JPH1089180A - 車両用燃料タンクのバッフル構造 - Google Patents

車両用燃料タンクのバッフル構造

Info

Publication number
JPH1089180A
JPH1089180A JP24970896A JP24970896A JPH1089180A JP H1089180 A JPH1089180 A JP H1089180A JP 24970896 A JP24970896 A JP 24970896A JP 24970896 A JP24970896 A JP 24970896A JP H1089180 A JPH1089180 A JP H1089180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
baffle
chamber
fuel tank
baffle plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24970896A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideichiro Yamazaki
秀一郎 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP24970896A priority Critical patent/JPH1089180A/ja
Publication of JPH1089180A publication Critical patent/JPH1089180A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】底部側に液体燃料が多少残留している燃料タン
クに液体燃料を注入したときに、前記燃料タンクの底部
の燃料を急激に撹拌することのない車両用燃料タンクの
バッフル構造を提供すること。 【解決手段】 燃料タンク10の側部を貫通する燃料注
入パイプ13の燃料排出口13cが燃料タンク10内に
配設され、燃料排出口13cの下方に位置させた部分に
おいて燃料タンク10内がバッフル部品Aにより上燃料
室18と下燃料室17に区画されていると共に、両燃料
室17,18が小面積の連通孔23を介して連通してい
る車両用燃料タンクのバッフル構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、燃料タンクに注入さ
れる液体燃料の流れ状態を制御するようにした車両用燃
料タンクのバッフル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両においては、図8
(a)に示した様に、燃料タンク1の側部に上下に傾斜し
て延びる燃料注入パイプ2を配設し、この燃料注入パイ
プ2の下端部を燃料タンク1の側部を貫通させて内部ま
で延設している。尚、図示は省略したが、燃料タンク1
内の上部は図示しないキャニスタを介して大気連通させ
られている。
【0003】そして、燃料注入パイプ2の上端部内に給
油ノズル3の先端部を挿入することにより、この給油ノ
ズル3からガソリンや軽油等その他の液体燃料を燃料タ
ンク1内に注入する様にしている。この液体燃料の注入
に際して、実線で示した様に、燃料タンク1内の残存液
体燃料4の液面4aが燃料注入パイプ2の下端より低い
場合には、燃料タンク1内のエアの一部はキャニスタを
介して大気に排出され、燃料タンク1内のエアの残りは
燃料注入パイプ2等から大気に排出される。
【0004】この際、燃料タンク1から排出されるエア
には大気を汚染する蒸発燃料ガスが含まれている。この
様な大気に排出される蒸発燃料ガスは、大気汚染の原因
になるので、できるだけすくなくするのが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車等の
車両がおかれる環境は低温から高温まで様々であり、特
に外部温度が比較的高温であるために、燃料タンク内の
残存液体燃料4の温度が例えば30゜C前後の温度にな
ることもある。
【0006】この様な環境下では、燃料タンク1内の残
存液体燃料4が高温であるために蒸発し易いため、燃料
タンク1内の残存液体燃料4を燃料注入パイプ2から注
入される液体燃料5で撹拌すると、更に残存液体燃料4
の蒸発量は増大する傾向にある。
【0007】図8(b)は、外部温度が比較的に高温の状
態で、燃料注入パイプ2から燃料タンク1に液体燃料を
注入したときの、蒸発燃料ガスの単位時間当たりの排出
量の一例を示したものである。この図8(b)の蒸発燃料
ガス特性曲線6によれば、残留液体燃料4が図8(a)のS
TART位置にある状態からEND位置まで液体燃料5を注入
したとすると、液体燃料5の注入初期t0ではL2/min
の蒸発燃料ガス(ベーパー)が大気に排出される。そし
て、蒸発燃料ガスは、注入時間が経過するに従い徐々に
低下する傾向にあり、最後にL1まで低下する。
【0008】この様な蒸発燃料ガスの単位時間当たりの
排出量は、できるだけ少なくするのが、大気汚染を少な
くする上で望ましい。
【0009】そこで、この発明は、底部側に液体燃料が
多少残留している燃料タンクに液体燃料を注入したとき
に、前記燃料タンクの底部の燃料を急激に撹拌すること
