JPH1094448A - 車両座席のための金具 - Google Patents

車両座席のための金具

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JPH1094448A
JPH1094448A JP9262589A JP26258997A JPH1094448A JP H1094448 A JPH1094448 A JP H1094448A JP 9262589 A JP9262589 A JP 9262589A JP 26258997 A JP26258997 A JP 26258997A JP H1094448 A JPH1094448 A JP H1094448A
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    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/20Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being tiltable, e.g. to permit easy access

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 車両座席用金具の経済性を改善する。 【解決手段】 締付け偏心輪31は、捕獲フック19の
方に向いた係止フック34を有する。係止フックが捕獲
フックの開き位置において、捕獲フックに配置された切
り欠き26内にはまっており、かつ、この位置におい
て、締付け偏心輪に作用を及ぼす切換え板39と捕獲フ
ックとの間に張られた戻しばね29によって保持され
る。その際、捕獲フックが、背もたれの戻し揺動運動の
間に座席部分に固定のストッパピン18に当たる際に開
き位置を解除するよう、フック口22を越えて突出する
操作フック24を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金具が、背もたれ
に所属の可動の金具部分、及び座席部分に所属の固定の
金具部分を有し、この固定の金具部分の前側端部が、座
席部分に固定の軸ピン上に揺動可能に支持され、かつそ
の後側端部範囲が、座席部分に固定のストッパピン上に
支持されており、このストッパピンが、固定の金具部分
の固定位置において、固定の金具部分に支持された捕獲
フックによりそのフック口によって囲まれており、その
際、この固定位置が、係止装置によって解消可能に確保
されており、この係止装置が、捕獲フックを固定位置に
支持しかつ固定の金具部分のピン上に支持された締付け
偏心輪、及びこの締付け偏心輪に支持されかつ長穴によ
ってピンをつかむ切換え板を有し、この切換え板が、固
定の金具部分の支持ピンと一部範囲において共同動作す
る支持曲線を有し、かつこの切換え板に、戻しばねの力
に抗して解除する方向に作用する引っ張り部材が関節結
合されている、車両座席、とくに自動車座席のための金
具に関する。
【0002】
【従来の技術】2ドア乗用車の後部座席に乗り込むこと
を容易にするために背もたれの前方揺動の可能性を与え
る前記のような車両座席のための公知の金具において
(ドイツ連邦共和国特許第19531018号明細
書)、捕獲フックの解除位置を維持するために、座席部
分に所属の金具部分に係止レバーが支持されており、こ
の係止レバーは、捕獲フックの開き位置においてその係
止アームに配置された係止突起によって、係止カムの切
り欠きを後からつかみ、かつ背もたれをその利用位置に
戻し揺動する際に係止レバーにある制御アームが座席部
分に固定のストッパピンに当たるまで、切換え板と係止
レバーの間に張られた戻しばねにより、係止カムの無効
位置を維持するこの位置に保持されている。それにより
係止レバーの戻し揺動によって係止カムの固定保持が解
除されるので、前にすでに座席部分に固定のストッパピ
ンをつかんでいた捕獲フックは、係止カムの戻し揺動の
ためにその係止位置に確保されている。捕獲フックがそ
のフック口の下に開口傾斜部を備えていなければならな
いということを前提として、係止レバーは、座席部分に
所属の金具部分に支持すべき追加的な構成部分をなして
いるので、金具は、構成部分及び製造における一層多く
のコストのために不経済である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、初め
に述べたような車両座席のための金具を経済性に関して
改善することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この課
題は、次のようにして解決される。すなわち締付け偏心
輪が、捕獲フックの方に向いた係止フックを有し、この
係止フックが、捕獲フックの開き位置において、この捕
獲フックに配置された切り欠き内にはまっており、かつ
この位置において、締付け偏心輪に作用を及ぼす切換え
板と捕獲フックとの間に張られた戻しばねによって保持
