JPH1095714A - 毛髪処理剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪を健康毛のような質感に十分に改善し、
かつ、その効果が持続する１剤型の毛髪処理剤を提供す
る。 【解決手段】 特定の高分子化合物のうち少なくとも１
種を含有し、毛髪を処理することにより、毛髪表面に皮
膜を形成するようにした毛髪処理剤。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪処理剤に関す
るもので、さらに詳しくは、毛髪の損傷防止または傷ん
だ毛髪の質感を健康毛のように改善し、その効果が持続
するようにした１剤型の毛髪処理剤に関する。

【０００２】

【従来の技術】毛髪の質感を変化させるのに、一般的に
はヘアトリートメントなどが用いられている。しかし、
これらは一時的に毛髪の質感を改善するものであり、効
果的には弱く、持続性もない。このため、毛髪の質感を
変化させる効果が十分にあり、持続性を持つ毛髪処理剤
の開発について極めて興味が持たれている。このことを
目的とした毛髪処理剤としては、１剤型および２剤型の
ものがある。

【０００３】このうち２剤型のものは、アニオン性活性
剤、両性活性剤とカチオン性セルロース誘導体を組み合
わせたもの（特開平４−８０８５２２号公報）、アニオ
ン性多糖類とアニオン性高分子、ノニオン性高分子、両
性高分子のいずれかを含む１剤と、カチオン活性剤を含
む２剤を組み合わせたもの（特開平７−９７３０７号公
報）などが知られている。これらは毛髪表面上にコンプ
レックスを作り、フィルム状の皮膜を形成するものであ
るため、ある程度の持続性を持っている。

【０００４】しかし、アニオン性高分子を配合したもの
（特開昭６３−１５４６１０号公報、特開昭６３−１５
４６１１号公報）などの１剤型は、一時的には毛髪の質
感を改善することができるが、持続性が殆どなく、一度
のシャンプーで簡単に効果がなくなってしまうことか
ら、必ずしも満足のいくものではなかった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、毛髪を健康
毛のような質感に十分に改善し、かつ、その効果が持続
する１剤型の毛髪処理剤を提供することを目的とするも
のである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討を進めた結果、特定の高分子化
合物を含有する毛髪処理剤で毛髪を処理して、毛髪表面
に皮膜を形成することにより、毛髪の質感を健康な状態
に改善し、その効果が持続することを知り、本発明を完
成するに至ったのである。

【０００７】すなわち、本発明は、アクリル酸・アクリ
ル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体、アクリル酸ア
ミド・スチレン共重合体、アクリル酸アクリルエステル
・メタクリル酸アクリルエステル・ジアセトンアクリル
アミド・メタクリル酸共重合体、アクリル酸アルキル共
重合体、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体、アク
リル酸オクチルアミド・アクリル酸エステル共重合体、
アクリル酸オクチルアミド・アクリル酸ヒドロキシプロ
ピル・メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体、アク
リル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸ブチル・アクリル
酸メトキシシエチル共重合体、アクリル酸ブチル・アク
リロニトリル・スチレン共重合体、エイコセン・ビニル
ピロリドン共重合体、エチルセルロース、クロトン酸・
酢酸ビニル・ネオデカン酸ビニル共重合体、酢酸ビニル
・クロトン酸共重合体、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル・
ビニルピロリドン共重合体、スチレン共重合体、スチレ
ン・ビニルピロリドン共重合体、スチレン・メチルスチ
レン・インデン共重合体、ビスフェノールＡ型エポキシ
樹脂オレイン酸エステル、ビスフェノールＡ型エポキシ
樹脂ステアリン酸エステル、ビスフェノールＡ型エポキ
シ樹脂リシノレイン酸エステル、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、ビニルピロリドン・ヘキサデセン共重合体、
ビニルメチルエーテル・マレイン酸エチル共重合体、ビ
ニルメチルエーテル・マレイン酸ブチル共重合体、ポリ
酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、Ｎ−メタクリロイ
オキシエチルＮ，Ｎ−ジメチルアンモニウム−α−Ｎ−
メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエス
テル共重合体のうち少なくとも１種を含有してなること
を特徴とする１剤型の毛髪処理剤である。

