JPH07288391A - 高発熱素子の冷却構造 - Google Patents
高発熱素子の冷却構造Info
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- JPH07288391A JPH07288391A JP6078390A JP7839094A JPH07288391A JP H07288391 A JPH07288391 A JP H07288391A JP 6078390 A JP6078390 A JP 6078390A JP 7839094 A JP7839094 A JP 7839094A JP H07288391 A JPH07288391 A JP H07288391A
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- F28F3/02—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
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- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F13/00—Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing
- F28F13/06—Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing by affecting the pattern of flow of the heat-exchange media
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- F28F13/00—Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing
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- F28F13/12—Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing by affecting the pattern of flow of the heat-exchange media by creating turbulence, e.g. by stirring, by increasing the force of circulation
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は高発熱素子の冷却構造に関し、プレー
ト型放熱フィンを備えたヒートシンクを使用してスポッ
ト冷却に適した高発熱素子の冷却構造を提供することを
目的とする。 【構成】複数枚のプレート型の放熱フィン11、11・
・を備えたヒートシンク10により高発熱素子20を冷
却する高発熱素子の冷却構造であって、前記ヒートシン
ク10の放熱フィン11、11・・間に形成される凹部
12には、両側方開放部12aから各々中心方向に向か
う冷却風が強制導入され、かつ、凹部12は、両側方か
ら導入される冷却風同士の干渉を防止する仕切板30に
より区画されているように構成する。
ト型放熱フィンを備えたヒートシンクを使用してスポッ
ト冷却に適した高発熱素子の冷却構造を提供することを
目的とする。 【構成】複数枚のプレート型の放熱フィン11、11・
・を備えたヒートシンク10により高発熱素子20を冷
却する高発熱素子の冷却構造であって、前記ヒートシン
ク10の放熱フィン11、11・・間に形成される凹部
12には、両側方開放部12aから各々中心方向に向か
う冷却風が強制導入され、かつ、凹部12は、両側方か
ら導入される冷却風同士の干渉を防止する仕切板30に
より区画されているように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高発熱素子の冷却構造
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の集積度の向上に伴
い、半導体素子の発熱量は増加の傾向にあり、該半導体
の効率的な冷却構造が求められている。そして、かかる
要望に応えるものとして、ヒートシンク上に小型の冷却
ファンを搭載して高発熱素子をスポット的に冷却する冷
却方法が注目されている。
い、半導体素子の発熱量は増加の傾向にあり、該半導体
の効率的な冷却構造が求められている。そして、かかる
要望に応えるものとして、ヒートシンク上に小型の冷却
ファンを搭載して高発熱素子をスポット的に冷却する冷
却方法が注目されている。
【0003】
【従来の技術】図19に上述した高発熱素子の冷却構造
を示す。図中10’は上方に複数のピン状の放熱フィン
11’、11’・・を突設したヒートシンクであり、高
発熱素子20のヒートシンク面に適宜手段で固定され、
ヒートシンク10’の中央部には冷却ファン70’が固
定される。なお、図19において10a’はヒートシン
ク10の上面を覆う覆い板を示す。
を示す。図中10’は上方に複数のピン状の放熱フィン
11’、11’・・を突設したヒートシンクであり、高
発熱素子20のヒートシンク面に適宜手段で固定され、
ヒートシンク10’の中央部には冷却ファン70’が固
定される。なお、図19において10a’はヒートシン
ク10の上面を覆う覆い板を示す。
【0004】かかる構成の下、冷却風は、冷却ファン7
0’からヒートシンク10’の固定片13’に吹き付け
られ、放熱フィン11’、11’・・間を抜けてヒート
シンク10’側方に排出される。
0’からヒートシンク10’の固定片13’に吹き付け
られ、放熱フィン11’、11’・・間を抜けてヒート
シンク10’側方に排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例では、ヒートシンク10’の上に小型の冷却ファン7
0’を実装し、上部より空気を取り入れるための空間が
必要であり、ヒートシンク10’は上方向にあまり大き
くできず、十分な放熱面積を確保することができないと
