JPH1096333A - クリーンルーム - Google Patents

クリーンルーム

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JPH1096333A
JPH1096333A JP8251768A JP25176896A JPH1096333A JP H1096333 A JPH1096333 A JP H1096333A JP 8251768 A JP8251768 A JP 8251768A JP 25176896 A JP25176896 A JP 25176896A JP H1096333 A JPH1096333 A JP H1096333A
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隼明 福本
Hiroshi Shibuya
博司 渋谷
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    • F24F3/00Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
    • F24F3/12Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
    • F24F3/16Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by purification, e.g. by filtering; by sterilisation; by ozonisation
    • F24F3/167Clean rooms, i.e. enclosed spaces in which a uniform flow of filtered air is distributed
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置製造工程において、半導体ウェハ
の搬送時や保管時のケミカル汚染を防止できると共に、
必要に応じた空調管理を部分的に行えるクリーンルーム
を提供する。 【解決手段】 外調機2により取り入れられた温湿度が
制御されたエアは、HEPAあるいはULPAフィルタ
等の天井フィルタ8を通して作業ゾーン4に供給され、
グレーチィング10床を通して吸引されるクリーンルー
ム1において、作業ゾーン4に配置された天井走行方式
の搬送装置5および保管装置6の上方にのみ天井フィル
タ8とケミカルフィルタおよび送風ファンから構成され
たファンフィルタユニット9を追加配置し、ケミカル汚
染の原因となるケミカルミストを除去したケミカルフリ
ーエアを搬送装置5および保管装置6に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置等の
製造が行われるクリーンルームにおいて、局所クリーン
化を行えるクリーンルームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置は、クリーンルーム環
境からの汚染により製品歩留りが低下するため、温湿度
が制御されると共に通常数ミクロンレベルの異物が除去
されたクリーンルーム内で製造されている。
【0003】図9は従来のクリーンルームを示す図であ
る。図において、1はクリーンルーム、2は外気を取り
入れ温湿度を制御後クリーンルーム1にエアを供給する
外調機である。クリーンルーム1は、外調機2からエア
が供給される天井チャンバー3と、生産装置等が配置さ
れ作業が行われる作業ゾーン4と、動力供給設備や環境
保全設備等が配置されたユーティリティゾーン7から構
成されており、天井チャンバー3と作業ゾーン4の間に
は、天井チャンバー3のエアから数ミクロンレベルの塵
埃等の異物を除去するHEPA(High Efficiency Part
iculate Air )フィルタあるいはULPA(Ultra Low
Penetration Air )フィルタ等の天井フィルタ8が配置
され、作業ゾーン4は、床面のグレーチィング10を介
してユーティリティゾーン7と接し、ユーティリティゾ
ーン7には、作業ゾーン4のエアをグレーチィング10
を通して吸引し、ユーティリティゾーン7から天井チャ
ンバー3にエアを循環させる循環ダクト11が配置され
ている。また、クリーンルーム1は、外気からの異物侵
入を防止するために外気よりも陽圧状態としているが、
ドアの開閉や装置からの排気等によりクリーンルーム1
内の気圧が低下するため、常時クリーンルーム1内の気
圧を検出し、外調機2の送風ファンの回転数を変化させ
て外気よりも一定値陽圧状態になるよう圧力をコントロ
ールしている。
【0004】半導体装置の高集積化によるパターンの微
細化、膜厚の薄膜化に伴い、半導体装置が製造されるク
リーンルーム内の空気に含まれる有機物や無機物からな
