JPH1086236A - 伝動ベルトの製造方法及びその方法の実施で得られる伝動ベルト - Google Patents
伝動ベルトの製造方法及びその方法の実施で得られる伝動ベルトInfo
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- JPH1086236A JPH1086236A JP9243032A JP24303297A JPH1086236A JP H1086236 A JPH1086236 A JP H1086236A JP 9243032 A JP9243032 A JP 9243032A JP 24303297 A JP24303297 A JP 24303297A JP H1086236 A JPH1086236 A JP H1086236A
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D29/00—Producing belts or bands
- B29D29/10—Driving belts having wedge-shaped cross-section
- B29D29/103—Multi-ribbed driving belts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G5/00—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
- F16G5/20—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section with a contact surface of special shape, e.g. toothed
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 長い寿命を有するリブ付き加硫伝動ベルトの
製造方法と、この方法による伝動ベルトとを提供する。 【解決手段】 本発明の製造方法は次の各工程を含んで
いる。a)少なくとも緩衝層(22)と圧縮層(25)とを有す
るブランクを形成する工程、b)ブランクをリブ(26)の
刻印(51)を持って設けられた金型(50)の中において圧力
下でモールドする工程、c) ブランクを加硫する工程、
d)繊維(27)のはみ出し端部(28)を露出させるために余
分の材料を除去する機械加工工程。本発明のベルトは、
リブ(26)の少なくとも1つの領域において繊維(27)の平
均方向がリブ(26)の表面に対して実質的に接線方向であ
り、繊維(27)がはみ出し端部(28)を有している。
製造方法と、この方法による伝動ベルトとを提供する。 【解決手段】 本発明の製造方法は次の各工程を含んで
いる。a)少なくとも緩衝層(22)と圧縮層(25)とを有す
るブランクを形成する工程、b)ブランクをリブ(26)の
刻印(51)を持って設けられた金型(50)の中において圧力
下でモールドする工程、c) ブランクを加硫する工程、
d)繊維(27)のはみ出し端部(28)を露出させるために余
分の材料を除去する機械加工工程。本発明のベルトは、
リブ(26)の少なくとも1つの領域において繊維(27)の平
均方向がリブ(26)の表面に対して実質的に接線方向であ
り、繊維(27)がはみ出し端部(28)を有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に自動車におけ
る伝動のための、「リブ付き」ベルトと称される加硫さ
れた伝動ベルトの製造方法と、その方法の実行により得
られた伝動ベルトとに関するものである。
る伝動のための、「リブ付き」ベルトと称される加硫さ
れた伝動ベルトの製造方法と、その方法の実行により得
られた伝動ベルトとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパ特許出願EP−642886
号(三ツ星)から明らかなように、次のようなリブ付き
ベルトがすでに知られている。
号(三ツ星)から明らかなように、次のようなリブ付き
ベルトがすでに知られている。
【0003】すなわち、そのベルトは、裏打ち層と、コ
ードが縦方向に配された緩衝層と、強化用繊維がベルト
に対して横方向に埋め込まれ、ベルトのリブが平坦なブ
ランクを一般に研削ローラで機械加工することにより形
成され、かなりの量、すなわち約30%の材料が失われ
る圧縮層とを有することができる。