されており、その際、捕獲フックが、背もたれの戻し揺
動運動の間に座席部分に固定のストッパピンに当たる際
に開き位置を解除するために、フック口を越えて突出す
る操作フックを有する。捕獲フックは、背もたれの戻し
揺動運動の最後に−その操作フックがストッパピンに当
たることによって−、その開き維持位置を制御すること
さえできるので、捕獲フックの閉鎖運動を制限するため
のストッパピンと同様に、係止レバーを省略することが
できる。
【0005】締付け偏心輪の有利な構成は、次のように
して達成される。すなわちこの締付け偏心輪が、3アー
ム状に構成されており、この締付け偏心輪の下側のアー
ムが、捕獲フックを締付けるために下側の偏心輪曲線を
有し、この偏心輪曲線が、捕獲フックの方に向いたこの
偏心輪曲線の側において、係止フックに移行しており、
一方係止フックに対向する下側アームの側が、戻しばね
により引っ張られた切換え板による係止作用を及ぼすた
めに使われ、締付け偏心輪の上側のアームが、切換え板
による解除作用を及ぼすために使われ、かつ中間のアー
ムが、長穴を介して回避できるように金具部分に固定の
ピンをつかむ切換え板に回転関節状に結合されている。
締付け偏心輪の解除の際に、解除のために必要な程度を
越えてこの締付け偏心輪を揺動させることがないように
するために、捕獲フックは、なるべく固定の金具部分に
おけるその支持位置に関してこの支持位置を越えかつフ
ック口に対向しかつ締付け偏心輪内に導入された解除運
動を制限するストッパアームを有する。その際、捕獲フ
ック、締付け偏心輪及び切換え板は、1つの平面内に配
置されており、その際、長穴及び締付け偏心輪との結合
ピンのための支持穴を有する切換え板の中央範囲が、こ
の平面に対して締付け偏心輪の厚さだけずらされてい
る。さらに切換え板は、戻しばねによって負荷をかけら
れかつ締付け偏心輪の下側アームを操作する締付けアー
ム、及び締付け偏心輪の上側アームにロック解除するよ
うに作用を及ぼす解除アームを有し、この解除アーム
が、固定の金具部分を支持する軸ピンの方に向いたその
側において、その外側輪郭を形成する制御曲線を有す
る。その際、この制御曲線は、有利には締付け偏心輪を
支持するピンの回りに湾曲した円区間として構成されて
おり、制御曲線が、捕獲フックの開き位置において、固
定の金具部分の支持ピンに接しているが、一方捕獲フッ
クの係止位置において、制御曲線を有する切換え板の解
除アームが、支持ピンの下において自由に揺動するよう
に、前記の円区間が割当てられている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明を実施例について図面に示
し、かつ次に詳細に説明する。
【0007】図1から明らかな座席において、座席部分
10と背もたれ11の間に金具12があり、この金具
は、背もたれの傾斜の調節のために使われる周知の構成
様式の可動及び固定の伝動装置を含み、この可動及び固
定の伝動装置は、例えば回転ノブとして構成されたハン
ドル14を介して操作することができる。可動及び固定
の伝動装置13の一方の接続部分は、背もたれ11に所
属の可動の金具部分15を形成するが、一方可動及び固
定の伝動装置13の他方の接続部分は、座席部分10に
所属の固定の継手部分16に対する片に結合されてい
る。金具12のこの固定の継手部分16は、座席部分に
取付けられた軸ピン17上に揺動可能に支持されてお
り、かつ背もたれの利用位置において下側によって、同
様に座席部分に固定されたストッパピン18に支持され
ている。ロック位置においてこのストッパピン18は、
固定の金具部分16に揺動可能に支持された捕獲フック
19のフック口によって囲まれている。背もたれの調節
位置において継手金具は、それ自体剛体のユニットを形
成しており、このユニットは、捕獲フック19がこれに
所属の係止装置をストッパピン18から解除することに
よって自由に揺動されるとき、背もたれ11とともに軸
ピン17の回りにおいて前方に揺動することができる。
このことは、背もたれ11の外側側壁の上側範囲に配置
された解除レバー20を介して行なわれ、この解除レバ
ーは、ボウデンケーブル等を介して捕獲フック19のた
めの係止装置に結合されている。
【0008】図2ないし6から明らかなように、捕獲フ
ック19は、そのフック口22の上において、固定の金
具部分16に固定された結合ピン23上に回転可能に支
持されている。捕獲フック19のフック口22は、スト
ッパピン18の上において操作フック24に続いてお
り、この操作フックは、ストッパピン18を後からつか
む捕獲フック19の範囲を越えて突出している。捕獲フ
ック19は、結合ピン23上におけるその支持位置の上
において軸ピン17に向かって斜めにずらされて接触面
25を有し、この接触面は、捕獲フック19の外側輪郭
における凹所状の切り欠き26に移行している。切り欠
き26に対向する側において捕獲フック19の接触面2