るサブミクロンレベルのケミカルミスト、ガス等による
ケミカル汚染も問題視されるようになった。特に、半導
体装置の製造工程において、各製造装置間の搬送時や保
管時における半導体ウェハのケミカル汚染が問題となっ
ている。これは、製造装置は、窒素等の不活性ガスを直
接導入したり種々のフィルタとファンを内蔵して独自の
システムにより装置内部の清浄度を高めているためであ
る。ケミカル汚染の原因となるケミカルミストとして
は、取り入れた外気に混入していた硫化系ガスや酸系ガ
ス、クリーンルーム内の製造装置等で使用される薬品か
らの蒸発ガス、クリーンルームの壁のコンクリートや製
造装置の塗装からの蒸発ガス等があり、以下に示すよう
な悪影響を半導体装置に与えている。 1.半導体装置に用いられている金属等に腐食を生じさ
せ、半導体装置の信頼性を低下させる。特に、Al配線
においては、腐食により配線抵抗が増加したり断線等が
生じトランジスタ特性変化や機能喪失を発生させる。 2.CVD法による成膜においては、成膜面の汚染によ
り成膜層の異常成長が生じパターン形成異常が発生し易
くなる。 3.フッ素系ガスは表面状態を変質させ、ナトリウムイ
オンは酸化膜を増殖酸化させて酸化膜厚異常を生じさ
せ、トランジスタ特性を変化させる。
【0005】図10は、クリーンルーム1の循環系にケ
ミカルミストを除去できるケミカルフィルタ33a、3
3b、33cを配置した例を示している。33aはグレ
ーチィング10の下に配置されたケミカルフィルタ、3
3bはユーティリティゾーン7から天井チャンバー3に
エアを循環させる循環ダクト11に配置されたケミカル
フィルタ、33cは天井フィルタ8に追加したケミカル
フィルタである。ケミカルフィルタ33a、33b、3
3cの少なくともいずれか一個をクリーンルーム1内に
配置することにより、作業ゾーン4からケミカルミスト
を除去している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のクリーンルーム
は以上のように構成されており、半導体装置の製造工程
において、特に、各製造装置間の搬送時や保管時におけ
る半導体ウェハのケミカル汚染が問題となっているが、
HEPAフィルタあるいはULPAフィルタでは、化学
物質からの発生ガス等の空気中に含まれるケミカルミス
トを除去できず、また、クリーンルーム1のエアの循環
系にケミカルミストを除去できるケミカルフィルタ33
a〜33cを配置し、クリーンルーム1内の全てのエア
をケミカルフィルタ33a〜33cを通過させて、クリ
ーンルーム1の作業ゾーン4全体からケミカルミストを
除去する方式では、空調設備のイニシャルコストおよび
ランニングコストが高くなるなどの問題があった。
【0007】この発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、半導体装置製造工程において、
半導体ウェハの搬送時や保管時のケミカル汚染を防止で
きると共に、必要に応じた空調管理を部分的に行えるク
リーンルームを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるクリー
ンルームは、外気の温湿度を制御すると共に、第一の除
塵レベルに管理した第一の清浄度のエアを、外気よりク
リーンルーム内が陽圧状態になるよう供給する外調機
と、第一の清浄度のエアが外調機により供給される天井
チャンバーと、天井チャンバーの第一の清浄度のエアを
第二の除塵レベルの第二の清浄度のエアに清浄化する天
井フィルタと、天井フィルタの上流側に配置され、エア
中の所定の化学物質を所定の含有レベルまで除去するフ
ァンフィルタユニットと、天井フィルタにより第二の清
浄度に管理されたエアが供給されると共に、所定領域に
はファンフィルタユニットにより第二の除塵レベルの第
三の清浄度に管理されたケミカルフリーエアが供給され
る作業ゾーンと、作業ゾーンのグレーチィング床下に位
置し、動力供給設備や環境保全設備等が配置されたユー
ティリティゾーンと、作業ゾーンからユーティリティゾ
ーンに排気されるエアの温度を調整し、ダクトを通して
ユーティリティゾーンから天井チャンバーにエアを循環
させる空気循環設備を備えたものである。
【0009】または、外気の温湿度を制御すると共に、
第一の除塵レベルに管理した第一の清浄度のエアを、外
気よりクリーンルーム内が陽圧状態になるよう供給する
外調機と、外気の温湿度を制御すると共に、第一の除塵
レベルに管理し、エア中の所定の化学物質を所定の含有
レベルまで除去した第四の清浄度のケミカルフリーエア
を生成するケミカルフリーエアの生成装置と、第一の清
浄度のエアが外調機により供給される天井チャンバー
と、天井チャンバー内の所定領域に配置され、ケミカル
フリーエアの生成装置から第四の清浄度のケミカルフリ
ーエアが供給される導風カバーと、天井チャンバーの第
一の清浄度のエアを第二の除塵レベルの第二の清浄度の
