JPH1096940A - アクティブマトリクス基板及びアクティブマトリクス型液晶表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス基板及びアクティブマトリクス型液晶表示装置

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JPH1096940A
JPH1096940A JP25197096A JP25197096A JPH1096940A JP H1096940 A JPH1096940 A JP H1096940A JP 25197096 A JP25197096 A JP 25197096A JP 25197096 A JP25197096 A JP 25197096A JP H1096940 A JPH1096940 A JP H1096940A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TFTを用いるアクティブマトリクス基板の
製造時に生じる静電気の放電による絶縁破壊を防止し、
製造歩留まりを向上しコストの低減を図る。 【解決手段】 第1のガラス基板24上の補助容量線2
7の給電配線を、下層部補助容量線給電配線28及び上
層部補助容量線給電配線35の積層構造とし、第1のガ
ラス基板24上の最下層に、走査信号線26と同時に形
成される下層部補助容量線給電配線28を、周囲の配線
パターンに比し帯電々荷量が大きくなるよう幅広に形成
し、且つ帯電された電荷を不連続部28aにて放電し、
周囲の配線パターンにおける静電荷の帯電を防止し、放
電による絶縁破壊を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリクス状に配
列された画素電極をスイッチング素子にて駆動すし、表
示画像を得るアクティブマトリクス基板及びアクティブ
マトリクス型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタ(以下TFTと略称す
る。)等のスイッチング素子を駆動素子とするアクティ
ブマトリクス型液晶表示装置に使用されるアクティブマ
トリクス基板にあっては、その製造時の歩留まりを向上
するための手段として、製造途中に生じる静電気によっ
て基板が帯電し、その帯電々荷量の増大により放電を生
じて、絶縁体が静電破壊されるのを防止している。
【0003】この配線や絶縁膜の静電破壊防止のために
は、アクティブマトリクス基板の表示画素領域周囲に、
リング状の導体を配線して成るショートリングを設け、
図10に示すように、このショートリング11を可変抵
抗体としてのTFT2を介して走査信号線3及び表示信
号線4に電気的に接続する事が有効とされている。
【0004】即ち、アクティブマトリクス基板5が静電
気を帯電していない時はTFT2がオフ状態であり、シ
ョートリング11と走査信号線3及び表示信号線4と
は、およそ100MΩ程度の高抵抗を介して接続され、
ショートリング11と走査信号線3及び表示信号線4間
にはほとんど電流を生ぜず、絶縁された状態となる。一
方、アクティブマトリクス基板5が静電気を帯電する
と、帯電部分に配置される走査信号線3や表示信号線4
の電位が上昇し、これらと接続するTFT2がオン状態
となり、その抵抗値がおよそ500KΩ程度に低下し、
電位が上昇した部分の走査信号線3や表示信号線4から
ショートリング11に電流が流れ、これによりショート
リング11の電位が上昇し、これに電気的に接続する全
てのTFT2がオン状態となるので、電位が上昇したシ
ョートリング11から電位の低い走査信号線3や表示信
号線4に電流が流れる。
【0005】この結果、全ての走査信号線3と表示信号
線4及びこれらと電気的に接続する全ての配線が同電位
と成り、絶縁膜を介して交差する走査信号線3及び表示
信号線4との間での放電を防止し、絶縁破壊を防止する
事が出来る。
【0006】このため従来は、先ず、図11に示すよう
に、絶縁基板6上に先ずタンタル(Ta)膜からなる走
査信号線3、補助容量線7、補助容量線給電配線8、表
示画素領域9に形成される表示画素電極(図示せず)と
電気的に接続する駆動用のTFT(図示せず)のゲート
電極10、表示信号線4と交差する領域を含むショート
リング11の一部11a、ショートリング11と走査信
