JPH0276807A - パーマネントヘアカラーとパーマネントウエーブ又は縮毛矯正を同時に施すための毛髪処理剤組成物とその施術方法 - Google Patents

パーマネントヘアカラーとパーマネントウエーブ又は縮毛矯正を同時に施すための毛髪処理剤組成物とその施術方法

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JPH0276807A
JPH0276807A JP15074489A JP15074489A JPH0276807A JP H0276807 A JPH0276807 A JP H0276807A JP 15074489 A JP15074489 A JP 15074489A JP 15074489 A JP15074489 A JP 15074489A JP H0276807 A JPH0276807 A JP H0276807A
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嶺井 匡之
Toshio Horikoshi
堀越 稔夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、毛髪のパーマネントヘアカラーとパーマネン
トウェーブ又は縮毛矯正を同時に施すことのできる実用
的な毛髪処理剤組成物及びその施術方法に関するもので
ある。
【従来の技術】
ヘアカラー(染毛剤)はこれを使用者の立場より分類す
ると、■−時的な染毛剤、■半永久的な染毛剤、■永久
染毛剤の3N、に大別される。 一方、これを化学組成より見ると、■天然の有機染料(
例えばヘンナ染料やカミツレ)、■金属塩、■合成有機
染料の3つに分けられる。 しかして、■の天然染料は殆んど無害であるが、発色性
、染着性が良好でない。 ■の金属塩は、多くは銅、鉄、鉛、ビスマス、銀塩で、
水溶液の形で毛髪に接触し、光や空気又は還元剤の働き
により不溶性の形で毛髪の表面に沈着する。この金属染
料の主な欠点は、色があせやすいこと、色相が狭い範囲
に限られること、又、毛髪を硬く脆くすること、更に毛
髪に金属塩が残っていると次のパーマネントウェーブの
段階に重大な悪影響、即ち異常な発熱、かかりムラ、毛
髪の損傷等の悪影響を及ぼすこと等である。 ■の合成有機染料としては、浸透、分散タイプの酸性染
料、塩基性染料、含金属有機染料、媒染染料、分散染料
、直接染料及び現在通常のパーマネントヘアカラーに用
いられているパラフェニレンジアミン、パラアミノフェ
ノール等の酸化染料をあげることができる。 以上の染料中、染色性、色調、日光堅牢性、洗濯堅牢性
等を総合すると、現在永久染毛剤として主流をなすのは
酸化染料を用いた染毛剤である。 一方、パーマネントウェーブは熱と用具に頼った古典的
技法からネッスラー、そして1930年代スビークマン
等によってアルカリ剤や亜硫酸塩系の薬剤使用によって
低温化とカールの持続性の改善が行われ、その後194
0年代にマツクドナウによって常温でシスチン結合を切
断する薬品として、814基をもつものが有効であるこ
とが見出だされ、特にチオグリコール酸塩の出現によっ
ていわゆるコールドパーマネントウェーブが可能となっ
た( M 、M、Rieger、A @、Perfum
、、 75.33(1960))。 現在のパーマネントウェーブ剤はチオグリコール酸又は
その塩類、゛システィン或いは亜硫酸塩等の還元剤を主
成分とし、通常その還元作用をより効果的にするための
アルカリ剤、界面活性剤、安定剤、養毛剤等を含んだ第
1剤と、臭素酸塩、過硼酸塩、過酸化水素等の酸化剤を
主成分とし、界面活性剤、安定剤、養毛剤等を加えた第
■剤の2浴式が一般的である。 次に、上述したヘアカラーの主流であるジアミン系酸化
染料を用いた永久染毛剤は染色性、洗濯堅牢性等優れた
性能を有する反面、次のような重大な欠陥を併せ持って
いる。      即ち(i)  ジアミン系酸化染料
【よ感作性物質即ち接触性皮膚炎を起こす化学物質であ
り、又米国カリフォルニア大の生化学者エイムス博士の
発ガン性の指摘も否定できない。更にカブブラーである
フェノール系化合物の刺激性、細胞毒性め問題も残って
いる 〔J 、S oc、cosmeL、chea、 
J apan、1g、(2)。 106〜111 (1984))。 (ii)  過酸化水素を使用することによる毛髪のシ
スチン結合の不可逆的酸化開裂に起因する本質的毛髪損
傷及び感触の劣化の問題。 (iii)  色調の経時変化(汚れた感じの色調とな
る)が起こり耐光性があまり良好でない。 (iv)  色相はブラウン系がメインであり、彩度の
鮮やかな緑、青、紫等の色調が出にくい。 (V)  本質的に、パーマネントウェーブとの同時施
術は不可能であり、退色、色調の変化及び頭皮への刺激
の問題があるので、ヘアカラーを施すにはパーマネント
ウェーブ施術後少なくとも2週間以上の間隔を置かなけ
ればならない。 (Vi)  酸化染毛剤で処理した毛髪のパーマネント
ウェーブは一般にウェーブの持続性が良くないばかりで
なく、酸化染毛剤による毛髪の損傷をさらに加速するこ
とになる。 以上のような実状に鑑み、当業界においては、酸化染料
に見られる上記欠陥を有することな(、実用的な永久染
毛をパーマネントウェーブと同時に施すことの可能なヘ
アカラー及びそのシステムの開発が時代的な要請となっ
ている。 次に、従来これらの点について提案された種々の試みに
ついて具体的に説明する。 (a) USP  3,261.754(1966)は
、ベンノルアルコールを用いた溶剤染色法を提案してい
る。 この染色法は、最近日本においても商品化され美容室で
の営業科目の一つとして定着しつつあるが、パーマネン
トヘアカラーとしての染色性は満足できるレベルではな
い。又、施術後の洗髪時の色落らが長期にわたって続く
ことも欠点である。 (b) tJsP  2,776,668(1957)
は、室温で水溶性メルカプト化合物を用いたケラチン物
質の永久染色法を提案しているが、これもパーマネント
ヘアカラーとしての染色性は満足できるレベルではなく
、又、その具体的方法は浴比(染色液の玉rit/毛髪
の重量)がすべて大過剰のいわゆる浸染の方式で実際の
人の頭髪には適用が困難である。 即ち、頭皮の汚染を含めた実用的問題が未解決である。 (c) USP  3,399,682(196g)及
び特公昭50−9852は、USP2,776.668
における、室温での水溶性メルカプト化合物を用いたケ
ラチン物質の永久染色法の技術思想に基づき、クロム原
子二〇−0−ジオキシアゾ染料の比がl:l のネオラ
ン染料又はバラチンファースト染料、即ちいわゆる含金
属染料を用いた染毛及びパーマネントウェーブの同時施
術方法を提案している。しかしながら、この技術もパー
マネントヘアカラーとしての染色性及びパーマネントウ
ェーブのかかりにおいて満足できるレベルではなく、ク
ロム原子に起因する染色性のムラ、そして2回目以降の
パーマネントウェーブの段階における悪影響、即ちかか
りムラ、変色、毛髪の損傷等の間麗点を残している。更
に(b)と同様にパーマネントウェーブ第■剤による頭
皮の再汚染も含めて、実際に人の頭髪に適用する場合の
現実的技術手段が未解決である。 (d) I(f) 833.809 (1957)では
、ジスルフィド結合を持つアゾ染料と脂肪族メルカプト
化合物の組合わせによるヘアカラーを見出している。こ
の方法は、いわば人の毛髪の硫化染料による建染染色法
であるが、パーマネントヘアカラーとして、均染性、耐
光性、耐洗濯性において満足できるレベルではなく、又
、色相が限定され豊富でない。 (e) BP 957.119(1964)  及びD
I) 1,005,913(1964)は、特殊なアン
トラキノン染料をクリームシャンプーに配合し、パーマ
ネントウェーブ剤との組合わせで、室温における人の毛
髪の半永久染色法を提案しており、又、パーマネントウ
ェーブとヘアカラーの同時施術についてもわずかに言及
している。しかしながらこの方法には次のような欠点が
あって実用に供しえない。 ■ 大部分はジアミン系の水溶性酸化染料であるので、
ヘアカラーとしては前記した同染料の基本的欠陥を免れ
得ない。 ■ この染料は化粧品用色素としては安全性に問題があ
るのでわが国では法令上認められていない。 ■ この方法によると頭皮への汚染が著しい。 ■ この染料は分子径及び溶解性よりして室温では毛髪
に若干のシェードを与えるのみで永久染毛剤としは染着
性、耐シヤンプー性が劣る。 ■ ジアミン系については化学構造より判断して、酸化
安定性に難があり、経時による色調の変化、退色が大き
い欠点がある。 一方、ケラチン繊維の染色に関する技術的知見としては
次の如きものがある。 即ち、5peaksan、Clegg (J 、Soc
、Dyers Col。 50、348(193B))は、酸性染料の化学構造と
羊毛の親和力との関係を実験的に明らかにし、Good
all (J 、Soc、Dyers Co1.54.