エアに清浄化する第一の天井フィルタ、および上記第四
の清浄度のケミカルフリーエアを第二の除塵レベルの第
三の清浄度のケミカルフリーエアに清浄化する第二の天
井フィルタと、第一の天井フィルタにより第二の清浄度
に管理されたエアが供給されると共に、所定領域には導
風カバー内に供給されたケミカルフリーエアが第二の天
井フィルタにより第三の清浄度のケミカルフリーエアに
清浄化され供給される作業ゾーンと、作業ゾーンのグレ
ーチィング床下に位置し、動力供給設備や環境保全設備
等が配置されたユーティリティゾーンと、作業ゾーンか
らユーティリティゾーンに排気されるエアの温度を調整
し、ダクトを通してユーティリティゾーンから天井チャ
ンバーにエアを循環させる空気循環設備を備えたもので
ある。また、ケミカルフリーエアの生成装置は、外調機
から第一の清浄度のエアが供給され、上記第一の清浄度
のエアから所定の化学物質を所定の含有レベルまで除去
するケミカル除去装置である。
【0010】また、第一の清浄度のエアは、外調機から
ユーティリティゾーンに供給されるものである。また、
作業ゾーンの所定領域のエア圧力は、作業ゾーンの他の
領域のエア圧力より陽圧状態となるよう調整されている
ものである。また、作業ゾーンの所定領域は、導入され
た第三の清浄度のケミカルフリーエアが内部を通過して
外部へ排出される開口部を有した搬送装置および保管装
置の設置部である。また、搬送装置は、作業ゾーンの天
井に吊り下げられた天井走行方式の搬送装置で、被搬送
体を保持する保持部と、駆動装置等が配置された駆動部
と、保持部と駆動部を隙間を介して仕切るカバーと、駆
動部に設けられた排気ダクトを備え、天井フィルタ部を
通して供給されるエアを、保持部からカバーの隙間を通
して駆動部の排気ダクトからユーティリティゾーンに排
気するよう構成されているものである。また、保管装置
は、作業ゾーンのグレーチィング上に配置された半密閉
構造を有する保管装置で、天井フィルタ部を通して供給
されるエアを効率良く得るために天井フィルタ部の方向
へ延長した側面と、複数の小径の穴を有した棚板を備
え、天井フィルタ部を通して供給されたエアを棚板の穴
を介してグレーチィング下に排気するよう構成されてい
るものである。
【0011】また、クリーンルームは、外気の温湿度を
制御すると共に、第一の除塵レベルに管理した第一の清
浄度のエアを、外気よりクリーンルーム内が陽圧状態に
なるよう供給する外調機と、外気の温湿度を制御すると
共に、第二の除塵レベルに管理し、エア中の所定の化学
物質および水分を所定の含有レベルまで除去した第5の
清浄度のケミカルフリードライエアを生成するケミカル
フリードライエアの生成装置と、ケミカルフリードライ
エアの生成装置からドライエアが供給される密閉構造を
有した搬送装置および保管装置等が配置された作業ゾー
ンと、作業ゾーンのグレーチィング床下に位置し、動力
供給設備や環境保全設備等が配置され、作業ゾーンおよ
び搬送装置や保管装置等の排出口からエアが排気される
と共に外調機からエアが供給されるユーティリティゾー
ンと、ユーティリティゾーンのエアの温度を調整しダク
トを通して天井チャンバーに循環させる空気循環設備
と、天井チャンバー内に配置され、導入された第一の清
浄度のエアを第二の清浄度のエアに清浄化して作業ゾー
ンに供給する天井フィルタを備えたものである。
【0012】また、搬送装置は、密閉構造の搬送路と、
搬送路の天井部に設けられたケミカルフリードライエア
の生成装置から供給されるドライエアの供給部と、搬送
路内の上部に設けられた被搬送体を保持する保持部と、
下部に設けられ駆動装置等が配置された駆動部と、保持
部と駆動部を隙間を有して仕切るカバーと、駆動部に設
けられた排気ダクトを備え、搬送路の天井部に配管を介
して供給されたドライエアは、保持部からカバーの隙間
を通って駆動部の排気ダクトからユーティリティゾーン
に排気されるよう構成されているものである。さらに、
搬送路には、天井部に供給されたドライエアを搬送路内
に均一に供給するために所定の間隔を開けて平行に設置
された多数の小径の穴を有する整流板が設置されている
ものである。さらに、搬送装置は、他の装置との接続部
に、被搬送体の認識装置と、開閉自在なシャッターが設
置された開口部と、ケミカルフリードライエアの生成装
置から供給されるドライエアの吹き出し部を有する開口
部上に搬送路壁から突出形成された庇部を備えているも
のである。また、保管装置は、密閉構造の保管庫と、保
管庫の天井部に設けられたケミカルフリードライエアの
生成装置から供給されるドライエアの供給部と、複数の
小径の穴を有した棚板と、底部に設けられた排気ダクト
を備え、保管庫の天井部に配管を介して供給されたドラ
イエアは、棚板の穴を通って排気ダクトからユーティリ
ティゾーンに排気されるよう構成されているものであ
る。
【0013】また、第三および第四の清浄度のケミカル
