JPH1089631A - 元混合型表面燃焼バーナ - Google Patents
元混合型表面燃焼バーナInfo
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- JPH1089631A JPH1089631A JP24211196A JP24211196A JPH1089631A JP H1089631 A JPH1089631 A JP H1089631A JP 24211196 A JP24211196 A JP 24211196A JP 24211196 A JP24211196 A JP 24211196A JP H1089631 A JPH1089631 A JP H1089631A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃焼能力を大きくした大きなバーナの場合で
も均一な混合ガスを得ることができ、燃焼ガスの流れを
均一にして均一な火炎を得ることができるので低ＮＯｘ
化、低騒音化、燃焼装置の小型化などを達成できる元混
合型表面燃焼バーナを提供する。 【解決手段】 バーナ表面に多数の混合ガス噴出孔を備
え、この噴出孔から燃料ガスと燃焼用空気の混合ガスを
噴出させて噴出側に多数の微小火炎を形成して燃焼させ
るようにした一枚の表面燃焼プレートを備えた元混合型
表面燃焼バーナにおいて、前記表面燃焼プレートに対す
る混合ガスの供給側に燃料ガスと燃焼用空気を混合する
ために複数の隔壁で区画された複数の混合器を設ける。
も均一な混合ガスを得ることができ、燃焼ガスの流れを
均一にして均一な火炎を得ることができるので低ＮＯｘ
化、低騒音化、燃焼装置の小型化などを達成できる元混
合型表面燃焼バーナを提供する。 【解決手段】 バーナ表面に多数の混合ガス噴出孔を備
え、この噴出孔から燃料ガスと燃焼用空気の混合ガスを
噴出させて噴出側に多数の微小火炎を形成して燃焼させ
るようにした一枚の表面燃焼プレートを備えた元混合型
表面燃焼バーナにおいて、前記表面燃焼プレートに対す
る混合ガスの供給側に燃料ガスと燃焼用空気を混合する
ために複数の隔壁で区画された複数の混合器を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、元混合型表面燃焼
バーナに関するものであり、さらに詳しくは吸収式冷温
水機用燃焼装置、吸収式冷凍機、蒸気ボイラー、温水ボ
イラー、加熱調理器、暖房器、その他各種装置に適用で
きる燃焼能力を大きくした大きな元混合型表面燃焼バー
ナに関するものである。
バーナに関するものであり、さらに詳しくは吸収式冷温
水機用燃焼装置、吸収式冷凍機、蒸気ボイラー、温水ボ
イラー、加熱調理器、暖房器、その他各種装置に適用で
きる燃焼能力を大きくした大きな元混合型表面燃焼バー
ナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、バーナ表面に多数の混合ガス噴出
孔を備え、この噴出孔から燃料ガスと燃焼用空気を混合
した混合ガスを噴出させて噴出側に多数の微小火炎を形
成して燃焼させるようにした一枚の表面燃焼プレートを
備えた元混合型表面燃焼バーナは、混合ガスをよく透過
することができ、逆火しにくい構造をもっているので一
般に使われているが、燃料ガスと燃焼用空気を混合する
ための混合器を１つ設けた構造を有するため、燃焼能力
を大きくした大きなバーナの場合は表面燃焼プレートの
面積が大きくなり、均一な混合ガスを得ることがむずか
しい。均一な混合ガスを得ようとすれば、混合器を大き
くかつ複雑な構造とする必要がある。また、送風機を大
きくする、燃料ガスのガス圧力を高くするなどの方法が
あるが、送風機を大きくすれば静圧が高くなり、燃料ガ
スのガス圧力を高くすると低圧で供給される燃料ガスを
使用できなくなる欠点がある。
孔を備え、この噴出孔から燃料ガスと燃焼用空気を混合
した混合ガスを噴出させて噴出側に多数の微小火炎を形
成して燃焼させるようにした一枚の表面燃焼プレートを
備えた元混合型表面燃焼バーナは、混合ガスをよく透過
することができ、逆火しにくい構造をもっているので一
般に使われているが、燃料ガスと燃焼用空気を混合する
ための混合器を１つ設けた構造を有するため、燃焼能力
を大きくした大きなバーナの場合は表面燃焼プレートの