ードが縦方向に配された緩衝層と、強化用繊維がベルト
に対して横方向に埋め込まれ、ベルトのリブが平坦なブ
ランクを一般に研削ローラで機械加工することにより形
成され、かなりの量、すなわち約30%の材料が失われ
る圧縮層とを有することができる。
【0004】このようなリブの機械加工は、強化用繊維
の端部がリブの外面からはみ出すようにそれらを露出さ
せるとともに、リブの表面に切り込みを入れ、それによ
って、特に各リブの先端がその側面と交わる凸部領域に
引裂開始線を形成させる。
の端部がリブの外面からはみ出すようにそれらを露出さ
せるとともに、リブの表面に切り込みを入れ、それによ
って、特に各リブの先端がその側面と交わる凸部領域に
引裂開始線を形成させる。
【0005】実公昭59−4196号公報には、はみ出
し状繊維をコーティングしかつ引裂開始線を避けるため
に、ゴムの薄い層を各リブの先端に設けることが提案さ
れている。これは、他の工程が付加されるために、製造
を複雑にする。
し状繊維をコーティングしかつ引裂開始線を避けるため
に、ゴムの薄い層を各リブの先端に設けることが提案さ
れている。これは、他の工程が付加されるために、製造
を複雑にする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】リブの先端に機械加工
を施すことなく、各リブの平坦な先端とその各側面との
間にプーリに接触することのない凹状のひだ区域を創作
することからなる、ヨーロッパ特許出願EP−6428
86号において提案された解決法は、前記問題をそれが
最悪である場合にのみ解決することを可能にするが、機
械加工により生じる引裂開始線の問題や材料の損失の問
題を解決することはない。
を施すことなく、各リブの平坦な先端とその各側面との
間にプーリに接触することのない凹状のひだ区域を創作
することからなる、ヨーロッパ特許出願EP−6428
86号において提案された解決法は、前記問題をそれが
最悪である場合にのみ解決することを可能にするが、機
械加工により生じる引裂開始線の問題や材料の損失の問
題を解決することはない。
【0007】実際、機械加工されたベルトの寿命は他の
種類のベルトのそれよりも一般に短い。
種類のベルトのそれよりも一般に短い。
【0008】しかしながら、リブがはみ出し状繊維を有
するベルトを得ることは、そのような繊維がいくつかの
用途においてベルトの作動音を減少させる傾向があるた
めに、望ましい。
するベルトを得ることは、そのような繊維がいくつかの
用途においてベルトの作動音を減少させる傾向があるた
めに、望ましい。
【0009】本発明の1つの目的は、リブがはみ出し状
繊維を有し、長い寿命を有する、リブ付き伝動ベルトの
製造方法を提供することにある。
繊維を有し、長い寿命を有する、リブ付き伝動ベルトの
製造方法を提供することにある。
【0010】本発明の別の目的は、材料の損失をできる
かぎり少なくする、ベルトの製造方法を提供することに
ある。
かぎり少なくする、ベルトの製造方法を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明の1
つの観点によれば、縦方向に配されたコードが埋め込ま
れたエラストマーの緩衝層と、強化用繊維が埋め込まれ
かつ縦方向に延びる複数のリブが設けられ、各リブの表
面のうちの少なくとも一部の領域がそこからはみ出すは
み出し状繊維を有するエラストマーの圧縮層とを有する
リブ付きの加硫された伝動ベルトの製造方法であって、
a)少なくとも前記緩衝層と前記圧縮層とを有するブラ
ンクを形成する工程と、b)リブの刻印を持って設けら
れ、この刻印はベルトにおける各リブが前記領域に余分
の材料を有するような輪郭を有し、その余分の材料は各
リブの表面におけるエラストマーの表皮の厚さに少なく
とも等しい呼び厚さeであるような金型の中において圧
力下で前記ブランクをモールドする工程と、c) そのブ
ランクを加硫する工程と、d)繊維のはみ出し端部を露
出させるために、前記余分の材料を除去することにより
ベルト上のリブを最終寸法まで機械加工する工程とを備
えていることを特徴とする伝動ベルトの製造方法が提供
される。
つの観点によれば、縦方向に配されたコードが埋め込ま
れたエラストマーの緩衝層と、強化用繊維が埋め込まれ
かつ縦方向に延びる複数のリブが設けられ、各リブの表
面のうちの少なくとも一部の領域がそこからはみ出すは
み出し状繊維を有するエラストマーの圧縮層とを有する
リブ付きの加硫された伝動ベルトの製造方法であって、