いう欠点を有していた。放熱面積を大きくするために
は、側方に面積を拡大することも可能であるが、この場
合には、周囲の部品の実装領域の確保が困難になった
り、あるいは高発熱素子20が故障した場合等の端子へ
のプロービングが困難になるという問題がある。
例では、ヒートシンク10’の上に小型の冷却ファン7
0’を実装し、上部より空気を取り入れるための空間が
必要であり、ヒートシンク10’は上方向にあまり大き
くできず、十分な放熱面積を確保することができないと
いう欠点を有していた。放熱面積を大きくするために
は、側方に面積を拡大することも可能であるが、この場
合には、周囲の部品の実装領域の確保が困難になった
り、あるいは高発熱素子20が故障した場合等の端子へ
のプロービングが困難になるという問題がある。
【0006】また、冷却ファン70’を上部に実装する
と、中央部の高温部がモータによってデッドスペースと
なり、冷却空気を有効に利用できないという欠点をも有
していた。
と、中央部の高温部がモータによってデッドスペースと
なり、冷却空気を有効に利用できないという欠点をも有
していた。
【0007】本発明は、以上の欠点を解消すべくなされ
たものであって、上方に十分な実装スペース、あるいは
冷却風取り込みスペースの確保が困難であっても、スポ
ット的な冷却が可能な高発熱素子の冷却構造を提供する
ことを目的とする。
たものであって、上方に十分な実装スペース、あるいは
冷却風取り込みスペースの確保が困難であっても、スポ
ット的な冷却が可能な高発熱素子の冷却構造を提供する
ことを目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的として、プレート
型を主とする放熱フィンを備えたヒートシンクを使用し
たスポット冷却に適した高発熱素子の冷却構造を提供す
ることを目的とする。
型を主とする放熱フィンを備えたヒートシンクを使用し
たスポット冷却に適した高発熱素子の冷却構造を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、図1に示すように、複数枚のプレート型の放熱フィ
ン11、11・・を備えたヒートシンク10により高発
熱素子20を冷却する高発熱素子の冷却構造であって、
前記ヒートシンク10の放熱フィン11、11・・間に
形成される凹部12には、両側方開放部12aから各々
中心方向に向かう冷却風が強制導入され、かつ、凹部1
2は、両側方から導入される冷却風同士の干渉を防止す
る仕切板30により区画されている高発熱素子の冷却構
造を提供することにより達成される。
は、図1に示すように、複数枚のプレート型の放熱フィ
ン11、11・・を備えたヒートシンク10により高発
熱素子20を冷却する高発熱素子の冷却構造であって、
前記ヒートシンク10の放熱フィン11、11・・間に
形成される凹部12には、両側方開放部12aから各々
中心方向に向かう冷却風が強制導入され、かつ、凹部1
2は、両側方から導入される冷却風同士の干渉を防止す
る仕切板30により区画されている高発熱素子の冷却構
造を提供することにより達成される。
【0010】
【作用】本発明において、複数枚のプレート型の放熱フ
ィン11、11・・間に形成される凹部12には、両側
方開放部12a、12a・・から各々中心方向に向かう
冷却方向が強制導入され、ヒートシンク10への冷却風
量が増加する。一方、凹部12は、仕切板30により区
画されており、両側縁から導入される冷却風同士の干渉
が防止される。
ィン11、11・・間に形成される凹部12には、両側
方開放部12a、12a・・から各々中心方向に向かう
冷却方向が強制導入され、ヒートシンク10への冷却風
量が増加する。一方、凹部12は、仕切板30により区
画されており、両側縁から導入される冷却風同士の干渉
が防止される。
【0011】以上の構成の下、凹部12の側方開放部1
2aから導入された冷却風は、凹部12内の仕切板30
により区画された領域内を通りつつ放熱フィン11、1
1・・を冷却し、凹部12の上方開放部12bから排気
される。
2aから導入された冷却風は、凹部12内の仕切板30
により区画された領域内を通りつつ放熱フィン11、1
1・・を冷却し、凹部12の上方開放部12bから排気
される。
【0012】この結果、干渉による冷却効率の低下を招
くことなく、ヒートシンク10への供給風量が増加させ
ることができ、冷却効率を向上させることが可能とな
る。請求項2記載の発明において、仕切板30は、各凹
部12、12・・を2個の三角形部に仕切るように配置
されており、凹部12の両側方開放部12aから導入さ
れた冷却風は、仕切板30により絞られながら対向する
側縁方向に向かい、上方開放部12bから排気される。
くことなく、ヒートシンク10への供給風量が増加させ
ることができ、冷却効率を向上させることが可能とな
る。請求項2記載の発明において、仕切板30は、各凹
部12、12・・を2個の三角形部に仕切るように配置
されており、凹部12の両側方開放部12aから導入さ
れた冷却風は、仕切板30により絞られながら対向する
側縁方向に向かい、上方開放部12bから排気される。
【0013】請求項3記載の発明において、仕切板30
は、少なくともヒートシンク10より熱伝導性の良好な
材料により形成され、かつ、仕切板30は、凹部12内
を仕切るように配置され、凹部12に沿って流れる冷却
風に対して障壁となるために、高発熱素子20の発熱の
大部分は、直接仕切板30に熱伝導され、直ちに放熱さ
れる。
は、少なくともヒートシンク10より熱伝導性の良好な
材料により形成され、かつ、仕切板30は、凹部12内
を仕切るように配置され、凹部12に沿って流れる冷却
風に対して障壁となるために、高発熱素子20の発熱の
大部分は、直接仕切板30に熱伝導され、直ちに放熱さ
れる。
【0014】請求項4記載の発明において、仕切板30
は、放熱フィン11の周縁上面に固定される枠状のカバ
ー体40に一体形成され、組立作業性の向上が図られ
る。請求項5記載の発明において、凹部12の上方開放
部12bには、排気ダクト50が設けられる。排気ダク
ト50は、ヒートシンク10により暖められた排気が高
発熱素子20の周囲に滞留することを防止し、周囲に配
