JPH1096127A - 紡機用自動機の空ボビン取り込み装置 - Google Patents

紡機用自動機の空ボビン取り込み装置

Info

Publication number
JPH1096127A
JPH1096127A JP24509296A JP24509296A JPH1096127A JP H1096127 A JPH1096127 A JP H1096127A JP 24509296 A JP24509296 A JP 24509296A JP 24509296 A JP24509296 A JP 24509296A JP H1096127 A JPH1096127 A JP H1096127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
empty bobbin
bobbin
gripping
empty
gripping device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24509296A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Narumi
明夫 成実
Toshio Morishita
寿男 森下
Toshiki Hasegawa
敏紀 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP24509296A priority Critical patent/JPH1096127A/ja
Publication of JPH1096127A publication Critical patent/JPH1096127A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で配設位置の自由度も大きく、コ
ンベア上の空ボビンを把持して自動機内の所定位置で解
放する空ボビン取り込み装置を提供する。 【解決手段】 空ボビン搬送コンベア10と平行に配設さ
れた回動軸37の中央寄りに、支持アーム39が基端におい
て一体回動可能に固定され、その先端側に把持装置40が
支持されている。把持装置40を構成する一対の把持片41
は、支持アーム39の側面に片持ち状態で回動軸37と平行
に支持された一対の支持ロッド42に、その基端において
回動可能に取り付けられている。両把持片41はその基端
の互いに対向する位置に規制凸部43a,43bが突設され
ている。各規制凸部43a,43bの側面に突設された掛止
ピン44間に把持片41を互いに近接する方向に回動付勢す
るための引っ張りばね45が張設されている。作用位置と
取り外し位置との間の把持装置の移動軌跡上に取り外し
部材53が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は巻取ユニットが多数
列状に配置されたオープンエンド精紡機、結束紡績機、
ワインダ等の紡機において、巻取ユニットへのボビンの
装着作業等を行う自動機に装備され、巻取ユニット列に
沿って延設された空ボビン供給装置上に載置された空ボ
ビンを自動機内に取り込む空ボビン取り込み装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】糸を綾振りしながらパッケージに巻取る
巻取ユニットを備えたオープンエンド精紡機、結束紡績
機、あるいはワインダ等の紡機においては、省力化のた
め各種作業の自動化が行われている。そして、満管時に
おける満ボビン(パッケージ)の搬出及び空ボビンの供
給の自動化も行われている。一般にこの種の紡機におい
ては、巻取ユニットに対する空ボビンあるいは種糸ボビ
ン(以下、単にボビンという)の供給は、満ボビンを巻
取ユニットから玉揚げする自動機(玉揚機)により行わ
れる。
【0003】玉揚機による巻取ユニットに対するボビン
の供給方法として、紡機機台に沿って架設されたレール
に沿って移動する玉揚機が複数のボビンをストックして
おき、満ボビンの玉揚げ後にストックしておいたボビン
を当該巻取装置に供給する方法がある(例えば、特公昭
60−47371号公報、特開昭59−69364号公
報)。しかし、この方法では玉揚機にストックされたボ
ビンがなくなると、ボビン補給箇所まで移動してボビン
の補充を行う必要があり、その間、玉揚げ及びボビンの
供給ができなくなり、作業効率が悪いという問題があ
る。又、ボビンを多数ストックすればボビン補給箇所で
の補充回数は少なくなるが、玉揚機が大型化するという
問題がある。
【0004】前記の問題を解消する方法として、紡機の
各巻取ユニットと対応する位置にボビン貯留部を設け、
当該ボビン貯留部のボビンが巻取ユニットで使用される
と新たにボビンを補給する装置がある(例えば、特開昭
61−183065号公報)。この装置は、紡機機台
(図示せず)の長手方向に沿って延設された樋状のマガ
ジンを備え、マガジンには隔壁によって区画された貯留
区画が設けられている。マガジンの上方には、マガジン
に沿って延びる部分と、当該部分に連続する周回部とを
有し、マガジンと対応する部分以外はガイド壁が底壁で
連続する断面ほぼU字状に形成されたガイドトラックが
設けられている。ガイドトラックの上方にはガイドトラ
ックに沿って移動する無端状のチェーンが設けられてい
て、該チェーンにはボビンの長さより若干大きな所定ピ
ッチでキャリアが突設され、各キャリアにはチェーンの
移動方向と反対側に向かって延びる係止ピンが突設され
ている。ガイドトラックの一方の周回部の外側には開口
部が形成され、開口部に接続されたガイド通路から円筒
状のボビンがガイドトラック内に供給されるようになっ
ている。
【0005】また、特開平3−213529号公報に
は、空ボビンストッカーから排出される空ボビンを搬送
するコンベアを、多数併設された紡績ユニットに沿って
設け、オートドッファ(玉揚装置)を装備した作業台車
(自動機)が玉揚げ要求信号のあった紡績ユニットに停
止してボビン交換を行う間に、空ボビンをコンベアから
作業台車へ受け渡す空ボビン供給装置が開示されてい
る。オートドッファにはコンベア上を搬送されて来る空
ボビンを受け止める位置と、受け止めた空ボビンをボビ
ンマガジン内に払い落とす払い落とし位置とに往復回動
されるボビンキャッチャーとを備えている。また、ボビ
ンマガジンから押し出される空ボビンをチャック(把
持)してクレードルへ受け渡すチャッカーが、ボビンマ
ガジンの前端(出口)と対向する位置と、クレードルへ
の受渡し位置との間で往復回動可能に配設されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開昭61−1830
65号公報に開示された装置では、自動機に多数の空ボ
ビンを搭載する必要はないが、各巻取ユニット毎にマガ
ジンを設ける必要があり、装置が大型化する。また、各
マガジン内に準備しておく空ボビンと、ガイドトラック
上をキャリアとともに移動する空ボビンが必要となり、
空ボビンの必要個数が多くなるという問題もある。
【0007】一方、特開平3−213529号公報に開
示された装置では、各巻取ユニット毎にマガジンを設け
る必要がなく、紡機全体で必要とする空ボビンの数も少
なくて済む。しかし、空ボビンを巻取ユニット列に沿っ
て延設されたコンベアから自動機へ取り込むボビンキャ
ッチャーは、空ボビンを把持して取り込むのではなく、