45(1938))は、羊毛におけるミーリング染料(
例えばポーラ−エローR)の温度と染色速度との関係を
調べている。又、Peters (J 、Soc、Dy
crs Co1.7j。 726(1955))は、羊毛染色における温度効果即
ち、染料の拡散速度と活性化エネルギーの関係を明確化
している。 そして、 WiLssmann (Amer、Perf
、&  Aromat。 ハ(5)、 41〜46(1960)]  は、「毛髪
染色と織物染色の比較」の中で染料の繊維への拡散は基
本的に下記の6項目で向上することを述べている。 (A)  温度の」1昇 (B)  溶液中の染料濃度の増加 (C)  繊維の膨潤 (D)  染料の分子の大きさの減少 (E)  染料イオンの電荷状態に対する繊維の電位の
適合 (F)  染料溶液の粘度の減少 又、毛髪の染色は生理学上高温では行ない得ないので、
羊毛の染色に適した染料の多くはその分子サイズの為に
毛髪の染色には用いることができないと述べるとともに
、染料が表面の吸収だけにとどまらず毛髪の中心部へ浸
透(耐光性が向上)するためには染料の分子サイズはナ
フタリンやアントラセンのそれを越えてはならないと述
べ、分子サイズが小さく浸透性が良好な(それ故安全性
の問題がでてくる)ジアミン系酸化染料が必然的にパ−
マネントヘアカラーの主要な染料として導入されてくる
ことを述べている。 本発明者は、上記Wi1msmannの説中(A)、(
C)(D)及び分子サイズに関する事項に改めて問題提
起を行なうとともに、浴比(ヘアカラー及びパーマネン
トウェーブ用組成物の重量/毛髪の重量)の条件も含め
た頭皮汚染の問題の完全な解決及びパーマネントヘアカ
ラーとパーマネントウェーブを同時に施すための実用的
諸条件について鋭怠研究の結果、次の諸点を総て満足す
る毛髪処理剤組成物及びその施術方法を発明したもので
ある。 【問題点を解決するための条件】 本発明において、その目的達成の為に具備すべき基本的
条件は次の通りである。 ■ 染料としてジアミン系酸化染料(感作性物質であり
、安全性に問題がある)を全く使用せず、安全性の高い
特定の酸性染料のみを用いること、■ この酸性染料は
、酸化染料より格段に耐光性が良好で、経時による色の
くすみがないこと、■ 色相が豊富で彩度に優れている
こと、■ 染毛過程において過酸化水素を使用せず繰返
し施術によるシ檗の原理的損傷が少ないこと、■ パー
マネントヘアカラーとパーマネントウェーブ又は縮毛矯
正の操作を同時に行なうことができること。 更に、に記の11標達成のために、実際に人の頭髪に適
用する場合の実用的条件としての見地より整理すると、 ■ 耐シヤンプー性、耐光性、色調の経時変化を含めて
目標の染色性を得るために実効的な酸性染料の種類とm
がわかっていること、 ■ マンセルの全色相を顕色可能である基本原色がそろ
うこと、 ■ パーマネントウェーブのかかりともらが実用的レベ
ルであること、 ■ 各毛髪処理剤組成物が毛髪への付着しやすさ、組成
物ののびやすさ、たれ落ちにくさ、飛び散りにくさ、組
成物同士の混ぜやすさ等を含めて適正な粘度挙動を有す
る組成物であること、qΦ 頭皮へ染着したヘアカラー
を除去するための実用的で効果が十分な洗浄システムと
洗浄剤組成物が用意されていること (ヘアカラーは一
般に毬の根元(新生部)から塗布していくので頭皮へあ
る程度付着し染まることは避けられない)、■ 加温温
度と時間が実用的な範囲であり、通学美容室で用いられ
る遠赤外線ランプ、スチーマ−、ヒートキャップで十分
に目的が達成できること、■ 処理後の毛髪の感触とツ
ヤが良好であること、■ 毛髪処理剤組成物の浴比と染
色性、パーマネントウェーブのかかり、頭皮への汚染、
毛髪の損傷との関係がイオン性を含めて明確化されてお
り、毛質に応じた標準操作法が確立していること、■ 
使用器具、エンドペーパーの着色が軽微で洗えば容易に
落ちること、 ■ 各毛髪処理剤組成物の経時安定性、経済性、大量生
産性が確保されていること、 等の条件を備えていることが要求・される。
【問題点を解決するための手段】
以との条件を満足し、本発明の目的を達成するための毛
髪処理剤組成物及びその施術方法は次の通りである。 
        即ち、本発明は第1に、(a)メ、ル
カプト化合物、亜硫酸塩、重刑硫酸塩の内より選ばれた
、少なくとも1挿具」−の還元剤を2〜!9重量%、ア
ルカリ剤を0.01〜15重M%、及び水溶性高分子0
.1〜10重量%、又は該水溶性高分子もしくは高級ア
ルコール1〜30重量%とアニオン活性剤 o、!〜8
川量用の三者の組合わせ、もしくは前三青の組合わせの
内より選ばれた粘度調整剤を含有し、100〜40,0
00 cP の粘度を有し、P Hが2.0〜12.0
の範囲である組成物(A)、(b)後記構造式(1)〜
〔27〕を有する化合物の内より選ばれた少なくとも1
種以上の水溶性タール色素を1〜30重M%、及び水溶
性高分子 0.1〜10(n 7+t%、又は該水溶性
高分子もしくは高級アルコール1〜30重量%とアニオ
ン活性剤 0.1〜8市量%の三者の組合わせ、もしく
は萌三者の組合わせの内より選ばれた粘度調整剤を含有
し、30〜50,000cl’ の粘度を有する組成物
(B)をコンビネートしたことを特徴とする、毛髪にパ
ーマネントヘアカラーとパーマネントウェ−ブ又は縮毛
矯正を同時に施すための毛髪処理剤組成物群であり、 第2に、上記組成物(A)と組成物(B)並びに次の組
成物(C)とをコンビネートしたことを特徴とする毛髪
処理剤組成物群である。 ここに、組成物(C)は、臭素酸塩、過硼酸塩、過酸化
水素、過硫酸塩、過酢酸塩の内より選ばれた少なくとも
1種以上の酸化剤を 0.5〜25重量%及びカチオン
活性剤、両性活性剤又はアニオン活性剤の1種以上を含
有する組成物である。 又、第3には、−上記組成物(A )、(B )、(C
)に更に次の組成物(D)を加えた毛髪処理剤組成物群
、もしくは首記組成物(A )、(n )、(n )よ
りなる組成物群である。 ここに、組成物(D)は、アルコール、カチオン活性剤
、両性活性剤、水溶性高分子を含有し、I) itが2
.0−12.0の範囲である組成物である。 本発明は、パーマネントヘアカラーとパーマネントウェ
ーブ又は縮毛矯正を同時に施術する為に必要とする複数
の毛髪処理剤組成物よりなっており、実施にあたっては
これらの組成物をコンビネートして用いる。 ここに、コンビネートとは、物として別個に存在する組
成物(A)、組成物(I3)、組成物(C)及び組成物
(D>がパーマネントヘアカラーとパーマネントウェー
ブ又は縮毛矯正の同時施術に際して夫々の機能を発揮し
、それらが連繋して目的を達成する為の結合関係を形成
する複数の組成物よりなる群をいう。
【3組成物の構成成分の説明] 次に、各組成物の構成成分について説明する。 まず、特許請求の範囲第1項記載の(a)組成物(A)
は、還元剤、アルカリ剤、粘度調整剤を必須成分として
含んでいる。 還元剤としては、メルカプト化合物、亜硫酸塩、重亜硫
酸塩の型棒以上が用いられる。 メルカプト化合物としては、チオグリコール酸、システ
ィン、チオ乳酸或いはこれらの塩又はチオグリセリン、
グリセリンモノチオグリコール酸等があげられるが、中
でもチオグリコール酸が好ましい。 アルカリ剤としては、例えばアンモニア、モノエタノー
ルアミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン
、イソプロパツールアミン、重炭酸アンモニウム、炭酸
アンモニウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が
あげられるが特に好ましいものはアンモニア、及びモノ
エタノールアミンである。 粘度調整剤は、水溶性高分子単独、水溶性高分子とアニ
オン活性剤、高級アルコールとアニオン活性剤の組合わ
せ、もしくは以上王者の組合わせが用いられる。 この内、水溶性高分子としては、例えばデンプン、カル
ボキシメチルセルローズ、ヒドロキシエチルセルローズ
、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリビニルピ
ロリドン、ポリマレイン酸共重合体、ポリエチレンイミ
ン、アルギン酸ソーダ、ゴム類、ゼラチン、メチルセル
ローズ、ポリビニールアルコール、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、水溶性アルキッド、
ポリビニルエーテル等をあげることができるが、中でも
好適なのは上記デンプン乃至ポリエチレンイミンの8種
である。 又、高級アルコールとしては、ミリスチルアルコール、
セヂルアルコール、ステアリルアルコール等が適当であ
る。 次にアニオン活性剤としては、 i 脂肪酸塩 (BCOO)nMs ii  アルキルベンゼンスルホン酸塩iii  アル
キルナフタレンスルホン酸塩iv  アルキルスルホン
酸塩 (1? −S Os)n Ms V α−オレフィンスルホン酸塩 vi  ジアルキルスルホこはく酸塩 vii  α−スルホン化脂肪酸塩 R,−CHCOOR。 ■ SO,M vi  ナトリウムN−メチル−N−アルキロイルタウ
リン rjONcH,cHtsOsNa  R3 ix  石油スルホン酸塩 X アルキル硫酸塩    (BOS Os)nM a
xl  硫酸化油脂(ヒマシ油、牛脚油、オリーブ油等
) xi  ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩 (BO(CHtCH−0)nS O3〕mMQxi  
ポリオキシエヂレンアルキルフェニルエーxi  ポリ
