JPH1091659A - 指定半径を持つ自由曲面の作成方式 - Google Patents
指定半径を持つ自由曲面の作成方式Info
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- JPH1091659A JPH1091659A JP8242411A JP24241196A JPH1091659A JP H1091659 A JPH1091659 A JP H1091659A JP 8242411 A JP8242411 A JP 8242411A JP 24241196 A JP24241196 A JP 24241196A JP H1091659 A JPH1091659 A JP H1091659A
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- curve
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベースとなる形状要素の種類や数及び半径の
指定方法を意識せずに1つのコマンドで複数の指定半径
を持つ自由曲面を作成する。 【解決手段】 曲線又は曲面のどちら1種類からなる形
状要素群を、当該形状要素群を単位として2組取り込む
工程と、操作者指定の指定半径の補間方式を記憶する工
程と、曲面を作成する際に参照されるドライブ曲線群、
ドライブ曲線群上の半径指定点及びその半径指定点での
半径値をそれぞれ取り込む工程と、ドライブ曲線群、半
径指定点及び前記半径値に基づいてドライブ曲線群上の
各点での半径値を決定する工程と、取り込んだ2組の形
状要素群、ドライブ曲線群及びドライブ曲線上の各点で
の半径値に基づいて指定半径の円弧断面を持つ曲面を作
成する工程とを有する。
指定方法を意識せずに1つのコマンドで複数の指定半径
を持つ自由曲面を作成する。 【解決手段】 曲線又は曲面のどちら1種類からなる形
状要素群を、当該形状要素群を単位として2組取り込む
工程と、操作者指定の指定半径の補間方式を記憶する工
程と、曲面を作成する際に参照されるドライブ曲線群、
ドライブ曲線群上の半径指定点及びその半径指定点での
半径値をそれぞれ取り込む工程と、ドライブ曲線群、半
径指定点及び前記半径値に基づいてドライブ曲線群上の
各点での半径値を決定する工程と、取り込んだ2組の形
状要素群、ドライブ曲線群及びドライブ曲線上の各点で
の半径値に基づいて指定半径の円弧断面を持つ曲面を作
成する工程とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自由曲面の作成方
式、特にCAD(Computer Aided Design )の手法を用
いてデザインする装置に適用される方式に関する。
式、特にCAD(Computer Aided Design )の手法を用
いてデザインする装置に適用される方式に関する。
【0002】
【従来の技術】CADの手法を用いて自由曲面を持った
物体の形状をデザインする場合には、2つのベースとな
る形状要素(曲線又は曲面)間に半径を自由に制御した
円弧断面の曲面(以下、指定半径を持つ自由曲面とい
う)を作成することが必要となる。例えば2つの曲線間
に指定半径を有する自由曲面を作成する方法について
は、特開平7−302356公報に提案されている。ま
た、曲線と曲面の間に指定半径を有する自由曲面を作成
する方法については、特開平7ー334704公報に提
案されている。
物体の形状をデザインする場合には、2つのベースとな
る形状要素(曲線又は曲面)間に半径を自由に制御した
円弧断面の曲面(以下、指定半径を持つ自由曲面とい
う)を作成することが必要となる。例えば2つの曲線間
に指定半径を有する自由曲面を作成する方法について
は、特開平7−302356公報に提案されている。ま
た、曲線と曲面の間に指定半径を有する自由曲面を作成
する方法については、特開平7ー334704公報に提
案されている。
【0003】上記の公報の他にも、この半径を制御した
指定半径を持つ自由曲面を作成する方法としては、例え
ば、半径の制御のために参照する曲線(ドライブ曲線)
と、そのドライブ曲線上の各点に対応する半径値と、指
定半径を持つ自由曲面のベースとなる2つの形状要素と
を与える方法がある。この方法においては、ドライブ曲
線の始点から終点までの各点で対応する指定半径を持つ
自由曲面の断面形状を求めて、次に、その求めた断面形
状を補間することにより指定半径を持つ自由曲面を作成
する。
指定半径を持つ自由曲面を作成する方法としては、例え
ば、半径の制御のために参照する曲線(ドライブ曲線)
と、そのドライブ曲線上の各点に対応する半径値と、指
定半径を持つ自由曲面のベースとなる2つの形状要素と
を与える方法がある。この方法においては、ドライブ曲
線の始点から終点までの各点で対応する指定半径を持つ
自由曲面の断面形状を求めて、次に、その求めた断面形
状を補間することにより指定半径を持つ自由曲面を作成
する。
【0004】図17は上述の曲線と曲線との間に指定半
径を持つ自由曲面を作成する方式の説明図、図18は曲
線と曲面との間に指定半径を持つ自由曲面を作成する方
式の説明図であり、図19は曲面と曲面との間に指定半
径を持つ自由曲面を作成する方式の説明図である。これ
らの図において、ドライブ曲線をD、ドライブ曲線上の
点をPDとし、また、このPDを原点としてこのPDで
の接線方向を法線とする平面をHとする。図17〜図1
9における各点での断面形状の求め方は、平面Hと形状
要素との交点(PSi )、或いは交線(Curi )を考
え、次にこの交点を通る、或いは交線に接する指定半径
Rを持つ円弧を考える。
径を持つ自由曲面を作成する方式の説明図、図18は曲
線と曲面との間に指定半径を持つ自由曲面を作成する方
式の説明図であり、図19は曲面と曲面との間に指定半
径を持つ自由曲面を作成する方式の説明図である。これ
らの図において、ドライブ曲線をD、ドライブ曲線上の
点をPDとし、また、このPDを原点としてこのPDで
の接線方向を法線とする平面をHとする。図17〜図1
9における各点での断面形状の求め方は、平面Hと形状
要素との交点(PSi )、或いは交線(Curi )を考
え、次にこの交点を通る、或いは交線に接する指定半径
Rを持つ円弧を考える。
【0005】図20はこのときの存在可能な円弧を示し
た説明図である。図示のように、存在可能な円弧は平面
毎に通常複数種類存在する(図の存在可能な円弧1〜4
参照)ので、最初に処理対象となった平面H上では、操
作者に選択させるなどして決定し、その後の処理では、
平面H上の複数の円弧に対して、既に求めた円弧のう
ち、対応するドライブ曲線上の点PD同士が最も近い円
弧の中点と、存在可能なそれぞれの円弧の中点の距離と
を比較して、最も近いものをその平面での円弧断面とす
る。
た説明図である。図示のように、存在可能な円弧は平面
毎に通常複数種類存在する(図の存在可能な円弧1〜4
参照)ので、最初に処理対象となった平面H上では、操
作者に選択させるなどして決定し、その後の処理では、
平面H上の複数の円弧に対して、既に求めた円弧のう
ち、対応するドライブ曲線上の点PD同士が最も近い円
弧の中点と、存在可能なそれぞれの円弧の中点の距離と
を比較して、最も近いものをその平面での円弧断面とす
る。
【0006】上記の自由曲面の作成方法によれば、ドラ
イブ曲線上の点PD毎に半径Rを変えることにより任意
の指定位置で指定半径をもつ指定半径を持つ自由曲面を
作成することができる。この場合、ドライブ曲線上の点
PDと半径Rとの対応付けには各種の方法があるが、次
の3つの方法が代表的である。 (1)常に一定。 (2)半径値を2つ与え、その値をドライブ曲線の両端
間で線形に変化させる。 (3)ドライブ曲線に、始点で0、終点で1となるよう
にパラメータを割り当てて、このパラメータを引数とす
る関数で半径値を決定する。
イブ曲線上の点PD毎に半径Rを変えることにより任意
の指定位置で指定半径をもつ指定半径を持つ自由曲面を
作成することができる。この場合、ドライブ曲線上の点
PDと半径Rとの対応付けには各種の方法があるが、次
の3つの方法が代表的である。 (1)常に一定。 (2)半径値を2つ与え、その値をドライブ曲線の両端
間で線形に変化させる。 (3)ドライブ曲線に、始点で0、終点で1となるよう