コンベアにより空ボビンが送られて来る前に、コンベア
上の受け止め位置に配置され、空ボビンを受け止めた
後、その回動により空ボビンをコンベア上から払い落と
す構成である。従って、空ボビンの搬送方向は自動機の
作業位置に対して所定の一方向に限定される。そのた
め、ワインダのように巻取ユニットが1列に配設された
紡機の場合は支障ないが、オープンエンド精紡機のよう
に巻取ユニットが2列に配設され、1台の自動機が両側
の巻取ユニット列に対して作業を行うタイプのものに適
用するのが難しい。なぜならば、機台の左右両側でコン
ベアの搬送方向が自動機に対して逆になるため、コンベ
アの搬送方向を両コンベアで逆にするとともに、空ボビ
ンストッカーをそれぞれ機台の反対側端部に配設する必
要があり、構造が複雑になるとともに、空ボビンストッ
カーの配置スペースの確保も難しくなる。
【0008】従って、作業位置に停止している自動機と
対応する位置にコンベアで搬送された空ボビンを、コン
ベアの搬送方向に影響されずに自動機内に取り込むに
は、コンベア上の空ボビンを把持して取り込む必要があ
る。また、取り込んだ空ボビンは最終的にクレードルに
装着されるが、コンベア上の空ボビンを把持した把持装
置が回動操作により、直接空ボビンをクレードルに受け
渡す構成を採用すると把持装置の支持アームの長さが長
くなり、回動スペースの確保が非常に難しい。従って、
コンベア上の空ボビンを取り込む把持装置により取り込
まれた空ボビンを別の受け渡し用の把持装置を介してク
レードルに装着するのが一般的である。
【0009】しかし、取り込み用把持装置から受け渡し
用把持装置に直接受け渡す構成では、両把持装置を支持
するアームの長さの精度と、その停止位置の精度を高め
る必要がある。また、回動するアームに支持された把持
装置間で空ボビンを受け渡たす構成では、各アームの回
動を許容するスペース確保の関係からアームの長さの自
由度が小さくなる。
【0010】また、把持装置として空ボビンを把持する
把持片がアクチュエータにより積極的に開閉される構成
のものを採用した場合は、開閉制御のタイミングを決め
るセンサ等が必要になり、制御が複雑になる。
【0011】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的はオープンエンド精紡機等の紡機
の巻取ユニット列に沿って移動して玉揚げ等の作業を行
う自動機に装備され、簡単な構成で配設位置の自由度も
大きく、巻取ユニット列に沿って延設されたコンベア上
の空ボビンを把持して自動機内に取り込むとともに、自
動機内の所定位置で把持を解放することができる紡機用
自動機の空ボビン取り込み装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、紡機に沿って配設され
たレールに沿って移動するとともに、巻取ユニットと対
応する位置で停止して巻取ユニットへのボビンの装着作
業等を行う自動機に装備される空ボビン取り込み装置で
あって、紡機の巻取ユニット列に沿って延設された空ボ
ビン供給装置上に載置された空ボビンを消極把持する把
持装置と、前記把持装置を支持するとともに前記巻取ユ
ニット列と直交する平面内で回動可能に設けられた支持
アームと、前記把持装置を前記空ボビン供給装置上に載
置された空ボビンを把持可能な作用位置と、自動機内の
取り外し位置とに配置させるように前記支持アームを往
復回動させる駆動手段と、前記作用位置と取り外し位置
との間の把持装置の移動軌跡上に配置され、把持装置が
作用位置から取り外し位置側へ移動する際に把持装置に
把持された空ボビンと係合して、空ボビンを把持装置か
ら取り外す取り外し部材とを備えた。消極把持すると
は、把持部がアクチュエータなどの作用により積極的に
開閉作動されて空ボビンを把持するのではなく、把持部
が空ボビンあるいは所定位置に配置された係合部と係合
した状態で空ボビンに対して相対移動することにより開
閉されることをいう。また、空ボビンとは巻取ユニット
のクレードルから玉揚げされたボビンに代えて、新たに
クレードルに装着されるボビンであって、完全な空ボビ
ンだけでなく種糸が巻かれたボビンをも含む。
【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明に、前記取り外し部材により前記把持装置から
取り外された空ボビンをその長手方向の移動を規制して
所定位置まで案内するガイド部材を備えた。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記取り外し部材は前記把持装置か
ら取り外された後の空ボビンを前記所定位置まで案内す
るガイド部材を兼ねている。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記把持
装置は自動機が巻取ユニットに対する作業位置で停止し
た状態において、作用位置に配置された際に空ボビンを
その長手方向のほぼ中央部で把持可能な位置に配設され
ている。
【0016】請求項1に記載の発明の空ボビン取り込み
装置は、紡機に沿って配設されたレールに沿って移動す
るとともに、巻取ユニットと対応する位置で停止して巻
取ユニットへのボビンの装着作業等を行う自動機に装備
される。把持装置を支持する支持アームは、駆動手段に
より巻取ユニット列と直交する平面内で往復回動され、
把持装置を巻取ユニット列に沿って延設された空ボビン
供給装置上に載置された空ボビンを把持可能な作用位置
と、自動機内の取り外し位置とに配置させる。空ボビン
供給装置上に空ボビンが載置された状態でボビン把持装
置が作用位置に配置されると、作用位置への移動途中で
把持装置は空ボビンと係合を開始し、作用位置への移動
が完了した時点では空ボビンが把持装置に把持される。
空ボビンを把持した把持装置が作用位置から取り外し位
置へ移動される際、把持装置に把持された空ボビンは途
中で取り外し部材と係合し、把持装置から取り外され
る。
【0017】請求項2に記載の発明では、前記取り外し
部材により前記把持装置から取り外された空ボビンは、
ガイド部材によりその長手方向の移動が規制された状態
で所定位置まで案内される。その他の作用は請求項2に
記載の発明と同様である。
【0018】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記取り外し部材が前記ガイド部材
を兼ねているため、構造及び組み付けがより簡単とな
る。請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3の
いずれか一項に記載の発明において、前記把持装置は空
ボビンをその長手方向のほぼ中央部で把持する。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明をオープンエンド精
紡機の玉揚機(自動機)に適用した第1の実施の形態を
図1〜図8に従って説明する。
【0020】図2に示すように、オープンエンド精紡機
の機台1にはその長手方向に沿った両側に多数の紡出ユ
ニット2がそれぞれ1列に配設されている。機台1の周
囲には、走行レール3がU字状に配設され、これには自
動機としての玉揚機4が懸垂状態で支承されている。玉
揚機4は機台1側に配設された制御装置C1から指令さ
れた紡出ユニット2と対応する位置まで走行レール3上
を移動し、該紡出ユニット2と対応する位置で停止す
