JPH1092949A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH1092949A
JPH1092949A JP8238275A JP23827596A JPH1092949A JP H1092949 A JPH1092949 A JP H1092949A JP 8238275 A JP8238275 A JP 8238275A JP 23827596 A JP23827596 A JP 23827596A JP H1092949 A JPH1092949 A JP H1092949A
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circuit device
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Tomoshi Yamamoto
智志 山本
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソース/ドレインなどの半導体領域のコンタ
クト領域の低抵抗化とソース/ドレインなどの半導体領
域の低抵抗化および浅接合化ができる半導体集積回路装
置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板1におけるnチャネルMOS
FETなどのソース/ドレインとなるn型半導体領域1
0などの半導体領域の上に、選択エピタキシャル成長法
を使用してコンタクト領域としての多結晶シリコン膜1
2を所定の膜厚をもって形成する工程と、半導体基板1
の上にチタン膜などの高融点金属膜を形成する工程と、
熱処理を行って、高融点金属膜と多結晶シリコン膜12
との接触部にチタンシリサイド膜14などの金属シリサ
イド膜を形成した後に、金属シリサイド膜以外の高融点
金属膜を取り除く作業を行う工程とを有するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造方法に関し、特に、MOS(Metal Ox
ide Semiconductor)型の半導体集積回路装置において、
接合破壊によるリーク電流が防止でき、しかも浅いソー
ス/ドレインを有するものに適用して有効な半導体集積
回路装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ところで、本発明者は、半導体集積回路
装置の製造方法について検討した。以下は、本発明者に
よって検討された技術であり、その概要は次のとおりで
ある。
【0003】すなわち、CMOSFET(Complementar
y Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transisto
r)を構成要素とするCMOS型の半導体集積回路装置に
おいて、高集積化および高速化を行うために、ソース/
ドレインおよびそのコンタクト領域の低抵抗化を行って
いると共にソース/ドレインを浅く形成している。
【0004】この場合、ソース/ドレインのコンタクト
領域の低抵抗化を行う際に、単結晶シリコンの選択エピ
タキシャル成長法を使用して単結晶シリコン層を形成し
た後に、その単結晶シリコン層の表層部にチタン(T
i)シリサイド膜を形成することによって行っている。
【0005】なお、CMOS型の半導体集積回路装置の
製造技術に関する文献としては、例えば1990年12
月15日、啓学出版株式会社発行のW・マリ著「図説超
LSI工学」p167〜p191に記載されているもの
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したC
MOS型の半導体集積回路装置には、以下に述べるよう
な問題点があることを本発明者は見い出した。
【0007】すなわち、単結晶シリコン層が素子分離用
のフィールド絶縁膜およびゲート電極側壁の側壁絶縁膜
との境界において、膜厚減少が生じることによって、ソ
ース/ドレインの接合破壊によるリーク電流が発生する
という問題点がある。この場合、ソース/ドレインのコ
ンタクト領域に単結晶シリコンの選択エピタキシャル成
長法を使用して単結晶シリコン層を形成していることに
よって、その単結晶シリコン層が素子分離用のフィール
ド絶縁膜およびゲート電極側壁の側壁絶縁膜との境界に
おいて、それらの絶縁膜(例えば酸化シリコン膜)との
境界におけるソース/ドレインとなっている半導体領域
の単結晶シリコン層の上に選択エピタキシャル成長法に
よって堆積する単結晶シリコン層が結晶面に応じた積層
上の斜面の影響(ファセットの影響)により、膜厚減少
が発生していることを本発明者が見い出した。
【0008】その結果、ソース/ドレインとそのコンタ
クト領域の低抵抗化ができなくなると共にソース/ドレ
インとなる半導体領域を浅く形成することが困難とな
り、高集積化および高速化を行うことに限界があるとい
う問題点が発生している。
【0009】本発明の目的は、ソース/ドレインなどの
半導体領域のコンタクト領域の低抵抗化とソース/ドレ
インなどの半導体領域の低抵抗化および浅接合化ができ
