JPH1086413A - インク総量制限方法、インク総量制限装置、インク総量制限表色系変換方法および記憶媒体 - Google Patents

インク総量制限方法、インク総量制限装置、インク総量制限表色系変換方法および記憶媒体

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JPH1086413A
JPH1086413A JP8240590A JP24059096A JPH1086413A JP H1086413 A JPH1086413 A JP H1086413A JP 8240590 A JP8240590 A JP 8240590A JP 24059096 A JP24059096 A JP 24059096A JP H1086413 A JPH1086413 A JP H1086413A
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color
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chromatic
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JP8240590A
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Yasunari Yoshida
康成 吉田
Masaaki Hori
雅明 堀
Masaaki Hibino
正明 日比野
Kiyotaka Ohara
清孝 大原
Koji Kobayakawa
浩二 小早川
Masashi Ueda
昌史 上田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/52Circuits or arrangements for halftone screening
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6016Conversion to subtractive colour signals
    • H04N1/6022Generating a fourth subtractive colour signal, e.g. under colour removal, black masking
    • H04N1/6025Generating a fourth subtractive colour signal, e.g. under colour removal, black masking using look-up tables

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値で表される複数色の中間調画像データに
基づいてインクにて印刷する場合のコックリング等を、
中間調画像データの処理により防止する。 【解決手段】 記録媒体から注目画素1画素分の濃度の
多値データC,M,Y,Kを読み込み(S100)、全
インク濃度NDを計算して(S110)、これが所定制
限値L1より大きいか否かを判断する。そして、所定制
限値L1より大きく無い場合には(S120:NO)、
その注目画素については元の多値データをそのまま2値
化処理し、所定制限値L1より大きい場合には(S12
0:YES)、各色毎の多値データを減少させるインク
濃度低減演算を行い(S130)、得られた減少化多値
データC3,M3,Y3とブラックの多値データKとに
基づいて2値化処理を行う(S140)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーインクジェ
ットプリンタ等におけるインク総量制限方法、インク総
量制限表色系変換方法、インク総量制限装置、およびイ
ンク総量制限方法・インク総量制限表色系変換方法を実
現するプログラムを記載した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】多値で表される複数色の中間調画像デー
タを、ドット印刷のオン/オフの2値で表し、カラープ
リンタにて擬似中間調の画像をインクやトナー等により
カラー画像として出力させる手法が知られている。この
中間調画像の2値化処理の手法としては、ディザマトリ
ックスを使用するディザ法等の各種の2値化手法が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような2
値化画像を、カラーインクジェットプリンタなどのよう
に複数色のインクを噴射して画像を形成するプリンタに
て記録用紙上に形成する場合、画像や表現内容によって
はインクの噴射が集中し、記録用紙にしわが発生する現
象、すなわちコックリングや、記録用紙側でのインクの
垂れ落ち現象を生じて、記録画像の品質を低下させるこ
とがあった。
【0004】本発明は、このような多値で表される複数
色の中間調画像データに基づいてインクにて印刷する場
合のコックリング等を、中間調画像データの処理により
防止することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】ここに
は、1つまたはそれ以上の発明が記載され、以下に述べ
るような構成および特徴を有する。本発明のインク総量
制限方法は、多値で表される複数色の中間調画像データ