る。そして、満ボビン(パッケージ)Fを玉揚げすると
ともに、空のボビンBを紡出ユニット2に装備された巻
取りローラ5aを備えた巻取ユニット5のクレードル
(ボビンホルダ)6(図3に図示)に装着する作業を行
うようになっている。
【0021】機台1の中央寄りには機台1の長手方向に
沿って満ボビン搬出用のコンベア7が配設されており、
機台1の第1端部(図2における右端側)上方には満ボ
ビン搬送コンベア8がコンベア7と直交する方向に延び
るように配設されている。また、コンベア7の第1端部
には満ボビンFをコンベア7から受取り、その向きを9
0°変更してコンベア7より上方の満ボビン搬送コンベ
ア8に受渡す受渡装置9が配設されている。
【0022】図2及び図3に示すように、機台1の両側
上方(図3では片側のみ図示)には、空ボビン搬送コン
ベア10が紡出ユニット列即ち巻取ユニット列に沿って
それぞれ延設されている。空ボビン搬送コンベア10の
ベルト10aの上方には、空ボビンBの姿勢が、巻取ユ
ニット列と平行な状態から変化するのを防止する規制ガ
イド10bが機台1の長手方向に沿って延設されてい
る。空ボビン搬送コンベア10は図示しない駆動装置に
より、空ボビンBを機台1の第1端部側から第2端部側
へ搬送するように駆動される。機台1の第1端部側には
空ボビン貯留・供給装置11が配設され、空ボビン貯留
・供給装置11は制御装置C1の指令によりボビン受渡
機構11aを介して、左右の空ボビン搬送コンベア10
のうちの一方に空ボビンBを供給するようになってい
る。空ボビン貯留・供給装置11としては、例えば特開
平8−170231号公報に開示されたボビン供給装置
と同様な構成のものが使用される。
【0023】図3に示すように、玉揚機4には巻取ユニ
ット5のクレードル6に支承されている満ボビンFをコ
ンベア7上あるいはコンベア7と平行に配設された載置
部12上へ押し出す押出しレバー13が設けられてい
る。押出しレバー13は先端にローラ13aを備えると
ともに、基端が支持された軸14を中心に図3の反時計
方向に回動して満ボビンFを押し出す。載置部12はコ
ンベア7側に向かって下降傾斜するプレート15と、プ
レート15上に押し出された満ボビンFと係合してその
コンベア7側への移動を規制する規制バー16とを備え
ている。規制バー16は図示しない駆動装置によって駆
動され、所定時間毎に満ボビンFのコンベア7側への移
動を許容する位置に回動され、載置部12上の満ボビン
Fがコンベア7上に移動するようになっている。
【0024】玉揚機4には満ボビンFが外れたクレード
ル6に空ボビンBを装着する装着アーム17が、ローラ
13aの上方に配設されている。装着アーム17は図示
しない駆動装置により、図3に実線で示す待機位置と、
鎖線で示すボビン受渡し位置とに往復回動可能に配置さ
れるようになっている。装着アーム17の先端にはボビ
ンキャッチャ18が傾動可能に支持されている。図1及
び図6〜8に示すように、ボビンキャッチャ18を構成
する支持部材19は装着アーム17の先端に相対回動不
能に固定された軸20に相対回動可能に支持されるとと
もに、軸20に相対回動可能に支持された筒20aの第
1端部に一体回動可能に固定されている。支持部材19
には固定把持片21aが固定されるとともに、支軸22
が回動可能に取付けられている。支軸22には可動把持
片21b及びレバー23が一体回動可能に支持され、レ
バー23の先端にローラ23aが支持されている。可動
把持片21bは支持部材19と可動把持片21bとの間
に掛装されたねじりばね24により把持方向に回動付勢
されている。
【0025】図7及び図8に示すように、筒20aの第
2端部には軸20に相対回動可能に支持されたレバー2
5が一体回動可能に固定され、レバー25を駆動するリ
ンク装置26が装着アーム17に沿って配設されてい
る。リンク装置26は図示しない駆動装置により回動さ
れる駆動軸27に一体回動可能に固定された第1リンク
26aと、第1端部が第1リンク26aに回動可能に連
結されるとともに第2端部がレバー25に回動可能に連
結された第2リンク26bとから構成されている。そし
て、ボビンキャッチャ18は装着アーム17が待機位置
に配置された状態で、固定把持片21aが後記する空ボ
ビン取り込み装置35から空ボビンBを受け取り易い受
取位置(図6に実線で示す位置)と、固定把持片21a
が受取位置より装着アーム17に近づいた受渡し位置
(空ボビンBをクレードル6に受け渡すときの位置(図
6に鎖線で示す位置))とにリンク装置26及びレバー
25を介して揺動可能となっている。
【0026】図1及び図3に示すように、玉揚機4には
装着アーム17が図3に示す待機位置に配置されたとき
の装着アーム17の先端付近に、ローラ23aと係合し
て可動把持片21bを解放位置に保持する係止片28が
配設されている。係止片28は、アクチュエータ29に
よりローラ23aに係合する係合位置と、ローラ23a
と係合不能な退避位置とに移動可能に構成されている。
アクチュエータ29としてはエアシリンダやソレノイド
が使用され、常には係止片28を係合位置に配置し、ボ
ビンキャッチャ18が待機位置に配置された状態で固定
把持片21a上に空ボビンBが配置された場合に係止片
28を退避位置に配置するように駆動されるようになっ
ている。
【0027】押出しレバー13の上方で装着アーム17
の前方には空ボビン取り込み装置35が配設されてい
る。図4及び図5に示すように、玉揚機4に設けられた
フレーム36に対して回動軸37が、玉揚機4の走行方
向と平行、即ち空ボビン搬送コンベア10と平行に軸受
38を介して支持されている。回動軸37の中央寄りに
は支持アーム39が基端において一体回動可能に固定さ
れ、その先端側に把持装置40が支持されている。即
ち、支持アーム39は巻取ユニット列と直交する平面内
で回動可能に設けられている。
【0028】把持装置40を構成する一対の把持片41
は、支持アーム39の側面に片持ち状態で回動軸37と
平行に支持された一対の支持ロッド42に、その基端に
おいて回動可能に取り付けられている。両把持片41は
ボビンBの長さのほぼ半分の幅を有する板ばねで形成さ
れ、その基端の互いに対向する位置に規制凸部43a,
43bが突設されている。各規制凸部43a,43bの
側面には掛止ピン44(図1に図示)が突設され、両掛
止ピン44間に把持片41を互いに近接する方向、即ち
把持方向に回動付勢するための引っ張りばね45が張設
されている。把持装置40は把持片41が空ボビンBを
把持片41のばね力及び引っ張りばね45の付勢力によ
り消極的に把持するようになっている。
【0029】また、支持アーム39には規制凸部43
a,43bと係合して把持片41の把持方向への回動を
規制するストッパピン46が固定されている。両規制凸
部43a,43bの長さは、把持装置40が空ボビンB
を把持していない状態では両者が当接して両把持片41
の先端の間隔を空ボビンBの外径より若干狭い状態に保
持し、空ボビンBを把持した状態では両者が離間して引
っ張りばね45の付勢力が把持片41に全て作用する長
さに設定されている。
【0030】図5に示すように、フレーム36には駆動
手段としての正逆回転可能なモータ47が固定され、そ
の出力軸47aに駆動歯車48が一体回転可能に固定さ
れている。回動軸37の第1端部側には被動歯車49が
一体回転可能に固定されている。モータ47には減速機