フリーエアは、所定の化学物質の所定含有レベルが1p
pt〜1fの範囲である。また、第5の清浄度のケミカ
ルフリードライエアは、所定の化学物質の所定含有レベ
ルが1ppt〜1fの範囲で、水分の含有レベルが1p
pb以下である。また、より高清浄度に管理されたエア
は、天井フィルタ部の高性能フィルタおよび追加配置さ
れたファンフィルタユニットを通過したエアである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施の形態であるク
リーンルームを図について説明する。図1は本発明のク
リーンルームを示す模式図である。図において、1はク
リーンルーム、2は外気を取り入れ温湿度を制御後クリ
ーンルーム1にエアを供給する外調機、3は外調機2か
らエアが供給される天井チャンバー、4は製造装置や天
井走行方式の搬送装置5および保管装置6等が配置され
作業が行われる作業ゾーン、7は動力供給設備や環境保
全設備等が配置されたユーティリティゾーン、8は天井
チャンバー3と作業ゾーン4の間に設置されたHEPA
フィルタあるいはULPAフィルタ等の天井フィルタ
で、天井チャンバー3のエアから数ミクロンレベルの塵
埃等の異物を除去して作業ゾーン4に供給する。9はケ
ミカルフィルタおよび送風ファンから構成されたファン
フィルタユニットで、搬送装置5および保管装置6が配
置された部分の上方にのみ天井フイルタ8に追加配置さ
れている。10は作業ゾーン4床面のグレーチィング、
11は作業ゾーン4のエアをユーティリティゾーン7に
設けられた循環ファン12によりグレーチィング10を
通して吸引し、ユーティリティゾーン7から天井チャン
バー3にエアを循環させる循環ダクト、13は循環ダク
ト11に設置された循環エアの温調装置である。
【0015】搬送装置5は、天井走行方式を採用してお
り、半導体ウェハを収納したウェハキャリア14は、走
行車輪15を有した保持部16に保持され、搬送路17
内に設置された走行レール18上をリニアモータ19に
より駆動されて搬送される。20は保持部16の横揺れ
防止車輪、21は走行車輪15、走行レール18、リニ
アモータ19等が設置された駆動部22を覆うカバー
で、ウェハキャリア14の保持部16と駆動部22を小
さな隙間を介して分離している。23は駆動部22に設
置された排気ダクト、24は天井走行方式の搬送装置5
の搬送路17を天井に固定する吊り具である。保管装置
6は、ウェハキャリア14を搬出入する開放部もしくは
開閉扉(図示せず)を有し、上面は開放もしくはパンチ
ィング板を用い、側面板24はファンフィルタユニット
を通過したエアを効率良く得られる高さまで延長されて
いる。25はパンチィング板を用いた棚板である。
【0016】クリーンルーム1は、外気からの異物侵入
を防止するために、ドアの開閉や装置からの排気等によ
る気圧の低下を考慮し、常時クリーンルーム内の気圧を
検出し外調機2の送風ファンの回転数を変化させて、外
気よりも一定値陽圧状態になるよう圧力がコントロール
されている。また、作業ゾーン4は、天井フィルタ8に
より塵埃等の異物が除去されたクリーンエアが供給され
ると共に、作業ゾーン4内のエアは、ユーティリティゾ
ーン3に設けられた循環ファン12によりグレーチィン
グ10下に吸引排気されるため、作業ゾーン4内はダウ
ンフロとなっている。さらに、天井フィルタ8にケミカ
ルフィルタおよび送風ファンから構成されるファンフィ
ルタユニット9が追加配置された部分では、数ミクロン
レベルの異物が除去されると共に、ケミカル汚染の原因
となるケミカルミストが1ppt〜1fの濃度に制御さ
れたクリーンなケミカルフリーエアが供給される。
【0017】天井方向方式の搬送装置5が配置された部
分の天井部にはファンフィルタユニット9が追加配置さ
れ、ファンフィルタユニット9を通過したクリーンなケ
ミカルフリーエアのみが搬送路17に供給される。搬送
路17内は、ケミカルミストを含有した作業ゾーン4内
のエアが混入するのを防止するために、作業ゾーン4の
他の領域よりも陽圧状態となるよう、ファンフィルタユ
ニット9から送り出されるエアの量が調整されている。
搬送路17に供給されたエアは、駆動部22を覆ってい
るカバー21の隙間から駆動部22に吹き出され、駆動
部22で生じた異物と共に排気ダクト23からグレーチ
ィング10下のユーティリティゾーン7に排出される。
【0018】また、保管装置6が配置された部分の天井
部にもファンフィルタユニット9が追加配置され、ファ
ンフィルタユニット9から供給されるクリーンなケミカ
ルフリーエアを効率良く得られる高さまで延長された側
面板24により、保管装置6内はクリーンなケミカルフ
リーエアのみが供給される。保管装置6内は、ケミカル
ミストを含有した作業ゾーン4内のエアが混入するのを
防止するために、作業ゾーン4の他の領域よりも陽圧状
態となるよう、ファンフィルタユニット9から送り出さ
