JP2004143066A - シャンプー組成物 - Google Patents

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水野 誠
Yuji Masubuchi
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Abstract

【課題】使用時には良好な洗浄効果、洗浄後の毛髪にはハリ、コシを付与する効果を有し、洗い上がりの髪が滑らかでべたつかず、また、染毛剤を用いて染色した髪に対しては、色落ちを防ぐ効果の高いシャンプー組成物を提供すること。
【解決手段】次の成分(a)〜(d);(a)洗浄性界面活性剤、(b)2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンの単独重合体または、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンと疎水性モノマーとの共重合体から選ばれる一種又は二種以上、(c)多価アルコール、(d)水溶性高分子(成分(b)を除く)を含有するシャンプー組成物。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャンプー組成物に関し、さらに詳細には、使用時には良好な洗浄効果、洗浄後の毛髪にはハリ、コシを付与する効果を有し、洗い上がりの髪が滑らかでべたつかず、また、染毛剤を用いて染色した髪に対しては、色落ち防止効果の高いシャンプー組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、毛髪用の組成物において、細くてコシのない毛髪や染毛等の様々な要因によりダメージを受けて傷んだ毛髪にハリやコシを与えて丈夫にし、毛髪を保護する試みがなされてきた。また、染毛剤等を用いて染色した毛髪に対しては、染毛後、色素が褪色したり、毛髪中から色素が溶出したりして髪色が染毛直後の状態から変化してしまうことを防止する試みがなされてきた。特に、シャンプー組成物に関しては、洗浄行為により、染色した毛髪中の色素が溶出して髪の色落ちが起こりやすい。よって、シャンプー組成物においては、本来の洗浄機能に加えて上記効果を持たせるために、各種のタンパク質誘導体や被膜形成性の水溶性高分子、あるいはシリコーン誘導体等が適宜配合されてきた(例えば、特許文献1〜8参照。)。また、毛髪にしっとり感、つや、滑らかさなどの毛髪保護効果を付与することを目的に2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(以下、MPCと略す)を構成単位として有する重合体、またはMPCと疎水性モノマーとの共重合体が毛髪化粧料やシャンプー組成物に適宜配合されてきた(例えば、特許文献9、10参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭56−72095号公報
【特許文献2】
特開昭63−307811号公報
【特許文献3】
特開平2−247113号公報
【特許文献4】
特開平2−273612号公報
【特許文献5】
特開平3−188016号公報
【特許文献6】
特開平4−234309号公報
【特許文献7】
特開平8−48698号公報
【特許文献8】
特開平8−291028号公報
【特許文献9】
特開平5−70321号公報
【特許文献10】
特開平6−157269号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、タンパク質誘導体は毛髪に対して高い吸着能を有し、傷んだ毛髪に対する補修効果は非常に高いが、洗い上がりの毛髪にべたつきやごわつきを生じる傾向があった。また、水溶性高分子は、染色した髪に対して、色落ち防止効果も付与するが、十分な効果を得るために多量に配合した場合、洗った後にごわつきが強くなり使用感を損なう場合があった。さらに、シリコーン誘導体は、滑らかさの付与や毛髪保護効果に優れているが、シャンプー組成物の起泡性を損なう場合があった。また、MPCの単独重合体やMPCと疎水性モノマーとの共重合体は、毛髪にしっとり感、つや、滑らかさを付与する効果を有するが、十分な効果を得るために多量に配合した場合、重さやべたつきが強く残ってしまうといった欠点があった。従って、洗浄効果に優れ、洗浄後の毛髪にハリ、コシを付与する効果を有しながらも、洗い上がりの髪が滑らかでべたつかず、また染毛剤を用いて染色した髪に対しては、優れた色落ち防止効果を有するシャンプー組成物の開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる実情に鑑み、本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、洗浄性界面活性剤とMPCの単独重合体または、MPCと疎水性モノマーとの共重合体と多価アルコール、ならびにMPCの単独重合体またはMPCと疎水性モノマーとの共重合体以外の水溶性高分子とを組み合わせて用いることにより、洗浄効果に優れ、洗浄後の毛髪にハリ、コシを付与する効果を有しながらも、洗い上がりの髪が滑らかでべたつかず、また染毛剤を用いて染色した髪に対しては、優れた色落ち防止効果を有するシャンプー組成物が得られることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち、本発明は次の成分(a)〜(d);