オキシエチレンスチレン化フェニルエーテル硫酸塩 X アルキル燐酸塩 ■ IN、R,、R1はアルキル基、 n、Ill!+Qは重合鎖長または結合基数を示す(整
数)、 Mはアルカリ金属塩を示す。 等を例示することができる。これらの中で比較的良好な
ものは、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエ
タノールアミン塩、ミリスチル硫酸ナトリウム、セチル
硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレ
ン(2〜3E、0)ラウリル硫酸ナトリウム等のポリオ
キシエチレンアルキルエーテル硫酸塩である。 次に組成物(A)における各成分の割合並びに性状につ
いて説明する。 組成物(A)は通常のパーマネントウェーブを施術する
際の第1剤に相当するものであるが、本発明において組
成物(A)中に含有せしめる特定の成分割合は重量%で 還元剤        2〜19 % アルカリ剤      0.01〜!5 %粘度調整剤 水溶性高分子    0.1〜10 %高級アルコール
   1〜30 % アニオン活性剤    0.1〜8 %である。 還元剤は2%未満であると染着性及びパーマネントウェ
ーブのかかりが著しく低下するので好ましくない。又1
9%を超えると毛髪の損傷が増大するので好ましくない
。特に適当な範囲は4〜IO%である。 アルカリ剤は 0.01〜15%の範囲で含有させる。  0.01%未満の場合には染着性及びパーマネントウ
ェーブのかかりが弱く、又15%を超えると処理毛髪の
感触が悪くなると共に毛髪の損傷が大きくなり好ましく
ない。 粘度調整剤は、組成物(A)を良好な粘度範囲に保つ為
の必須成分であるが、これはパーマネントウェーブ施術
自体については勿論、組成物(B)の粘度調整剤と相ま
って、ヘアカラーの同時施術を有効に遂行する為にも重
要な成分である。 これらは主として、組成物の展び、組成物のハケでの取
扱いやすさ、毛髪への展着性、頭皮へのタレに(さ、処
理毛髪の感触等を綜合的に考慮して前記の組合わせ、即
ち水溶性高分子単独、水溶性高分子とアニオン活性剤、
高級アルコールとアニオン活性剤、水溶性高分子と高級
アルコールとアニオン活性剤の組合わせで、かつ上記割
合で用いられる。 水溶性高分子の適正な配合割合は 0.1〜10 S、
1’r量%、特に好ましい範囲は1.0〜4.0%であ
る。重合度によっても多少影響されるが、一般に0.1
%未満になると頭皮へのタレが多くなり、又lO%を超
えると毛髪への展着性が悪くなるので好ましくない。 高級アルコールは主として前記3N、(ミリスチル−セ
チル−、ステアリル−)の1 f1以上が 1〜30%
の範囲で(好ましくは10〜25%)用いられるが、中
でもセチルアルコールとステアリルアルコールを重量比
約3:1の割合で用いるのが好ましい。 粘度調整剤としてのアニオン活性剤は、組成物(A)を
良好な粘度範囲に保つ為の重要な成分であって、前記例
示の化合物が0.1〜8重量%の範囲で用いられる。 
0.1%未満になると組成物の粘りが不足すると共に調
製しにくくなり、毛髪への展着性、ハケでの取扱いやす
さが悪くなり好ましくない。又8%を超えると粘度が低
下し頭皮へのタレが増加すると共に処理毛髪の感触が悪
くなるので好ましくない。 一1二記成分よりなる組成物(A)はやや粘着性を有し
ているが、その粘度は作業性の而より、100〜40,
000cP の範囲に調整することが必要である。即ち
、100cP未満の場合には、組成物のハケでの取扱い
゛やすさ、毛艶への展着性、頭・皮へのタレ等の問題で
作業上好ましくない。 一方、40,0QOcP を超えると組成物の伸びが悪
くなり、ハケでの取扱いやすさ、毛髪への展着性がいず
れも不良となり組成物としての機能が十分発揮できない
。以上の内でも特に好ましいのは菫、000〜20.0
00 cPの範囲である。 次に、組成物(A)は、p oを2.0〜12.0の範
囲(多くの場合は4.5〜9.6)に調整する必要があ
る。I’llが2.0未満の場合には染着性、パーマネ
ントウェーブのかかりが共に不良となる。 又」―限は、還元剤として亜硫酸塩を用いた場合は12
.0、その他の場合、特にメルカプト化合物使用では9
.6で、これらを超えると染着性、パーマネントウェー
ブのかかり、耐シヤンプー性、耐光性、毛髪の艶等は向
上するが、毛髪の損傷が急激に増大するので不適当であ
る。  仕上がりの結果を綜合すると組成物(A)のP
 Hは 8.0〜9.4の間に調整するのが好ましい。 ただし、本発明における粘度の測定は化粧品原料基準通
則及び化粧品原料基準一般試験法、31、粘度測定法第
2(ブルックフィールド型粘度計)法に準拠した。 次に、本発明に用いられる組成物群の中で特に重要な役
割を果たすのは、毛髪染色用組成物(B)である。 この毛髪染色用組成物は、基本的には、後記構造式(1
)〜〔27〕を有する化合物の内より選ばれた少なくと
も1種以上の水溶性タール色素を1〜30重量%、及び
水溶性高分子0.1〜10重量%、又は該水溶性高分子
もしくは高級アルコール1〜30重量%とアニオン活性
剤0.1〜8重量%の三者の組合わせ、もしくは前三者
の組合わせの内より選ばれた粘度調整剤を含有し、必要
に応じ後記の如きノニオン活性剤、毛髪湿潤剤、金属イ
オン封鎖剤、抗炎症剤の型棒以上を含み、30〜50.
000cP、の粘度を有することを特徴とする、毛髪に
パーマネントヘアカラーとパーマネントウェーブ又は縮
毛矯正を同時に施すための毛髪染色用組成物である。 前記、構造式口j〜〔27〕を有する化合物とは次の2
7種の酸性染料である。 (以下余白) (1)赤色10G壮 (アシッドレッド)〔2〕赤色2
27号 (ファストアシッドマゼンタ)〔3〕橙色20
5号 (オレンジ■) 〔4〕橙色402号 (オレンジり 〔5〕ゲi色403吋の(1)(ナフトールエローS)
〔6〕黄f!!、406号 (メタニルエロー)〔7〕
青色1号 (ブリリアントブルーFCI;’)〔8〕青
色202号 (パテントブルーNA)〔9〕黒色401
号 (ナフトールブルーブラック)〔lO〕緑色201
号 (アリザリンシアニングリーンF)〔11〕緑色2
04号 (ピラニンコンク)〔12〕赤色102号 に
ューコクシン)〔13〕赤色104号の(1)(フロキ
シンB)I 〔I4〕赤色401号 (ビオラミンR)〔15〕赤色
502号 (ポンプ−3rt)〔16〕赤色503号 
(ポンプ−1t)〔17〕赤色506号 (ファストレ
ッドS)〔18〕黄色4号 (タートラジン) 0ONa 〔19〕黄色5号 (サンセットエローF”C,F’)
〔20〕黄色202号の(1)(ウラニン)〔21)黄
色202号の(2)(ウラニンK)〔22〕青色203
号 (パテントブルーCA)〔23〕青色205号 (
アルファズリンI?G)〔24〕緑色3号 (ファスト
グリーンFCF)〔25〕緑色205号 (ライトグリ
ーンSF黄)〔26〕緑色402号 (ギネアグリーン
B)〔27〕紫色401号 (アリズロールパープル)
これらの染料は化粧品用タール色素として薬事法に基づ
き法定されている(昭和41年厚生省令第30吋、昭和
42年厚生省令第3号)83種の色素の中、上記27N
の特定の酸性染料に限定される。 これらの染料は色°相として、赤色、橙色、黄色、青色
、黒色、緑色を網羅しており、単独もしくは調色によっ
て毛髪染色に必要なすべての色調を具現することができ
る。 しかしてこれらの特定染料は、本発明者がパーマネント
ヘアカラーとパーマネントウェーブ又は縮毛矯正の同時
施術を前提に、前記した■〜■の条件を充たす色素を見
出す為、後記染着性試験に示す如く、多くの試行錯誤を
重ねた結果選択されたものであって本発明を完成させる
為の重要な基礎知見となっている。しかして、それら酸
性染料に共通した特性は、分子径が約8〜15Aの範囲
にあり(この点は、先のWilsss+annの説とは
異なる)、通常のパラフェニレンジアミン等の酸化染料
の数倍の大きさであること並びに分子内に、−5OsN
a、 −COONa、 −0Na、−01〜1等の親水
性の官能基を少なくとも1個以上有し、全体として水溶
性であることである。 既述の如くこれら27種の酸性染料は、基本的にすべて
毛髪染色用色素として使用可能であるが、それらは染着
性の差によって、便宜上2つのグループに分けられる。  即ち、構造式(1)〜〔11〕の化合物を第1群、h
q構造式12〕〜〔27〕の化合物を第2群とする。 後述の染着性評価結果にみられるように、第1群の染料
の方が第2群の染料に比し、概して染着性そのものはす
ぐれているが、濃淡を含め、微妙な色調が求められる場
合には、両者を適当な割合で併用調色するのが有効であ
る。 組成物(B)中における特定酸性染料の割合は、組成物
(A)との量的比率、毛髪の重量との浴比、所望の色調
等を考慮して、第1nζ第2群共、1〜30重量%の範
囲で選択される。 色調についていえば、毛髪に薄い色(シェード)を与え
る淡色系の色調の場合は 1〜5市量%の範囲、深みの
ある濃色系の色調の場合は 3〜30重ら1%の範囲が
適当である。 1%未満では、特に黒髪において、染着前と染着後の色
差が小となり感知しうる範囲外のレベルとなる。 一方、30%を超えると組成物(B)の流動性が殆んど
なくなり、組成物(A)との混和性も不良となって毛髪
への展着が困難となる。上記範囲の中でも総合的には 
2〜18%が好適である。 尚、本発明において複数の染料を配合して所望の色調に
調整するに際しては、前記27種の特定酸性染料の主導
性を損なわない範囲においてそれ以外の染料を配合する
ことができる。 組成物(B)は上記27種の特定酸性染料の外に、組成