面積が大きくなり、均一な混合ガスを得ることがむずか
しい。均一な混合ガスを得ようとすれば、混合器を大き
くかつ複雑な構造とする必要がある。また、送風機を大
きくする、燃料ガスのガス圧力を高くするなどの方法が
あるが、送風機を大きくすれば静圧が高くなり、燃料ガ
スのガス圧力を高くすると低圧で供給される燃料ガスを
使用できなくなる欠点がある。
【０００３】バーナ表面に生じる多数の火炎を所望面域
毎に区画して燃焼火炎の保炎を計る提案があるが（特開
平３−２１３９０４号公報）、燃焼能力を大きくした大
きな元混合表面燃焼バーナの場合の上記問題を解決する
ことは困難であった。
毎に区画して燃焼火炎の保炎を計る提案があるが（特開
平３−２１３９０４号公報）、燃焼能力を大きくした大
きな元混合表面燃焼バーナの場合の上記問題を解決する
ことは困難であった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題を解決し、燃焼能力を大きくした大きなバーナの
場合でも均一な混合ガスを得ることができ、燃焼ガスの
流れを均一にして均一な火炎を得ることができるので低
ＮＯｘ化、低騒音化、燃焼装置の小型化などを達成でき
る元混合型表面燃焼バーナを提供することである。
の問題を解決し、燃焼能力を大きくした大きなバーナの
場合でも均一な混合ガスを得ることができ、燃焼ガスの
流れを均一にして均一な火炎を得ることができるので低
ＮＯｘ化、低騒音化、燃焼装置の小型化などを達成でき
る元混合型表面燃焼バーナを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の課題に
鑑み鋭意研究した結果、表面燃焼プレートに対する混合
ガスの供給側に燃料ガスと燃焼用空気を混合するために
複数の混合器を設けること、あるいはさらに、それぞれ
の混合器内の混合ガス中の燃料ガス濃度を変えて、表面
燃焼プレート上で濃淡燃焼を行うことなどにより上記の
課題を解決できることを見出し本発明を成すに至った。
鑑み鋭意研究した結果、表面燃焼プレートに対する混合
ガスの供給側に燃料ガスと燃焼用空気を混合するために
複数の混合器を設けること、あるいはさらに、それぞれ
の混合器内の混合ガス中の燃料ガス濃度を変えて、表面
燃焼プレート上で濃淡燃焼を行うことなどにより上記の
課題を解決できることを見出し本発明を成すに至った。
【０００６】すなわち本発明の請求項１の発明は、バー
ナ表面に多数の混合ガス噴出孔を備え、この噴出孔から
燃料ガスと燃焼用空気の混合ガスを噴出させて噴出側に
多数の微小火炎を形成して燃焼させるようにした一枚の
表面燃焼プレートを備えた元混合型表面燃焼バーナにお
いて、前記表面燃焼プレートに対する混合ガスの供給側
に燃料ガスと燃焼用空気を混合するために複数の隔壁で
区画された複数の混合器を設けたことを特徴とする元混
合型表面燃焼バーナである。
ナ表面に多数の混合ガス噴出孔を備え、この噴出孔から
燃料ガスと燃焼用空気の混合ガスを噴出させて噴出側に
多数の微小火炎を形成して燃焼させるようにした一枚の
表面燃焼プレートを備えた元混合型表面燃焼バーナにお
いて、前記表面燃焼プレートに対する混合ガスの供給側
に燃料ガスと燃焼用空気を混合するために複数の隔壁で
区画された複数の混合器を設けたことを特徴とする元混
合型表面燃焼バーナである。
【０００７】本発明の請求項２の発明は、請求項１記載
の元混合型表面燃焼バーナにおいて、前記表面燃焼プレ
ートと前記隔壁との間に混合ガスの通路を設け、隣合う
混合器内の混合ガスがこの通路を通って前記表面燃焼プ
レート近傍において連通する構造としたことを特徴とす
る。
の元混合型表面燃焼バーナにおいて、前記表面燃焼プレ
ートと前記隔壁との間に混合ガスの通路を設け、隣合う
混合器内の混合ガスがこの通路を通って前記表面燃焼プ
レート近傍において連通する構造としたことを特徴とす
る。
【０００８】本発明の請求項３の発明は、バーナ表面に
多数の混合ガス噴出孔を備え、この噴出孔から燃料ガス
と燃焼用空気の混合ガスを噴出させて噴出側に多数の微
小火炎を形成して燃焼させるようにした一枚の表面燃焼
プレートを備えた元混合型表面燃焼バーナにおいて、前
記表面燃焼プレートに対する混合ガスの供給側に燃料ガ
スと燃焼用空気を混合するために複数の隔壁で区画され
た複数の混合器を設けるとともに、それぞれの混合器内
