な状況下では、送風ファン7への通電を停止させ(ス
テップP5)、予め設定された時間△T2(例えば45
分間)経過するまで待機する(ステップP6)。
【0035】その後△T2経過した後、送風ファン7へ
の通電を再開させ(ステップP7)、その後通常制御ル
ーチンP8へ移行する。
【0036】次に第2の実施例では図2、図4におい
て、電源が投入されると、コンプレッサー4及び送風フ
ァン7が運転を開始し(ステップP1)、その直後に室
温センサー14の検出温度DSと冷蔵室温度センサー1
1の検出温度DPがともに設定値Dmax(例えば35
℃)以上あるか否かを判断する(P2−1)。
【0037】そして検出温度DS及びDPがともに設定
値Dmax未満であった場合には、そのまま通常制御ル
ーチンP8を実行するが、検出温度DS及びDPがとも
に設定値Dmax以上であった場合、即ち高外気温時で
且つ、未冷却時であることを検知すると、その後所定時
間△T1(例えば20分)経過後(ステップP3)に、
凝縮器温度センサー23の検出温度DCが上限設定値D
Cmax(例えば70℃)以上あるか否かを判断する
(ステップP4)。そして検出温度DCが上限設定値D
max未満であった場合には、そのまま通常制御ルーチ
ンP8を実行するが、検出温度DCが上限設定値Dma
x以上であった場合、即ちコンプレッサー4への入力負
荷が過大な状況下では、送風ファン7への通電を停止さ
せ(ステップP5)、予め設定された時間△T2(例え
ば45分間)経過するまで待機する(ステップP6)。
【0038】その後△T2経過した後、送風ファン7へ
の通電を再開させ(ステップP7)、その後通常制御ル
ーチンP8へ移行する。
【0039】次に第3の実施例では図5、図6におい
て、電源が投入されると、コンプレッサー4及び送風フ
ァン7が運転を開始し(ステップP1)、その直後に室
温センサー14の検出温度DSと冷凍室温度センサー9
の検出温度DFがともに設定値Dmax(例えば35
℃)以上あるか否かを判断する(ステップP2)。
【0040】そして検出温度がともに設定値Dmax未
満であった場合には、そのまま通常制御ルーチンP8を
実行するが、検出温度がともに設定値Dmax以上であ
った場合、即ち高外気温時で且つ、未冷却時であること
を検知すると、その後所定時間△T1(例えば20分)
経過後(ステップP3)に、電源入力検知手段27の検
知入力値Wが上限設定値Wmax以上あるか否かを判断
する(ステップP4−1)。
【0041】そして検知入力値Wが上限設定値Wmax
未満であった場合には、そのまま通常制御ルーチンP8
を実行するが、検知入力値Wが上限設定値Wmax以上
であった場合、即ちコンプレッサー4への入力負荷が過
大な状況下では、送風ファン7への通電を停止させ(ス
テップP5)、予め設定された時間△T2(例えば45
分間)経過するまで待機する(ステップP6)。
【0042】その後△T2経過した後、送風ファン7へ
の通電を再開させ(ステップP7)、その後通常制御ル
ーチンP8へ移行する。
【0043】次に第4の実施例では図5、図7におい
て、電源が投入されると、コンプレッサー4及び送風フ
ァン7が運転を開始し(ステップP1)、その直後に室
温センサー14の検出温度DSと冷蔵室温度センサー1
1の検出温度DPがともに設定値Dmax(例えば35
℃)以上あるか否かを判断する(P2−1)。
【0044】そして検出温度DS及びDPがともに設定
値Dmax未満であった場合には、そのまま通常制御ル
ーチンP8を実行するが、検出温度DS及びDPがとも
に設定値Dmax以上であった場合、即ち高外気温時で
且つ未冷却時であることを検知すると、その後所定時間
△T1(例えば20分)経過後(ステップP3)に、電
源入力検知手段27の検知入力値Wが上限設定値Wma
x以上あるか否かを判断する(ステップP4−1)。
【0045】そして検知入力値Wが上限設定値Wmax
未満であった場合にはそのまま通常制御ルーチンP8を
実行するが、検知入力値Wが上限設定値Wmax以上で
あった場合、即ちコンプレッサー4への入力負荷が過大
な状況下では、送風ファン7への通電を停止させ(ステ
ップP5)、予め設定された時間△T2(例えば45分
間)経過するまで待機する(ステップP6)。
【0046】その後△T2経過した後、送風ファン7へ
の通電を再開させ(ステップP7)、その後通常制御ル
ーチンP8へ移行する。
【0047】以上のような制御における作用について図
8を参照しながら説明する。冷蔵庫を夏場に運搬し設置
する状況下、即ち高外気温で且つ未冷却時(DS≧Dm
ax且つDF≧Dmax、またはDS≧Dmax且つD
P≧Dmax)において、電源が投入されると、コンプ
レッサー4の吐出側圧力は時間の経過とともに急上昇
し、それに比例してコンプレッサー4に加わる負荷も増
加してくる。
【0048】その後△T1経過時(吐出側圧力Pd1)
に、凝縮器温度センサー23の検出温度DCが上限設定
値DCmax以上であった場合、もしくは電源入力検知
手段27の検出入力値Wが上限設定値Wmax以上であ
った場合、その後△T2の時間だけ送風ファン7が停止
するため、この間は冷却器6と庫内空気との熱交換量は
減少し、コンプレッサー4の吐出側圧力Pdも低下し、
当然コンプレッサー4への入力負荷も低下してくる。