にパラメータを割り当てて、このパラメータを引数とす
る関数で半径値を決定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の作成方法におい
ては次のような問題点がある。 (1)ベースとなる形状要素の種類の組み合わせに応じ
て異なるコマンドが必要になる。 (2)形状要素の組み合わせが同じでも半径の指定方法
に応じて異なるコマンドが必要となる。特に半径をドラ
イブ曲線上で自由に変化させようとすると、関数を定義
する必要があるので、非常に手間がかかる。 (3)一度に1つの指定半径を持つ自由曲面しか作成で
きないために、複数の指定半径を持つ自由曲面を作成す
る場合には、同じコマンドを複数回繰り返す必要があ
る。 従って、指定半径を持つ自由曲面を作成する場合には、
複数のコマンドを使い分け、1つずつ指定半径を持つ自
由曲面を作成する必要があった。
ては次のような問題点がある。 (1)ベースとなる形状要素の種類の組み合わせに応じ
て異なるコマンドが必要になる。 (2)形状要素の組み合わせが同じでも半径の指定方法
に応じて異なるコマンドが必要となる。特に半径をドラ
イブ曲線上で自由に変化させようとすると、関数を定義
する必要があるので、非常に手間がかかる。 (3)一度に1つの指定半径を持つ自由曲面しか作成で
きないために、複数の指定半径を持つ自由曲面を作成す
る場合には、同じコマンドを複数回繰り返す必要があ
る。 従って、指定半径を持つ自由曲面を作成する場合には、
複数のコマンドを使い分け、1つずつ指定半径を持つ自
由曲面を作成する必要があった。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、ベースとなる形状要素の種
類や数及び半径の指定方法を意識せずに1つのコマンド
で複数の指定半径を持つ自由曲面を作成することを可能
にした指定半径を持つ自由曲面の作成方式を提供するこ
とを目的とする。
ためになされたものであり、ベースとなる形状要素の種
類や数及び半径の指定方法を意識せずに1つのコマンド
で複数の指定半径を持つ自由曲面を作成することを可能
にした指定半径を持つ自由曲面の作成方式を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの様態に係
る指定半径を持つ自由曲面の作成方式は、曲線又は曲面
のどちら1種類からなる形状要素群を当該形状要素群を
単位として2組取り込む工程と、操作者指定の指定半径
の補間方式を記憶する工程と、曲面を作成する際に参照
されるドライブ曲線群、ドライブ曲線群上の半径指定点
及びその半径指定点での半径値をそれぞれ取り込む工程
と、ドライブ曲線群、半径指定点及び半径値に基づいて
ドライブ曲線群上の各点での半径値を決定する工程と、
取り込んだ2組の形状要素群、ドライブ曲線群及びドラ
イブ曲線上の各点での半径値に基づいて指定半径の円弧
断面を持つ曲面を作成する工程とを有する。
る指定半径を持つ自由曲面の作成方式は、曲線又は曲面
のどちら1種類からなる形状要素群を当該形状要素群を
単位として2組取り込む工程と、操作者指定の指定半径
の補間方式を記憶する工程と、曲面を作成する際に参照
されるドライブ曲線群、ドライブ曲線群上の半径指定点
及びその半径指定点での半径値をそれぞれ取り込む工程
と、ドライブ曲線群、半径指定点及び半径値に基づいて
ドライブ曲線群上の各点での半径値を決定する工程と、
取り込んだ2組の形状要素群、ドライブ曲線群及びドラ
イブ曲線上の各点での半径値に基づいて指定半径の円弧
断面を持つ曲面を作成する工程とを有する。
【0010】本発明においては、上述のように、曲線又
は曲面のどちら1種類からなる形状要素群を当該形状要
素群を単位として2組取り込むので、操作対象となる形
状要素の種類や数を操作者が意識する必要がなくなる。
また、指定半径を持つ自由曲面の半径の変化形式を記憶
しておくことにより、半径の変化形式を操作者が自由に
選択することができる。また、ドライブ曲線群、半径指
定点及び半径値に基づいてドライブ曲線群上の各点での
半径値を決定するので、操作者は、直感的に半径の値を
指定することができる。更に、取り込んだ2組の形状要
素群と半径情報から指定半径を持つ自由曲面を作成する
ので、形状要素の種類に応じた指定半径を持つ自由曲面
を作成することができる。
は曲面のどちら1種類からなる形状要素群を当該形状要
素群を単位として2組取り込むので、操作対象となる形
状要素の種類や数を操作者が意識する必要がなくなる。
また、指定半径を持つ自由曲面の半径の変化形式を記憶
しておくことにより、半径の変化形式を操作者が自由に
選択することができる。また、ドライブ曲線群、半径指
定点及び半径値に基づいてドライブ曲線群上の各点での
半径値を決定するので、操作者は、直感的に半径の値を
指定することができる。更に、取り込んだ2組の形状要
素群と半径情報から指定半径を持つ自由曲面を作成する
ので、形状要素の種類に応じた指定半径を持つ自由曲面
を作成することができる。
【0011】本発明の他の様態に係る指定半径を持つ自
由曲面の作成方式は、上記の自由曲面の作成方式の「曲
線又は曲面のどちらかの1種類からなる形状要素群を2
組取り込む工程」において、初期の段階においては曲線
と曲面の両方を取り込むことが可能な第1の状態にあ
り、第1の状態において最初に曲線を取り込んだ場合に
は、曲線のみを取り込むことが可能となる第2の状態に
移り、第1の状態において最初に曲面を取り込んだ場合
には、曲面のみを取り込むことが可能となる第3の状態
に移り、第2の状態又は第3の状態で入力終了の信号を
受け取るとそれまでに取り込んだ形状要素を1組目の形
状要素群として登録し、そして、再び曲線と曲面の両方
を取り込むことが可能な第4の状態に戻り、第4の状態
で最初に曲線を取り込んだ場合には、曲線のみを取り込
むことが可能となる第5の状態に移り、第4状態で最初
に曲面を取り込んだ場合には、曲面のみを取り込むこと
が可能となる第6の状態に移り、第5の状態又は第6の
状態で入力終了の信号を受け取ると、それまでに取り込
んだ形状要素を2組目の形状要素群として登録する。
由曲面の作成方式は、上記の自由曲面の作成方式の「曲
線又は曲面のどちらかの1種類からなる形状要素群を2
組取り込む工程」において、初期の段階においては曲線
と曲面の両方を取り込むことが可能な第1の状態にあ
り、第1の状態において最初に曲線を取り込んだ場合に
は、曲線のみを取り込むことが可能となる第2の状態に
移り、第1の状態において最初に曲面を取り込んだ場合
には、曲面のみを取り込むことが可能となる第3の状態
に移り、第2の状態又は第3の状態で入力終了の信号を
受け取るとそれまでに取り込んだ形状要素を1組目の形
状要素群として登録し、そして、再び曲線と曲面の両方
を取り込むことが可能な第4の状態に戻り、第4の状態
で最初に曲線を取り込んだ場合には、曲線のみを取り込
むことが可能となる第5の状態に移り、第4状態で最初
に曲面を取り込んだ場合には、曲面のみを取り込むこと
が可能となる第6の状態に移り、第5の状態又は第6の
状態で入力終了の信号を受け取ると、それまでに取り込
んだ形状要素を2組目の形状要素群として登録する。
【0012】本発明の他の様態に係る指定半径を持つ自
由曲面の作成方式は、上記の自由曲面の作成方式の「曲
線又は曲面のどちらかの一種類からなる形状要素群を2
組取り込む工程」において、曲面と曲面との交線を入力
として、入力した交線から交線の元となった2つの曲面
を、ベースとなる形状要素のそれぞれ異なる組として取
り込む。
由曲面の作成方式は、上記の自由曲面の作成方式の「曲
線又は曲面のどちらかの一種類からなる形状要素群を2
組取り込む工程」において、曲面と曲面との交線を入力
として、入力した交線から交線の元となった2つの曲面
を、ベースとなる形状要素のそれぞれ異なる組として取
り込む。
【0013】本発明の他の様態に係る指定半径を持つ自
由曲面の作成方式は、上記の自由曲面の作成方式の「操
作者指定の指定半径の補間方式を記憶する工程」は、複
数種類の指定半径の補間方式から操作者が指定した方式
を記憶する。この場合、例えば (1)指定された2次元座標点を単に通過する。 (2)合成後のドライブ曲線の始終点で接線がX軸に平
行になるようにする。 という2つの補間方法を操作者が予め選択することがで
きる。