【０００８】本発明の毛髪処理剤の形態は、溶液タイ
プ、エマルジョンタイプ、クリームタイプ、フォームタ
イプ等の適宜な形態に調製することができる。具体的に
は、上記高分子化合物を溶解して溶液としたもの、上記
高分子化合物を、従来一般に用いられているヘアミス
ト、ヘアローション、ヘアトリートメント、ヘアリンス
等のヘアケア製品、およびヘアダイ、パーマネントウェ
ーブに含有させたものが、本発明の毛髪処理剤となる。

【０００９】一般に高分子化合物は、硬くなったりゴワ
ついたりするが、本発明の上記化合物は、使用量を制限
することにより、健康な毛髪のような自然のスベリとソ
フト感を与えることができる。ソフト感を基準にしてみ
ると、上記の高分子化合物の中でも、好ましい高分子化
合物は、アクリル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エ
チル共重合体、アクリル酸アミド・スチレン共重合体、
アクリル酸アクリルエステル・メタクリル酸アクリルエ
ステル・ジアセトンアクリルアミド・メタクリル酸共重
合体、アクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸アルキ
ル・スチレン共重合体、アクリル酸オクチルアミド・ア
クリル酸エステル共重合体、アクリル酸オクチルアミド
・アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチル
アミノエチル共重合体、アクリル酸ヒドロキシエチル・
アクリル酸ブチル・アクリル酸メトキシエチル共重合
体、エイコセン・ビニルピロリドン共重合体、エチルセ
ルロース、クロトン酸・酢酸ビニル・ネオデカン酸ビニ
ル共重合体、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル・ビニルピロ
リドン共重合体、ビスフェノールＡ型エポキシ樹脂オレ
イン酸エステル、ビスフェノールＡ型エポキシ樹脂ステ
アリン酸エステル、ビスフェノールＡ型エポキシ樹脂リ
シノレイン酸エステル、ビニルメチルエーテル・マレイ
ン酸エチル共重合体、ビニルメチルエーテル・マレイン
酸ブチル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラ
ール、Ｎ−メタクリロイオキシエチルＮ，Ｎ−ジメチル
アンモニウム−α−Ｎ−メチルカルボキシベタイン・メ
タクリル酸アルキルエステル共重合体であり、これら
は、処理感に違和感が少なく、自然なソフト感とスベリ
感がある。

【００１０】さらに違和感の少ない自然な感じを受ける
ことができる高分子化合物は、アクリル酸アルキル共重
合体、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体、アクリ
ル酸オクチルアミド・アクリル酸ヒドロキシプロピル・
メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体、アクリル酸
ヒドロキシエチル・アクリル酸ブチル・アクリル酸メト
キシエチル共重合体、エチルセルロース、クロトン酸・
酢酸ビニル・ネオデカン酸ビニル共重合体、ビスフェノ
ールＡ型エポキシ樹脂オレイン酸エステル、ビスフェノ
ールＡ型エポキシ樹脂ステアリン酸エステル、ビスフェ
ノールＡ型エポキシ樹脂リシノレイン酸エステル、ビニ
ルメチルエーテル・マレイン酸エチル共重合体、ビニル
メチルエーテル・マレイン酸ブチル共重合体、ポリビニ
ルブチラール、Ｎ−メタクリロイオキシエチルＮ，Ｎ−
ジメチルアンモニウム−α−Ｎ−メチルカルボキシベタ
イン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体で、処理
後、自然なスベリやコシがより強く感じられる。

【００１１】最も違和感がなく、自然なスベリやソフト
な感じを受け、健康な毛髪と同様な感じを受ける高分子
化合物は、アクリル酸アルキル、アクリル酸アルキル・
スチレン共重合体、クロトン酸・酢酸ビニル・ネオデカ
ン酸ビニル共重合体、ビスフェノールＡ型エポキシ樹脂
オレイン酸エステル、ビスフェノールＡ型エポキシ樹脂
ステアリン酸エステル、ビスフェノールＡ型エポキシ樹
脂リシノレイン酸エステル、ビニルメチルエーテル・マ
レイン酸エチル共重合体、ビニルメチルエーテル・マレ
イン酸ブチル共重合体、ポリビニルブチラール、Ｎ−メ
タクリロイオキシエチルＮ，Ｎ−ジメチルアンモニウム
−α−Ｎ−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸ア
ルキルエステル共重合体で、処理感の持続性もかなりあ
り、効果が高い。