及び電磁ブレーキを内蔵したものが使用されている。モ
ータ47はその正逆回転により、両歯車48,49を介
して回動軸37を正逆回動させて、把持装置40を空ボ
ビン搬送コンベア10上に載置された空ボビンBを把持
可能な作用位置と、玉揚機4内の取り外し位置(待機位
置)とに配置させるように支持アーム39を往復回動さ
せる。玉揚機4内の取り外し位置とは図1に鎖線で示す
ように、空ボビン受取位置に配置されたボビンキャッチ
ャ18の近傍において、両把持片41の先端が上方に向
かって延びる状態に配置される位置である。
【0031】回動軸37の第2端部には支持アーム39
の位置を検出する位置検出手段を構成するレバー50が
一体回動可能に固定され、その先端には被検知部50a
が設けられている。フレーム36には把持装置40が作
用位置に配置された時に被検知部50aを検知する第1
のセンサ51と、把持装置40が前記取り外し位置(待
機位置)に配置された時に被検知部50aを検知する第
2のセンサ52とが回動軸37を中心としてほぼ180
°位相がずれた位置に固定されている。両センサ51,
52には近接スイッチが使用されている。
【0032】把持装置40が前記作用位置と取り外し位
置との間を移動する際の移動軌跡上には、把持装置40
が作用位置から取り外し位置側へ移動する際に、把持装
置40に把持された空ボビンBと係合して、空ボビンB
を把持装置40から取り外す一対の取り外し部材53が
配設されている。両取り外し部材53は把持装置40に
把持された空ボビンBの両端の外周面と係合可能な位置
に、互いに平行にかつ玉揚機4の前側(図1の左側)か
ら後側に向かって下降傾斜するように設されている。把
持装置40は玉揚機4が巻取ユニット5に対する作業位
置で停止した状態において、作用位置に配置された際に
空ボビンBをその長手方向のほぼ中央部で把持可能な位
置に配設されている。
【0033】両取り外し部材53は把持装置40から取
り外された後の空ボビンBを所定位置(この実施の形態
では受取位置に待機するボビンキャッチャ18へ受け渡
す位置)まで案内するガイド部材を兼ねるように、L字
状のブラケットで形成されている。取り外し部材53の
側壁53aには先端に雄ねじが形成された複数本の支持
ピン54が水平に突設され、筒状のスペーサ55及びフ
レーム36を貫通した支持ピン54の先端に螺着される
ナット56を介してフレーム36に締めつけ固定されて
いる。底壁53bの後側(図1の右側)及び側壁53a
が空ボビンBを所定位置まで案内する前記ガイド部材を
構成する。側壁53aは、底壁53bの前側との係合に
より把持装置40から取り外された空ボビンBが所定位
置へ移動する際に横方向へずれるのを規制して、ボビン
キャッチャ18が空ボビンBの所定位置を把持可能に案
内するようになっている。
【0034】回動軸37には把持装置40を挟んだ両側
に第1及び第2の位置決めレバー57,58が、空ボビ
ンBの長さとほぼ同じ(若干大きい)間隔をおいて相対
回動可能に支持されている。両位置決めレバー57,5
8は回動軸37に相対回動可能に支持された歯車59,
60に一体回動可能に固定されている。フレーム36に
はロータリソレノイド61,62が回動軸37の上方に
固定され、その出力軸に歯車59,60と噛合する歯車
63,64が一体回動可能に固定されている。位置決め
レバー57,58はロータリソレノイド61,62の励
消磁により歯車63,59及び歯車64,60を介し
て、図1及び図5に鎖線で示す回動軸37の上方に延び
る待機位置と、実線で示す水平に延びる作用位置とに回
動配置されるようになっている。位置決めレバー57,
58はロータリソレノイド61,62の消磁状態におい
て、待機位置に保持されるようになっている。この実施
の形態ではロータリソレノイド61,62の出力軸の回
動量を歯車63,59及び歯車64,60を介して増大
して、位置決めレバー57,58をほぼ90°の範囲で
回動させるようになっている。
【0035】各位置決めレバー57,58の基端寄りに
は、位置決めレバー57,58が作用位置に配置された
状態において、空ボビン搬送コンベア10により玉揚機
4と対応する位置に搬送された空ボビンBを検知可能な
ボビン検知センサ65,66(図4に図示)が取り付け
られている。
【0036】モータ47及びロータリソレノイド61,
62は、玉揚機4に設けられた制御装置C2(図2に図
示)からの指令信号により作動が制御され、制御装置C
2は第1及び第2のセンサ51,52及び両ボビン検知
センサ65,66の検知信号に基づいて制御を行うよう
になっている。
【0037】図4は空ボビン取り込み装置35の把持装
置40が作用位置に配置され、位置決めレバー57,5
8が作用位置に配置された状態の一部省略平面図であ
り、図5はその状態における一部省略一部破断正面図で
ある。なお、図5には位置決めレバー57,58が待機
位置に配置された状態を鎖線で示している。
【0038】なお、玉揚機4はクレードル6に空ボビン
Bを装着した後、玉揚機4に装備された種糸パッケージ
の種糸の糸端をクレードル6のボビン保持部に掛止させ
て空ボビンBに所定量巻き付ける作用をなす公知の種糸
巻付け装置(図示せず)を備えている。
【0039】玉揚機4は紡出ユニット2に装備された玉
揚げ要求表示ランプ(図示せず)の点灯の有無を検出す
るセンサ(図示せず)を備え、機台1側の制御装置C1
の指令により所定方向への走行中に、玉揚げ要求表示ラ
ンプが点灯している紡出ユニット2と対応する位置で停
止して、玉揚げ作業及び玉揚げ時の糸継ぎ作業を行うよ
うになっている。
【0040】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。玉揚機4は機台1側の制御装置C1からの指
令により、作業を必要とする紡出ユニット2の存在する
方向へ走行を開始し、玉揚げ要求表示ランプが点灯して
いる紡出ユニット2と対応する位置で停止して所定の作
業を行う。玉揚機4が待機位置に停止している状態で
は、ボビンキャッチャ18は図3に実線で示す待機位置
に配置され、空ボビンBが両把持片21a,21bに把
持された状態にある。また、把持装置40も図3に実線
で示す待機位置に配置されている。
【0041】紡出ユニット2は紡出部から紡出される糸
をトラバースガイド(いずれも図示せず)で綾振りしな
がら巻取りローラ5aの作用によりボビンに巻き取る。
満管になると原料スライバのフィードが停止されるとと
もに、当該紡出ユニット2のクレードル6が上動されて
満ボビン(満パッケージ)Fが巻取りローラ5aから所
定間隔離れた位置に配置されて玉揚げ要求表示ランプが
点灯される。機台側の制御装置C1は満管になった紡出
ユニット2を記憶し、待機中の玉揚機4に対して走行方
向及び当該紡出ユニット2が機台1のいずれの側にある
かを指令する。玉揚機4は走行レール3に沿って移動
し、玉揚げ要求表示ランプが点灯している紡出ユニット
2と対応する位置で停止して玉揚げ作業及びボビン装着
作業等を行う。
【0042】玉揚機4は紡出ユニット2と対応する位置
で停止すると、制御装置C2から機台側の制御装置C1
に空ボビン要求信号及び作業を行う紡出ユニット2の機
台1に対する位置を出力し、機台1の第1端部と対応す
る側と反対側のロータリソレノイド61,62に励磁指
令を出力する。即ち、紡出ユニット2の位置が機台1の
左側(図2の下側)の場合は第1の位置決めレバー57