由曲面の作成方式は、上記の自由曲面の作成方式の「操
作者指定の指定半径の補間方式を記憶する工程」は、複
数種類の指定半径の補間方式から操作者が指定した方式
を記憶する。この場合、例えば (1)指定された2次元座標点を単に通過する。 (2)合成後のドライブ曲線の始終点で接線がX軸に平
行になるようにする。 という2つの補間方法を操作者が予め選択することがで
きる。
【0014】本発明の他の様態に係る指定半径を持つ自
由曲面の作成方式は、上記の自由曲面の作成方式の「曲
面を作成する際に参照されるドライブ曲線群、ドライブ
曲線群上の半径指定点及びその点での半径値をそれぞれ
取り込む工程」において、初期状態では複数の曲線を取
り込む状態にあり、曲線取り込み終了の入力信号を受け
取ると、取り込んだ曲線群上の点と、その点に対応する
半径値を取り込むことを繰り返す状態に移り、前記の点
の入力待ち状態で入力終了の信号を受け取ることで取り
込み処理を終了する。
由曲面の作成方式は、上記の自由曲面の作成方式の「曲
面を作成する際に参照されるドライブ曲線群、ドライブ
曲線群上の半径指定点及びその点での半径値をそれぞれ
取り込む工程」において、初期状態では複数の曲線を取
り込む状態にあり、曲線取り込み終了の入力信号を受け
取ると、取り込んだ曲線群上の点と、その点に対応する
半径値を取り込むことを繰り返す状態に移り、前記の点
の入力待ち状態で入力終了の信号を受け取ることで取り
込み処理を終了する。
【0015】本発明の他の様態に係る指定半径を持つ自
由曲面の作成方式は、上記の自由曲面の作成方式の「ド
ライブ曲線群、半径指定点及び半径値に基づいてドライ
ブ曲線群上の各点での半径値を決定する工程」は、ドラ
イブ曲線群を1本の合成ドライブ曲線に合成し、次に、
指定された半径指定点における合成ドライブ曲線のパラ
メータをX座標とし、その半径指定点に対して指定され
た半径値をY座標とした2次元座標点を導き出し、その
導き出された2次元座標点が複数の場合には、これらの
点を通過する関数曲線を前記の補間方式に基づいて作成
し、任意の合成ドライブ曲線上の点に対して、その点で
の曲線パラメータをX座標と考えたときの関数曲線のY
座標の値をその点での半径値とする。なお、その導き出
された2次元座標点が1個の場合には、Y=半径値(一
定値)という関数曲線を作成する。
由曲面の作成方式は、上記の自由曲面の作成方式の「ド
ライブ曲線群、半径指定点及び半径値に基づいてドライ
ブ曲線群上の各点での半径値を決定する工程」は、ドラ
イブ曲線群を1本の合成ドライブ曲線に合成し、次に、
指定された半径指定点における合成ドライブ曲線のパラ
メータをX座標とし、その半径指定点に対して指定され
た半径値をY座標とした2次元座標点を導き出し、その
導き出された2次元座標点が複数の場合には、これらの
点を通過する関数曲線を前記の補間方式に基づいて作成
し、任意の合成ドライブ曲線上の点に対して、その点で
の曲線パラメータをX座標と考えたときの関数曲線のY
座標の値をその点での半径値とする。なお、その導き出
された2次元座標点が1個の場合には、Y=半径値(一
定値)という関数曲線を作成する。
【0016】本発明の他の様態に係る指定半径を持つ自
由曲面の作成方式は、上記の自由曲面の作成方式の「取
り込んだ2組の形状要素群、ドライブ曲線群及びドライ
ブ曲線上の各点での半径値に基づいて指定半径の円弧断
面を持つ曲面を作成する工程」は、2組の形状要素群間
の全てについて総当たりで指定半径の円弧断面を、形状
要素群の種類に応じて作成する。例えば、曲線と曲線と
の間に形成される曲面であるか、曲線と曲面との間に形
成される曲面であるか、或いは曲面と曲面との間に形成
される曲面であるかを判断して、それに対応した指定半
径の円弧断面を作成する。
由曲面の作成方式は、上記の自由曲面の作成方式の「取
り込んだ2組の形状要素群、ドライブ曲線群及びドライ
ブ曲線上の各点での半径値に基づいて指定半径の円弧断
面を持つ曲面を作成する工程」は、2組の形状要素群間
の全てについて総当たりで指定半径の円弧断面を、形状
要素群の種類に応じて作成する。例えば、曲線と曲線と
の間に形成される曲面であるか、曲線と曲面との間に形
成される曲面であるか、或いは曲面と曲面との間に形成
される曲面であるかを判断して、それに対応した指定半
径の円弧断面を作成する。
【0017】また、本発明において、上記の各処理工程
は、コンピュータに実行させることができる制御プログ
ラムとして記録媒体に記録される。
は、コンピュータに実行させることができる制御プログ
ラムとして記録媒体に記録される。
【0018】
(実施形態1.)図2は本発明の実施形態1に係る指定
半径を持つ自由曲面の作成方式を実施するための装置の
ハード構成を示したブロック図である。この装置は、中
央計算機101、主記憶装置102、入出力制御装置1
03、マウス104、キーボード105、外部記憶装置
106及び表示装置107から構成されており、それぞ
れの構成要素は、システムバス108又は類似の機構を
通じて接続される計算機システム100又は類似の計算
機システム上で実現されている。
半径を持つ自由曲面の作成方式を実施するための装置の
ハード構成を示したブロック図である。この装置は、中
央計算機101、主記憶装置102、入出力制御装置1
03、マウス104、キーボード105、外部記憶装置
106及び表示装置107から構成されており、それぞ
れの構成要素は、システムバス108又は類似の機構を
通じて接続される計算機システム100又は類似の計算
機システム上で実現されている。
【0019】図3は計算機システム100によって実現
される指定半径を持つ自由曲面の作成方式の概念図であ
る。この方式においては、コマンド解析/処理部20
1、記憶処理部203及び図形情報記憶領域204が構
築され、更に、コマンド解析/処理部201は入出力機
構205を介して表示装置206、マウス207及びキ
ーボード208とそれぞれ接続されている。
される指定半径を持つ自由曲面の作成方式の概念図であ
る。この方式においては、コマンド解析/処理部20
1、記憶処理部203及び図形情報記憶領域204が構
築され、更に、コマンド解析/処理部201は入出力機
構205を介して表示装置206、マウス207及びキ
ーボード208とそれぞれ接続されている。
【0020】図3において、操作者は、マウス207及
びキーボード208又はその何れかによって、コマンド
入力、半径の補間形式入力、形状要素入力、ドライブ曲
線入力、半径指定点入力及び半径値入力の各入力操作を
実行する。コマンド解析/処理部201は上記の入力デ
ータに基づいて指定半径を持つ自由曲面の作成処理を行
う。作成された指定半径を持つ自由曲面は、記憶処理部
203を介して図形情報記憶領域204に記憶される。
同時に、この作成された指定半径を持つ自由曲面は、入
出力機構205を介して表示装置206に表示される。
びキーボード208又はその何れかによって、コマンド
入力、半径の補間形式入力、形状要素入力、ドライブ曲
線入力、半径指定点入力及び半径値入力の各入力操作を
実行する。コマンド解析/処理部201は上記の入力デ
ータに基づいて指定半径を持つ自由曲面の作成処理を行
う。作成された指定半径を持つ自由曲面は、記憶処理部
203を介して図形情報記憶領域204に記憶される。
同時に、この作成された指定半径を持つ自由曲面は、入
出力機構205を介して表示装置206に表示される。
【0021】図1は図3の概念図のコマンド解析/処理
部201の構成を示したブロック図である。このコマン
ド解析/処理部201は、図示のように、形状要素群の
取り込み手段50、半径の変化形式を記憶する手段5
2、ドライブ曲線関連の取り込み手段54、半径値の決
定手段56及びフィレット曲面の作成手段58から構成
されている。形状要素群の取り込み手段50は、操作者
の指示によりベースとなる2組の形状要素群を取り込
む。半径の変化形式を記憶する手段52は、予め操作者
の指示した半径の変化形式を記憶しておくものであり、
ドライブ曲線関連の取り込み手段54は、操作者の指示
により、ドライブ曲線群、ドライブ曲線群上の半径を指
定する点、その点での半径値等のドライブ曲線関連デー
タを取り込む。半径値の決定手段56は、ドライブ曲線
関連の取り込み手段54により取り込まれたドライブ曲
線関連データと記憶手段52が記憶している半径の変化
