JP2001322916A

JP2001322916A - パーマネントウェーブ用第２剤組成物

Info

Publication number: JP2001322916A
Application number: JP2000144493A
Authority: JP
Inventors: Kenichi Sugimoto; 憲一杉本
Original assignee: Kanebo Ltd
Current assignee: Kanebo Ltd
Priority date: 2000-05-17
Filing date: 2000-05-17
Publication date: 2001-11-20

Abstract

(57)【要約】【課題】処理後の毛髪の感触に優れ、毛髪の弾力が高
く、長期間でのウェーブの保持力に優れ、容易に起泡性
し、かつ短時間で消泡して毛髪になじむ特徴をもったパ
ーマネントウェーブ用第２剤組成物を提供する。【解決手段】酸化剤、カチオン性界面活性剤、平均炭素
数が８〜２２のアシル基を有する脂肪酸アルカノールア
ミドを含有してなるパーマネントウェーブ用第２剤組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はパーマネントウェー
ブ用第２剤組成物に関し、詳しくは、処理後の毛髪の感
触に優れ、毛髪の弾力が高く、長期間でのウェーブの保
持力に優れ、また、容易に起泡性し、かつ短時間で消泡
して毛髪になじむ特徴を有するパーマネントウェーブ用
第２剤組成物に関する。

【０００２】

【従来の技術】毛髪にウェーブをかける方法は、通常、
チオグリコール酸塩、システインや亜硫酸塩等の還元剤
を有効成分とする第１剤により毛髪ケラチンのシスチン
結合部を切断し、次いで、臭素酸塩や過酸化水素等の酸
化剤を有効成分とする第２剤によりシスチン結合部の再
結合を行う方法が用いられている。これらのパーマネン
トウェーブ処理は、毛髪の還元と酸化という化学反応条
件下で毛髪が処理され、第１剤処理においては、アルカ
リ剤が毛髪を膨潤させるため、毛髪中の蛋白質の分解や
アミノ酸の流出等が起こり、第２剤処理の段階では、第
１剤で損傷を受けた毛髪が、更に酸化によって損傷を受
けるため、毛髪の強度低下や感触の悪化が起こり、毛髪
蛋白質はもちろんのこと、キューティクルの剥離や枝
毛、断毛という現象が発生する。

【０００３】そのため、従来、パーマネントウェーブ剤
による毛髪損傷を低減化させるための研究、工夫が数多
く行われてきた。例えば、特公昭６２−２１３２１号公
報では、カチオン性セルロースとアニオン界面活性剤の
配合により毛髪損傷低減化を図る技術が提案されてい
る。また、特公昭６３−２８８８４号公報ではカチオン
性セルロースを配合したパーマネントウェーブ第二剤
が、特公昭６４−３８４３号公報ではカチオン化デキス
トラン誘導体を配合したパーマネントウェーブ用第２剤
が提案されている。

【０００４】また、パーマネントウェーブ用剤は、ウェ
ーブ力と毛髪損傷の低減だけでなく、均一に塗布するこ
とも美しいウェーブをつくるために重要な操作であり、
美容室や理容室において、通常フォーミング装置を用い
ることによりパーマネントウェーブ用剤の原液を機械的
に撹拌することにより泡状として塗布することが、最近
ではよく行われている。そのため、パーマネントウェー
ブ用剤は、容易に起泡性し、かつ短時間で消泡して毛髪
になじむという性能も求められている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術のいずれにおいても、毛髪の感触が改良される
ものの、ウェーブの保持力や、弾力についてはいまだ十
分に満足し得る程度にまで至っていない。また、上記従
来技術のカチオン性セルロースやアニオン性界面活性剤
を配合した場合、起泡性が高まるものの、泡沫が安定と
なって消泡せず、パーマのかかりがムラとなってしまう
等の欠点を有してる。

【０００６】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、処理後の毛髪の感触に優れ、毛髪の弾力が高く、長
期間でのウェーブの保持力に優れ、容易に起泡性し、か
つ短時間で消泡して毛髪になじむ特徴をもったパーマネ
ントウェーブ用第２剤組成物を提供することを目的とす
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】斯かる実情において、本
発明者は鋭意研究を行った結果、酸化剤、カチオン性界
面活性剤、特定の脂肪酸アルカノールアミドを配合する
ことによって、上記目的を達成することを見出し本発明
を完成した。