【００１２】本発明において、高分子化合物の含有量
は、毛髪処理剤総量を基準として０．０１〜５．０重量
％、好ましくは０．１〜３．０重量％である。この含有
量が０．０１重量％未満では、その効果が期待できず、
５．０重量％を超えると、毛髪の硬化やフレーキング等
が起こり好ましくない。本発明の毛髪処理剤は、上記の
必須成分に加えて、本発明の効果を損なわない範囲で、
油脂類、炭化水素、シリコーン、高級アルコール、エス
テル類等の油分と、多価アルコールや種々の活性剤、ア
ミノ酸、防腐剤、キレート剤等を配合することができ
る。

【００１３】本発明の毛髪処理剤は、毛髪表面上に皮膜
を形成するため、毛髪内の間充物質の流出を防ぐことが
できる。このことによって、毛髪の損傷防止および傷ん
だ毛髪の質感を改善し、切れ毛や枝毛を防ぐことができ
る。その効果は、通常のヘアローションやヘアトリート
メントよりも強い。また、この皮膜は油溶性であるた
め、シャンプーの際、流れ落ちることがなく、効果の持
続性もはるかに強い。このように毛髪の修復効果が十分
にあり、その効果が持続する１剤型の製品は、今まで全
く知られていないものである。

【００１４】

【発明の実施の形態】本発明の毛髪処理剤として、下記
化合物１〜２８を溶解して液状としたもの、該化合物１
〜２８をヘアローション、ヘアトリートメントに含有さ
せたものを示した。また、比較化合物１および２を同様
にして溶液としたもの、ヘアローション、ヘアトリート
メントに含有させたものを比較例として比較試験した結
果を示した。

【００１５】 化合物 １：アクリル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体 ２：アクリル酸アミド・スチレン共重合体 ３：アクリル酸アクリルエステル・メタクリル酸アクリルエステル・ ジアセトンアクリルアミド・メタクリル酸共重合体 ４：アクリル酸アルキル共重合体 ５：アクリル酸アルキル・スチレン共重合体 ６：アクリル酸オクチルアミド・アクリル酸エステル共重合体 ７：アクリル酸オクチルアミド・アクリル酸ヒドロキシプロピル・メ タクリル酸ブチルアミノエチル共重合体 ８：アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸ブチル・アクリル酸メ トキシエチル共重合体 ９：アクリル酸ブチル・アクリロニトリル・スチレン共重合体 １０：エイコセン・ビニルピロリドン共重合体 １１：エチルセルロース １２：クロトン酸・酢酸ビニル・ネオデカン酸ビニル共重合体 １３：酢酸ビニル・クロトン酸共重合体 １４：酢酸ビニル樹脂 １５：酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体 １６：スチレン共重合体 １７：スチレン・ビニルピロリドン共重合体 １８：スチレン・メチルスチレン・インデン共重合体 １９：ビスフェノールＡ型エポキシ樹脂オレイン酸エステル ２０：ビスフェノールＡ型エポキシ樹脂ステアリン酸エステル ２１：ビスフェノールＡ型エポキシ樹脂リシノレイン酸エステル ２２：ヒドロキシプロピルセルロース ２３：ビニルピロリドン・ヘキサデセン共重合体 ２４：ビニルメチルエーテル・マレイン酸エチル共重合体 ２５：ビニルメチルエーテル・マレイン酸ブチル共重合体 ２６：ポリ酢酸ビニル ２７：ポリビニルブチラール ２８：Ｎ−メタクリロイオキシエチルＮ，Ｎ−ジメチルアンモニウム− α−Ｎ−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエス テル共重合体 比較化合物１：塩化ｏ−〔２−ヒドロキシ−３−（トリメチルアンモニオ）プ ロピル〕ヒドロキシエチルセルロース ２：ヒドロキシエチルセルロース

【００１６】

【実施例】以下に、実施例によって本発明を詳細に説明
するが、本発明は、これらによって限定されるものでは
ない。なお、以下の実施例において、特に断らない限り
重量％による。 （実施例１）前記化合物１〜２８をそれぞれ、表１に示
す割合でエタノールに配合溶解して溶液を調製し、化合
物の配合量が０．０１〜５．０％のものを本発明の毛髪
処理剤とした。