を、前記複数色に対応する色毎に2値化データに変換
し、該2値化データに基づいて前記複数色に対応するイ
ンクにて記録する場合のインク総量制限方法であって、
前記中間調画像データの各色毎の多値データの大きさに
応じて該各色毎の多値データを減少させる減少化処理を
行うことにより各色毎の減少化多値データを求め、該各
色毎の減少化多値データを、2値化データへの変換対象
とすることを特徴とする。
【0006】このように、2値化前の多値データを各色
毎に減少化処理して減少化多値データとした場合、この
減少化多値データを2値化すると、2値の内、オンに変
換される割合が低下し、インクが記録用紙等の記録媒体
に置かれる量が低下する。したがって、この2値化デー
タに基づいてインクにて記録すると、画像全体のインク
量が少なくなり、コックリングを防止することができ
る。
【0007】更に、本減少化処理では、各色毎の多値デ
ータの大きさに応じて該各色毎の多値データを減少させ
ている。このため、一律に減少させることがないので、
色彩的にも悪影響がない状態でコックリングが防止でき
る。なお、減少化処理は、前記中間調画像データの各色
の多値データの合計値が所定制限値よりも大きい場合
に、[前記各色毎の多値データ×前記所定制限値/前記
合計値]なる計算に基づき、または該計算に対応するテ
ーブルに基づき、前記各色毎の多値データを減少させる
ようにしても良い。前記所定制限値は、各色の多値デー
タの合計値の最大値よりも小さく、かつコックリングが
防止できる値以下に設定する。このことにより、各色の
多値データの合計は、前記所定制限値以内に制限される
ので、完全にコックリングを防止できる。
【0008】また減少化処理は、各色毎の多値データ
に、中間調画像データの各色の多値データの合計値が大
きくなるにしたがって値が小さくなる正の1未満の減少
係数を乗算する処理に基づき、または該乗算に対応する
テーブルに基づき、各色毎の多値データを減少させても
良い。
【0009】また、減少化処理は、中間調画像データの
各色の多値データの合計値が所定制限値よりも大きい場
合に、各色毎の多値データに、中間調画像データの各色
の多値データの合計値が大きくなるにしたがって値が小
さくなる正の1未満の減少係数を乗算する処理に基づ
き、または該乗算に対応するテーブルに基づき、各色毎
の多値データを減少させても良い。多値データが小さい
場合は減少させなくても、コックリングは生じないの
で、多値データが所定制限値より大きい場合に、減少さ
せれば良いからである。
【0010】また、複数の有彩色(例えば、C:シア
ン、M:マゼンタ、Y:イエローの3色)の多値データ
と該複数の有彩色の多値データが内在している黒色を表
す多値データとからなる中間調画像データを、各色毎に
2値化データに変換し、該2値化データに基づいて前記
複数の有彩色および黒色に対応するインクにて記録する
場合には、次のようにインク総量を制限する。
【0011】すなわち、中間調画像データの内の各有彩
色毎の多値データからそれぞれ黒色の多値データを減じ
て得られた各有彩色毎の補正値の大きさに応じて該各有
彩色毎の補正値を減少させる減少化処理を行うことによ
り各有彩色毎の減少化補正値を求め、該減少化補正値に
黒色の多値データを加算することにより各有彩色毎の減
少化多値データを求め、該各有彩色毎の減少化多値デー
タと黒色の多値データとを、2値化データへの変換対象
とする。
【0012】黒色インクが塗布される画素位置には、他
の有彩色のインクは塗布されないので、上述のごとく、
減少化処理では、各有彩色毎の多値データからそれぞれ
黒色の多値データを減じて得られた各有彩色毎の補正値
の大きさに応じて各有彩色毎の補正値を減少させる処理
を行っている。そしてこのようにして得られた各有彩色
毎の減少化補正値を求め、該減少化補正値に黒色の多値
データを加算することにより各有彩色毎の減少化多値デ
ータとしている。2値化対象は、この各有彩色毎の減少
化多値データおよび黒色の多値データである。
【0013】このことにより、有彩色と黒色とで記録す
る場合にも、コックリングが生ずること無く、かつ色調
もほとんど変化すること無く減少処理ができる。なお、
黒色インクが塗布される場合は、他の有彩色のインクは
塗布されることがなく、コックリングが生じにくいの
で、上述の例では、黒色の多値データは減少処理してい
ないが、黒色の多値データについて減少処理しても実質
上問題はない。
【0014】上述の作用を生じる減少化処理としては、
例えば、各有彩色毎の補正値と黒色の多値データとの合
計値が所定制限値よりも大きい場合に、[各色毎の補正
値×(前記所定制限値−前記黒色の多値データ)/(前
記合計値−前記黒色の多値データ)]なる計算に基づ
き、または該計算に対応するテーブルに基づき、各有彩
色毎の減少化補正値を求めることとしても良い。
【0015】また、減少化処理としては、各有彩色毎の
補正値に、各有彩色毎の補正値と黒色の多値データとの
合計値が大きくなるにしたがって値が小さくなる正の1
未満の減少係数を乗算する処理に基づき、または該乗算
に対応するテーブルに基づき、各有彩色毎の減少化補正
値を求めることとしても良い。
【0016】更に、減少化処理としては、各有彩色毎の
補正値と黒色の多値データとの合計値が所定値よりも大
きい場合に、各色毎の補正値に、各有彩色毎の補正値と
黒色の多値データとの合計値が大きくなるにしたがって
値が小さくなる正の1未満の減少係数を乗算する処理に