a)少なくとも前記緩衝層と前記圧縮層とを有するブラ
ンクを形成する工程と、b)リブの刻印を持って設けら
れ、この刻印はベルトにおける各リブが前記領域に余分
の材料を有するような輪郭を有し、その余分の材料は各
リブの表面におけるエラストマーの表皮の厚さに少なく
とも等しい呼び厚さeであるような金型の中において圧
力下で前記ブランクをモールドする工程と、c) そのブ
ランクを加硫する工程と、d)繊維のはみ出し端部を露
出させるために、前記余分の材料を除去することにより
ベルト上のリブを最終寸法まで機械加工する工程とを備
えていることを特徴とする伝動ベルトの製造方法が提供
される。
【0012】前記呼び厚さ(見かけ厚さ)eは、リブの
表面におけるエラストマーの表皮の層の厚さの実質的に
1〜2倍の範囲にあるのが好ましく、またその厚さの1
〜1.5倍の範囲にあるのが好ましい。
表面におけるエラストマーの表皮の層の厚さの実質的に
1〜2倍の範囲にあるのが好ましく、またその厚さの1
〜1.5倍の範囲にあるのが好ましい。
【0013】例えば、前記呼び厚さeは0.1〜0.3
mmの範囲にあってもよい。
mmの範囲にあってもよい。
【0014】この製造方法は、繊維が、長さ0.5〜1
0mmの範囲にあり、エラストマーの100部に対して
2〜30部の範囲にある重量割合で圧縮層の中に存在す
ることを特徴とするものであってもよい。
0mmの範囲にあり、エラストマーの100部に対して
2〜30部の範囲にある重量割合で圧縮層の中に存在す
ることを特徴とするものであってもよい。
【0015】はみ出し状繊維を有する前記領域はそれぞ
れのリブの側面であってもよい。変形例においては、そ
れぞれのリブの表面全体がはみ出し状繊維を有してい
る。
れのリブの側面であってもよい。変形例においては、そ
れぞれのリブの表面全体がはみ出し状繊維を有してい
る。
【0016】本発明の別の観点によれば、縦方向に配さ
れたコードが埋め込まれたエラストマーの緩衝層と、強
化用繊維が埋め込まれかつ縦方向に延びる複数のリブが
設けられ、その繊維が各リブの表面のうちの少なくとも
一部の領域からはみ出しているエラストマーの圧縮層と
を有し、リブの表面のうちの少なくとも前記領域と近傍
とにおいて、強化用繊維の平均方向がリブの表面に対し
て実質的に接線方向であるリブ付き伝動ベルトが提供さ
れる。
れたコードが埋め込まれたエラストマーの緩衝層と、強
化用繊維が埋め込まれかつ縦方向に延びる複数のリブが
設けられ、その繊維が各リブの表面のうちの少なくとも
一部の領域からはみ出しているエラストマーの圧縮層と
を有し、リブの表面のうちの少なくとも前記領域と近傍
とにおいて、強化用繊維の平均方向がリブの表面に対し
て実質的に接線方向であるリブ付き伝動ベルトが提供さ
れる。
【0017】断面において、リブは、モールド操作中に
リブの前記輪郭に沿うエラストマーのひだの移動線を有
し、かつ、繊維の平均方向がその移動線に沿うものであ
るのが都合よい。
リブの前記輪郭に沿うエラストマーのひだの移動線を有
し、かつ、繊維の平均方向がその移動線に沿うものであ
るのが都合よい。
【0018】本発明のその他の特徴及び利点は、非限定
的な例として与えられた次の記述を読み、添付図面を参
照することで、いっそう明らかになる。
的な例として与えられた次の記述を読み、添付図面を参
照することで、いっそう明らかになる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の1つの実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、これによって本発明が限定
されるものではない。
に基づいて説明する。なお、これによって本発明が限定
されるものではない。
【0020】図6に示されている、従来の方法を用いて
機械加工されたベルトは、編込強化材が任意に埋め込ま
れる裏打ち層11と、コード14が埋め込まれそのコー
ド14が例えばポリエステル、ポリアミドまたはアラミ
ドの繊維から作られている、エラストマー物質からなる
緩衝層12と、強化用繊維17が埋め込まれた圧縮層1
5とを備えている。
機械加工されたベルトは、編込強化材が任意に埋め込ま
れる裏打ち層11と、コード14が埋め込まれそのコー
ド14が例えばポリエステル、ポリアミドまたはアラミ
ドの繊維から作られている、エラストマー物質からなる
緩衝層12と、強化用繊維17が埋め込まれた圧縮層1
5とを備えている。
【0021】このようなベルトを製造するには、多数の