る半導体集積回路装置およびその製造方法を提供するこ
とにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0012】すなわち、本発明の半導体集積回路装置
は、例えばCMOSFETのソース/ドレインとなって
いる半導体領域の上に設けられているコンタクト領域
は、半導体領域の上に選択エピタキシャル成長法によっ
て形成されている多結晶シリコン膜と、その多結晶シリ
コン膜と高融点金属膜との熱処理によって形成されてい
る金属シリサイド膜とからなっているものである。
【0013】また、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、複数の半導体素子が形成されている基板におけ
る例えばCMOSFETのソース/ドレインなどの半導
体領域の上に、選択エピタキシャル成長法を使用してコ
ンタクト領域としての多結晶シリコン膜を所定の膜厚を
もって形成する工程と、基板の上に高融点金属膜を形成
する工程と、熱処理を行って、高融点金属膜と多結晶シ
リコン膜との接触部に金属シリサイド膜を形成した後
に、金属シリサイド膜以外の高融点金属膜を取り除く作
業を行う工程とを有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、重複説明は省略する。
【0015】図1〜図7は、本発明の一実施の形態であ
る半導体集積回路装置の製造工程を示す概略断面図であ
る。本実施の形態の半導体集積回路装置およびその製造
方法は、CMOS型の半導体集積回路装置およびその製
造方法である。同図を用いて、本実施の形態の半導体集
積回路装置およびその製造方法を説明する。
【0016】まず、例えばp型の単結晶シリコンからな
る半導体基板1を用意し、その半導体基板1の表面にイ
オン注入法によりp型ウエル2およびn型ウエル3を形
成した後、それらの表面の選択的な領域に素子分離用の
フィールド絶縁膜4を形成する。この場合、フィールド
絶縁膜4として、半導体基板1の表面の選択的な領域に
熱酸化処理により酸化シリコン膜を例えば400nmの
膜厚をもって形成する。また、半導体基板1を用意し、
その表面の選択的な領域に素子分離用のフィールド絶縁
膜4を形成した後、その半導体基板1の表面にイオン注
入法によりn型ウエル3およびp型ウエル2を形成する
製造工程を採用することができる(図1)。
【0017】次に、必要に応じて、MOSFETのしき
い電圧を調整するために、p型ウエル2の表面にp型半
導体領域(図示を省略)をイオン注入法を使用して形成
し、n型ウエル3の表面にn型半導体領域(図示を省
略)を形成する。
【0018】その後、p型ウエル2にnチャネルMOS
FETを形成し、n型ウエル3にpチャネルMOSFE
Tを形成する。この場合、p型ウエル2およびn型ウエ
ル3の表面に熱酸化処理を使用して例えば6.5nmの膜
厚をもってゲート絶縁膜5としての酸化シリコン膜を形
成した後、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を使
用して例えばリン(P)が混入されている多結晶シリコ
ン層を形成し、その後、フォトリソグラフィ技術と選択
エッチング技術とを使用して多結晶シリコン層をパター
ン化してゲート電極6を形成する。
【0019】次に、p型ウエル2の上のゲート電極6を
マスクとし、イオン注入法を使用して、nチャネルMO
SFETのLDD(Lighly Doped Drain Structure)構
造のソース/ドレインとなるn型半導体領域7を形成し
た後、n型ウエル3の上のゲート電極6をマスクとし、
イオン注入法を使用して、pチャネルMOSFETのL
DD構造のソース/ドレインとなるp型半導体領域8を
形成する。
【0020】その後、半導体基板1の上に例えば酸化シ
リコン膜からなる絶縁膜9をCVD法を使用して堆積し
た後、不要な領域を取り除いて、ゲート電極6の側壁に
側壁絶縁膜9を例えば0.15μmの幅をもって形成す
る。次に、p型ウエル2の上のゲート電極6および側壁
絶縁膜9をマスクとし、イオン注入法を使用して、nチ
ャネルMOSFETのソース/ドレインとなるn型半導
体領域10を前述したn型半導体領域7よりも高濃度を
もって形成した後、n型ウエル3の上のゲート電極6お
よび側壁絶縁膜9をマスクとし、イオン注入法を使用し
て、pチャネルMOSFETのソース/ドレインとなる
p型半導体領域11を前述したp型半導体領域8よりも
高濃度をもって形成する。この場合、前述したn型半導
体領域10を形成する工程を用いてn型ウエル3に電源
用配線などを電気的に接続するためのn型半導体領域1
0を同時に形成しており、また、前述したp型半導体領
域11を形成する工程を用いてp型ウエル2に電源用配
線などを電気的に接続するためのp型半導体領域11を
同時に形成している(図2)。
【0021】次に、nチャネルMOSFETのソース/
ドレインとなるn型半導体領域10およびpチャネルM
OSFETのソース/ドレインとなるp型半導体領域1
1ならびにゲート電極6の上にそれらのコンタクト領域
としての多結晶シリコン膜12を選択エピタキシャル成