置される他の素子を暖めたり、あるいは、ヒートシンク
10の凹部12内に再び導入されることを防止する。
は、放熱フィン11の周縁上面に固定される枠状のカバ
ー体40に一体形成され、組立作業性の向上が図られ
る。請求項5記載の発明において、凹部12の上方開放
部12bには、排気ダクト50が設けられる。排気ダク
ト50は、ヒートシンク10により暖められた排気が高
発熱素子20の周囲に滞留することを防止し、周囲に配
置される他の素子を暖めたり、あるいは、ヒートシンク
10の凹部12内に再び導入されることを防止する。
【0015】請求項6記載の発明において、凹部12内
への冷却風の強制導入手段が提供される。請求項7記載
の発明において、ヒートシンク10の両側縁部には、導
風管60が配置され、導風管60を介して冷却風がヒー
トシンク10の凹部12内に供給される。導風管60
は、ヒートシンク10から排出される暖気が再び凹部1
2内に吸い込まれるのを防止して冷却効率の向上に寄与
する。
への冷却風の強制導入手段が提供される。請求項7記載
の発明において、ヒートシンク10の両側縁部には、導
風管60が配置され、導風管60を介して冷却風がヒー
トシンク10の凹部12内に供給される。導風管60
は、ヒートシンク10から排出される暖気が再び凹部1
2内に吸い込まれるのを防止して冷却効率の向上に寄与
する。
【0016】請求項8記載の発明において、導風管60
は、ヒートシンク10の両側縁部であって、高発熱素子
20への固定片13の上面に形成される支持部13a上
に保持される。ヒートシンク10自体に導風管60の支
持座(支持部13a)を形成することにより、プリント
基板21上における導風管60の配置スペースを少なく
することができ、プリント基板21の実装効率の向上が
もたらされる。
は、ヒートシンク10の両側縁部であって、高発熱素子
20への固定片13の上面に形成される支持部13a上
に保持される。ヒートシンク10自体に導風管60の支
持座(支持部13a)を形成することにより、プリント
基板21上における導風管60の配置スペースを少なく
することができ、プリント基板21の実装効率の向上が
もたらされる。
【0017】請求項9記載の発明において、導風管60
の通風断面積は、冷却風圧が圧損により下流に行くにし
たがって徐々に低下するのに対応して、下流に行くにし
たがって徐々に減少しており、各凹部12、12・・へ
の供給冷却風量の均一化が図られる。
の通風断面積は、冷却風圧が圧損により下流に行くにし
たがって徐々に低下するのに対応して、下流に行くにし
たがって徐々に減少しており、各凹部12、12・・へ
の供給冷却風量の均一化が図られる。
【0018】請求項10記載の発明において、シェルフ
等にプリント基板21が収容される場合に特に有効な構
成が提供される。すなわち、導風管60は、高発熱素子
20が実装されるプリント基板21の前面板21aに固
定され、該前面板21aに開設された冷却風取り込み用
の開口から導風管60内に冷却風が供給される。
等にプリント基板21が収容される場合に特に有効な構
成が提供される。すなわち、導風管60は、高発熱素子
20が実装されるプリント基板21の前面板21aに固
定され、該前面板21aに開設された冷却風取り込み用
の開口から導風管60内に冷却風が供給される。
【0019】請求項11記載の発明において、放熱フィ
ン11の冷却風導入側の端面は、V字状に切り欠かれ、
かつ切り込み深さが下流に向かうにしたがって徐々に深
くなるように形成される。V字状の切欠の切り込み深さ
を下流に行くにしたがって深くすることにより、下流側
での圧損が低くなり、各凹部12に均等に冷却風を導入
することが可能となる。
ン11の冷却風導入側の端面は、V字状に切り欠かれ、
かつ切り込み深さが下流に向かうにしたがって徐々に深
くなるように形成される。V字状の切欠の切り込み深さ
を下流に行くにしたがって深くすることにより、下流側
での圧損が低くなり、各凹部12に均等に冷却風を導入
することが可能となる。
【0020】請求項12記載の発明において、ヒートシ
ンク10の両側縁部であって、高発熱素子20への固定
片13の上面には支持部13aが形成され、該支持部1
3a上に冷却ファン70が配置される。冷却ファン70
をヒートシンク10の一部に配置することにより、プリ
ント基板21上での冷却ファン70の設置スペースが不
要となり、プリント基板21の実装効率が向上する。
ンク10の両側縁部であって、高発熱素子20への固定
片13の上面には支持部13aが形成され、該支持部1
3a上に冷却ファン70が配置される。冷却ファン70
をヒートシンク10の一部に配置することにより、プリ
ント基板21上での冷却ファン70の設置スペースが不
要となり、プリント基板21の実装効率が向上する。
【0021】請求項13記載の発明において、ヒートシ
ンク10の凹部12には、一の側方開放部12aから他
の一の側方開放部12aに向かう冷却風が強制導入さ
れ、凹部12の上方開放部12bは複数のピン81を備
える蓋体80により閉塞される。ピン81は、凹部12
内に配置されて該凹部12内を通過する冷却風に乱流を
発生させ、凹部12の側壁、すなわちヒートシンク10
の冷却ファン70との間の熱交換効率が向上する。
ンク10の凹部12には、一の側方開放部12aから他
の一の側方開放部12aに向かう冷却風が強制導入さ
れ、凹部12の上方開放部12bは複数のピン81を備
える蓋体80により閉塞される。ピン81は、凹部12
内に配置されて該凹部12内を通過する冷却風に乱流を
発生させ、凹部12の側壁、すなわちヒートシンク10
の冷却ファン70との間の熱交換効率が向上する。
【0022】請求項14記載の発明において、冷却ファ
ン70はヒートシンク10の支持部13a上に保持さ
れ、プリント基板21の実装効率を向上させる。請求項
15記載の発明において、放熱フィン11の冷却風導入
側の端面には、切欠深さが冷却ファン70の中心に向か
うにしたがって徐々に深くなる切欠が設けられ、各凹部
12への均等な冷却風の導入を可能にする。
ン70はヒートシンク10の支持部13a上に保持さ
れ、プリント基板21の実装効率を向上させる。請求項
15記載の発明において、放熱フィン11の冷却風導入