(a)洗浄性界面活性剤
(b)MPCの単独重合体または、MPCと疎水性モノマーとの共重合体から選ばれる一種又は二種以上
(c)多価アルコール
(d)水溶性高分子(成分(b)を除く)
を含有するシャンプー組成物である。さらに、成分(d)がカチオン化セルロースであるシャンプー組成物である。さらに、成分(e)ビタミンE類を含有するシャンプー組成物である。さらに、成分(b)と成分(d)の配合質量比が、成分(b)/成分(d)=300/1〜1/200であるシャンプー組成物である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について説明する。
本発明に用いられる成分(a)洗浄性界面活性剤は、優れた洗浄効果を付与するために必須の成分である。成分(a)洗浄性界面活性剤は、洗浄効果を有する界面活性剤であれば良く、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤のいずれも使用することができるが、優れた洗浄効果を得るには、下記のアニオン性界面活性剤または両性界面活性剤が好ましい。
【0008】
アニオン性界面活性剤としては、ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、ヤシ油脂肪酸カリウム等の高級脂肪酸塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキル硫酸塩;テトラデセンスルホン酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸カリウム等のα−オレフィンスルホン酸塩;N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸アンモニウム、N−ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム等のN−アシルアミノ酸塩;N−ラウロイルイセチオン酸ナトリウム、N−ラウロイルイセチオン酸カリウム等のアシルイセチオン酸塩;N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンカリウム等のN−アシルアルキルタウリン塩;ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンカリウム等のN−アシルポリペプチド塩;ドデカン−1,2−ジオール酢酸エーテルナトリウム等のヒドロキシエーテルカルボン酸塩等が挙げられる。これらの中でも、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、N−アシルアルキルタウリン塩が特に好ましい。
【0009】
両性界面活性剤としては、オクチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、セチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン、セチルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン等の酢酸ベタイン型両性界面活性剤;ラウリルスルホベタイン等のスルホベタイン型両性界面活性剤;N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム等のイミダゾリン型両性界面活性剤等が挙げられる。これらの中でも、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、イミダゾリン型両性界面活性剤が特に好ましい。
【0010】
本発明において、成分(a)洗浄性界面活性剤は、必要に応じて一種又は二種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。本発明に用いられる成分(a)洗浄性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、良好な洗浄効果を得るには、シャンプー組成物中3〜40質量%(以下、単に「%」と記す)が好ましく、5〜30%がより好ましい。
【0011】