物(A)と同様の粘度調整剤を必須成分とする。 即ち、水溶性高分子    0.1〜IO重量%高級ア
ルコール   1〜30 重量%アニオン活性剤   
0.!〜8 重量%の範囲で、水溶性高分子単独、水溶
性高分子とアニオン活性剤、高級アルコールとアニオン
活性剤もしくはこれら王者の併用の形で配合する。 ここで注意すべきは、組成物(B)中の酸性染料とカチ
オン活性剤、両性活性剤、カチオン性高分子とは相性が
悪く、水不溶性のコンプレックスを作り易いので粘度コ
4整剤としては不適である。 従ってコンプレックスの形成による性能−Lの効果を期
待して上記の活性剤を用いる場合には、コンプレックス
形成分を超えて加算したアニオン活性剤の配合が必要と
なる。 組成物(A)又は(B)には必要に応じて上記必須成分
以外に、次の添加剤を加えることができる。 ノニオン活性剤: ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエヂレンポ
リオキシブロビレングリコール、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンアルキルエーテル、脂肪酸グリセリ
ンエステル、ソルビタンエステル、ソルビット系オリゴ
マー型テトラエステル、ヘキサエステル、ポリエチレン
グリコールエステル、グリセリン脂肪酸エステル(親油
型、自己乳化型)、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖
脂肪酸エステル、アルキロールアミド、脂肪酸アミド等
、 金属イオン封鎖剤: エデト酸2ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン
酸ナトリウム、グルコン酸等、 抗炎症剤: グリチルレチン酸、グリチルリチン酸、アロエ、グアイ
アズレン等、 毛髪湿潤剤等の補助添加剤ニ オリーブ油、ミンク油、ヒマシ油、ヤシ油、ステアリン
酸モノグリセライド、パルミチン酸モノグリセライド、
ステアリン酸ジグリセライド等のモノ、ジ、トリグリセ
ライド、カルナウバロウ、鯨ロウ、ホホバ油、ラノリン
、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルド
デシル、オクタン酸セチル等のエステル、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステ
アリン酸等の脂肪酸、メチルポリシロキサン、メチルフ
ェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロ
キサン、ジメチルシロキサン、メチル(ポリオキシエチ
レン)シロキサン・メチル(ポリオキシプロピレン)シ
ロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル(ポリ
オキシエチレン)シロキチン共重合体、ジメチルシロキ
サン・メチル(ポリオキシプロピレン)シロキサン共重
合体等の シリコン、尿素、酢酸、臭化ナトリウム、臭
化リチウム等、 以上の成分を含む組成物(B)はその粘度を30〜50
,000cPの範囲に調整する。 本発明の基本的技術思想は以上の組成物(A)及び(B
)の2つの組成物の使用より成立っている。 しかし、実用的に最も好ましい態様は次に示す組成物(
C)及び組成物(D)、特に組成物(D)を併用して施
術を行うことである。 即ち、本発明の第2の組成物群は、組成物(A)、(B
)より成る基本的組成物群に、更に定着剤として機能す
る組成物(C)を加えた組成物群である。 組成物<C>は、臭素酸塩、過硼酸塩、過酸化水素、過
硫酸塩、過酢酸塩より選ばれた酸化剤0.5〜25重量
%を主剤とし、これにカチオン活性剤、両性活性剤、ア
ニオン活性剤の1種以上並びに、必要に応じノニオン活
性剤その他前記した補助添加剤を含むものである。組成
物(C)において酸化剤が0.5%未満であると定着効
果が小さく、又25%を超えると毛髪の損傷が増大し好
ましくない。適当な範囲は1、臭素酸塩の場合4〜菫0
%、過酸化水素の場合1〜4%である。 組成物(C)の成分であるカチオン活性剤としては、テ
トラアルキルアンモニウム塩 トリアルキルベンジルアンモニウム塩 アルキルピリジニウム塩 ■ It 、 Rt 、 rl t 、 11 s 、
 R4はアルキル基、Xoi;kcl−、Br−、I−
、CHsO903−などの陰イオン基を示す。 等が用いられる。 両性活性剤としては N、N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシルメ
チルアンモニウムベタイン CH。 N、N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸N、N
、N −)リアルキル−N−スルフオアルキレンアンモ
ニウムベタイン R2 藁 R+  N。−(CH*)n S OsO1′13 N、N −ジアルキル−N、N−ビスポリオキシエチレ
ンアンモニウム硫酸エステルベタイン2−アルキル−1
〜ヒドロキシエチル−1〜カルボキシメチルイミダゾリ
ニウムベタイン CII tc I−1yo II ■ IN 、R、、R、、R3はアルキル基を、nは整
数を示す。 等があげられる。 アニオン活性剤は組成物(A)で説明したものと同一で
ある。 組成物(C)の好ましい粘度は使用態様により範囲を異
にする。即ち、ロッド等に毛髪を巻きウェーブを付与す
るヘアカラーとパーマネントウェーブの場合は組成物の
浸透性が重要なポイントであって粘度はxθ〜1,00
0cP の範囲であり、縮毛矯正等のヘアカラーとスト
レートパーマの定着剤としテハ1.000〜50.00
0 cPtDaDNb<適当であって、これらを総括す
ると10〜50.000cP  ということになる。 又、適当なP Hの範囲は過酸化水素系で 2.0〜6
.0(好ましくは2.5〜3.5)、臭素酸系で4.0
〜9.0(好ましくは6.0〜8.0)、綜合すると2
.0〜9.0の範囲で用いられる。 組成物(D)は、組成物(A)、組成物(B)又はこれ
らと組成物(C)を用いて毛髪にパーマネントウェーブ
とパーマネントヘアカラー又は縮り矯正を施した後、頭
皮に付着した染料及び毛髪に不完全に染着している染料
及びその他の残さを除去する為と、毛髪内部に染着した
染料を固着させる目的で頭髪全体をマツサージ処理する
為のクリーナー組成物であって、アルコール、カチオン
活性剤、両性活性剤、水溶性高分子を必須成分として含
んでおり、本発明においては実用的見地より重要な組成
物として位置づけられるものである。 上記の内、アルコールとしては、エタノール、ベンジル
アルコール等1価の晰肪族、芳香族の外、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、1.3−ブチレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコー
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール等の多価アル
コールをあげることができる。 適当な配合【Aは、エタノールの場合 2〜401量%
、ベンジルアルコールの場合 0.2〜15重量%、多
価アルコールの場合は、分子量の小さいエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、!、3−ブチレングリコ
ールが好ましく 0,2〜20重量%の範囲で用いられ
る。 カチオン活性剤、両性活性剤、水溶性高分子の種類は組
成物(A)、(B’)、(C)の場合と同様である。 又、必要に応じ、クエン酸、リンゴ酸、フマール酸、酒
石酸等の有機酸、燐酸、塩酸等の無機酸等並びに固着剤
としてPCA−AQを加えることができる。 組成物(D)の、好ましいPHの範、囲は 2.0〜1
2.0である。これらの範囲を逸脱した場合、汚染物質
の除去効果自体は増大するが頭皮への刺激性が大きくな
るので好ましくない。 総合的に特に好ましい範囲は弱酸性乃至弱アルカリ性の
PH4,5〜8.5である。 以上説明した組成物(A)、(B)、(C)、(D)に
は4一記成分の外、通常の毛髪化粧料に用いられる仕立
の成分、例えば天然抽出物、紫外線吸収剤、酸化防止剤
、防腐剤、香料等を本発明の効果を妨げない範囲で配合
することができる。 【組成物群の使用方法】 次に本発明の組成物群を用いて毛髪にパーマネントヘア
カラーとパーマネントウェーブ又は縮毛矯正を同時に施
術する方法を説明するが、その骨子は、毛髪、即ちケラ
チン高分子をメルカプト化合物等の還元剤により処理し
て、毛髪中の一8S−結合をアルカリ性下で還元開裂し
、非結晶性の可塑性高分子へ一時的に変換し、そのガラ
ス転移点の温度以上で酸性染料を作用染着させると同時
に必要に応じてロッド等の形状固定器具にセットさせた
後、臭素酸塩等の酸化剤を作用させ、還元により開裂し
ているーS II基を再結合して形状固定と染着を一挙
に行い、更にカチオン系のクリーナーにより、頭皮に染
着した染料及び毛髪に付着している過剰の染料を洗浄す
るとともに毛髪内に染着した染料の固着を行うものであ
る。 そして、その標準的なプロセスを図示すると次の通りで
ある。 ■ プレシャンプー ■ プロテクトクリーム塗布 ■ 組成物(A)と組成物(B)を4:Iでミックス■ ■ 前記ミックス組成物を塗布し、コーミング(ショー
ト約・409、ロング約80g以上)■ ワインディン
グ等 ■ キャップをし遠赤外線ランプ又はスチーマ−で加温
 (約50℃、20分) ■ カラー及びセットのチエツク ■ 中間水洗なしで組成物(C)塗布 (■と同量、室温又は約50℃で10分)■ ロッドオ