5は、ストッパアーム27に移行しており、このストッ
パアームは、上方に向かって結合ピン23を越えて突出
している。フック口と結合ピンを囲む捕獲フックの支持
位置との間にここにおいて切り欠き26の方にずらされ
て、周溝を備えたピン28が配置されており、このピン
は、戻しばね29として使われる引っ張りばねの接続位
置を形成している。
【0009】捕獲フック19の接触面25の上に、これ
に対して間隔を置いて固定の金具部分16に固定された
ピン30があり、このピンは、締付け偏心輪31を支持
している。この締付け偏心輪は、下側アーム32を有
し、このアームの下側は、偏心輪曲線33によって区画
されており、この偏心輪曲線は、図2ないし4から明ら
かな係止位置において、捕獲フック19の接触面25に
一部範囲に作用し、かつ捕獲フック19のロック位置の
確保に対して責任を果たす。締付け偏心輪31の下側ア
ーム32の軸ピン17の方に向いた側は、ストッパ面−
その目的は後になお説明する−を形成しているが、一方
下側アーム32における対向する側は、偏心輪曲線33
に移行するところにおいて係止フック34として形成さ
れている。締付け偏心輪31の上側アーム35は、同様
に軸ピン17の方に向いたストッパ面36を有し、この
ストッパ面の機能は後になお説明する。最後に中間のア
ーム37は、軸ピン17の方に向いてピン30の前に支
持されており、かつピン38を介して切換え板39に回
転関節状に結合されている。この切換え板39は、締付
けアーム40を有し、この締付けアームによって、締付
け偏心輪31の下側アーム32の接触面に、捕獲フック
19のロック位置を維持する作用が及ぼされている。そ
のため切換え板39の締付けアーム40に、折り曲げ部
41が一体形成されており、この折り曲げ部は、引っ張
りばねとして構成された戻しばね29の他方の端部のた
めに第2の支持台として使われる。他方において切換え
板は、解除アーム42を有し、この解除アームは、解除
の場合に、締付け偏心輪31の上側アーム35のストッ
パ面36に作用を及ぼす。解除アーム42は、固定の継
手部分16の軸ピン17の方に向いたその側に、その外
側輪郭を形成する制御曲線43を有し、この制御曲線
は、ピン30の回りに湾曲した円区間として構成されて
いる。切換え板39の締付けアーム40と解除アーム4
2は、締付け偏心輪31とともに1つの平面内に配置さ
れているが、一方ピン38に支持された切換え板39の
中央範囲は、図3からもっとも良好に明らかなように、
切換え板39のこの中央範囲が長穴44によって締付け
偏心輪31に並んでピン30をつかむように、締付け偏
心輪31の厚さだけクランク状に曲げられている。長穴
44に揺動のために必要な自由度を与えるために、この
長穴は、半径方向に間隔を置いてピン38の回りに湾曲
していることができ、かつ切換え行程のために必要なも
のよりいくらか長くすることができる。切換え板39の
解除アーム42は、穴45を有し、この穴は、捕獲フッ
クをその解除位置に移すために例えばボウデンケーブル
21として構成された引っ張り部材を固定するために使
われる。この解除アーム42の上において座席部分に固
定の金具部分16に、支持ピン46があり、この支持ピ
ンの位置は、支持ピン46が捕獲フック19を開いて保
持するために制御曲線43に接触することができるよう
に選定されている。
【0010】図1に示した背もたれ11の利用位置にお
いて、固定の金具部分16は、図2及び4から明らかな
位置にあり、かつ捕獲フックのフック口22がストッパ
ピン18を下からつかみ、このストッパピンの上側に金
具部分16の下側がばたつかないように支持されること
によって、捕獲フック19を介して座席部分10に固定
的に結合されている。このロック位置において、捕獲フ
ック19は、締付け偏心輪31の偏心輪曲線33が戻し
ばね29のために捕獲フック19にある接触面25に接
触して保持されていることによって、締付け偏心輪3
1、切換え板39及び戻しばね29からなる係止装置に
よって支持されている。この戻しばねの作用に基づいて
係止位置を維持する際に、締付けアーム40は、締付け
偏心輪31の下側のアーム32に接している。その際、
偏心輪曲線33は、その確保位置を維持するように、そ
の接触面25を介して捕獲フック19を支持している。
【0011】この時、2ドア乗用車の後部座席に容易に
乗り込むことができるようにするために、背もたれを前
方に軸ピン17の回りで揺動しようとするとき、まずこ
こでも45のところにおいて切換え板39に作用するこ
こに関節結合されたボウデンケーブル21を有する解除
レバー20を、切換え板39が最終的に図6から明らか
な位置に揺動するように操作する。すでにボウデンケー
ブル21に引っ張り力を導入し始める際に、したがって
切換え板39の揺動を開始する際に、この切換え板は、
まずピン38の回りで揺動する。その際、同時に切換え
板39の解除アーム42は、締付け偏心輪31の上側の
アーム35のストッパ面36に接触するようになるの