【０００８】すなわち、本発明は、酸化剤、カチオン性
界面活性剤、平均炭素数が８〜２２のアシル基を有する
脂肪酸アルカノールアミドを含有してなるパーマネント
ウェーブ用第２剤組成物を提供するものである。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる酸化剤としては、パーマネントウェ
ーブ用第２剤組成物に用いられ得るものであれば任意に
使用できるが、中でも臭素酸塩、過酸化水素水、および
過ホウ素酸塩の中から選ばれる１種または２種以上が好
ましい。臭素酸塩としては、臭素酸ナトリウム、臭素酸
カリウム等の臭素酸アルカリ金属塩が例示される。過ホ
ウ素酸塩としては、過ホウ素酸ナトリウム、過ホウ素酸
カリウム等の過ホウ素酸アルカリ金属塩が例示される。
本発明では、ウェーブの弾力という点から特に臭素酸塩
が好ましい。

【００１０】酸化剤の配合量は、特に限定されるもので
はないが、ウェーブ効果と毛髪の損傷のバランスから、
本発明組成物中０．５〜１５質量％（以下、単に％と記
する）が好ましく、より好ましくは１〜１０％である。
酸化剤が０．５％より少ないと通常使用される処理時間
（５〜３０分間）内に酸化処理が十分に行われない場合
があったり、１５％を超えると、他の成分の配合が困難
であったり、低温化で結晶が析出する等の問題点が発生
する場合がある。

【００１１】本発明で用いられるカチオン性界面活性剤
は、下記一般式（Ｉ）

【００１２】

【化１】

【００１３】（上式中、Ｒ¹〜Ｒ⁴のうちいずれか１個ま
たは２個は炭素数８〜２４のアルキル基、アルケニル
基、ヒドロキシアルキル基またはヒドロキシアルケニル
基を表し、残りは、炭素数１〜３のアルキル基もしくは
ヒドロキシアルキル基またはベンジル基を表し、Ｘはハ
ロゲン原子または炭素数１〜３のアルキル硫酸基を表
す）で示され、上記一般式（Ｉ）のＲ¹〜Ｒ⁴のうちいず
れか１個または２個の炭素数８〜２４のアルキル基は、
例えばセチル基、ステアリル基、ベヘニル基、１２−ヒ
ドロキシステアリル基等であり、炭素数１６〜２２のア
ルキル基が好ましく、特に好ましいものとしてはセチル
基、ステアリル基およびベヘニル基が挙げられる。残り
の炭素数１〜３のアルキル基もしくはヒドロキシアルキ
ル基またはベンジル基は、好ましいものとしては、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ヒドロキシメチル基およ
びヒドロキシエチル基が挙げられる。Ｘのハロゲン原子
は、好ましくは塩素原子または臭素原子である。

【００１４】前記一般式（Ｉ）で示される第４級アンモ
ニウム塩としては、例えば、塩化セチルトリメチルアン
モニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩
化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルジメ
チルヒドロキシエチルアンモニウム、塩化ステアリルジ
メチルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチ
ルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、
およびセチルトリエチルアンモニウムメチルサルフェー
ト等を挙げることができる。その中でも特に、塩化ステ
アリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチル
アンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム等
のモノ長鎖アルキルタイプの第四級アンモニウム塩型カ
チオン性界面活性剤が好ましい。

【００１５】これらのカチオン性界面活性剤は、それぞ
れ単独で用いることができるし、また２種以上混合して
用いることができる。カチオン性界面活性剤の配合量
は、０．１〜５％が好ましく、更に好ましくは、０．２
〜３％である。カチオン性界面活性剤の配合量が０．１
％未満では、起泡性やその他の効果を充分に発揮するこ
とができない場合があり、また、５％を超えると、毛髪
に吸着する量が多くなりすぎ、感触上不都合が生じた
り、組成物の安定性を保つことが難しい場合がある。

