JPH1089860A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JPH1089860A JPH1089860A JP26524396A JP26524396A JPH1089860A JP H1089860 A JPH1089860 A JP H1089860A JP 26524396 A JP26524396 A JP 26524396A JP 26524396 A JP26524396 A JP 26524396A JP H1089860 A JPH1089860 A JP H1089860A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- cooling fluid
- heat exchange
- heat
- ejectors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ない冷却流体で確実に蒸気を凝縮すること
のできる熱交換器を得ること。 【解決手段】 熱交換容器１の内部に複数のエゼクタ
４，５を取り付ける。エゼクタ４，５のノズル部８，９
を冷却流体供給管３と接続する。エゼクタ４，５をノズ
ル部８，９と、吸引部の吸引口１０，１１，１２，１３
と、ディフュ―ザ１４，１５で形成する。エゼクタ４，
５に供給された冷却流体は、熱交換容器１内の蒸気の一
部を吸引しながら容器１内へ供給されて、内部の蒸気を
熱交換して凝縮させる。
のできる熱交換器を得ること。 【解決手段】 熱交換容器１の内部に複数のエゼクタ
４，５を取り付ける。エゼクタ４，５のノズル部８，９
を冷却流体供給管３と接続する。エゼクタ４，５をノズ
ル部８，９と、吸引部の吸引口１０，１１，１２，１３
と、ディフュ―ザ１４，１５で形成する。エゼクタ４，
５に供給された冷却流体は、熱交換容器１内の蒸気の一
部を吸引しながら容器１内へ供給されて、内部の蒸気を
熱交換して凝縮させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種蒸気使用装置
で使用されて残った蒸気や、高温ドレンから発生した再
蒸発蒸気などを、水などの冷却流体で熱交換して凝縮さ
せることにより、モヤモヤと立ち込める蒸気を無くした
り、あるいは、熱交換した冷却流体を別途使用して蒸気
の保有熱を有効利用するものに関する。
で使用されて残った蒸気や、高温ドレンから発生した再
蒸発蒸気などを、水などの冷却流体で熱交換して凝縮さ
せることにより、モヤモヤと立ち込める蒸気を無くした
り、あるいは、熱交換した冷却流体を別途使用して蒸気
の保有熱を有効利用するものに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の熱交換器としては、例え
ば特開昭６０−１２０１８６号公報に示されたものがあ
る。これは、蒸気供給口を有する熱回収室に冷却管を内
設し、この熱回収室に大気開放部を連通して、大気開放
部と熱回収室の下部に凝縮液を貯溜させることにより、
熱回収室内へ不凝縮気体が流入することを防止して効率
良く熱交換することができるものである。
ば特開昭６０−１２０１８６号公報に示されたものがあ
る。これは、蒸気供給口を有する熱回収室に冷却管を内
設し、この熱回収室に大気開放部を連通して、大気開放
部と熱回収室の下部に凝縮液を貯溜させることにより、
熱回収室内へ不凝縮気体が流入することを防止して効率
良く熱交換することができるものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の熱交換器で
は、蒸気を完全に凝縮させるには大量の冷却水を必要と
する問題があった。すなわち、供給された蒸気は熱回収
室で冷却管と熱交換するだけであるために、蒸気のモヤ
モヤと立ち込める状態を無くしたい場合のように多量の
蒸気を完全に凝縮しなければならない場合には大量の冷
却水を要してしまうのである。
は、蒸気を完全に凝縮させるには大量の冷却水を必要と
する問題があった。すなわち、供給された蒸気は熱回収
室で冷却管と熱交換するだけであるために、蒸気のモヤ
モヤと立ち込める状態を無くしたい場合のように多量の
蒸気を完全に凝縮しなければならない場合には大量の冷
却水を要してしまうのである。
【０００４】従って本発明の技術的課題は、大量の冷却
流体を要することなく、蒸気を確実に凝縮することので
きる熱交換器を得ることである。
流体を要することなく、蒸気を確実に凝縮することので
きる熱交換器を得ることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた手段は、熱交換容器に蒸気と冷却流体を供給
して、蒸気を冷却流体で熱交換することにより当該蒸気
を凝縮させるものにおいて、冷却流体供給管にエゼクタ
のノズル部を接続し、当該エゼクタの吸引部とディフュ
―ザ部を熱交換容器内に配置したものである。
めに講じた手段は、熱交換容器に蒸気と冷却流体を供給
して、蒸気を冷却流体で熱交換することにより当該蒸気
を凝縮させるものにおいて、冷却流体供給管にエゼクタ
のノズル部を接続し、当該エゼクタの吸引部とディフュ
―ザ部を熱交換容器内に配置したものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】エゼクタのノズル部に冷却流体を
供給することによりエゼクタの吸引部で吸引力を生じ
て、熱交換容器内に供給された蒸気の一部、または、熱
交換して蒸発した蒸気の一部を吸引し、吸引された蒸気
はエゼクタの吸引部とディフュ―ザ部で冷却流体と混合
されて熱交換容器内へ供給される。熱交換容器内へ供給
された一部蒸気を混合した冷却流体は、別途供給された