用のロータリソレノイド61に励磁指令を出力し、紡出
ユニット2の位置が機台1の右側(図2の上側)の場合
は第2の位置決めレバー58用のロータリソレノイド6
2に励磁指令を出力する。ここでは紡出ユニット2の位
置が機台1の右側の場合について説明する。
【0043】制御装置C2の指令によりロータリソレノ
イド62が励磁されると、歯車64,60を介して第2
の位置決めレバー58が規制位置に配置される。玉揚機
4からの空ボビン要求信号を入力した制御装置C1は、
作業を行う紡出ユニット2と対応する側の空ボビン搬送
コンベア10への空ボビン供給指令を空ボビン貯留・供
給装置11に出力する。そして、玉揚機4が停止してい
る側の空ボビン搬送コンベア10を駆動する。空ボビン
貯留・供給装置11から空ボビン搬送コンベア10上に
供給された空ボビンBは機台1の第2端部側に向かって
搬送される。そして、第2の位置決めレバー58と係合
してその移動が規制され、玉揚機4と対応する位置に保
持される。空ボビンBが第2の位置決めレバー58と係
合する状態になると、第2のボビン検知センサ66から
オン(ON)信号が出力され、制御装置C2はその信号
を入力すると第1のロータリソレノイド61に励磁指令
を出力する。そして、第1のロータリソレノイド61が
励磁され、歯車63,59を介して第1の位置決めレバ
ー57が規制位置に配置されて空ボビンBは両位置決め
レバー57,58により長手方向への移動が規制された
状態となる。また、第1のボビン検知センサ65からオ
ン(ON)信号が出力される。
【0044】制御装置C2は両ボビン検知センサ65,
66からオン信号を入力すると、モータ47に正転駆動
信号を出力する。そして、歯車48,49を介して回動
軸37とともに支持アーム39が図1の反時計方向に回
動される。回動軸37とともにレバー50が回動され、
第1のセンサ51が被検知部50aを検知してオン信号
を出力すると、制御装置C2はモータ47に停止指令を
出力する。従って、支持アーム39は把持装置40が図
1に鎖線で示す取り外し位置(待機位置)から実線で示
す作用位置へ移動配置された時点で停止される。
【0045】把持装置40は待機位置から作用位置への
移動途中で両把持片41の先端が空ボビンBと係合する
状態となり、その状態からさらに作用位置側へ移動する
ことにより両把持片41の先端が空ボビンBに押し付け
られ、引っ張りばね45の付勢力に抗して把持片41の
間隔が開く。そして、作用位置に配置された状態では、
図1に実線で示すように両把持片41に空ボビンBが把
持された状態となる。
【0046】一方、玉揚機4は作業位置に停止して前記
空ボビン要求信号を出力した後、玉揚げ作業を行う。即
ち、押出しレバー13が図3に示す状態から軸14を中
心に反時計方向に回動され、ほぼ90°回動されたとき
に、クレードル6が満ボビンFを解放するため、その基
端を中心にして先端が紙面とほぼ垂直方向へ若干移動す
るように回動される。そして、満ボビンFがクレードル
6から離脱して、押出しレバー13の作用によりコンベ
ア7上へ移載される。その後、押出しレバー13は元の
位置に復帰する。
【0047】押出しレバー13が元の位置に復帰する
と、ボビンキャッチャ18が受渡し位置に配置された状
態で、装着アーム17が図3に実線で示す待機位置(原
位置)から時計方向に回動され、空ボビンBがクレード
ル6のボビン装着部と対応する鎖線で示す位置まで回動
される。その後、クレードル6がボビン把持状態に復帰
され、空ボビンBがクレードル6に把持される。次に装
着アーム17が反時計方向に回動されて原位置に復帰す
る。装着アーム17が反時計方向に回動するとき、可動
把持片21bはねじりばね24の付勢力に抗して解放側
に回動されて空ボビンBから離脱する。
【0048】ボビンキャッチャ18が待機位置に復帰す
るとリンク装置26が作動されてボビンキャッチャ18
は受取位置に回動配置される。係止片28は空ボビンB
を把持したボビンキャッチャ18がクレードル6に向か
って回動を開始した後、係合位置に配置されるとともに
その位置に保持されているため、ボビンキャッチャ18
が待機位置に復帰して受取位置に配置されると、ローラ
23aが係止片28と係合して可動把持片21bは解放
位置に保持される。
【0049】そして、待機位置に復帰したボビンキャッ
チャ18上に空ボビンBが載置されていない状態が検知
されると、制御装置C2はモータ47に逆転指令を出力
するとともに、両ロータリソレノイド61,62に消磁
指令を出力する。その結果、支持アーム39が図1に実
線で示す作用位置から鎖線で示す取り外し位置(待機位
置)へ向かって回動されるとともに、両位置決めレバー
57,58も実線で示す規制位置から鎖線で示す待機位
置へ向かって回動される。
【0050】支持アーム39及び位置決めレバー57,
58は同じ回動速度で回動され、位置決めレバー57,
58がほぼ90°回動されて待機位置で停止した後、支
持アーム39は更に回動を続ける。支持アーム39が作
用位置からほぼ120°回動された時点で空ボビンBが
取り外し部材53の底壁53bと係合を開始して把持装
置40と一体に移動するのが規制される。そして、支持
アーム39が更に回動を継続すると、把持片41が引っ
張りばね45の付勢力に抗して開放側に回動されて空ボ
ビンBが把持装置から取り外される。取り外された空ボ
ビンBは横方向への移動が側壁53aに規制された状態
で底壁53b上を転動して、ボビンキャッチャ18の固
定把持片21a上に移動する。
【0051】固定把持片21a上に空ボビンBが配置さ
れると、図示しないセンサによりそれが検知され、その
検知信号によりアクチュエータ29が作動されて係止片
28が退避位置に配置され、可動把持片21bが把持位
置に配置される。その後、リンク装置26が作動されて
ボビンキャッチャ18が下方へ回動されて受渡し位置に
配置される。また、把持装置40が待機位置まで移動し
た時点でレバー50の被検知部50aが第2のセンサ5
2に検知され、その検知信号に基づいてモータ47が停
止され、空ボビンBの取り込みが完了し、次の玉揚げ準
備作業が完了する。そして、玉揚機4は機台1側の制御
装置C1から玉揚げを必要とする紡出ユニット2への走
行指令があると、その指令に従って走行を開始する。
【0052】この実施の形態は以下の効果を有する。 (イ) 空ボビン搬送コンベア10上の空ボビンBを把
持する把持装置40がボビンを消極把持する構成で、把
持装置40からの空ボビンBの取り外しが所定位置に配
設された取り外し部材53との係合により行われるた
め、構成が簡単になるとともに、把持装置40及び取り
外し部材53の配設位置の自由度が大きくなる。
【0053】(ロ) 把持装置40から取り外された空
ボビンBはガイド部材としての側壁53aによりその長
手方向の移動が規制された状態で所定位置(ボビンキャ
ッチャ18)まで案内されるので、ボビンキャッチャ1
8による空ボビンBの把持位置が所定位置に位置決めさ
れた状態となる。その結果、クレードル6への空ボビン
Bの受渡しが円滑に行われる。
【0054】(ハ) 取り外し部材53が前記ガイド部
材を兼ねている(一体に形成されている)ため、構造及
び組み付けがより簡単となる。 (ニ) 把持装置40はその長手方向のほぼ中央部で空
ボビンBを把持するため、把持片41の数が一対で支持
アーム39も1本で済み構造が簡単となる。また、把持