れるエアの量が調整されている。保管装置6に供給され
たエアは、パンチィング板を用いた棚板25を通過して
ユーティリティゾーン3に設けられた循環ファン12に
よりグレーチィング10下に速やかに吸引排気される。
なお、外調機2から供給されるエアを、図1の点線で示
すように、天井チャンバー3の代わりにユーティリティ
ゾーン7に供給してもよい。
【0019】この発明によれば、半導体ウェハの搬送装
置5および保管装置6には、ケミカルフィルタによりケ
ミカルミストが除去されたケミカルフリーエアが供給さ
れるため、半導体ウェハの搬送時および保管時のケミカ
ル汚染を防止できる。さらに、ケミカルフリーエアは、
半密閉構造を有した搬送装置5および保管装置6にのみ
供給されるよう構成されているため、空調設備のコスト
を押さえることができる。
【0020】実施の形態2.実施の形態1では、天井フ
ィルタ8とケミカルフィルタと送風ファンから構成され
るファンフィルタユニット9を搬送装置5および保管装
置6の上方に設置して、搬送装置5および保管装置6に
ケミカルフリーエアを供給したが、図2に示すように、
搬送装置5および保管装置6を配置した部分の上方の天
井チャンバー3部に導風カバー26を設け、導風カバー
26の内側に、ケミカルフリーエアの生成装置27によ
り、温湿度を制御すると共にケミカルミストを1ppt
〜1fの濃度に制御したケミカルフリーエアを供給し、
これを天井フィルタ8を通して搬送装置5と保管装置6
に供給しても同様の効果が得られる。なお、導風カバー
26に供給されるケミカルフリーエアの圧力は、クリー
ンルームに供給されるエアの圧力よりも大とする。ま
た、搬送装置5および保管装置6の構造は実施の形態1
に示したものと同じである。なお、ケミカルフリーエア
の生成装置27の代わりに、図3に示すように、外調機
2から温湿度が制御されたエアを導入し、ケミカルミス
トを1ppt〜1fの濃度に制御するケミカル除去装置
27aを用いてケミカルフリーエアを導風カバー26内
に供給してもよい。
【0021】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3を示すクリーンルーム、図5はクリーンルームに配
置された搬送装置の側面断面図、図6は製造装置との接
続部分の搬送装置の正面断面図である。図において、1
はクリーンルーム、2は外気を取り入れ温湿度を制御後
クリーンルーム1にエアを供給する外調機、3は天井チ
ャンバー、4は製造装置や密閉構造の搬送路29を有す
る搬送装置5および保管装置6等が配置され作業が行わ
れる作業ゾーン、7は動力供給設備や環境保全設備等が
配置されると共に外調機2からエアが供給されるユーテ
ィリティゾーン、8は天井チャンバー3と作業ゾーン4
の間に設置されたHEPAフィルタあるいはULPAフ
ィルタ等の天井フィルタで、天井チャンバー3のエアか
ら数ミクロンレベルの塵埃等の異物を除去して作業ゾー
ン4に供給する。10は作業ゾーン4床面のグレーチィ
ング、11は作業ゾーン4のエアをユーティリティゾー
ン7に設けられた循環ファン12によりグレーチィング
10を通して吸引し、ユーティリティゾーン7から天井
チャンバー3にエアを循環させる循環ダクト、13は循
環ダクト11に設置された循環エアの温調装置である。
28は数ミクロンレベルの異物を除去すると共にケミカ
ルミストを1ppt〜1fの濃度および水分濃度を1p
pb以下に制御したケミカルフリードライエアを搬送装
置5および保管装置6に供給するケミカルフリードライ
エアの生成装置、28aはケミカルフリードライエアの
供給配管、30は製造装置との接続部に搬送路29から
突出させて形成された庇で、ケミカルフリードライエア
の吹き出し部を有する。31は製造装置との接続部に設
けられた搬送路29のゲートシャッターである。なお、
搬送装置5および保管装置6の内部の構成は図1に示す
ものと同様であるので説明を省略する。
【0022】クリーンルーム1は、外気からの異物侵入
を防止するために、ドアの開閉や装置からの排気等によ
る気圧の低下を考慮し、常時クリーンルーム内の気圧を
検出し外調機2の送風ファンの回転数を変化させて、外
気よりも一定値陽圧状態になるよう圧力がコントロール
されている。また、搬送装置5および保管装置6からユ
ーティリティゾーン7に排気されるエアがドライエアで
あるため、外調機2から供給されるエアをユーティリテ
ィゾーンに導入して、ユーティリティゾーン7内のエア
の湿度を外調機2から供給されるエアの湿度をコントロ
ールすることにより制御し、循環ダクト11を通して天
井チャンバー3に循環する。また、作業ゾーン4は、天
井フィルタ8により塵埃等の異物が除去されたクリーン
エアが供給されると共に、作業ゾーン4内のエアは、ユ
ーティリティゾーン7に設けられた循環ファン12によ
りグレーチィング10下に吸引排気されるため、作業ゾ
ーン4内はダウンフロとなっている。
