JPH1090622A - 光偏向走査装置 - Google Patents
光偏向走査装置Info
- Publication number
- JPH1090622A JPH1090622A JP26666996A JP26666996A JPH1090622A JP H1090622 A JPH1090622 A JP H1090622A JP 26666996 A JP26666996 A JP 26666996A JP 26666996 A JP26666996 A JP 26666996A JP H1090622 A JPH1090622 A JP H1090622A
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- Japan
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- light
- lens
- holder
- laser
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- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光硬化型接着剤を硬化させる光のためにピン
トずれを生じるのを防ぐ。 【解決手段】 半導体レーザ１と、そのレーザ光Ｌ1 を
平行化するコリメータレンズ２は、これと一体である透
明なレンズホルダ２１とレーザホルダ１１の鏡筒部分１
１ａを光硬化型接着剤３によって接着することでユニッ
ト化される。レーザホルダ１１の鏡筒部分１１ａが光硬
化型接着剤３を硬化させる光を吸収して熱膨張を起こす
のを防ぐために、前記鏡筒部分１１ａの表面に光を反射
する白色塗料１２を塗布する。
トずれを生じるのを防ぐ。 【解決手段】 半導体レーザ１と、そのレーザ光Ｌ1 を
平行化するコリメータレンズ２は、これと一体である透
明なレンズホルダ２１とレーザホルダ１１の鏡筒部分１
１ａを光硬化型接着剤３によって接着することでユニッ
ト化される。レーザホルダ１１の鏡筒部分１１ａが光硬
化型接着剤３を硬化させる光を吸収して熱膨張を起こす
のを防ぐために、前記鏡筒部分１１ａの表面に光を反射
する白色塗料１２を塗布する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザビームプリン
タやレーザファクシミリ等に用いられる光偏向走査装置
等に関するものである。
タやレーザファクシミリ等に用いられる光偏向走査装置
等に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】レーザビームプリンタやレーザファクシ
ミリ等に用いられる光偏向走査装置は、図６に示すよう
に、光源ユニットＳ0 の半導体レーザ１０１から発生さ
れたレーザ光Ｌ0 をシリンドリカルレンズＣによって回
転多面鏡Ｒの反射面に線状に集光し、その反射光を結像
レンズＦおよび折り返しミラーＭを経て図示しない回転
ドラム上の感光体に結像させる。感光体に結像するレー
ザ光は、回転多面鏡Ｒの回転による主走査と回転ドラム
の回転による副走査によって静電潜像を形成する。ま
た、回転多面鏡Ｒの反射光の一部は検出ミラーＢによっ
て走査開始信号検出器Ｄに導入され、走査開始信号とし
て光源ユニットＳ0 の半導体レーザ１０１に送信され、
半導体レーザ１０１はこれを受けて書込み変調を開始す
る。なお、光源ユニットＳ0 、回転多面鏡Ｒ、結像レン
ズＦ、検出ミラーＢ等は筐体Ｈに支持され、筐体Ｈの上
部開口は図示しないふたによって閉塞される。
ミリ等に用いられる光偏向走査装置は、図６に示すよう
に、光源ユニットＳ0 の半導体レーザ１０１から発生さ
れたレーザ光Ｌ0 をシリンドリカルレンズＣによって回
転多面鏡Ｒの反射面に線状に集光し、その反射光を結像
レンズＦおよび折り返しミラーＭを経て図示しない回転
ドラム上の感光体に結像させる。感光体に結像するレー
ザ光は、回転多面鏡Ｒの回転による主走査と回転ドラム
の回転による副走査によって静電潜像を形成する。ま
た、回転多面鏡Ｒの反射光の一部は検出ミラーＢによっ
て走査開始信号検出器Ｄに導入され、走査開始信号とし
て光源ユニットＳ0 の半導体レーザ１０１に送信され、