側の端面には、切欠深さが冷却ファン70の中心に向か
うにしたがって徐々に深くなる切欠が設けられ、各凹部
12への均等な冷却風の導入を可能にする。
【0023】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。図1ないし図3に本発明の第
1の実施例を示す。この実施例における冷却構造は、高
発熱素子20上に固定されるヒートシンク10と、ヒー
トシンク10の上部に配置される排気ダクト50と、排
気ダクト50に装着される冷却ファン51と、排気ダク
ト50とヒートシンク10との接合部に介装されるカバ
ー体40と、導風管60とを有し、図2、3において矢
印で示すように、冷却ファン51により排気ダクト50
内のエアーを強制排気することにより、導風管60を経
由して、冷却風をヒートシンク10側に強制導入するよ
うに構成される。
基づいて詳細に説明する。図1ないし図3に本発明の第
1の実施例を示す。この実施例における冷却構造は、高
発熱素子20上に固定されるヒートシンク10と、ヒー
トシンク10の上部に配置される排気ダクト50と、排
気ダクト50に装着される冷却ファン51と、排気ダク
ト50とヒートシンク10との接合部に介装されるカバ
ー体40と、導風管60とを有し、図2、3において矢
印で示すように、冷却ファン51により排気ダクト50
内のエアーを強制排気することにより、導風管60を経
由して、冷却風をヒートシンク10側に強制導入するよ
うに構成される。
【0024】ヒートシンク10は、アルミニウム等、熱
伝導性に優れた材料により形成されており、高発熱素子
20と略同一面積を有し、高発熱素子20のヒートシン
ク面に固定される固定片13の上面にプレート状の放熱
フィン11、11・・を平行に突設して形成される。放
熱フィン11は、左右両側縁部を除く中央部に形成され
ており、固定片13上面で、上記放熱フィン11が突設
されない領域に支持部13aが形成される。また、各放
熱フィン11の立ち上がり縁には、V字状の切欠11a
が形成される。この切欠11aは、圧損を少なくして放
熱フィン11間の各凹部12に冷却風を均等に供給する
ことができるように設けられるもので、図2(a)にお
いて鎖線で示すように、冷却風の下流に行くにしたがっ
て切り込み深さが深くされている。
伝導性に優れた材料により形成されており、高発熱素子
20と略同一面積を有し、高発熱素子20のヒートシン
ク面に固定される固定片13の上面にプレート状の放熱
フィン11、11・・を平行に突設して形成される。放
熱フィン11は、左右両側縁部を除く中央部に形成され
ており、固定片13上面で、上記放熱フィン11が突設
されない領域に支持部13aが形成される。また、各放
熱フィン11の立ち上がり縁には、V字状の切欠11a
が形成される。この切欠11aは、圧損を少なくして放
熱フィン11間の各凹部12に冷却風を均等に供給する
ことができるように設けられるもので、図2(a)にお
いて鎖線で示すように、冷却風の下流に行くにしたがっ
て切り込み深さが深くされている。
【0025】導風管60は、長手方向一端部が閉塞壁6
1により閉塞された断面中空矩形状の筒体で、他端の開
放端を高発熱素子20が実装されるプリント基板21の
前面板21aに固定した状態で支持部13a上に保持さ
れる。なお、前面板21aには、電波シールド性能を損
なわない程度の大きさの穴(図示せず)が開設され、該
穴から導風管60内への冷却風の導入がなされる。ま
た、導風管60は、放熱フィン11、11・・間の凹部
12、12・・の側方開放部12aに面する壁面に送風
開口を備える。送風開口は、各凹部12に対応させて複
数個設けることも、これらを連続させて1個とすること
も可能である。さらに、導風管60の内部には、ガイド
板62が設けられる。ガイド板62は、冷却風の下流側
での風速の低下を防止して冷却風を均等に各凹部12、
12・・に導入するために設けられ、閉塞壁61に行く
にしたがって通風断面積が徐々に減少するように配置さ
れる。
1により閉塞された断面中空矩形状の筒体で、他端の開
放端を高発熱素子20が実装されるプリント基板21の
前面板21aに固定した状態で支持部13a上に保持さ
れる。なお、前面板21aには、電波シールド性能を損
なわない程度の大きさの穴(図示せず)が開設され、該
穴から導風管60内への冷却風の導入がなされる。ま
た、導風管60は、放熱フィン11、11・・間の凹部
12、12・・の側方開放部12aに面する壁面に送風
開口を備える。送風開口は、各凹部12に対応させて複
数個設けることも、これらを連続させて1個とすること
も可能である。さらに、導風管60の内部には、ガイド
板62が設けられる。ガイド板62は、冷却風の下流側
での風速の低下を防止して冷却風を均等に各凹部12、
12・・に導入するために設けられ、閉塞壁61に行く
にしたがって通風断面積が徐々に減少するように配置さ
れる。
【0026】一方、カバー体40は、対向する2辺が両
端に位置する放熱フィン11の上面に対応する矩形枠形
状をなし、放熱フィン11の上面に固定される。また、
このカバー体40には、複数枚の仕切板30、30・・
が固定される。各仕切板30は、ヒートシンク10の凹
部12の両側方開放部12a、12aから導入される冷
却風が中心部で干渉し合うのを防止するとともに、凹部
12内での対向流を実現するために設けられ、カバー体
40をヒートシンク10に固定した状態で下縁が凹部1
2の底面、すなわち、固定片13の上面に当接する高さ
寸法を有し、かつ、ヒートシンク10の各凹部12を対
角状に横断して該凹部12を三角形状に区画するよう
に、放熱フィン11に対して所定角度をなすように配置
される。
端に位置する放熱フィン11の上面に対応する矩形枠形
状をなし、放熱フィン11の上面に固定される。また、
このカバー体40には、複数枚の仕切板30、30・・
が固定される。各仕切板30は、ヒートシンク10の凹
部12の両側方開放部12a、12aから導入される冷
却風が中心部で干渉し合うのを防止するとともに、凹部
12内での対向流を実現するために設けられ、カバー体
40をヒートシンク10に固定した状態で下縁が凹部1
2の底面、すなわち、固定片13の上面に当接する高さ