の混合ガス中の燃料ガス濃度を変えて、前記表面燃焼プ
レート上で濃淡燃焼を行うことを特徴とする元混合型表
面燃焼バーナである。
多数の混合ガス噴出孔を備え、この噴出孔から燃料ガス
と燃焼用空気の混合ガスを噴出させて噴出側に多数の微
小火炎を形成して燃焼させるようにした一枚の表面燃焼
プレートを備えた元混合型表面燃焼バーナにおいて、前
記表面燃焼プレートに対する混合ガスの供給側に燃料ガ
スと燃焼用空気を混合するために複数の隔壁で区画され
た複数の混合器を設けるとともに、それぞれの混合器内
の混合ガス中の燃料ガス濃度を変えて、前記表面燃焼プ
レート上で濃淡燃焼を行うことを特徴とする元混合型表
面燃焼バーナである。
【０００９】本発明の請求項４の発明は、請求項３記載
の元混合型表面燃焼バーナにおいて、混合ガス中の燃料
ガス濃度を前記表面燃焼プレート重力方向下部において
大きく、前記表面燃焼プレート重力方向上部において小
さくしたことを特徴とする。
の元混合型表面燃焼バーナにおいて、混合ガス中の燃料
ガス濃度を前記表面燃焼プレート重力方向下部において
大きく、前記表面燃焼プレート重力方向上部において小
さくしたことを特徴とする。
【００１０】本発明の請求項５の発明は、請求項３記載
の元混合型表面燃焼バーナにおいて、それぞれの混合器
内の混合ガス中の燃料ガス濃度を前記表面燃焼プレート
重力方向において濃、淡の順に交互に変化させたことを
特徴とする。
の元混合型表面燃焼バーナにおいて、それぞれの混合器
内の混合ガス中の燃料ガス濃度を前記表面燃焼プレート
重力方向において濃、淡の順に交互に変化させたことを
特徴とする。
【００１１】本発明の請求項６の発明は、請求項３ない
し請求項５記載の元混合型表面燃焼バーナにおいて、燃
料ガス配管中にオリフィスを設けることにより混合ガス
中の燃料ガス濃度を変えることを特徴とする。
し請求項５記載の元混合型表面燃焼バーナにおいて、燃
料ガス配管中にオリフィスを設けることにより混合ガス
中の燃料ガス濃度を変えることを特徴とする。
【００１２】本発明の請求項７の発明は、請求項３ない
し請求項６記載の元混合型表面燃焼バーナにおいて、燃
焼用空気配管中にオリフィスを設けることにより混合ガ
ス中の燃料ガス濃度を変えることを特徴とする。
し請求項６記載の元混合型表面燃焼バーナにおいて、燃
焼用空気配管中にオリフィスを設けることにより混合ガ
ス中の燃料ガス濃度を変えることを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１は、燃料ガスと燃焼用空気を
混合するための複数の混合器を設けた本発明の元混合型
表面燃焼バーナの一例を示す断面説明図である。
混合するための複数の混合器を設けた本発明の元混合型
表面燃焼バーナの一例を示す断面説明図である。
【００１４】図１において、本発明の元混合型表面燃焼
バーナ１Ａはバーナ表面に図示しない多数の混合ガス噴
出孔を備え、この噴出孔から燃料ガスと燃焼用空気の混
合ガスを噴出させて噴出側に多数の微小火炎Ｆを形成し
て燃焼させるようにした一枚の表面燃焼プレート１を備
えており、表面燃焼プレート１に対する混合ガスの供給
側に燃料ガスと燃焼用空気を混合するために複数の隔壁
２Ａ、２Ｂで区画された３個の混合器３Ａ、３Ｂ、３Ｃ
が設けられている。表面燃焼プレート１と隔壁２Ａの
間、および表面燃焼プレート１と隔壁２Ｂの間に混合ガ
スの通路４がそれぞれ設けられており、隣合う混合器内
の混合ガスがこの通路４を通って表面燃焼プレート１の
近傍において連通する構造となっている。５、６、７、
８は燃料ガスの配管であり、９、１０、１１、１２は燃
焼用空気の配管である。
バーナ１Ａはバーナ表面に図示しない多数の混合ガス噴
出孔を備え、この噴出孔から燃料ガスと燃焼用空気の混
合ガスを噴出させて噴出側に多数の微小火炎Ｆを形成し
て燃焼させるようにした一枚の表面燃焼プレート１を備
えており、表面燃焼プレート１に対する混合ガスの供給
側に燃料ガスと燃焼用空気を混合するために複数の隔壁
２Ａ、２Ｂで区画された３個の混合器３Ａ、３Ｂ、３Ｃ
が設けられている。表面燃焼プレート１と隔壁２Ａの
間、および表面燃焼プレート１と隔壁２Ｂの間に混合ガ
スの通路４がそれぞれ設けられており、隣合う混合器内
の混合ガスがこの通路４を通って表面燃焼プレート１の
近傍において連通する構造となっている。５、６、７、