半導体レーザ１０１はこれを受けて書込み変調を開始す
る。なお、光源ユニットＳ0 、回転多面鏡Ｒ、結像レン
ズＦ、検出ミラーＢ等は筐体Ｈに支持され、筐体Ｈの上
部開口は図示しないふたによって閉塞される。
【０００３】光源ユニットＳ0 は、図４に示すように、
半導体レーザ１０１を保持するレーザホルダ１１１に、
コリメータレンズ１０２と一体であるレンズホルダ１２
１を組み付けたものが開発されている。レンズホルダ１
２１は透明材料によって作られており、その組み付けに
際しては、レンズホルダ１２１をレーザホルダ１１１の
鏡筒部分１１１ａに嵌合させて半導体レーザ１０１を発
光させ、レンズホルダ１２１を光軸方向へ移動させてレ
ーザ光Ｌ0 の結像位置Ｔ0 を調節するいわゆるピント調
整を完了したうえで、レーザホルダ１１１の鏡筒部分１
１１ａとレンズホルダ１２１の間にノズル１１３から光
硬化型接着剤１０３を注入し、レンズホルダ１２１の外
側から光硬化型接着剤１０３に向かって光照射機１１４
（図５参照）の光を照射して、光硬化型接着剤１０３を
硬化させる。このようにして、レーザホルダ１１１とレ
ンズホルダ１２１を接着し、ユニット化する。
半導体レーザ１０１を保持するレーザホルダ１１１に、
コリメータレンズ１０２と一体であるレンズホルダ１２
１を組み付けたものが開発されている。レンズホルダ１
２１は透明材料によって作られており、その組み付けに
際しては、レンズホルダ１２１をレーザホルダ１１１の
鏡筒部分１１１ａに嵌合させて半導体レーザ１０１を発
光させ、レンズホルダ１２１を光軸方向へ移動させてレ
ーザ光Ｌ0 の結像位置Ｔ0 を調節するいわゆるピント調
整を完了したうえで、レーザホルダ１１１の鏡筒部分１
１１ａとレンズホルダ１２１の間にノズル１１３から光
硬化型接着剤１０３を注入し、レンズホルダ１２１の外
側から光硬化型接着剤１０３に向かって光照射機１１４
（図５参照）の光を照射して、光硬化型接着剤１０３を
硬化させる。このようにして、レーザホルダ１１１とレ
ンズホルダ１２１を接着し、ユニット化する。
【０００４】レーザホルダ１１１はレーザ駆動回路を搭
載した回路基板にビス止めされ、上記のようにコリメー
タレンズ１０２を組み付けたうえで、レーザホルダ１１
１または回路基板を前述の筐体Ｈにビス止めする。
載した回路基板にビス止めされ、上記のようにコリメー
タレンズ１０２を組み付けたうえで、レーザホルダ１１
１または回路基板を前述の筐体Ｈにビス止めする。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、光硬化型接着剤によってレンズホルダ
をレーザホルダに接着する方法は光偏向走査装置の組立
工程の簡略化を促進し、これによって光偏向走査装置の
低価格化に大きく貢献するものであるが、レーザホルダ
は一般的に、半導体レーザから発生されたレーザ光の乱
反射等を防ぐために黒色等に着色されたプラスチック材
料等によって作られており、従って、レーザホルダの鏡
筒部分とレンズホルダの間の光硬化型接着剤に光を照射
してこれを硬化させる工程で、レーザホルダの鏡筒部分
が前記光を吸収して熱膨張を起こし、そのままの状態で
レンズホルダに接着されるためにピントずれが発生する
という未解決の課題がある。
の技術によれば、光硬化型接着剤によってレンズホルダ
をレーザホルダに接着する方法は光偏向走査装置の組立
工程の簡略化を促進し、これによって光偏向走査装置の
低価格化に大きく貢献するものであるが、レーザホルダ
は一般的に、半導体レーザから発生されたレーザ光の乱
反射等を防ぐために黒色等に着色されたプラスチック材
料等によって作られており、従って、レーザホルダの鏡
筒部分とレンズホルダの間の光硬化型接着剤に光を照射
してこれを硬化させる工程で、レーザホルダの鏡筒部分
が前記光を吸収して熱膨張を起こし、そのままの状態で
レンズホルダに接着されるためにピントずれが発生する
という未解決の課題がある。
【０００６】詳しく説明すると、図５に示すように、レ
ーザホルダ１１１の鏡筒部分１１１ａにレンズホルダ１
２１を接着する前のピント調整によってレーザ光Ｌ0 の
結像位置Ｔ0 を回転ドラムの表面に設定しておいても、
光硬化型接着剤１０３に光を照射してこれを硬化させる