寸法を有し、かつ、ヒートシンク10の各凹部12を対
角状に横断して該凹部12を三角形状に区画するよう
に、放熱フィン11に対して所定角度をなすように配置
される。
【0027】排気ダクト50は、上記カバー体40の中
央開口に対応する開口を備えた筒状体であり、複数の高
発熱素子20が実装される場合には、隣接する高発熱素
子20のヒートシンク10に架け渡すようにして共用化
が図られる。なお、排気ダクト50に装着される冷却フ
ァン51としては、ブロア、あるいは軸流ファンの使用
が可能である。
央開口に対応する開口を備えた筒状体であり、複数の高
発熱素子20が実装される場合には、隣接する高発熱素
子20のヒートシンク10に架け渡すようにして共用化
が図られる。なお、排気ダクト50に装着される冷却フ
ァン51としては、ブロア、あるいは軸流ファンの使用
が可能である。
【0028】したがってこの実施例において、冷却ファ
ン51を駆動すると、プリント基板21が収容されてい
るシェルフ外の外気が前面板21aの穴から導風管60
に引き込まれ、さらに、ヒートシンク10の凹部12内
に導かれる。凹部12内では、図2、3において矢印で
示すように、凹部12の一方の側方開放部12aから凹
部12に沿って対向する他の側方開放部12aに向か
い、対向辺に行くにしたがって仕切板30により絞られ
ながら排気ダクト50に抜ける冷却風流が、両側方開放
部12aを始端として発生する。この冷却風の流れは、
各放熱フィン11を境界壁とする対向流で、かつ仕切板
30により両方向の冷却風同士の干渉が防止されるため
に、放熱フィン11の効率的な冷却が行われる。
ン51を駆動すると、プリント基板21が収容されてい
るシェルフ外の外気が前面板21aの穴から導風管60
に引き込まれ、さらに、ヒートシンク10の凹部12内
に導かれる。凹部12内では、図2、3において矢印で
示すように、凹部12の一方の側方開放部12aから凹
部12に沿って対向する他の側方開放部12aに向か
い、対向辺に行くにしたがって仕切板30により絞られ
ながら排気ダクト50に抜ける冷却風流が、両側方開放
部12aを始端として発生する。この冷却風の流れは、
各放熱フィン11を境界壁とする対向流で、かつ仕切板
30により両方向の冷却風同士の干渉が防止されるため
に、放熱フィン11の効率的な冷却が行われる。
【0029】なお、図1ないし図3に示した実施例にお
いては、排気ダクト50に配置した冷却ファン51によ
り排気ダクト50内を負圧にし、ヒートシンク10の凹
部12内に冷却風を強制導入する構成が示されている
が、本発明は、これに限られるものではなく、例えば導
風管60側にプッシュタイプの冷却ファンを装着するこ
とも可能であり、このように構成した場合には、排気ダ
クト50側の冷却ファン51を省略することも可能であ
り、さらには、排気ダクト50側と導風管60側の双方
に冷却ファンを設けて風量を増加させることも可能であ
る。
いては、排気ダクト50に配置した冷却ファン51によ
り排気ダクト50内を負圧にし、ヒートシンク10の凹
部12内に冷却風を強制導入する構成が示されている
が、本発明は、これに限られるものではなく、例えば導
風管60側にプッシュタイプの冷却ファンを装着するこ
とも可能であり、このように構成した場合には、排気ダ
クト50側の冷却ファン51を省略することも可能であ
り、さらには、排気ダクト50側と導風管60側の双方
に冷却ファンを設けて風量を増加させることも可能であ
る。
【0030】また、排気ダクト50は、ヒートシンク1
0により暖められた排気による周囲温度の上昇を抑える
ために有効な要素であるが、高発熱素子20の実装数が
少ない場合等には、ヒートシンク10の凹部12内への
冷却風の他の導入手段の存在を前提として省略可能であ
る。
0により暖められた排気による周囲温度の上昇を抑える
ために有効な要素であるが、高発熱素子20の実装数が
少ない場合等には、ヒートシンク10の凹部12内への
冷却風の他の導入手段の存在を前提として省略可能であ
る。
【0031】さらに、導風管60をヒートシンク10の
支持部13a上に支持する構成は、全体の容積をコンパ
クトにし、プリント基板21の実装効率を向上させる上
で有効な手段であるが、実装スペースの確保が容易な場
合には、ヒートシンク10の側方、すなわち、プリント
基板21上に配置することも可能であり、この場合、ヒ
ートシンク10に支持部13aを形成する必要はなく、
固定片13の上面の全面に渡って放熱フィン11を形成
することができる。
支持部13a上に支持する構成は、全体の容積をコンパ
クトにし、プリント基板21の実装効率を向上させる上
で有効な手段であるが、実装スペースの確保が容易な場
合には、ヒートシンク10の側方、すなわち、プリント
基板21上に配置することも可能であり、この場合、ヒ
ートシンク10に支持部13aを形成する必要はなく、
固定片13の上面の全面に渡って放熱フィン11を形成
することができる。
【0032】図4ないし図6に本発明の第2の実施例を
示す。なお、以下の実施例の説明において、上述した実
施例と同一の構成要素は、図中に同一の符号を付して説
明を省略する。
示す。なお、以下の実施例の説明において、上述した実
施例と同一の構成要素は、図中に同一の符号を付して説
明を省略する。
【0033】この実施例において、ヒートシンク10の
凹部12内への冷却風の導入手段として、排気ダクト5
0に設けられた冷却ファン51と、凹部12の側方に配
置される冷却ファン70が使用される。ヒートシンク1
0側に設けられる冷却ファン70は、対向する辺縁の支
持部13a上に各々2個配置されており、ビス止め等、
適宜手段で固定される。これらの冷却ファン70により
生じる冷却風流の方向は、凹部12の底壁、すなわち固
定片13の上面に平行で、かつ、図5に矢印で示すよう
に、凹部12の側方開放部12aから対向する他の側方
開放部12aに向かっており、上述した実施例と同様
に、凹部12内に導入された冷却風は放熱フィン11を
冷却しながら排気ダクト50内に吸い込まれる。
凹部12内への冷却風の導入手段として、排気ダクト5
0に設けられた冷却ファン51と、凹部12の側方に配
置される冷却ファン70が使用される。ヒートシンク1