８は燃料ガスの配管であり、９、１０、１１、１２は燃
焼用空気の配管である。
【００１５】上記の構成の元混合型表面燃焼バーナ１Ａ
において、混合器３Ａには必要量の燃料ガスが配管５か
ら配管６を経て導入され、必要量の燃焼用空気が配管９
から配管１０を経て導入され、混合器３Ａ中で両者はよ
く混合され表面燃焼プレート１の図示しない多数の混合
ガス噴出孔から噴出して噴出側に多数の微小火炎Ｆを形
成して燃焼が行われる。混合ガスの一部は通路４を経て
隣の混合器３Ｂに入ることができる。
において、混合器３Ａには必要量の燃料ガスが配管５か
ら配管６を経て導入され、必要量の燃焼用空気が配管９
から配管１０を経て導入され、混合器３Ａ中で両者はよ
く混合され表面燃焼プレート１の図示しない多数の混合
ガス噴出孔から噴出して噴出側に多数の微小火炎Ｆを形
成して燃焼が行われる。混合ガスの一部は通路４を経て
隣の混合器３Ｂに入ることができる。
【００１６】混合器３Ｂには必要量の燃料ガスが配管５
から配管７を経て導入され、必要量の燃焼用空気が配管
９から配管１１を経て導入され、混合器３Ｂ中で両者は
よく混合され表面燃焼プレート１の図示しない多数の混
合ガス噴出孔から噴出して噴出側に多数の微小火炎Ｆを
形成して燃焼が行われる。混合ガスの一部は通路４、４
を経て隣の混合器３Ａおよび混合器３Ｃに入ることがで
きる。
から配管７を経て導入され、必要量の燃焼用空気が配管
９から配管１１を経て導入され、混合器３Ｂ中で両者は
よく混合され表面燃焼プレート１の図示しない多数の混
合ガス噴出孔から噴出して噴出側に多数の微小火炎Ｆを
形成して燃焼が行われる。混合ガスの一部は通路４、４
を経て隣の混合器３Ａおよび混合器３Ｃに入ることがで
きる。
【００１７】混合器３Ｃには必要量の燃料ガスが配管５
から配管８を経て導入され、必要量の燃焼用空気が配管
９から配管１２を経て導入され、混合器３Ｃ中で両者は
よく混合され表面燃焼プレート１の図示しない多数の混
合ガス噴出孔から噴出して噴出側に多数の微小火炎Ｆを
形成して燃焼が行われる。混合ガスの一部は通路４を経
て隣の混合器３Ｂに入ることができる。
から配管８を経て導入され、必要量の燃焼用空気が配管
９から配管１２を経て導入され、混合器３Ｃ中で両者は
よく混合され表面燃焼プレート１の図示しない多数の混
合ガス噴出孔から噴出して噴出側に多数の微小火炎Ｆを
形成して燃焼が行われる。混合ガスの一部は通路４を経
て隣の混合器３Ｂに入ることができる。
【００１８】混合器３Ａ、３Ｂ、３Ｃを設けてそれぞれ
の混合器内で必要量の燃料ガスと必要量の燃焼用空気を
よく混合するので、均一な混合ガスを得ることが可能と
なり安定な燃焼を行うことができるので低ＮＯｘ化、低
騒音化、燃焼装置の小型化を達成できる。
の混合器内で必要量の燃料ガスと必要量の燃焼用空気を
よく混合するので、均一な混合ガスを得ることが可能と
なり安定な燃焼を行うことができるので低ＮＯｘ化、低
騒音化、燃焼装置の小型化を達成できる。
【００１９】一方、上記のように混合器を複数に分けた
場合、混合器３Ａ、３Ｂ、３Ｃの隔壁２Ａ、２Ｂが表面
燃焼プレート１に連結されていると、この連結部がある
表面燃焼プレート１の部分には混合ガスの供給が阻害さ
れ、表面燃焼プレート１面での均一な火炎が得られなく
なる場合がある。表面燃焼プレート１面での均一な火炎
が得られなくなった場合は、音が発生したり、局部過熱
により、プレート１が損傷したり、逆火の原因になった
りする。上記のように表面燃焼プレート１と隔壁２Ａの
間、および表面燃焼プレート１と隔壁２Ｂの間に混合ガ
スの通路４をそれぞれ設けたので、それぞれの混合器に
より混合された混合ガスは表面燃焼プレート１近傍にお
いて連通し、表面燃焼プレート１への混合ガスの供給が
均一に行われ、表面燃焼プレート１面での均一な火炎Ｆ
が得られる。
場合、混合器３Ａ、３Ｂ、３Ｃの隔壁２Ａ、２Ｂが表面
燃焼プレート１に連結されていると、この連結部がある
表面燃焼プレート１の部分には混合ガスの供給が阻害さ
れ、表面燃焼プレート１面での均一な火炎が得られなく
なる場合がある。表面燃焼プレート１面での均一な火炎
が得られなくなった場合は、音が発生したり、局部過熱
により、プレート１が損傷したり、逆火の原因になった
りする。上記のように表面燃焼プレート１と隔壁２Ａの
間、および表面燃焼プレート１と隔壁２Ｂの間に混合ガ