過程で、該光の一部分を黒色等に着色されたレーザホル
ダ１１１の鏡筒部分１１１ａが吸収して熱膨張を起こ
し、半導体レーザ１０１の発光点からコリメータレンズ
１０２に到る光路の長さが伸びる結果となり、レーザ光
Ｌ0 は回転ドラムより手前の結像位置Ｔe に結像する。
ーザホルダ１１１の鏡筒部分１１１ａにレンズホルダ１
２１を接着する前のピント調整によってレーザ光Ｌ0 の
結像位置Ｔ0 を回転ドラムの表面に設定しておいても、
光硬化型接着剤１０３に光を照射してこれを硬化させる
過程で、該光の一部分を黒色等に着色されたレーザホル
ダ１１１の鏡筒部分１１１ａが吸収して熱膨張を起こ
し、半導体レーザ１０１の発光点からコリメータレンズ
１０２に到る光路の長さが伸びる結果となり、レーザ光
Ｌ0 は回転ドラムより手前の結像位置Ｔe に結像する。
【０００７】このようにレーザホルダ１１１の鏡筒部分
１１１ａが伸びたままで光硬化型接着剤１０３が硬化す
るため、ピントずれを避けることができない。
１１１ａが伸びたままで光硬化型接着剤１０３が硬化す
るため、ピントずれを避けることができない。
【０００８】本発明は上記従来の技術の有する未解決の
課題に鑑みてなされたものであり、光源ユニットの光硬
化型接着剤を硬化させるための光によってピントずれを
発生するおそれのない安価でしかも高性能な光偏向走査
装置を提供することを目的とするものである。
課題に鑑みてなされたものであり、光源ユニットの光硬
化型接着剤を硬化させるための光によってピントずれを
発生するおそれのない安価でしかも高性能な光偏向走査
装置を提供することを目的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の光偏向走査装置は、光源と一体である鏡
筒を光硬化型接着剤によってコリメータレンズのレンズ
ホルダに接着した光源ユニットと、該光源ユニットの前
記光源から発生されたレーザ光を偏向走査する走査手段
を有し、前記光源ユニットの前記鏡筒の表面に前記光を
反射する反射手段が設けられていることを特徴とする。
めに、本発明の光偏向走査装置は、光源と一体である鏡
筒を光硬化型接着剤によってコリメータレンズのレンズ
ホルダに接着した光源ユニットと、該光源ユニットの前
記光源から発生されたレーザ光を偏向走査する走査手段
を有し、前記光源ユニットの前記鏡筒の表面に前記光を
反射する反射手段が設けられていることを特徴とする。
【００１０】反射手段が、鏡筒の表面に塗布された白色
塗料であるとよい。
塗料であるとよい。
【００１１】反射手段が、鏡筒の表面に施された金属メ
ッキであってもよい。
ッキであってもよい。
【００１２】反射手段が、鏡筒を２色成形することによ
って形成された反射層であってもよい。
って形成された反射層であってもよい。
【００１３】
【作用】半導体レーザ等の光源と一体的に結合された鏡
筒をコリメータレンズのレンズホルダに嵌合させてその
嵌合部に光硬化型接着剤を注入し、レンズホルダの外側
から光を照射して光硬化型接着剤を硬化させる。
筒をコリメータレンズのレンズホルダに嵌合させてその
嵌合部に光硬化型接着剤を注入し、レンズホルダの外側
から光を照射して光硬化型接着剤を硬化させる。
【００１４】鏡筒は、黒色等に着色された樹脂材料等で
作られており、光硬化型接着剤を硬化させる光を吸収し
て熱膨張を起こし、このためにピントずれを発生する。
そこで、鏡筒の表面に白色塗料を塗布したり、金属メッ
キ等を施して、これによって前記光を反射し、鏡筒が熱
膨張を起こすのを防ぐ。
作られており、光硬化型接着剤を硬化させる光を吸収し
て熱膨張を起こし、このためにピントずれを発生する。
そこで、鏡筒の表面に白色塗料を塗布したり、金属メッ
キ等を施して、これによって前記光を反射し、鏡筒が熱
膨張を起こすのを防ぐ。
【００１５】光硬化型接着剤を用いて光源とコリメータ
レンズをユニット化する工程は、作業が簡単で光偏向走
査装置の組立を簡略化して製造コストを低減するうえで
大きな効果がある。この工程で発生しやすいピントずれ
を防ぐことで、安価でしかも、ピントずれによる画質劣
化等のトラブルのない極めて高性能な光偏向走査装置を
実現できる。
レンズをユニット化する工程は、作業が簡単で光偏向走
