JPH1088889A - ワンウェイロック式の開量調整器 - Google Patents

ワンウェイロック式の開量調整器

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Publication number
JPH1088889A
JPH1088889A JP26256996A JP26256996A JPH1088889A JP H1088889 A JPH1088889 A JP H1088889A JP 26256996 A JP26256996 A JP 26256996A JP 26256996 A JP26256996 A JP 26256996A JP H1088889 A JPH1088889 A JP H1088889A
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JP
Japan
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lock
window
lock pin
pin
arm
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Application number
JP26256996A
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English (en)
Inventor
Yuzuru Sato
譲 佐藤
Shigemasa Takemoto
重雅 竹本
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Shinkansai Bearing Co Ltd
Original Assignee
Shinkansai Bearing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一点まわりに回動する牽制アームを備えてい
る開量調整器において、窓開放時には窓を所定の開き位
置ごとに自動ロックできるが、窓閉止時には窓を片手操
作のみで一気に閉じ操作できるようにする。 【解決手段】 窓枠1側にベース5を固定する。窓2の
下枠に牽制アーム7の先端側を回動自在に連結する。牽
制アーム7の回動基端のフランジ部19と、ベース5と
の間に、ロック機構と、ロック機能を無効化するロック
阻止機構とを設ける。ロック機構は、フランジ部19に
設けた数個のロック穴21と、ベース5に支持したロッ
クピン23とを含む。ベース5側にロックピン23のロ
ック係合を阻止するブロック体30を設ける。ブロック
体30は線ばねで形成し、常にロックピン23を横切る
よう付勢する。フランジ部19にブロック体30を変位
操作する突起22を設け、窓を開放する場合にのみ、ブ
ロック体30をピン外方へ蹴り出せるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窓用の開量調整器に
関し、窓開き時には牽制アームを所定の角度ごとにロッ
クできるが、窓閉じ時にはロック機能を無効化して一気
に窓を閉じ操作できるようにしたワンウェイロック式の
ものである。
【0002】
【従来の技術】ワンウェイロック式の開量調整器は特公
平8−1115号公報に公知である。さらに、類似する
ロック機構を備えた窓用開閉装置が、特公平7−113
301号公報に公知である。前者は、伸縮自在な一対の
棒体からなる牽制アームを有し、一方の棒体の上面に、
所定の開放位置において両棒体の伸縮を阻止するロック
機構を有する。このロック機構には窓を閉じるときに限
って、ロックピンのロック穴への進入係合を阻止するア
ンロック爪が設けあり、このアンロック爪でロック機能
を無効化できる。別の実施形態では牽制アームを1本の
棒体で構成し、窓枠上に回動自在に支持したガイドで牽
制アームをスライド自在に支持し、ガイドにロック機構
を組み込んでいる。
【0003】後者は、多連リンク型のすべり出し窓用の
開閉装置をベースにしており、窓枠に固定したガイド枠
側にロック体を設け、窓の開閉に同行してスライドする
ロック棒に、自動ロックを阻止する板ばねを設けてい
る。窓を開放するとき、ロック体は板ばねの下面にもぐ
り込んでロック棒のロック凹部と係合できる。しかし窓
を閉じるときは、板ばねの側縁でロック体を受け止め