蒸気と直接に、あるいは、間接に熱交換して蒸気を凝縮
させる。従って、冷却管で熱交換されるだけの従来の熱
交換器と比較して、エゼクタで吸引される割合だけ蒸気
の凝縮が進み、より少ない冷却流体でもって蒸気を確実
に凝縮させることができる。
供給することによりエゼクタの吸引部で吸引力を生じ
て、熱交換容器内に供給された蒸気の一部、または、熱
交換して蒸発した蒸気の一部を吸引し、吸引された蒸気
はエゼクタの吸引部とディフュ―ザ部で冷却流体と混合
されて熱交換容器内へ供給される。熱交換容器内へ供給
された一部蒸気を混合した冷却流体は、別途供給された
蒸気と直接に、あるいは、間接に熱交換して蒸気を凝縮
させる。従って、冷却管で熱交換されるだけの従来の熱
交換器と比較して、エゼクタで吸引される割合だけ蒸気
の凝縮が進み、より少ない冷却流体でもって蒸気を確実
に凝縮させることができる。
【０００７】
【実施例】図１において、熱交換容器１と、凝縮させる
べく蒸気を供給する蒸気供給管２と、冷却流体供給管３
と、冷却流体供給管３に接続し熱交換容器１内に配置し
たエゼクタ４，５とで熱交換器を構成する。
べく蒸気を供給する蒸気供給管２と、冷却流体供給管３
と、冷却流体供給管３に接続し熱交換容器１内に配置し
たエゼクタ４，５とで熱交換器を構成する。
【０００８】冷却流体供給管３は図示しない冷却水等の
冷却流体源と接続すると共に、バルブ６，７を介してエ
ゼクタ４，５のノズル部８，９と接続する。ノズル部
８，９の内部には絞り部を内蔵すると共に、吸引部の吸
引口１０，１１，１２，１３を設ける。ノズル部８，９
の下方にディフュ―ザ部１４，１５を設け、更にその下
方に冷却流体を分散する分散板１６，１７を取り付け
る。ノズル部８，９と吸引部の吸引口１０，１１，１
２，１３とディフュ―ザ部１４，１５でそれぞれのエゼ
クタ４，５を形成する。
冷却流体源と接続すると共に、バルブ６，７を介してエ
ゼクタ４，５のノズル部８，９と接続する。ノズル部
８，９の内部には絞り部を内蔵すると共に、吸引部の吸
引口１０，１１，１２，１３を設ける。ノズル部８，９
の下方にディフュ―ザ部１４，１５を設け、更にその下
方に冷却流体を分散する分散板１６，１７を取り付け
る。ノズル部８，９と吸引部の吸引口１０，１１，１
２，１３とディフュ―ザ部１４，１５でそれぞれのエゼ
クタ４，５を形成する。
【０００９】熱交換容器１の上部には、バルブ１８を介
して大気開放管１９を取り付ける。バルブ１８を開弁す
ることにより熱交換容器１内を大気と連通し、閉弁する
ことにより遮断することができるものである。また、バ
ルブ２０を介してガス抜き弁２１を取り付ける。ガス抜
き弁２１は、空気等の不凝縮ガスを自動的に外部へ排除
するもので、図示はしていないがバイメタルやサ―モワ
ックス等の感熱素子を用い、雰囲気温度が所定温度以
下、例えば８０度Ｃ以下、になると開弁してガスを排除
し、所定温度以上になると閉弁して蒸気の外部への漏洩
を防止するものである。
して大気開放管１９を取り付ける。バルブ１８を開弁す
ることにより熱交換容器１内を大気と連通し、閉弁する
ことにより遮断することができるものである。また、バ
ルブ２０を介してガス抜き弁２１を取り付ける。ガス抜
き弁２１は、空気等の不凝縮ガスを自動的に外部へ排除
するもので、図示はしていないがバイメタルやサ―モワ
ックス等の感熱素子を用い、雰囲気温度が所定温度以
下、例えば８０度Ｃ以下、になると開弁してガスを排除
し、所定温度以上になると閉弁して蒸気の外部への漏洩
を防止するものである。
【００１０】蒸気供給管２は図示しない蒸気使用装置の
出口側や再蒸発タンク等と接続して凝縮すべく蒸気を熱
交換容器１内へ供給する。熱交換容器１の下端には凝縮
した蒸気と冷却水を所定箇所へ供給するための管２２を
接続する。
出口側や再蒸発タンク等と接続して凝縮すべく蒸気を熱
交換容器１内へ供給する。熱交換容器１の下端には凝縮
した蒸気と冷却水を所定箇所へ供給するための管２２を
接続する。
【００１１】冷却水供給管３から供給される冷却流体
は、エゼクタ４，５のノズル部８，９で絞られて流速を
増し吸引力を発生して吸引部の吸引口１０，１１，１
２，１３から蒸気の一部を吸引して混合し熱交換容器１
内へ供給される。この場合、冷却流体は分散板１６，１
７により熱交換容器１内全体に行き渡るように供給され
る。供給された冷却流体は、熱交換容器１内に充満して
いる蒸気と熱交換して、蒸気を凝縮させて下端の管２２
から所定箇所へ至る。
は、エゼクタ４，５のノズル部８，９で絞られて流速を
増し吸引力を発生して吸引部の吸引口１０，１１，１
２，１３から蒸気の一部を吸引して混合し熱交換容器１
内へ供給される。この場合、冷却流体は分散板１６，１
７により熱交換容器１内全体に行き渡るように供給され
る。供給された冷却流体は、熱交換容器１内に充満して
いる蒸気と熱交換して、蒸気を凝縮させて下端の管２２
から所定箇所へ至る。
【００１２】熱交換容器１内の蒸気の一部がエゼクタ
４，５に吸引され混合されることにより、蒸気の凝縮を
加速することができると共に、熱交換容器１内の蒸気の
対流を促進して更に効率良く蒸気を凝縮させることがで
きる。
４，５に吸引され混合されることにより、蒸気の凝縮を
加速することができると共に、熱交換容器１内の蒸気の
対流を促進して更に効率良く蒸気を凝縮させることがで
きる。
【００１３】本実施例においては、熱交換容器１内に蒸
気を直接供給して冷却流体と熱交換する直接式の熱交換
器の例を示したが、蒸気を銅管等のパイプの内部に流下
させて銅管外表面を冷却流体で熱交換する間接式の熱交
換器に用いることもできるものである。
気を直接供給して冷却流体と熱交換する直接式の熱交換