装置40の往復動を許容し、かつ空ボビンBの取り外し
を行う取り外し部材53のフレーム36に対する固定も
容易となる。
【0055】(ホ) 取り外し部材53の底壁53bが
待機位置にあるボビンキャッチャ18側に向かって下降
傾斜する状態に形成されているため、把持装置40から
取り外された空ボビンBは自動的にボビンキャッチャ1
8まで移動される。
【0056】(ヘ) 把持装置40の把持片41が板ば
ねで形成されているため、引っ張りばね45の付勢力と
の共同作用により空ボビンBの把持解放が円滑に行われ
る。 (ト) 空ボビン搬送コンベア10により機台1の第1
端部側から搬送されてくる空ボビンBを把持装置40に
よる把持に最適な位置に保持した状態で空ボビンを把持
するため、空ボビンBを確実に把持できる。
【0057】(チ) 把持装置40が作用位置から取り
外し位置まで移動される際に、空ボビンBが側壁53a
と対応する位置まで両位置決めレバー57,58が同期
して回動されるため、空ボビンBが確実に一対の取り外
し部材53間と対応する位置に移動され、取り外し部材
53による取り外しが確実に行われる。
【0058】(リ) 玉揚機4の玉揚げ作業中に次の玉
揚げ作業に使用する空ボビンBを空ボビン搬送コンベア
10から取り込むため、玉揚機4が紡出ユニット2と対
応する位置に停止した後、機台側の制御装置C1に空ボ
ビン要求信号を出力しても、空ボビンBのクレードル6
への装着が遅れる虞がない。
【0059】(ヌ) ロータリソレノイド61,62の
出力軸の回動量を歯車59,60,63,64を介して
増大して位置決めレバー57,58を回動する構成のた
め、ロータリソレノイド61,62で直接回動させる構
成に比較してロータリソレノイド61,62として小型
のものを使用できるとともに、歯車の歯数比の設定によ
り位置決めレバー57,58の回動量を所望の値に容易
に調整できる。
【0060】(ル) 装着アーム17に対してボビンキ
ャッチャ18が上下方向に揺動可能で、上側のボビン受
取位置と、下側の受渡し位置とに配置可能なため、装着
アーム17が回動する際、ボビンキャッチャ18の移動
軌跡の半径が小さくなり、ボビンキャッチャ18と空ボ
ビン取り込み装置35との干渉を回避し易くなる。
【0061】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を図9(a),(b)及び図10に従って説明する。
この実施の形態では把持装置40の構成が前記実施の形
態と異なっており、その他の構成は前記実施の形態と同
じである。
【0062】図10に示すように、支持アーム39には
空ボビンBの直径とほぼ等しい間隔をおいて支軸67が
回動軸37と平行に突設され、両支軸67には平板で係
合された支持片68が基端に固着されたほぼ円形状の支
持部68aを介して回動可能に支持されている。支持片
68の先端には「へ」の字状に屈曲された把持片69
が、把持片69の一部が支持片68の基端側において内
側へ延出するように固定されている。支持アーム39に
突設された支持プレート70には支持部68aと対応す
る位置にボールプランジャ71が固定されている。ボー
ルプランジャ71は図9(a)に示すように、雄ねじが
外周に形成された筒状体72と、筒状体72内にその一
部が突出可能に収容されたボール73と、ボール73を
突出側に付勢するコイルスプリング74と、筒状体72
のプラグ72aとから構成されている。ボールプランジ
ャ71は支持プレート70に螺合されるとともに、ナッ
ト71aにより弛み止めがなされている。支持部68a
には把持片69が図10に鎖線で示す解放位置に配置さ
れたときにボール73と対応する位置と、図10に実線
で示す作用位置(把持位置)に配置されたときにボール
73と対応する位置とに係止凹部75a,75bが形成
されている。
【0063】この実施の形態では待機位置においては両
把持片69の先端間の間隔が空ボビンBの直径より拡が
った解放位置に保持されている。そして、待機位置から
作用位置へ配置される途中で把持片69の先端が空ボビ
ン搬送コンベア10上の空ボビンBを通過した後、把持
片69の内側に係合し、更に移動して支持アーム39が
所定の作用位置まで回動されると、図10に実線で示す
ように把持片69が空ボビンBを把持する状態となる。
この状態ではボール73が係止凹部75bと係合した状
態に保持される。
【0064】また、空ボビンBを把持した状態で把持装
置40が作用位置から待機位置へと移動される際、空ボ
ビンBが取り外し部材53の底壁53bと係合する状態
から把持装置40が姿勢を変更しつつ移動されるに伴っ
て把持片69が解放側へ回動され、係止凹部75aがボ
ール73と係合した解放位置に保持される。従って、こ
の実施の形態においても把持片69の開閉作動がアクチ
ュエータを使用せずに行われ、構成が簡単となり、第1
の実施の形態と同様な効果を発揮する。
【0065】(第3の実施の形態)次に第3の実施の形
態を図11に従って説明する。この実施の形態では一対
の把持装置40が空ボビンBをその両側で把持する点
と、取り外し部材が空ボビンBの中央部で空ボビンBと
係合する点と、把持装置40から取り外された後の空ボ
ビンBの長手方向への移動を規制するガイド部材が取り
外し部材と別体に形成されている点とが第1の実施の形
態と異なっている。第1の実施の形態と同一部分は同一
符号を付して詳しい説明を省略する。
【0066】一対の支持アーム39は、その基端が歯車
59,60の近傍において回動軸37に一体回転可能に
固定され、その先端側の対向する位置に把持装置40が
支持されている。把持装置40の構成は把持片41の幅
が短い点を除いて前記実施の形態と同じである。
【0067】フレーム36には第1の実施の形態の取り
外し部材53の側壁53aに相当する一対のガイド部材
76が同じ構成により固定されている。ガイド部材76
はその先端が待機位置に配置されたボビンキャッチャ1
8の固定把持片21aの側方まで延出するように形成さ
れている。取り外し部材77は一方のフレーム36に基
端が固定された支持ブラケット78の先端に固定され、
把持装置40に把持された空ボビンBにその中央部にお
いて係合可能な位置に配設されている。
【0068】この実施の形態においては、(ハ),
(ニ)を除いて第1の実施の形態と同様な効果を有する
他に、次の効果を有する。 (ル) 一対の把持装置40で空ボビンBを把持するた
め、安定した状態で空ボビンBの把持及び移動を行うこ
とができる。
【0069】(ヲ) ガイド部材76が待機位置に配置
されたボビンキャッチャ18の固定把持片21aの側方
まで延出するように形成されているめ、把持装置40か
ら取り外された後の空ボビンBは、固定把持片21a上
に配置されるまでその長手方向への移動が規制される。
その結果、固定把持片21a上の所定位置に確実に配置
され、常に所定位置でボビンキャッチャ18に把持され
てクレードル6と対応する位置へ配置される。
【0070】なお、本発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、次のように具体化してもよ
い。 (1) 把持装置40として図12に示すように、板ば
ねを折り曲げて支持アーム79aと、把持片(把持部)
79bとを一体に形成した把持部材79を回動軸37に
一体回動可能に固定してもよい。この場合は、把持装置