号線3或いは表示信号線4とを電気的に接続する可変抵
抗体としてのTFT2のゲート2aを所定形状にパター
ン形成する。その後、ゲート絶縁膜(図示せず)を被膜
し、更にアモルファスシリコン(a−Siと略称す
る。)からなる駆動用のTFT及び可変抵抗体としての
TFT(図示せず)のチャネル層、インジウム錫酸化物
(以下ITOと称する。)からなる画素電極(図示せ
ず)を形成後、走査信号線3の給電々極12、タンタル
(Ta)からなるショトーリングの一部11aとアルミ
ニウム(Al)からなるショートリングの一部11bと
を電気的に接続する電極13、補助容量線7端部の給電
々極14をフォトエッチングにより所定形状に形成す
る。
【0007】更に、アルミニウム(Al)膜からなる表
示信号線4、走査信号線3と交差する領域を含むショー
トリング11の一部11b、駆動用のTFT(図示せ
ず)のソース電極・ドレイン電極、走査信号線3と絶縁
膜を介して交差しながら補助容量線7端部の給電々極1
4及び補助容量線給電配線8を電気的に接続する補助容
量接続配線18を形成する。尚、このタンタル(Ta)
膜からなるショートリングの一部11aとアルミニウム
(Al)膜からなるショートリングの一部11bが電気
的に接続されてショートリング11が完成されていた。
そしてこの後、絶縁基板6から所定の領域を切り出しア
クティブマトリクス基板5を形成していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来のアクティブマトリクス基板にあっては、静電破壊を
防止するためのショートリングが、アクティブマトリク
ス基板の形成工程の終了間近でなければ完成されない事
から、アクティブマトリクス基板形成開始から、ショー
トリング完成迄の間にあっては、静電破壊を防止出来
ず、ショートリング完成前の製造工程にて放電を生じる
と、図12に示すように下層配線15b上の絶縁膜15
aが静電破壊により損傷を受けて欠落部15dを生じ、
その上に他の配線が形成されると、図13に示す様に絶
縁膜15aを介して形成される下層配線15bと上層配
線15cとが電気的に短絡し、表示不良の原因と成り、
依然として歩留まりが低下され、ひいてはコストの上昇
を招くという問題を有していた。
【0009】そこで本発明は上記課題を除去するもの
で、ショートリング完成前のアクティブマトリクス基板
形成時においても、帯電した静電気による静電破壊を防
止し,製造歩留まり向上による製造コスト低減を図る事
が出来るアクティブマトリクス基板及びアクテイブマト
リクス型液晶表示装置を提供する事を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為本
発明は、表示領域及びこの表示領域周囲の配線領域から
なる絶縁性基板の前記表示領域にマトリクス状に配列さ
れる画素電極と、この画素電極を駆動するスイッチング
素子と、前記スイッチング素子に信号を供給する複数の
信号線と前記配線領域に設けられる前記信号線の給電々
極とを備えたアクティブマトリクス基板において、前記
配線領域にて配置される第1の配線パターンと、前記配
線領域にて前記第1の配線パターンと絶縁膜を介して前
記第1の配線パターンと交差する様に配置され、前記第
1の配線パターンとの交差領域近傍にて、不連続に形成
される不連続配線と、前記不連続配線を電気的に接続す
る第2の配線パターンとを設けるものである。
【0011】又上記課題を解決するため本発明は、表示
領域及びこの表示領域周囲の配線領域からなる第1の絶
縁性基板の前記表示領域にマトリクス状に配列される画
素電極と、この画素電極を駆動するスイッチング素子
と、前記スイッチング素子に信号を供給する複数の信号
線とを有するアクティブマトリクス基板と、第2の絶縁
性基板に対向電極を有し前記アクティブマトリクス基板
に対向される対向基板と、前記アクティブマトリクス基
板及び前記対向基板との間隙に封入される液晶組成物と
を備えたアクティブマトリクス型液晶表示装置におい
て、前記配線領域にて配置される第1の配線パターン
と、前記配線領域にて前記第1の配線パターンと絶縁膜
を介して前記第1の配線パターンと交差する様に配置さ
れ、前記第1の配線パターンとの交差領域近傍にて、不
連続に形成される不連続配線と、前記不連続配線を電気
的に接続する第2の配線パターンとを設けるものであ
る。
【0012】そして上記構成により、第2の配線パター
