JPH1095358A - 合成樹脂製リザーバタンクのパイプ部構造 - Google Patents

合成樹脂製リザーバタンクのパイプ部構造

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Publication number
JPH1095358A
JPH1095358A JP8249713A JP24971396A JPH1095358A JP H1095358 A JPH1095358 A JP H1095358A JP 8249713 A JP8249713 A JP 8249713A JP 24971396 A JP24971396 A JP 24971396A JP H1095358 A JPH1095358 A JP H1095358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
pipe part
return oil
reservoir tank
synthetic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP8249713A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Nakao
尾 正 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂型を変更する事無く、ホース挿入部の樹
脂パイプの熱変形を抑制し、油漏れを防止する合成樹脂
製リザーバタンクのパイプ部構造の提供。 【解決手段】 合成樹脂製リザーバタンク(1)の供
給、及び戻り配管を接続する為のパイプ部(4)、
(5)、(6)の構造は樹脂製のパイプの内径側にステ
ィール製パイプ(10)を圧入している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合成樹脂製リザーバ
タンクの供給、及び戻り配管を接続する為のパイプ部構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】リザーバタンクにおいて、タンク本体を
スティール製とする方法が有るが、この場合、以下の点
が問題となる。
【0003】(1) 腐食されやすい。 (2) タンク本体は深絞り構造であるので、プレス工
程が多段となる。 (3) 配管接続用パイプ部を有するため、これ等を一
体で成形することが困難であり、別体のパイプを溶接
や、蝋付けによってアッセンブリー化している。 (4) 製造コストが嵩む。 (5) 質量が大となる。
【0004】そこでこれ等の問題を解消するために、タ
ンク本体と配管接続用パイプ部を一体成形する合成樹脂
製リザーバタンクを用いる場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、比較的
圧力の高い容器、例えば、図4〜図7に示すように、パ
ワーステアリング用リザーバタンク1で、尚且つ高温で
使用する場合、第一の戻り油(ギアボックスからリザー
バタンクへの戻り油)用接続パイプ部5が樹脂製のため
剛性が低く、且つ熱伝導度が高い為に、図7に示すよう
に、熱変形(真円管が楕円管に変形)を生じ、該第一の
戻り油用接続パイプ部5と戻り油用ホース7の嵌合部に
斜線で示す空間が生じ、これにより油漏れを生じるとい
う問題があった。
【0006】尚、図4〜図7で、符号2はタンク本体
を、符号3は給油キャップを、符号4は給油用ホース接
続パイプ部を、符号6は第二の戻り油用接続パイプ部
を、符号8はホースを確実に固定させるためのクランプ
を、符号9は前記ホースの抜け止めのバルジ部を示す。
またXは隙間を示している。
【0007】そこで本発明では樹脂型を変更する事無
く、ホース挿入部の樹脂パイプの熱変形を抑制し、油漏
れを防止する合成樹脂製リザーバタンクのパイプ部構造
の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の合成樹脂製リザ
ーバタンクの供給、及び戻り配管を接続する為のパイプ
部構造は樹脂製のパイプの内径側にスティール製パイプ
を圧入している。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3に基づいて、本
発明の実施の形態について説明する。尚、リザーバタン
ク全体の構成部位は前述の従来技術による合成樹脂製リ
ザーバタンクのそれらと同一であるので重複を避けて説
明を省略する。
【0010】図4で示す従来技術において、第一の戻り
油用ホース接続パイプ部5におけるホースの組付け状態
を示す要部が横断面図として図5に示されているが、そ
の図5に対応するのが図1である。
【0011】図1において、先端に最大径DB のバルジ
部9を有する長さL1 、外径DO 、内径Di の第一の戻
り油用ホース接続パイプ部5が設けられている。そし
て、前記第一の戻り油用ホース接続パイプ部5の内径
(内周面)には、スティールパイプ製インサート10が
圧入されている。
【0012】ここで、スティールパイプ製インサート1
0は、その外径が前記第一の戻り油用ホース接続パイプ
部5の内径Di よりも若干大きい。また、スティールパ
イプ製インサート10の全長L3 は、前記第一の戻り油
用ホース接続パイプ部5と戻り油用ホース7との嵌合長
さをL2 とした場合に、L2 <L3 <L1 となる様に設
定されている。
【0013】なお図2は、第一の戻り油用ホース接続パ
イプ部5と戻り油用ホース7とが嵌合していない部分で
あって、且つ、前記インサート10が圧入されている部
分、例えば図1のX−X線で示す箇所、の断面構造を示
している。
【0014】この様に構成された合成樹脂製リザーバタ
ンクのパイプ部構造の強度と、従来技術とのパイプ構造
の強度とを比較する為に、所定の条件下でヒートサイク
ル試験を行い、オイル漏れが発生するか否かのチェック
を行なった。
【0015】本パイプ構造によれば、上記試験におい
て、従来のパイプ構造と比べて5倍のサイクル強度を確
保することができた。
【0016】この事は、本発明のパイプ構造の強度は従
来のパイプ構造の強度よりも遥かに強靭であり、本発明
のパイプ構造におけるシール性は、熱的な変動にも強い
ことを意味している。
【0017】図3は、図1、2の実施形態とは異なる実
施形態を示している。そして、図3の実施形態において
は、スティールパイプ製インサート10’のパイプ部挿
入側の先端を部分円錐状に先細り形状とし、圧入を容易
にしてある。
【0018】その他の構成及び作用効果については、図
1、2の実施形態と同様であるため、重複記載は省略す
る。
【0019】
【発明の効果】上記のような構造の本発明によれば、従
来工法の樹脂型を変更する事無くパイプ部の剛性を飛躍
的に向上させられる為、ホース挿入部の樹脂パイプの熱
変形が抑制され、油漏れを防止出来るという効果があ
る。さらに、熱的変動にも丈夫である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリザーバタンクのパイプ部におけ
るホースの組付け状態を示す要部横断面図。
【図2】図1のX−X断面図。
【図3】図1、2で示す実施例とは別の実施例の要部横
断面図。
【図4】従来技術によるリザーバタンクとホースの組付
け状態を示す図。
【図5】従来技術によるリザーバタンクのパイプ部にお
けるホースの組付け状態を示す要部横断面図。
【図6】図5のY−Y断面図。
【図7】熱膨張を起こし、漏れを発生する場合の図6に
対応する図5のY−Y断面図。
【符号の説明】
1・・・リザーバタンク 2・・・タンク本体 3・・・給油キャップ 4・・・供給ホース接続パイプ部 5・・・第一の戻り油用ホース接続パイプ部。 6・・・第二の戻り油用ホース接続パイプ部。 7・・・戻り油用ホース。 8・・・クランプ 9・・・バルジ部 10、10’・・・金属パイプ製インサート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製リザーバタンクの供給、及び
    戻り配管を接続する為のパイプ部構造において、樹脂製
    のパイプの内径側にスティール製パイプを圧入したこと
    を特徴とする合成樹脂製リザーバタンクのパイプ部構
    造。
JP8249713A 1996-09-20 1996-09-20 合成樹脂製リザーバタンクのパイプ部構造 Pending JPH1095358A (ja)

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JP8249713A JPH1095358A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 合成樹脂製リザーバタンクのパイプ部構造

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