層から形成された平坦なブランクを作製し、そのブラン
クをオートクレーブ中でおよそ6バールから8バールま
での範囲内の圧力で加硫する。
層から形成された平坦なブランクを作製し、そのブラン
クをオートクレーブ中でおよそ6バールから8バールま
での範囲内の圧力で加硫する。
【0022】加硫後にリブ16が研削による機械加工を
受けて、図6に示すように、はみ出し状繊維18がリブ
16の側面19からはみ出したベルトが製造される。図
6に示すように、繊維17の大体の方向は、横方向(す
なわち、横断面に平行な方向)であり、同ベルトの面
2,3に平行な方向である。機械加工の後、はみ出し状
繊維18は繊維17の大体の方向に沿って自然に残る。
受けて、図6に示すように、はみ出し状繊維18がリブ
16の側面19からはみ出したベルトが製造される。図
6に示すように、繊維17の大体の方向は、横方向(す
なわち、横断面に平行な方向)であり、同ベルトの面
2,3に平行な方向である。機械加工の後、はみ出し状
繊維18は繊維17の大体の方向に沿って自然に残る。
【0023】材料の相当な損失(およそ30%)を伴う
のに加えて、材料を除去する前記のような機械加工によ
っても、リブ16の機械加工された表面、すなわち、本
例におけるリブ16の側面19は、前記のヨーロッパ特
許出願EP−633408号に示されているように、あ
る程度まで弱くなる。
のに加えて、材料を除去する前記のような機械加工によ
っても、リブ16の機械加工された表面、すなわち、本
例におけるリブ16の側面19は、前記のヨーロッパ特
許出願EP−633408号に示されているように、あ
る程度まで弱くなる。
【0024】後に図1に示すようにモールドされ加硫さ
れ、後に図2に示すように機械加工された本発明の実施
の形態に係るベルトは、編込強化材が任意に埋め込まれ
る裏打ち層21と、コード24が埋め込まれ、そのコー
ド24が例えばポリエステル、ポリアミドまたはアラミ
ドの繊維などから作られている緩衝層22と、強化用繊
維27が埋め込まれた圧縮層25とを備えている。
れ、後に図2に示すように機械加工された本発明の実施
の形態に係るベルトは、編込強化材が任意に埋め込まれ
る裏打ち層21と、コード24が埋め込まれ、そのコー
ド24が例えばポリエステル、ポリアミドまたはアラミ
ドの繊維などから作られている緩衝層22と、強化用繊
維27が埋め込まれた圧縮層25とを備えている。
【0025】繊維27は、例えば、長さが0.5mmか
ら10mmまでの範囲にある天然繊維または合成繊維で
あり、圧縮層25の内部に、例えばエラストマー100
部に対して2部から30部までの重量割合で存在してい
る。
ら10mmまでの範囲にある天然繊維または合成繊維で
あり、圧縮層25の内部に、例えばエラストマー100
部に対して2部から30部までの重量割合で存在してい
る。
【0026】本発明のベルトを製造するには、多数の層
から形成された平坦なブランクを作製し、そのブランク
を例えば液圧成形用金型中において20バールの圧力で
モールドし、次いで、図1に示すベルトを得るためにそ
れを加硫する。このベルトは輪郭がモールドされる複数
のリブ26を持っており、各リブ26は先端部33と側
面31を有しているが、その輪郭はリブ26の最終寸法
まではモールドされていない。すぐあとの機械加工工程
によって、図2に示すベルトが得られる。
から形成された平坦なブランクを作製し、そのブランク
を例えば液圧成形用金型中において20バールの圧力で
モールドし、次いで、図1に示すベルトを得るためにそ
れを加硫する。このベルトは輪郭がモールドされる複数
のリブ26を持っており、各リブ26は先端部33と側
面31を有しているが、その輪郭はリブ26の最終寸法
まではモールドされていない。すぐあとの機械加工工程
によって、図2に示すベルトが得られる。
【0027】図1に示すように、繊維27の大体の方向
は、図6に示す繊維のそれとはまったく異なっている。
モールド中に、繊維27は、リブ26の輪郭に従う線で
あるゴムのひだの移動線に対して整列する傾向がある。
この移動線がリブ26の表面に近ければ近いほど、その
移動線はリブ26の輪郭に忠実に従う。リブ26の表面
の近傍において、繊維27の大体の方向は、側面31と
先端部33における各リブ26の表面にほとんど平行で
ある。先端部33が側面31に接する領域35において
は、またリブ26の間の溝36においては、前記の大体
の方向は次第に変化する。
は、図6に示す繊維のそれとはまったく異なっている。
