JPH08178203A - 蒸気発生装置 - Google Patents

蒸気発生装置

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JPH08178203A
JPH08178203A JP31488494A JP31488494A JPH08178203A JP H08178203 A JPH08178203 A JP H08178203A JP 31488494 A JP31488494 A JP 31488494A JP 31488494 A JP31488494 A JP 31488494A JP H08178203 A JPH08178203 A JP H08178203A
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JP
Japan
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furnace
burner
steam generator
burners
combustion
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Pending
Application number
JP31488494A
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English (en)
Inventor
Toru Kobashi
徹 小橋
Haruo Fukazawa
治雄 深澤
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Publication of JPH08178203A publication Critical patent/JPH08178203A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーナユニット中心部と火炉中央部及び負荷
変化時に旋回流が安定し熱吸収量の均一化された大容量
化に適した蒸気発生装置を提供する。 【構成】 四基の燃焼バーナを1ユニットとする二つの
バーナユニット9によって燃料を燃焼させて火炉2内に
燃焼ガスの旋回流を形成することにより火炉2の水冷壁
6で蒸気を発生させる蒸気発生装置1において、隣接す
る二つのバーナユニット9、9間の火炉2のあい対面す
る各炉壁に互いに対向させて燃料を燃焼させる対向バー
ナ13、13を備える。更に、火炉2の端部側3、3に
位置するバーナユニットの二つの燃焼バーナ10は、火
炉2の各隅部4に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸気発生装置に係り、特
に旋回流を形成させるタンジェンシャル燃焼バーナを有
する蒸気発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示す様に、従来のタンジェンシャ
ル燃焼バーナを採用した蒸気発生装置1′は、矩形断面
の火炉2の各四隅4に燃焼バーナ10を配置し、隣接水
冷壁6面側に片寄って燃焼中心軸11をセットし中央に
旋回流19の火炎を形成し、その旋回力により燃焼を促
進するものである。
【0003】この蒸気発生装置1′の大容量化に対して
は、四隅4からの燃焼バーナ10の火炎12の形成に対
して燃焼バーナ10の圧力等に限界があるため、複数基
の燃焼バーナ10を1ユニットとするバーナユニット9
を横に二組並べた図4に示すような蒸気発生装置1″の
2旋回炎化構造が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この2
旋回炎化構造の蒸気発生装置1″の場合、その火炉長手
方向の燃焼ガスからの熱吸収量が、図5の曲線23に示
すように、バーナユニット中心部20に比べ火炉中央部
5の熱吸収量が小さく、図3に示す様な四周を水冷壁6
で囲まれた火炉2の熱吸収量状態とは同一とならず、火
炉中央部5において必ずしも熱吸収をバーナユニット中
心部20と同じ程度に維持することが出来なかった。燃
焼バーナ10が4基から8基に増加した結果、制御が難
しくなり、二つのバーナユニット9の各旋回流が火炉全
体の旋回流の維持を不安定なものとし、特に低負荷時に
は燃焼バーナ10の圧力低下に伴う中央部5の熱吸収量
の低下と云う問題があった。
【0005】又、負荷変化時の制御応答の差及び運転上
の単一燃焼バーナ10のトラブル等による個々の火炎噴
射の強さの差等により二つのバーナユニット9の2旋回
炎採用時、それぞれの干渉により火炉中央部5の旋回流
状態が安定せず、燃焼の不安定、熱吸収のアンバランス
を生じる恐れがあった。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、バーナユニット中心部と火炉中央部との熱吸収
量の均一化された、又負荷変化時においても旋回流が安
定し熱吸収量の均一化された大容量化に適した蒸気発生
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、大容量化に
伴うバーナユニットの増設の際に、そのバーナユニット
間に、対向して燃料を燃焼させる対向バーナを設置する
ことにより達成される。即ち、複数基の燃焼バーナを1
ユニットとして燃料を燃焼させて火炉内に燃焼ガスの旋
回流を形成するバーナユニットを少なくとも二つ以上備
え、前記火炉の水冷壁で蒸気を発生させる蒸気発生装置
において、隣接する前記バーナユニット間に互いに対向
させて燃料を燃焼させる対向バーナを備えたものであ
る。
【0008】更に、上記発明において、前記火炉の端部
側に位置する前記バーナユニットの少なくとも二つの燃
焼バーナは、前記火炉の各隅部に配置されたものであ
る。
【0009】そして、上記いずれかの発明において、前
記バーナユニットは二つ設けられ、前記対向バーナは該
二つのバーナユニット間の前記火炉のあい対面する各炉
壁に設けられたものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、隣接するバーナユニット間に