基づき、または該乗算に対応するテーブルに基づき、各
有彩色毎の減少化補正値を求めることとしても良い。前
述した理由により、各有彩色毎の補正値と黒色の多値デ
ータとの合計値が所定値よりも大きい場合に減少すれば
十分だからである。
【0017】減少係数RATは、次式により計算されて
も上述した機能を果たすことができる。
【0018】
【数3】
【0019】ここで、NDX:前記各有彩色の補正値と黒色
の多値データとの合計が取り得る最大値、ND:前記各有
彩色の補正値と黒色の多値データとの合計値、L2:前記
所定値、L1:インク量の総量制限値(>L2)、^K:K乗を
表し、Kは所定の定数である。なお、上述したインク総
量制限方法は、異なる表色系の中間調画像データから前
記中間調画像データへ表色系を変換するに際して、同時
に実行しても良い。すなわち、インク総量制限表色系変
換方法として構成しても良い。
【0020】また、このインク総量制限表色系変換方法
は、異なる表色系の中間調画像データから前記中間調画
像データへ表色系を変換する処理と上述したインク総量
制限方法とに対応して形成した表色系変換テーブルによ
り、表色系を変換するように構成しても良い。
【0021】なお、このようなインク総量制限方法やイ
ンク総量制限表色系変換方法を実行するプログラムは、
例えば、コンピュータシステム側で起動するプログラム
として備えられる。このようなプログラムの場合、例え
ば、フロッピーディスク、光磁気ディスクやCD−RO
M等の記憶媒体に記憶し、必要に応じてコンピュータシ
ステムにロードして起動することにより用いることがで
きる。
【0022】上述したインク総量制限方法を、インク総
量制限装置として実現する場合は、例えば次のような構
成が挙げられる。すなわち、多値で表される複数色の中
間調画像データを、前記複数色に対応する色毎に2値化
データに変換し、該2値化データに基づいて前記複数色
に対応するインクにて記録する場合におけるインク総量
制限装置であって、前記中間調画像データの各色毎の多
値データの大きさに応じて該各色毎の多値データを減少
させる減少化処理を行うことにより各色毎の減少化多値
データを求め、該各色毎の減少化多値データを、2値化
データへの変換対象とする減少化処理手段を備えたこと
を特徴とするインク総量制限装置である。
【0023】ここで、前記減少化処理手段は、前記中間
調画像データの各色の多値データの合計値が所定制限値
より大きいか否かを判定する合計値判定手段と、前記合
計値判定手段にて前記中間調画像データの各色の多値デ
ータの合計値が所定制限値よりも大きいと判定された場
合に、[前記各色毎の多値データ×前記所定制限値/前
記合計値]なる計算に基づき、または該計算に対応する
テーブルに基づき、前記各色毎の多値データを減少させ
る多値データ減少手段とを有するものであっても良い。
【0024】また、前記減少化処理手段は、前記各色毎
の多値データに、前記中間調画像データの各色の多値デ
ータの合計値が大きくなるにしたがって値が小さくなる
正の1未満の減少係数を乗算する処理に基づき、または
該乗算に対応するテーブルに基づき、前記各色毎の多値
データを減少させる多値データ減少手段を有しているも
のであっても良い。
【0025】また、前記減少化処理手段は、更に、前記
中間調画像データの各色の多値データの合計値が所定制
限値より大きいか否かを判定する合計値判定手段を備
え、前記多値データ減少手段は、前記合計値判定手段に
て前記中間調画像データの各色の多値データの合計値が
所定制限値よりも大きいと判定された場合に、実行され
るものであっても良い。
【0026】また、複数の有彩色の多値データと該複数
の有彩色の多値データが内在している黒色を表す多値デ
ータとからなる中間調画像データを、各色毎に2値化デ
ータに変換し、該2値化データに基づいて前記複数の有
彩色および黒色に対応するインクにて記録する場合にお
けるインク総量制限装置であって、前記中間調画像デー
タの内の前記各有彩色毎の多値データからそれぞれ前記
黒色の多値データを減じて各有彩色毎の補正値を求める
補正値算出手段と、前記補正値算出手段にて求められた
各有彩色毎の補正値の大きさに応じて該各有彩色毎の補
正値を減少させる減少化処理を行うことにより各有彩色
毎の減少化補正値を求める減少化処理手段と、前記減少
化処理手段にて求められた減少化補正値に前記黒色の多
値データを加算することにより各有彩色毎の減少化多値
データを求め、該各有彩色毎の減少化多値データと前記
黒色の多値データとを、2値化データへの変換対象とす
る減少化多値データ算出手段とを備えたことを特徴とす
るインク総量制限装置である。
【0027】前記減少化処理手段は、前記各有彩色毎の
補正値と前記黒色の多値データとの合計値が所定制限値
より大きいか否かを判定する合計値判定手段と、前記合
計値判定手段にて前記合計値が所定制限値より大きいと
判定された場合に、[前記各色毎の補正値×(前記所定
制限値−前記黒色の多値データ)/(前記合計値−前記
黒色の多値データ)]なる計算に基づき、または該計算
に対応するテーブルに基づき、前記各有彩色毎の減少化
補正値を求める減少化補正値算出手段とを有するもので
あっても良い。
【0028】また、前記減少化処理手段は、前記各有彩
色毎の補正値に、前記各有彩色毎の補正値と前記黒色の
多値データとの合計値が大きくなるにしたがって値が小
さくなる正の1未満の減少係数を乗算する処理に基づ