本発明に用いられる成分(b)MPCの単独重合体または、MPCと疎水性モノマーとの共重合体は、洗浄後の毛髪に対して、しっとり感、つや、滑らかさなどの優れたコンディショニング効果に加えて、染色した髪の色落ち防止効果を付与する目的で含有されるものである。本発明の成分(b)は、成分(d)の水溶性高分子(成分(b)を除く)と組合わせて配合することにより、染色した髪の色落ち防止効果を相乗的に向上させることが可能となる。MPCは、下記一般式(1)で示される。
【0012】
【化1】
Figure 2004143066
【0013】
本発明に用いられる成分(b)は、MPCの単独重合体または、MPCと疎水性モノマーとの共重合体から選ばれる一種又は二種以上であればよく、単独重合体の場合は、優れた使用感を得るには、分子量が5000以上であることが好ましく、10000以上がより好ましい。疎水性モノマーとの共重合体の場合、疎水性モノマーの種類は、特に限定されないが、優れた使用感を得るには、スチレン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルであることが好ましい。疎水性モノマーとの共重合体の分子量は、優れた使用感を得るには、分子量が5000以上であることが好ましく、10000以上がより好ましい。またMPCと疎水性モノマーの構成モル比については、優れた使用感を得るには、50:50〜97:3の範囲が好ましい。
【0014】
本発明に用いられる成分(b)MPCの単独重合体または、MPCと疎水性モノマーとの共重合体を更に具体的に例示するならば、MPCの単独重合体として、Lipidure−HM、Lipidure−HM−500(日本油脂株式会社製)、MPCとメタクリル酸ブチルとの共重合体として、Lipidure−PMB(日本油脂株式会社製)等の市販品を使用することができる。
【0015】
本発明に用いられる成分(b)MPCの単独重合体または、MPCと疎水性モノマーとの共重合体の含有量は、特に限定されないが、毛髪に優れたコンディショニング効果や、染色した髪の色落ち防止効果を得るには、シャンプー組成物中0.001〜4%であることが好ましく、0.01〜3%がより好ましい。
【0016】
本発明に用いられる成分(c)多価アルコールは、保湿効果が高く、毛髪にしっとり感や、しなやかさなどのコンディショニング効果を付与する目的でシャンプー組成物に汎用されるが、それに加えて、本発明では、成分(b)MPCの単独重合体または、MPCと疎水性モノマーとの共重合体および成分(d)の水溶性高分子(成分(b)を除く)を多量に配合した時に生じるごわつき、重さ、べたつきなどを低減する目的で含有されるものである。成分(c)多価アルコールを併用することにより、特に優れた使用感を得ることが可能となる。本発明に用いられる成分(c)の多価アルコールは、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、カルビトール、ソルビトール等が挙げられる。これらの中でも、優れたごわつき、重さ、べたつきなどの低減効果を得るためには、プロピレングリコール、ブチレングリコールが特に好ましい。これらは、必要に応じて一種又は二種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。
【0017】
本発明に用いられる成分(c)多価アルコールの含有量は、特に限定されないが、優れたごわつき、重さ、べたつき低減効果を得るには、シャンプー組成物中0.001〜15%が好ましく、0.01〜5%がより好ましい。
【0018】
本発明に用いられる成分(d)の水溶性高分子(成分(b)を除く)は、毛髪に優れたハリ、コシおよび染色した髪の色落ち防止効果を付与する目的で含有されるものである。本発明に用いられる成分(b)以外の水溶性高分子は、特に限定されず、一般に用いられる水溶性高分子を適宜選択または組み合わせて配合することができるが、髪に優れたハリ、コシを付与する目的から増粘多糖類やその誘導体、(メタ)アクリル系増粘性高分子等が好ましい。具体的には、グァーガム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然水溶性高分子、カチオン化セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カチオン化グァーガム、ヒドロキシプロピルグァーガム等の半合成水溶性高分子、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリ(メタ)アクリル酸ナトリウム等の合成水溶性高分子を例示することができる。これらは、必要に応じて一種又は二種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。なかでも、洗い上がりの髪の優れたハリ、コシおよび染色した髪の色落ち防止効果を得るには、カチオン化セルロースが特に好ましい。
