JPH1093269A - 電力増幅部の冷却構造 - Google Patents

電力増幅部の冷却構造

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Publication number
JPH1093269A
JPH1093269A JP8266692A JP26669296A JPH1093269A JP H1093269 A JPH1093269 A JP H1093269A JP 8266692 A JP8266692 A JP 8266692A JP 26669296 A JP26669296 A JP 26669296A JP H1093269 A JPH1093269 A JP H1093269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust fan
cooling
flow rate
heat
cooling structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP8266692A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Okabe
浩一 岡部
Satoshi Nakamura
中村  聡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
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Publication of JPH1093269A publication Critical patent/JPH1093269A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排気ファンを使用した冷却構造で、安価で簡単
な構造で効果的に冷却効率を高める。 【解決手段】放熱用フィンを有する放熱器25が取付け
られた2組の増幅ユニット21を背中合わせに組立て、
該増幅ユニットに近接させ排気ファン15を設け、該排
気ファンの周辺部が前記放熱用フィンと対向する如くし
た電力増幅部の冷却構造に係るものであり、排気ファン
は排気ファン近傍で周辺部の流量が大きく中央部で流量
が小さいという流量特性を有し、この特性を利用して周
辺部の流量最大部分で放熱用フィン部分を吸引して冷却
をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器の電力増幅
部の冷却構造、特に電力増幅部の冷却機能の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図5は無線機1を示しており、該無線機
1は電力増幅器2を具備している。該電力増幅器2には
トランジスタ等の発熱部品が用いられ、これら発熱部品
の放熱能力が機器の性能、信頼性に大きく影響する。図
5に示す無線機1に於いて、3は冷却ファンであり、該
冷却ファン3は吸気口4より吸引した空気を電力増幅器
2を通過させ排気することで、該電力増幅器2を冷却し
ている。
【0003】図6、図7により従来の電力増幅器2の冷
却構造について説明する。
【0004】電力増幅器2は分配・合成部5、増幅部
6、冷却部7から成る。増幅部6の電気的構成の一例を
図8に示すと、入力信号は分配部5aで8分割され、前
記増幅部6の8つの素アンプ10によりそれぞれ増幅さ
れ、合成部5bにより合成され出力される。該従来の電
力増幅器2の冷却にはヒートパイプ8が用いられてい
る。
【0005】増幅部6は複数のアンプユニット9から成
り、該アンプユニット9はトランジスタ等の発熱部品が
実装された素アンプ10が2組内設されている。前記ヒ
ートパイプ8の下半部は、前記アンプユニット9の内部
に挿入されており、前記素アンプ10は前記ヒートパイ
プ8の下半部を挾み2組固着されている。
【0006】而して、ヒートパイプ8は素アンプ10内
部の熱を冷却部7迄移動させ、冷却部7の上半部に固着
された熱伝導率の高い、例えば銅等の材料で製作された
放熱フィン11より放熱し、集中的に冷却をしている。
【0007】図9〜図11は、多数のフィン12aを有
し大きな放熱面積を有する大型の放熱器12に、全ての
各素アンプ10を1枚の大型配線基板13上に構成し、
該大型配線基板13を放熱器12に取付けた従来の他の
電力増幅器2の冷却構造を示している。前記大型配線基
板13は前記放熱器12のフィン12aが形成されてい
ない平坦面に取付けられ、カバー16により覆われてい
る。前記放熱器12の両端に吸気ファン14、排気ファ
ン15が設けられ、前記フィン12a間の間隙を強制的
に空気を流通させることで放熱器12を介して前記素ア
ンプ10の熱を抜熱している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6、図7
で示した従来の電力増幅部の冷却構造ではヒートパイプ
8により増幅部6を冷却する構造では集中的に冷却を行
うことができるので無線機の小型化を達成できるが、ヒ
ートパイプ、フィンの材料費が高い、ヒートパイプ、フ
ィンの材質は通常熱伝導率の高い銅であるので比重が大
きく、電子機器の重量が重くなり、又アンプユニット9
と分配・合成部5間は図6に見られる様にケーブル配線
となるが各アンプユニット9と分配・合成部5間の電気
的長さが等しくないと必要な増幅度が得られない為、各
ケーブル配線毎に電気長を合せる為の組立調整が必要と
なり、作業工数が多くなるという問題があった。
【0009】又、図9〜図11で示した他の従来の電力
増幅部の冷却構造では、電気回路は大型配線基板13上
でパターン配線となり、電気的特性は向上し、組立、調
整構成が少なくなるという利点はあるが、発熱部品が集
中する為、大型の放熱器12が必要となり、更に強力な
冷却ファン、或は複数のファンが必要となり、電子機器
の大型化、重量化を招くという問題があった。
【0010】本発明は斯かる実情に鑑み、安価で簡単な
構造で効果的に冷却効率を高めようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、放熱用フィン
を有する放熱器が取付けられた2組の増幅ユニットを背
中合わせに組立て、該増幅ユニットに近接させ排気ファ
ンを設け、該排気ファンの周辺部が前記放熱用フィンと
対向する如くした電力増幅部の冷却構造に係るものであ
り、排気ファンは排気ファン近傍で周辺部の流量が大き
く中央部で流量が小さいという流量特性を有し、この特
性を利用して周辺部の流量最大部分で放熱用フィン部分