て、ロック体がロック凹部へ進入係合するのを阻止し、
ロック機能を無効化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者は突き出し式の開
量調整器であって、牽制アームの上面あるいはガイドに
ロック機構を設けるので、全高寸法が大きくなる。その
ため窓を閉じた状態において、開量調整器の全体が窓お
よび窓枠の外面に露出する設置形態を取らざるを得ず、
室内の雰囲気が重視される場合の使用に適さない。この
点、後者の開閉支持装置は、窓を閉じた状態において、
ガイド枠やリンク等の全体機構を窓の下枠と窓枠との間
に収容して覆い隠せて、室内の雰囲気を損なうことがな
い。しかし、開閉装置がすべり出し窓専用に構成してあ
るので、通常の揺動窓には適用できないうらみがある。
【0005】本発明の目的は、通常の揺動窓に適用で
き、しかも窓を閉じた状態においては、開量調整器の全
体を窓と窓枠との間に収容して覆い隠せるワンウェイロ
ック式の開量調整器を提供するにある。本発明の目的
は、窓と窓枠との間の隙間が小さい場合でも、支障なく
取り付けられるようにすることにある。本発明の目的
は、ワンウェイロック式の開量調整器の構成部品点数を
減らして、製作全体コストの減少を図るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の開量調整器は、
窓枠1に固定したベース5に、窓2の開量を規定する牽
制アーム7が、支軸6を介して回動自在に支持されてお
り、ベース5と牽制アーム7の回動基端のフランジ部1
9との間に、所定の窓開放位置において、牽制アーム7
の回動を阻止するロック機構が設けてある。ロック機構
は、支軸6を中心とする円弧線に沿って所定間隔置きに
フランジ部19に形成した複数個のロック穴21と、ロ
ック穴21の移動軌跡に臨むようベース5に往復自在に
案内支持したロックピン23と、ロックピン23をロッ
ク穴21に係合する向きに移動付勢するロックばね24
と、ロックばね24に抗してロックピン23をロック解
除操作する解除具25とからなる。牽制アーム7が窓閉
じ方向へ回動する際に、ロックピン23がロック穴21
に進入係合するのを阻止するためのロック阻止機構が、
ロックピン23とロック穴21との間に設けられてい
る。
【0007】ひとつのロック阻止機構としては、図1な
いし図7に示すごとく、牽制アーム7のフランジ部19
の板面に設けたロック穴21と係脱するロックピン23
をベース5で支軸6と平行な向きにスライド自在に支持
する。ロック阻止機構は、ロックピン23の移動軌跡を
横切ってロック穴21との係合を阻止するブロック体3
0と、ブロック体30をロックピン23の移動軌跡と交
差する向きに移動付勢するばね31とを有する。牽制ア
ーム7が窓開き方向へ回動する際に、ロック穴21がロ
ックピン23の進出位置へ回動するのに先行して、ブロ
ック体30をばね31の付勢力に抗してロックピン23
の移動軌跡の外へ変位操作する突起22をフランジ部1
9に設ける。
【0008】他のロック阻止機構では、図8ないし図1
0に示すごとく、牽制アーム7のフランジ部19の円弧
周縁に切り欠き形成したロック穴21と係脱するロック
ピン23を、ベース5でフランジ部19の板面と平行な
向きにスライド自在に支持する。ロック阻止機構は、フ
ランジ部19の少なくとも片面に配置されて、ロック穴
21の周縁開口においてロックピン23の進入係合を阻
止するブロック板41と、ブロック板41を進入阻止位
置へ向かって移動付勢するばね31とを有する。ブロッ
ク板41の周縁には、各ロック穴21に対応して、ロッ
クピン23の進入係合を阻止する爪部42が、ロック穴
21の周縁開口より僅かに周縁外方へ突出する状態で設
けてある。窓開き時には、ロックピン23が爪部42を
ばね31に抗して移動操作してロック穴21と係合で
き、窓閉じ時には、ロックピン23が爪部42の周縁に
乗り上がってロック穴21を跨ぎ渡るよう構成すること
ができる。
【0009】さらに他のロック阻止機構では、図11お
よび図12に示すごとく、牽制アーム7のフランジ部1
9の板面に設けたロック穴21と係脱するロックピン2
3を、ベース5に支軸6と平行な向きにスライド自在に
支持する。ロック阻止機構は、フランジ部19のロック
ピン23との対向面側に配置したブロック腕47と、ブ
ロック腕47をロックピン23の移動軌跡と交差する向
きに移動付勢するばね31とを有する。ブロック腕47
は、各ロック穴21の入口側開口縁を横切って、ロック
ピン23の進入係合を阻止する阻止壁49と、隣接する
阻止壁49の間に切り欠き形成した切欠部50とを備え
ている。ロックピン23の係合始端に、阻止壁49をく
ぐり抜け案内するガイド面53を形成する。窓開き時に
は、ブロック腕47の阻止壁49がロックピン23の突
端周面でばね31に抗して移動操作されて、ロックピン
23が各ロック穴21へ進入係合でき、窓閉じ時には、
ロックピン23が阻止壁49で受け止められて、各ロッ
ク穴21を通過するよう構成することができる。
【0010】
【作用】支軸6を介して回動自在に支持した牽制アーム
7で窓2の開量を規定する調整器構造を採ったうえで、
牽制アーム7の回動基端のフランジ部19とベース部5
との間に、ロック穴21およびロックピン23を係合要
素とするロック機構と、ロックピン23のロック穴21
への進入係合を阻止するロック阻止機構とを設けるの
で、調整器全体の厚み寸法が小さくなり、窓2と窓枠1
との間の対向隙間に開量調整器を支障なく配置できる。
【0011】図1ないし図7に示すごとく、ロックピン
23の進入係合を阻止するブロック体30と、ばね31
とを備えたロック阻止機構は、常態においてブロック体
30がロックピン23の移動軌跡と交差して、ロックピ
ン23がロック穴21と係合するのを阻止している。窓
2を開き操作すると、フランジ部19に設けた突起22
がブロック体30と接当して、ブロック体30をばね3
1の付勢力に抗してロックピン23の移動軌跡の外へ変
位操作する。従って、ロック穴21がロックピン23の
進出位置へ達すると、ロックピン23はロック穴21と
係合して牽制アーム7の回動をロックする。窓2を閉じ
操作するときは、ブロック体30は突起22で上記とは
逆向きに移動操作されるが、ロックピン23と交差する
状態を維持する。そのため各ロック穴21がロックピン
23の進出位置に達しても、ロックピン23は進出移動
できず、窓2を一気に閉じ操作できる。
【0012】図8ないし図10に示すごとく、フランジ
部19の少なくとも片面に配置したブロック板41と、
ばね31とで構成したロック阻止機構は、常態において
ブロック板41の周縁に設けた爪部42がロック穴21
の周縁開口の一部を占めて、ロックピン23がロック穴
21に入り込むのを阻止する。但し、爪部42はロック
穴21の周縁開口より僅かに外方へ突出させてある。従
って窓2を開き操作すると、ロックピン23の先端が爪
部42に先当たりして、ブロック板41の全体をばね3
1に抗して移動操作し、爪部42を押し除けながらロッ
ク穴21内へ進入係合でき、牽制アーム7を回動不能に
ロックできる。窓2を閉じ操作するときは、ロックピン
23の先端は各爪部42の周縁に乗り上がる。このと
き、ロック穴21の周縁開口幅は爪部42の分だけ狭め
られているので、ロックピン23は穴内へ進入係合する
ことなくロック穴21を跨ぎ渡る。従って窓2を一気に
閉じ操作できる。
【0013】ロック阻止要素として、図11および図1
2に示すごとくブロック腕47とばね31を用いたロッ
ク阻止機構では、常態においてブロック腕47の周縁に
設けた阻止壁49が、各ロック穴21の開口縁を横切っ
て、ロックピン23の進入係合を阻止している。窓2を
開き操作すると、ロックピン23の周面がブロック腕4
7と接当して、ブロック腕47をばね31に抗して移動
操作し、各阻止壁49をロック穴21の開口縁の外へ押
し出す。従って、ロックピン23は各ロック穴21と係
合して牽制アーム7の回動を阻止できる。窓2を閉じ操
作するときは、阻止壁49がロック穴21の一部を塞い
で、ロックピン23がロック穴21と係合するのを阻止
する。これで窓2を一気に閉じ操作できる。
【0014】
【実施例】
(実施例1)図1ないし図7は本発明に係るワンウェイ
ロック式の開量調整器の実施例1を示す。図2におい
て、符号1は窓枠、2は窓、3は窓2を揺動開閉自在に
支持するヒンジである。窓2を所定の開き位置、例えば
閉じ位置から30度、60度、90度の各開き位置にお
いて開閉不能にロック固定するために、窓2の下枠と窓
枠1の下枠との間に本発明の開量調整器が配置されてい
る。
【0015】その開量調整器は、窓枠1側に固定したベ