ンの積層部の最下層を不連続配線とし、第1の配線パタ
ーンであるショートリング完成前のアクティブマトリク
ス基板製造中に静電気を生じた場合には、信号線や電極
に影響を及ぼすこと無く、帯電された静電気を不連続配
線間の間隙にて放電する事により、放電による信号線や
絶縁膜の静電破壊を防止し、製造時の歩留まり向上を図
る。
【0013】
【発明の実施の形態】アクティブマトリクス基板製造
時、ショートリング完成以前の工程において、帯電され
た静電気の放電による絶縁膜の静電破壊を防止するため
には、ショートリング完成以前に製造する信号配線や信
号端子パターンを極力短くかつ小さくする事により、各
パターンに帯電する静電々荷量を小さく抑える事が有効
である。一方、図9に示す様に任意の形状を有する導体
100にあっては、その電荷101の電荷分布は導体1
00の曲率半径の小さい部分100aに集中するという
特性がある。
【0014】そこで本発明は、静電気が発生された場
合、表示不良を生じない場所で帯電させ、放電させるこ
とにより、信号配線やその絶縁膜の静電破壊を防止し、
表示不良の防止を図ろうとするものである。
【0015】以下、上記条件を考慮し、本発明を図1乃
至図8に示す実施の形態を参照して説明する。20は、
表示画素電極21の駆動素子としてTFT22を用いる
アクティブマトリクス基板であり、第1の絶縁性基板で
ある第1のガラス基板24上には図2に示す様にタンタ
ル(Ta)膜からなる走査信号線26、補助容量線2
7、不連続配線であり不連続部28a及び連続部28b
を有する下層部補助容量線給電配線28、表示画素領域
25に形成される表示画素電極21と電気的に接続する
駆動用のTFT22のゲート電極30、後述する表示信
号線41と交差する第1の配線パターンであるショート
リング31の一部31a、ショートリング31と走査信
号線26とを電気的に接続する可変抵抗体としての第1
のショートリング用TFT32のゲート電極33が所定
形状にパターン形成されている。
【0016】ここで下層部補助容量線給電配線28の連
続部28bは、ショートリング31完成以前の工程にお
いて、その周囲の他のパターン配線に比し静電気を帯電
し易く、帯電々荷量も大きくなるよう、その近くに配線
されている走査信号線26と比べて面積が大きくかつ、
広範囲に渡って形成されている。又、不連続部28aの
幅は、連続部28bから後述するアルミニウム(Al)
膜からなるショートリング31の一部31bとの交差領
域に近付く程幅広になっている。
【0017】又、ゲート絶縁膜22aを介し、アクティ
ブマトリクス基板20上には、ITOからなる表示画素
電極21及びこの表示画素電極21を駆動するTFT2
2が形成され、更に図1に示すように、下層部補助容量
線給電配線28の不連続部28aと積層されゲート絶縁
膜22aに形成されたスルーホール40を介し不連続部
28aと電気的に接続される第2の配線パターンである
上層部補助容量線給電配線35、アルミニウム(Al)
膜からなり、タンタル(Ta)からなるショトーリング
の一部31aと電極36を介し接続され、走査信号線2
6、上層部及び下層部補助容量線給電配線28、35と
交差するショートリング31の一部31b、表示信号線
41、ショートリング31と表示信号線41とを電気的
に接続する可変抵抗体としての第2のショートリング用
TFT42のゲート電極(図示せず)、上層部補助容量
線給電配線35と一体的に形成され電極37を介し補助
容量線27と電気的に接続する補助容量接続配線42が
形成されている。尚34は、走査信号線26の給電々
極、43は下層部補助容量線給電配線28端部の電極で
ある。
【0018】このようにして成るアクティブマトリクス
基板20の概略等価回路図を図5に示す。そしてアクテ
ィブマトリクス基板20に対向して第2の絶縁性基板で
ある第2のガラス基板46上に対向電極47を設けて成
る対向基板48が配置されている。両基板20、48間
には液晶組成物52が封入され、更に外側に偏光板5
3、54が取着され液晶表示装置56を構成している。
尚、50、51はポリイミドからなる配向膜である。
【0019】次にアクティブマトリクス基板20の製造
方法について図6に示すフローチャートを参照して説明
する。先ずステップ1の走査信号線層形成工程にて、第
1のガラス基板24上にスパッタ法によりタンタル(T