【００１６】本発明に用いられる平均炭素数が８〜２２
のアシル基を有する脂肪酸アルカノールアミドとして
は、脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸ジエタノール
アミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等が挙げられ
る。これら脂肪酸アルカノールアミドのアシル基の具体
例としては、デカン酸残基、ウンデカン酸残基、ラウリ
ン酸残基、ミリスチン酸残基、ステアリン酸残基、ベヘ
ン酸残基、ウンデシレン酸残基、オレイン酸残基、ヤシ
油脂肪酸残基、パーム核油脂肪酸残基、パーム油脂肪酸
残基、牛脂脂肪酸残基等が挙げられる。

【００１７】また、これらの脂肪酸アルカノールアミド
は１種または２種以上を混合して用いることができる。
脂肪酸アルカノールアミドの配合量は、０．０１〜５％
が好ましく、更に好ましくは０．０２〜３％である。
０．０１％未満では、起泡性やその他の効果を充分に発
揮することができない場合があり、また、３％を超える
と、毛髪がべたついたり、感触が悪い等の不都合が生じ
たり、組成物の安定性を保つことが難しくなる場合があ
る。

【００１８】また、本発明のパーマネントウェーブ用第
２剤組成物には、更にスチレン系重合体を配合すること
により、処理後の毛髪の感触、毛髪の弾力性、ウェーブ
の保持力を高めることができる。スチレン系重合体とし
ては、スチレンをモノマーの一成分として得られるもの
であれば特に限定されず、例えば、アクリル酸アミド・
スチレン共重合体、アクリル酸アルキル・スチレン共重
合体、アクリル酸ブチル・アクリロニトリル・スチレン
共重合体、スチレン共重合体、スチレン・ビニルピロリ
ドン共重合体、スチレン・メチルスチレン・インデン共
重合体等が挙げられる。スチレン系重合体の配合量は、
０．０１〜５％が好ましく、更に好ましくは０．０５〜
３％である。０．０１％未満では、処理後の毛髪の感
触、毛髪の弾力、長期間でのウェーブの保持力が不充分
となる場合があり、また、５％を超えると、毛髪にごわ
つきを生じて感触上好ましくない場合がある。

【００１９】また、本発明のパーマネントウェーブ用第
２剤組成物には、通常の化粧料に用いられる他の成分、
例えば、水、香料、エタノール、多価アルコール等のア
ルコール類、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、非
イオン性界面活性剤等の界面活性剤、防腐剤、紫外線防
止剤、金属封鎖剤、ビタミン類、植物抽出エキス、コラ
ーゲン加水分解物等の動物抽出物、油剤、防腐剤、保湿
剤、抗炎症剤、養毛剤、色剤等を本発明の効果を損なわ
ない範囲で適宜配合することが可能である。

【００２０】本発明のパーマネントウェーブ用第２剤組
成物は、コールド二浴式、加温二浴式、用時調製発熱二
浴式、およびコールドまたは加温二浴式縮毛矯正剤の使
用等、いずれの施術法においても有用である。また、本
発明のパーマネントウェーブ用第２剤組成物の形態は、
ミスト状、ローション状、クリーム状、ジェル状、エア
ゾール状等が通常パーマネントウェーブ用剤で使用され
るいずれの形態においても有用である。

【００２１】

【実施例】次に実施例を挙げて本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。実施例に先立って各実施例で採用した試験法及び
評価法を説明する。尚、実施例において、アクリル酸ア
ミド・スチレン共重合体はＥＳＩ−Ｃｒｙｌ１２（Ｅ
ＳＩ社製）、スチレン・ビニルピロリドン共重合体はア
ンタラ４３０（ＩＳＰ社製）を用いた。

【００２２】＜パーマネントウェーブ用第１剤＞下記の
組成よりなるパーマネントウェーブ用第１剤を常法に従
って調製し、評価に供した。（配合成分）（％）・チオグリコール酸アンモニウム液（５０％）１４．０・強アンモニア水（ｐＨ９．３に調整）・エデト酸二ナトリウム０．１・ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油（４０Ｅ．Ｏ．）０．５・香料０．１・精製水バランス