査装置の組立を簡略化して製造コストを低減するうえで
大きな効果がある。この工程で発生しやすいピントずれ
を防ぐことで、安価でしかも、ピントずれによる画質劣
化等のトラブルのない極めて高性能な光偏向走査装置を
実現できる。
【００１６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【００１７】図１は一実施例による光偏向走査装置の光
源ユニットＳ1 のみを示すもので、これは、レーザホル
ダ１１の中央の開口に圧入された光源である半導体レー
ザ１と、透明な樹脂によってレンズホルダ２１と一体成
形されたコリメータレンズ２からなり、半導体レーザ１
から発生されたレーザ光Ｌ1 はコリメータレンズ２によ
って平行化され、図示しないシリンドリカルレンズによ
って走査手段である回転多面鏡の鏡面に線状に集光され
る。回転多面鏡はその回転によってレーザ光Ｌ1 を偏向
走査し、回転ドラム上の感光体に結像させる。
源ユニットＳ1 のみを示すもので、これは、レーザホル
ダ１１の中央の開口に圧入された光源である半導体レー
ザ１と、透明な樹脂によってレンズホルダ２１と一体成
形されたコリメータレンズ２からなり、半導体レーザ１
から発生されたレーザ光Ｌ1 はコリメータレンズ２によ
って平行化され、図示しないシリンドリカルレンズによ
って走査手段である回転多面鏡の鏡面に線状に集光され
る。回転多面鏡はその回転によってレーザ光Ｌ1 を偏向
走査し、回転ドラム上の感光体に結像させる。
【００１８】レーザホルダ１１は黒色等に着色された樹
脂材料で製作され、レーザ駆動回路を搭載した回路基板
にビス止めされる。また、レーザホルダ１１は、レーザ
光Ｌ1 の光路を囲む鏡筒である鏡筒部分１１ａを有す
る。レンズホルダ２１は、レーザホルダ１１の鏡筒部分
１１ａの先端部に嵌合する筒状部分２１ａを有し、両者
の間に注入された光硬化型接着剤３を光照射機１３から
照射される光によって硬化させることで、レンズホルダ
２１とレーザホルダ１１を接着する。
脂材料で製作され、レーザ駆動回路を搭載した回路基板
にビス止めされる。また、レーザホルダ１１は、レーザ
光Ｌ1 の光路を囲む鏡筒である鏡筒部分１１ａを有す
る。レンズホルダ２１は、レーザホルダ１１の鏡筒部分
１１ａの先端部に嵌合する筒状部分２１ａを有し、両者
の間に注入された光硬化型接着剤３を光照射機１３から
照射される光によって硬化させることで、レンズホルダ
２１とレーザホルダ１１を接着する。
【００１９】光源ユニットＳ1 の組み立てに際しては、
レーザホルダ１１の鏡筒部分１１ａにレンズホルダ２１
の筒状部分２１ａを嵌合させ、両者の間に光硬化型接着
剤３を注入し、レンズホルダ２１を光軸方向へ移動させ
てレーザ光Ｌ1 の結像位置Ｔ1 を調節するピント調整を
行ない、次いで、レンズホルダ２１の筒状部分２１ａの
外側から光照射機１３の光を照射して光硬化型接着剤３
を硬化させる。
レーザホルダ１１の鏡筒部分１１ａにレンズホルダ２１
の筒状部分２１ａを嵌合させ、両者の間に光硬化型接着
剤３を注入し、レンズホルダ２１を光軸方向へ移動させ
てレーザ光Ｌ1 の結像位置Ｔ1 を調節するピント調整を
行ない、次いで、レンズホルダ２１の筒状部分２１ａの
外側から光照射機１３の光を照射して光硬化型接着剤３
を硬化させる。
【００２０】ところが、レーザホルダ１１は前述のよう
に着色された樹脂材料によって作られているため、光照
射機１３の光を照射して光硬化型接着剤３を硬化させる
工程において、レーザホルダ１１の鏡筒部分１１ａが光
照射機１３の光を吸収する。これによって鏡筒部分１１
ａが熱膨張を起こすと、半導体レーザ１の発光点からレ
ーザ光Ｌ1 の結像位置Ｔ1 までの距離ｆが変化して、い
わゆるピントずれが発生する。
に着色された樹脂材料によって作られているため、光照
射機１３の光を照射して光硬化型接着剤３を硬化させる
工程において、レーザホルダ１１の鏡筒部分１１ａが光
照射機１３の光を吸収する。これによって鏡筒部分１１
ａが熱膨張を起こすと、半導体レーザ１の発光点からレ
ーザ光Ｌ1 の結像位置Ｔ1 までの距離ｆが変化して、い
わゆるピントずれが発生する。
【００２１】例えば、光硬化型接着剤３が紫外線硬化型