40の構造が簡単で部品点数も少なくなる。
【0071】(2) 把持装置40を図13に示す構成
としてもよい。この構成では、支持アーム39に板材で
形成された把持片80が支軸67を介して回動可能に支
持され、両把持片80間に引っ張りばね45が張設され
て互いに近接する方向(把持方向)に付勢されている。
支持アーム39には把持片80と係合してその把持方向
への回動を規制する調整ねじ81が取付けられている。
把持片80の先端側には複数のボールプランジャ71が
螺着されている。そして、把持片80の位置はフリー状
態において両把持片80のボールプランジャ71の間隔
が空ボビンBの直径より若干狭くなるように調整ねじ8
1の螺合位置が調整されて使用される。この変更例にお
いても、把持片80を駆動するアクチュエータを使用せ
ずに支持アーム39の往復回動により空ボビンBの把持
解放が行われる。
【0072】(3) 位置決めレバー57,58を直接
ロータリソレノイド61,62の出力軸に連結して回動
させる構成としてもよい。この場合、歯車が不要になり
構造が簡単となる。
【0073】(4) 把持装置40の位置の確認手段と
して回動軸37に固定されたレバー50の被検知部50
aを両センサ51,52で検知する構成に代えて、モー
タ47の回動量を検出するロータリエンコーダを設けて
その出力信号に基づいてモータ47を駆動制御してもよ
い。
【0074】(5) 位置決めレバー57,58を待機
位置に復帰させる時期は、必ずしも把持装置40を作用
位置(把持位置)から取り外し位置に移動させる時期と
合わせる必要はなく、把持装置40の移動前又は移動後
であってもよい。
【0075】(6) 把持装置40により空ボビンBを
把持する際に一対の位置決めレバー57,58で空ボビ
ンBの長手方向の移動を規制する必要はなく、空ボビン
搬送コンベア10による空ボビンBの移動を規制する側
の位置決めレバーのみを規制位置に配置してもよい。
【0076】(7) 把持装置40から取り外された空
ボビンをガイド部材を介してボビンキャッチャ18に直
接受け渡す構成に代えて、空ボビンを一時貯留する貯留
部からボビンキャッチャ18に受け渡す構成としてもよ
い。この場合、空ボビン取り込み装置35をボビンキャ
ッチャ18の作動と無関係に駆動することができ、その
制御が容易となる。
【0077】(8) 空ボビン供給装置として玉揚機4
からの空ボビン要求信号により空ボビンBの供給を開始
する装置に代えて、予め紡出ユニット2と対応する位置
に空ボビンBを準備する構成の装置を使用した場合は、
位置決めレバー57,58を省略してもよい。
【0078】(9) ボビンキャッチャ18の可動把持
片21bを把持位置と解放位置とに回動配置させる構成
として、アクチュエータ29により作動される係止片2
8と、該係止片28と係合するローラ23aを備えたレ
バー23に代えて、レバー23をリンク装置26と連動
して作動されるカム・リンク機構を介して回動させる構
成を採用してもよい。
【0079】(10) ボビンとしてストレートボビン
に限らず、コーンボビン(テーパボビン)を使用する場
合に適用してもよい。その場合、把持片41をコーンボ
ビンの形状に対応した形状のものに変更するのが好まし
い。
【0080】(11) 空ボビンとして種糸ボビンを供
給するようにしてもよい。 (12) 自動機として玉揚機に限らず、玉揚げ後の糸
継ぎ作業を行う糸継ぎ機に適用してもよい。
【0081】(13) オープンエンド精紡機に限ら
ず、結束紡績機やワインダ等に適用してもよい。前記実
施の形態及び変更例から把握できる請求項記載以外の発
明について、以下にその効果とともに記載する。
【0082】(1) 請求項1〜請求項4のいずれか一
項に記載の発明において、前記把持装置は前記巻取ユニ
ット列と直交する平面内で回動可能に設けられた支持ア
ームと、空ボビンを消極把持する把持部とが、折り曲げ
形成された板ばねにより一体に形成されている。この場
合、把持装置の構造が簡単で部品点数も少なくなる。
【0083】(2) 請求項1〜請求項4のいずれか一
項に記載の発明において、前記把持装置は支軸に回動可
能に支持された一対の把持片を有し、把持片の基端には
把持片が把持位置及び解放位置に配置された際に把持装
置を支持する支持アームに固定されたボールプランジャ
とそれぞれ係合する係合凹部を有する支持部が形成さ
れ、把持片には把持装置が作用位置に配置される際に空
ボビンと係合して把持片を把持側へ回動させる係合部が
内側に形成されている。この場合、把持片を把持側に付
勢する付勢手段が不要となり、構造が簡単になる。
【0084】(3) 請求項2又は請求項3に記載の発
明において、前記ガイド部材は前記把持装置から取り外
された空ボビンを、巻取ユニットのクレードルに空ボビ
ンを受け渡すボビンキャッチャに空ボビンを供給する空
ボビン貯留部に案内するように構成されている。この場
合、空ボビン取り込み装置をボビンキャッチャの作動と
無関係に駆動することができ、その制御が容易となる。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
4に記載の発明によれば、簡単な構成で配設位置の自由
度も大きく、巻取ユニット列に沿って延設されたコンベ
ア上の空ボビンを把持して自動機内に取り込むととも
に、自動機内の所定位置で把持を解放することができ
る。
【0086】請求項2に記載の発明では、把持装置から
取り外された空ボビンをその長手方向の移動を規制した
状態で所定位置まで案内することができる。請求項3に
記載の発明では、取り外し部材が把持装置から取り外さ
れた空ボビを所定位置まで案内するガイド部材を兼ねて
いるため、構造及び組み付けがより簡単となる。
【0087】請求項4に記載の発明では、把持装置は空
ボビンをその長手方向のほぼ中央部で把持するため、把
持片の数が一対で支持アームも1本で済み構造が簡単と
なる。また、把持装置の往復動を許容し、かつ空ボビン
の取り外しを行う取り外し部材のフレームに対する固定
も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の空ボビン取り込み装置を
示す概略側面図。
【図2】 紡機機台と玉揚機との関係を示す概略平面
図。
【図3】 玉揚機と空ボビン搬送コンベアとの関係を示
す概略側面図。
【図4】 空ボビン取り込み装置の概略平面図。
【図5】 空ボビン取り込み装置の一部省略一部破断背
面図。
【図6】 リンク装置とボビンキャッチャの関係を示す
要部側面図。
【図7】 同じく要部正面図。
【図8】 ボビンキャッチャの斜視図。
【図9】 第2の実施の形態を示し、(a)はボールプ
ランジャの断面図、(b)は把持片の部分拡大図。
【図10】 第2の実施の形態の空ボビン取り込み装置
の概略側面図。
【図11】 第3の実施の形態の空ボビン取り込み装置
の概略平面図。
【図12】 変更例の把持装置の概略側面図。
【図13】 別の変更例の把持装置の概略側面図。
【符号の説明】
1…機台、4…自動機としての玉揚機、5…巻取ユニッ
ト、10…空ボビン供給装置を構成する空ボビン搬送コ
ンベア、35…空ボビン取り込み装置、39…支持アー
ム、40…把持装置、47…駆動手段を構成するモー
タ、53…取り外し部材、53a…ガイド部材として側
壁、53b…ガイド部材としての底壁、B…空ボビン、