き、または該乗算に対応するテーブルに基づき、前記各
有彩色毎の減少化補正値を求める減少化補正値算出手段
を有するものであっても良い。
【0029】また、前記減少化処理手段は、更に、前記
各有彩色毎の補正値と前記黒色の多値データとの合計値
が所定値より大きいか否かを判定する合計値判定手段を
有し、前記減少化補正値算出手段は、前記合計値判定手
段にて前記合計値が所定値より大きいと判定された場合
に、実行されるものであっても良い。
【0030】前記減少係数RATは、例えば、次式によ
り計算しても求めても良い。
【0031】
【数4】
【0032】ここで、NDX:前記各有彩色の補正値と前記
黒色の多値データとの合計が取り得る最大値、ND:前記
各有彩色の補正値と前記黒色の多値データとの合計値、
L2:前記所定値、L1:インク量の総量制限値(>L2)、^
K:K乗を表し、Kは所定の定数である。
【0033】前述した、複数色は、例えば、減法混色に
おける三原色が挙げられる。
【0034】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、本発明の実施の形態1として
のカラーインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と
略する)2にパソコン4を接続した状態を示している。
図2はその概略ブロック図を示している。
【0035】プリンタ2とパソコン4とは、所定の規
格、ここでは、前述したIEEE1284の規格に準拠
したパラレルインターフェース6,8を採用しており、
そのインターフェース接続用のIEEE1284用ケー
ブル10にて接続されている。プリンタ2は、パラレル
インターフェース6の他に、プログラムにしたがって種
々の制御を実行するCPU12、種々の制御プログラム
が格納されたROM14、CPU12による演算の作業
領域や演算結果や各種設定状態を格納するRAM16、
給紙センサ、排紙センサおよびインク残量センサ、その
他のセンサ類18、プリンタ2のメカニカルな部分を駆
動するためのメインモータなどのエンジン20、および
プリンタ2に簡単な指示を押しボタン式スイッチ22a
にて与えたり、所定の状態を設定するための指示操作や
状態をLEDランプ22bで表示する操作部22を備え
ている。またプリンタ2の本体2aの側面には電源スイ
ッチ3が設けられている。
【0036】一方、パソコン4は、パラレルインターフ
ェース8の他に、プログラムにしたがって種々の制御を
実行するCPU24、種々の制御プログラムが格納され
たROM26、補助記憶装置30内にセットされた記憶
媒体から読み込まれたOS、アプリケーションソフトあ
るいはデバイスドライバーといったプログラム、データ
あるいはCPU24による演算結果や各種設定状態を格
納するRAM28、フロッピーディスク、光磁気ディス
クあるいはCD−ROM等を記憶媒体として外部からプ
ログラムやデータを取り入れる補助記憶装置30、カラ
ー中間調画像、メニューあるいは印刷時のプリンタ2側
のステータス等の表示を行うカラーディスプレイ32、
ユーザーからの入力を受けるキーボード34、およびマ
ウスインターフェース36を介してカラーディスプレイ
32上に表示されているマウスカーソルを移動させ、か
つ指示を入力するためのマウス入力装置38から構成さ
れている。
【0037】プリンタ2は、本体2aの後部上方に給紙
部2bが設けられ、印刷時には給紙部2b内部の記録用
紙が一枚ずつプリンタ2内部の印刷部に送られてプリン
トヘッドからのインク噴射により画像が記録用紙上に形
成された後、排紙トレー2c上に排出される。
【0038】また、パソコン4は、補助記憶装置30か
ら読み込まれて、プログラムとして起動しているプリン
タドライバーにより、プリンタ2との間で、IEEE1
284用ケーブル10のコントロールラインを介して、
シェイクハンド処理のためにストローブ信号やアクノリ
ッジ信号といったハンドシェイク信号を相互に交換しつ
つ、パソコン4からはIEEE1284用ケーブル10
のデータラインを介してデータおよびコマンドの伝送が
なされ、その結果に応じて、プリンタ2は印刷処理を行
ったり、プリンタ2がバイトモードを実行できる場合は
ステータスデータをパソコン4側に送信する。パソコン
4側では、印刷時のプリンタ2のステータスデータが得
られれば、その状態をカラーディスプレイ32のステー
タスモニター表示部32aに表示する。
【0039】また、プリンタードライバーは、2値化処
理機能をプログラムの一部として備えている。この2値
化処理機能は、パソコン4の操作者の指示により、補助
記憶装置30にセットされている記憶媒体あるいはRA
M28に記憶されている多値の中間調画像データを、デ
ィザマトリックスにて2値に変換してプリンタ2に送信
する機能を果たす。このことにより、プリンタ2から排
出された記録用紙上に擬似中間調のカラー画像が形成さ
れる。またこの2値化処理では、コックリング防止のた
めに同時にインク総量制限も行われている。
【0040】図3に、このインク総量制限2値化処理の
フローチャートを示す。まず、記憶媒体あるいはRAM
28から注目画素1画素分の濃度の多値データC,M,
Y,Kを読み込む(S100)。Cはシアン、Mはマゼ
ンタ、Yはイエロー、Kはブラック(黒色)の多値デー
タを表す。なお、元の多値データがC,M,Yのみのデ
ータである場合には、ステップS100では、C,M,
Y中の最低の値がKのデータとして設定される。
【0041】次に、全インク濃度NDが計算される(S
110)。この全インク濃度NDは、次のように計算さ
れる。まず次式1〜3のごとくC,M,YからKの値が
減じられて、補正値C1,M1,Y1が算出される。
【0042】
【数5】
【0043】次に、全インク濃度NDとして補正値C
1,M1,Y1とブラックの多値データKとの合計値が
次式4のごとく求められる。
【0044】
【数6】
【0045】この全インク濃度NDは、プリンタ2が、
多値データCMYKを2値化して、シアン、マゼンタ、
イエローおよびブラックのインクを噴射して画像を形成
する場合のインクの噴射量の目安となる値である。次
に、この全インク濃度NDが所定制限値L1より大きい
か否かが判定される(S120)。この所定制限値L1
は、各多値データの濃度の最大値が「255」で表され
るとすると、例えば「382」に設定される。
【0046】全インク濃度NDが所定制限値L1より大
きくなければ(S120にて「NO」)、その注目画素
については元の多値データC,M,Y,Kが、そのま
ま、次の2値化処理にて2値化され、RAM28や記憶
媒体に記憶される(S140)。例えば、ディザマトリ
ックスにより、対応する閾値により2値化する。ただし
ブラックの多値データKが2値化によりオン(噴射)と
設定された場合には、他のC,M,Yについては、全て
オフ(非噴射)に2値化される。
【0047】全インク濃度NDが所定制限値L1より大
きければ(S120にて「YES」)、インク噴射量が
コックリングを引き起こす可能性が高いとして、次にイ
ンク濃度低減演算が行われる(S130)。このインク
濃度低減演算は次のようにして行われる。
【0048】まず、減少係数RATが次式5のごとく求
められる。
【0049】
【数7】
【0050】なお、全インク濃度NDと減少係数RAT
との関係は図4(a)に示すごとくである。この減少係
数RATと各補正値C1,M1,Y1とをそれぞれ乗算
して、次式6〜8のごとく、減少化補正値C2,M2,
Y2を求める。
【0051】
【数8】
【0052】そして、次式9〜11のごとく、各減少化
補正値C2,M2,Y2にブラックの多値データKを加
えて減少化多値データC3,M3,Y3を求める。
【0053】
【数9】
【0054】こうして得られた減少化多値データC3,
M3,Y3とブラックの多値データKとに基づいて、ス
テップS140では2値化が行われ、RAM28や記憶
媒体に記憶される。次に全画素についての処理が終了し
たか否かが判定されて(S150)、未処理の画素が存
在すれば(S150で「NO」)、ステップS100に
戻り、次の新たな画素に関して前述した処理を繰り返
す。
【0055】そして、全画素について処理が終了すれば
(S150で「YES」)、インク総量制限2値化処理
を終了する。このようにして2値化された擬似中間調デ
ータに基づいて、プリンタ2により印刷させると、カラ
ー画像が用紙上に記録される。
【0056】この記録において、全インク濃度NDがL
1より大きい画素の場合は、コックリングが生じるおそ
れがあるので、有彩色の多値データC,M,Yについて
は、前述の式5〜8の計算により、減少処理されて、減
少処理後のインクの噴射量の目安となる値である、C2
+M2+Y2+Kの値は、L1と等しくなる。したがっ
て、コックリングが防止される。
【0057】また、式6〜8により、各有彩色毎の多値
データの大きさに応じて各有彩色毎の多値データを減少
させている。このように、有彩色の多値データを一律に
減少させていないので、色彩的にも悪影響がない状態で
コックリングが防止できる。式1〜3の処理が補正値算
出手段としての処理に該当し、式4〜8の処理が減少化
処理手段としての処理に該当し、式9〜11の処理が減
少化多値データ算出手段としての処理に該当する。
【0058】ステップS110,S120が合計値判定
手段としての処理に該当し、ステップS130の内の式
5〜8の処理が減少化補正値算出手段に該当する。 [実施の形態2]実施の形態2は、ステップS120,
S130の処理が実施の形態1と異なり、他は実施の形
態1と同じである。
【0059】ステップS120の判定では、全インク濃
度NDが所定値L2より大きいか否かが判定される。こ
の所定値L2は、各多値データの濃度の最大値が「25
5」で表されるとすると、例えば「300」に設定され
る。この所定値L2は、コックリングが生じるおそれの
ある所定制限値L1よりも小さい値である。
【0060】全インク濃度NDが所定値L2より大きく
なければ(S120にて「NO」)、実施の形態1と同
様に、その注目画素については多値データC,M,Y,
Kは、そのまま、次の2値化処理にて2値化され、RA
M28や記憶媒体に記憶される(S140)。
【0061】全インク濃度NDが所定値L2より大きけ
れば(S120にて「YES」)、ステップS130に
ては、まず、前記式5の代りに、減少係数RATが次式
12のごとく求められる。
【0062】
【数10】
【0063】ここで、NDX:前記各有彩色の補正値C
1,M1,Y1と前記黒色の多値データKとの合計ND
が取り得る最大値(ここでは、「510」)、ND:前
記各有彩色の補正値C1,M1,Y1と前記黒色の多値
データKとの合計値(前記式4の値)、L2:前記所定
値(ここでは、「300」)、L1:インク量の総量制