接着剤であれば、光照射機１３として紫外線照射機を用
いるが、これによって発生される紫外線には、可視光や
赤外光等の波長の長い光が混じっており、黒色等に着色
されたレーザホルダ１１を著しく昇温させ、このために
レーザ光Ｌ1 の結像位置Ｔ1 は大幅に変化する。
接着剤であれば、光照射機１３として紫外線照射機を用
いるが、これによって発生される紫外線には、可視光や
赤外光等の波長の長い光が混じっており、黒色等に着色
されたレーザホルダ１１を著しく昇温させ、このために
レーザ光Ｌ1 の結像位置Ｔ1 は大幅に変化する。
【００２２】そこで、レーザホルダ１１の鏡筒部分１１
ａの表面に反射手段である白色塗料１２を塗布し、光照
射機１３の光を鏡筒部分１１ａの表面で反射する反射層
を設ける。白色塗料１２は、前述のような紫外線照射機
の紫外線に含まれる可視光や赤外光等をほとんどすべて
反射するため、このような光の成分がレーザホルダ１１
の鏡筒部分１１ａに吸収されるのを効果的に回避でき
る。
ａの表面に反射手段である白色塗料１２を塗布し、光照
射機１３の光を鏡筒部分１１ａの表面で反射する反射層
を設ける。白色塗料１２は、前述のような紫外線照射機
の紫外線に含まれる可視光や赤外光等をほとんどすべて
反射するため、このような光の成分がレーザホルダ１１
の鏡筒部分１１ａに吸収されるのを効果的に回避でき
る。
【００２３】本実施例は、紫外線等の光によって光硬化
型接着剤を硬化させてレーザホルダとレンズホルダをユ
ニット化する工程で、レーザホルダの鏡筒部分の熱膨張
のためにピントずれを発生するトラブルを防ぎ、高性能
であり、しかも組み立てが簡単で従って安価な光偏向走
査装置を実現することができる。
型接着剤を硬化させてレーザホルダとレンズホルダをユ
ニット化する工程で、レーザホルダの鏡筒部分の熱膨張
のためにピントずれを発生するトラブルを防ぎ、高性能
であり、しかも組み立てが簡単で従って安価な光偏向走
査装置を実現することができる。
【００２４】レーザホルダ１１の鏡筒部分１１ａの外表
面に白色塗料１２を塗布する替わりに、図２に示すよう
に、レーザホルダ１１全体の外表面に反射手段である金
属メッキ２２を施してもよい。金属メッキ２２は、レー
ザホルダ１１の鏡筒部分１１ａの表面で光照射機１３の
光を反射して鏡筒部分１１ａの昇温を防ぐ役目をすると
ともに、樹脂製のレーザホルダ１１に導電性を与えてそ
の帯電を防止する機能を有する。これによって、レーザ
ホルダ１１の静電破壊を回避できるという利点が付加さ
れる。あるいは、図３に示すように、公知の２色成形に
よってレーザホルダ１１の鏡筒部分１１ａの表面に反射
手段である白色の反射層３２を設けてもよい。レーザホ
ルダ１１を樹脂成形する工程でレーザホルダ１１の鏡筒
部分１１ａを２色成形するだけですむため、白色塗料を
塗布する場合や金属メッキを行なう場合のように、乾燥
や溶液に浸す等の複雑な工程が不必要であり、光偏向走
査装置の製造コストを大幅に削減できるという利点が付
加される。
面に白色塗料１２を塗布する替わりに、図２に示すよう
に、レーザホルダ１１全体の外表面に反射手段である金
属メッキ２２を施してもよい。金属メッキ２２は、レー
ザホルダ１１の鏡筒部分１１ａの表面で光照射機１３の
光を反射して鏡筒部分１１ａの昇温を防ぐ役目をすると
ともに、樹脂製のレーザホルダ１１に導電性を与えてそ
の帯電を防止する機能を有する。これによって、レーザ
ホルダ１１の静電破壊を回避できるという利点が付加さ
れる。あるいは、図３に示すように、公知の２色成形に
よってレーザホルダ１１の鏡筒部分１１ａの表面に反射
手段である白色の反射層３２を設けてもよい。レーザホ
ルダ１１を樹脂成形する工程でレーザホルダ１１の鏡筒
部分１１ａを２色成形するだけですむため、白色塗料を
塗布する場合や金属メッキを行なう場合のように、乾燥
や溶液に浸す等の複雑な工程が不必要であり、光偏向走
査装置の製造コストを大幅に削減できるという利点が付
加される。
【００２５】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
で、以下に記載するような効果を奏する。
【００２６】光源ユニットの光硬化型接着剤を硬化させ
る工程でピントずれが発生するのを回避して、ピントず