器の例を示したが、蒸気を銅管等のパイプの内部に流下
させて銅管外表面を冷却流体で熱交換する間接式の熱交
換器に用いることもできるものである。
【００１４】また本実施例においては、熱交換容器１内
に２台のエゼクタ４，５を配置した例を示したが、熱交
換容器１の大きさや蒸気の供給量に応じてエゼクタの数
は１台でもあるいは２台以上でも適宜配置することがで
きる。
に２台のエゼクタ４，５を配置した例を示したが、熱交
換容器１の大きさや蒸気の供給量に応じてエゼクタの数
は１台でもあるいは２台以上でも適宜配置することがで
きる。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、エゼクタのノズル部を
冷却流体供給管と接続し、エゼクタの吸引部とディフュ
―ザ部を熱交換容器内に配置したことにより、エゼクタ
の吸引部で一部の蒸気を吸引して蒸気の凝縮を速めるこ
とができ、より少ない冷却流体でもって蒸気を確実に凝
縮させることができる。
冷却流体供給管と接続し、エゼクタの吸引部とディフュ
―ザ部を熱交換容器内に配置したことにより、エゼクタ
の吸引部で一部の蒸気を吸引して蒸気の凝縮を速めるこ
とができ、より少ない冷却流体でもって蒸気を確実に凝
縮させることができる。
【００１６】また、エゼクタの吸引部に蒸気が吸引され
ることにより、熱交換容器内での蒸気の対流が促進さ
れ、冷却流体との熱交換効率が向上して更に確実に蒸気
を凝縮させることができる。
ることにより、熱交換容器内での蒸気の対流が促進さ
れ、冷却流体との熱交換効率が向上して更に確実に蒸気
を凝縮させることができる。
【図１】本発明の熱交換器の実施例を示す構成図であ
る。
る。
１ 熱交換容器 ２ 蒸気供給管 ３ 冷却流体供給管 ４，５ エゼクタ ８，９ ノズル部 １４，１５ ディフュ―ザ １６，１７ 分散板 ２１ ガス抜き弁
Claims (1)
- 【請求項１】 熱交換容器に蒸気と冷却流体を供給し
て、蒸気を冷却流体で熱交換することにより当該蒸気を
凝縮させるものにおいて、冷却流体供給管にエゼクタの
ノズル部を接続し、当該エゼクタの吸引部とディフュ―
ザ部を熱交換容器内に配置したことを特徴とする熱交換
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26524396A JPH1089860A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26524396A JPH1089860A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1089860A true JPH1089860A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17414525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26524396A Pending JPH1089860A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1089860A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002370237A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-24 | Tlv Co Ltd | 蒸気加硫装置 |
| JP2002370236A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-24 | Tlv Co Ltd | 蒸気加硫装置 |
| JP2003053738A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Tlv Co Ltd | 蒸気加硫装置 |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP26524396A patent/JPH1089860A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002370237A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-24 | Tlv Co Ltd | 蒸気加硫装置 |
| JP2002370236A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-24 | Tlv Co Ltd | 蒸気加硫装置 |
| JP4597426B2 (ja) * | 2001-06-15 | 2010-12-15 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気加硫装置 |
| JP4597425B2 (ja) * | 2001-06-15 | 2010-12-15 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気加硫装置 |
| JP2003053738A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Tlv Co Ltd | 蒸気加硫装置 |
| JP4624606B2 (ja) * | 2001-08-10 | 2011-02-02 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気加硫装置 |
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