ース5と、ベース5に支軸6を介して回動自在に支持し
た牽制アーム7と、ベース5と牽制アーム7との間に設
けたロック機構およびロック阻止機構と、ベース5およ
び牽制アーム7の上面を覆い隠すカバー8などを含む。
牽制アーム7の回動先端側は、窓2の下枠の下面に往復
スライド自在に設けたスライダー10に相対回動自在に
ピン9で連結する。
【0016】図3において、ベース5は左右に長い長方
形状の鋼板からなり、そのベース壁5aの左右側縁にそ
れぞれカバー8を支持する立壁部11を上向きに、位置
決め爪12を下向きに折り曲げ形成する。ベース壁5a
の後縁寄りに、ベース下面側へまわり込む支持壁13を
折り曲げ形成し、支持壁13とこれに対向するベース壁
5aとに、左右一対のピン支持用のガイド穴14・14
と15・15をそれぞれ通設する。ベース壁5aの前縁
寄り中央には、先の支軸6を支持する穴16を通設し、
この穴16より左方に牽制アーム7の下面を受け止める
突片17を打ち出し形成する。ベース壁5aの板面3個
所には、ベース5を窓枠1に締結する皿ビス用の挿通穴
を形成する。
【0017】牽制アーム7は、基端側に半円状のフラン
ジ部19を有し、フランジ部19の左側端から帯板状の
腕20を延設したプレス成形品である。フランジ部19
の前縁寄り中央には、支軸6を下面側へ突出する状態で
かしめ固定する。フランジ部19の板面の右半部には、
支軸6を中心とする円弧線に沿って3個のロック穴21
を貫通状に設ける。ロック穴21の円弧列より内側に
は、後述するブロック体30を変位操作するための突起
22が、各ロック穴21に対応して下面側へ打ち出し形
成されている。各突起22は対応するロック穴21の形
成位置を基準にして、これより時計回転方向へ進んだ位
相位置に形成する。
【0018】ロック機構は、ロック穴21と、ベース5
側のガイド穴14に上下動自在に支持したロックピン2
3と、ロックピン23を押し上げ付勢する圧縮コイル形
のロックばね24とからなり、ロックばね24に抗して
ロックピン23を押し下げ操作する解除具25と、解除
具25とロックピン23の下端どうしを接続する連結板
26を有する。ロックピン23の下端部は連結板26に
かしめ固定してあり、ロックピン23は前記支持壁13
の下面側から一方のガイド穴14に差し込む。解除具2
5は上端にフランジ状の操作部27を一体に形成した軸
体からなり、その軸部をベース5の上面側から他方のガ
イド穴15に差し込み、図7に示すように下端のねじ軸
部にナット28をねじ込んで連結板26と一体化する。
解除具25に対してばね24はベース5と操作部27と
の間の軸部に外嵌する。この組付け状態において、ロッ
クピン23は解除具25と連結板26とを介してばね2
4の押し上げ力を受け、ロック穴21と係合する向きに
突き上げ移動付勢されている。
【0019】ロック阻止機構は、ロックピン23の上端
を前後に横切って支軸6側へ伸びるブロック体30と、
ブロック体30をロックピン23の移動軌跡と交差する
向きに移動付勢するばね31とで構成する。この実施例
ではブロック体30を捻じりコイルばねで形成して、ブ
ロック体30これ自体がばね31を兼ねている。ブロッ
ク体30はその基端部をベース5のベース壁5aにねじ
込んだビス32で締結固定し、ばね腕の中途部をベース
5に打ち込んだピン33で受け止めて、ばね腕の先端を
突起22の回動軌跡内に位置させるようにした。ブロッ
ク体30をベース5に装着した後で支軸6を穴16に連
結して、牽制アーム7をベース5に組み込む。支軸6は
止め輪で抜け止めを図っておく。
【0020】上記のように牽制アーム7をベース5に組
んだ状態において、両者5・7間に突起22およびブロ
ック体30の動きを許す隙間が設けられている。この動
作隙間を確保するために、ベース壁5aの上面に突片1
7を設けてある。ベース5は窓枠1の下枠にビスで締結
固定する。このとき、窓枠1に穴加工を施しておき、ベ
ース5の下面より下方に突出する支持壁13や支軸6の
下端等を下枠の枠内空間を利用して収容する。カバー8
は上壁と左右側壁とを有するコ字状のプレス成形品であ
って、上壁の対応位置に解除具25の操作部27の出退
を許す操作口34が開口している。カバー8の左右一対
の側壁のうち、左側壁の前半部は牽制アーム7との接当
干渉を避けるために切り欠いてある。カバー8はベース