スの通路４をそれぞれ設けたので、それぞれの混合器に
より混合された混合ガスは表面燃焼プレート１近傍にお
いて連通し、表面燃焼プレート１への混合ガスの供給が
均一に行われ、表面燃焼プレート１面での均一な火炎Ｆ
が得られる。
【００２０】図２は、燃料ガスと燃焼用空気を混合する
ための複数の混合器を設けた本発明の他の元混合型表面
燃焼バーナの例を示す断面説明図である。
ための複数の混合器を設けた本発明の他の元混合型表面
燃焼バーナの例を示す断面説明図である。
【００２１】図２において、本発明の元混合型表面燃焼
バーナ１Ｂはバーナ表面に図示しない多数の混合ガス噴
出孔を備え、この噴出孔から燃料ガスと燃焼用空気の混
合ガスを噴出させて噴出側に多数の微小火炎Ｆを形成し
て燃焼させるようにした一枚の表面燃焼プレート１を備
えており、表面燃焼プレート１に対する混合ガスの供給
側に燃料ガスと燃焼用空気を混合するために複数の隔壁
２Ａ、２Ｂで区画された３個の混合器３Ａ、３Ｂ、３Ｃ
が設けられている。５、６、７、８は燃料ガスの配管で
あり、９、１０、１１、１２は燃焼用空気の配管であ
る。１３、１４、１５は燃料ガスの配管６、７、８に設
置したオリフィスである。
バーナ１Ｂはバーナ表面に図示しない多数の混合ガス噴
出孔を備え、この噴出孔から燃料ガスと燃焼用空気の混
合ガスを噴出させて噴出側に多数の微小火炎Ｆを形成し
て燃焼させるようにした一枚の表面燃焼プレート１を備
えており、表面燃焼プレート１に対する混合ガスの供給
側に燃料ガスと燃焼用空気を混合するために複数の隔壁
２Ａ、２Ｂで区画された３個の混合器３Ａ、３Ｂ、３Ｃ
が設けられている。５、６、７、８は燃料ガスの配管で
あり、９、１０、１１、１２は燃焼用空気の配管であ
る。１３、１４、１５は燃料ガスの配管６、７、８に設
置したオリフィスである。
【００２２】上記の構成の元混合型表面燃焼バーナ１Ｂ
において、混合器３Ａには、燃料ガスが配管５からオリ
フィス１３を設置した配管６を経て必要量だけ導入さ
れ、必要量の燃焼用空気が配管９から配管１０を経て導
入され、混合器３Ａ中で両者はよく混合され（混合ガス
中の燃料ガス濃度を例えばａ％とする）表面燃焼プレー
ト１の図示しない多数の混合ガス噴出孔から噴出して噴
出側に多数の微小火炎Ｆを形成して燃焼が行われる。
において、混合器３Ａには、燃料ガスが配管５からオリ
フィス１３を設置した配管６を経て必要量だけ導入さ
れ、必要量の燃焼用空気が配管９から配管１０を経て導
入され、混合器３Ａ中で両者はよく混合され（混合ガス
中の燃料ガス濃度を例えばａ％とする）表面燃焼プレー
ト１の図示しない多数の混合ガス噴出孔から噴出して噴
出側に多数の微小火炎Ｆを形成して燃焼が行われる。
【００２３】混合器３Ｂには、燃料ガスが配管５からオ
リフィス１４を設置した配管７を経て必要量だけ導入さ
れ、必要量の燃焼用空気が配管９から配管１１を経て導
入され、混合器３Ｂ中で両者はよく混合され（混合ガス
中の燃料ガス濃度を例えばｂ％とする）表面燃焼プレー
ト１の図示しない多数の混合ガス噴出孔から噴出して噴
出側に多数の微小火炎Ｆを形成して燃焼が行われる。
リフィス１４を設置した配管７を経て必要量だけ導入さ
れ、必要量の燃焼用空気が配管９から配管１１を経て導
入され、混合器３Ｂ中で両者はよく混合され（混合ガス
中の燃料ガス濃度を例えばｂ％とする）表面燃焼プレー
ト１の図示しない多数の混合ガス噴出孔から噴出して噴
出側に多数の微小火炎Ｆを形成して燃焼が行われる。
【００２４】混合器３Ｃには、燃料ガスが配管５からオ
リフィス１５を設置した配管８を経て必要量だけ導入さ
れ、必要量の燃焼用空気が配管９から配管１２を経て導
入され、混合器３Ｃ中で両者はよく混合され（混合ガス
中の燃料ガス濃度を例えばａ％とする）表面燃焼プレー
ト１の図示しない多数の混合ガス噴出孔から噴出して噴
出側に多数の微小火炎Ｆを形成して燃焼が行われる。
リフィス１５を設置した配管８を経て必要量だけ導入さ
れ、必要量の燃焼用空気が配管９から配管１２を経て導
入され、混合器３Ｃ中で両者はよく混合され（混合ガス
中の燃料ガス濃度を例えばａ％とする）表面燃焼プレー
ト１の図示しない多数の混合ガス噴出孔から噴出して噴
出側に多数の微小火炎Ｆを形成して燃焼が行われる。
【００２５】混合器３Ａ、３Ｂ、３Ｃ内の混合ガス中の
燃料ガス濃度ａ、ｂは同一でなく変えてあるので、表面