a)膜を3000オングストローム成膜した後、フォト
エッチングにより走査信号線26、補助容量線27、不
連続部28aを有する下層部補助容量線給電配線28、
表示画素電極21と電気的に接続する駆動用のTFT2
2のゲート電極30、表示信号線41と交差するショー
トリング31の一部31a、ショートリング31と走査
信号線26とを電気的に接続する可変抵抗体としての第
1のショートリング用TFT32のゲート電極33を所
定形状に加工する。
【0020】次にステップ2のゲート絶縁膜成膜工程に
てプラズマCVD(Chemical Vapor D
eposotionの略。)法により酸化シリコン(S
iO)膜からなるゲート絶縁膜22aを4000オング
ストローム厚に成膜し、更にステップ3の半導体層成膜
工程にてプラズマCVD法によりTFT22のチャネル
領域となるアモルファスシリコン(以下a−Siと称す
る。)膜22bを1000オングストローム厚に成膜す
る。次にステップ4のエッチング保護膜形成工程にてプ
ラズマCVD法により酸化シリコン(SiO)からなる
エッチング保護膜22cを2000オングストローム成
膜した後、このエッチング保護膜のみを所定の形状にフ
ォトエッチングする。
【0021】次にステップ5の半導体層形成工程にてプ
ラズマCVD法によりn+ 型a−Si膜22dを100
0オングストローム成膜し、更にn+ 型a−Si膜及び
a−Si膜を所定形状に加工する。次いでステップ6の
画素電極形成工程にてスパッタ法によりITO膜を10
00オングストローム成膜し、フォトエッチングにより
所定の形状に加工し表示画素電極21を形成する。次に
ステップ7の走査信号線給電電極形成工程にて走査信号
線26の給電々極34、タンタル(Ta)からなるショ
トーリングの一部31aとアルミニウム(Al)からな
るショートリングの一部31bとを電気的に接続する電
極36、補助容量線27端部の給電々極37と共に、下
層部及び上層部補助容量線給電配線28、35を電気的
に接続するためのスルーホール40をフォトエッチング
によりゲート絶縁膜を所定形状に加工し形成する。
【0022】次にステップ8の表示信号線層形成工程に
て、アルミニウム(Al)膜からなる表示信号線41、
走査信号線26と交差する領域含むショートリング3
1の一部31b、TFT22ソース電極22e・ドレイ
ン電極22fを形成すると共に、下層部補助容量線給電
配線28の不連続部28a上に積層される上層部補助容
量線給電配線35及び、この上層部補助容量線給電配線
35と一体的に形成され、給電電極37を介し補助容量
線27と接続される補助容量接続配線42を形成し更に
保護層22Gを形成する。この後、第1のガラス基板2
4を所定の形状に切り出しアクティブマトリクス基板2
0を形成する。一方、第2の絶縁性基板である第2のガ
ラス基板46上に対向電極47を設けて成る対向基板4
8を形成し、アクティブマトリクス基板20及び対向基
板48に配向膜50、51を印刷塗布し、両基板20、
48を対向して組み立て、セル化し、その間隙に液晶組
成物52を注入し封止し、更に第1及び第2ガラス基板
24、46の外側に偏光板53、54を取着して液晶表
示装置56を形成する。
【0023】次に作用について述べる。ショートリング
31完成前のアクティブマトリクス基板20の製造工程
において第1のガラス基板24が静電気を帯電した場
合、下層部補助容量線給電配線28及び補助容量線27
は、周囲に比してパターン面積が大きいため、帯電々荷
量が多い。又、第1のガラス基板24上で下層部補助容
量線給電配線28は補助容量線27よりも第1のガラス
基板24端側に位置する事及び静電気の帯電は第1のガ
ラス基板24内で一様では無い事から、下層部補助容量
線給電配線28と補助容量線27との電位は異なる。更
に図9に示す導体中の電荷分布の原理に示すように、連
続部28bと補助容量線27とが互いに不連続部28a
を挾んで向かい合うそれぞれの端部において、それぞれ
に帯電した電荷が集中するため、不連続部28a付近に
強い電場が形成される。この結果、この領域では帯電電
荷の放電が生じ易くなる。従って連続部28bの端部
と、不連続部28aとの間において、特にゲート絶縁膜
22aの膜質が悪く、耐圧の低い箇所でゲート絶縁膜2
2aを破壊し、図7に実線で示すような矢印o方向或い
は矢印p方向の放電を生じる。