フ等 の水 洗 (fD  クリーナー組成物(D)で処理■ アフター
リンス ■  セ  ッ  ト 頃q−7−馬欠3−00− ■ プレシャン1〜 ■ プロテクトクリーノ、塗布 ■ ■ 組成物(A)と組成物(B)を4:lでミックス■
 前記ミックス組成物を塗布しコーミング(ショート約
409、ロング約809以上)■ キャップをし遠赤外
線ランプ又はスチーマ−で加温 (約50℃、20分) ■ ヘアカラーチエツク ■水 洗 ■ クリーナー組成物(D)で処理 ■ ワインディング等 [相] アルカリ水溶液又は組成物(A)の希釈液を塗
布 (約5分放置) ■ セットのチエツク ■ 中間水洗なしで組成物(C’)t!I!布[相] 
ロッドオフ等 ■水 洗 ■ アフターリンス [相]  セ  ッ  ト 標準プロセス(C) ■ プレシャンプー ■ プロテクトクリーム塗布 ■ 組成物(A)を塗布コーミング (ショート約409、ロング約80g以上)廿 ■ 組成物(B)を塗布コーミング (ショート約109、ロング約209以上)■ ワイン
ディング等 ■ ■ キャップをし遠赤外線ランプ又はスチーマ−で加温
 (約50℃、20分) ■ カラー及びセットのチエツク ■ 中間水洗なしで組成物(C)塗布 (■と同量、室温又は約50℃で10分)■ ローラド
オフ等 [相]水 洗 ■ クリーナー組成物(D)で処理 ■ アフターリンス ■  セ  ッ  ト ■ プレシャンプー ■ プロテクトクリーム塗布 ■ ■ 組成物(B)を塗布コーミング (ショート約109、ロング約209以上:必要に応じ
て水で希釈又は塗布時水分補給のスプレーを行う) ■ 組成物(八)を、塗布コーミング(ショート約40
7、ロング約809以上)し、以下通常のクリーム状ウ
ェーブ剤の操作を行う ■ ワインディング等 ■ キャップをし遠赤外線ランプ又はスチーマ−で加温
(約50℃、20分) ■ カラー及びセットのチエツク ■ 中間水洗なしで組成物<c>9!布(■と同量、室
温又は約50℃で10分)■ ロブドオフ等 [相]水 洗 ■ クリーナー組成物(D)で処理 @ アフターリンス ■  セ  ッ  ト 以」―の方法を特許請求の範囲の記載に従って整理すれ
ば次の通りである。       即ち、第iに、組成
物(A)及び組成物(B)を混合し、その粘度が100
〜50,000cP になるように調整して毛髪に塗布
するか、もしくは組成物(A)及び(B)を適宜の順序
に毛髪に塗布し、コーミング後、必要に応じ、毛髪を形
状固定器具にセットさせ、次に室温〜70℃の範囲にお
いて処理することを特徴とする、毛髪にパーマネントヘ
アカラーとパーマネントウェーブ又は縮毛矯正を同時に
施す方法であり、 第2に、組成物(A)及び組成物(B)を用いて毛髪を
処理した後、組成物(C)により毛髪の定着操作を行う
ことを特徴とする、毛髪にパーマネントヘアカラーとパ
ーマネントウェーブ又は縮毛矯正を同時に施す方法であ
り、 第3に、組成物(A)組成物(B)を用いて毛髪を処理
した後、組成物(D)により毛髪、頭皮に付着した過剰
の色素を除去することを特徴とする毛髪にパーマネント
ヘアカラーとパーマネントウェーブ又は縮毛矯正を同時
に施す方法であり、第4に、組成物(A)組成物(B)
、組成物(C)を用いて毛髪を処理、定着処理を行った
後、組成物(り)により毛髪及び頭皮を洗浄することを
特徴とする、毛髪にパーマネントヘアカラーとパーマネ
ントウェーブ又は縮毛矯正を同時に施す方法であり、 第5に、組成物(A)及び組成物(B)並びに毛髪の重
量の関係を、組成物(A)の重量/組成物(B)の重i
fl =  0.5〜!5の範囲で、かつ組成物(A)
又は組成物(B)の重量/毛髪の重量、或いは組成物(
A)の重量子組成物(B)の重量/毛髪の重量の浴比が
0.05〜3の範囲となるように設定することを特徴と
する、毛髪にパーマネントヘアカラーとパーマネントウ
ェーブ又は縮毛矯正を同時に施す方法であり、 第6に、組成物(A)、及び組成物(B)及び組成物(
C)並びに毛髪の重量の関係を、組成物(A)の重量/
組成物(B)の重量=0.5〜15 の範囲で、かつ組
成物(A)又は組成物(B)の重量/毛髪の重量、或い
は組成物(A)の重量子組成物(B)の重量/毛髪の重
量の浴比が0.05〜3の範囲となるように設定して毛
髪を処理した後、組成物(C)並びに毛髪の重量の関係
を、組成物(C)の重量/毛髪の重量の浴比が0.1〜
5の範囲となるように設定して、組成物(C)を毛髪に
塗布し、必要に応じコーミング後、室温〜70℃の範囲
において5〜30分間処理することを特徴とする、毛髪
にパーマネントヘアカラーとパーマネントウェーブ又は
縮毛矯正を同時に施す方法である。 以上の施術方法における条件について説明を加えると、
組成物(A)と組成物(B3の重量比、即ち(A )/
 (B >の好ましい範囲は0.5〜15である。 これが0.5より小さい場合はパーマネントウェーブの
かかりが弱くなるとともに染着性も不良となり、特に耐
シヤンプー性が弱くなる。又、頭皮の汚染の度合も大き
くなり好ましくない。 一方、15を超えるとパーマネントウェーブのかかりは
良好であるが相対的に染料の使用量が少なくなるので染
着性がやや低下してくる。 その選定基準は組成物(A)中の還元剤、アルカリ剤の
種類と量及び粘度、組成物(B)中の酸性染料の種類と
量によって決定されるが、特に好ましい範囲は1.5〜
6である。 次に、毛髪と組成物(A)、(B)の浴比即ち、組成物
(A)又は組成物(B)/毛髪の重量或いは組成物(A
)十組酸物(B)/毛髪の重量の好ましい範囲は毛質の
種類或いは損傷の程度によって多少の差はあるが、概ね
0.05〜3の範囲である。 0.05未満ではパーマネントウェーブのかかり及び染
着性が低くなるとともに色むらが生じるおそれがあり、
3を超えた場合にはパーマネントウェーブのかかり、染
着性は良好であるが毛髪の損傷が増大してくるとともに
組成物−のたれ落ちが発生してくるので好ましくない。 実用的には 0,5〜2.0の範囲である。 塗布コーミング後の処理温度は、70℃以下であれば、
温度が高い程パーマネントウェーブのかかり及び染着性
共に良好であるが70℃を超えると毛髪の損傷が増大す
るとともに体感上も限界である。以上を勘案すると実用
的には40〜60℃の範囲が適当である。 加温処理時間は5〜60分間の間で目的に応じ設定する
が一般的に5分以下では加温の効果が乏しく、又60分
を超えてもパーマネントウェーブのかかり及び染着性は
殆んど増進しないので実際上の意味はない。実用的な範
囲は10〜30分間である。 組成物(C)の浴比、即ち組成物(C)/毛髪の重量は
目的に応じて0.菫〜5の範囲とする。 0.1未満では組成物(C)の効果が薄く、又5を超し
ても定着の効果には変わりがない。経済的で好ましい範
囲は0.5〜2である。 組成物(C)を塗布した後の処理温度は目的により室温
〜70℃の範囲が良い。 加温処理した場合には処理時間を短縮することができる
。−殻内な処理時間は5〜30分間であるが8〜20分
間が好ましい。 又、上記処理に際して実用−L注意すべき重要な点は次
の通りである。 (イ)組成物(A)及び(B)混合物として用いる場合
には、混合後約!20分以内に毛髪に塗布することが望
ましい。組成物の処方乃至は環境の温度によって多少は
異なるが概ね120分以1二経過すると染着力が徐々に
低下するからである。 (ロ)前記標準プロセス(A)、(B)、(C)、(D
)において、ワインディング等の前に組成物(A)、組
成物(B)或いはそれらのミックス組成物を塗布しコー
ミングすることが必要である。なぜならこれら組成物を
ワインディング等の後に塗布、浸透させた場合には毛髪
の根元からロッド2回転以上の毛髪の先の部分は殆んど
染まらないからであり、例えば毛髪の、根元の方の半分
が染まって毛先の方の半分が殆んど染まらないというム
ラ染めを生ずるおそれがあるからである。それ故に組成
物(A)、組成物(B)或いはそれらのミックス組成物
には、塗布コーミング時の組成物の毛髪への付着しやす
さ、組成物ののびやすさ、たれ落ちにくさ、飛び散りに
くさ等を保つための適正な粘度挙動が要請されるわけで
ある。 (ハ) ロッドオフ等後の水洗の後にクリーナー組成物
(D)で頭皮に染着した染料及び毛髪の表層に付着して
いる余剰の染料を洗浄するとともに毛髪内に染着した染
料の固着の処理工程を行うことが実用に当たって非常に
重要である。即ち特許請求の範囲第(10)、(II)
項に記載した方法が最適の態様である。 次に本発明において前記した27種の特定染料を選択し
た根拠推びに本発明を実施する際の好適な条件、即ち染
着性とチオグリコール酸の量、染料の量、PO2温度、
処理時間等を決定する為の種々の実験結果について説明
する。
【特定染料選択の為の実験】
現在わが国において薬事法(前出)上使用が許されてい
るタール色素は第1表に記載した83種である。 本発明者゛はこれら、のずべてを対象として次の実験を
行い、その染着性の評価結果より本発明の目的達成に最
適の染料として前記27種の酸性染料を選出した。 〔実験方法及び条件〕 組成物(A)の成分は第2表の#lの組成、組成物(B
)の成分は第3表の#21の組成中の染料を83種の各
タール色素4%に代替した組成とし組成物(A)二組酸
物(B)を4:l として混合後ヤクの毛束(米酒白毛
)29に同量塗布コーミングし、50℃で20分処理後
、水洗し、組成物(C)の#61を同様に2g塗布後、
室温で10分間処理、水洗乾燥し、このものを次の評価
基準に従って目視判定により評価した。その結果を第1
