JPH1093728A - 電子会議装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電子会議装置におけるユーザイン
ターフェースに関するものであり、文字データの代わり
にイメージデータを使って、登録の際に入力しなくては
ならない文字データ量を減らし、一目見てわかりやすい
画面を提供することを目的としている。 【解決手段】 文字を使わずにイメージによって、文字
を使った場合と同じような意味を伝える情報を電子電話
帳画面上に表示できるように、イメージコントロールプ
ロセッサで関連づけ処理が行われてから、電話帳データ
メモリに蓄積された文字データと一緒に、人物名の横に
は顔のイメージを会社や大学等の名前の横には建物のイ
メージというふうに、イメージデータメモリに蓄積され
たイメージデータも画面上に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子会議装置に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、様々な装置においては独自の電子
電話帳機能を持っているが、個人情報登録の際には、氏
名／団体名、住所、電話番号、生年月日、性別、その他
諸々の特徴など数多くのデータ入力を必要としており、
また個人情報照会の際にも入力された数多くの文字デー
タを見なければならない。しかし現代の情報化社会にお
いては情報のスピード処理という観点からも、電子電話
帳の登録に要する入力データ量とそれに応じて画面上に
表示される文字数を減らすことにより、いかに見やすい
画面をユーザに提供するかが問題となっている。

【０００３】以下、従来の電子会議装置のユーザインタ
ーフェースについて図面を参照しながら説明を行なう。
図４は、従来の電子会議装置の制御部を示すブロック図
である。図４において、マウス１及びキーパッド２によ
り入力された氏名／団体名、住所、電話番号、その他特
徴などの電子電話帳の文字データをデータ入力制御部３
が受信し、それらの入力データをＣＰＵ４を経由して電
話帳データメモリ７に蓄積する。この電話帳データメモ
リ７に蓄積された文字データはＣＰＵ４を経由して表示
制御部５に出力され、モニタ６に表示される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ＮＴＳ
Ｃのような解像度が低く文字認識があまり良くない環境
においては、電子電話帳に登録する人物や会社等につい
て詳しく入力した情報を画面上でもはっきりと十分わか
るように表示することが困難であるし、詳しい情報を表
示させようとするために入力しなければならないデータ
量も増えてしまうことになる。

【０００５】本発明は、入力するデータの量が少なくて
済み、しかも利用者にとって見易い表示をする事が可能
な電子会議装置を提供する事を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の電子会議装置に
おいては、文字を使わずにイメージによって、文字を使
った場合と同じような意味を伝える情報を電子電話帳画
面上に表示できるよう、電子電話帳に登録される文字デ
ータと共に、人物名の横には顔のイメージを会社や大学
等の名前の横には建物のイメージといったイメージデー
タも一緒に表示させる。この顔のイメージは、本人の性
別・年齢やその他の顔の特徴（目、鼻、口、髪型など）
を考慮して、また建物のイメージも同様に、複数のイメ
ージの中から最も合致するもの（学校、企業、工場な
ど）を選択するものとする。

【０００７】

【発明の実施の形態】以上、本発明の請求項１に記載の
発明は、データを入力するためのキーパッド及びマウス
と、前記キーパッド及び前記マウスから入力されるデー
タを受信するデータ入力制御部と、電子電話帳データの
文字データを蓄積する電話帳データメモリと、電子電話
帳データのイメージデータを蓄積するイメージデータメ
モリと、前記文字データと前記イメージデータを関連づ
けるイメージコントロールプロセッサと、前記イメージ
コントロールプロセッサで関連づけられた文字データ及
びイメージデータの表示を制御する表示制御部と、前記
表示制御部から受信したデータを表示するモニタと、全
体の制御処理を行うＣＰＵを備えたことを特徴とする電
子会議装置であって、イメージコントロールプロセッサ
が電子電話帳データ登録の際に文字データとイメージデ
ータの関連づけを行ってから、文字データは電話帳デー
タメモリに、イメージデータはイメージデータメモリに
それぞれ蓄積し、電子電話帳データ読み出しの際には前
記イメージコントロールプロセッサで登録の際に行われ
た関連づけの内容に従って、電話帳データメモリに蓄積
されている文字データを文字入力枠に、イメージデータ
メモリに蓄積されており前記文字データに対応するイメ
ージデータをイメージ貼付枠に一緒に表示するので、電
子電話帳データ登録時には熟練を必要とするキー操作量
が減りオペレータの負担を軽減できるし、また画面上で
は文字ではなくイメージにより人物／建物の特徴を端的
に示すので、電子電話帳の文字データ領域の省スペース
化も可能にするし、イメージを一目見るだけでもその人
のことを容易に思い出せて便利になるという作用を有す
る。

【０００８】以下、本発明の一実施の形態について、図
１、図２、図３を参照しながら説明する。

【０００９】（実施の形態１）図１は、本発明の電子会
議装置の制御部を示すブロック図である。図１におい
て、マウス８とキーパッド９は、電子電話帳データを入
力するために使用されるツールである。前記マウス８と
前記キーパッド９により入力される電子電話帳データ
は、データ入力制御部１０により受信される。

【００１０】前記データ入力制御部１０により受信され
た電子電話帳データは、ＣＰＵ１１を経由してイメージ
コントロールプロセッサ１４に送られ、前記イメージコ
ンロトールプロセッサ１４で前記文字データと前記イメ
ージデータの関連づけが行われた後に、文字データは電
話帳データメモリ１５に、イメージデータはイメージデ
ータメモリ１６にそれぞれ蓄積される。