【００１７】（比較例１）比較化合物１および２をそれ
ぞれ、表１に示す割合でエタノールに配合溶解して溶液
を調製し、毛髪処理剤とした。表１の処方に示す毛髪処
理剤について、次の（１）〜（３）に記載の試験を行っ
た。

【００１８】（１）毛髪上に形成した皮膜の持続性 表１に示す処方１−１、１−２、１−３、１−４、１−
５、１−６、１−７、１−８にしたがって調製した溶液
を、約１０ｇの毛束に１ｇ塗布して乾燥させ、これをサ
ンプルとした。このサンプルにシャンプーを施術し、乾
燥させる。この操作を１０回行い、コーティング感を官
能的に比較評価し、その結果を表２に示した。

【００１９】（２）毛髪上に形成した皮膜のスベリ感 表１に示す処方１−２、１−３、１−４、１−５、１−
６、１−７、１−８にしたがって調製した溶液を、約１
０ｇの毛束に１ｇ塗布して風乾させ、これをサンプルと
し、処方１−１を基本としてスベリ感を官能的に比較評
価し、その結果を表３に示した。

【００２０】（３）毛髪上に形成した皮膜のソフト感 表１に示す処方１−２、１−３、１−４、１−５、１−
６、１−７、１−８にしたがって調製した溶液を、約１
０ｇの毛束に１ｇ塗布して風乾させ、これをサンプルと
し、処方１−１を基本としてソフト感を官能的に比較評
価し、その結果を表４に示した。

【００２１】

【表１】

【００２２】

【表２】

【００２３】

【表３】

【００２４】

【表４】

【００２５】（実施例２）化合物１〜２８をそれぞれ、
モノオレイン酸ソルビタン、リノールサラダ油、流動パ
ラフィン、ポリオキシエチレンオレイルエーテルおよび
精製水と表５に示す割合で混合してヘアローションを調
製し、化合物の配合量が０．０１〜５．０％のものを本
発明の毛髪処理剤とした。

【００２６】（比較例２）比較化合物１および２をそれ
ぞれ、実施例２と同様に表５に示す割合で混合してヘア
ローションを調製した。表５の処方に示すヘアローショ
ンについて、次の（１）〜（３）に記載の試験を行っ
た。

【００２７】（１）毛髪上に形成した皮膜の持続性 表５に示す処方２−１、２−２、２−３、２−４、２−
５、２−６、２−７、２−８にしたがって調製したヘア
ローションを、約１０ｇの毛束に１ｇ塗布して乾燥さ
せ、これをサンプルとした。このサンプルにシャンプー
を施術し、乾燥させる。この操作を１０回行い、コーテ
ィング感を官能的に比較評価し、その結果を表６に示し
た。

【００２８】（２）毛髪上に形成した皮膜のスベリ感 表５に示す処方２−２、２−３、２−４、２−５、２−
６、２−７、２−８にしたがって調製したヘアローショ
ンを、約１０ｇの毛束に１ｇ塗布して風乾させ、これを
サンプルとし、処方２−１のヘアローションを基本とし
てスベリ感を官能的に比較評価し、その結果を表７に示
した。

【００２９】（３）毛髪上に形成した皮膜のソフト感 表５に示す処方２−２、２−３、２−４、２−５、２−
６、２−７、２−８にしたがって調製したヘアローショ
ンを、約１０ｇの毛束に１ｇ塗布して風乾させ、これを
サンプルとし、処方２−１のヘアローションを基本とし
てソフト感を官能的に比較評価し、その結果を表８に示
した。

【００３０】

【表５】

【００３１】

【表６】

【００３２】

【表７】

【００３３】

【表８】

【００３４】（実施例３）化合物１〜２８をそれぞれ、
セタノール、ミリスチン酸イソプロピル、オリーブ油、
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、精製水と表９
に示す割合で混合してヘアトリートメントを調製し、化
合物の配合量が０．０１〜５．０％のものを本発明の毛
髪処理剤とした。

【００３５】（比較例３）比較化合物１および２をそれ
ぞれ、実施例３と同様に表９に示す割合で混合してヘア
トリートメントを調製した。表９の処方に示すトリート
メントについて、次の（１）〜（３）に記載の試験を行
った。