互いに対向させて燃料を燃焼させる対向バーナを備えた
ので、この対向バーナの燃焼によって、バーナユニット
間に位置する水冷壁での放散熱量及び吸収熱量のアンバ
ランスを均一化することが出来、蒸気発生装置全体とし
て火炉長手方向に均一化した熱吸収特性を有する安定し
た蒸気発生装置となる。
【0011】更に、上記発明において、火炉の端部側に
位置するバーナユニットの少なくとも二つの燃焼バーナ
は、火炉の各隅部に配置されたものであるので、上記発
明の作用に加え、火炉の端部側に位置する水冷壁での熱
吸収量が効率良く行なわれる。 そして、上記いずれか
の発明において、バーナユニットは二つ設けられ、対向
バーナは二つのバーナユニット間の火炉のあい対面する
各炉壁に設けられたので、上記いずれかの発明の作用に
加え、蒸気発生装置の構造が単純で経済的な蒸気発生装
置となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る蒸気発生装置の実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る蒸
気発生装置の一実施例を示す火炉の一部省略断面図であ
る。本実施例の蒸気発生装置1は、四基の燃焼バーナ1
0を1ユニットとするバーナユニット9を二組設け、燃
料を燃焼させて火炉2内に燃焼ガスの旋回流19を形成
することにより、火炉2の四周を囲う水冷壁6で蒸気を
発生させ、隣接するバーナユニット9、9間の火炉中央
部5において、あい対面する炉壁に互いに対向させて燃
料を燃焼させる一対の対向バーナ13を備えたもので、
タンジェンシャル旋回炎燃焼方式の蒸気発生装置の大容
量化に対応したものである。
【0013】各バーナユニット9の燃焼バーナ10は、
火炉2の水冷壁6に対して所定の鋭角αをなすように設
置され、両端部側3、3に位置する燃焼バーナ10は、
火炉2の各隅部4に配置されている。火炉2は、バーナ
ユニット9、9間の火炉中央部5に一定の空間を有し、
その空間の対向する炉壁に直角に一対の対向バーナ13
を設置している。
【0014】以上の構造を有する本実施例の蒸気発生装
置1は、次のように作用する。即ち、隣接するバーナユ
ニット9、9間のあい対面する炉壁に設けた一対の対向
バーナ13を備えたので、火炉中央部5の低熱吸収量部
分に新たに火炎中心を設定して均一化し、水冷壁の異常
過熱の防止、材質選定の均一化、廉価化を行なうことが
出来る。更に、蒸気発生装置1の負荷変化時において
も、一対の対向バーナ13により、熱吸収の均一化が図
られ、火炉全体としての旋回流の安定化が可能となり、
火炉長手方向の熱吸収量のバランスがとれ、燃焼ガスの
旋回流を保持するための燃焼用空気、燃料の噴出圧力等
を下げることも可能となる。且つ構造が単純で経済的な
蒸気発生装置である。
【0015】図2は、図1に示した実施例の火炉長手方
向と熱吸収量の関係曲線図である。曲線22に示されて
いるように、火炉2の長手方向の熱吸収量は、バーナユ
ニット中心部20と火炉中央部5とで均一化されてお
り、対向バーナ13を設けたことによって、火炉中央部
5での改善熱吸収量21分が増加し、バーナユニット中
心部20に対する火炉中央部5の熱吸収量の差は、ほと
んどないことを示している。
【0016】更に、本実施例の蒸気発生装置1は、大容
量化に伴う二つのバーナユニット9を設けた2旋回炎と
し、火炉中央部5に対向バーナ13を備えることによ
り、長辺7は従来のバーナユニットを2組併設した場合
の短辺の2倍の長さを越え、熱効率の良い大容量の蒸気
発生装置1とすることが出来る。そして、同一容量の蒸
気発生装置を設計する場合には、長辺に比べ相対的に一
層短辺を短くすることが可能であり燃焼ガスの旋回流を
保持するための燃焼用空気、燃料の噴出圧力等を下げる
ことも可能となる。
【0017】更に、上記実施例の蒸気発生装置1におい
て、火炉2の両端部側に位置するバーナユニット9の二
つの燃焼バーナ10は、火炉2の各隅部4に配置された
ものであるので、火炉2の端部側に位置する水冷壁6で
の熱吸収が効率良く行なわれる。
【0018】以上この発明を図示の実施例について詳し
く説明したが、それを以ってこの発明をそれらの実施例
のみに限定するものではなく、この発明の精神を逸脱せ
ずして種々改変を加えて多種多様の変形をなし得ること
は云うまでもない。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、隣接するバーナユニッ
ト間に対向バーナを備えたので、水冷壁の異常過熱の防
止、材質選定の均一化、廉価化を行なうことが出来、蒸
気発生装置の負荷変化時においても、一対の対向バーナ
により、熱吸収の均一化が図られ、火炉全体としての旋
回流の安定化が可能となる。そして、大容量化に伴い、
長辺が従来以上に短辺に比べ長くすることが出来、燃焼
ガスの旋回流を保持するための燃焼用空気、燃料の噴出
圧力等を下げることも可能となる。
【0020】更に、上記発明において、火炉の端部側に
位置するバーナユニットの少なくとも二つの燃焼バーナ
は、火炉の各隅部に配置されたので、上記発明の効果に
加え、火炉の端部側に位置する水冷壁での熱吸収量が効
率良く行なわれる。
【0021】そして、上記いずれかの発明において、二
つのバーナユニットと火炉のあい対面する炉壁に設けた
対向バーナとを備えたので、上記いずれかの発明の効果
に加え、蒸気発生装置の構造が単純で経済的な蒸気発生
装置とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蒸気発生装置の一実施例を示す火
炉の一部省略断面図である。
【図2】図1に示した実施例の火炉長手方向と熱吸収量
の関係曲線図である。
【図3】従来技術に係る蒸気発生装置を示す火炉の一部
省略断面図である。
【図4】従来技術に係る他の蒸気発生装置を示す火炉の
一部省略断面図である。
【図5】図4に示した蒸気発生装置の火炉長手方向と熱
吸収量の関係曲線図である。
【符号の説明】
1 蒸気発生装置 2 火炉 3 端部側 4 隅部 6 水冷壁 9 バーナユニット 10 燃焼バーナ 13 対向バーナ 19 旋回流