F…満ボビン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紡機に沿って配設されたレールに沿って
    移動するとともに、巻取ユニットと対応する位置で停止
    して巻取ユニットへのボビンの装着作業等を行う自動機
    に装備される空ボビン取り込み装置であって、 紡機の巻取ユニット列に沿って延設された空ボビン供給
    装置上に載置された空ボビンを消極把持する把持装置
    と、 前記把持装置を支持するとともに前記巻取ユニット列と
    直交する平面内で回動可能に設けられた支持アームと、 前記把持装置を前記空ボビン供給装置上に載置された空
    ボビンを把持可能な作用位置と、自動機内の取り外し位
    置とに配置させるように前記支持アームを往復回動させ
    る駆動手段と、 前記作用位置と取り外し位置との間の把持装置の移動軌
    跡上に配置され、把持装置が作用位置から取り外し位置
    側へ移動する際に把持装置に把持された空ボビンと係合
    して、空ボビンを把持装置から取り外す取り外し部材と
    を備えた紡機用自動機の空ボビン取り込み装置。
  2. 【請求項2】 前記取り外し部材により前記把持装置か
    ら取り外された空ボビンをその長手方向の移動を規制し
    て所定位置まで案内するガイド部材を備えた請求項1に
    記載の紡機用自動機の空ボビン取り込み装置。
  3. 【請求項3】 前記取り外し部材は前記把持装置から取
    り外された後の空ボビンを前記所定位置まで案内するガ
    イド部材を兼ねている請求項2に記載の紡機用自動機の
    空ボビン取り込み装置。
  4. 【請求項4】 前記把持装置は自動機が巻取ユニットに
    対する作業位置で停止した状態において、作用位置に配
    置された際に空ボビンをその長手方向のほぼ中央部で把
    持可能な位置に配設されている請求項1〜請求項3のい
    ずれか一項に記載の紡機用自動機の空ボビン取り込み装
    置。
JP24509296A 1996-09-17 1996-09-17 紡機用自動機の空ボビン取り込み装置 Pending JPH1096127A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24509296A JPH1096127A (ja) 1996-09-17 1996-09-17 紡機用自動機の空ボビン取り込み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24509296A JPH1096127A (ja) 1996-09-17 1996-09-17 紡機用自動機の空ボビン取り込み装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1096127A true JPH1096127A (ja) 1998-04-14

Family

ID=17128491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24509296A Pending JPH1096127A (ja) 1996-09-17 1996-09-17 紡機用自動機の空ボビン取り込み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1096127A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109607310A (zh) * 2018-12-18 2019-04-12 吴玉金 一种市政电缆回收收卷机
CN110240013A (zh) * 2019-05-27 2019-09-17 张家港锦亿化纤有限公司 一种涤纶丝制品用生产中卷收设备
CN113415680A (zh) * 2021-07-02 2021-09-21 浙江精功科技股份有限公司 一种变形丝机用筒管抓取及放管装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109607310A (zh) * 2018-12-18 2019-04-12 吴玉金 一种市政电缆回收收卷机
CN109607310B (zh) * 2018-12-18 2020-08-28 福建旭辰信息科技有限公司 一种市政电缆回收收卷机
CN110240013A (zh) * 2019-05-27 2019-09-17 张家港锦亿化纤有限公司 一种涤纶丝制品用生产中卷收设备
CN110240013B (zh) * 2019-05-27 2023-12-22 张家港锦亿化纤有限公司 一种涤纶丝制品用生产中卷收设备
CN113415680A (zh) * 2021-07-02 2021-09-21 浙江精功科技股份有限公司 一种变形丝机用筒管抓取及放管装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3295775A (en) Method and apparatus for readying the winding operation of yarn supply coils on coil winding machines
JPH0359169B2 (ja)
US5937629A (en) Method and device for supplying empty tubes to winding devices of a textile machine
JP3203961B2 (ja) ワインダの糸巻取用チューブ供給装置
JP2792879B2 (ja) 紡績運転再開のための方法
US4535944A (en) Spinning machine with a doffing apparatus
JPS606565A (ja) ボビンの多目的取扱機構を具備した糸処理機械
JP2000072328A (ja) あや巻きボビンを製作する紡織機械
JPH10182008A (ja) 紡機用自動機への空ボビン補給装置
JP2001072340A (ja) あや巻きボビンを製作する紡織機械のための糸結装置
JPH10175777A (ja) 綾巻きパッケージを製造する繊維機械
US4638956A (en) Textile machine for producing cross-wound bobbins
JPH1096127A (ja) 紡機用自動機の空ボビン取り込み装置
CS270736B1 (en) Device for bobbins orientation with yarn winding
JPH06305640A (ja) 綾巻ボビンを製造する機械から綾巻ボビンを取出しかつ当該機械に空の巻管を供給するための装置
JPH10168682A (ja) 紡機用自動機への空ボビン補給方法及び装置
JPH1096126A (ja) 紡機用自動機の空ボビン取り込み装置
JPH11209002A (ja) チーズを形成する繊維機械のためのボビン供給装置
JP3633193B2 (ja) 自動ワインダ
JPH02127368A (ja) 精紡機の粗糸替方法
JP3346304B2 (ja) 紡績機の糸継ぎ方法及びその装置
JPS6260780A (ja) 紡機における自動機への種糸ボビン供給装置
JP2636374B2 (ja) 精紡機の粗糸継装置及び粗糸継方法
JPH0226944Y2 (ja)
JPH052624Y2 (ja)