長法を使用して例えば100nmの膜厚をもって形成す
る(図3)。この場合、nチャネルMOSFETのソー
ス/ドレインとなるn型半導体領域10およびpチャネ
ルMOSFETのソース/ドレインとなるp型半導体領
域11の上に選択エピタキシャル成長法を使用して、多
結晶シリコン膜12を例えば100nmの膜厚をもって
形成し、別の工程で、ゲート電極6の上に選択エピタキ
シャル成長法を使用して、多結晶シリコン膜12を例え
ば100nmの膜厚をもって形成する態様とすることが
できる。また、それぞれのコンタクト領域としての多結
晶シリコン膜12を選択エピタキシャル成長法を使用し
て形成する際に、多結晶シリコン膜12の下部の半導体
領域(nチャネルMOSFETのソース/ドレインとな
るn型半導体領域10またはpチャネルMOSFETの
ソース/ドレインとなるp型半導体領域11あるいはゲ
ート電極6)に内包されているp型またはn型の不純物
と同一の不純物が含まれている多結晶シリコン膜12を
形成し、そのp型またはn型の不純物によってコンタク
ト領域としての導電性の多結晶シリコン膜12の抵抗を
極めて低下させた態様とすることができる。
【0022】次に、半導体基板1の上にチタン(Ti)
膜13をスパッタリング法を使用して形成する(図
4)。その後、熱処理を行って、チタン膜13とコンタ
クト領域としての多結晶シリコン膜12との接触部にコ
ンタクト領域の抵抗を低減するためのチタンシリサイド
膜14を形成した後、チタンシリサイド膜14以外のチ
タン膜13を取り除く作業を行う(図5)。なお、熱処
理を行って、チタン膜13と多結晶シリコン膜12との
接触部にチタンシリサイド膜14を形成する場合、設計
仕様に応じて、多結晶シリコン膜12の全ての領域をチ
タンシリサイド膜14にする態様を採用することができ
る。
【0023】その後、半導体基板1の上に例えば酸化シ
リコン膜をCVD法により堆積して絶縁膜15を形成し
た後、フォトリソグラフィ技術と選択エッチング技術と
を使用して、絶縁膜15の選択的な領域にコンタクトホ
ール(スルーホール)を形成する(図6)。
【0024】次に、半導体基板1の上に例えばアルミニ
ウム膜をスパッタリング法により堆積して配線層16を
形成した後、フォトリソグラフィ技術と選択エッチング
技術とを使用して、配線層16の選択的な領域を取り除
くことにより、パターン化された配線層16を形成する
(図7)。
【0025】その後、半導体基板1の上に多層配線技術
を用いて、多層配線層を形成した後、表面保護膜を形成
すること(図示を省略)により、CMOS型の半導体集
積回路装置の製造工程を終了する。
【0026】前述した本実施の形態の半導体集積回路装
置およびその製造方法によれば、nチャネルMOSFE
Tのソース/ドレインとなるn型半導体領域10および
pチャネルMOSFETのソース/ドレインとなるp型
半導体領域11ならびにゲート電極6の上にそれらのコ
ンタクト領域としての多結晶シリコン膜12を選択エピ
タキシャル成長法を使用して例えば100nmの膜厚を
もって形成していることによって、多結晶シリコン膜1
2が形成される場合、その下部のn型半導体領域10な
どの半導体領域の結晶構造に影響されることなく、所定
の膜厚の多結晶シリコン膜12をコンタクト領域として
均一な膜厚をもって堆積することができる。また、nチ
ャネルMOSFETのソース/ドレインとなるn型半導
体領域10およびpチャネルMOSFETのソース/ド
レインとなるp型半導体領域11と、それらと近接して
いるフィールド絶縁膜4および側壁絶縁膜9との境界に
おいても、多結晶シリコン膜12を選択エピタキシャル
成長法を使用して形成していることによって、多結晶シ
リコン膜12が形成される場合、その境界の状態に影響
されることなく、所定の膜厚の多結晶シリコン膜12を
コンタクト領域として均一な膜厚をもって堆積すること
ができる。
【0027】したがって、前述した本実施の形態の半導
体集積回路装置およびその製造方法によれば、コンタク
ト領域としての多結晶シリコン膜12とチタン膜13と
を用いて、その接触部にコンタクト領域の抵抗を低減す
るためのチタンシリサイド膜14を形成する場合、チタ
ンシリサイド膜14がコンタクト領域の下部のnチャネ
ルMOSFETのソース/ドレインとなるn型半導体領
域10およびpチャネルMOSFETのソース/ドレイ
ンとなるp型半導体領域11に侵入することが防止でき
るので、n型半導体領域10とp型ウエル2との境界の
pn接合およびp型半導体領域11とn型ウエル3との
境界のpn接合を破壊することが防止できることによっ
て、それらのpn接合を薄くして微細加工化しても、そ
れらのpn接合の破壊によるリーク電流が防止でき、高
歩留りをもって高信頼度でしかも高性能な半導体集積回
路装置を製造することができる。
【0028】また、前述した本実施の形態の半導体集積
回路装置およびその製造方法によれば、コンタクト領域
としてのチタンシリサイド膜14によって、コンタクト
領域の抵抗を低減することができると共にチタンシリサ
イド膜14が原因となってその下部のpn接合の破壊に
よるリーク電流が防止できるので、コンタクト領域の下