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数基の燃焼バーナを1ユニットとして
    燃料を燃焼させて火炉内に燃焼ガスの旋回流を形成する
    バーナユニットを少なくとも二つ以上備え、前記火炉の
    水冷壁で蒸気を発生させる蒸気発生装置において、隣接
    する前記バーナユニット間に互いに対向させて燃料を燃
    焼させる対向バーナを備えたものであることを特徴とす
    る蒸気発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記火炉の端部側に
    位置する前記バーナユニットの少なくとも二つの燃焼バ
    ーナは、前記火炉の各隅部に配置されたものであること
    を特徴とする蒸気発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記バーナユ
    ニットは二つ設けられ、前記対向バーナは該二つのバー
    ナユニット間の前記火炉のあい対面する各炉壁に設けら
    れたものであることを特徴とする蒸気発生装置。
JP31488494A 1994-12-19 1994-12-19 蒸気発生装置 Pending JPH08178203A (ja)

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JP31488494A JPH08178203A (ja) 1994-12-19 1994-12-19 蒸気発生装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101793394A (zh) * 2010-03-31 2010-08-04 哈尔滨工业大学 一种单炉膛对称双切圆煤粉燃烧装置
CN102777892A (zh) * 2012-08-06 2012-11-14 贵州电力试验研究院 电站锅炉的燃烧器布置方法及布置结构
CN104633652A (zh) * 2014-12-15 2015-05-20 西安热工研究院有限公司 一种前后墙对冲燃烧锅炉的燃烧系统
CN106871113A (zh) * 2017-04-07 2017-06-20 贵州电网有限责任公司电力科学研究院 一种对冲切圆燃烧方式电站锅炉的燃烧器型式的选择方法
CN106871112A (zh) * 2017-04-07 2017-06-20 贵州电网有限责任公司电力科学研究院 一种冲切圆燃烧方式电站锅炉的燃烧器和磨煤机匹配方法

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