形式からドライブ曲線上の各点に対応する半径値を決定
する。そして、フィレット曲面の作成手段58は、形状
要素群の取り込み手段50が取り込んだ2組の形状要素
群と、ドライブ曲線関連の取り込み手段54で取り込ん
だドライブ曲線群と、半径値の決定手段56で決定した
ドライブ曲線群上の各点での半径値とから、指定半径を
持つ自由曲面を作成する。
部201の構成を示したブロック図である。このコマン
ド解析/処理部201は、図示のように、形状要素群の
取り込み手段50、半径の変化形式を記憶する手段5
2、ドライブ曲線関連の取り込み手段54、半径値の決
定手段56及びフィレット曲面の作成手段58から構成
されている。形状要素群の取り込み手段50は、操作者
の指示によりベースとなる2組の形状要素群を取り込
む。半径の変化形式を記憶する手段52は、予め操作者
の指示した半径の変化形式を記憶しておくものであり、
ドライブ曲線関連の取り込み手段54は、操作者の指示
により、ドライブ曲線群、ドライブ曲線群上の半径を指
定する点、その点での半径値等のドライブ曲線関連デー
タを取り込む。半径値の決定手段56は、ドライブ曲線
関連の取り込み手段54により取り込まれたドライブ曲
線関連データと記憶手段52が記憶している半径の変化
形式からドライブ曲線上の各点に対応する半径値を決定
する。そして、フィレット曲面の作成手段58は、形状
要素群の取り込み手段50が取り込んだ2組の形状要素
群と、ドライブ曲線関連の取り込み手段54で取り込ん
だドライブ曲線群と、半径値の決定手段56で決定した
ドライブ曲線群上の各点での半径値とから、指定半径を
持つ自由曲面を作成する。
【0022】図14は3つの曲面(曲面1〜3)、2つ
の曲線(曲線1,2)及び2つのドライブ曲線(ドライ
ブ曲線1,2)を例として指定半径を持つ自由曲面の作
成する場合の例を示した説明図である。この例に基づい
て上述の装置の動作を説明する。
の曲線(曲線1,2)及び2つのドライブ曲線(ドライ
ブ曲線1,2)を例として指定半径を持つ自由曲面の作
成する場合の例を示した説明図である。この例に基づい
て上述の装置の動作を説明する。
【0023】図4は図1の形状要素群の取り込み手段5
0のデータの取り込み方法の例を示したフローチャート
である。最初の状態では、曲面と曲線のどちらでも取り
込むことができるが、2つめの形状要素の取り込みから
は、最初に取り込んだ形状要素が曲線である場合には、
曲線に限定され、最初に取り込んだ形状要素が曲面であ
る場合には曲面に限定される。
0のデータの取り込み方法の例を示したフローチャート
である。最初の状態では、曲面と曲線のどちらでも取り
込むことができるが、2つめの形状要素の取り込みから
は、最初に取り込んだ形状要素が曲線である場合には、
曲線に限定され、最初に取り込んだ形状要素が曲面であ
る場合には曲面に限定される。
【0024】図4のフローチャートに従ってこのことを
説明すると、最初の段階においては曲線又は曲面を1つ
取り込む(S301)。次に、曲線を取り込んだかどう
かを判断し(S302)、曲線を取り込んだ場合には次
に曲線又は終了信号を受け取る(S303)。そして、
入力終了信号を受け取らない限り曲線を受け取り続ける
(S302,303)。また、最初の段階において曲面
を取り込んだ場合においても、入力終了信号を受け取ら
ない限り曲面を受け取り続ける(S305,306)。
何れにしても、入力終了信号を受け取ると(S304,
306)と、それまでに取り込んだ形状要素(曲線群又
は曲面群)を1組目の形状要素として登録する(S30
7)。
説明すると、最初の段階においては曲線又は曲面を1つ
取り込む(S301)。次に、曲線を取り込んだかどう
かを判断し(S302)、曲線を取り込んだ場合には次
に曲線又は終了信号を受け取る(S303)。そして、
入力終了信号を受け取らない限り曲線を受け取り続ける
(S302,303)。また、最初の段階において曲面
を取り込んだ場合においても、入力終了信号を受け取ら
ない限り曲面を受け取り続ける(S305,306)。
何れにしても、入力終了信号を受け取ると(S304,
306)と、それまでに取り込んだ形状要素(曲線群又
は曲面群)を1組目の形状要素として登録する(S30
7)。
【0025】次に、上述の場合と同様にして、曲線又は
曲面を1つ取り込む(S308)。次に、曲線を取り込
んだかどうかを判断し(S309)、曲線を取り込んだ
場合には次に曲線又は終了信号を受け取る(S31
0)。そして、入力終了信号を受け取らない限り曲線を
受け取り続ける(S310,311)。また、曲線では
なく曲面を取り込んだ場合には(S309)、入力終了
信号を受け取らない限り曲面を受け取り続ける(S31
2,313)。何れにしても、入力終了信号を受け取る
と(S311,313)と、それまでに取り込んだ形状
要素(曲線群又は曲面群)を2組目の形状要素として登
録する(S314)。
曲面を1つ取り込む(S308)。次に、曲線を取り込
んだかどうかを判断し(S309)、曲線を取り込んだ
場合には次に曲線又は終了信号を受け取る(S31
0)。そして、入力終了信号を受け取らない限り曲線を
受け取り続ける(S310,311)。また、曲線では
なく曲面を取り込んだ場合には(S309)、入力終了
信号を受け取らない限り曲面を受け取り続ける(S31
2,313)。何れにしても、入力終了信号を受け取る
と(S311,313)と、それまでに取り込んだ形状
要素(曲線群又は曲面群)を2組目の形状要素として登
録する(S314)。
【0026】図14の例においては、最初の曲線と曲面
のいずれでも取り込める状態において、曲面1を取り込
むと、その後は曲面しか取り込めない状態になり、その
状態で曲面2及び曲面3を取り込むこととなる(S30
1,S302,S305)。その後入力終了信号を受け
取り(S306)、1組目の形状要素群として曲面1、
曲面2及び曲面3を登録する(S307)。この時点で
再び曲面と曲線を取り込める状態に戻り、この状態で曲
線1を取り込む(S308)。するとその後曲線しか取
り込めない状態になる(S309,S310)。この状
態で曲線2を取り込む(S310)。その後入力終了信
号を受け取り(S311)、2組目の状要素群として曲
線1及び曲線2を登録する(S314)。
のいずれでも取り込める状態において、曲面1を取り込
むと、その後は曲面しか取り込めない状態になり、その
状態で曲面2及び曲面3を取り込むこととなる(S30
1,S302,S305)。その後入力終了信号を受け
取り(S306)、1組目の形状要素群として曲面1、
曲面2及び曲面3を登録する(S307)。この時点で
再び曲面と曲線を取り込める状態に戻り、この状態で曲
線1を取り込む(S308)。するとその後曲線しか取
り込めない状態になる(S309,S310)。この状
態で曲線2を取り込む(S310)。その後入力終了信
号を受け取り(S311)、2組目の状要素群として曲
線1及び曲線2を登録する(S314)。
【0027】図5は半径の変化形式を記憶する手段52
で操作者が半径の補間方式を指定する方法を示したフロ
ーチャートであり、図6(a),(b)は補間方式の説
明図である。半径の補間方式を指定する際には、図5に
示されるように、まず、操作者が単純補間又は端点変化
率「0」を選択する(S321)。この選択が単純補間
であるかどうかを判断し(S322)、単純補間が選択
された判断され場合には補間方式として「単純補間」を
記憶する(S323)。また、単純補間ではなく、端点
変化率0が選択された場合には、補間方式として「端点
変化率0」を記憶する(S323)。
で操作者が半径の補間方式を指定する方法を示したフロ
ーチャートであり、図6(a),(b)は補間方式の説
明図である。半径の補間方式を指定する際には、図5に
示されるように、まず、操作者が単純補間又は端点変化
率「0」を選択する(S321)。この選択が単純補間
であるかどうかを判断し(S322)、単純補間が選択
された判断され場合には補間方式として「単純補間」を
記憶する(S323)。また、単純補間ではなく、端点
変化率0が選択された場合には、補間方式として「端点
変化率0」を記憶する(S323)。
【0028】なお、単純補間は、図6(a)に示される
ように、指定点(t1,R1、t2,R2)を通過する
だけであるが、端点変化率0では、図6(b)に示され