【００１１】また電子電話帳読み出しの際には、電話帳
登録の際に前記イメージコントロールプロセッサ１４に
よって行われた関連づけに従って、前記電話帳データメ
モリ１５に蓄積されている文字データと前記イメージデ
ータメモリ１６に蓄積されているイメージデータ両方
が、前記ＣＰＵ１１を経由して表示制御部１２に送ら
れ、モニタ１３に出力表示される。ここで言うイメージ
コントロールプロセッサ１４による関連づけとは、例え
ば電子電話帳登録の際に、入力された文字データ用には
電話帳データメモリ１５に、その文字データに対応する
イメージデータ用にはイメージデータメモリ１６に、同
じアドレスで設定されたメモリ領域をそれぞれ確保する
ようなことである。

【００１２】また電子電話帳読み出しの際には、前記電
話帳データメモリ１５に蓄積された文字データと、その
文字データと同じアドレスを持つ前記イメージデータメ
モリ１６に蓄積されているイメージデータを対応させて
画面上に表示させるのである。また前記文字データと
は、例えば氏名／企業・団体名、住所、電話番号、生年
月日、備考などの電子電話帳での文字情報のことであ
り、前記イメージデータとは、顔や建物の絵などのイメ
ージ情報であり、電子電話帳に登録されているのが人物
名の場合には顔のイメージを、また企業・団体名の場合
には建物のイメージをイメージ情報として選択するもの
とする。

【００１３】またこの顔のイメージは、本人の性別・年
齢やその他の顔の特徴（目、鼻、口、髪型など）を考慮
し、同様に建物のイメージ（学校、企業、病院など）
も、それぞれ複数あるイメージの中から最も合致するも
のを選択するものとする。但し、このように様々な特徴
を盛り込んでいる顔のイメージと建物のイメージの基本
型を持ち、必要に応じてこれらの基本型を編集して新し
い顔や建物のイメージも作成することができるようなソ
フトウェアを、本発明の電子会議システムに組み込んで
おく必要がある。

【００１４】図２は、本発明の実施の形態による電子会
議装置の処理の流れを示すフローチャートである。図２
において、最初のステップとしてマウス８とキーパッド
９により電子電話帳データが入力される（ステップ
１）。ステップ１において入力された電子電話帳データ
は、データ入力制御部１０により受信され（ステップ
２）、ＣＰＵ１１を経由してイメージコントロールプロ
セッサ１４に送られて、次のステップに移る。

【００１５】イメージコントロールプロセッサ１４で
は、前のステップ２でデータ入力制御部１０から受信し
たデータを文字データとイメージデータの２つに分類
し、文字データとそれに対応するイメージデータの関連
づけを行う（ステップ３）。ここでいうデータ関連づけ
処理というのは、例えば文字データとそれに対応するイ
メージデータに同じアドレス設定を行うといったことで
ある。

【００１６】次のステップでは、文字データは電話帳デ
ータメモリ１５で（ステップ４）、イメージデータはイ
メージデータメモリ１６で（ステップ５）、データ関連
づけ処理でアドレス設定されたメモリ領域にそれぞれ蓄
積される。

【００１７】そして最終ステップとして電話帳データメ
モリ１５に蓄積された文字データと、その文字データと
同じアドレスを持ち前記イメージデータメモリ１６に蓄
積されているイメージデータを対応させてモニタ表示す
る（ステップ６）。

【００１８】図３は、本発明の実施の形態による電子会
議装置の電子電話帳画面の例を示す図であり、電子電話
帳の読み出しの際に、上記電話帳データの文字データを
文字入力枠１８に、上記電話帳データのイメージデータ
をイメージ貼付枠１７に表示させる。

【００１９】

【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明に
よれば、イメージデータメモリとイメージコントロール
プロセッサを設けて、電子電話帳画面で人物名には顔を
イメージを企業・団体名などには建物のイメージデータ
が一緒に表示されるようになっているので、多くの文字
を使わずとも単に顔や建物イメージだけで相手の特徴を
簡潔に示すことができ、電子電話帳画面上の文字領域の
省スペース化が可能になり、イメージデータを一目見る
だけで相手のことを容易に思い出すこともでき便利であ
る。

【００２０】また、文字データの代わりにイメージデー
タを使う分、入力しなければならない文字データの量も
少なくなるため、熟練の必要なキー操作の量が減り、オ
ペレータの操作負担を軽減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態による電子会議装置の制御
部を示すブロック図

【図２】本発明の実施の形態による電子会議装置の処理
の流れを示すフローチャート

【図３】本発明の実施の形態による電子会議装置の電子
電話帳画面の例を示す図

【図４】従来の電子会議装置の制御部を示すブロック図

【符号の説明】

１ マウス ２ キーパッド ３ データ入力制御部 ４ ＣＰＵ ５ 表示制御部 ６ モニタ ７ 電話帳データメモリ ８ マウス ９ キーパッド １０ データ入力制御部 １１ ＣＰＵ １２ 表示制御部 １３ モニタ １４ イメージコントロールプロセッサ １５ 電話帳データメモリ １６ イメージデータメモリ １７ イメージ貼付枠 １８ 文字入力枠

フロントページの続き (72)発明者 石坂 秀一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 縄田 晶裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】データを入力するためのキーパッド及びマ
   ウスと、前記キーパッド及び前記マウスから入力される
   データを受信するデータ入力制御部と、電子電話帳デー
   タの文字データを蓄積する電話帳データメモリと、電子
   電話帳データのイメージデータを蓄積するイメージデー
   タメモリと、前記文字データと前記イメージデータを関
   連づけるイメージコントロールプロセッサと、前記イメ
   ージコントロールプロセッサで関連づけられた文字デー
   タ及びイメージデータの表示を制御する表示制御部と、
   前記表示制御部から受信したデータを表示するモニタ
   と、全体の制御処理を行うＣＰＵを備えたことを特徴と
   する電子会議装置。