【0049】但しこの間、コンプレッサー4の運転は継
続しているので冷媒は冷却システム内を循環し続け冷却
器6の温度は低下する。その後、△T2経過後、送風フ
ァン7の運転が再開すると、コンプレッサー4の吐出側
圧力Pdは冷却器6の温度が十分低下しているため、相
対的に低い値を呈しながら電源投入時よりは緩やかなカ
ーブを描いて上昇し、最大値Pdmaxを示した後に冷
却器6の温度に応じた値に落ち着くようになり、コンプ
レッサー4への入力負荷の上昇も抑制された状態で安定
運転になる。
【0050】その後、T3時点において停電が発生し、
ごく短時間T4の時点で通電が再開した場合、制御回路
26は電源投入時として認知するが、冷凍室2もしくは
冷蔵室3は所定温度よりは高いものの、まだ冷却された
状態にあり、冷凍室温度センサー9の検出温度DF及び
冷蔵室温度センサー11の検出温度DPはともに上限設
定温度Dmax未満であるため、その後の制御は通常制
御に従って遂行される。従って従来例では、停電後通電
が再開された後、T4時点から△T1経過後にも△T2
の時間送風ファン7が停止していたが、本実施例におい
ては送風ファン7は停止することなく、通常制御に従っ
て運転を続けることになる。
【0051】要するに本実施例の構成によれば、高外気
温時で且つ、未冷却時においては、コンプレッサー4に
加わる負荷を低減し、コンプレッサー4の信頼性を確保
しつつ停電時には、通電再開後、冷凍室2及び冷蔵室3
の庫内温度が所定の温度にまで復帰する時間を不必要に
長引かせることなく、貯蔵食品への影響を低減し得るよ
うになる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明は、冷凍サイクルの
高圧側配管の一部に凝縮器温度センサーを設置し、電源
投入時、冷凍室温度センサー及び室温センサーがともに
設定温度以上を検知した際、もしくは冷蔵室温度センサ
ー及び室温センサーがともに設定温度以上を検知した
際、その後所定時間経過した時点でさらに前記凝縮器温
度センサーが上限設定温度以上を検知した場合のみ、予
め設定された時間だけ送風ファンの運転を停止する制御
手段を設ける構成としたものであり、高外気温時で且つ
未冷却時においては、電源投入後のコンプレッサーに加
わる負荷を低減し、コンプレッサーの信頼性を確保しつ
つ、停電時には、通電再開後、冷凍室及び冷蔵室の庫内
温度が所定の温度にまで復帰する時間を不必要に長引か
せることなく貯蔵食品への影響を低減するという効果が
得られる。
【0053】また冷蔵庫本体の電源入力値を検値する手
段を設け、電源投入時、冷凍室温度センサー及び室温セ
ンサーがともに設定温度以上を検知した際、もしくは冷
蔵室温度センサー及び室温センサーがともに設定温度以
上を検知した際、その後所定時間経過した時点でさらに
前記電源入力値検出手段が上限設定値以上を検知した場
合のみ、予め設定された時間だけ送風ファンの運転を停
止する制御手段を設ける構成にすることにより、電源投
入後のコンプレッサーに加わる入力負荷の検知精度が高
まり、コンプレッサーに加わる入力負荷低減制御がより
確実に実行されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫における機械室部の正面図
【図2】本発明の第1の実施例及び第2の実施例におけ
る冷蔵庫の概略電気構成を示すブロック図
【図3】本発明の第1の実施例における冷蔵庫の制御の
フローチャート
【図4】本発明の第2の実施例における冷蔵庫の制御の
フローチャート
【図5】本発明の第3の実施例及び第4の実施例におけ
る冷蔵庫の概略電気構成を示すブロック図
【図6】本発明の第3の実施例における冷蔵庫の制御の
フローチャート
【図7】本発明の第4の実施例における冷蔵庫の制御の
フローチャート
【図8】本発明の冷蔵庫におけるコンプレッサーの吐出
側圧力の変化特性図
【図9】従来の冷蔵庫の縦断面図
【図10】従来の冷蔵庫の概略電気構成を示すブロック
【図11】従来の冷蔵庫の制御のフローチャート
【図12】従来の冷蔵庫におけるコンプレッサーの吐出
側圧力の変化特性図
【符号の説明】
2 冷凍室 3 冷蔵室 4 コンプレッサー 7 送風ファン 9 冷凍室温度センサー 11 冷蔵室温度センサー 14 室温センサー 23 凝縮器温度センサー 26 制御回路 27 電源入力検知手段 28 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−146051(JP,A) 特開 平5−240554(JP,A) 特開 平3−164662(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25D 11/02 F25D 17/06 312

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍室と、冷蔵室と、コンプレッサー、
    凝縮器、冷却器を備えた冷凍サイクルと、前記冷却器で
    冷却した冷気を前記冷凍室及び冷蔵室に強制対流させる
    送風ファンと、前記凝縮器の温度を検知する凝縮器温度
    センサーと、前記冷凍室の温度を検知する冷凍室温度セ
    ンサーと、外気温度を検知する室温センサーと、前記送