燃焼プレート１上で濃淡燃焼が行われるようになってい
る。元混合型表面燃焼バーナを使用して、例えば燃焼速
度の速い燃料ガスを燃焼させる場合や、表面燃焼負荷を
増やして表面燃焼プレートを通過する混合ガスの流速を
大きくした場合などに、火炎が相互干渉して共鳴音が発
生することがあるが上記のように混合器３Ａ、３Ｂ、３
Ｃ内の混合ガス中の燃料ガス濃度を変化させて表面燃焼
プレート１上で濃淡燃焼を行うことにより火炎の相互干
渉を小さくして、共鳴音が発生するのを防止することが
できる。
燃料ガス濃度ａ、ｂは同一でなく変えてあるので、表面
燃焼プレート１上で濃淡燃焼が行われるようになってい
る。元混合型表面燃焼バーナを使用して、例えば燃焼速
度の速い燃料ガスを燃焼させる場合や、表面燃焼負荷を
増やして表面燃焼プレートを通過する混合ガスの流速を
大きくした場合などに、火炎が相互干渉して共鳴音が発
生することがあるが上記のように混合器３Ａ、３Ｂ、３
Ｃ内の混合ガス中の燃料ガス濃度を変化させて表面燃焼
プレート１上で濃淡燃焼を行うことにより火炎の相互干
渉を小さくして、共鳴音が発生するのを防止することが
できる。
【００２６】火炎は上方に向かって燃焼し、上方の火炎
濃度が高くなる傾向があり、上方における火炎の干渉が
大きくなる。そこで混合ガス中の燃料ガス濃度を表面燃
焼プレート１の重力方向下部において大きくし（例えば
表面燃焼プレート１の重力方向下部に混合器３Ｃがあ
り、表面燃焼プレート１の重力方向上部に混合器３Ａが
ある場合は混合器３Ｃ中の燃料ガス濃度を大きくし）、
表面燃焼プレート１の重力方向上部において小さくする
（混合器３Ａ中の燃料ガス濃度を小さくする）ことによ
り上方における火炎の干渉を小さくすることができる。
濃度が高くなる傾向があり、上方における火炎の干渉が
大きくなる。そこで混合ガス中の燃料ガス濃度を表面燃
焼プレート１の重力方向下部において大きくし（例えば
表面燃焼プレート１の重力方向下部に混合器３Ｃがあ
り、表面燃焼プレート１の重力方向上部に混合器３Ａが
ある場合は混合器３Ｃ中の燃料ガス濃度を大きくし）、
表面燃焼プレート１の重力方向上部において小さくする
（混合器３Ａ中の燃料ガス濃度を小さくする）ことによ
り上方における火炎の干渉を小さくすることができる。
【００２７】上記のように混合器３Ａ、３Ｂ、３Ｃ内の
混合ガス中の燃料ガス濃度ａ、ｂは同一でなく、例えば
ａはｂより大きくなるように制御して、表面燃焼プレー
ト１上で濃淡燃焼が交互に行われるようになっている。
濃淡燃焼が交互に行われるように配列することにより、
火炎の干渉を小さくすることができ、火炎の干渉による
共鳴音を防止できる。この手段は特に燃焼速度の速いガ
スを使用する場合に有効である。
混合ガス中の燃料ガス濃度ａ、ｂは同一でなく、例えば
ａはｂより大きくなるように制御して、表面燃焼プレー
ト１上で濃淡燃焼が交互に行われるようになっている。
濃淡燃焼が交互に行われるように配列することにより、
火炎の干渉を小さくすることができ、火炎の干渉による
共鳴音を防止できる。この手段は特に燃焼速度の速いガ
スを使用する場合に有効である。
【００２８】図２に示した本発明の元混合型表面燃焼バ
ーナ１Ｂは、燃料ガス配管６、７、８中にそれぞれオリ
フィス１３、１４、１５を設けることにより混合ガス中
の燃料ガス濃度を変えて混合器にそれぞれ導入するよう
になっているので、表面燃焼プレート１上で濃淡燃焼を
容易に行うことができると共に、各混合器に対応する表
面燃焼プレート１上において燃焼負荷を容易に変化させ
ることができるので火炎の分割による火炎の相互干渉を
防止することができる。
ーナ１Ｂは、燃料ガス配管６、７、８中にそれぞれオリ
フィス１３、１４、１５を設けることにより混合ガス中
の燃料ガス濃度を変えて混合器にそれぞれ導入するよう
になっているので、表面燃焼プレート１上で濃淡燃焼を
容易に行うことができると共に、各混合器に対応する表
面燃焼プレート１上において燃焼負荷を容易に変化させ
ることができるので火炎の分割による火炎の相互干渉を
防止することができる。
【００２９】混合ガス中の燃料ガス濃度を変える方法と
して、各混合器への燃焼用空気配管系統にオリフィスを
設けてもよい。また本発明においては各混合器への燃料
ガス配管系統にオリフィスを設ける手段と組み合わせる