表に示す。 〔評価基準〕 ◎   非常に良い O良い △   ?キ通 X   悪い xx   非常に悪い 以上の結果より本発明においては◎〜0(第1 jtl
は◎又は◎〜Oで−、第2群は○で−)と判定された2
7種の酸性染料を組成物(B)の色素成分として選定し
たものである。 (以下余白) 第1表 赤色2号  アマランス    菫紅色  酸 性  
 ×赤色3号  エリスロシン   黄紅色  酸 性
  Δ〜0青色2号  インジゴカルミン 青 色  
酸 性   X赤色201号 リソールルビンB 帯黄
赤色 酸 性   Δ赤色202号 リソールルビン 
 深紅色  顔 料  ××CA 赤色203号 レーキレッドC橙 色  顔 料  x
〜Δ赤色204号 レーキレッド   帯黄赤色 顔 
料  ××BA 赤色205号 リソールレッド  橙 色  顔 料 
  △赤色206号 リソールレッド  深赤色  顔
 料  ××A 赤色207号 リソールレブド  帯黄赤色 顔 料 
 ××A 赤色213号 ローダミンB   帯青赤色 塩基性 
 Δ〜Oセイン 赤色220号 ディープマルーン 暗赤色  顔 料 
 ××X赤色221号トルイジンレッド 緋赤色  顔
 料   X赤色225号 スダン■     赤 色
  油溶性   X赤色226号 へリントンピンク 
赤 色  建 染  ××N 赤色228号 パーマトンレッド 帯黄赤色 顔 料 
  X赤色231号 フロキシンBK   帯青赤色 
酸 性  Δ〜×赤色232号 ローズベンガルK 帯
青赤色 酸 性  Δ〜×橙色201号 ジブロモフル
オレ 橙 色  油溶性   ×セイン 橙色204号 ペンチジンオレン 橙 色  顔 料 
 ××ジ A 黄色201号 フルオレセイン  黄 色  油溶性 
  X黄色205号 ベンチジンエロー 黄 色  顔
 料  XX青色201号 インジゴ     藍 色
  建 染   Xルー 青色205号 アルファズリン  帯緑青色 酸 性 
  O褐色201号 レゾルシンプラウ 褐 色  酸
 性   ×ン 紫色201号 アリズリンバープ 紫 色  油溶性 
  XルSS 赤色501号 薬用スカーレット 緋赤色  油溶性 
  ×赤色504号 ボンソーSx   帯黄赤色 酸
 性  △〜○赤色505号 オイルレッドXO緋 色
  油溶性   ×左兵ケ狙号−−スIストレッドジー
」鹿赤色   #−ff    (ソー橙色40!号 
ハンザオレンジ  橙 色  顔 料   ×4負4o
z+3  オレンジ1    橙 色  酸 性 ○〜
◎橙色403号 オレンジSS   黄 色  油溶性
   X黄色401号 ハンザエロー   黄 色  
顔 料  ××X黄色402号ポーラエロー5G 黄 
色  酸 性  x〜△黄色404号 エローAB  
   黄 色  油溶性   X黄色405号 エロー
OB    黄 色  油溶性   ×ンB 統瞥彫号二−ヂネアグリーンB 責縁亀−−−眉 性 
  Q−青色403号 スダンブルー〇  青 色  
油溶性   ×青色404号 フタロシアニンブ 青 
色  顔 料  ×XXルー −に、本発明の条件設定の為に行った実験について添付
図面により説明する。 組成物(A)及び(B)の成分並びに条件は上記各種染
料の染着性試験のそれと同一である。 但し、染料は緑色201号(アリザリンシアニングリー
ンF)CIO)を用い、チオグリコール酸アンモニウム
(以下“ATG”という)、緑色201号の量、PHは
、組成物(A):組成物(B)を4:1として混合後の
量又は値を示す(PHはリン酸とモノエタノールアミン
の量によって調整した)。 加温時間と温度は組成物(A)、(B)のミックス組成
物塗布後の条件である。 染着性の評価は次の方法により判定した。 即ち、ミノルタ色彩色差計CR−200で前記試料の1
、※、a※、b※を測定し、その明度L※によって染着
性を評価した。評価記号とL※値の関係は次の通りであ
る。 明度L※値の範囲 良好  ◎ :  25〜30 ↑   ○ :  30〜35 染着性 1   日 :  35〜451   Δ :
  45〜55 1    X:55〜65 ↓    XX:   65〜75(原毛と同じレベル
の明度) それらの結果は次の通り第1図〜第5図として示される
。 第1図:  ATGf)@と染着性の関係組成物(A)
、(B)の混合系中の染料濃度1%においては混合系の
ATGが増えるに従って(特に4%以上)染着性が良好
になる。 第2図; 染料の偵と染着性の関係 ATG4.0%においては染料が 1%以上において染
着性が良好となる。 第3図工 組成物(A )(B )の混合系のPHと染
着性の関係 ATG4.0%、染料1.0%においては混合系のP 
I−19〜10の範囲で良好な染着性がえられる。 第4図; 組成物塗布後の加温温度と染着性の関係 ATG4.0%、染料1.0%の場合、50℃以上にお
いて染着性は良好。 第5図: 組成物塗布後の加温時間と染着性の関係 ATG4.0%、染料1.0%の場合約20分以上で良
好な染着性がえられる。 本発明者は以上の試験に基づき、各種条件を総合検討し
た結果誦記した本発明の最適条件を設定したものである
【実施例】
次に具体例により本発明の組成物群並びにこれを用いて
毛髪にパーマネントヘアカラー及びパーネントウエーブ
又は縮毛矯正を施術する方法とその結果について説明す
る。 組成物(A)の組成は第2表に、組成物(B)の組成は
第3表に、組成物(C)の組成は第4表に、組成物(D
)の組成は第5表に夫々記載した。 尚、同表において用いた商標並びに略称は次の通りであ
る。 M−パラベン→パラオキシ安息香酸メチルP−パラベン
−バラオキシ安息香酸プロピルレオガードG→カチオン
化セルロース ガフカット#755 → ビニルピロリドン/ジメチル
アミノエチルメタクリレ− ト四級塩化共重合体(平均分子量 1.000,000) マーコート#100→ポリ塩化ジメチルメチレンピペリ
ジニウム(平均分子量 100.000) マーコート#550 →ポリ (塩化ジメチルジアリル
アンモニウム/アクリルア ミド)(平均分子量500.000) PVP  K−90→ポリビニルピロリドン(平均分子
量630,000) カーボボール#940→ポリアクリル酸(平均分子量4
,000,000) アロンビスS→ポリアクリル酸ソーダ シリコンKF−56→メチルフェニルポリシロキサン クロティンC−加水分解コラーゲン (平均分子量10,000) ブロモイスW−32(B)→加水分解コラーゲン塩酸塩 (平均分子量400) 本発明において用いられる各組成物は次のようにして調
製された。 組成物(八): 第2表における高級アルコール、アニオン活性剤及び補
助添加剤中の尿素、エデト酸二ナトリウム、リン酸を除
く成分を混合して80〜85℃に加温し、同温度の精製
水に加え、撹拌する。冷浸還元剤、アルカリ剤、水溶性
高分子及び補助添加剤の尿素、エデト酸ナトリウム、リ
ン酸を適宜精製水に溶解し添加後、補水して組成物(A
)の#l〜I6を得た。 組成物(B): 第3表における精製水に酸性染料を加え、80〜85℃
に加温溶解する。高級アルコール、アニオン活性剤及び
補助添加剤を混合して上記温度に加温し、前記染料の溶
解液に加え、撹拌する。冷浸、45℃以下で水溶性高分
子を適宜精製水に溶解し添加後、補水して組成物(B)
の#21〜53を得た。 組成物(C): 第4表におけるカチオン活性剤、両性活性剤及び補助添
加剤中の水溶性高分子、エデト酸ナトリウム、リン酸を
除く成分を混合して80〜85℃に加温し、同温度の精
製水に加え、撹拌する。冷浸、55℃以下で酸化剤、補
助添加剤中の水溶性高分子、エデト酸ナトリウム、リン
酸を適宜精製水に溶解して添加後、補水して組成物(C
)の#61162.65.67の各溶液(ヘアカラーと
パーマネントウェーブの場合の第2剤)及び#63.6
4.66の各組成物(ヘアカラーとストレートパーマの
場合の第2剤)を得た。 組成物(D): 第5表におけるアルコール、カチオン活性剤、両性活性
剤、水溶性高分子及び補助添加剤の各成分を精製水に加
え、60〜70℃に加温浩解し、リン酸でPHを調整後
、補水して#7I〜75の組成物(D)を得た。 以−Lの方法により調製された組成物(A)〜(D)を
用い、さきに示した標準プロセス(A)に従って、白髪
混じりの0束(約109)のテストピース及びモデルラ
イラグを用いて評価を行った。その結果を第6表の〔1
〕〜〔6)に示す。 尚、施術番号(1)、(8)、(18)、(19)、(
20)、(22)、(23)、(24)、(39)、(
43)、(45)、(47)、(60)については実際
の女性モデルによる実用試験を行い、毛束又はモデルラ
イラグでの評価結果との相関を確認して総合評価を行っ
た。 又、組成物(A)及び組成物(B)の代表的組合わせ並
びに両者の混合後の粘度は次の通りである。 粘度の測定方法は、化粧品原料基準一般試験法31、粘
度測定法第2法を準用した。 ※  (A):(B)−4: 1 施術結果についての評価基準は次ぎの通りである。 (イ)染色性 白髪混じりの毛束(約109)のテストピースに、前記
方法によるパーマネントヘアカラーを施し、専門検査員
3人によって、色相、彩度、明度、均染状態を観察し、
次の基準により評価した。 ■  極めて良好 ◎  非常に良好 O良好 Δ  普通 ×  悪い (ロ)耐シヤンプー性 パーマネントヘアカラー処理名を2回シャンプーし乾燥
する操作を10回繰り返し、この処理をしない毛髪を対
照として、ミノルタ色差計(CR−200)により色差
を測定し耐シヤンプー性を評価した。記号の意味は(イ
)と同様であり、又以下も同様である。 (ハ)耐光性 屋外暴露3ケ月の処理毛について耐シヤンプー性と同様