モールド中に、繊維27は、リブ26の輪郭に従う線で
あるゴムのひだの移動線に対して整列する傾向がある。
この移動線がリブ26の表面に近ければ近いほど、その
移動線はリブ26の輪郭に忠実に従う。リブ26の表面
の近傍において、繊維27の大体の方向は、側面31と
先端部33における各リブ26の表面にほとんど平行で
ある。先端部33が側面31に接する領域35において
は、またリブ26の間の溝36においては、前記の大体
の方向は次第に変化する。
【0028】さらに、モールド後、厚さdの表皮層すな
わち限界層34がそれぞれのリブ26の表面(31,3
3)に存在し、その層34に繊維27が存在しない(図
1に詳しく見えるように)ということに気づくことがで
きる。この層34は約0.1mmの深さを有している。
わち限界層34がそれぞれのリブ26の表面(31,3
3)に存在し、その層34に繊維27が存在しない(図
1に詳しく見えるように)ということに気づくことがで
きる。この層34は約0.1mmの深さを有している。
【0029】本発明の機械加工工程は、表皮層34を除
去することと、表皮層34に境を接する繊維27の端を
露出させるのに充分になるように機械加工深さを好適に
設定することとからなる。
去することと、表皮層34に境を接する繊維27の端を
露出させるのに充分になるように機械加工深さを好適に
設定することとからなる。
【0030】このような機械加工で、層34の深さより
ほんのわずかだけ深い深さにすることにより、リブ26
のエラストマーの表面に切り込みが形成されるのを防止
し、それによってベルトの寿命を短くするであろう引裂
開始線が同表面に形成されるのを防止する。
ほんのわずかだけ深い深さにすることにより、リブ26
のエラストマーの表面に切り込みが形成されるのを防止
し、それによってベルトの寿命を短くするであろう引裂
開始線が同表面に形成されるのを防止する。
【0031】さらに、壁面31の近傍において、繊維2
7の好ましい方向がその壁面31に実質的に平行である
が、繊維27の方向にかなりの分散があり、その分散が
図6における繊維17のそれよりもはるかに大きいとい
うことに気づくことができる。このような分散は、繊維
27、特にリブ26の側面31における繊維27により
もたらされる緩衝効果を改善する。
7の好ましい方向がその壁面31に実質的に平行である
が、繊維27の方向にかなりの分散があり、その分散が
図6における繊維17のそれよりもはるかに大きいとい
うことに気づくことができる。このような分散は、繊維
27、特にリブ26の側面31における繊維27により
もたらされる緩衝効果を改善する。
【0032】比較例 本例は、同種(3.56mmのピッチを有する6つのリ
ブ)であって異なった方法を用いて製造された3つのベ
ルトが連続的にディーゼルエンジンに備えられて実行さ
れる促進老化試験に対応している。すなわち、 ベルト番号1:従来の方法を用いて機械加工されたベル
ト ベルト番号2:従来の方法を用いてモールドされたベル
ト ベルト番号3:本発明の方法を用いてモールドされかつ
機械加工されたベルト
ブ)であって異なった方法を用いて製造された3つのベ
ルトが連続的にディーゼルエンジンに備えられて実行さ
れる促進老化試験に対応している。すなわち、 ベルト番号1:従来の方法を用いて機械加工されたベル
ト ベルト番号2:従来の方法を用いてモールドされたベル
ト ベルト番号3:本発明の方法を用いてモールドされかつ
機械加工されたベルト
【0033】この試験は、層12及び15(または22
及び25)の分離が認められるまで続けられた。
及び25)の分離が認められるまで続けられた。
【0034】ベルト番号1の寿命を100とすると、ベ
ルト番号2の寿命は142であり、ベルト番号3の寿命
は173であるのが観察された。
ルト番号2の寿命は142であり、ベルト番号3の寿命
は173であるのが観察された。
【0035】機械加工されたベルトはもっとも短い寿命
であった。実行された試験は加硫圧力またはモールド圧
力がきわめて重要であることを示した離層試験であった
ことに留意すべきである。
であった。実行された試験は加硫圧力またはモールド圧
力がきわめて重要であることを示した離層試験であった
ことに留意すべきである。
【0036】同じ圧力でモールドされたベルト番号3の
寿命とベルト番号2の寿命を比較すると、本発明の付加
的な機械加工工程がベルトの寿命を著しく増大させたこ
とがわかるが、これは、前記の実公昭59−4196号