【0024】このとき、静電エネルギーを放出するた
め、静電気の帯電による電位差は低減されるが、十分に
低減されない場合は、電位差が十分小さくなるまで更に
となりの不連続部28aに向かう実線で示す矢印q方
向、矢印r方向或いは矢印s方向等の放電を生じる事と
なるが、破線で示す矢印t方向の放電を生じる事はな
く、領域Aにおけるゲート絶縁膜22aが破壊される事
が無く、補助容量線27とショートリング31とが電気
的に短絡し、表示不良を生じる事がない。
【0025】又、不連続部28aは、ショートリング3
1との交差部に近付くほど幅広に形成されており、破線
で示す矢印u方向の放電を生じる事がなく、領域Bにお
けるゲート絶縁膜22aが破壊される事が無く、走査信
号線26とショートリング31とが電気的に短絡し、画
像不良を生じる事もない。即ち、不連続部28aをショ
ートリング31との交差部に近付く程幅広にする事によ
り、領域Bにおける静電破壊をより一層防止出来る。
【0026】この様に構成すれば、アクティブマトリク
ス基板製造工程にて、ショートリング完成前に生じた静
電気は下層部補助容量線給電配線28に帯電され、その
連続配線28b端部及び不連続部28a端部にて放電さ
れ、他の配線には影響を与えない事から、静電破壊によ
り、走査信号線26や表示信号線41が短絡され、表示
不良を生じる惧れがなく、アクティブマトリクス基板2
0の製造歩留まりが向上され、ひいてはコストを低減出
来る。
【0027】尚本発明は上記実施の形態に限られるもの
でなく、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であっ
て、例えばゲート電極や、走査線或いは信号線の材質或
いはゲート絶縁膜や絶縁性保護膜の材料等任意である。
又積層構造を成す配線の積層数は任意であるし、又不連
続配線の幅や形状或いは不連続数も、この不連続配線部
にて静電エネルギーを吸収出来るものであれば限定され
ない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
クティブマトリクス基板製造時、ショートリング完成以
前に生じた静電気を、積層構造を有する配線パターンの
最下層に設けられ周囲より幅広の不連続配線にて吸収す
る事により、他の配線パターン位置での静電破壊を防止
する事により、表示不良の原因となる信号配線の静電破
壊による短絡を生じることがなく、アクティブマトリク
ス基板の製造歩留まりを向上でき、ひいては製造コスト
の低減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のアクティブマトリクス基
板を示す概略平面図である。
【図2】本発明の実施の形態のアクティブマトリクス基
板の走査信号線形成工程終了時を示す概略平面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の下層部補助容量線給電配
線の一部を示す概略平面図である。
【図4】本発明の実施の形態の下層部補助容量線給電配
線上に上層部補助容量給電配線を形成した状態の一部を
示す概略平面図である。
【図5】本発明の実施の形態のアクティブマトリクス基
板の概略等価回路図である。
【図6】本発明の実施の形態のアクティブマトリクス基
板の製造工程を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態の下層部補助容量線給電配
線における帯電々荷の放電を示す概略説明図である。
【図8】本発明の実施の形態の液晶表示装置を示す一部
概略断面図である。
【図9】本発明の原理を説明する導体の電荷分布を示す
説明図である。
【図10】従来のアクティブマトリクス基板を示す概略
平面図である。
【図11】従来のアクティブマトリクス基板の走査信号
線形成工程終了時を示す概略平面図である。
【図12】従来のアクティブマトリクス基板の絶縁破壊
による絶縁膜の欠落を示す概略説明図である。
【図13】従来のアクティブマトリクス基板の下層配線
及び上層配線の短絡を示す概略説明図である。
【符号の説明】 20…アクティブマトリクス基板 21…表示画素電極 22…TFT 24…第1のガラス基板 26…走査信号線 27…補助容量線 28…下層部補助容量線給電配線 28a…不連続部 28b…連続部 31…ショートリング 32…第1のショートリング用TFT 35…上層部補助容量線給電配線 41…表示信号線 42…第2のショートリング用TFT 48…対向基板 52…液晶組成物 56…液晶表示装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示領域及びこの表示領域周囲の配線領