に評価した。 (ニ)経時による色のくすみ 屋内暴露3ケ月の処理毛について染色性と同様に評価し
た。 (ホ)パーマネントウェーブのかかり 試験毛髪※20本を用い、Kirbyノ方法(Drug
and Cosmetic I ndustry、80
(3)、 314(1957))にしたがってパーマネ
ントウェーブのウェーブ効率(%)を求めた。 尚、この評価項目の説明は後述第7表の比較例の場合に
ついても併せて記載する。 (処理条件) (a)第6表の評価に際しての処理条件試験毛髪20本
に、組成物(A)二組酸物(B)−4:1の混合組成物
toyを塗布し50℃で20分間加温後1分間精製水で
水洗し水切りを行い、直ちに組成物(C)50y中に室
温(25℃)で10分間浸し水切り後、組成物(D)5
09中に室温(25℃)で1分間浸した後精製水で3分
間水洗しウェーブ効率を求めた。 (b)第7表の評価に際しての処理条件試験毛髪をセッ
トしパーマネントウェーブI剤50g中に室温(25℃
)で!55分間浸た後精製水で1分間水洗し、水切り後
直ちにパーマネントウェーブ■剤50y中に室温(25
℃)でIO0分間浸て精製水で3分間水洗後ウェーブ効
率を求めた。 ※ 試験毛髪 コールドパーマその他化学処理を行ったことのない女性
頭髪を40〜50℃の1%ラウリ弗硫酸ナトリウム水溶
液で5〜[0分洗った後、水洗して湿度75%(20℃
)に保存したもの。 (a) 、 (b)とも測定は3回ずつ行った。 第6表、第7表における評価記号の意味は下記の通りで
ある。 ウェーブ効率(%) ■  80%を超えるもの ◎  60〜80% 0  40〜60% Δ  20〜40% x   20%未満 (へ)パーマネントウェーブのもち 屋内暴露15日後の(ホ)の処理上について(ホ)に準
じて下記の評価基準で判定した。第7表も同様である。 ウェーブ効率のダウン ■   5%以内のもの ◎  10%  〃 0  15%  〃 Δ    20%    〃 ×  判定不能 (ト)頭皮への汚染の度合 モデルウイブグ及び実際の女性モデルについて専門検査
員3人によって評価した。 (チ)クリーナーの効果 標準プロセス(A)の@の段階において、泡及び頭皮の
汚染のとれ具合をモデルウイブグ及び実際の女性モデル
について、専門検査員3人によって評価した。 (す)塗布時の組成物ののび (ヌ)組成物のたれ落ち、飛び散りの程度いずれもモデ
ルウイプグについて専門検査量3人によって肉眼観察し
評価した。 (ル)処理後の毛髪の感触 (オ)処理後の毛髪のツヤ いずれも白髪混じりの毛束(約10g)のテストピース
番用いて施術後専門検査員3人によって官能評価した。 (ワ)処理後の毛髪の損傷(引張試験データ)白髪混じ
りの毛束(約109)のテストピースを用いて施術後、
処理上30本についてテンシロンメーター[社東洋ボー
ルドウィンMODELU’rM−II−5HR]によっ
て破断強度及び伸度を測定し未処理毛との比較対比によ
り評価した。 (力)処理後の毛髪の損傷(SEM観察)(ワ)と同様
の処理名lO本について走査型電子顕微鏡[器明石製作
所MINI  SBMMSM−101型]にて未処理毛
と共に写真撮影を行い比較対比により評価した。 (ヨ)総合評価 (イ)〜(力)について実用的な面からの総合評価を行
った。記号、即ち■◎O△×の意味については前記の通
りである。 次に、本発明の効果を現在実際に行なわれている実態と
比較して説明するため、全国の各美容室(約18万店)
で各々別個に行なわれている市販のヘアカラー類(半永
久染毛剤を含む)とパーマネントウェーブ剤を夫々組合
わせて処理した場合の評価結果を比較例〔1〕〜〔2G
)として第7表に示す。 その要項は次の通りである。 (a)比較品目 ☆ヘアカラー類(半永久染毛剤を含む)(1)N社ヘア
マニキュア (酸性染料十高分子類の半永久染毛剤)(■)K社ヘア
マニキュア (同上) (III)A社酸性ヘアカラー (同上)(IV)H社
ボトルタイプ(ゲルタイプ)の酸化染料二液型永久染毛
剤 (V)W社りリームタイプ(業務用)の酸化染料二液型
永久染毛剤 ☆パーマネントウェーブ剤 (X)S社低PH(重炭安処方)パーマネントウェーブ
11■剤 (Y)A社アンモニア処方パーマネントウェーブI、■
剤 (b)試験方法 (■)〜(■)及び(X)(Y)j;! 用法用raミ
ニイm常ノ操作法で行った。評価方法は第6表に早じた
。 〔1〕〜〔IIT)のヘアカラーについてはパーマネン
トウェーブ剤処理の前の場合と後の場合の2通りの行程
を同日に行い評価した。 (IV )(V )については パーマネントウェーブ剤処理の後10日後にヘアカラー
処理を行い評価した。
【効果の総括】
以上詳細に説明し、実施例並びに比較例において列挙し
たところより明らかな通り、本発明は大略して次の如き
効果を有するものであって、この産業分野の発展に実際
上の寄与をするところが大きい。 (1)従来より業界において強く要望されていたパーマ
ネントヘアカラーとパーマネントウェーブ又は縮毛矯正
の同時施術を、実用上全く支障なく行い得る毛髪処理剤
組成物を提供し、かつ有効な施術方法の実際的諸条件を
確立しえたこと、(2)特定染料の選択と必須成分並び
にその他の成分の合理的組合わせによって、毛髪に本質
的な損傷を与えることなく、かつ人体に生理上、心理−
ヒの悪影響を全く感じさせないで所望の処理をなしうろ
こと、 (3)施術については、基本的に従来の操作手法と略々
同じであるので施術者に特別の負担はかからず、美容院
等における実施が容易であること、(4)顧客の要望に
応じた多様の色調及びカラーとウェーブの各種のバリエ
ーションを与えることが可能であり、かつ施術後の状況
については、評価表に記載した如く、染色性、堅ろう性
、洗浄効果、その他要求される対象事項のすべてについ
て満足すべき結果が得られていること。 (以下余白)
【図面の簡単な説明】
第1図は、チオグリコール酸アンモニウムの量と染着性
の関係を説明するグラフ、 第2図は、染料の蛍と染着性の関係を説明するグラフ、 第3図は、組成物(A)及び組成物(B)の混合系のP
 Hと染着性の関係を説明するグラフ、第4図は、組成
物塗布後の加温温度と染着性の関係を説明するグラフ、 第5図は、組成物塗布後の加温時間と染着性の関係を説
明するグラフ である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)(a)メルカプト化合物、亜硫酸塩、重亜硫酸塩
    の内より選ばれた、少なくとも1種以上の還元剤を2〜
    19重量%、アルカリ剤を0.01〜15重量%、及び
    水溶性高分子0.1〜10重量%、又は該水溶性高分子
    もしくは高級アルコール1〜30重量%とアニオン活性
    剤 0.1〜8重量%の二者の組合わせ、もしくは前三者の
    組合わせの内より選ばれた粘度調整剤を含有し、100
    〜40,000cPの粘度を有し、PHが2.0〜12
    .0の範囲である組成物(A)、 (b)後記構造式〔1〕〜〔27〕を有する化合物の内
    より選ばれた少なくとも1種以上の水溶性タール色素を
    1〜30重量%、及び水溶性高分子0.1〜10重量%
    、又は該水溶性高分子もしくは高級アルコール1〜30
    重量%とアニオン活性剤0.1〜8重量%の二者の組合
    わせ、もしくは前三者の組合わせの内より選ばれた粘度
    調整剤を含有し、30〜50,000cPの粘度を有す
    る組成物(B) をコンビネートしたことを特徴とする、毛髪にパーマネ
    ントヘアカラーとパーマネントウェーブ又は縮毛矯正を
    同時に施すための毛髪処理剤組成物群。 (2)特許請求の範囲第(1)項記載の(a)組成物(
    A)、(b)組成物(B)及び (c)臭素酸塩、過硼酸塩、過酸化水素、過硫酸塩、過
    酢酸塩の内より選ばれた少なくとも1種以上の酸化剤を
    0.5〜25重量%、及びカチオン活性剤、両性活性剤
    又はアニオン活性剤の1種以上を含有する組成物(C) をコンビネートしたことを特徴とする、毛髪にパーマネ
    ントヘアカラーとパーマネントウェーブ又は縮毛矯正を
    同時に施すための毛髪処理剤組成物群。 (3)特許請求の範囲第(2)項記載の(a)組成物(
    A)、(b)組成物(B)、(c)組成物(C)及び(
    d)アルコール、カチオン活性剤、両性活性剤、水溶性
    高分子を含有し、PHが2.0〜12.0の範囲である
    組成物(D) をコンビネートしたことを特徴とする、毛髪にパーマネ
    ントヘアカラーとパーマネントウェーブ又は縮毛矯正を
    同時に施すための毛髪処理剤組成物群。 (4)特許請求の範囲第(1)項記載の(a)組成物(
    A)、(b)組成物(B)、及び(d)アルコール、カ
    チオン活性剤、両性活性剤、水溶性高分子を含有し、P
    Hが2.0〜12.0の範囲である組成物(D) をコンビネートしたことを特徴とする、毛髪にパーマネ
    ントヘアカラーとパーマネントウェーブ又は縮毛矯正を
    同時に施すための毛髪処理剤組成物群。 (5)後記構造式〔1〕〜〔27〕を有する化合物の内
    より選ばれた少なくとも1種以上の水溶性タール色素を
    1〜30重量%、及び水溶性高分子 0.1〜10重量%、又は該水溶性高分子もくしは高級
    アルコール1〜30重量%とアニオン活性剤0.1〜8
    重量%の二者の組合わせ、もしくは前三者の組合わせの
    内より選ばれた粘度調整剤を含有し、必要に応じ、ノニ
    オン活性剤、毛髪湿潤剤、金属イオン封鎖剤、抗炎症剤