こともできる。表面燃焼バーナはターンダウン（燃焼量
制御範囲）を大きくとれないために、各混合器に対応す
る表面燃焼プレート１の燃焼負荷を変えた場合、相対的
にターンダウンが小さくなる。しかし各混合器への空気
配管系統にオリフィスを設ける手段によれば、各混合器
に対応する表面燃焼プレート１の表面燃焼負荷を変えな
いで濃淡燃焼を行うことができるのでターンダウンを犠
牲にしないですむことになる。
して、各混合器への燃焼用空気配管系統にオリフィスを
設けてもよい。また本発明においては各混合器への燃料
ガス配管系統にオリフィスを設ける手段と組み合わせる
こともできる。表面燃焼バーナはターンダウン（燃焼量
制御範囲）を大きくとれないために、各混合器に対応す
る表面燃焼プレート１の燃焼負荷を変えた場合、相対的
にターンダウンが小さくなる。しかし各混合器への空気
配管系統にオリフィスを設ける手段によれば、各混合器
に対応する表面燃焼プレート１の表面燃焼負荷を変えな
いで濃淡燃焼を行うことができるのでターンダウンを犠
牲にしないですむことになる。
【００３０】
【発明の効果】本発明の元混合型表面燃焼バーナは、燃
焼能力を大きくした大きなバーナの場合でも均一な混合
ガスを得ることができ、燃焼ガスの流れを均一にして均
一な火炎を得ることができるので低ＮＯｘ化、低騒音
化、燃焼装置の小型化などを達成できる。本発明の元混
合型表面燃焼バーナは構造が簡単で経済的であり、吸収
式冷温水機用燃焼装置、吸収式冷凍機、蒸気ボイラー、
温水ボイラー、加熱調理器、暖房器、その他各種装置に
適用できるので、産業上の利用価値が高い。
焼能力を大きくした大きなバーナの場合でも均一な混合
ガスを得ることができ、燃焼ガスの流れを均一にして均
一な火炎を得ることができるので低ＮＯｘ化、低騒音
化、燃焼装置の小型化などを達成できる。本発明の元混
合型表面燃焼バーナは構造が簡単で経済的であり、吸収
式冷温水機用燃焼装置、吸収式冷凍機、蒸気ボイラー、
温水ボイラー、加熱調理器、暖房器、その他各種装置に
適用できるので、産業上の利用価値が高い。
【図１】 燃料ガスと燃焼用空気を混合するための複数
の混合器を設けた本発明の元混合型表面燃焼バーナの一
例を示す断面説明図である。
の混合器を設けた本発明の元混合型表面燃焼バーナの一
例を示す断面説明図である。
【図２】 燃料ガスと燃焼用空気を混合するための複数
の混合器を設けた本発明の他の元混合型表面燃焼バーナ
の例を示す断面説明図である。
の混合器を設けた本発明の他の元混合型表面燃焼バーナ
の例を示す断面説明図である。
１Ａ、１Ｂ 元混合型表面燃焼バーナ １ 表面燃焼プレート ２Ａ、２Ｂ 隔壁 ３Ａ、３Ｂ、３Ｃ 混合器 ４ 通路 ５、６、７、８、９、１０、１１、１２ 配管 １３、１４、１５ オリフィス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅川 正俊 東京都豊島区南大塚１−５−５ (72)発明者 久保田 伯一 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 有馬 秀俊 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内
Claims (7)
- 【請求項１】 バーナ表面に多数の混合ガス噴出孔を備
え、この噴出孔から燃料ガスと燃焼用空気の混合ガスを
噴出させて噴出側に多数の微小火炎を形成して燃焼させ
るようにした一枚の表面燃焼プレートを備えた元混合型
表面燃焼バーナにおいて、前記表面燃焼プレートに対す
る混合ガスの供給側に燃料ガスと燃焼用空気を混合する
ために複数の隔壁で区画された複数の混合器を設けたこ
とを特徴とする元混合型表面燃焼バーナ。 - 【請求項２】 前記表面燃焼プレートと前記隔壁との間
に混合ガスの通路を設け、隣合う混合器内の混合ガスが
この通路を通って前記表面燃焼プレート近傍において連
通する構造としたことを特徴とする請求項１記載の元混
合型表面燃焼バーナ。 - 【請求項３】 バーナ表面に多数の混合ガス噴出孔を備
え、この噴出孔から燃料ガスと燃焼用空気の混合ガスを
噴出させて噴出側に多数の微小火炎を形成して燃焼させ
るようにした一枚の表面燃焼プレートを備えた元混合型
表面燃焼バーナにおいて、前記表面燃焼プレートに対す
る混合ガスの供給側に燃料ガスと燃焼用空気を混合する