    風ファンへの通電を制御する制御手段とを備え、電源投
    入直後に前記冷凍室温度センサー及び前記室温センサー
    の温度がともに設定温度以上を検知した際に、電源投入
    後所定時間経過後に、前記凝縮器温度センサー温度が上
    限設定温度以上を検知した場合には、予め設定された時
    間だけ前記送風ファンへの通電を停止することを特徴と
    する冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷蔵室の温度を検知する冷蔵室温度セン
    サーを備え、電源投入直後に冷蔵室温度センサー及び室
    温センサーの温度がともに設定温度以上を検知した際
    に、電源投入後所定時間経過後に、凝縮器温度センサー
    の温度が上限設定温度以上を検知した場合には、予め設
    定された時間だけ送風ファンへの通電を停止することを
    特徴とする請求項第1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 冷蔵庫の電源入力を検知する検知手段を
    備え、電源投入直後に冷凍室温度センサー及び室温セン
    サーの温度がともに設定温度以上を検知した際に、電源
    投入後所定時間経過後に、電源入力検知手段が上限設定
    値以上を検知した場合には、予め設定された時間だけ送
    風ファンへの通電を停止することを特徴とする請求項1
    記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 冷蔵庫の電源入力を検知する検知手段を
    備え、電源投入直後に冷蔵室温度センサー及び室温セン
    サーの温度がともに設定温度以上を検知した際に、電源
    投入後所定時間経過後に、電源入力検知手段が上限設定
    値以上を検知した場合には、予め設定された時間だけ前
    記送風ファンへの通電を停止することを特徴とする請求
    項2記載の冷蔵庫。
JP32493194A 1994-12-27 1994-12-27 冷蔵庫 Expired - Fee Related JP2802237B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32493194A JP2802237B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32493194A JP2802237B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08178499A JPH08178499A (ja) 1996-07-12
JP2802237B2 true JP2802237B2 (ja) 1998-09-24

Family

ID=18171218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32493194A Expired - Fee Related JP2802237B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2802237B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112113674B (zh) * 2019-06-21 2023-11-14 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 制冷装置的监测方法、样本分析仪及计算机存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08178499A (ja) 1996-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000329445A (ja) 低温貯蔵庫
JPH1144474A (ja) 冷蔵庫及びその制御方法
JP2004353972A (ja) 冷蔵庫
JP2802237B2 (ja) 冷蔵庫
JPH10332249A (ja) 冷蔵庫
JPH1062050A (ja) 冷蔵庫
JPH08303921A (ja) 冷蔵庫
JPH09113090A (ja) 冷蔵庫
JPH0989431A (ja) 冷蔵庫
JPH08247605A (ja) 冷蔵庫
JPH08303929A (ja) 冷蔵庫
JPH08247604A (ja) 冷蔵庫
JPH09113091A (ja) 冷蔵庫
JPH10185395A (ja) 冷凍冷蔵庫
JPH0979726A (ja) 冷蔵庫
JPH08313139A (ja) 冷蔵庫
JPH1038454A (ja) 冷蔵庫
JPH109738A (ja) 冷蔵庫
JPH1062051A (ja) 冷蔵庫
JPH11237155A (ja) 冷蔵庫の送風機の運転装置
JP2000179955A (ja) 車両用空調装置
JPH1062049A (ja) 冷蔵庫
JP2009014261A (ja) 冷蔵庫
JPH08303920A (ja) 冷蔵庫の制御装置
JP3192729B2 (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees