JPH1089208A - 自動車の暗証コード管理装置 - Google Patents

自動車の暗証コード管理装置

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JPH1089208A
JPH1089208A JP24331996A JP24331996A JPH1089208A JP H1089208 A JPH1089208 A JP H1089208A JP 24331996 A JP24331996 A JP 24331996A JP 24331996 A JP24331996 A JP 24331996A JP H1089208 A JPH1089208 A JP H1089208A
Authority
JP
Japan
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code
door
switch
engine
input
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24331996A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kobayashi
小林  孝
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP24331996A priority Critical patent/JPH1089208A/ja
Publication of JPH1089208A publication Critical patent/JPH1089208A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗証コードの入力によりエンジン始動又はド
アロックの解除を可能にすることによってイグニッショ
ンキーを不要にし得る。 【解決手段】 記憶部124は、予め設定されたエンジ
ン始動コードやドア開放コードなどを記憶する。コード
処理部125は、入力された暗証コードと記憶部124
に記憶されたコードを照合し、両者が一致するか否かを
判別するとともに、一致したときは入力された指示にし
たがって音声合成部121、ソレノイド駆動部122及
び制限ソレノイド駆動部123の動作を制御する。ま
た、コード処理部125は、暗証コードの更新を行い、
記憶部124に記憶しているコードを更新されたコード
に書き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
始動やドアロックを暗証コードで管理する自動車の暗証
コード管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のエンジン始動やドアロッ
クは、イグニッションキーのみを用いて行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、イグニッシ
ョンキーを失うとエンジンが始動できない。また、複数
の人間が同一の自動車を使用する場合には、予め複数の
イグニッションキーを準備しておくか、または保管場所
を決めておく必要がある。また、イグニッションキーさ
えあれば誰でも容易にエンジンを始動することができる
ので、イグニッションキーの管理を厳重に行わなければ
ならない。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
暗証コードの入力によりエンジン始動又はドアロックの
解除を可能にすることによってイグニッションキーを不
要にし得る自動車の暗証コード管理装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め設定され
たエンジン始動のための暗証コードであるエンジン始動
コードを記憶するエンジン始動コード記憶手段と、暗証
コードを入力するためのコード入力手段と、このコード
入力手段に入力された暗証コードが上記エンジン始動コ
ード記憶手段に記憶されているエンジン始動コードに一
致したときのみエンジンの始動を可能にするエンジン始
動制御手段とを備えたものである(請求項1)。
【0006】この構成によれば、コード入力手段に入力
された暗証コードが、予め設定されたエンジン始動のた
めの暗証コードであるエンジン始動コードに一致したと
きのみエンジンの始動が可能にされることにより、イグ
ニッションキーを用いることなく、エンジン始動コード
を知る者によってのみ、エンジンが始動される。
【0007】また、請求項1記載の自動車の暗証コード
管理装置において、上記エンジン始動コードを更新する
ための更新用信号を入力するエンジン始動コード更新入
力手段と、上記更新用信号に応じて上記エンジン始動コ
ードを更新するエンジン始動コード更新手段とを備えた
ものである(請求項2)。
【0008】この構成によれば、入力されたエンジン始
動コードを更新するための更新用信号に応じてエンジン
始動コードが更新されることにより、暗証コードのセキ
ュリティ性が増すこととなる。
【0009】また、上記コード入力手段は、運転者によ
って操作される操作手段を用いて構成されたものである
(請求項3)。
【0010】この構成によれば、既存の操作手段をコー
ド入力手段として兼用することにより、専用スイッチな
どを別途設ける必要がなく、構成の複雑化が避けられ
る。この操作手段として、車載ラジオの選局スイッチ、
ストップランプスイッチやヒータコントロールスイッチ
などを用いてもよい。
【0011】また、請求項1〜3のいずれかに記載の自
動車の暗証コード管理装置において、上記エンジン始動
制御手段によりエンジンの始動が可能になっているとき
のみラゲージルームを開放させるラゲージルーム開放手
段を備えたものである(請求項4)。
【0012】この構成によれば、エンジン始動制御手段
によりエンジンの始動が可能になっているときのみラゲ
ージルームが開放されることにより、イグニッションキ
ーを用いることなく、エンジン始動コードを知る者によ
ってのみ、ラゲージルームが開放される。
【0013】また、請求項1〜4のいずれかに記載の自
動車の暗証コード管理装置において、予め設定されたド
ア開放のための暗証コードであるドア開放コードを記憶
するドア開放コード記憶手段と、暗証コードを入力する
ための第2コード入力手段と、この第2コード入力手段
に入力されたコードが上記ドア開放コードに一致したと
きのみドアロックを解除するドアロック解除手段とを備
えたものである(請求項5)。
【0014】この構成によれば、第2コード入力手段に
入力された暗証コードが、予め設定されたドア開放のた
めの暗証コードであるドア開放コードに一致したときの
みドアロックが解除されることにより、イグニッション
キーを用いることなく、ドア開放コードを知る者によっ
てのみ、ドアロックが解除される。
【0015】また、予め設定されたドア開放のための暗
証コードであるドア開放コードを記憶するドア開放コー
ド記憶手段と、暗証コードを入力するためのコード入力
手段と、このコード入力手段に入力されたコードが上記
ドア開放コードに一致したときのみドアロックを解除す
るドアロック解除手段とを備えたものである(請求項
6)。
【0016】この構成によれば、コード入力手段に入力
された暗証コードが、予め設定されたドア開放のための
暗証コードであるドア開放コードに一致したときのみド
アロックの解除が可能にされることにより、イグニッシ
ョンキーを用いることなく、ドア開放コードを知る者に
よってのみ、ドアロックが解除される。
【0017】また、請求項5又は6記載の自動車の暗証
コード管理装置において、上記ドア開放コードを更新す
るための更新用信号を入力するドア開放コード更新入力
手段と、上記更新用信号に応じて上記ドア開放コードを
更新するドア開放コード更新手段とを備えたものである
(請求項7)。
【0018】この構成によれば、入力されたドア開放コ
ードを更新するための更新用信号に応じてドア開放コー
ドが更新されることにより、暗証コードのセキュリティ
性が増すこととなる。
【0019】
【発明の実施の形態】図5は本発明が適用される自動車
の一実施形態の概略構成を模式的に示す図である。この
自動車は、車体前部のエンジンルームAに配設されたバ
ッテリーVと、車室Bに配設されたスピーカ1、イグニ
ッションスイッチ部2、ストップランプスイッチ3及び
車載ラジオ4と、各ドアに配設されたドアをロックする
ためのドアロックソレノイド5a,5b,5c,5d
と、右前ドアの外側に配設された全ドアのロック解除を
指示するためのドアスイッチ部6Rと、左前ドアの外側
に配設された左側のドアのロック解除を指示するための
ドアスイッチ部6Lと、右前ドアに配設されたラゲージ
ルームの開放を指示するためのラゲージルームオープン
スイッチ7と、車体後部のラゲージルームCに配設され
たラゲージルームを開放するためのラゲージルームオー
プンソレノイド8とを備えている。
【0020】図3は車載ラジオ4の外観図、図4は右側
のドアスイッチ部6Rの外観図である。車載ラジオ4
は、図3に示すように、選局スイッチ41,42,4
3,44,45と、ボリューム兼用のオンオフスイッチ
46と、選択された局の周波数などを表示するための液
晶表示部47とを備えている。
【0021】ドアスイッチ部6Rは、図4に示すよう
に、操作スイッチ61Rと、ドアオープンスイッチ62
Rとを備えている。操作スイッチ61Rは、中立位置か
ら片側(ロック側)及び反対側に回動可能であって、回
動後は図略の付勢手段により付勢されて中立位置に復帰
するようになされている。ドアオープンスイッチ62R
は、引っ張ることによりドア開放のための暗証コード入
力の合図となるもので、引っ張られたときに内蔵する接
点(図1参照)がオンするようになされている。なお、
左側のドアスイッチ部6Lも、同様の構成の操作スイッ
チ61L及びドアオープンスイッチ62Lを備えてい
る。
【0022】図1は本発明が適用される自動車の一実施
形態の主要制御系のブロック図、図2はイグニッション
スイッチ部2の概略図で、(a)は平面図、(b)は側
面図である。この制御系は、図1に示すように、各部に
電力を供給するためのバッテリーVと、スピーカ1と、
イグニッションスイッチ部2と、ストップランプスイッ
チ3と、車載ラジオ4と、各ソレノイド5a〜5d,8
と、左右のドアスイッチ部6L,6Rと、ラゲージルー
ムオープンスイッチ7と、アクセサリ回路9と、イグニ
ッション回路10と、スタータ回路11と、制御部12
とを備えている。
【0023】イグニッションスイッチ部2は、図2に示
すように、接点OFFと接点STの間で回動可能な操作
部21と、スイッチ制限ソレノイド22とを備え、図1
に示すように、バッテリーVの正極と各回路9〜11間
に介設され、バッテリーVの正極と各接点OFF,AC
C,IG,STの間の接続をオン、オフするものであ
る。この接点ACCはアクセサリ回路9に接続され、接
点IGはイグニッション回路10に接続され、接点ST
はスタータ回路11に接続されており、イグニッション
スイッチ部2は、バッテリーVの正極が接点IGに接続
されているときは、接点ACCにも同時に接続されるよ
うに構成されている。また、各接点ACC,IG,ST
は、それぞれ制御部12に接続されている。
【0024】操作部21には図略の接点STから接点I
Gに向けて付勢する付勢手段が設けられ、接点STに回
動されて離されると、現行の一般的なイグニッションス
イッチと同様に、接点STから接点IGに戻るようにな
っている。
【0025】スイッチ制限ソレノイド22は、図1に模
式的に示すように、オフ時にはプランジャが図1中、二
点鎖線で示すように突出することによって、操作部21
の回動が接点ACCで停止し、接点IGまで回動しない
ように操作部21の回動を制限するものである。
【0026】スピーカ1は、後述するように音声により
運転者に暗証コードのチェック結果などを報知するため
のものである。ストップランプスイッチ3は、図略のブ
レーキペダルに連動してなり、運転者によってブレーキ
ペダルが踏み込まれるとオンになるものである。スター
タ回路11は、図略のスタータモータ等を備え、エンジ
ンを始動させるものである。
【0027】制御回路12は、マイクロコンピュータな
どからなり、全体の動作を制御するもので、音声合成部
121と、ソレノイド駆動部122と、制限ソレノイド
駆動部123と、記憶部124と、コード処理部125
とを備えている。
【0028】音声合成部121は、スピーカ1から出力
する音声を合成するもので、ソレノイド駆動部122
は、各ソレノイド5a〜5d,8を駆動するもので、制
限ソレノイド駆動部123は、スイッチ制限ソレノイド
22を駆動するものである。記憶部124は、書き換え
可能なメモリからなり、予め設定されたエンジン始動コ
ードやドア開放コードなどを記憶するものである。
【0029】コード処理部125は、後述する手順によ
って入力された暗証コードと記憶部124に記憶された
コードを照合し、両者が一致するか否かを判別するとと
もに、一致したときは入力された指示にしたがって各部
121〜123の動作を制御するものである。また、コ
ード処理部125は、後述する手順によって暗証コード
の更新を行い、記憶部124に記憶しているコードを更
新されたコードに書き換えるものである。
【0030】また、コード処理部125は、ドアがロッ
クされると制御部12を構成するマイクロコンピュータ
を省電力モードに移行させるとともに、後述する所定の
スイッチ操作が行われると、省電力モードから通常モー
ドに復帰させる。
【0031】また、コード処理部125は、接点AC
C,IG,STから入力される電圧レベルを検出するこ
とによって、イグニッションスイッチ部2の操作部21
の回動位置を判別する機能を有している。
【0032】なお、左右のドアスイッチ部6L,6Rの
操作スイッチ61L,61Rにおいて、それぞれコモン
接点に対してロック側を接点L、アンロック側を接点U
とする。
【0033】次に、本実施形態の動作手順について説明
する。 (1)ドアのロック 右側の操作スイッチ61Rが1回片側(L:ロック側)
に回動されると、全ドアロックソレノイド5a〜5dが
ロック側に作動して全ドアがロックされる。また、左側
の操作スイッチ61Lが1回片側(L:ロック側)に回
動されると、ドアロックソレノイド5c,5dがロック
側に作動して左側のドアがロックされる。
【0034】(2)ドアのアンロック 右側のドアオープンスイッチ62Rを1回引っ張る
と、スイッチ接点のオン信号がコード処理部125に入
力され、このオン信号によって省電力モードから通常モ
ードに復帰するとともに、暗証コードの入力開始の合図
となる。 操作スイッチ61Rを片側(L)及び反対側(U)に
回動して暗証コードを入力する(例えば、LUUU
L)。 ドアオープンスイッチ62Rを1回引っ張ることによ
り、暗証コードの入力完了を制御部12に報知する。
【0035】コード処理部125において、入力され
た暗証コードを記憶部124に記憶されているドア開放
コードと照合し、一致していれば、ドアロックソレノイ
ド5a,5bがアンロック側に作動して右側のドアがア
ンロックされる。 上記のドアオープンスイッチ62Rの操作から所定
時間(例えば3秒)以内に再度ドアオープンスイッチ6
2Rを1回引っ張ると、残りのドアロックソレノイド5
c,5dがアンロック側に作動して全ドアがアンロック
状態になる。
【0036】なお、左側のドアスイッチ部6Lにおいて
は、上記〜と同様の操作を行うことにより、左側の
ドアがアンロック状態になる。
【0037】(3)イグニッションスイッチ部の操作 初期状態では、スイッチ制限ソレノイド22によっ
て、操作部21は接点OFFと接点ACC間のみ回動可
能になっている。 操作部21が接点OFFから接点ACCに回動される
と、アクセサリ回路9にバッテリーVから電力が供給さ
れ、アクセサリ回路9に接続された構成部の動作が可能
になる。また、バッテリーVからアクセサリ回路9への
電力供給がコード処理部125により検出され、この電
圧検出によって省電力モードから通常モードに復帰する
とともに、暗証コードの入力開始の合図となる。 車載ラジオ4の選局スイッチ42〜45及びストップ
ランプスイッチ3を用いて、暗証コードを入力する(例
えば、42,45,43,3)。 入力完了スイッチとして選局スイッチ41を入力する
ことにより、暗証コードの入力完了を制御部12に報知
する。
【0038】コード処理部125において、入力され
た暗証コードを記憶部124に記憶されているエンジン
始動コードと照合し、両者が一致していれば、スイッチ
制限ソレノイド22がオンしてプランジャが引き込ま
れ、操作部21が接点IG,STに回動可能になされる
とともに、音声合成部121で音声が合成されて、スピ
ーカ1からイグニッションスイッチが動作可能になった
旨が報知される。 操作部21を操作して接点IGに回動すると、イグニ
ッション回路10に電力が供給されてイグニッション回
路10に接続された構成部の動作が可能になる。そし
て、現行の自動車と同様に、操作部21を操作して接点
IG→STに回動することによってエンジンが始動し、
エンジン始動後に操作部21を手放すと接点IGに戻
る。
【0039】一方、エンジンを停止するときは、操作
部21を操作して接点IG→ACC→OFFと回動し、
接点ACCからコード処理部125へのバッテリーVの
電圧入力が停止することにより操作部21の操作が検出
されると、スイッチ制限ソレノイド22がオフにされて
プランジャが突出し、操作部21の接点IGへの回動が
不可能になされる。
【0040】(4)ラゲージルームの開放 車載ラジオ4の選曲スイッチの操作によって、2モード
が選択可能になっている。なお、モード変更操作につい
ては後述する。 第1モード:ラゲージルームオープンスイッチ7がオン
にされると、操作部21の回動位置に関わりなく、ラゲ
ージルームオープンソレノイド8がオンにされて、ラゲ
ージルームが開放される。 第2モード:ラゲージルームオープンスイッチ7がオン
にされると、操作部21が接点IG又は接点STに回動
されているときのみ、ラゲージルームオープンソレノイ
ド8がオンにされて、ラゲージルームが開放される。
【0041】(5)ドアのアンロック時の暗証コードの更
新 イグニッションスイッチ部2の操作部21が接点IGに
回動されているときのみ更新が可能になっている。 車載ラジオ4のオンオフスイッチ46がオフの状態
で、選局スイッチ44,45を同時に2秒間押すと、ド
ア開放コードの更新モードに移行する。 操作スイッチ61Rをロック側及びアンロック側に回
動して暗証コードを入力する(例えば、UULUL)。 選局スイッチ43,45を同時に1秒間押して、暗証
コードの入力完了を制御部12に報知する。 再度で入力した暗証コードを入力し、選局スイッチ
43,45を同時に1秒間押すと、入力コードが一致し
ていれば、その旨がスピーカ1から音声で報知されるこ
とによって暗証コードの確認が行われるとともに、更新
モードが終了する。
【0042】(6)イグニッションスイッチ部の暗証コー
ドの更新 イグニッションスイッチ部2の操作部21が接点IGに
回動されているときのみ更新が可能になっている。 車載ラジオ4のオンオフスイッチ46がオフの状態
で、選局スイッチ41,42を同時に2秒間押すと、エ
ンジン始動コードの更新モードに移行する。 選局スイッチ42〜45及びストップランプスイッチ
3を用いて、新たな暗証コードを入力する(例えば、4
2,44,43,3,43)。 選局スイッチ41,43を同時に1秒間押して、暗証
コードの入力完了を制御部12に報知する。 再度で入力した暗証コードを入力し、選局スイッチ
41,43を同時に1秒間押すと、入力コードが一致し
ていれば、その旨がスピーカ1から音声で報知されるこ
とによって暗証コードの確認が行われるとともに、更新
モードが終了する。
【0043】(7)ラゲージルーム開放のモード変更 イグニッションスイッチ部2の操作部21が接点IGに
回動されているときのみ変更が可能になっている。 車載ラジオ4のオンオフスイッチ46がオフの状態
で、選局スイッチ41,45を同時に2秒間押すと、モ
ード変更が可能になる。 選局スイッチ42を押すと第1モードになり、選局ス
イッチ43を押すと第2モードになり、それぞれスピー
カ1から選択されたモード内容が音声で報知されて、終
了する。
【0044】このように、本実施形態によれば、入力さ
れる暗証コードが記憶部124に記憶されているエンジ
ン始動コードに一致しているか否かを判別して、一致し
ているときのみスイッチ制限ソレノイド22のプランジ
ャを引き込ませて操作部21を接点IG,STに回動で
きるようにしたので、イグニッションキーを用いること
なくエンジンを始動することができ、従来のイグニッシ
ョンキーを不要にすることができる。そして、操作部2
1は、イグニッションスイッチ部2に常時結合しておけ
ばよい。
【0045】これによって、イグニッションキーの抜き
忘れ防止システムを装備することが不要になり、構成を
簡素化できる。また、暗証コードが入力されないとエン
ジンが始動されないので、盗難の虞れを低減することが
できる。また、イグニッションキーが不要になるので、
現行のイグニッションスイッチや、左右のドア及びラゲ
ージルームにおけるキー挿入機構を設ける必要がなくな
る。
【0046】また、車載ラジオ4の選曲スイッチ41〜
45及びストップランプスイッチ3のような既存のスイ
ッチを用いて暗証コードを入力することにより、新たな
入力スイッチなどを設けることが不要で、構成の複雑化
を回避することができる。
【0047】また、入力される暗証コードが記憶部12
4に記憶されているドア開放コードに一致しているか否
かを判別して、一致しているときのみドアをアンロック
するようにしたので、従来のイグニッションキーを不要
にすることができる。
【0048】次に、図6を用いて上記実施形態の変形形
態について説明する。図6は同変形形態の主要制御系の
ブロック図である。この変形形態は、図6に示すよう
に、バッテリーVと各回路9〜11間に介設されたリレ
ー13,14,15を備え、イグニッションスイッチ部
2は、操作部21及びスイッチ制限ソレノイド22に代
えて、アップスイッチ23及びダウンスイッチ24を備
えている。
【0049】リレー13はアクセサリ回路9に接続さ
れ、リレー14はイグニッション回路10に接続され、
リレー15はスタータ回路11に接続され、それぞれバ
ッテリーVから対応する回路への電力供給を制御するも
のである。
【0050】また、イグニッションスイッチ部2のアッ
プスイッチ23及びダウンスイッチ24は、コード処理
部125に接続され、リレー13〜15のオンオフを指
示するためのもので、各スイッチ23,24は、所要の
押圧力で押されている間だけオンになるプッシュスイッ
チである。
【0051】また、コード処理部125は、後述するよ
うに、アップスイッチ23及びダウンスイッチ24に対
する操作に応じて、リレー13〜15のオンオフを制御
するものである。
【0052】次に、この変形形態の動作について説明す
る。なお、入力された暗証コードの判別などについては
上記実施形態と同一であるので、各回路9〜11への電
力供給に関するイグニッションスイッチ部2の動作につ
いてのみ説明する。
【0053】リレー13〜15がオフの状態で、アップ
スイッチ23が1回押されると、リレー13がオンにさ
れてアクセサリ回路9にバッテリーVから電力が供給さ
れ、アクセサリ回路9に接続された構成部の動作が可能
になる。また、リレー13のオンによりバッテリーVの
電圧がコード処理部125によって検出され、この電圧
検出によって、省電力モードから通常モードに復帰する
とともに、暗証コードの入力開始の合図となる。
【0054】次いで、前述のような車載ラジオ4のスイ
ッチ操作などによって暗証コードが入力され、入力され
た暗証コードが記憶されているエンジン始動コードに一
致していることが判別された後に、アップスイッチ23
が更に1回押されると、リレー14がオンにされてイグ
ニッション回路10にバッテリーVから電力が供給さ
れ、イグニッション回路10に接続された構成部の動作
が可能になる。
【0055】なお、暗証コードが入力されないときや、
入力された暗証コードが記憶されているエンジン始動コ
ードに一致しないときには、アップスイッチ23が押さ
れてもリレー14がオンにされない。
【0056】次いで、アップスイッチ23が更に1回押
され、押された状態が継続すると、リレー15がオンに
されてスタータ回路11にバッテリーVから電力が供給
される。そして、エンジンが始動するとアップスイッチ
23を手放すとリレー15がオフにされて、スタータ回
路11への電力供給が停止される。
【0057】一方、エンジンを停止するときは、リレー
13,14がオンのときに、ダウンスイッチ24が1回
押されると、リレー14がオフにされてイグニッション
回路10への電力供給が停止される。次いで、ダウンス
イッチ24が更に1回押されると、リレー13がオフに
されてアクセサリ回路9への電力供給が停止される。
【0058】これによって、この変形形態でも上記実施
形態と同様の作用が行われ、同様の効果が得られる。
【0059】なお、上記実施形態では、暗証コードを入
力するためのコード入力手段として車載ラジオ4の選局
スイッチ41〜45を用いているが、本発明はこれに限
られず、ヒータコントロールスイッチなどの他の既存の
スイッチを用いてもよい。また、専用のコード入力スイ
ッチを備えてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コード入力手段に入力された暗証コードが、予め設定さ
れたエンジン始動のための暗証コードであるエンジン始
動コードに一致したときのみエンジンの始動を可能にす
るようにしたので、イグニッションキーを用いることな
く、エンジン始動コードを知る者によってのみ、エンジ
ンを始動することができる。また、エンジン始動コード
に関する情報を共有することによって、複数の人間がエ
ンジンを始動することができる。
【0061】また、入力されたエンジン始動コードを更
新するための更新用信号に応じてエンジン始動コードを
更新することにより、暗証コードのセキュリティ性を増
大することができる。
【0062】また、運転者によって操作される操作手段
をコード入力手段として兼用することにより、専用スイ
ッチなどを別途設ける必要がなく、構成の複雑化を回避
することができる。
【0063】また、エンジン始動制御手段によりエンジ
ンの始動が可能になっているときのみラゲージルームを
開放可能にすることにより、イグニッションキーを用い
ることなく、エンジン始動コードを知る者によっての
み、ラゲージルームを開放することができる。また、エ
ンジン始動コードに関する情報を共有することによっ
て、複数の人間がラゲージルームを開放することができ
る。
【0064】また、入力された暗証コードが、予め設定
されたドア開放のための暗証コードであるドア開放コー
ドに一致したときのみドアロックを解除するようにした
ので、イグニッションキーを用いることなく、ドア開放
コードを知る者によってのみ、ドアロックを解除するこ
とができる。
【0065】また、入力されたドア開放コードを更新す
るための更新用信号に応じてドア開放コードを更新する
ことにより、暗証コードのセキュリティ性を増大するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される自動車の一実施形態の主要
制御系のブロック図である。
【図2】イグニッションスイッチ部の概略図で、(a)
は平面図、(b)は側面図である。
【図3】車載ラジオの外観図である。
【図4】ドアスイッチ部の外観図である。
【図5】同実施形態の概略構成を模式的に示す図であ
る。
【図6】変形形態の主要制御系のブロック図である。
【符号の説明】