【0019】
本発明に用いられる成分(d)の水溶性高分子(成分(b)を除く)の含有量は、特に限定されないが、優れたハリ、コシ付与効果を得るには、シャンプー組成物中0.001〜5%が好ましく、0.01〜2%がより好ましい。
【0020】
また、本発明に用いられる成分(b)MPCの単独重合体または、MPCと疎水性モノマーとの共重合体と成分(d)水溶性高分子(成分(b)を除く)の配合質量比は、より優れた使用感やハリ、コシ付与効果及び色落ち防止効果を得るには、成分(a)/成分(c)=300/1〜1/200であることが好ましく、100/1〜1/100がより好ましい。
【0021】
本発明のシャンプー組成物において、染色毛髪の色落ち防止効果をより高めるため、さらに成分(e)ビタミンE類を含有することも可能である。ビタミンE類は一般に酸化防止作用を有しているが、本発明においては、滑らかさや、ハリ、コシなどの使用感を損なうことなく、成分(b)MPCの単独重合体または、MPCと疎水性モノマーとの共重合体および成分(d)水溶性高分子(成分(b)を除く)の併用による色落ち防止効果を相乗的に向上させることが出来る。
【0022】
本発明に用いられる成分(e)ビタミンE類は、通常化粧品に使用されているものであれば、特に限定されないが、具体的には、ビタミンEとしてはα、β、γ等の同族体、dl体、d体、l体の光学異性体、更に酢酸エステル、コハク酸エステル、ニコチン酸エステル等の誘導体を挙げることができる。これらは、必要に応じて一種又は二種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。これらの中でも、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、d−α−トコフェロール、ニコチン酸トコフェロールがより好ましい。
【0023】
本発明において成分(e)ビタミンE類の配合量は、特に限定されないが、シャンプー組成物中0.001〜5%が好ましく、0.01〜1%がより好ましい。
【0024】
本発明のシャンプー組成物は、上記成分に加え、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲において、アルキルアミンオキシド類;エチレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル等の真珠光沢剤;エステル油、高級脂肪酸、高級アルコール、炭化水素、油脂類等の油剤;ジメチコン、シクロメチコン、ジメチコンコポリオール、アモジメチコン、フェニルトリメチコン等のシリコーン類;糖類、低級アルコール等の水性成分;アミノ酸、アミノ酸誘導体、ペプチド、ペプチド誘導体、植物エキス等の毛髪用美容成分;エデト酸塩等の金属キレート剤;クエン酸、乳酸、リン酸またはこれらの塩等のpH調整剤の他、香料、防腐剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤(ビタミンE類以外)、色素、顔料等、毛髪用化粧料あるいは化粧料一般において汎用である他の成分を配合することができる。
【0025】
本発明のシャンプー組成物は上記必須成分を配合し、必要に応じて上記任意成分を適宜配合、撹拌混合し、場合によっては加熱冷却処理を行うことにより、製造することが出来る。また、本発明のシャンプー組成物は、他の成分との併用や容器の機構により、低粘度〜高粘度の液状、乳液状、クリーム状、ジェル状等、種々の形態にて実施することができる。
【0026】
【実施例】
以下に実施例を挙げて、本発明を更に説明する。なお、これらは本発明を何ら限定するものではない。
【0027】
実施例1〜10および比較例1〜3:シャンプー
表1に示す組成および下記製法にて液状のシャンプーを調製し、使用試験により洗浄効果、洗浄後の毛髪のハリ、コシおよびべたつきのなさ、滑らかさ、染色毛髪の色落ち防止効果について評価および判定を行った。結果を表1に併記する。
【0028】
【表1】
Figure 2004143066
【0029】
(製法)
A.成分(1)〜(12)、(14)を70℃で均一に加熱混合する。
B.Aを冷却して、成分(13)を添加する。
C.Bを容器に充填して、シャンプーを得た。
【0030】
(評価方法)〈1〉洗浄効果、〈2〉洗浄後の毛髪のハリ、コシ、〈3〉洗浄後の毛髪のべたつきのなさ、〈4〉洗浄後の毛髪の滑らかさ
20名の専門パネルに実施例1〜10および比較例1〜3の各試料を分配して使用してもらい、各々に対して洗浄効果、洗浄後の毛髪のハリ、コシ、べたつきのなさ、滑らかさの各評価項目について、下記(イ)5段階絶対評価基準を用いて評価してもらった。その後、各試料の評点の平均値を(ロ)4段階判定基準を用いて判定した。
【0031】
(イ)5段階絶対評価基準