限値(>L2であり、ここでは、「382」)、^K:
K乗を表し、Kは所定の定数(ここでは、「2.6」)
である。
【0064】以後、実施の形態1と同様に、前記式6〜
8のごとく、この減少係数RATと各補正値C1,M
1,Y1とをそれぞれ乗算して、減少化補正値C2,M
2,Y2を求め、更に前記式9〜11に示すごとく減少
化多値データC3,M3,Y3を求めて、ブラックの多
値データKと共に2値化に用いる。
【0065】減少係数RATを計算している前記式12
は、図4(b)に示すごとく、全インク濃度NDの増加
に応じて減少係数RATが滑らかに減少してゆくように
設定されている。したがって、図4(a)の実施の形態
1の場合の減少係数RATの設定に比較して、より違和
感の無いインク総量制限が可能となる。他の効果は実施
の形態1と同じである。
【0066】前記式12の処理が減少化補正値算出手段
としての処理に該当する。 [その他]前述した実施の形態1,2では、既にCMY
(あるいはCMYK)表色系に中間調画像データが変換
されている多値データに対して、インク総量制限を行っ
て2値化していたが、更に、他の表色系、例えばRGB
表色系にて表されている中間調画像データからCMY
(あるいはCMYK)表色系に表色系の変換を行い、続
いて前述した実施の形態1,2の処理を行っても良い。
【0067】また、表色系の変換においてルックアップ
テーブル(LUT)を用いている場合に、LUTによる
表色系の変換後に実施の形態1,2の処理を行っても良
い。また、前記実施の形態1,2のインク総量制限の要
素も含めて前記表色系変換のLUTを作成しておけば、
LUTに基づいて変換するのみで、表色系の変換とイン
ク総量制限も同時に行うことができ、非常に高速で効率
的な処理となる。
【0068】また実施の形態1,2では、有彩色(CM
Y)にK成分を含む多値データに対しての処理を示した
が、予めK成分を取り除いた有彩色(CMY)とK成分
とに対しても同様の処理を行っても良い。実施の形態
1,2では、CMYKの4色のインクにより記録させる
処理を示したが、CMYの3色のインクでも記録は可能
であり、この場合は、前述した各式においては、K=0
として実施すれば良い。この場合、前記式1〜3,9〜
11は実行する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1としてのパソコンとプ
リンタとを接続した状態の説明図である。
【図2】 その概略ブロック図である。
【図3】 実施の形態1におけるインク総量制限2値化
処理のフローチャートである。
【図4】 全インク濃度NDと減少係数RATとの関係
を示す説明図である。
【符号の説明】 2…カラーインクジェットプリンタ 4…パソコン 6,8…パラレルインターフェース 10…IEEE1284用ケーブル 12…CPU
14…ROM 16…RAM 18…センサ類 20…エンジン
22…操作部 22a…押しボタン式スイッチ 22b…LEDラン
プ 24…CPU 26…ROM 28…RAM 3
0…補助記憶装置 32…カラーディスプレイ 32a…ステータスモニ
ター表示部 34…キーボード 36…マウスインターフェース 38…マウス入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大原 清孝 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 (72)発明者 小早川 浩二 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 (72)発明者 上田 昌史 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多値で表される複数色の中間調画像データ
    を、前記複数色に対応する色毎に2値化データに変換
    し、該2値化データに基づいて前記複数色に対応するイ
    ンクにて記録する場合のインク総量制限方法であって、 前記中間調画像データの各色毎の多値データの大きさに
    応じて該各色毎の多値データを減少させる減少化処理を
    行うことにより各色毎の減少化多値データを求め、該各
    色毎の減少化多値データを、2値化データへの変換対象
    とすることを特徴とするインク総量制限方法。
  2. 【請求項2】前記減少化処理は、 前記中間調画像データの各色の多値データの合計値が所
    定制限値よりも大きい場合に、[前記各色毎の多値デー
    タ×前記所定制限値/前記合計値]なる計算に基づき、
    または該計算に対応するテーブルに基づき、前記各色毎
    の多値データを減少させることを特徴とする請求項1記
    載のインク総量制限方法。
  3. 【請求項3】前記減少化処理は、 前記各色毎の多値データに、前記中間調画像データの各
    色の多値データの合計値が大きくなるにしたがって値が
    小さくなる正の1未満の減少係数を乗算する処理に基づ
    き、または該乗算に対応するテーブルに基づき、前記各
    色毎の多値データを減少させることを特徴とする請求項
    1記載のインク総量制限方法。
  4. 【請求項4】前記減少化処理は、 前記中間調画像データの各色の多値データの合計値が所
    定制限値よりも大きい場合に、前記各色毎の多値データ
    に、前記中間調画像データの各色の多値データの合計値
    が大きくなるにしたがって値が小さくなる正の1未満の
    減少係数を乗算する処理に基づき、または該乗算に対応
    するテーブルに基づき、前記各色毎の多値データを減少
    させることを特徴とする請求項3記載のインク総量制限
    方法。
  5. 【請求項5】前記複数色は、減法混色における三原色で
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のイ
    ンク総量制限方法。
  6. 【請求項6】複数の有彩色の多値データと該複数の有彩
    色の多値データが内在している黒色を表す多値データと
    からなる中間調画像データを、各色毎に2値化データに
    変換し、該2値化データに基づいて前記複数の有彩色お
    よび黒色に対応するインクにて記録する場合のインク総
    量制限方法であって、 前記中間調画像データの内の前記各有彩色毎の多値デー
    タからそれぞれ前記黒色の多値データを減じて得られた
    各有彩色毎の補正値の大きさに応じて該各有彩色毎の補
    正値を減少させる減少化処理を行うことにより各有彩色
    毎の減少化補正値を求め、該減少化補正値に前記黒色の
    多値データを加算することにより各有彩色毎の減少化多
    値データを求め、該各有彩色毎の減少化多値データと前
    記黒色の多値データとを、2値化データへの変換対象と
    することを特徴とするインク総量制限方法。
  7. 【請求項7】前記減少化処理は、 前記各有彩色毎の補正値と前記黒色の多値データとの合
    計値が所定制限値よりも大きい場合に、[前記各色毎の
    補正値×(前記所定制限値−前記黒色の多値データ)/
    (前記合計値−前記黒色の多値データ)]なる計算に基
    づき、または該計算に対応するテーブルに基づき、前記
    各有彩色毎の減少化補正値を求めることを特徴とする請
    求項6記載のインク総量制限方法。
  8. 【請求項8】前記減少化処理は、 前記各有彩色毎の補正値に、前記各有彩色毎の補正値と
    前記黒色の多値データとの合計値が大きくなるにしたが
    って値が小さくなる正の1未満の減少係数を乗算する処
    理に基づき、または該乗算に対応するテーブルに基づ
    き、前記各有彩色毎の減少化補正値を求めることを特徴
    とする請求項6記載のインク総量制限方法。
  9. 【請求項9】前記減少化処理は、 前記各有彩色毎の補正値と前記黒色の多値データとの合
    計値が所定値よりも大きい場合に、前記各色毎の補正値
    に、前記各有彩色毎の補正値と前記黒色の多値データと
    の合計値が大きくなるにしたがって値が小さくなる正の
    1未満の減少係数を乗算する処理に基づき、または該乗
    算に対応するテーブルに基づき、前記各有彩色毎の減少
    化補正値を求めることを特徴とする請求項8記載のイン
    ク総量制限方法。
  10. 【請求項10】前記減少係数RATは、次式により計算
    されることを特徴とする請求項9記載のインク総量制限
    方法。 【数1】 ここで、NDX:前記各有彩色の補正値と前記黒色の多値デ
    ータとの合計が取り得る最大値、ND:前記各有彩色の補
    正値と前記黒色の多値データとの合計値、L2:前記所定
    値、L1:インク量の総量制限値(>L2)、^K:K乗を表
    し、Kは所定の定数である。
  11. 【請求項11】前記複数の有彩色は、減法混色における
    三原色であることを特徴とする請求項1〜10のいずれ
    か記載のインク総量制限方法。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれか記載のインク
    総量制限方法が、コンピュータシステムにて実行するプ
    ログラムとして記憶されたことを特徴とする記憶媒体。
  13. 【請求項13】多値で表される複数色の中間調画像デー
    タを、前記複数色に対応する色毎に2値化データに変換
    し、該2値化データに基づいて前記複数色に対応するイ
    ンクにて記録する場合におけるインク総量制限装置であ
    って、 前記中間調画像データの各色毎の多値データの大きさに
    応じて該各色毎の多値データを減少させる減少化処理を
    行うことにより各色毎の減少化多値データを求め、該各
    色毎の減少化多値データを、2値化データへの変換対象
    とする減少化処理手段を備えたことを特徴とするインク
    総量制限装置。
  14. 【請求項14】前記減少化処理手段は、 前記中間調画像データの各色の多値データの合計値が所
    定制限値より大きいか否かを判定する合計値判定手段
    と、 前記合計値判定手段にて前記中間調画像データの各色の
    多値データの合計値が所定制限値よりも大きいと判定さ
    れた場合に、[前記各色毎の多値データ×前記所定制限
    値/前記合計値]なる計算に基づき、または該計算に対
    応するテーブルに基づき、前記各色毎の多値データを減
    少させる多値データ減少手段と、 を有することを特徴とする請求項13記載のインク総量
    制限装置。
  15. 【請求項15】前記減少化処理手段は、 前記各色毎の多値データに、前記中間調画像データの各
    色の多値データの合計値が大きくなるにしたがって値が