れによる画質劣化等のトラブルのない極めて高性能でし
かも安価な光偏向走査装置を実現できる。このような光
偏向走査装置を用いることで、レーザビームプリンタや
レーザファクシミリ等の低価格化と高性能化に大きく貢
献できる。
る工程でピントずれが発生するのを回避して、ピントず
れによる画質劣化等のトラブルのない極めて高性能でし
かも安価な光偏向走査装置を実現できる。このような光
偏向走査装置を用いることで、レーザビームプリンタや
レーザファクシミリ等の低価格化と高性能化に大きく貢
献できる。
【図１】一実施例による光偏向走査装置の光源ユニット
を示す模式断面図である。
を示す模式断面図である。
【図２】第１の変形例を示す模式断面図である。
【図３】第２の変形例を示す模式断面図である。
【図４】一従来例による光偏向走査装置の光源ユニット
を示す模式断面図である。
を示す模式断面図である。
【図５】図４の装置において光によって鏡筒部分が熱膨
張を起こすトラブルを説明する図である。
張を起こすトラブルを説明する図である。
【図６】光偏向走査装置全体を示す模式斜視図である。
１ 半導体レーザ ２ コリメータレンズ ３ 光硬化型接着剤 １１ レーザホルダ １２ 白色塗料 ２１ レンズホルダ ２２ 金属メッキ ３２ 反射層
Claims (4)
- 【請求項１】 光源と一体である鏡筒を光硬化型接着剤
によってコリメータレンズのレンズホルダに接着した光
源ユニットと、該光源ユニットの前記光源から発生され
たレーザ光を偏向走査する走査手段を有し、前記光源ユ
ニットの前記鏡筒の表面に前記光を反射する反射手段が
設けられていることを特徴とする光偏向走査装置。 - 【請求項２】 反射手段が、鏡筒の表面に塗布された白
色塗料であることを特徴とする請求項１記載の光偏向走
査装置。 - 【請求項３】 反射手段が、鏡筒の表面に施された金属
メッキであることを特徴とする請求項１記載の光偏向走
査装置。 - 【請求項４】 反射手段が、鏡筒を２色成形することに
よって形成された反射層であることを特徴とする請求項
１記載の光偏向走査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26666996A JPH1090622A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 光偏向走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26666996A JPH1090622A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 光偏向走査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1090622A true JPH1090622A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17434054
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26666996A Pending JPH1090622A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 光偏向走査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1090622A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000062285A3 (de) * | 1999-04-13 | 2001-05-31 | Infineon Technologies Ag | Lasereinrichtung zur emission und kollimation eines laserstrahls |
| JP2008107627A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Nidec Sankyo Corp | レンズ駆動装置 |
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