【００２３】＜ウェーブの強さ＞化学的処理を行ったこ
とのない長さ２０ｃｍの健全な人の毛髪を４０〜５０℃
の０．５％ラウリル硫酸ナトリウム溶液中に１０分間浸
漬した後、流水で洗い風乾する。この毛髪を塩素酸ナト
リウム飽和液を入れたデシケータ内で、温度２０℃、湿
度７５％で保存し、測定に用いた。検体毛髪から２０本
を選び、方向をそろえて一束にし、毛根部を接着剤で接
合する。次に、キルビー法測定器具（平成９年３月２７
日付厚生省薬務局通知「パーマネント・ウェーブ用剤
及び染毛剤の有効性を評価するための試験方法のガイド
ラインについて」に記載のウェーブ効率測定器具）の一
方に束ねた毛髪をゴムバンドで固定し、もう一端をゆる
みがなく、かつ引っ張らないようにしながら軸へ交互に
通し、ゴムバンドで器具の他端に固定する。次に、予め
シャーレに入れた第１剤を２０ｍＬ入れ、その中に器具
に固定した毛髪を浸し、２０分間放置した後取り出し、
流水で１分間洗浄する。次に、本発明のパーマネントウ
ェーブ用第２剤２０ｍＬを入れたシャーレの中に器具に
固定した毛髪を浸し、１５分間放置した後、流水にて１
分間洗浄する。毛髪を器具から無理のないようにはず
し、ガラス板上に静置し、ウェーブの４つの山の長さを
測定し、次式によりウェーブ効率を算出する。尚、ウェ
ーブ効率はその値が大きいほど効果が高いことを示す。ウェーブ効率（％）＝｛１００−１００×（ｂ−ａ）｝
÷（ｃ−ａ）ａ：器具の４つの山の長さ（ｍｍ）ｂ：毛髪の４つの山の長さ（ｍｍ）ｃ：毛髪を直線にしたときの４つの山の分の長さ（ｍ
ｍ）

【００２４】＜ウェーブ保持力＞上記で得られた毛髪を
室内で風乾放置し、２４時間後、６０℃の温水中に２０
分間浸漬したのち、ガラス板に静置し、上記のウェーブ
効率の測定と同様にして、処理後のウェーブ効率を算出
し、処理前と処理後のウェーブ効率から、次式によりウ
ェーブ保持力を算出する。尚、ウェーブ保持率はその値
が大きいほど効果が高いことを示す。ウェーブ保持率（％）＝（処理後のウェーブ効率÷処理
前のウェーブ効率）×１００

【００２５】＜毛髪の感触＞化学的に処理されていない
毛髪束（１．０ｇ、長さ１５ｃｍ）に、パーマネントウ
ェーブ用ロッド、上記パーマネントウェーブ第１剤、本
発明のパーマネントウェーブ用第２剤組成物を用いてウ
ェーブ毛を得た（第１剤により３０℃、２０分間処理、
第２剤により３０℃、１０分間処理、その後水洗リンス
１分間）。得られたウェーブ毛を自然乾燥した後、専門
パネル（美容師１０名）により手触りにて毛髪の感触及
びウェーブの弾力性を以下の評価基準により評価した。 [感触の評価] ◎：滑らかな感触であると回答した人が７人以上 ○：滑らかな感触であると回答した人が５人以上７人
未満 △：滑らかな感触であると回答した人が３人以上５人
未満 ×：滑らかな感触であると回答した人が３人未満［ウェーブの弾力性の評価］ ◎：弾力性があると回答した人が７人以上 ○：弾力弾力性があると回答した人が５人以上７人未
満 △：弾力性があると回答した人が３人以上５人未満 ×：弾力性があると回答した人が３人未満

【００２６】＜起泡性および消泡性＞２５００ｍＬ容器
の攪拌機つき円筒形シリンダーに被験試料４００ｇを添
加後、４５００ｒｐｍで１分間攪拌した後の泡容積を測
定した。次に、５分間静置した後の泡容積を測定した。
また、評価の基準を次のように設定した。［起泡性］ ◎：泡立ち極めて良好（泡容積１０００ｍＬ以上） ○：泡立ち良好（泡容積８００ｍＬ以上，１０００ｍ
Ｌ未満） △：泡立ち普通（泡容積６００ｍＬ以上，８００ｍＬ
未満） ×：泡立ち不良（泡容積６００ｍＬ未満）［消泡性］ ◎：消泡性極めて良好（泡容積５０ｍＬ未満） ○：消泡性良好（泡容積５０ｍＬ以上，１００ｍＬ未
満） △：消泡性普通（泡容積１００ｍＬ以上，２００ｍＬ
未満） ×：消泡性不良（泡容積２００ｍＬ以上）