【００３６】（１）毛髪上に形成した皮膜の持続性 表９に示す処方３−１、３−２、３−３、３−４、３−
５、３−６、３−７、３−８にしたがって調製したヘア
トリートメントを、約１０ｇの毛束に１ｇ塗布して水洗
した後、風乾させ、これをサンプルとした。このサンプ
ルにシャンプーを施術し、乾燥させる。この操作を１０
回行い、コーティング感を官能的に比較評価し、その結
果を表１０に示した。

【００３７】（２）毛髪上に形成した皮膜のスベリ感 表９に示す処方３−２、３−３、３−４、３−５、３−
６、３−７、３−８にしたがって調製したヘアトリート
メントを、約１０ｇの毛束に１ｇ塗布して水洗した後、
風乾させ、これをサンプルとし、処方３−１のヘアトリ
ートメントを基本としてスベリ感を官能的に比較評価
し、その結果を表１１に示した。

【００３８】（３）毛髪上に形成した皮膜のソフト感 表９に示す処方３−２、３−３、３−４、３−５、３−
６、３−７、３−８にしたがって調製したヘアトリート
メントを、約１０ｇの毛束に１ｇ塗布して水洗した後、
風乾させ、これをサンプルとし、処方３−１のヘアトリ
ートメントを基本としてスベリ感を官能的に比較評価
し、その結果を表１２に示した。

【００３９】

【表９】

【００４０】

【表１０】

【００４１】

【表１１】

【００４２】

【表１２】 この他、ヘアミスト、ヘアリンス、ヘアダイ、パーマネ
ントウェーブについても、実施例２ないし３と同様にし
て調製し、毛髪上に形成した皮膜の持続性、スベリ感お
よびソフト感についても同様にして比較評価し、実施例
２ないし３と同様の結果が得られた。

【００４３】

【発明の効果】本発明の毛髪処理剤は、実施例から明ら
かなように、傷んだ毛髪を修復することによって、その
質感を十分に改善し、なおかつ、その効果が優れたもの
で、商品価値の高いものである。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 アクリル酸・アクリル酸アミド・アクリ
   ル酸エチル共重合体、アクリル酸アミド・スチレン共重
   合体、アクリル酸アクリルエステル・メタクリル酸アク
   リルエステル・ジアセトンアクリルアミド・メタクリル
   酸共重合体、アクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸
   アルキル・スチレン共重合体、アクリル酸オクチルアミ
   ド・アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸オクチル
   アミド・アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸
   ブチルアミノエチル共重合体、アクリル酸ヒドロキシエ
   チル・アクリル酸ブチル・アクリル酸メトキシエチル共
   重合体、アクリル酸ブチル・アクリロニトリル・スチレ
   ン共重合体、エイコセン・ビニルピロリドン共重合体、
   エチルセルロース、クロトン酸・酢酸ビニル・ネオデカ
   ン酸ビニル共重合体、酢酸ビニル・クロトン酸共重合
   体、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル・ビニルピロリドン共
   重合体、スチレン共重合体、スチレン・ビニルピロリド
   ン共重合体、スチレン・メチルスチレン・インデン共重
   合体、ビスフェノールＡ型エポキシ樹脂オレイン酸エス
   テル、ビスフェノールＡ型エポキシ樹脂ステアリン酸エ
   ステル、ビスフェノールＡ型エポキシ樹脂リシノレイン
   酸エステル、ヒドロキシプロピルセルロース、ビニルピ
   ロリドン・ヘキサデセン共重合体、ビニルメチルエーテ
   ル・マレイン酸エチル共重合体、ビニルメチルエーテル
   ・マレイン酸ブチル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリビ
   ニルブチラール、Ｎ−メタクリロイオキシエチルＮ，Ｎ
   −ジメチルアンモニウム−α−Ｎ−メチルカルボキシベ
   タイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体のうち
   少なくとも１種を含有し、毛髪を処理することにより、
   毛髪表面に皮膜を形成するようにしたことを特徴とする
   １剤型の毛髪処理剤。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の高分子化合物の含有量
   が０．０１〜５．０重量％である請求項１に記載の毛髪
   処理剤。