部のnチャネルMOSFETのソース/ドレインとなる
n型半導体領域10およびpチャネルMOSFETのソ
ース/ドレインとなるp型半導体領域11を低抵抗化お
よび浅pn接合化した状態で形成できるために、CMO
SFETまたはMOSFETから構成されている複雑な
構造のロジック回路またはメモリ回路を有する半導体集
積回路装置の高集積化および高速化ができる。
【0029】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0030】例えば、本発明は、コンタクト領域の抵抗
を低減するためのチタンシリサイド膜を形成する態様以
外に、タングステン(W)またはモリブデン(Mo)な
どの高融点金属膜と多結晶シリコン膜との接触部に金属
シリサイド膜を形成した態様を採用することができる。
また、本発明は、多結晶シリコン膜とチタンシリサイド
膜などの金属シリサイド膜とからなるコンタクト領域を
MOSFETのソースおよびドレインとなる半導体領域
ならびにゲート電極に形成する態様以外に、多結晶シリ
コン膜とチタンシリサイド膜などの金属シリサイド膜か
らなるコンタクト領域をMOSFETのソースおよびド
レインとなる半導体領域のみに限定して形成する態様を
採用することができる。
【0031】また、本発明は、例えば半導体基板に半導
体素子としてCMOSFETを形成した態様以外に、半
導体基板にMOSFET、バイポーラトランジスタなど
の種々の半導体素子を形成した態様を採用することがで
きる。また、半導体素子を形成する基板としては、半導
体基板とは別の基板であるSOI(Silicon on Insulat
or)構造の絶縁性領域の上にシリコンの単結晶薄膜が形
成されているSOI基板を用いることができる。
【0032】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0033】(1).本発明の半導体集積回路装置およ
びその製造方法によれば、例えばCMOSFETのソー
ス/ドレインとなる半導体領域またはゲート電極の上に
それらのコンタクト領域としての多結晶シリコン膜を選
択エピタキシャル成長法を使用して例えば100nmの
膜厚をもって形成していることによって、多結晶シリコ
ン膜が形成される場合、その下部の半導体領域の結晶構
造に影響されることなく、所定の膜厚の多結晶シリコン
膜をコンタクト領域として均一な膜厚をもって堆積する
ことができる。また、例えばCMOSFETのソース/
ドレインとなる半導体領域と、それと近接しているフィ
ールド絶縁膜およびゲート電極の側壁に形成されている
側壁絶縁膜との境界においても、多結晶シリコン膜を選
択エピタキシャル成長法を使用して形成していることに
よって、多結晶シリコン膜が形成される場合、その境界
の状態に影響されることなく、所定の膜厚の多結晶シリ
コン膜をコンタクト領域として均一な膜厚をもって堆積
することができる。
【0034】(2).本発明の半導体集積回路装置およ
びその製造方法によれば、コンタクト領域としての多結
晶シリコン膜とチタン膜などの高融点金属膜とを用い
て、その接触部にコンタクト領域の抵抗を低減するため
のチタンシリサイド膜などの金属シリサイド膜を形成す
る場合、チタンシリサイド膜などの金属シリサイド膜が
コンタクト領域の下部のMOSFETのソース/ドレイ
ンとなる半導体領域に侵入することが防止できるので、
半導体領域とウエルとの境界のpn接合を破壊すること
が防止できることによって、そのpn接合を薄くして微
細加工化しても、それらのpn接合の破壊によるリーク
電流が防止でき、高歩留りをもって高信頼度でしかも高
性能な半導体集積回路装置を製造することができる。
【0035】(3).本発明の半導体集積回路装置およ
びその製造方法によれば、コンタクト領域としてのチタ
ンシリサイド膜などの金属シリサイド膜によって、コン
タクト領域の抵抗を低減することができると共にチタン
シリサイド膜などの金属シリサイド膜が原因となってそ
の下部のpn接合の破壊によるリーク電流が防止できる
ので、コンタクト領域の下部のMOSFETのソース/
ドレインとなる半導体領域を低抵抗化および浅pn接合
化した状態で形成できるために、CMOSFETまたは
MOSFETなどから構成されている複雑な構造のロジ
ック回路またはメモリ回路を有する半導体集積回路装置
の高集積化および高速化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程を示す要部断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程を示す要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程を示す要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程を示す要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程を示す要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程を示す要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 p型ウエル 3 n型ウエル 4 フィールド絶縁膜 5 ゲート絶縁膜 6 ゲート電極 7 n型半導体領域 8 p型半導体領域 9 側壁絶縁膜 10 n型半導体領域 11 p型半導体領域 12 多結晶シリコン膜 13 チタン膜 14 チタンシリサイド膜 15 絶縁膜 16 配線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/336