0側に設けられる冷却ファン70は、対向する辺縁の支
持部13a上に各々2個配置されており、ビス止め等、
適宜手段で固定される。これらの冷却ファン70により
生じる冷却風流の方向は、凹部12の底壁、すなわち固
定片13の上面に平行で、かつ、図5に矢印で示すよう
に、凹部12の側方開放部12aから対向する他の側方
開放部12aに向かっており、上述した実施例と同様
に、凹部12内に導入された冷却風は放熱フィン11を
冷却しながら排気ダクト50内に吸い込まれる。
【0034】また、上記ヒートシンク10の放熱フィン
11には、上述した実施例と同様にV字状の切欠11a
が形成される。この切欠11aの切り込み深さは、冷却
ファン70からの送風量が、モータが配置される中心部
において最も低く、周縁に行くにしたがって次第に高く
なり、各凹部12、12・・への送風量にばらつきが生
じるのを防止するために、中心部に対峙する端面におい
て最も深く、周縁に行くにしたがって徐々に浅くなるよ
うに形成される。
11には、上述した実施例と同様にV字状の切欠11a
が形成される。この切欠11aの切り込み深さは、冷却
ファン70からの送風量が、モータが配置される中心部
において最も低く、周縁に行くにしたがって次第に高く
なり、各凹部12、12・・への送風量にばらつきが生
じるのを防止するために、中心部に対峙する端面におい
て最も深く、周縁に行くにしたがって徐々に浅くなるよ
うに形成される。
【0035】したがってこの実施例において、ヒートシ
ンク10側に配置された冷却ファン70と、排気ダクト
50側の冷却ファン51のプッシュ−プル動作により、
ヒートシンク10の凹部12内には、多量の冷却風が強
制導入され、上述した実施例と同様の作用によってヒー
トシンク10の冷却が行われる。
ンク10側に配置された冷却ファン70と、排気ダクト
50側の冷却ファン51のプッシュ−プル動作により、
ヒートシンク10の凹部12内には、多量の冷却風が強
制導入され、上述した実施例と同様の作用によってヒー
トシンク10の冷却が行われる。
【0036】なお、本実施例においても、排気ダクト5
0は、ヒートシンク10により暖められた排気による周
囲温度の上昇を抑えるために有効な要素であるが、高発
熱素子20の実装数が少ない場合等には、省略可能であ
り、支持部13a上への冷却ファン70の固定に代え
て、プリント基板21上への固定も、上述した実施例と
同様の理由で可能であり、この場合の放熱フィン11の
変更も可能である。
0は、ヒートシンク10により暖められた排気による周
囲温度の上昇を抑えるために有効な要素であるが、高発
熱素子20の実装数が少ない場合等には、省略可能であ
り、支持部13a上への冷却ファン70の固定に代え
て、プリント基板21上への固定も、上述した実施例と
同様の理由で可能であり、この場合の放熱フィン11の
変更も可能である。
【0037】図7、8に本発明の第3の実施例を示す。
この実施例において、カバー体40には各凹部12、1
2・・を垂直に横断する仕切板30が固定される。この
仕切板30には、ヒートシンク10より熱伝導性に優れ
た材料、例えば銅板、あるいは板状のヒートパイプが使
用され、下端縁が高発熱素子20のヒートシンク面に接
触、あるいは接合した状態で保持される。仕切板30の
固定には、放熱フィン11に形成した切り込み内に圧入
したり、あるいはハンダ付けする等、種々の手段が使用
できる。
この実施例において、カバー体40には各凹部12、1
2・・を垂直に横断する仕切板30が固定される。この
仕切板30には、ヒートシンク10より熱伝導性に優れ
た材料、例えば銅板、あるいは板状のヒートパイプが使
用され、下端縁が高発熱素子20のヒートシンク面に接
触、あるいは接合した状態で保持される。仕切板30の
固定には、放熱フィン11に形成した切り込み内に圧入
したり、あるいはハンダ付けする等、種々の手段が使用
できる。
【0038】したがってこの実施例において、高発熱素
子20における発熱は熱伝導性の良好な仕切板30に集
中するのに対し、排気ダクト50の冷却ファン51によ
り凹部12の側方開放部12aから導入された冷却風は
直接仕切板30に衝突して仕切板30における熱交換性
能を高め、全体として冷却効率が向上する。
子20における発熱は熱伝導性の良好な仕切板30に集
中するのに対し、排気ダクト50の冷却ファン51によ
り凹部12の側方開放部12aから導入された冷却風は
直接仕切板30に衝突して仕切板30における熱交換性
能を高め、全体として冷却効率が向上する。
【0039】なお、図7、8においては、導風管60を
介してヒートシンク10の凹部12に冷却風を導入する
構成を示したが、図9、10に示すように、ヒートシン
ク10の支持部13a上に冷却ファン70を配置するこ
とも可能である。また、凹部12内への冷却風の供給を
効率よく行うためには、図11に示すように、ヒートシ
ンク10の放熱フィン11の形状を先端に行くにしたが
って細くなるように形成し、凹部12の幅が側方開放部
12aにおいてより広くすることも可能である。
介してヒートシンク10の凹部12に冷却風を導入する
構成を示したが、図9、10に示すように、ヒートシン
ク10の支持部13a上に冷却ファン70を配置するこ
とも可能である。また、凹部12内への冷却風の供給を
効率よく行うためには、図11に示すように、ヒートシ
ンク10の放熱フィン11の形状を先端に行くにしたが
って細くなるように形成し、凹部12の幅が側方開放部
12aにおいてより広くすることも可能である。
【0040】また、図7、8に示す実施例においては、
第1の実施例の説明において述べた各種の変形が可能で
あり、図9、10、11に示す変形例においては、第2
の実施例の説明において述べた各種の変形をそのまま採
用することが可能である。
第1の実施例の説明において述べた各種の変形が可能で
あり、図9、10、11に示す変形例においては、第2
の実施例の説明において述べた各種の変形をそのまま採
用することが可能である。
【0041】図12ないし図14に本発明の第4の実施
例を示す。この実施例において、各凹部12の上方開放
部12bは蓋体80により完全に閉塞され、ヒートシン
ク10の支持部13aには、冷却ファン70が固定され