    域からなる絶縁性基板の前記表示領域にマトリクス状に
    配列される画素電極と、この画素電極を駆動するスイッ
    チング素子と、前記スイッチング素子に信号を供給する
    複数の信号線と、前記配線領域に設けられる前記信号線
    の給電々極とを備えたアクティブマトリクス基板におい
    て、 前記配線領域にて配置される第1の配線パターンと、 前記配線領域にて前記第1の配線パターンと絶縁膜を介
    して前記第1の配線パターンと交差する様に配置され、
    前記第1の配線パターンとの交差領域近傍にて、不連続
    に形成される不連続配線と、 前記不連続配線を電気的に接続する第2の配線パターン
    とを具備することを特徴とするアクティブマトリクス基
    板。
  2. 【請求項2】 第1の配線パターンが、複数の信号線と
    導通可能なショートリングであることを特徴とする請求
    項1に記載のアクティブマトリクス基板。
  3. 【請求項3】 不連続配線が、周囲の配線パターンに
    比し面積が広い事を特徴とする請求項1又は請求項2の
    いずれかに記載のアクティブマトリクス基板。
  4. 【請求項4】 不連続配線の線幅が、第1の配線パター
    ンとの交差領域に近付くに連れ拡大する事を特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマ
    トリクス基板。
  5. 【請求項5】 不連続配線が、複数の信号線のうち下層
    に配置される任意の信号線と同一層である事を特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のアクティブ
    マトリクス基板。
  6. 【請求項6】 表示領域及びこの表示領域周囲の配線領
    域からなる第1の絶縁性基板の前記表示領域にマトリク
    ス状に配列される画素電極と、この画素電極を駆動する
    スイッチング素子と、前記スイッチング素子に信号を供
    給する複数の信号線とを有するアクティブマトリクス基
    板と、 第2の絶縁性基板に対向電極を有し前記アクティブマト
    リクス基板に対向される対向基板と、 前記アクティブマトリクス基板及び前記対向基板との間
    隙に封入される液晶組成物とを備えたアクティブマトリ
    クス型液晶表示装置において、 前記配線領域にて配置される第1の配線パターンと、 前記配線領域にて前記第1の配線パターンと絶縁膜を介
    して前記第1の配線パターンと交差する様に配置され、
    前記第1の配線パターンとの交差領域近傍にて、不連続
    に形成される不連続配線と、 前記不連続配線を電気的に接続する第2の配線パターン
    とを具備することを特徴とするアクティブマトリクス型
    液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 第1の配線パターンが、複数の信号線と
    導通可能なショートリングであることを特徴とする請求
    項6に記載のアクティブマトリクス基板。
  8. 【請求項8】 不連続配線が、周囲の配線パターンに比
    し面積が広い事を特徴とする請求項6又は請求項7のい
    ずれかに記載のアクティブマトリクス基板。
  9. 【請求項9】 不連続配線の線幅が、第1の配線パター
    ンとの交差領域に近付くに連れ拡大する事を特徴とする
    請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のアクティブマ
    トリクス型液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 不連続配線が、複数の信号線のうち下
    層に配置される任意の信号線と同一層である事を特徴と
    する請求項6乃至請求項9のいずれかに記載のアクティ
    ブマトリクス型液晶表示装置。
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