【0023】トンネル構造を有する搬送路29内には、
ケミカルフリードライエアの生成装置28から供給配管
28aを介して送られたケミカルフリードライエアが供
給され、駆動部22を覆っているカバー21の隙間から
駆動部22に吹き出され、駆動部22で生じた異物と共
に排気ダクト23からグレーチィング10下のユーティ
リティゾーン7に速やかに吸引排気される。製造装置と
の接続部では、予め定められた工程に従いウェハキャリ
ア14を検知することにより自動的にゲートシャッター
31が開口すると共に庇30部分からケミカルフリード
ライエアの生成装置28から供給されたケミカルフリー
ドライエアが吹き出し、製造装置との接続部においてウ
ェハキャリアに収納された半導体ウェハがケミカル汚染
されるのを防止する。密閉構造を有する保管装置6に
は、ケミカルフリードライエアの生成装置28から供給
配管28aを介して送られたケミカルフリードライエア
が供給され、パンティング板を用いた棚板25の穴を通
って排気ダクト23からグレーチィング10下のユーテ
ィリティゾーン7に速やかに吸引排気される。
【0024】本実施の形態によれば、半導体ウェハの搬
送装置5および保管装置6には、ケミカルミストおよび
水分が所定レベル以下に制御されたケミカルフリードラ
イエアが供給されるため、半導体ウェハの搬送時および
保管時のケミカル汚染および水分による半導体ウェハ上
の自然酸化膜形成を防止できる。さらに、ケミカルフリ
ードライエアは、密閉構造を有した搬送装置6および保
管装置6にのみ供給されるよう構成されているため、空
調設備のコストを押さえることができる。
【0025】実施の形態4.図7および図8はこの発明
の実施の形態4を示す搬送装置の正面断面図および側面
断面図である。図において、32は搬送路29の上部に
所定の間隔を開けて平行に設置された多数の小径の穴を
有する一対の整流板である。なお、その他の構成は実施
の形態3と同様であるので説明を省略する。本実施の形
態によれば、ケミカルフリードライエアの供給配管28
aを介して供給されたケミカルフリードライエアを一対
の整流板32に形成された小径の穴を通して搬送路29
内に供給することにより、ケミカルフリードライエアの
気流の方向を制御し、搬送路29内に均一にケミカルフ
リードライエアを供給することができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、半導
体装置製造工程において、半導体ウェハの搬送時や保管
時のケミカル汚染を防止することにより、半導体装置の
品質および歩留まりを向上させることができると共に、
必要に応じた空調管理を部分的に行えるため、空調設備
のコストを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるクリーンルー
ムを示す模式図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるクリーンルー
ムを示す模式図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるクリーンルー
ムを示す模式図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるクリーンルー
ムを示す模式図である。
【図5】 この発明の実施の形態3によるクリーンルー
ムの搬送装置を示す側面断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3によるクリーンルー
ムの搬送装置を示す正面断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態4によるクリーンルー
ムの搬送装置を示す正面断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態4によるクリーンルー
ムの搬送装置を示す側面断面図である。
【図9】 従来のこの種クリーンルームを示す模式図で
ある。
【図10】 従来の他のクリーンルームを示す模式図で
ある。
【符号の説明】
1 クリーンルーム、2 外調機、3 天井チャンバ
ー、4 作業ゾーン、5 搬送装置、6 保管装置、7
ユーティリティゾーン、8 天井フィルタ、9 ファ
ンフィルタユニット、10 グレーチィング、11 循
環ダクト、12 循環ファン、13 温調装置、14
ウェハキャリア、15 走行車輪、16 保持部、17
搬送路、18 走行レール、19 リニアモータ、2
0 横揺れ防止車輪、21 カバー、22 駆動部、2
3 排気ダクト、24 吊り具、25 側面板、25
棚板、26 導風カバー、27 ケミカルフリーエアの
生成装置、27a ケミカルミスト除去装置、28 ケ
ミカルフリードライエアの生成装置、28a 配管、2
9 搬送路、30 庇、31 ゲートシャッター、32