【００２７】実施例１〜６および比較例１〜３表１に示すパーマネントウェーブ用第２剤組成物を常法
により調製し、ウェーブの強さ、ウェーブ保持力、毛髪
の感触、ウェーブの弾力性、起泡性、消泡性を調べた。
結果を表１に併せて示す。

【００２８】

【表１】

【００２９】表１から明らかなように、本発明のパーマ
ネントウェーブ用第２剤組成物は、比較対照品に比べ
て、ウェーブの強さ、ウェーブ保持力、毛髪の感触、ウ
ェーブの弾力性、起泡性、消泡性に優れていることが認
められた。

【００３０】実施例７常法により下記組成で液状のパーマネントウェーブ用第
２剤組成物を調製し、ウェーブの強さ、ウェーブ保持
力、毛髪の感触、ウェーブの弾力性、起泡性、消泡性を
評価した。その結果、実施例７は、いずれの特性も優れ
ており良好であった。

【００３１】（配合成分）（％）・臭素酸ナトリウム６．０・塩化ステアリルトリメチルアンモニウム０．１・塩化セチルトリメチルアンモニウム０．２・塩化ラウリルトリメチルアンモニウム０．２・ラウリン酸ジエタノールアミド０．０３・スチレン・ビニルピロリドン共重合体０．２・ポリオキシエチレン(２０Ｅ．Ｏ．)ラノリン０．０２・クエン酸０．１・酒石酸０．１・リン酸一水素ナトリウムｐＨを６に調整・精製水残余

【００３２】実施例８常法により下記組成で液状のパーマネントウェーブ用第
２剤組成物を調製し、ウェーブの強さ、ウェーブ保持
力、毛髪の感触、ウェーブの弾力性、起泡性、消泡性を
評価した。その結果、実施例８は、いずれの特性も優れ
ており良好であった。

【００３３】（配合成分）（％）・臭素酸ナトリウム８．０・塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム０．５・臭化セチルトリメチルアンモニウム０．５・ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド０．２・スチレン・ビニルピロリドン共重合体０．５・ポリオキシエチレン(１０Ｅ．Ｏ．)アルキルエーテル０．２・ｄ−パンテノール０．１・グリチルリチン酸モノアンモニウム０．０１・カルボキシメチルキチン液０．１・シルク抽出液０．１・リン酸緩衝液ｐＨ６に調整・安息香酸ナトリウム適量・精製水残余

【００３４】実施例９常法により下記組成でクリーム状のパーマネントウェー
ブ用第２剤組成物を調製し、ウェーブの強さ、ウェーブ
保持力、毛髪の感触、ウェーブの弾力性、起泡性、消泡
性を評価した。その結果、実施例９は、いずれの特性も
優れており良好であった。

【００３５】（配合成分）（％）・過酸化水素水（３５％）５．０・塩化セチルトリメチルアンモニウム３．０・ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド１．０・アクリル酸アミド・スチレン共重合体１．０・セチルアルコール８．０・ラウリル硫酸ナトリウム０．３・流動パラフィン５．０・ポリオキシエチレン(５Ｅ．Ｏ．)セチルエーテル３．０・フェナセチン０．１・ピロリン酸ナトリウム０．１・酒石酸０．１・精製水残余

【００３６】

【発明の効果】本発明のパーマネントウェーブ用第２剤
組成物は、処理後の毛髪の感触に優れ、毛髪の弾力が高
く、長期間でのウェーブの保持力に優れ、また、容易に
起泡性し、かつ短時間で消泡して毛髪になじみむ顕著な
効果を発揮するものである。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】酸化剤、カチオン性界面活性剤、平均炭
素数が８〜２２のアシル基を有する脂肪酸アルカノール
アミドを含有してなるパーマネントウェーブ用第２剤組
成物。
【請求項２】スチレン系重合体を含有してなる請求項
１記載のパーマネントウェーブ用第２剤組成物。