を吸引して冷却をする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0013】本発明では排気ファンの性能を充分に利用
して冷却効果を高めようとするものである。
【0014】先ず、排気ファン15の吸引側の風量特性
を図4に於いて説明する。
【0015】図4(A)に示される排気ファン15の吸
引側の断面Aでの流量特性は、図4(B)に示されてお
り、排気ファン15と断面A間の距離Lが短い例えば0
である様な場合は図4(B)中、実線で示される様に排
気ファン15の中心部の風量が著しく小さく、周辺部で
極端に多くなる双頭形の流量分布となる。次に、排気フ
ァン15と断面A間の距離Lが長い場合は、図4(B)
中、破線で示される様に風量は全断面で平均化され、極
周辺を除き流量は一定となる。
【0016】従来、冷却ファンを使用する場合、流量が
平均化した状態で使用することが行われ、冷却対象物と
の間にダクトが設けられ、平均化する距離Lを確保して
いる。本発明では距離Lが短い場合の、周辺部で極端に
多くなる双頭形の流量分布となる上記した排気ファンの
特性を積極的に利用して冷却を行うものである。
【0017】図2に示す様に、本実施の形態に係る電力
増幅器2は2組の増幅ユニット21を有し、該増幅ユニ
ット21にそれぞれ放熱器25を取付けたものを、前記
増幅ユニット21を背中合わせにして一体化し、更に分
配・合成部5に取付け、全体をカバー24で覆ったもの
である。前記増幅ユニット21は図3に示す様に、放熱
器25のフィン25aが形成されていない平坦面に取付
けられ、所要数の素アンプが回路形成された配線基板2
2を前記放熱器25の平坦面に固着し、更にカバー23
で覆った構成を有する。
【0018】前記した様に前記増幅ユニット21を2組
背中合わせにして一体化し、前記分配・合成部5に組込
むことで、中央部に増幅ユニット21,21が両側部に
フィン25aが配置される。又、該フィン25aが前記
カバー24により囲まれることで冷却流路が形成され
る。
【0019】前記排気ファン15を電力増幅器2の端面
に固着する。該排気ファン15は風量特性で距離Lが0
である状態での使用となり、周辺部で風量が最大を呈す
る。風量最大の位置を各側の前記フィン25aの中央と
なる様に、即ち前述した冷却流路の中心に位置する様に
設定する。
【0020】而して、前記排気ファン15を駆動し排気
すると流量分布の流量最大となる範囲で前記冷却流路を
吸引排気することとなり、冷却空気量の増大を図れ、抜
熱量の増大が図れ、冷却構造としての放熱特性改良が図
れる。又、素アンプ10は配線基板22に回路構成され
るので、素アンプ10を分配・合成部5に接続する際の
電気接続長を一定にすることができ、組立配線時の調整
を省略することができる。
【0021】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、排気フ
ァンを電力増幅器に直付でき、エアダクトが不要で構造
の簡略化が図れると共に小型化が可能で、更に排気ファ
ンの能力を効果的に排気に利用することができ冷却風量
を増大させ得るので放熱特性が向上し、高価な材料、比
重の大きい材料を使用する必要がなくなり、機器の軽量
化が図れる等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は排気ファンの吸引風量特性を示す線図
であり、(B)は本発明の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図3】該実施の形態に於ける増幅ユニットの説明図で
ある。
【図4】(A)は排気ファンの正面図であり、(B)は
排気ファンの吸引風量特性を示す線図であり、(C)は
排気ファンの側面図である。
【図5】無線機の斜視説明図である。
【図6】従来の電力増幅部の冷却構造の一例を示す斜視
図である。
【図7】該従来例の部分断面説明図である。
【図8】電力増幅部の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図9】他の従来の電力増幅部の冷却構造を示す要部斜
視図である。
【図10】該他の従来例の部分断面説明図である。
【図11】該他の従来の電力増幅部の冷却構造を示す平
面図である。
【符号の説明】
2 電力増幅器 5 分配・合成部 15 排気ファン 21 増幅ユニット 22 配線基板 23 カバー 25 放熱器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱用フィンを有する放熱器が取付けら
    れた2組の増幅ユニットを背中合わせに組立て、該増幅
    ユニットに近接させ排気ファンを設け、該排気ファンの
    周辺部が前記放熱用フィンと対向する如くしたことを特
    徴とする電力増幅部の冷却構造。
JP8266692A 1996-09-17 1996-09-17 電力増幅部の冷却構造 Pending JPH1093269A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8266692A JPH1093269A (ja) 1996-09-17 1996-09-17 電力増幅部の冷却構造

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JP8266692A JPH1093269A (ja) 1996-09-17 1996-09-17 電力増幅部の冷却構造

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JPH1093269A true JPH1093269A (ja) 1998-04-10

Family

ID=17434370

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JP8266692A Pending JPH1093269A (ja) 1996-09-17 1996-09-17 電力増幅部の冷却構造

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JP (1) JPH1093269A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103867477A (zh) * 2014-03-14 2014-06-18 熊猫电子集团有限公司 一种直流风机pwm调速电路及其方法
TWI769350B (zh) * 2018-03-28 2022-07-01 日商日本美可多龍股份有限公司 層壓裝置及柔性印刷電路板之製造方法

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