整流板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江崎 浩治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気の温湿度を制御すると共に、第一の
    除塵レベルに管理した第一の清浄度のエアを、外気より
    クリーンルーム内が陽圧状態になるよう供給する外調機
    と、 上記第一の清浄度のエアが上記外調機により供給される
    天井チャンバーと、 上記天井チャンバーの上記第一の清浄度のエアを第二の
    除塵レベルの第二の清浄度のエアに清浄化する天井フィ
    ルタと、 上記天井フィルタの上流側に配置され、エア中の所定の
    化学物質を所定の含有レベルまで除去するファンフィル
    タユニットと、 上記天井フィルタにより第二の清浄度に管理されたエア
    が供給されると共に、所定領域には上記ファンフィルタ
    ユニットにより第二の除塵レベルの第三の清浄度に管理
    されたケミカルフリーエアが供給される作業ゾーンと、
    上記作業ゾーンのグレーチィング床下に位置し、動力供
    給設備や環境保全設備等が配置されたユーティリティゾ
    ーンと、 上記作業ゾーンから上記ユーティリティゾーンに排気さ
    れるエアの温度を調整し、ダクトを通して上記ユーティ
    リティゾーンから上記天井チャンバーにエアを循環させ
    る空気循環設備を備えたことを特徴とするクリーンルー
    ム。
  2. 【請求項2】 外気の温湿度を制御すると共に、第一の
    除塵レベルに管理した第一の清浄度のエアを、外気より
    クリーンルーム内が陽圧状態になるよう供給する外調機
    と、 外気の温湿度を制御すると共に、第一の除塵レベルに管
    理し、エア中の所定の化学物質を所定の含有レベルまで
    除去した第四の清浄度のケミカルフリーエアを生成する
    ケミカルフリーエアの生成装置と、 上記第一の清浄度のエアが上記外調機により供給される
    天井チャンバーと、 上記天井チャンバー内の所定領域に配置され、上記ケミ
    カルフリーエアの生成装置から第四の清浄度のケミカル
    フリーエアが供給される導風カバーと、 上記天井チャンバーの上記第一の清浄度のエアを第二の
    除塵レベルの第二の清浄度のエアに清浄化する第一の天
    井フィルタ、および上記第四の清浄度のケミカルフリー
    エアを第二の除塵レベルの第三の清浄度のケミカルフリ
    ーエアに清浄化する第二の天井フィルタと、 上記第一の天井フィルタにより第二の清浄度に管理され
    たエアが供給されると共に、所定領域には上記導風カバ
    ー内に供給されたケミカルフリーエアが第二の天井フィ
    ルタにより第三の清浄度のケミカルフリーエアに清浄化
    され供給される作業ゾーンと、上記作業ゾーンのグレー
    チィング床下に位置し、動力供給設備や環境保全設備等
    が配置されたユーティリティゾーンと、 上記作業ゾーンからユーティリティゾーンに排気される
    エアの温度を調整し、ダクトを通して上記ユーティリテ
    ィゾーンから上記天井チャンバーにエアを循環させる空
    気循環設備を備えたことを特徴とするクリーンルーム。
  3. 【請求項3】 ケミカルフリーエアの生成装置は、外調
    機から第一の清浄度のエアが供給され、上記第一の清浄
    度のエアから所定の化学物質を所定の含有レベルまで除
    去するケミカル除去装置であることを特徴とする請求項
    2記載のクリーンルーム。
  4. 【請求項4】 第一の清浄度のエアは、外調機からユー
    ティリティゾーンに供給されることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一項記載のクリーンルーム。
  5. 【請求項5】 作業ゾーンの所定領域のエア圧力は、作
    業ゾーンの他の領域のエア圧力より陽圧状態となるよう
    調整されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か一項記載のクリーンルーム。
  6. 【請求項6】 作業ゾーンの所定領域は、導入された第
    三の清浄度のケミカルフリーエアが内部を通過して外部
    へ排出される開口部を有した搬送装置および保管装置の
    設置部であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    一項記載のクリーンルーム。
  7. 【請求項7】 搬送装置は、作業ゾーンの天井に吊り下
    げられた天井走行方式の搬送装置で、被搬送体を保持す
    る保持部と、駆動装置等が配置された駆動部と、上記保
    持部と上記駆動部を隙間を介して仕切るカバーと、上記
    駆動部に設けられた排気ダクトを備え、天井フィルタ部