5にビスで止め付ける。
【0021】以上のように構成した開量調整器は、窓2
を閉じた状態において調整器の全体を窓2の下枠と窓枠
1とで覆って、その存在を隠すことができる。窓2は図
外のハンドル付き鎖錠装置で閉じ固定してあり、鎖錠装
置を解錠すると任意に開き操作できる。
【0022】ロック機構とロック阻止機構の動作を説明
すると、窓2を閉じた状態においては、図1および図5
に示すように、ブロック体30は自己の弾性でピン33
と接当してばね腕の中途部がロックピン23の上端面を
横切っている。そのため、ロックピン23はロック解除
姿勢を維持して、牽制アーム7のフランジ部19の下面
より下方に待機保持されている。この待機状態から窓2
を開き操作すると、図4および図5に示すように牽制ア
ーム7が図では時計回転方向へ回動し、フランジ部19
の下面側に突出する突起22が、ブロック体30を同行
操作して、そのばね腕をロックピン23の上面上方から
蹴り出す。ばね腕がピン外方へ変位するのと同時に、ば
ね24の力でロックピン23は上方移動してフランジ部
19の下面に接当する。従って、窓2を閉じ位置から3
0度開放操作して、最初のロック穴21がピン上部に位
置すると、ロックピン23は該当のロック穴21内へ進
入係合して、牽制アーム7を回動不能にロック固定す
る。
【0023】窓2を30度開放すると、窓2の下枠がカ
バー8の上面から窓外方へ移動し、解除具25の上面が
カバー8の操作口34を介して開放する状態になる。窓
2をさらに60度、あるいは90度位置まで開放する場
合には、解除具25を押し込んでロックピン23を下方
に向けてロック解除操作する。このとき、図4に示すご
とく先の突起22がばね腕の先端を通過するのと同時
に、ブロック体30のばね腕はピン上面側へ一旦復帰す
るが、上記と同様に窓2の開放動作に連動してばね腕を
次の突起22でピン外方へ変位操作できる。なお、解除
具25の押し込み状態を維持しておけば、60度開放位
置を素通りして90度開放位置まで窓2は一気に開き操
作できる。各ロック穴21にロックピン23が係合した
状態では、図4の想像線で示すように、対応する各突起
22がブロック体30のばね腕をピン外方において接当
保持しており、ロック穴21がロックピン23の上面を
窓開き方向へ通過して初めて、ばね腕が突起22から開
放されてロックピン23側へ復帰揺動する。
【0024】窓2を閉じ操作するときは、解除具25を
押し込んでロックピン23をロック解除操作した後、窓
2を閉じ方向へ引き寄せてロック穴21の位置をずら
す。このとき、ロック穴21が閉じ方向へ僅かに位置ず
れすると、そのばね腕の中途部がロックピン23の上端
面の上方へ入り込む。従って、以後は解除具25を押し
下げ操作するまでもなく、窓2を一気にしかも片手操作
のみで閉じ位置まで引き寄せ操作できる。窓2を閉じ操
作する場合にも、各突起22はブロック体30と接当す
る。しかし、この場合のブロック体30のばね腕は、図
6に示すようにピン33を支点にしてロックピン23の
中心側へ向かってたわみ変形し、最もたわんだ状態でも
ばね腕の中途部がロックピン23の上端面を横切ってい
るので、ロックピン23はロック穴21と係合すること
がない。窓閉じ時のばね腕のたわみ量を窓開き時に比べ
て小さくするために、ピン33で接当支持した状態のば
ね腕を支軸6の中心よりも右方へずれた位置に指向させ
ている(図1参照)。
【0025】(実施例2)図8ないし図10はワンウェ
イロック式の開量調整器の実施例2を示す。そこでのロ
ック機構は、フランジ部19の円弧周縁に沿って3個の
ロック穴21を菱形形状に切り欠き形成してある。ロッ
クピン23は角軸で形成し、その中途部の前後面に通設
した溝36をベース5に固定したガイド片37で支持し
て、ロックピン23を左右水平方向にスライド自在に案
内支持する。また、ガイド片37とロックピン23との
間に、実施例1と同機能を持つロックばね24を介装し
た。ベース5にはロックピン23の左右スライドを許す
溝が形成してある。ロックピン23の係合始端には、フ
ランジ部19の円弧周縁に対して接線状に外接する傾斜
面38を設けてある。
【0026】解除具25は、ロックピン23の外側基端
にビス止めした、階段状に折れ曲がる解除腕39と、解
除腕39の室内側の端に固定したボタン40とを含み、
ボタン40が窓枠1の室内側の内縁に常時露出してい
る。ボタン40を窓枠1に沿ってロックばね24に抗し
ながら左方へスライド操作すると、ロックピン23をロ
ック解除操作できる。
【0027】ロック阻止機構は、フランジ部19の下面
に設けたブロック板41と、ブロック板41を時計回転
方向へ回動付勢する捻じりコイル形のばね31とで構成
する。ブロック板41は扇形の金属板からなり、周縁部
に各ロック穴21に対応して爪部42と菱形の凹部43
と交互に形成し、右方の側縁にストッパー爪44を折り
起こし形成してある。ストッパー爪44はフランジ部1
9の板面右方に通設した開口45に受け入れられる。ブ
ロック板41は支軸6まわりに揺動自在に軸支されてい
て、開口45の範囲内でフランジ部19に対して相対回
動できる。ばね31のコイル部はフランジ部19に固定
したピンに掛け止め、一方のばね腕の遊端をストッパー
爪44に掛け止めておく。
【0028】ロックピン23がロック解除位置にあると
き、ブロック板41の各爪部42は、ロック穴21の右
方の内側縁より穴内方へ突出していて、ロック穴21の
周縁開口を狭めている。さらに爪部42の周縁がフラン
ジ部19の円弧周縁より僅かに周縁外方に突出してい
る。
【0029】従って、窓2を開き操作するときは、図8
に示すごとくロックピン23の突端に爪部42の先端が
先当たりして、ブロック板41の全体がばね31に抗し
て反時計回転方向へ回動操作されるので、ロックピン2
3はロック穴21および凹部43と支障なく係合でき
る。この後に解除具25を左方にスライド操作して、ロ
ックピン23をロック解除すると、ブロック板41は再
びロック穴21の一部を塞ぐように復帰揺動して、ロッ
クピン23を受け止める。次のロック穴21において
も、上記と同様にブロック板41はばね31に抗しなが
らロックピン23で揺動操作されて、ロックピン23の
進入係合を許す。
【0030】窓2を閉じ操作するときは、まずロックピ
ン23を解除具25でロック解除操作して、ロック穴2
1の一部を爪部42で塞ぐ。この状態では、図10に示
すようにロックピン23の傾斜面38が爪部42の周縁
と接当する。そのため窓2を閉じ操作すると、傾斜面3
8は爪部42とロック穴21の上方の側縁周面とに乗り
上がって、ロック穴21を次々と跨ぎ渡って、窓2を片
手操作のみで一気に閉じ操作できる。この実施例2で
は、ロックピン23をベース5の板面に沿ってスライド
自在に案内支持するので、実施例1に比べて開量調整器
の全高寸法がさらに小さくなり、窓枠1に施すべき穴加
工を減少化できる。ブロック板41はフランジ部19の
上面側あるいは上下両面に配置することができる。
【0031】(実施例3)図11および図12は、ワン
ウェイロック式の開量調整器の実施例3を示す。そこで
は、実施例1と同様にフランジ部19の板面にロック穴
21を円弧列状に形成し、ベース5にロックピン23を
上下スライド自在に支持する。実施例1と異なるのは、
ロック阻止機構を次のように構成した点にある。
【0032】すなわちロック阻止機構は、フランジ部1
9の下面に配置した部分円弧状のブロック腕47と、こ
れを反時計回転方向へ回動付勢するねじりコイル形のば
ね31とで構成する。ブロック腕47は、想像線で示す
ように外側の円弧周縁が各ロック穴21の下面の一部を
塞ぐ状態で配置し、その左端部をピン48でフランジ部
19に回動自在に支持する。ブロック腕47の外側の円
弧周縁には、各ロック穴21を塞ぐ阻止壁49を設け、
隣接する阻止壁49の間に台形状の切欠部50を切り欠
き形成する。ピン48寄りの外側周縁はロックピン23
との干渉を避けるために、阻止壁49の曲率より小さく
設定する。内側の円弧周縁の中途部にはストッパー爪5
1を折り起こし形成し、これをフランジ部19の板面に
通設した開口52に差し込み係合して、ブロック腕47
の回動を開口52の範囲内で許すようにしている。ばね
31は捻じりコイル形のばねからなり、そのコイル部を
支軸6に外嵌し、一方のばね腕の遊端をストッパー爪5
1に掛け止める。図12に示すようにロックピン48の
上端面には、傾斜面からなるガイド面53を形成してあ
る。
【0033】窓2を閉じた状態において、ロックピン2
3の上端面はフランジ部19の下面に接当している。ブ
ロック腕47は各阻止壁49がロック穴21の下面前部
を塞いでいる。この状態から窓2を開き操作すると、図
11に示すように最初のロック穴21がロックピン23
に近付くのに伴って、阻止壁49がロックピン23の上
端周面と接当するので、ブロック腕47の全体がばね3
1に抗しながらピン48を中心にして反時計回転方向へ
揺動され、阻止壁49がロック穴21の外方へ移動す
る。従って、窓2が所定の開き位置に来ると、ロックピ
ン23はロック穴21と係合し牽制アーム7をロックで
きる。
【0034】さらに窓2を開き操作するときは、ロック
ピン23をロック解除してブロック腕47を復帰揺動さ
せ、その阻止壁49でロック穴21の一部を塞ぐ。この
後に窓2を開き操作すると、ロックピン23は切欠部5
0の形成位置においてフランジ部19の下面と接当し、
上記と同様にブロック腕47をばね31に抗してロック
穴21の外方へ押し出すので、ロックピン23をロック
穴21にロック係合できる。
【0035】窓2を閉じ操作するときは、ロックピン2
3を解除具25でロック解除操作して、ロック穴21の
一部を阻止壁49で塞ぐ。以後は、図12に示すように
ロックピン23が阻止壁49の下面を次々にくぐり抜け
て各ロック穴21を通過するので、窓2を片手操作のみ
で一気に閉じ操作できる。このとき、ロックピン23の
くぐり抜けを確実なものとするために、ピン上端にガイ
ド面53が設けてある。
【0036】なお、実施例1で説明したロック阻止機構
は、ブロック体30とばね31とを別パーツで形成する
ことができる。ロック穴21は1個でもよいし、4個以
上設けてもよい。窓2は水平のヒンジ中心軸のまわりに
揺動開閉できるよう支持してあってもよく、この場合は
窓枠1と窓2の側枠間に開量調整器を配置する。
【0037】
【発明の効果】本発明では、回動自在に支持した牽制ア
ーム7とベース5との間に、所定の窓開放位置ごとに牽
制アーム7の回動を阻止するロック機構と、窓2を閉じ
る際にロック機構のロック機能を無効化するロック阻止
機構とを設けて、ワンウェイロック式の開量調整器の全
厚寸法が大きくなるのを避けられるようにした。従っ
て、通常の揺動窓に適用できるのはもちろんのこと、開
量調整器の全体を窓2と窓枠1との間に室内側から見え
ない状態で収容して、室内雰囲気が重視される場合でも
支障なく適用できる。ロック機構およびロック阻止機構
の構成部品点数が少ないので、その分だけ製作コストを
減少して、ワンウェイロック式の開量調整器をより低価
格で提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開量調整器の回動基部の平面図である。
【図2】使用例を示す平面図である。
【図3】分解斜視図である。
【図4】窓開放時のブロック体の動作を示す平面図であ
る。
【図5】図4におけるB−B線断面図である。
【図6】窓を閉じ操作する際のブロック体の動作を示す
平面図である。
【図7】図2におけるA−A線断面図である。
【図8】実施例2における開量調整器の平面図である。
【図9】図8におけるC−C線断面図である。
【図10】実施例2における窓を閉じ操作する際のブロ
ック板の動作を示す平面図である。
【図11】実施例3における開量調整器の平面図であ
る。
【図12】実施例3における窓を閉じ操作する際のブロ
ック腕の動作を示す平面図である。
【符号の説明】
1 窓枠 2 窓 5 ベース 6 支軸 7 牽制アーム 19 フランジ部 21 ロック穴 23 ロックピン 24 ロックばね 25 解除具 30 ブロック体 31 ばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠1に固定したベース5に、窓2の開
    量を規定する牽制アーム7が、支軸6を介して回動自在
    に支持されており、ベース5と牽制アーム7の回動基端
    のフランジ部19との間に、所定の窓開放位置におい
    て、牽制アーム7の回動を阻止するロック機構が設けて
    ある開量調整器であって、 ロック機構は、支軸6を中心とする円弧線に沿って所定
    間隔置きにフランジ部19に形成した複数個のロック穴
    21と、ロック穴21の移動軌跡に臨むようベース5に
    往復自在に案内支持したロックピン23と、ロックピン
    23をロック穴21に係合する向きに移動付勢するロッ
    クばね24と、ロックばね24に抗してロックピン23
    をロック解除操作する解除具25とからなり、 牽制アーム7が窓閉じ方向へ回動する際に、ロックピン
    23がロック穴21に進入係合するのを阻止するための
    ロック阻止機構が、ロックピン23とロック穴21との
    間に設けてあるワンウェイロック式の開量調整器。
  2. 【請求項2】 牽制アーム7のフランジ部19の板面に
    設けたロック穴21と係脱するロックピン23が、ベー
    ス5に支軸6と平行な向きにスライド自在に支持されて
    おり、 ロック阻止機構が、ロックピン23の移動軌跡を横切っ
    てロック穴21との係合を阻止するブロック体30と、
    ブロック体30をロックピン23の移動軌跡と交差する
    向きに移動付勢するばね31とを有し、 牽制アーム7が窓開き方向へ回動する際に、ロック穴2
    1がロックピン23の進出位置へ回動するのに先行し
    て、ブロック体30をばね31の付勢力に抗してロック
    ピン23の移動軌跡の外へ変位操作する突起22が、フ
    ランジ部19に設けてある請求項1記載のワンウェイロ
    ック式の開量調整器。
  3. 【請求項3】 牽制アーム7のフランジ部19の円弧周
    縁に切り欠き形成したロック穴21と係脱するロックピ
    ン23が、ベース5でフランジ部19の板面と平行な向
    きにスライド自在に支持されており、 ロック阻止機構が、フランジ部19の少なくとも片面に
    配置されて、ロック穴21の周縁開口においてロックピ
    ン23の進入係合を阻止するブロック板41と、ブロッ
    ク板41を進入阻止位置へ向かって移動付勢するばね3
    1とを有し、 ブロック板41の周縁には、各ロック穴21に対応し
    て、ロックピン23の進入係合を阻止する爪部42が、
    ロック穴21の周縁開口より僅かに周縁外方へ突出する
    状態で設けられており、 窓開き時には、ロックピン23が爪部42をばね31に
    抗して移動操作してロック穴21と係合でき、窓閉じ時
    には、ロックピン23が爪部42の周縁に乗り上がって
    ロック穴21を跨ぎ渡るよう構成してある請求項1記載
    のワンウェイロック式の開量調整器。
  4. 【請求項4】 牽制アーム7のフランジ部19の板面に
    設けたロック穴21と係脱するロックピン23が、ベー
    ス5に支軸6と平行な向きにスライド自在に支持されて
    おり、 ロック阻止機構が、フランジ部19のロックピン23と
    の対向面側に配置したブロック腕47と、ブロック腕4
    7をロックピン23の移動軌跡と交差する向きに移動付
    勢するばね31とを有し、 ブロック腕47は、各ロック穴21の入口側開口縁を横
    切って、ロックピン23の進入係合を阻止する阻止壁4
    9と、隣接する阻止壁49の間に切り欠き形成した切欠
    部50とを備えており、 ロックピン23の係合始端に、阻止壁49をくぐり抜け
    案内するガイド面53が形成されており、 窓開き時には、ブロック腕47の阻止壁49がロックピ
    ン23の突端周面でばね31に抗して移動操作されて、
    ロックピン23が各ロック穴21へ進入係合でき、窓閉
    じ時には、ロックピン23が阻止壁49で受け止められ
    て、各ロック穴21を通過するよう構成してある請求項
    1記載のワンウェイロック式の開量調整器。
JP26256996A 1996-09-10 1996-09-10 ワンウェイロック式の開量調整器 Pending JPH1088889A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006283301A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Shibutani:Kk 開き窓
JP2008169669A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Shibutani:Kk すべり出し窓用のステー
JP2020133280A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 中央発條株式会社 開閉窓

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