ために複数の隔壁で区画された複数の混合器を設けると
ともに、それぞれの混合器内の混合ガス中の燃料ガス濃
度を変えて、前記表面燃焼プレート上で濃淡燃焼を行う
ことを特徴とする元混合型表面燃焼バーナ。 - 【請求項４】 混合ガス中の燃料ガス濃度を前記表面燃
焼プレート重力方向下部において大きく、前記表面燃焼
プレート重力方向上部において小さくしたことを特徴と
する請求項３記載の元混合型表面燃焼バーナ。 - 【請求項５】 それぞれの混合器内の混合ガス中の燃料
ガス濃度を前記表面燃焼プレート重力方向において濃、
淡の順に交互に変化させたことを特徴とする請求項３記
載の元混合型表面燃焼バーナ。 - 【請求項６】 燃料ガス配管中にオリフィスを設けるこ
とにより混合ガス中の燃料ガス濃度を変えることを特徴
とする請求項３ないし請求項５記載の元混合型表面燃焼
バーナ。 - 【請求項７】 燃焼用空気配管中にオリフィスを設ける
ことにより混合ガス中の燃料ガス濃度を変えることを特
徴とする請求項３ないし請求項６記載の元混合型表面燃
焼バーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24211196A JP3686488B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 元混合型表面燃焼バーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24211196A JP3686488B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 元混合型表面燃焼バーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1089631A true JPH1089631A (ja) | 1998-04-10 |
| JP3686488B2 JP3686488B2 (ja) | 2005-08-24 |
Family
ID=17084469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24211196A Expired - Fee Related JP3686488B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 元混合型表面燃焼バーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3686488B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011511242A (ja) * | 2008-01-28 | 2011-04-07 | テトゥラ・ラバル・ホールディングス・アンド・ファイナンス・ソシエテ・アノニム | ガスバーナー |
| CN109798521A (zh) * | 2017-11-16 | 2019-05-24 | 华帝股份有限公司 | 用于燃气灶具的多通道引射器、燃烧器及燃气灶具 |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP24211196A patent/JP3686488B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011511242A (ja) * | 2008-01-28 | 2011-04-07 | テトゥラ・ラバル・ホールディングス・アンド・ファイナンス・ソシエテ・アノニム | ガスバーナー |
| US9004913B2 (en) | 2008-01-28 | 2015-04-14 | Tetral Laval Holdings & Finance S.A. | Gas burner |
| CN109798521A (zh) * | 2017-11-16 | 2019-05-24 | 华帝股份有限公司 | 用于燃气灶具的多通道引射器、燃烧器及燃气灶具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3686488B2 (ja) | 2005-08-24 |
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