る。冷却ファン70は、冷却風流が図12、13に示す
ように一方の凹部12の側方開放部12aから対向する
他の側方開放部12aに向かうように、配置される。
例を示す。この実施例において、各凹部12の上方開放
部12bは蓋体80により完全に閉塞され、ヒートシン
ク10の支持部13aには、冷却ファン70が固定され
る。冷却ファン70は、冷却風流が図12、13に示す
ように一方の凹部12の側方開放部12aから対向する
他の側方開放部12aに向かうように、配置される。
【0042】また、蓋体80の裏面には、凹部12側に
突出する複数のピン81、81・・が植設される。ピン
81は、凹部12内を抜ける冷却風流に乱流を生じさせ
るために設けられるもので、本数、ピン径等は、冷却フ
ァン70の送風能力、凹部12と蓋体80により形成さ
れる風洞の特性等を考慮して決定される。
突出する複数のピン81、81・・が植設される。ピン
81は、凹部12内を抜ける冷却風流に乱流を生じさせ
るために設けられるもので、本数、ピン径等は、冷却フ
ァン70の送風能力、凹部12と蓋体80により形成さ
れる風洞の特性等を考慮して決定される。
【0043】したがってこの実施例において、対向する
辺縁に配置される2組の冷却ファン70、70・・は、
共働して凹部12に沿い、かつ凹部12の一方の側方開
放部12aから他方の側方開放部12aに向かう冷却風
流を生じさせる。この冷却風流は、ピン81の周囲で乱
流となり、放熱フィン11との熱交換性能を向上させ
る。
辺縁に配置される2組の冷却ファン70、70・・は、
共働して凹部12に沿い、かつ凹部12の一方の側方開
放部12aから他方の側方開放部12aに向かう冷却風
流を生じさせる。この冷却風流は、ピン81の周囲で乱
流となり、放熱フィン11との熱交換性能を向上させ
る。
【0044】なお、図12ないし図14に示した実施例
においては、放熱フィン11の側壁にはV字状の切欠1
1aが設けられていないが、図15、図16、および図
17に示すように、上述した各実施例と同様に設けるこ
とも可能であり、さらに、図1ないし図10に示す各実
施例から切欠11aを除くことも可能である。
においては、放熱フィン11の側壁にはV字状の切欠1
1aが設けられていないが、図15、図16、および図
17に示すように、上述した各実施例と同様に設けるこ
とも可能であり、さらに、図1ないし図10に示す各実
施例から切欠11aを除くことも可能である。
【0045】図18に本発明の第5の実施例を示す。こ
の実施例は、図9に示した実施例において、ヒートシン
ク10の放熱フィン11をピン形状に変形したもので、
他の構成要素は、図9に示したものと全く同様である。
したがって、図9により示されるものは、複数のピン形
状の放熱フィン11、11・・を備えたヒートシンク1
0により高発熱素子20を冷却する高発熱素子の冷却構
造であって、前記ヒートシンク10の対向する側縁部か
ら放熱フィン11、11・・に向けて、各々中心方向に
向かう冷却風が強制送風され、かつ、ヒートシンク10
の中心部には、両側方から導入される冷却風同士の干渉
を防止する仕切板30が設けられる高発熱素子の冷却構
造であり、さらに、上記仕切板30は、ヒートシンク1
0の上面に固定される枠状のカバー体40に一体形成さ
れた高発熱素子の冷却構造である。中心部に向かう冷却
風が、ヒートシンク10の側縁から抜け出ることを防止
するために、カバー体40は、冷却風の導入側辺縁に隣
接する辺縁に覆い壁41を有しており、ヒートシンク1
0の固定片13上に固定される。
の実施例は、図9に示した実施例において、ヒートシン
ク10の放熱フィン11をピン形状に変形したもので、
他の構成要素は、図9に示したものと全く同様である。
したがって、図9により示されるものは、複数のピン形
状の放熱フィン11、11・・を備えたヒートシンク1
0により高発熱素子20を冷却する高発熱素子の冷却構
造であって、前記ヒートシンク10の対向する側縁部か
ら放熱フィン11、11・・に向けて、各々中心方向に
向かう冷却風が強制送風され、かつ、ヒートシンク10
の中心部には、両側方から導入される冷却風同士の干渉
を防止する仕切板30が設けられる高発熱素子の冷却構
造であり、さらに、上記仕切板30は、ヒートシンク1
0の上面に固定される枠状のカバー体40に一体形成さ
れた高発熱素子の冷却構造である。中心部に向かう冷却
風が、ヒートシンク10の側縁から抜け出ることを防止
するために、カバー体40は、冷却風の導入側辺縁に隣
接する辺縁に覆い壁41を有しており、ヒートシンク1
0の固定片13上に固定される。
【0046】また、図18において、ヒートシンク10
の両側縁部であって、高発熱素子20への固定片13の
上面には支持部13aが形成され、該支持部13a上に
は、放熱フィン11、11・・・に冷却風を送る冷却フ
ァン70が配置される高発熱素子の冷却構造も提供され
る。
の両側縁部であって、高発熱素子20への固定片13の
上面には支持部13aが形成され、該支持部13a上に
は、放熱フィン11、11・・・に冷却風を送る冷却フ
ァン70が配置される高発熱素子の冷却構造も提供され
る。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、冷却風をヒートシンクの側方から取り込むた
めに、上方に十分な実装用、あるいは冷却風導入用のス
ペースがない場合でも高い冷却効率を達成することがで
きる。
によれば、冷却風をヒートシンクの側方から取り込むた
めに、上方に十分な実装用、あるいは冷却風導入用のス
ペースがない場合でも高い冷却効率を達成することがで
きる。
【0048】また、プレート型の放熱フィンを備えたヒ
ートシンクを使用してスポット的な冷却が可能となる。
ートシンクを使用してスポット的な冷却が可能となる。
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】図1の平面図で、(a)は全体図、(b)は
(a)のA部拡大図である。
(a)のA部拡大図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】図7の変形例を示す図である。
【図10】図9の側面図である。