    を通して供給されるエアを、上記保持部から上記カバー
    の隙間を通して上記駆動部の排気ダクトからユーティリ
    ティゾーンに排気するよう構成されていることを特徴と
    する請求項6記載のクリーンルーム。
  8. 【請求項8】 保管装置は、作業ゾーンのグレーチィン
    グ上に配置された半密閉構造を有する保管装置で、天井
    フィルタ部を通して供給されるエアを効率良く得るため
    に上記天井フィルタ部の方向へ延長した側面と、複数の
    小径の穴を有した棚板を備え、上記天井フィルタ部を通
    して供給されたエアを上記棚板の穴を介してグレーチィ
    ング下に排気するよう構成されていることを特徴とする
    請求項6記載のクリーンルーム。
  9. 【請求項9】 外気の温湿度を制御すると共に、第一の
    除塵レベルに管理した第一の清浄度のエアを、外気より
    クリーンルーム内が陽圧状態になるよう供給する外調機
    と、 外気の温湿度を制御すると共に、第二の除塵レベルに管
    理し、エア中の所定の化学物質および水分を所定の含有
    レベルまで除去した第5の清浄度のケミカルフリードラ
    イエアを生成するケミカルフリードライエアの生成装置
    と、 上記ケミカルフリードライエアの生成装置からドライエ
    アが供給される密閉構造を有した搬送装置および保管装
    置等が配置された作業ゾーンと、 上記作業ゾーンのグレーチィング床下に位置し、動力供
    給設備や環境保全設備等が配置され、上記作業ゾーンお
    よび上記搬送装置や保管装置等の排出口からエアが排気
    されると共に上記外調機からエアが供給されるユーティ
    リティゾーンと、 上記ユーティリティゾーンのエアの温度を調整しダクト
    を通して天井チャンバーに循環させる空気循環設備と、 上記天井チャンバー内に配置され、導入された第一の清
    浄度のエアを第二の清浄度のエアに清浄化して上記作業
    ゾーンに供給する天井フィルタを備えたことを特徴とす
    るクリーンルーム。
  10. 【請求項10】 搬送装置は、密閉構造の搬送路と、上
    記搬送路の天井部に設けられたケミカルフリードライエ
    アの生成装置から供給されるドライエアの供給部と、上
    記搬送路内の上部に設けられた被搬送体を保持する保持
    部と、下部に設けられ駆動装置等が配置された駆動部
    と、上記保持部と上記駆動部を隙間を有して仕切るカバ
    ーと、上記駆動部に設けられた排気ダクトを備え、上記
    搬送路の天井部に配管を介して供給されたドライエア
    は、上記保持部から上記カバーの隙間を通って上記駆動
    部の排気ダクトからユーティリティゾーンに排気される
    よう構成されていることを特徴とする請求項9記載のク
    リーンルーム。
  11. 【請求項11】 搬送路には、天井部に供給されたドラ
    イエアを上記搬送路内に均一に供給するために所定の間
    隔を開けて平行に設置された多数の小径の穴を有する整
    流板が設置されていることを特徴とする請求項10記載
    のクリーンルーム。
  12. 【請求項12】 搬送装置は、他の装置との接続部に、
    被搬送体の認識装置と、開閉自在なシャッターが設置さ
    れた開口部と、ケミカルフリードライエアの生成装置か
    ら供給されるドライエアの吹き出し部を有する上記開口
    部上に搬送路壁から突出形成された庇部を備えているこ
    とを特徴とする請求項10または11記載のクリーンル
    ーム。
  13. 【請求項13】 保管装置は、密閉構造の保管庫と、上
    記保管庫の天井部に設けられたケミカルフリードライエ
    アの生成装置から供給されるドライエアの供給部と、複
    数の小径の穴を有した棚板と、底部に設けられた排気ダ
    クトを備え、上記保管庫の天井部に配管を介して供給さ
    れたドライエアは、上記棚板の穴を通って上記排気ダク
    トからユーティリティゾーンに排気されるよう構成され
    ていることを特徴とする請求項9記載のクリーンルー
    ム。
  14. 【請求項14】 第三および第四の清浄度のケミカルフ
    リーエアは、所定の化学物質の所定含有レベルが1pp
    t〜1fの範囲であることを特徴とする請求項1〜13
    のいずれか一項記載のクリーンルーム。
  15. 【請求項15】 第5の清浄度のケミカルフリードライ
    エアは、所定の化学物質の所定含有レベルが1ppt〜
    1fの範囲で、水分の含有レベルが1ppb以下である
    ことを特徴とする請求項9〜13のいずれか一項記載の
    クリーンルーム。
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