のない車両用燃料タンクのバッフル構造を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の発明は、燃料タンクの側部を貫通する燃
料注入パイプの燃料排出端部が前記燃料タンク内に配設
され、前記燃料排出端部の下方に位置させた部分におい
て前記燃料タンク内がバッフル手段により上燃料室と下
燃料室に区画されていると共に、前記両燃料室が小面積
の連通孔を介して連通している車両用燃料タンクのバッ
フル構造としたことを特徴とするものである。この構成
によれば、下燃料室内に液体燃料が残留している状態
で、上燃料室に液体燃料を燃料注入パイプから注入した
場合に、上燃料室に注入された液体燃料は小面積の連通
孔を介して下燃料室に緩やかに流下するので、例え下燃
料室に残留する液体燃料が比較的に高温となっていて
も、残留液体燃料が注入される液体燃料により急激に撹
拌されるのを未然に防止する状態となる。
【0011】また、請求項2の発明によれば、前記バッ
フル手段を前記燃料排出端部の下方に位置させて前記燃
料タンクの底部から所定の高さに水平又は略水平に固定
されたバッフル部品とし、前記バッフル部品に上燃料室
と下燃料室を連通させる連通孔を形成している構成とし
たので、下燃料室に残留する残留液体燃料が注入される
液体燃料により急激に撹拌されるのを未然に防止され
る。しかも、単にバッフル部品を現行の燃料タンクの底
部側に配設するのみで良いので、下燃料室に残留する残
留液体燃料の注入液体燃料による急激な撹拌防止のため
の構成を簡易に設けることができる。
【0012】更に、請求項3の発明は、前記バッフル部
品は多数の連通孔を全体に有するバッフルプレートであ
る構成としたので、バッフルプレートの上に注入される
液体燃料はバッフルプレートの上に沿って広がるように
流れる一方、この液体燃料の流れの途中で燃料の一部が
多数の連通孔から下燃料室内に緩やかに流下することに
なる。この様に多数の連通孔から液体燃料を下方に流下
させることにより、各連通孔の開口面積をかなり小さく
しても、下方に流下する液体燃料の量を多くできるの
で、バッフルプレート上から下方に流下する液体燃料は
下燃料室の残留燃料の下層部まで撹拌することなく表面
部のみを僅かに撹拌することになる。
【0013】しかも、請求項4の発明は、前記バッフル
プレートの周縁部に上方に突出する周壁が設けられてい
る構成としたので、簡単な構成でありながら、燃料注入
パイプから上燃料室に注入される液体燃料が急激に下燃
料室に流下することなく、注入される液体燃料の一部は
バッフルプレートの上にある程度貯溜されることにな
る。
【0014】また、請求項5の発明は、前記バッフル部
品はバッフルプレートと該バッフルプレートの上部を覆
うカバープレートとから中空に形成された偏平容器であ
り、前記カバープレートに上燃料室と前記偏平容器内の
燃料流入室とを連通させる上連通孔が形成され、前記バ
ッフルプレート全体に前記燃料流入室と前記下燃料室を
連通させる多数の下連通孔が形成されている構成とした
ので、燃料注入パイプから偏平容器内に注入される液体
燃料が急激に下燃料室に流下するのを確実に防止するこ
とになる。
【0015】更に、請求項6の発明によれば、前記バッ
フルプレートの下面には仕切壁で区画される多数の空間
が形成され、前記各空間には前記連通孔がそれぞれ開口
している構成としたので、バッフルプレートの上に注入
される液体燃料は小面積の連通孔を介して下方に流下す
るが、この流下する液体燃料の大半はバッフルプレート
の下面に沿って流れた後に仕切壁に沿って下方に流下す
ることになる。この結果、下方に流下する液体燃料は残
留液体燃料を殆ど撹拌することなく下燃料室内に注入さ
れることになる。
【0016】また、請求項7の発明は、前記燃料排出端
部は前記バッフルプレートに沿う方向に液体燃料を排出
可能に傾斜させて配設されている構成としたので、燃料
注入パイプからバッフルプレート上に注入される液体燃
料はバッフルプレート全体にスムース且つ迅速に広がる
ことになる。この結果、液体燃料はバッフルプレート全
体に設けられた多数の連通孔から下燃料室内に流下する
ことになる。
【0017】更に、請求項8の発明は、前記バッフル部
品の周囲と燃料タンクとの間に上燃料室と下燃料室とを
連通させる間隙が形成されている構成としたので、下燃
料室への液体燃料の注入に際して、下燃料室内のエアが
バッフル部品の周囲から上燃料室にスムースに移動する
ことになる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施の形態を図1〜図7に
基づいて説明する。
【0019】<第1実施例>図1(a)は、この発明にか
かるバッフル構造を備える車両用燃料タンクの第1実施
例を示したものである。
【0020】この図1(a)において、10は車両用の燃
料タンク、11は燃料タンク10の上方に開口する下ケ
ース、11aは下ケース11の上部開口縁に設けたフラ
ンジ、12は燃料タンク10の下方に開口する上ケー
ス、12aは上ケース12の下部開口縁に設けたフラン
ジである。そして、燃料タンク10は、下ケース11の
フランジ11aと上ケース12のフランジ12aを気密
に溶接固定することにより形成されている。
【0021】この燃料タンク10の側部には、上下に延
び且つ僅かに傾斜する燃料注入パイプ(フューエルフィ
ラーパイプ)13が配設されている。この燃料注入パイ
プ13は、下端部13aが燃料タンク10の一側部すな
わち上ケース12の側壁12bを貫通して燃料タンク1
0内に配設されている。そして、下端部13aの燃料排
出口13cは、燃料タンク10の他側部すなわち、下ケ
ース11の側部11b側に向けて水平に向けられてい
る。
【0022】また、燃料タンク10内には、上下に延び
る第1のバッフルプレート14,14´と、水平方向に
延びる第2のバッフルプレート15及び第3のバッフル
プレート16が配設されている。この第1のバッフルプ
レート14,14´は上端が上ケース12の上壁12c
に固定され、第2のバッフルプレート15は第1のバッ
フルプレート14,14´の上下方向の中間部に溶接固
定されている。
【0023】しかも、バッフルプレート16は、燃料排
出口13cの直下方に位置させられていると共に、第1
のバッフルプレート14,14´の下端部に溶接固定さ
れている。
【0024】これによって、燃料タンク10内はバッフ
ルプレート16により下燃料室17と上燃料室18に区
画され、上燃料室18はバッフルプレート15により最
上部燃料室18aと中間燃料室18bに区画されてい
る。
【0025】更に、バッフルプレート14,14´には
多数の連通孔14a,14a´が形成されている。この
多数の連通孔14a,14a´のうち最下端のものの一
つは、燃料排出口13cに臨ませられていて、この燃料
排出口13cから排出される液体燃料がバッフルプレー
ト14,14´間等に流れ易くなっている。
【0026】また、バッフルプレート16の下方には液
体流下調整等に用いられる碁盤の目状の調整枠19が配
設されている。この調整枠19は、縦横に等ピッチで配
列され且つ上端部がバッフルプレート16の下面に固着
された多数のL字状の仕切板(仕切壁)20,21から
構成されている。このバッフルプレート16と仕切板2
0,21は最下部のバッフル部品(バッフル手段)Aを
構成しているが、バッフルプレート16のみでバッフル
部品(バッフル手段)を構成することもできる。
【0027】尚、図1(b)に示した様に、仕切板20の
下部には下端に開放するスリット状の切欠20aが長手
方向に等ピッチで多数形成され、仕切板21の上部には
上端に開放するL字状の切欠21aが長手方向に等ピッ
チで形成されている。そして、仕切板20,21は、切
欠20a,21aの部分で互いに係合させることによ
り、碁盤の目状に組付けられている。
【0028】しかも、22は調整枠19の仕切板20,
21により区画される碁盤の目状に配列された空間であ
る。また、上述のバッフルプレート16には、仕切板2
0,21で区画される多数の各空間22に開口する小面
積の連通孔23が形成されている。
【0029】図1(a)中、24はガソリンや軽油等の液
体燃料を給油するときに用いられる給油ノズルである。
尚、本実施例では図示を省略したが、上ケース12の上
壁12cには燃料タンク10の上部と大気を連通させる
パイプが接続され、このパイプには蒸発燃料ガスを捕集
するキャニスタが接続されている。また、バッフルプレ
ート16の周囲と燃料タンク10の内面すなわち下ケー
ス11の内面11cとの間には環状の間隙25が形成さ
れている。
【0030】次に、この様な構成のバッフル構造を備え
る車両用燃料タンクの作用を説明する。
【0031】今、図1(a)に実線で示すように燃料タン
ク10の底部側に残留液体燃料26の液面26aがある
状態で、給油ノズル24から液体燃料24aを燃料注入
パイプ13に注入すると、注入された液体燃料24aは
燃料注入パイプ13の燃料排出口13cから上下に延び
るバッフルプレート14の最下端の連通孔14aに向け
て水平方向に排出される。この排出された液体燃料は、
バッフルプレート14まではバッフルプレート16の上
面に沿って広がるように流れ、その中央部の流れが連通
孔14aを介してバッフルプレート14,14´間に流
れて広がると共に連通孔14a´を介してバッフルプレ
ート14´と下ケース11の側部11bとの間に流れて
広がる。
【0032】そして、このバッフルプレート16上に広
がった液体燃料は残留液体燃料26上を覆った状態で連
通孔23を介して下燃料室17に緩やかに流れて、下燃
料室17を徐々に満たすことになる。この際、燃料排出
口13cからバッフルプレート16上に急激に注入され
る液体燃料は、バッフルプレート16のために下燃料室
17内の残留液体燃料を撹拌することはない。
【0033】また、注入された液体燃料により、燃料タ
ンク10内の液体燃料の液面が第2のバッフルプレート
15よりも上方まで上昇しても、注入される液体燃料は
バッフルプレート15,16間で対流することになるの
で、液体燃料の液面からの蒸発ガスの発生量を低く押え
ることができる。そして、液面が二点鎖線27で示した
位置まで達したときに、液体燃料の注入が終了する。
尚、この様な液体燃料の燃料タンク10への注入に際し
て、最初は燃料タンク10内のエアの一部が燃料注入パ
イプ13及び図示しないキャニスタを介して大気に排出
されるが、キャニスタは蒸発燃料ガスを捕集するので、
キャニスタから排出される蒸発燃料ガスの量は低減され
る。しかも、残留液体燃料の表面は注入される温度の低
い液体燃料で覆われるので、更に蒸発燃料ガスの発生量
は抑制されることになる。
【0034】ところで、自動車等の車両が夏期等におい
て炎天下におかれ、車両に搭載された燃料タンク10内
の残留液体燃料26の温度が例えば略27゜Cである状
態において、燃料タンク10内に上述したバッフルプレ
ート16がないと仮定すると共に、給油ノズル24から
燃料注入パイプ13に注入される液体燃料により、燃料
タンク10の底部側の残留液体燃料26を直接撹拌した
と仮定した場合には、残留液体燃料26の温度が高いの
で、撹拌された残留燃料26は蒸発し易く、多量の蒸発
ガスが発生し易い。この場合、残留液体燃料26が図1
(a)のSTART位置にある状態からEND位置まで液体燃料2
4aを注入したとすると、液体燃料の注入開始から注入
終了までに燃料タンク10内で蒸発する蒸発燃料ガスの
発生量は、図1(c)の破線で示した蒸発ガス特性曲線2
8の様に、注入最初t0ではL3/minと比較的に多い状態
であるが、時間の経過と共に徐々に低下(減少)し、EN
D位置(t1分)ではL2/minとなる。
【0035】しかし、本実施例におけるように、バッフ
ルプレート16を設けているために、燃料排出口13c
からバッフルプレート16上に急激に注入される液体燃
料が下燃料室17内の残留液体燃料を撹拌することがな
い状態では、残留液体燃料23から発生する蒸発燃料ガ
スの量は少ない。しかも、給油所の地下タンク内に貯溜
された比較的に低温の20゜C程度の液体燃料(例えば
ガソリン)を給油ノズル22から燃料注入パイプ13に
注入した場合、注入される液体燃料は温度が比較的に低
いので、液体燃料が燃料タンク10内に燃料排出口13
cから急激に排出されても、注入される液体燃料は比較
的に蒸発しにくい。従って、本実施例では、液体燃料の
注入開始から注入終了までに燃料タンク10内で蒸発す
る蒸発燃料ガスの量は、図1(c)の実線で示した蒸発ガ
ス特性曲線29の様に、バッフルプレート16がない場
合の蒸発ガス特性曲線28よりも低い状態で徐々に低下
(減少)し、END位置(t1分)ではL1(L1<L2)とな
る。
【0036】<第2実施例>図2〜図4は、この発明に
かかるバッフル構造を備える燃料タンクの第2実施例を
示したものである。本実施例では、第1実施例におけ
る、第1のバッフルプレート14,14´及び第2のバ
ッフルプレート15を省略して、バッフルプレート16
の形状を若干変更し、この変更したバッフルプレート1
6´を有するバッフル部品A´を燃料タンク10に直接
取り付けている。また、本実施例では、燃料注入パイプ
13に代えて燃料注入パイプ30を設けている。これら
の以外の構成は、基本的に第1実施例と同じであるの
で、第1実施例と同じか類似する部分には同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0037】本実施例では、燃料ゲージユニット及び燃
料供給ポンプユニット等のユニット組立体31を挿通す
る挿通孔32(図3(a)参照)がバッフルプレート16
´の中央に形成されている。この構成は第1実施例のバ
ッフルプレート16も有しているが、第1実施例ではそ
の図示及びその説明を省略している。また、バッフルプ
レート16´には挿通孔32の縁部に沿い且つ上方に突
出する環状の内周壁16a´が一体に形成され、バッフ
ルプレート16´の周縁部には上方に突出する環状の外
周壁16b´が一体に形成されている。
【0038】尚、燃料タンク10の上ケース12の上壁
12cには上述のユニット組立体31の挿通孔32が形
成されているが、この挿通孔32は図示しない蓋体で閉
成される。この外周壁16b´にはフック状の取付板3
4の一端部が溶接固定され、この取付板34の他端部は
燃料タンク10の内面すなわち上ケース12の内面12
dに溶接固定されている。これにより、バッフルプレー
ト16´を有するバッフル部品A´が上述のように燃料
タンク10に直接取り付られている。
【0039】この構成は比較的に簡単であるので、バッ
フルプレート16´の組付が容易である。また、本実施
例では、燃料注入パイプ30は、上ケース12の側壁1
2bを斜めに傾斜して貫通し且つこの側壁12bに溶接
固定された円筒状のパイプ35と、このパイプ35に接
続された排出パイプ36を有する。この排出パイプ36
は先端部が偏平に形成されていて、排出パイプ36の先
端の排出口36aから排出される液体燃料がバッフルプ
レート16´の上面に沿うと共に広がって排出できるよ
うになっている。しかも、排出パイプ36の排出口36
aは内側フランジ16a´の一辺に対して斜めに向けら
れている。この構成により、排出パイプ36の排出口3
6aからバッフルプレート16´上に排出される液体燃
料が乱流となって複雑に撹拌されるような状態を極力少
なくできるので、排出される液体燃料から発生する蒸発
燃料ガスの量を抑制できることになる。
【0040】本実施例では、燃料注入パイプ30から上
燃料室18に注入される液体燃料がバッフルプレート1
6´の連通孔23から第1実施例と同様にして下方の下
燃料室17に緩やかに流下するので、バッフルプレート
16´上の液体燃料が急激に下燃料室17に流下するこ
となく、又、注入される液体燃料の一部は周壁16a
´,16b´の作用によりバッフルプレート16´の上
にある程度貯溜されることになるので、バッフルプレー
ト16´の周囲から下方に流下するのを防止できる。
【0041】<第3実施例>図5〜図7は、この発明に
かかるバッフル構造を備える車両用燃料タンクの第3実
施例を示したものである。本実施例では、第1実施例に
おける、第1のバッフルプレート14,14´及び第2
のバッフルプレート15を省略すると共に、バッフルプ
レート16の構成に代えて偏平容器40をバッフル部品
(バッフル手段)Bとして燃料タンク10に直接取り付
けている。また、本実施例では、燃料注入パイプ13に
代えて燃料注入パイプ30´を設けている。これらの以
外の構成は、基本的に第1実施例と同じであるので、第
1実施例と同じか類似する部分には同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0042】偏平容器40は、第2実施例におけるバッ
フル部品A´のバッフルプレート16´と、このバッフ
ル部品A´のバッフルプレート16´上を覆うカバープ
レート42を備えている。このカバープレート42の中
央には、バッフルプレート16´の内周壁16a´すな
わち挿通孔33に対応して、ユニット組立体31の挿通
孔42が形成されている。そして、このカバープレート
42の周縁はバッフルプレート16´の周縁に気密に溶
接固定され、カバープレート42の挿通孔42aに沿う
周縁はバッフルプレート16´の内周壁16a´の上縁
に溶接固定されている。これにより、偏平容器40内に
は環状空間すなわち環状燃料流入室43が形成されてい
る。
【0043】また、カバープレート42には燃料流入室
43と上燃料室18とを連通させる上連通孔42cが形
成されている。尚、バッフルプレート16´に設けられ
た連通孔23は、燃料流入室43と下燃料室17とを連
通させる下連通孔となる。しかも、カバープレート42
の一側部には環状燃料流入室43に連通する筒体44が
装着され、この筒体44には燃料注入パイプ30´の排
出パイプ36´が接続されている。このカバープレート
42の周縁部上面にはフック状の取付プレート45の一
端部が溶接固定され、この取付プレート45の他端部は
上ケース12の内側面に溶接固定されている。尚、本実
施例では、排出パイプ36´の燃料排出口36aが第2
実施例の様に偏平とはなっていない。
【0044】この構成によれば、燃料注入パイプ30´
から偏平容器40内の環状燃料流入室43に注入される
液体燃料の流入量が多くても、この燃料がバッフルプレ
ート16´の周囲から下燃料室17に流下することはな
く、又、燃料注入パイプ30´からバッフルプレート1
6´上に流入する液体燃料は連通孔23から第1実施例
と同様にして下方の下燃料室17に緩やかに流下するの
で、バッフルプレート16´上の液体燃料が急激に下燃
料室17に流下することがない。
【0045】また、本実施例におけるカバープレート4
2の周縁部の一部に傾斜壁部42bを設けて、この傾斜
壁部42bに上述した筒体44を装着することにより、
燃料注入パイプ30´の燃料排出口すなわち排出パイプ
36´の燃料排出口36a´をできるだけバッフルプレ
ート16´に沿う方向に向けることができる。しかも、
この構成により、排出パイプ36´の排出口36a´か
らバッフルプレート16´上に排出される液体燃料が乱
流となって複雑に撹拌されるような状態を極力少なくで
きるので、排出される液体燃料から発生する蒸発燃料ガ
スの量を抑制できることになる。
【0046】
【効果】以上説明したように、請求項1の発明は、バッ
フル手段により区画された上燃料室と下燃料室が小面積
の連通孔を介して連通している構成としたので、下燃料
室内に液体燃料が残留している状態で、上燃料室に液体
燃料を燃料注入パイプから注入した場合に、上燃料室に
注入された液体燃料は小面積の連通孔を介して下燃料室
に緩やかに流下することになり、例え下燃料室に残留す
る液体燃料が比較的に高温となっていても、残留液体燃
料が注入される液体燃料により急激に撹拌されるのを未
然に防止できる。
【0047】また、請求項2の発明によれば、前記バッ
フル手段を前記燃料排出端部の下方に位置させて前記燃
料タンクの底部から所定の高さに水平又は略水平に固定
されたバッフル部品とし、前記バッフル部品に上燃料室
と下燃料室を連通させる連通孔を形成している構成とし
たので、下燃料室に残留する残留液体燃料が注入される
液体燃料により急激に撹拌されるのを未然に防止でき
る。しかも、単にバッフル部品を現行の燃料タンクの底
部側に配設するのみで良いので、下燃料室に残留する残
留液体燃料の注入液体燃料による急激な撹拌防止のため
の構成を簡易に設けることができる。
【0048】更に、請求項3の発明は、前記バッフル部
品は多数の連通孔を全体に有するバッフルプレートであ
る構成としたので、バッフルプレートの上に注入される
液体燃料はバッフルプレートの上に沿って広がるように
流れるようにできる一方、この液体燃料の流れの途中で
燃料の一部が多数の連通孔から下燃料室内に緩やかに流
下するようにできる。しかも、この様に多数の連通孔か
ら液体燃料を下方に流下させることにより、各連通孔の
開口面積をかなり小さくしても、下方に流下する液体燃
料の量を多くできるので、バッフルプレート上から下方
に流下する液体燃料は下燃料室の残留燃料の下層部まで
撹拌することなく表面部のみを僅かに撹拌することにな
り、蒸発燃料ガスの発生を抑制できる。
【0049】しかも、請求項4の発明は、前記バッフル
プレートの周縁部に上方に突出する周壁が設けられてい
る構成としたので、簡単な構成でありながら、燃料注入
パイプからバッフルプレート上に注入される液体燃料が
急激に下燃料室に流下するのを防止できると共に、注入
される液体燃料の一部をバッフルプレート上に貯溜し
て、この液体燃料がバッフルプレートの周縁から流下す
るのを防止できる。
【0050】また、請求項5の発明は、前記バッフル部
品はバッフルプレートと該バッフルプレートの上部を覆
うカバープレートとから中空に形成された偏平容器であ
り、前記カバープレートに上燃料室と前記偏平容器内の
燃料流入室とを連通させる上連通孔が形成され、前記バ
ッフルプレート全体に前記燃料流入室と前記下燃料室を
連通させる多数の下連通孔が形成されている構成とした
ので、燃料注入パイプから偏平容器内に注入される液体
燃料が急激に下燃料室に流下するのを防止できると共
に、燃料注入パイプからバッフルプレート上に注入され
る液体燃料がバッフルプレートの周縁から流下するのを
確実に防止できる。
【0051】更に、請求項6の発明によれば、前記バッ
フルプレートの下面には仕切壁で区画される多数の空間
が形成され、前記各空間に前記連通孔がそれぞれ開口し
ている構成としたので、バッフルプレートの上に注入さ
れる液体燃料は小面積の連通孔を介して下方に流下する
が、この流下する液体燃料の大半はバッフルプレートの
下面に沿って流れた後に仕切壁に沿って下方に流下する
ことになる。この結果、下方に流下する液体燃料は残留
液体燃料を殆ど撹拌することなく下燃料室内に注入され
ることになるので、蒸発燃料ガスの発生を効果的に抑制
できる。
【0052】また、請求項7の発明は、前記燃料排出端
部は前記バッフルプレートに沿う方向に液体燃料を排出
可能に傾斜させて配設されている構成としたので、燃料
注入パイプからバッフルプレート上に注入される液体燃
料はバッフルプレート全体にスムース且つ迅速に広がる
ことになる。この結果、液体燃料はバッフルプレート全
体に設けられた多数の連通孔から下燃料室内に流下する
ことになるので、バッフルプレート上に注入排出される
液体燃料が複雑に撹拌されるのを防止して、この液体燃
料から発生する蒸発燃料ガスの量を抑制できる。
【0053】更に、請求項8の発明は、前記バッフル部
品の周囲と燃料タンクとの間に上燃料室と下燃料室とを
連通させる間隙が形成されている構成としたので、下燃
料室への液体燃料の注入に際して、下燃料室内のエアが
バッフル部品の周囲から上燃料室にスムースに移動させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明にかかるバッフル構造を備える
車両用燃料タンクの第1実施例を示す断面図、(b)は(a)
のバッフル部品の部分斜視図、(c)は(a)のバッフル構造
による蒸発燃料ガスの発生量を説明するための蒸発ガス
特性曲線図である。
【図2】(a)はこの発明にかかるバッフル構造を備える
車両用燃料タンクの第2実施例を示す断面図(図3(a)
のD−D線に沿う断面図)、(b)は(a)の部分拡大説明
図、(c)は(a)のバッフル部品を下側から見た部分斜視図
である。
【図3】(a)は図2(a)のバッフルプレートの平面図、
(b)は図2(a)の燃料注入パイプの部分拡大説明図であ
る。
【図4】(a)は図3(a)のバッフルプレートを手前側斜め
上方から見た斜視図、(b)は図4(a)のバッフルプレート
を手前側斜め下方から見た斜視図である。
【図5】(a)はこの発明にかかるバッフル構造を備える
車両用燃料タンクの第3実施例を示す断面図、(b)は(a)
の部分拡大説明図、(c)は(a)のバッフル部品を下側から
見た部分斜視図である。
【図6】(a)は図5(a)の燃料注入パイプの周辺を拡大し
て示した部分拡大説明図、(b)は図6(a)の変形例を示す
説明図である。
【図7】(a)は図5(a)の偏平容器の平面図、(b)は(a)の
偏平容器を手前斜め上方から見た斜視図、(c)は(a)の偏
平容器を手前斜め下方から見た斜視図である。
【図8】(a)は従来の燃料タンクの断面図、(b)は(a)の
燃料タンクにおける蒸発燃料ガスの発生量を説明するた
めの蒸発ガス特性曲線図である。
【符号の説明】
10…燃料タンク 13…燃料注入パイプ 13c…燃料排出口(燃料排出端部) 16,16´…バッフルプレート 16a´…内周壁 16b´…外周壁 17…下燃料室 18…上燃料室 20,21…仕切板(仕切壁) 23…連通孔(下連通孔) 25…間隙 40…偏平容器 42…カバープレート 43…燃料流入室 44…上連通孔 4A…バッフル部品(バッフル手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの側部を貫通する燃料注入パ
    イプの燃料排出端部が前記燃料タンク内に配設され、前
    記燃料排出端部の下方に位置させた部分において前記燃
    料タンク内がバッフル手段により上燃料室と下燃料室に
    区画されていると共に、前記両燃料室が小面積の連通孔
    を介して連通していることを特徴とする車両用燃料タン
    クのバッフル構造。
  2. 【請求項2】 前記バッフル手段は前記燃料排出端部の
    下方に位置させて前記燃料タンクの底部から所定の高さ
    に水平又は略水平に固定されたバッフル部品であり、前
    記バッフル部品に上燃料室と下燃料室を連通させる連通
    孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    車両用燃料タンクのバッフル構造。
  3. 【請求項3】 前記バッフル部品は多数の連通孔を全体
    に有するバッフルプレートであることを特徴とする請求
    項2に記載の車両用燃料タンクのバッフル構造。
  4. 【請求項4】 前記バッフルプレートの周縁部には上方
    に突出する周壁が設けられていることを特徴とする請求
    項3に記載の車両用燃料タンクのバッフル構造。
  5. 【請求項5】 前記バッフル部品はバッフルプレートと
    該バッフルプレートの上部を覆うカバープレートとから
    中空に形成された偏平容器であり、前記カバープレート
    に上燃料室と前記偏平容器内の燃料流入室とを連通させ
    る上連通孔が形成され、前記バッフルプレート全体に前
    記燃料流入室と前記下燃料室を連通させる多数の下連通
    孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の
    車両用燃料タンクのバッフル構造。
  6. 【請求項6】 前記バッフルプレートの下面には仕切壁
    で区画される空間が多数設けられ、前記各空間には前記
    連通孔がそれぞれ開口していることを特徴とする請求項
    3又は5に記載の車両用燃料タンクのバッフル構造。
  7. 【請求項7】 前記燃料排出端部は前記バッフルプレー
    トに沿う方向に液体燃料を排出可能に傾斜させて配設さ
    れていることを特徴とする請求項1〜6に記載の車両用
    燃料タンクのバッフル構造。
  8. 【請求項8】 前記バッフル部品の周囲と燃料タンクと
    の間に上燃料室と下燃料室とを連通させる間隙が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜7に記載の車両用
    燃料タンクのバッフル構造。
JP24970896A 1996-09-20 1996-09-20 車両用燃料タンクのバッフル構造 Pending JPH1089180A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24970896A JPH1089180A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 車両用燃料タンクのバッフル構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24970896A JPH1089180A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 車両用燃料タンクのバッフル構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1089180A true JPH1089180A (ja) 1998-04-07

Family

ID=17197028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24970896A Pending JPH1089180A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 車両用燃料タンクのバッフル構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1089180A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7975869B2 (en) * 2004-08-13 2011-07-12 Hyundai Motor Company Fuel tank assembly with a baffle plate
DE102015214080A1 (de) * 2015-07-24 2017-01-26 Röchling Automotive SE & Co. KG Kfz-Tank mit Einfrierschutz
US9950616B2 (en) 2010-12-03 2018-04-24 Jeffrey Yager Deployable fuel tank baffle and fuel tank system
KR20190042074A (ko) * 2016-09-28 2019-04-23 니코벤처스 홀딩스 리미티드 증기 공급 시스템을 위한 액체 저장 탱크
KR102022557B1 (ko) * 2018-05-09 2019-09-18 (주)동희산업 연료탱크용 배플
KR20200002393A (ko) * 2018-06-29 2020-01-08 삼성중공업 주식회사 연료 탱크 및 상기 연료 탱크를 구비한 선박
CN113002295A (zh) * 2021-04-30 2021-06-22 合肥丰科汽车部件有限公司 一种具有减少液体晃荡功能的铝合金油箱

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7975869B2 (en) * 2004-08-13 2011-07-12 Hyundai Motor Company Fuel tank assembly with a baffle plate
DE102005037887C5 (de) * 2004-08-13 2016-11-24 Hyundai Motor Company Kraftstoffbehälteranordnung
US9950616B2 (en) 2010-12-03 2018-04-24 Jeffrey Yager Deployable fuel tank baffle and fuel tank system
DE102015214080A1 (de) * 2015-07-24 2017-01-26 Röchling Automotive SE & Co. KG Kfz-Tank mit Einfrierschutz
DE102015214080B4 (de) 2015-07-24 2022-03-17 Röchling Automotive SE & Co. KG SCR-Tank für ein Kfz mit Einfrierschutz
KR20190042074A (ko) * 2016-09-28 2019-04-23 니코벤처스 홀딩스 리미티드 증기 공급 시스템을 위한 액체 저장 탱크
JP2019528749A (ja) * 2016-09-28 2019-10-17 ニコベンチャーズ ホールディングス リミテッド 蒸気供給システムのための液体保管タンク
KR20210103583A (ko) * 2016-09-28 2021-08-23 니코벤처스 트레이딩 리미티드 증기 공급 시스템을 위한 액체 저장 탱크
US11723405B2 (en) 2016-09-28 2023-08-15 Nicoventures Trading Limited Liquid storage tank for a vapor provision system
KR102022557B1 (ko) * 2018-05-09 2019-09-18 (주)동희산업 연료탱크용 배플
KR20200002393A (ko) * 2018-06-29 2020-01-08 삼성중공업 주식회사 연료 탱크 및 상기 연료 탱크를 구비한 선박
CN113002295A (zh) * 2021-04-30 2021-06-22 合肥丰科汽车部件有限公司 一种具有减少液体晃荡功能的铝合金油箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7438059B2 (en) Evaporative emission control system and method for small engines
US7383825B2 (en) Small engine fuel tank with integrated evaporative controls
JP5115337B2 (ja) 燃料遮断弁
BRPI0501988B1 (pt) tanque de combustível para motocicleta
JPH1089180A (ja) 車両用燃料タンクのバッフル構造
JP2005335691A (ja) 給油時の蒸気回収装置
US7213583B2 (en) Small engine fuel tank with integrated evaporative controls
US20150231964A1 (en) Filter device and arrangement for ventilating a tank comprising a filter device
JP2004225639A (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2000052791A (ja) 燃料フィ―ドモジュ―ル
JP4501809B2 (ja) リザーブタンク
US3174472A (en) Vapor additive carburetor attachment
JP2001246946A (ja) 燃料タンク
JPH035327B2 (ja)
JPH07266900A (ja) 車両用燃料タンク
JP2659602B2 (ja) エンジンの冷却装置
JPH07257202A (ja) 車両用燃料タンク
US20040163718A1 (en) Vaporized fuel processing device and vehicle with the same
JPH059494Y2 (ja)
JP2001271953A (ja) 燃料遮断弁
JPS6244815Y2 (ja)
US1380045A (en) Non-leak cap for gasolene-tanks
KR20050045382A (ko) 자동차용 연료탱크의 연료유동 저감구조
JPS62295723A (ja) 燃料タンク
JP2500901Y2 (ja) 燃料タンク装置