    小さくなる正の1未満の減少係数を乗算する処理に基づ
    き、または該乗算に対応するテーブルに基づき、前記各
    色毎の多値データを減少させる多値データ減少手段を有
    していることを特徴とする請求項13記載のインク総量
    制限装置。
  16. 【請求項16】前記減少化処理手段は、更に、 前記中間調画像データの各色の多値データの合計値が所
    定制限値より大きいか否かを判定する合計値判定手段を
    備え、 前記多値データ減少手段は、前記合計値判定手段にて前
    記中間調画像データの各色の多値データの合計値が所定
    制限値よりも大きいと判定された場合に、実行されるこ
    とを特徴とする請求項15記載のインク総量制限装置。
  17. 【請求項17】前記複数色は、減法混色における三原色
    であることを特徴とする請求項13〜16のいずれか記
    載のインク総量制限装置。
  18. 【請求項18】複数の有彩色の多値データと該複数の有
    彩色の多値データが内在している黒色を表す多値データ
    とからなる中間調画像データを、各色毎に2値化データ
    に変換し、該2値化データに基づいて前記複数の有彩色
    および黒色に対応するインクにて記録する場合における
    インク総量制限装置であって、 前記中間調画像データの内の前記各有彩色毎の多値デー
    タからそれぞれ前記黒色の多値データを減じて各有彩色
    毎の補正値を求める補正値算出手段と、 前記補正値算出手段にて求められた各有彩色毎の補正値
    の大きさに応じて該各有彩色毎の補正値を減少させる減
    少化処理を行うことにより各有彩色毎の減少化補正値を
    求める減少化処理手段と、 前記減少化処理手段にて求められた減少化補正値に前記
    黒色の多値データを加算することにより各有彩色毎の減
    少化多値データを求め、該各有彩色毎の減少化多値デー
    タと前記黒色の多値データとを、2値化データへの変換
    対象とする減少化多値データ算出手段と、 を備えたことを特徴とするインク総量制限装置。
  19. 【請求項19】前記減少化処理手段は、 前記各有彩色毎の補正値と前記黒色の多値データとの合
    計値が所定制限値より大きいか否かを判定する合計値判
    定手段と、 前記合計値判定手段にて前記合計値が所定制限値より大
    きいと判定された場合に、[前記各色毎の補正値×(前
    記所定制限値−前記黒色の多値データ)/(前記合計値
    −前記黒色の多値データ)]なる計算に基づき、または
    該計算に対応するテーブルに基づき、前記各有彩色毎の
    減少化補正値を求める減少化補正値算出手段と、 を有することを特徴とする請求項18記載のインク総量
    制限装置。
  20. 【請求項20】前記減少化処理手段は、 前記各有彩色毎の補正値に、前記各有彩色毎の補正値と
    前記黒色の多値データとの合計値が大きくなるにしたが
    って値が小さくなる正の1未満の減少係数を乗算する処
    理に基づき、または該乗算に対応するテーブルに基づ
    き、前記各有彩色毎の減少化補正値を求める減少化補正
    値算出手段を有することを特徴とする請求項18記載の
    インク総量制限装置。
  21. 【請求項21】前記減少化処理手段は、更に、 前記各有彩色毎の補正値と前記黒色の多値データとの合
    計値が所定値より大きいか否かを判定する合計値判定手
    段を有し、 前記減少化補正値算出手段は、前記合計値判定手段にて
    前記合計値が所定値より大きいと判定された場合に、実
    行されることを特徴とする請求項20記載のインク総量
    制限装置。
  22. 【請求項22】前記減少係数RATは、次式により計算
    されることを特徴とする請求項21記載のインク総量制
    限装置。 【数2】 ここで、NDX:前記各有彩色の補正値と前記黒色の多値デ
    ータとの合計が取り得る最大値、ND:前記各有彩色の補
    正値と前記黒色の多値データとの合計値、L2:前記所定
    値、L1:インク量の総量制限値(>L2)、^K:K乗を表
    し、Kは所定の定数である。
  23. 【請求項23】前記複数色は、減法混色における三原色
    であることを特徴とする請求項18〜22のいずれか記
    載のインク総量制限装置。
  24. 【請求項24】異なる表色系の中間調画像データから前
    記中間調画像データへ表色系を変換するに際して、同時
    に請求項1〜11のいずれか記載のインク総量制限方法
    が実行されることを特徴とするインク総量制限表色系変
    換方法。
  25. 【請求項25】異なる表色系の中間調画像データから前
    記中間調画像データへ表色系を変換する処理と請求項1
    〜11のいずれか記載のインク総量制限方法とに対応し
    て形成した表色系変換テーブルにより、表色系を変換す
    ることを特徴とするインク総量制限表色系変換方法。
  26. 【請求項26】請求項24または25のいずれか記載の
    インク総量制限表色系変換方法が、コンピュータシステ
    ムにて実行するプログラムとして記憶されたことを特徴
    とする記憶媒体。
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