で、ボウデンケーブル31においてさらに引っ張った
際、切換え瓶39とともに締付け偏心輪31は、最終的
にその係止フック34が導入縁を越えて捕獲フック19
の切り欠き26に到達するまで、戻しばね29の力に抗
して時計方向に揺動する。その際、捕獲フック19のフ
ック口22は、時計方向における捕獲フック19の揺動
により戻しばね29の作用のために、ストッパピン18
からさらに離されている。同様に切換え板は、支持ピン
46に接したその制御曲線43を介してさらに下方に押
される。この状況は、図5から明らかである。
【0012】この時、なお引続きボウデンケーブル21
に引っ張り力が及ぼされるか又は及ぼされないかに関係
なく、すでに切換え板39の折り曲げ部41と捕獲フッ
ク19におけるピン28との間に接続された戻しばね2
9は、締付け偏心輪31の下側アーム32における係止
フック34が完全に捕獲フック19の切り欠き26内に
到達するように配慮し、その際、時計方向における捕獲
フック19のそれ以上の揺動が行なわれるので、係止装
置の図6から明らかな位置が達成され、かつ維持されて
いる。
【0013】図2及び4から明らかな係止位置におい
て、操作フック24を備えたフック口22の範囲は、ス
トッパピン18に接していないが、一方この範囲は、捕
獲フックが時計方向に揺動した際、ストッパピン18に
接触し、かつその結果、固定の金具部分を反時計方向に
上方へ押すので、その下側は、もはやストッパピン18
に接していない。図6から明らかな位置において、捕獲
フック19の下側範囲は、固定の金具部分16とともに
背もたれ11の問題のない前方揺動が軸ピン17の回り
で反時計方向に前方へ行なうことができる程度に、スト
ッパピン18を釈放している。
【0014】この時、背もたれの前方揺動の後に、この
背もたれを再び図1から明らかな利用位置に戻し揺動す
るとき、まず捕獲フック19の操作フック24が、図6
に示すように、ストッパピン18に当たる。この時、揺
動アームを有する背もたれを戻すとき、背もたれの自重
より大きな慣性力のため、結合ピン23の回りにおいて
反時計方向のかつ戻しばね29の力に抗した捕獲フック
の揺動運動が行なわれるので、締付け偏心輪31の係止
フック34と捕獲フック19における切り欠き26との
間の接触も解消する。しかしこのことは、力を消費して
背もたれを押し戻すことによってもかつ揺動アームなし
でも行なうことができる。いずれの場合にも、偏心輪曲
線33は、再び捕獲フック19における接触面25上に
達するので、解除レバー20を離した際、戻しばね29
は、切換え板39、したがって締付け偏心輪31が反時
計方向に初めの係止位置に到達することによって、図2
及び4から明らかな係止位置を引起こすことができ、そ
れにより捕獲フック19は、そのロック位置に確保され
ている。
【0015】すでに述べたように、図示しかつ前に説明
した本発明は、発明の対象を例としてのみ再現してお
り、この発明の対象は、どのような場合にもこれだけに
限定されるものではない。それどころかなお本発明の種
々の変形及び別の構成を考えることができる。これら
は、どのような場合にも特許請求の範囲に記載された特
徴を制限するものではなく、明細書本文及び図面から明
らかなすべての特徴は、本発明にとって重要なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】背もたれが利用位置にある乗用車の座席の側面
図である。
【図2】捕獲フックが座席部分において前方揺動可能に
支持された固定の金具部分の内側におけるそのロック位
置にある継手金具を、図1に対して拡大した大きさでか
つロック装置をわかりやすくするためにその範囲につい
て切り欠いて示す図である。
【図3】図2から明らかな金具を図2の線III−II
Iに沿った断面で示す側面図である。
【図4】捕獲フックの係止位置における図2及び3から
明らかなロック装置を、図2に対して縮小した大きさで
示す図であり、その際、固定の金具部分は破線で示され
ている。
【図5】解除行程にある捕獲フックの中間位置における
図4から明らかなロック装置を示す図である。
【図6】背もたれを前方揺動する直前における捕獲フッ
クをその最終的な釈放位置に移行するその位置における
図4及び5から明らかなロック装置を示す図である。
【符号の説明】
10 座席部分 11 背もたれ 12 金具 15 可動の金具部分 16 固定の金具部分 17 軸ピン 18 ストッパピン 19 捕獲フック 22 フック口 24 操作フック 26 切り欠き 29 戻しばね 30 ピン 31 締付け偏心輪 32 下側アーム 33 偏心輪曲線 34 係止フック 35 上側アーム 38 結合ピン 39 切換え板 40 締付けアーム 42 解除アーム 43 制御曲線 44 長穴 46 支持ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金具が、背もたれに所属の可動の金具部