公報とヨーロッパ特許出願EP−633408号の教示
の観点から見れば、特に驚くべきことである。加えて、
機械加工されたベルトにおける材料の約30%の除去に
比べると、本発明の機械加工工程は材料の2〜3パーセ
ントの除去を行う結果としての材料のわずかな厚さの除
去を含んでいるので、その製造方法がかなり経済的であ
るにもかかわらず、ベルト番号3の寿命はベルト番号1
の寿命よりもきわめて長い。
寿命とベルト番号2の寿命を比較すると、本発明の付加
的な機械加工工程がベルトの寿命を著しく増大させたこ
とがわかるが、これは、前記の実公昭59−4196号
公報とヨーロッパ特許出願EP−633408号の教示
の観点から見れば、特に驚くべきことである。加えて、
機械加工されたベルトにおける材料の約30%の除去に
比べると、本発明の機械加工工程は材料の2〜3パーセ
ントの除去を行う結果としての材料のわずかな厚さの除
去を含んでいるので、その製造方法がかなり経済的であ
るにもかかわらず、ベルト番号3の寿命はベルト番号1
の寿命よりもきわめて長い。
【0037】図3〜5は本発明の方法を示している。図
3は、層21,22及び25を含むブランク40の製造
法を示している。繊維27の大体の方向は横方向であ
り、ブランク40の表面に平行である。
3は、層21,22及び25を含むブランク40の製造
法を示している。繊維27の大体の方向は横方向であ
り、ブランク40の表面に平行である。
【0038】図4は、刻印51を有しその輪郭が機械加
工(図1)前のリブ26に相当する液圧金型50の中に
おいて、ブランク40が圧力下でモールドされる方法を
示している。加硫工程は、約20バールの圧力で液圧金
型50の中で実行される。
工(図1)前のリブ26に相当する液圧金型50の中に
おいて、ブランク40が圧力下でモールドされる方法を
示している。加硫工程は、約20バールの圧力で液圧金
型50の中で実行される。
【0039】図5は、機械加工工程が、最終寸法におけ
るリブ26の刻印61を有する研削ローラ60を用いて
実行される方法を示している。この目的のために、加硫
されたブランクが回転のためにプーリ62及び63に取
り付けられ、図2で示したベルトを得るために、前記の
ように研削ローラ60がブランクまで運ばれてそのブラ
ンクを望ましい深さに調整する。機械加工の後に、ベル
トは公知の方法で複数の個々のベルトに大まかに裁断さ
れる。
るリブ26の刻印61を有する研削ローラ60を用いて
実行される方法を示している。この目的のために、加硫
されたブランクが回転のためにプーリ62及び63に取
り付けられ、図2で示したベルトを得るために、前記の
ように研削ローラ60がブランクまで運ばれてそのブラ
ンクを望ましい深さに調整する。機械加工の後に、ベル
トは公知の方法で複数の個々のベルトに大まかに裁断さ
れる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、前記のように構成されている
ので、次のような顕著な効果を奏することができる。
ので、次のような顕著な効果を奏することができる。
【0041】本発明の1つの観点によれば、長い寿命を
有し、さらに材料の損失をできるかぎり少なくする、伝
動ベルトの製造方法を得ることができる。
有し、さらに材料の損失をできるかぎり少なくする、伝
動ベルトの製造方法を得ることができる。
【0042】本発明の他の観点によれば、長い寿命を有
し、さらに材料の損失をできるかぎり少なくした伝動ベ
ルトを得ることができる。
し、さらに材料の損失をできるかぎり少なくした伝動ベ
ルトを得ることができる。
【図1】本発明の実施例に係る方法を用いてモールドさ
れ機械加工されたベルトの、機械加工前の断面図であ
る。
れ機械加工されたベルトの、機械加工前の断面図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係る方法を用いてモールドさ
れ機械加工されたベルトの、機械加工後の断面図であ
る。
れ機械加工されたベルトの、機械加工後の断面図であ
る。
【図3】本発明の実施例に係る方法を示す断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の実施例に係る方法を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】本発明の実施例に係る方法を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】従来の方法を用いて機械加工されたベルトの断