るように、半径の変化率がドライブ曲線群の端点で0と
なっている。この通過点と通過点との間の曲線と、通過
点と端点との間の接線方向から曲線とを作成する演算方
法は、穂坂 衛著 「CAD/CAMにおける曲線曲面
のモデリング」 東京電機大学出版局 P144ー14
6 に記載されている。この実施の形態においては、補
間方式として端点変化率0が指定されるものとする。
ように、指定点(t1,R1、t2,R2)を通過する
だけであるが、端点変化率0では、図6(b)に示され
るように、半径の変化率がドライブ曲線群の端点で0と
なっている。この通過点と通過点との間の曲線と、通過
点と端点との間の接線方向から曲線とを作成する演算方
法は、穂坂 衛著 「CAD/CAMにおける曲線曲面
のモデリング」 東京電機大学出版局 P144ー14
6 に記載されている。この実施の形態においては、補
間方式として端点変化率0が指定されるものとする。
【0029】図7はドライブ曲線関連の取り込み手段5
4における処理を示したフローチャートであり、ここで
はドライブ曲線群、ドライブ曲線群上の半径を指定する
点及びその点での半径値を取り込む方法の一例が示され
ている。まず、ドライブ曲線を取り込む(S341)。
次に、ドライブ曲線又は入力終了を受け取る状態にして
(S342)、入力終了信号を受け取らない限りドライ
ブ曲線を取り込み続ける(S342,S343)。入力
終了信号を受け取ると(S343)、それまでに取り込
んだドライブ曲線群を登録する(S344)。次に、ド
ライブ曲線上の点を取り込み(S345)、取り込んだ
点に対応する半径値を取り込む(S346)。そして、
ドライブ曲線上の点を取り込むか又は入力終了信号を受
け取る状態にして(S347)、例えばドライブ曲線上
の点を取り込んだ場合(S348)、次に、その取り込
んだ点に対応する半径値を取り込む(S349)。そし
て、入力終了信号を受け取るまでに、ドライブ曲線上の
点を取り込んだ場合(S348)、次にその取り込んだ
点に対応する半径値を取り込む(S349)。そして、
入力終了信号を受け取るまでの間、ドライブ曲線上の点
及びその点に対応した半径値を取り込み続ける(S34
7,S349)。入力終了信号を受け取ると( S34
7,S348)、それまでに取り込んだ半径指定点と半
径値と値を登録する(S350)。今回の例において
は、ドライブ曲線1上に半径指定点1と半径5、ドライ
ブ曲線2上に半径指定点2と半径10とが指定されて登
録されるものとする。
4における処理を示したフローチャートであり、ここで
はドライブ曲線群、ドライブ曲線群上の半径を指定する
点及びその点での半径値を取り込む方法の一例が示され
ている。まず、ドライブ曲線を取り込む(S341)。
次に、ドライブ曲線又は入力終了を受け取る状態にして
(S342)、入力終了信号を受け取らない限りドライ
ブ曲線を取り込み続ける(S342,S343)。入力
終了信号を受け取ると(S343)、それまでに取り込
んだドライブ曲線群を登録する(S344)。次に、ド
ライブ曲線上の点を取り込み(S345)、取り込んだ
点に対応する半径値を取り込む(S346)。そして、
ドライブ曲線上の点を取り込むか又は入力終了信号を受
け取る状態にして(S347)、例えばドライブ曲線上
の点を取り込んだ場合(S348)、次に、その取り込
んだ点に対応する半径値を取り込む(S349)。そし
て、入力終了信号を受け取るまでに、ドライブ曲線上の
点を取り込んだ場合(S348)、次にその取り込んだ
点に対応する半径値を取り込む(S349)。そして、
入力終了信号を受け取るまでの間、ドライブ曲線上の点
及びその点に対応した半径値を取り込み続ける(S34
7,S349)。入力終了信号を受け取ると( S34
7,S348)、それまでに取り込んだ半径指定点と半
径値と値を登録する(S350)。今回の例において
は、ドライブ曲線1上に半径指定点1と半径5、ドライ
ブ曲線2上に半径指定点2と半径10とが指定されて登
録されるものとする。
【0030】図8は半径値の決定手段56においてドラ
イブ曲線上の各点に対応する半径値を決定する方法の例
を示したフローチャートである。登録されているドライ
ブ曲線群を合成して1つの曲線(合成ドライブ曲線)に
する(S361)。そして、半径指定用のカウンタiを
「0」にリセットする(S362)。i番目の半径指定
点piを取り出す(S363)。そして、このiがn
(半径指定点の個数)と等しいかどうかを判断し(S3
64)、等しくないと判断した場合には、半径指定点に
対応する合成後のドライブ曲線のパラメータtiを求め
(S365)、取り出した半径指定点に対応する半径値
Riを取り出す(S366)。そして、iを1つ増やし
て(S367)、再び、上述の処理(S363〜S36
6)を繰り返し、iがnと等しくなったとき(S36
4)、次に、(ti,Ri)の組をtiの昇順でソーテ
ィングする( i=0,1…n)(S368)。次に、
(ti,Ri)の組を記憶手段52に記憶されている形
式で補間して曲線(半径指定曲線)を作成する(S36
9)。そして、その半径指定曲線を登録する(S37
0)。今回の例においては、図6(b)の半径指定曲線
が作成されてを登録される。
イブ曲線上の各点に対応する半径値を決定する方法の例
を示したフローチャートである。登録されているドライ
ブ曲線群を合成して1つの曲線(合成ドライブ曲線)に
する(S361)。そして、半径指定用のカウンタiを
「0」にリセットする(S362)。i番目の半径指定
点piを取り出す(S363)。そして、このiがn
(半径指定点の個数)と等しいかどうかを判断し(S3
64)、等しくないと判断した場合には、半径指定点に
対応する合成後のドライブ曲線のパラメータtiを求め
(S365)、取り出した半径指定点に対応する半径値
Riを取り出す(S366)。そして、iを1つ増やし
て(S367)、再び、上述の処理(S363〜S36
6)を繰り返し、iがnと等しくなったとき(S36
4)、次に、(ti,Ri)の組をtiの昇順でソーテ
ィングする( i=0,1…n)(S368)。次に、
(ti,Ri)の組を記憶手段52に記憶されている形
式で補間して曲線(半径指定曲線)を作成する(S36
9)。そして、その半径指定曲線を登録する(S37
0)。今回の例においては、図6(b)の半径指定曲線
が作成されてを登録される。
【0031】なお、合成曲線上の各点でのパラメータの
決め方には種々の方法があるが、ここでは始点からその
点までの線上距離を合成曲線の線長で割ったものをその
点でのパラメータの値とする。また、上記の半径指定曲
線の作成(S369)においては、指定された半径指定
点における合成ドライブ曲線のパラメータをX座標と
し、その半径指定点に対して指定された半径値をY座標
とした2次元座標点を導き出し、その導き出された2次
元座標点が複数の場合には、これらの点を通過する関数
曲線を前記の補間方式に基づいて作成し、任意の合成ド
ライブ曲線上の点に対して、その点での曲線パラメータ
をX座標と考えたときの関数曲線のY座標の値をその点
での半径値とする。なお、その導き出された2次元座標
点が1個の場合には、Y=半径値(一定値)という関数
曲線を作成する。
決め方には種々の方法があるが、ここでは始点からその
点までの線上距離を合成曲線の線長で割ったものをその
点でのパラメータの値とする。また、上記の半径指定曲
線の作成(S369)においては、指定された半径指定
点における合成ドライブ曲線のパラメータをX座標と
し、その半径指定点に対して指定された半径値をY座標
とした2次元座標点を導き出し、その導き出された2次
元座標点が複数の場合には、これらの点を通過する関数
曲線を前記の補間方式に基づいて作成し、任意の合成ド
ライブ曲線上の点に対して、その点での曲線パラメータ
をX座標と考えたときの関数曲線のY座標の値をその点
での半径値とする。なお、その導き出された2次元座標
点が1個の場合には、Y=半径値(一定値)という関数
曲線を作成する。
【0032】図9はフィレット曲面の作成手段58にお
いて、形状要素群の取り込み手段50で取り込んだ2組
の形状要素群と、ドライブ曲線関連の取り込み手段54
で取り込んだドライブ曲線群と、半径値決定手段56に
より決定したドライブ曲線群上の各点での半径値とか
ら、指定半径を持つ自由曲面を作成する方法の例を示し