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体領域の上に設けられているコンタ
    クト領域を介在して配線層が配置されている半導体集積
    回路装置において、前記コンタクト領域は、前記半導体
    領域の上に選択エピタキシャル成長法によって形成され
    ている多結晶シリコン膜と、前記多結晶シリコン膜と高
    融点金属膜との熱処理によって形成されている金属シリ
    サイド膜とからなっていることを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記多結晶シリコン膜は、前記多結晶シリコン膜
    の下部の半導体領域に内包されているp型またはn型の
    不純物と同一の不純物が含まれている導電性の多結晶シ
    リコン膜であることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置において、前記多結晶シリコン膜は、その膜厚が均
    一であることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置において、前記金属シリサイド膜は、
    チタンシリサイド膜であることを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置において、前記コンタクト領域が形成
    されている前記半導体領域には、CMOSFETまたは
    MOSFETのソースおよびドレインまたはゲート電極
    が含まれていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 複数の半導体素子が形成されている基板
    における前記半導体素子の構成要素としての半導体領域
    の上に、選択エピタキシャル成長法を使用してコンタク
    ト領域としての多結晶シリコン膜を形成する工程と、 前記基板の上に高融点金属膜を形成する工程と、 熱処理を行って、前記高融点金属膜と前記多結晶シリコ
    ン膜との接触部に金属シリサイド膜を形成した後に、金
    属シリサイド膜以外の高融点金属膜を取り除く作業を行
    う工程とを有することを特徴とする半導体集積回路装置
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記多結晶シリコン膜は、前記多結晶
    シリコン膜の下部の半導体領域に内包されているp型ま
    たはn型の不純物と同一の不純物が含まれている導電性
    の多結晶シリコン膜であることを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の半導体集積回路
    装置の製造方法において、前記高融点金属膜はチタン膜
    が使用されており、前記金属シリサイド膜はチタンシリ
    サイド膜であることを特徴とする半導体集積回路装置の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置の製造方法において、前記コンタクト
    領域としての前記多結晶シリコン膜を形成する前記半導
    体領域には、CMOSFETまたはMOSFETのソー
    スおよびドレインまたはゲート電極が含まれていること
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
JP8238275A 1996-09-10 1996-09-10 半導体集積回路装置およびその製造方法 Pending JPH1092949A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20000066155A (ko) * 1999-04-13 2000-11-15 황인길 반도체 소자의 얕은 접합 및 실리사이드 형성 방법
US6492696B2 (en) 2000-05-02 2002-12-10 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor device and process of manufacturing the same
KR100447784B1 (ko) * 1996-11-21 2004-11-12 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의제조방법

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