(評点) (評価)
4点 : 良い
3点 : やや良い
2点 : 普通
1点 : やや悪い
0点 : 悪い
(ロ)4段階判定基準
(評点の平均値)     (判定)
3.5以上       :  ◎
2.5以上、3.5未満 :  ○
1.5以上、2.5未満 :  △
1.5未満       :  ×
【0032】
(評価方法)〈5〉染色毛髪の色落ち防止効果
日本人白髪毛束10cm/2gを市販の2剤式永久染毛料(ダークブラウン)を用いて染色したものを用意した。この染色した毛束を実施例1〜10および比較例1〜3の各試料にて30秒洗浄後風乾し、この洗浄乾燥作業を50回繰り返した。各々の毛束について、染色後洗浄していない毛束(ブランク)との色の比較をした。染色毛髪の色落ち防止効果について、下記(ハ)4段階判定基準を用いて判定した。
【0033】
(ハ)4段階判定基準
(評価基準)       (判定)
ほとんど差がない    :  ◎
わずかに色落ちがみられる:  ○
かなりの色落ちがみられる:  △
ほとんど色落ちしている :  ×
【0034】
表1の結果から明らかなように、本発明のシャンプーは比較例1〜3のものと比較して、洗浄効果、洗浄後の毛髪のハリ、コシおよびべたつきのなさ、滑らかさ、染色毛髪の色落ち防止効果の各評価項目の全てにおいて良好な結果を示し、シャンプーとして優れた効果を有するものであることが実証された。
【0035】
Figure 2004143066
【0036】
(製法)
A.成分(1)〜(9)、(11)を70℃で均一に加熱混合する。
B.Aを冷却して、成分(10)を添加する。
C.Bを容器に充填して、シャンプー(a)を得た。
【0037】
以上のようにして得られた実施例11のシャンプー(a)は、使用中は良好な洗浄効果を示し、洗浄後の毛髪はべたつきがなく、滑らかで、十分なハリ、コシを有し、染色した毛髪の色落ちを防止する、シャンプー組成物として優れた効果を有するものであった。
【0038】
Figure 2004143066
注4:JAGUAR C−14S(ローヌ・プーラン社製)
【0039】
(製法)
A.成分(1)〜(12)、(14)を70℃で均一に加熱混合する。
B.Aを冷却して、成分(13)を添加する。
C.Bを容器に充填して、シャンプー(b)を得た。
【0040】
以上のようにして得られた実施例12のシャンプー(b)は、使用中は良好な洗浄効果を示し、洗浄後の毛髪はべたつきがなく、滑らかであり、十分なハリ、コシを有し、染色した毛髪の色落ちを防止する、シャンプー組成物として優れた効果を有するものであった。
【0041】
Figure 2004143066
【0042】
(製法)
A.成分(1)〜(12)、(14)を70℃で均一に加熱混合する。
B.Aを冷却して、成分(13)を添加する。
C.Bを容器に充填して、シャンプー(c)を得た。
【0043】
以上のようにして得られた実施例13のシャンプー(c)は、使用中は良好な洗浄効果を示し、洗浄後の毛髪はべたつきがなく、滑らかであり、十分なハリ、コシを有し、染色した毛髪の色落ちを防止する、シャンプー組成物として優れた効果を有するものであった。
【0044】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明のシャンプー組成物は、使用時には良好な洗浄効果、洗浄後の毛髪にはハリ、コシを付与する効果を有し、洗い上がりの髪が滑らかでべたつかず、また、染毛剤を用いて染色した髪に対しては、色落ちを防ぐ効果が高く、シャンプー組成物として優れた品質を有する。

Claims (4)

  1. 次の成分(a)〜(d);
    (a)洗浄性界面活性剤
    (b)2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンの単独重合体または、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンと疎水性モノマーとの共重合体から選ばれる一種又は二種以上
    (c)多価アルコール
    (d)水溶性高分子(成分(b)を除く)
    を含有することを特徴とするシャンプー組成物。
  2. 成分(d)水溶性高分子(成分(b)を除く)が、カチオン化セルロースであることを特徴とする請求項1記載のシャンプー組成物。
  3. さらに、成分(e)ビタミンE類を含有することを特徴とする請求項1または2に記載のシャンプー組成物。
  4. さらに、成分(b)と成分(d)の配合質量比が、成分(b)/成分(d)=300/1〜1/200であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシャンプー組成物。
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