    分、及び座席部分に所属の固定の金具部分を有し、この
    固定の金具部分の前側端部が、座席部分に固定の軸ピン
    上に揺動可能に支持され、かつその後側端部範囲が、座
    席部分に固定のストッパピン上に支持されており、この
    ストッパピンが、固定の金具部分の固定位置において、
    固定の金具部分に支持された捕獲フックによりそのフッ
    ク口によって囲まれており、その際、この固定位置が、
    係止装置によって解消可能に確保されており、この係止
    装置が、捕獲フックを固定位置に支持しかつ固定の金具
    部分のピン上に支持された締付け偏心輪、及びこの締付
    け偏心輪に支持されかつ長穴によってピンをつかむ切換
    え板を有し、この切換え板が、固定の金具部分の支持ピ
    ンと一部範囲において共同動作する支持曲線を有し、か
    つこの切換え板に、戻しばねの力に抗して解除する方向
    に作用する引っ張り部材が関節結合されている、車両座
    席、とくに自動車座席のための金具において、 締付け偏心輪(31)が、捕獲フック(19)の方に向
    いた係止フック(34)を有し、この係止フックが、捕
    獲フック(19)の開き位置において、この捕獲フック
    に配置された切り欠き(26)内にはまっており、かつ
    この位置において、締付け偏心輪(31)に作用を及ぼ
    す切換え板(39)と捕獲フック(19)との間に張ら
    れた戻しばね(29)によって保持されており、かつ捕
    獲フック(19)が、背もたれの戻し揺動運動の間に座
    席部分に固定のストッパピン(18)に当たる際に開き
    位置を解除するために、フック口(22)を越えて突出
    する操作フック(24)を有することを特徴とする、車
    両座席、とくに自動車座席のための金具。
  2. 【請求項2】 締付け偏心輪(31)が、3アーム状に
    構成されており、この締付け偏心輪の下側のアーム(3
    2)が、捕獲フック(19)を締付けるために下側の偏
    心輪曲線(33)を有し、この偏心輪曲線が、捕獲フッ
    ク(19)の方に向いたこの偏心輪曲線の側において、
    係止フック(34)に移行しており、一方係止フックに
    対向する下側アーム(32)の側が、戻しばね(29)
    により引っ張られた切換え板(39)による係止作用を
    及ぼすために使われ、締付け偏心輪の上側のアーム(3
    5)が、切換え板(39)による解除作用を及ぼすため
    に使われ、かつ中間のアーム(37)が、長穴(44)
    を介して回避できるように金具部分に固定のピン(3
    0)をつかむ切換え板(39)に回転関節状に結合され
    ていることを特徴とする、請求項1記載の金具。
  3. 【請求項3】 捕獲フック(19)が、固定の金具部分
    (16)におけるその支持位置に関してこの支持位置を
    越えかつフック口(22)に対向しかつ締付け偏心輪
    (31)内に導入された解除運動を制限するストッパア
    ーム(27)を有することを特徴とする、請求項1又は
    2記載の金具。
  4. 【請求項4】 捕獲フック(19)、締付け偏心輪(3
    1)及び切換え板(39)が、1つの平面内に配置され
    ており、その際、長穴(44)及び締付け偏心輪(3
    1)との結合ピン(38)のための支持穴を有する切換
    え板(39)の中央範囲が、この平面に対して締付け偏
    心輪(31)の厚さだけずらされていることを特徴とす
    る、請求項1ないし3の1つに記載の金具。
  5. 【請求項5】 切換え板(39)が、戻しばね(29)
    によって負荷をかけられかつ締付け偏心輪(31)の下
    側アーム(32)を操作する締付けアーム(40)、及
    び締付け偏心輪(31)の上側アーム(35)にロック
    解除するように作用を及ぼす解除アーム(42)を有
    し、この解除アームが、固定の金具部分を支持する軸ピ
    ン(17)の方に向いたその側において、その外側輪郭
    を形成する制御曲線(43)を有することを特徴とす
    る、請求項1ないし4の1つに記載の金具。
  6. 【請求項6】 制御曲線(43)が、締付け偏心輪(3
    1)を支持するピン(30)の回りに湾曲した円区間と
    して構成されており、制御曲線(43)が、捕獲フック
    (19)の開き位置において、固定の金具部分(16)
    の支持ピン(46)に接しているが、一方捕獲フックの
    係止位置において、制御曲線を有する切換え板の解除ア
    ーム(42)が、支持ピン(46)の下において自由に
    揺動するように、前記の円区間が割当てられていること
    を特徴とする、請求項5記載の金具。
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