たフローチャートである。
いて、形状要素群の取り込み手段50で取り込んだ2組
の形状要素群と、ドライブ曲線関連の取り込み手段54
で取り込んだドライブ曲線群と、半径値決定手段56に
より決定したドライブ曲線群上の各点での半径値とか
ら、指定半径を持つ自由曲面を作成する方法の例を示し
たフローチャートである。
【0033】まず、1組目の形状要素群(n個)用のカ
ウンタiをリセットして「0」にする(S381)。カ
ウンタiがnと等しいかどうかについて判断し(S38
2)、一致していないと判断されたときには、1組目の
形状要素群からi番目の形状要素を取り出し(S38
3)、2組目の形状要素群(m個)用のカウンタjをリ
セットして「0」にする(S384)。そして、jがm
と等しいかどうかについて判断し(S385)、等しく
ないと判断された場合には、2組目の形状要素群からj
番目の形状要素を取り出す(S386)。そして、1組
目のi番目の形状要素と2組目のj番目の要素の間でフ
ィレット曲面を計算する(S387)。ここでは断面を
共有した組み合わせにおいてのみフィレット曲面が計算
されるものとする。そして、その計算されたフィレット
面を登録する(S388)。次に、2組目の形状要素群
(m個)用のカウンタjをj=j+1として1つ増加さ
せる(S389)。次に、2組目の形状要素群のj=j
+1についての形状要素について上述の処理を繰り返す
(S385〜S389)。このjを順次増加させてゆき
(S389)、jがmと等しいと判断されると(S38
5)、次に、1組目の形状要素群(n個)用のカウンタ
iをi=i+1として1つ増加させて(S389)、こ
の組目の形状要素i=i+1について上述の処理を繰り
返し(S382〜S389)、このこのiを順次増加さ
せてゆき、iがmと等しいと判断されると(S38
2)、この一連の処理を終了する。このようにして、2
組の形状要素群間の全てについて総当たりでフィレット
曲面を計算する。そして、その計sんに際しては、形状
要素群の種類に応じた処理をする。例えば、曲線と曲線
との間に形成される曲面であるか、曲線と曲面との間に
形成される曲面であるか、或いは曲面と曲面との間に形
成される曲面であるかを判断して、それに対応したフィ
レット曲面を求める。
ウンタiをリセットして「0」にする(S381)。カ
ウンタiがnと等しいかどうかについて判断し(S38
2)、一致していないと判断されたときには、1組目の
形状要素群からi番目の形状要素を取り出し(S38
3)、2組目の形状要素群(m個)用のカウンタjをリ
セットして「0」にする(S384)。そして、jがm
と等しいかどうかについて判断し(S385)、等しく
ないと判断された場合には、2組目の形状要素群からj
番目の形状要素を取り出す(S386)。そして、1組
目のi番目の形状要素と2組目のj番目の要素の間でフ
ィレット曲面を計算する(S387)。ここでは断面を
共有した組み合わせにおいてのみフィレット曲面が計算
されるものとする。そして、その計算されたフィレット
面を登録する(S388)。次に、2組目の形状要素群
(m個)用のカウンタjをj=j+1として1つ増加さ
せる(S389)。次に、2組目の形状要素群のj=j
+1についての形状要素について上述の処理を繰り返す
(S385〜S389)。このjを順次増加させてゆき
(S389)、jがmと等しいと判断されると(S38
5)、次に、1組目の形状要素群(n個)用のカウンタ
iをi=i+1として1つ増加させて(S389)、こ
の組目の形状要素i=i+1について上述の処理を繰り
返し(S382〜S389)、このこのiを順次増加さ
せてゆき、iがmと等しいと判断されると(S38
2)、この一連の処理を終了する。このようにして、2
組の形状要素群間の全てについて総当たりでフィレット
曲面を計算する。そして、その計sんに際しては、形状
要素群の種類に応じた処理をする。例えば、曲線と曲線
との間に形成される曲面であるか、曲線と曲面との間に
形成される曲面であるか、或いは曲面と曲面との間に形
成される曲面であるかを判断して、それに対応したフィ
レット曲面を求める。
【0034】今回の例では、曲面1と曲線1、曲面1と
曲線2、曲面2と曲線1、曲面2と曲線2、曲面3と曲
線1、曲面3と曲線1、曲面3と曲線2の計6つ形状要
素のペアに対して計算が実行され、図15のように4つ
の指定半径を持つ曲面が求められる。
曲線2、曲面2と曲線1、曲面2と曲線2、曲面3と曲
線1、曲面3と曲線1、曲面3と曲線2の計6つ形状要
素のペアに対して計算が実行され、図15のように4つ
の指定半径を持つ曲面が求められる。
【0035】図10は上記の処理における操作手順を示
したフローチャートであり、図11及び図12はその操
作に対応した説明図である。 a)操作1:半径の補間方式を指定する。 b)操作2:半径指定の自由曲面の作成方式を起動す
る。 c)操作3:曲面1を選択する(図11(a)参照)。 d)操作4:曲面2を選択する(図11(b)参照)。 e)操作5:曲面3を選択する(図11(c)参照)。 f)操作6:入力終了信号を送る。 g)操作7:曲面1を選択する(図11(d)参照)。 h)操作8:曲面2を選択する(図11(e)参照)。 i)操作9:入力終了信号を送る。 j)操作10:ドライブ曲線1を指定する(図11
(f)参照)。 k)操作11:ドライブ曲線2を指定する(図12
(a)参照)。 l)操作12:入力終了信号を送る。 m)操作13:ドライブ曲線1上に半径指定点1を指定
する((図12(b)参照)。 n)操作14:半径指定点1に対して半径5を指定す
る。 o)操作15:ドライブ曲線2上に半径指定点2を指定
する((図12(c)参照)。 p)操作16:半径指定点2に対して半径10を指定す
る。 q)操作17:入力終了信号を送る。 以上の操作1〜操作17により、すなわち17の操作で
指定半径を持つ4つの自由曲面を作成することができ
る。
したフローチャートであり、図11及び図12はその操
作に対応した説明図である。 a)操作1:半径の補間方式を指定する。 b)操作2:半径指定の自由曲面の作成方式を起動す
る。 c)操作3:曲面1を選択する(図11(a)参照)。 d)操作4:曲面2を選択する(図11(b)参照)。 e)操作5:曲面3を選択する(図11(c)参照)。 f)操作6:入力終了信号を送る。 g)操作7:曲面1を選択する(図11(d)参照)。 h)操作8:曲面2を選択する(図11(e)参照)。 i)操作9:入力終了信号を送る。 j)操作10:ドライブ曲線1を指定する(図11
(f)参照)。 k)操作11:ドライブ曲線2を指定する(図12
(a)参照)。 l)操作12:入力終了信号を送る。 m)操作13:ドライブ曲線1上に半径指定点1を指定
する((図12(b)参照)。 n)操作14:半径指定点1に対して半径5を指定す
る。 o)操作15:ドライブ曲線2上に半径指定点2を指定
する((図12(c)参照)。 p)操作16:半径指定点2に対して半径10を指定す
る。 q)操作17:入力終了信号を送る。 以上の操作1〜操作17により、すなわち17の操作で
指定半径を持つ4つの自由曲面を作成することができ
る。
【0036】以上のようにこの実施形態においては、複
数の曲線と曲線、複数の曲線と曲面、複数の曲面と曲面
のあいだに自由に半径を指定した指定半径を持つ自由曲
面を作成する際に、形状要素の種類や数や半径の指定方
法を意識することなしに指定半径を持つ自由曲面を簡単
に作成することができる。
数の曲線と曲線、複数の曲線と曲面、複数の曲面と曲面
のあいだに自由に半径を指定した指定半径を持つ自由曲
面を作成する際に、形状要素の種類や数や半径の指定方
法を意識することなしに指定半径を持つ自由曲面を簡単
に作成することができる。
【0037】(実施形態2.)なお、上述の実施形態に
おいては、形状要素群の取り込む手段50において、形
状要素群毎に操作者が1つずつ形状要素を指定した例に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでな
く、曲面群と曲面群との間に指定半径を持つ自由曲面を
作成する場合で、曲面群同士が交線を持っており、かつ
交線が自分がどの曲面とどの曲面との間の交線であるか
の情報を保持している場合には、形状要素群の取り込み
手段50において、図16に示されるように、この曲面