面図である。
面図である。
21 裏打ち層 22 緩衝層 24 コード 25 圧縮層 26 リブ 27 強化用繊維 28 はみ出し状繊維 31 側面 33 先端部 34 表皮 35 領域 40 ブランク 50 金型 51 刻印 60 研削ローラ 61 刻印 62 プーリ
Claims (12)
- 【請求項1】 縦方向に配されたコードが埋め込まれた
エラストマーの緩衝層と、強化用繊維が埋め込まれかつ
縦方向に延びる複数のリブが設けられ、各リブの表面の
うちの少なくとも一部の領域がそこからはみ出すはみ出
し状繊維を有するエラストマーの圧縮層とを有するリブ
付きの加硫された伝動ベルトの製造方法であって、 a)少なくとも前記緩衝層(22)と前記圧縮層(25)とを有
するブランクを形成する工程と、 b)リブ(26)の刻印(51)を持って設けられ、この刻印(5
1)はベルトにおける各リブ(26)が前記領域に余分の材料
を有するような輪郭を有し、その余分の材料は各リブ(2
6)の表面におけるエラストマーの表皮(34)の厚さに少な
くとも等しい呼び厚さeであるような金型(50)の中にお
いて前記ブランクを圧力下でモールドする工程と、 c) そのブランクを加硫する工程と、 d)表皮(34)の層に境を接する前記繊維(27)のはみ出し
端部(28)を露出させるために、そのはみ出し端部(28)が
機械加工を施すときに現れるように選択される厚さeの
前記余分の材料を除去することにより、ベルト上のリブ
(26)を最終寸法まで機械加工する工程とを備えているこ
とを特徴とする伝動ベルトの製造方法。 - 【請求項2】 前記呼び厚さeが、リブ(26)の表面にお
けるエラストマーの表皮(34)の層の厚さの実質的に1〜
2倍の範囲にあることを特徴とする請求項1記載の方
法。 - 【請求項3】 前記呼び厚さeが、実質的に0.1〜
0.3mmの範囲にあることを特徴とする請求項2記載
の方法。 - 【請求項4】 繊維(27)は、長さが0.5〜10mmの
範囲にあり、エラストマーの100部に対して2〜30
部の範囲にある重量割合で圧縮層(25)の中に存在してい
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載
の方法。 - 【請求項5】 前記工程d)が、機械加工により得られ
るべき呼び輪郭の逆形状に対応する輪郭を有する回転研
削ローラ(60)で遂行されることを特徴とする請求項1〜
4のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項6】 前記領域が、それぞれのリブ(26)の側面
(31)であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
つに記載の方法。 - 【請求項7】 それぞれのリブ(26)の表面全体がはみ出
し状繊維(27,28) を有することを特徴とする請求項1〜
5のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項8】 縦方向に配されたコードが埋め込まれた
エラストマーの緩衝層と、強化用繊維が埋め込まれかつ
縦方向に延びる複数のリブが設けられ、その繊維が各リ
ブの表面のうちの少なくとも一部の領域からはみ出して
いるエラストマーの圧縮層とを有し、リブ(26)の表面の
うちの少なくとも前記領域と近傍とにおいて、強化用繊
維(27)の平均方向がリブ(26)の表面に対して実質的に接
線方向であるリブ付き伝動ベルト。 - 【請求項9】 前記領域が、それぞれのリブ(26)の側面
(31)であることを特徴とする請求項8記載のベルト。 - 【請求項10】 各リブ(26)が、その表面全体にわたる
はみ出し端部(28)を有する強化用繊維(27)を有している
ことを特徴とする請求項8記載のベルト。 - 【請求項11】 断面においてリブ(26)がリブ(26)の前
記輪郭に沿うエラストマーのひだの移動線を有し、か
つ、繊維(27)の平均方向がその移動線に沿うことを特徴
とする請求項8〜10のいずれか1つに記載のベルト。 - 【請求項12】 強化用繊維(27)は、長さが0.5〜1
0mmの範囲にあり、エラストマーの100部に対して
2〜30部の範囲にある重量割合で圧縮層(25)の中に存
在していることを特徴とする請求項8〜11のいずれか
1つに記載のベルト。
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