    の1種以上を含み、30〜50,000cPの粘度を有
    することを特徴とする、毛髪にパーマネントヘアカラー
    とパーマネントウェーブ又は縮毛矯正を同時に施すため
    の毛髪染色用組成物。 (6)後記構造式〔1〕〜〔11〕を有する化合物の内
    より選ばれた少なくとも1種以上の水溶性タール色素並
    びに構造式〔12〕〜〔27〕を有する化合物の内より
    選ばれた少なくとも1種以上の水溶性タール色素の両者
    を合計で1〜30重量%、及び水溶性高分子0.1〜1
    0重量%、又は該水溶性高分子もしくは高級アルコール
    1〜30重量%とアニオン活性剤0.1〜8重量%の二
    者の組合わせ、もしくは前三者の組合わせの内より選ば
    れた粘度調整剤を含有し、必要に応じ、ノニオン活性剤
    、毛髪湿潤剤、金属イオン封鎖剤、抗炎症剤の1種以上
    を含み、30〜 50,000cPの粘度を有することを特徴とする、毛
    髪にパーマネントヘアカラーとパーマネントウェーブ又
    は縮毛矯正を同時に施すための毛髪染色用組成物。 (7)特許請求の範囲第(1)項記載の組成物(A)及
    び組成物(B)を混合し、混合物の粘度が100〜50
    ,000cPの範囲となるように調整して毛髪に塗布、
    コーミング後、必要に応じ、毛髪を形状固定器具にセッ
    トし、次に室温〜70℃の範囲において処理することを
    特徴とする、毛髪にパーマネントヘアカラーとパーマネ
    ントウェーブ又は縮毛矯正を同時に施す方法。 (8)特許請求の範囲第(1)項記載の組成物(A)及
    び組成物(B)を適宜の順序に毛髪に塗布、コーミング
    後、必要に応じ、毛髪を形状固定器具にセットし、次に
    室温〜70℃の範囲において処理することを特徴とする
    、毛髪にパーマネントヘアカラーとパーマネントウェー
    ブ又は縮毛矯正を同時に施す方法。 (9)特許請求の範囲第(7)項又は第(8)項におい
    て、組成物(A)及び組成物(B)を用いて毛髪を処理
    した後、組成物(C)により毛髪の定着操作を行うこと
    を特徴とする、毛髪にパーマネントヘアカラーとパーマ
    ネントウェーブ又は縮毛矯正を同時に施す方法。 (10)特許請求の範囲第(7)項又は第(8)項にお
    いて、組成物(A)及び組成物(B)を用いて毛髪を処
    理した後、組成物(D)により毛髪及び頭皮に付着した
    過剰の色素を除去することを特徴とする、毛髪にパーマ
    ネントヘアカラーとパーマネントウェーブ又は縮毛矯正
    を同時に施す方法。 (11)特許請求の範囲第(9)項において、組成物(
    A)組成物(B)、組成物(C)を用いて毛髪を処理し
    、定着処理を行つた後、組成物(D)により毛髪及び頭
    皮を洗浄することを特徴とする、毛髪にパーマネントヘ
    アカラーとパーマネントウェーブ又は縮毛矯正を同時に
    施す方法。 (12)特許請求の範囲第(7)項〜第(11)項のい
    ずれかにおいて、組成物(A)及び組成物(B)並びに
    毛髪の重量の関係を、組成物(A)の重量/組成物(B
    )の重量=0.5〜15の範囲で、かつ組成物(A)又
    は組成物(B)の重量/毛髪の重量、或いは組成物(A
    )の重量+組成物(B)の重量/毛髪の重量の浴比が0
    .05〜3の範囲となるように設定することを特徴とす
    る、毛髪にパーマネントヘアカラーとパーマネントウエ
    ーブ又は縮毛矯正を同時に施す方法。 (13)特許請求の範囲第(9)項又は第(11)項に
    おいて組成物(A)及び組成物(B)並びに毛髪の重量
    の関係を、組成物(A)の重量/組成物(B)の重量=
    0.5〜15の範囲で、かつ組成物(A)又は組成物(
    B)の重量/毛髪の重量、或いは組成物(A)の重量+
    組成物(B)の重量/毛髪の重量の浴比が0.05〜3
    の範囲となるように設定して毛髪を処理した後、組成物
    (C)並びに毛髪の重量の関係を、組成物(C)の重量
    /毛髪の重量の浴比が0.1〜5の範囲となるように設
    定して、組成物(C)を毛髪に塗布し、必要に応じコー
    ミング後、室温〜70℃の範囲において5〜30分間処
    理することを特徴とする、毛髪にパーマネントヘアカラ
    ーとパーマネントウェーブ又は縮毛矯正を同時に施す方
    法。 (14)特許請求の範囲第(1)項〜第(4)項のいず
    れかにおいて、組成物(A)中の還元剤としてメルカプ
    ト化合物を用い、組成物(A)のPHを4.5〜9.6
    に調整したことを特徴とする、毛髪にパーマネントヘア
    カラーとパーマネントウェーブ又は縮毛矯正を同時に施
    すための毛髪処理剤組成物群。 (15)特許請求の範囲第(7)項〜第(13)項のい
    ずれかにおいて、組成物(A)中の還元剤としてメルカ
    プト化合物を用い、組成物(A)のPHを4.5〜9.
    6に調整したことを特徴とする、毛髪にパーマネントヘ
    アカラーとパーマネントウェーブ又は縮毛矯正を同時に
    施す方法。 (16)特許請求の範囲第(7)項〜第(13)項のい
    ずれかにおいて、組成物(B)中の水溶性タール色素と
    して、後記構造式〔1〕〜〔11〕を有する化合物の内
    より選ばれた少なくとも1種以上並びに構造式〔12〕
    〜〔27〕を有する化合物の内より選ばれた少なくとも
    1種以上の両者を、合計で1〜30重量%用いることを
    特徴とする、毛髪にパーマネントヘアカラーとパーマネ
    ントウェーブ又は縮毛矯正を同時に施す方法。 〔1〕赤色106号(アシッドレッド) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔2〕赤色227号(ファストアシッドマゼンタ)▲数
    式、化学式、表等があります▼ 〔3〕橙色205号(オレンジII) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔4〕橙色402号(オレンジ I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔5〕黄色403号の(1)(ナフトールエローS)▲
    数式、化学式、表等があります▼ 〔6〕黄色406号(メタニルエロー) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔7〕青色1号(ブリリアントブルーFCF)▲数式、
    化学式、表等があります▼ 〔8〕青色202号(パテントブルーNA)▲数式、化
    学式、表等があります▼ 〔9〕黒色401号(ナフトールブルーブラック)▲数
    式、化学式、表等があります▼ 〔10〕緑色201号(アリザリンシアニングリーンF
    )▲数式、化学式、表等があります▼ 〔11〕緑色204号(ピラニンコンク) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔12〕赤色102号(ニューコクシン) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔13〕赤色104号の(1)(フロキシンB)▲数式
    、化学式、表等があります▼ 〔14〕赤色401号(ビオラミンR) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔15〕赤色502号(ポンソー3R) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔16〕赤色503号(ポンソーR) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔17〕赤色506号(ファストレッドS)▲数式、化
    学式、表等があります▼ 〔18〕黄色4号(タートラジン) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔19〕黄色5号(サンセットエローFCF)▲数式、
    化学式、表等があります▼ 〔20〕黄色202号の(1)(ウラニン)▲数式、化
    学式、表等があります▼ 〔21〕黄色202号の(2)(ウラニンK)▲数式、
    化学式、表等があります▼ 〔22〕 青色2.3号(パテントブルーCA) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔23〕青色205号(アルファズリンFG)▲数式、
    化学式、表等があります▼ 〔24〕緑色(ファストグリーンFCF) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔25〕緑色205号(ライトグリーンSF黄)▲数式
    、化学式、表等があります▼ 〔26〕緑色402号(ギネアグリーンB)▲数式、化
    学式、表等があります▼ 〔27〕紫色401号(アリズロールパープル)▲数式
    、化学式、表等があります▼
JP1150744A 1988-06-16 1989-06-14 パーマネントヘアカラーとパーマネントウエーブ又は縮毛矯正を同時に施すための毛髪処理剤組成物とその施術方法 Expired - Fee Related JP2842621B2 (ja)

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