群同士の交線を指定することにより、上述の実施形態と
同様な処理をすることができる。
おいては、形状要素群の取り込む手段50において、形
状要素群毎に操作者が1つずつ形状要素を指定した例に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでな
く、曲面群と曲面群との間に指定半径を持つ自由曲面を
作成する場合で、曲面群同士が交線を持っており、かつ
交線が自分がどの曲面とどの曲面との間の交線であるか
の情報を保持している場合には、形状要素群の取り込み
手段50において、図16に示されるように、この曲面
群同士の交線を指定することにより、上述の実施形態と
同様な処理をすることができる。
【0038】図13は形状要素群の取り込み手段50に
おいて曲面群同士が交線を持っている曲面群と曲面群と
の間に指定半径を持つ自由曲面を作成する場合の処理を
示したフローチャートである。ここでは、まず、2つの
曲面の交線又は入力終了信号を入力する(S401)。
入力終了信号を受け取っていない場合には(S40
2)、入力された交線からもとの曲面Si,Sjを求め
る(S403)。曲面Siが形状要素群の2つのいずれ
にも入っていない場合には、1組目の形状要素として登
録する(S404)。曲面Sjが形状要素群の2つのい
ずれにも入っていない場合には、2組目の形状要素とし
て登録する(S405)。このような処理を入力終了信
号を受け取るまで繰り返す(S402)。
おいて曲面群同士が交線を持っている曲面群と曲面群と
の間に指定半径を持つ自由曲面を作成する場合の処理を
示したフローチャートである。ここでは、まず、2つの
曲面の交線又は入力終了信号を入力する(S401)。
入力終了信号を受け取っていない場合には(S40
2)、入力された交線からもとの曲面Si,Sjを求め
る(S403)。曲面Siが形状要素群の2つのいずれ
にも入っていない場合には、1組目の形状要素として登
録する(S404)。曲面Sjが形状要素群の2つのい
ずれにも入っていない場合には、2組目の形状要素とし
て登録する(S405)。このような処理を入力終了信
号を受け取るまで繰り返す(S402)。
【0039】図16の例においては、交線1が指定され
ることにより曲面11が形状要素群1として登録され
(S404)、曲面21が形状要素群2として登録され
(S405)、交線2が指定されることにより曲面12
が形状要素群1として登録され(S404)、交線3が
指定されることにより、曲面22が形状要素群2として
登録される(S405)。このため、最終的に、形状要
素群1として曲面群1(曲面11、曲面12)が登録さ
れ、形状要素群2として曲面群2(曲面21、曲面2
2)が登録されることになる。
ることにより曲面11が形状要素群1として登録され
(S404)、曲面21が形状要素群2として登録され
(S405)、交線2が指定されることにより曲面12
が形状要素群1として登録され(S404)、交線3が
指定されることにより、曲面22が形状要素群2として
登録される(S405)。このため、最終的に、形状要
素群1として曲面群1(曲面11、曲面12)が登録さ
れ、形状要素群2として曲面群2(曲面21、曲面2
2)が登録されることになる。
【0040】なお、実施形態1及び実施形態2に記載さ
れた演算処理手法は、コンピュータに実行させることの
できるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピーデ
ィスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−RO
M,DVD等)半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒
布することもできる。
れた演算処理手法は、コンピュータに実行させることの
できるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピーデ
ィスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−RO
M,DVD等)半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒
布することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、曲線又は
曲面のどちら1種類からなる形状要素群を当該形状要素
群を単位として2組取り込み、操作者指定の指定半径の
補間方式を記憶し、曲面を作成する際に参照されるドラ
イブ曲線群、ドライブ曲線群上の半径指定点及びその半
径指定点での半径値をそれぞれ取り込み、ドライブ曲線
群、半径指定点及び半径値に基づいてドライブ曲線群上
の各点での半径値を決定し、そして、取り込んだ2組の
形状要素群、ドライブ曲線群及びドライブ曲線上の各点
での半径値に基づいて指定半径の円弧断面を持つ曲面を
作成するようにしたので、1つのコマンドで曲線群と曲
線群間や曲線群と曲面群間や曲面群と曲面群間で半径を
自由に指定した指定半径を持つ自由曲面を複数個一括し
て作成できることとなり、操作者は、形状要素の種類や
数および半径の指定方法を意識することなしに容易に多
彩な指定半径を持つ自由曲面を作成することができる。
曲面のどちら1種類からなる形状要素群を当該形状要素
群を単位として2組取り込み、操作者指定の指定半径の
補間方式を記憶し、曲面を作成する際に参照されるドラ
イブ曲線群、ドライブ曲線群上の半径指定点及びその半
径指定点での半径値をそれぞれ取り込み、ドライブ曲線
群、半径指定点及び半径値に基づいてドライブ曲線群上
の各点での半径値を決定し、そして、取り込んだ2組の
形状要素群、ドライブ曲線群及びドライブ曲線上の各点
での半径値に基づいて指定半径の円弧断面を持つ曲面を
作成するようにしたので、1つのコマンドで曲線群と曲
線群間や曲線群と曲面群間や曲面群と曲面群間で半径を
自由に指定した指定半径を持つ自由曲面を複数個一括し
て作成できることとなり、操作者は、形状要素の種類や
数および半径の指定方法を意識することなしに容易に多
彩な指定半径を持つ自由曲面を作成することができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係る指定半径を持つ自
由曲面の作成方式を実施するための装置(図3)のコマ
ンド解析/処理部の構成を示したブロック図である。
由曲面の作成方式を実施するための装置(図3)のコマ
ンド解析/処理部の構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る指定半径を持つ自由
曲面の作成方式を実施するための装置のハード構成を示
したブロック図である。
曲面の作成方式を実施するための装置のハード構成を示
したブロック図である。
【図3】図2の実施形態において計算機システムによっ
て実現される自由曲面の作成方式の概念図である。
て実現される自由曲面の作成方式の概念図である。
【図4】図1の形状要素群の取り込み手段における取り
込み方法の例を示したフローチャートである。
込み方法の例を示したフローチャートである。
【図5】図1の半径の変化形式を記憶する手段で操作者
が半径の補間方式を指定する方法を示したフローチャー
トである。
が半径の補間方式を指定する方法を示したフローチャー
トである。
【図6】半径の補間方式の例を示した説明図である。
【図7】図1のドライブ曲線関連の取り込み手段におけ
るドライブ曲線群とドライブ曲線群上の半径を指定する
点とその点での半径値を取り込む方法の例を示したフロ
ーチャートである。
るドライブ曲線群とドライブ曲線群上の半径を指定する
点とその点での半径値を取り込む方法の例を示したフロ
ーチャートである。
【図8】図1の半径値の決定手段におけるドライブ曲線
上の各点に対応する半径値を決定する方法の例を示した
フローチャートである。
上の各点に対応する半径値を決定する方法の例を示した
フローチャートである。
【図9】図1のフィレット曲面の作成手段において定半
径を持つ自由曲面を作成する方法の例を示したフローチ
ャートである。
径を持つ自由曲面を作成する方法の例を示したフローチ
ャートである。
【図10】本発明において3つの曲線と2つの曲面の間
に2つのドライブ曲線を指定して指定半径を持つ自由曲