【図11】図7の他の変形例を示す図である。
【図12】本発明の第4の実施例を示す図である。
【図13】図12の側面図である。
【図14】蓋体を示す裏面斜視図である。
【図15】図12の変形例を示す図である。
【図16】図15の側面図である。
【図17】図12の他の変形例を示す図である。
【図18】本発明の第5の実施例を示す図である。
【図19】従来例を示す図である。
10 ヒートシンク 11 放熱フィン 12 凹部 12a 側方開放部 12b 上方開放部 13 固定片 13a 支持部 20 高発熱素子 21 プリント基板 21a 前面板 30 仕切板 40 カバー体 50 排気ダクト 51 冷却ファン 60 導風管 70 冷却ファン 80 蓋体 81 ピン
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/467
Claims (15)
- 【請求項1】複数枚のプレート型の放熱フィン(11、
11・・)を備えたヒートシンク(10)により高発熱
素子(20)を冷却する高発熱素子の冷却構造であっ
て、 前記ヒートシンク(10)の放熱フィン(11、11・
・)間に形成される凹部(12)には、両側方開放部
(12a、12a)から各々中心方向に向かう冷却風が
強制導入され、 かつ、凹部(12)は、両側方から導入される冷却風同
士の干渉を防止する仕切板(30)により区画されてい
る高発熱素子の冷却構造。 - 【請求項2】前記仕切板(30)は、各凹部(12、1
2・・)を2個の三角形部に仕切るように配置される請
求項1記載の高発熱素子の冷却構造。 - 【請求項3】前記仕切板(30)は、少なくともヒート
シンク(10)より熱伝導性の良好な材料により形成さ
れる請求項1または2記載の高発熱素子の冷却構造。 - 【請求項4】前記仕切板(30)は、放熱フィン(1
1、11・・)の周縁上面に密着して固定される枠状の
カバー体(40)に一体形成される請求項1、2または
3記載の高発熱素子の冷却構造。 - 【請求項5】前記凹部(12)の上方開放部(12b)
には、排気ダクト(50)が設けられる請求項1ないし
4のいずれかに記載の高発熱素子の冷却構造。 - 【請求項6】前記排気ダクト(50)に冷却ファン(5
1)を配置して、ヒートシンク(10)周囲から凹部
(12)内に冷却風を導入する請求項1ないし5のいず
れかに記載の高発熱素子の冷却構造。 - 【請求項7】前記ヒートシンク(10)の両側縁部に
は、導風管(60)が配置され、 該導風管(60)を介して冷却風がヒートシンク(1
0)の凹部(12)内に供給される請求項1ないし6の
いずれかに記載の高発熱素子の冷却構造。 - 【請求項8】前記ヒートシンク(10)の両側縁部であ
って、高発熱素子(20)への固定片(13)の上面に
は支持部(13a)が形成され、 該支持部(13a)上に前記導風管(60)が配置され
る請求項7記載の高発熱素子の冷却構造。 - 【請求項9】前記導風管(60)の通風断面積は、下流
に行くにしたがって徐々に減少する請求項7または8記
載の高発熱素子の冷却構造。 - 【請求項10】前記導風管(60)は、高発熱素子(2
0)が実装されるプリント基板(21)の前面板(21
a)に固定され、該前面板(21a)に開設された冷却
風取り込み用の開口から導風管(60)内に冷却風を供
給する請求項7、8または9記載の高発熱素子の冷却構
造。 - 【請求項11】前記放熱フィン(11)の冷却風導入側
の端面は、V字状に切り欠かれ、かつ切り込み深さが下
流に向かうにしたがって徐々に深くなる請求項7ないし
10のいずれかに記載の高発熱素子の冷却構造。 - 【請求項12】前記ヒートシンク(10)の両側縁部で
あって、高発熱素子(20)への固定片(13)の上面
には支持部(13a)が形成されるとともに、該支持部
(13a)上には、凹部(12、12・・)内に冷却風
を強制導入する冷却ファン(70)が配置される請求項
1ないし11のいずれかに記載の高発熱素子の冷却構
造。 - 【請求項13】複数枚のプレート型の放熱フィン(1
1、11・・)を備えたヒートシンク(10)により高
発熱素子(20)を冷却する高発熱素子の冷却構造であ
って、 前記ヒートシンク(10)の放熱フィン(11、11・
・)間に形成される凹部(12、12・・)には、一の
側方開放部(12a、12a・・)から他の一の側方開
放部(12a、12a・・)に向かう冷却風が強制導入
されるとともに、 前記凹部(12、12・・)の上方開放部(12b、1
2b・・)は蓋体(80)により閉塞され、 前記蓋体(80)には、凹部(12、12・・)内に突
出し、冷却風流に乱流を発生させる複数のピン(81、
81・・)が設けられる高発熱素子の冷却構造。 - 【請求項14】前記ヒートシンク(10)の側縁部であ
って、高発熱素子(20)への固定片(13)の上面に
は支持部(13a)が形成されるとともに、該支持部
(13a)上には、凹部(12)内に冷却風を強制導入
する冷却ファン(70)が配置される請求項13記載の
高発熱素子の冷却構造。 - 【請求項15】前記放熱フィン(11)の冷却風導入側
の端面は、V字状に切り欠かれ、かつ切り込み深さが冷
却ファン(70)の中心に向かうにしたがって徐々に深
くなる請求項12または14記載の高発熱素子の冷却構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6078390A JP2963332B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 高発熱素子の冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6078390A JP2963332B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 高発熱素子の冷却構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07288391A true JPH07288391A (ja) | 1995-10-31 |
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