1 スピーカ 2 イグニッションスイッチ部 21 操作部 22 スイッチ制限ソレノイド 23 アップスイッチ 24 ダウンスイッチ 3 ストップランプスイッチ 4 車載ラジオ 41,42,43,44,45 選局スイッチ 46 オンオフスイッチ 5a,5b,5c,5d ドアロックソレノイド 6R,6L ドアスイッチ部 61R,61L 操作スイッチ 62R,62L ドアオープンスイッチ 7 ラゲージルームオープンスイッチ 8 ラゲージルームオープンソレノイド 9 アクセサリ回路 10 イグニッション回路 11 スタータ回路 12 制御部 121 音声合成部 122 ソレノイド駆動部 123 スイッチ制限ソレノイド駆動部 124 記憶部 125 コード処理部 13,14,15 リレー V バッテリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E05B 65/12 E05B 65/12 A H04L 9/32 H04L 9/00 673A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定されたエンジン始動のための暗
    証コードであるエンジン始動コードを記憶するエンジン
    始動コード記憶手段と、暗証コードを入力するためのコ
    ード入力手段と、このコード入力手段に入力された暗証
    コードが上記エンジン始動コード記憶手段に記憶されて
    いるエンジン始動コードに一致したときのみエンジンの
    始動を可能にするエンジン始動制御手段とを備えたこと
    を特徴とする自動車の暗証コード管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車の暗証コード管理
    装置において、上記エンジン始動コードを更新するため
    の更新用信号を入力するエンジン始動コード更新入力手
    段と、上記更新用信号に応じて上記エンジン始動コード
    を更新するエンジン始動コード更新手段とを備えたこと
    を特徴とする自動車の暗証コード管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の自動車の暗証コー
    ド管理装置において、上記コード入力手段は、運転者に
    よって操作される操作手段を用いて構成されたものであ
    ることを特徴とする自動車の暗証コード管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の自動車
    の暗証コード管理装置において、上記エンジン始動制御
    手段によりエンジンの始動が可能になっているときのみ
    ラゲージルームを開放させるラゲージルーム開放手段を
    備えたことを特徴とする自動車の暗証コード管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の自動車
    の暗証コード管理装置において、予め設定されたドア開
    放のための暗証コードであるドア開放コードを記憶する
    ドア開放コード記憶手段と、暗証コードを入力するため
    の第2コード入力手段と、この第2コード入力手段に入
    力されたコードが上記ドア開放コードに一致したときの
    みドアロックを解除するドアロック解除手段とを備えた
    ことを特徴とする自動車の暗証コード管理装置。
  6. 【請求項6】 予め設定されたドア開放のための暗証コ
    ードであるドア開放コードを記憶するドア開放コード記
    憶手段と、暗証コードを入力するためのコード入力手段
    と、このコード入力手段に入力されたコードが上記ドア
    開放コードに一致したときのみドアロックを解除するド
    アロック解除手段とを備えたことを特徴とする自動車の
    暗証コード管理装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の自動車の暗証コー
    ド管理装置において、上記ドア開放コードを更新するた
    めの更新用信号を入力するドア開放コード更新入力手段
    と、上記更新用信号に応じて上記ドア開放コードを更新
    するドア開放コード更新手段とを備えたことを特徴とす
    る自動車の暗証コード管理装置。
JP24331996A 1996-09-13 1996-09-13 自動車の暗証コード管理装置 Withdrawn JPH1089208A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000000528A (ko) * 1998-06-01 2000-01-15 김영환 차량용 키리스의 시동장치
JP2003074234A (ja) * 2001-08-30 2003-03-12 Fujitsu Ten Ltd 車両用盗難防止装置

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KR20000000528A (ko) * 1998-06-01 2000-01-15 김영환 차량용 키리스의 시동장치
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