面を作成する場合の操作手順を示したフローチャートで
ある。
に2つのドライブ曲線を指定して指定半径を持つ自由曲
面を作成する場合の操作手順を示したフローチャートで
ある。
【図11】図10の操作手順と各部の特定との関係とを
示した説明図(その1)である。
示した説明図(その1)である。
【図12】図10の操作手順と各部の特定との関係とを
示した説明図(その2)である。
示した説明図(その2)である。
【図13】本発明の実施の形態2の形状要素群の取り込
む手段において曲面群同士が交線を持っている曲面群と
曲面群との間に指定半径を持つ自由曲面を作成する場合
の処理を示したフローチャートである。
む手段において曲面群同士が交線を持っている曲面群と
曲面群との間に指定半径を持つ自由曲面を作成する場合
の処理を示したフローチャートである。
【図14】3つの曲線と2つの曲面の間に2つのドライ
ブ曲線を示した説明図である。
ブ曲線を示した説明図である。
【図15】3つの曲線と2つの曲面の間に2つのドライ
ブ曲線を指定して指定半径を持つ自由曲面を作成した例
の説明図である。
ブ曲線を指定して指定半径を持つ自由曲面を作成した例
の説明図である。
【図16】曲面群と曲面群との間に指定半径を持つ自由
曲面を作成する場合で、曲面群同士が交線を持っている
場合の例の説明図である。
曲面を作成する場合で、曲面群同士が交線を持っている
場合の例の説明図である。
【図17】曲線と曲線の間に指定半径を持つ自由曲面を
作成する方式の説明図である。
作成する方式の説明図である。
【図18】曲線と曲面の間に指定半径を持つ自由曲面を
作成する方式の説明図である。
作成する方式の説明図である。
【図19】曲面と曲面の間に指定半径を持つ自由曲面を
作成する方式の説明図である。
作成する方式の説明図である。
【図20】曲線と曲線の間に指定半径を持つ自由曲面を
作成する際に1つの断面に対して4つの円弧の候補があ
ることを示した説明図である。
作成する際に1つの断面に対して4つの円弧の候補があ
ることを示した説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 悠 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 曲線又は曲面のどちら1種類からなる形
状要素群を当該形状要素群を単位として2組取り込む工
程と、 操作者指定の指定半径の補間方式を記憶する工程と、 曲面を作成する際に参照されるドライブ曲線群、ドライ
ブ曲線群上の半径指定点及びその半径指定点での半径値
をそれぞれ取り込む工程と、 前記ドライブ曲線群、前記半径指定点及び前記半径値に
基づいて前記ドライブ曲線群上の各点での半径値を決定
する工程と、 取り込んだ2組の形状要素群、前記ドライブ曲線群及び
前記ドライブ曲線上の各点での半径値に基づいて指定半
径の円弧断面を持つ曲面を作成する工程とを有すること
を特徴とする指定半径を持つ自由曲面の作成方式。 - 【請求項2】 曲線又は曲面のどちらかの1種類からな
る形状要素群を2組取り込む工程において、初期の段階
においては線と曲面の両方を取り込むことが可能な第1
の状態にあり、前記第1の状態において最初に曲線を取
り込んだ場合には、曲線のみを取り込むことが可能とな
る第2の状態に移り、前記第1の状態において最初に曲
面を取り込んだ場合には、曲面のみを取り込むことが可
能となる第3の状態に移り、前記第2の状態又は前記第
3の状態で入力終了の信号を受け取るとそれまでに取り
込んだ形状要素を1組目の形状要素群として登録し、そ
して、再び曲線と曲面の両方を取り込むことが可能な第
4の状態に戻り、前記第4の状態で最初に曲線を取り込
んだ場合には、曲線のみを取り込むことが可能となる第
5の状態に移り、前記第4状態で最初に曲面を取り込ん
だ場合には、曲面のみを取り込むことが可能となる第6
の状態に移り、前記第5の状態又は前記第6の状態で入
力終了の信号を受け取ると、それまでに取り込んだ形状
要素を2組目の形状要素群として登録することを特徴と
する請求項1記載の指定半径を持つ自由曲面の作成方
式。 - 【請求項3】 曲線又は曲面のどちらかの一種類からな
る形状要素群を2組取り込む工程において、曲面と曲面
との交線を入力として、入力した交線から交線の元とな
った2つの曲面を、ベースとなる形状要素のそれぞれ異
なる組として取り込むことを特徴とする請求項1記載の
指定半径を持つ自由曲面の作成方式。 - 【請求項4】 操作者指定の指定半径の補間方式を記憶
する工程は、複数種類の指定半径の補間方式から操作者
が指定した方式を記憶することを特徴とする請求項1記
載の指定半径を持つ自由曲面の作成方式。 - 【請求項5】 曲面を作成する際に参照されるドライブ
曲線群、ドライブ曲線群上の半径指定点及びその点での
半径値をそれぞれ取り込む工程は、初期状態では複数の
曲線を取り込む状態にあり、曲線取り込み終了の入力信
号を受け取ると、取り込んだ曲線群上の点と、その点に
対応する半径値を取り込むことを繰り返す状態に移り、
前記の点の入力待ち状態で入力終了の信号を受け取るこ
とで取り込み処理を終了することを特徴とする請求項1
記載の指定半径を持つ自由曲面の作成方式。 - 【請求項6】 前記のドライブ曲線群、前記半径指定点
及び前記半径値に基づいて前記ドライブ曲線群上の各点
での半径値を決定する工程は、前記ドライブ曲線群を1
本の合成ドライブ曲線に合成し、次に、指定された半径
指定点における合成ドライブ曲線のパラメータをX座
標、その半径指定点に対して指定された半径値をY座標
とした2次元座標点を導き出し、その導き出された2次
元座標点が複数の場合には、これらの点を通過する関数
曲線を前記補間方式に基づいて作成し、任意の合成ドラ
イブ曲線上の点に対して、その点での曲線パラメータを
X座標と考えたときの関数曲線のY座標の値をその点で
の半径値とすることを特徴とする請求項1記載の指定半
径を持つ自由曲面の作成方式。 - 【請求項7】 前記の取り込んだ2組の形状要素群、前
記ドライブ曲線群及び前記ドライブ曲線上の各点での半
径値に基づいて指定半径の円弧断面を持つ曲面を作成す
る工程は、2組の形状要素群間の全てについて総当たり
で指定半径の円弧断面を、形状要素群の種類に応じて作
成することを特徴とする請求項1記載の指定半径を持つ
自由曲面の作成方式。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の各
工程を実行させるためのプログラムを記憶したことを特
徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8242411A JPH1091659A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 指定半径を持つ自由曲面の作成方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8242411A JPH1091659A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 指定半径を持つ自由曲面の作成方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1091659A true JPH1091659A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17088737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8242411A Pending JPH1091659A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 指定半径を持つ自由曲面の作成方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1091659A (ja) |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP8242411A patent/JPH1091659A/ja active Pending
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