JP3084207B2 - ソリッドタイヤの製造方法 - Google Patents

ソリッドタイヤの製造方法

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/52Unvulcanised treads, e.g. on used tyres; Retreading
    • B29D30/54Retreading
    • B29D2030/547Retreading solid tyres

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  • Tyre Moulding (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐久性に優れたニュー
マチック型のソリッドタイヤを短時間の加硫で経済的に
製造しうるソリッドタイヤの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工場、倉庫、建築現場等において運搬用
として使用されるフォークリフトトラックなどに装着さ
れるいわゆるニューマチック型のソリッドタイヤは、負
担荷重が大きく損傷を受けやすい。このためこの種のソ
リッドタイヤは、耐カット性、耐摩耗性などの諸特性と
共にリムとの嵌合力を高めることが要求され、これらを
充足するために、従来、図7に示すように、ベース部a
に短繊維コード補強ゴム又は硬質ゴムを用いかつトレッ
ド部bに耐摩耗性、耐クラック性等に優れたいわゆるト
レッドゴム配合のゴムを用いた2層構造のものが知られ
ている。
【0003】このようなソリッドタイヤは、重量が重く
中実であるため、転がり抵抗が高く、その低減が要求さ
れている他、同じサイズの空気入りタイヤに比べてゴム
容積が大きいため、加硫時間が長いという問題点があ
る。
【0004】このような加硫時間の増大という問題点に
対して、特開平3−288631号公報は、廃タイヤを
バフしてそのバフ部分にゴム材を貼着し、加硫すること
によって加硫時間の短縮化を図ることを示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらバフ部分
に予めゴム材を貼着して加硫するものは、貼付けたゴム
材の温度が常温であるため加硫時間を十分に短縮できな
いことが判明した。又ゴム材を貼付ける成形工程に時間
がかかり、生産性の低下をもたらすことも問題となって
いる。
【0006】このような生産性の低下という問題点に対
して、特開平3−290234号公報は、モールド内に
タイヤの内側部又は外側部を装着し、このモールド内に
ゴム材を圧入することにより、加硫時間を短縮し、かつ
生産性を高めうる方法を示している。これは特開平7−
32814号公報にも示されている。
【0007】かかる方法の採用によって、加硫時間の短
縮、生産性の向上を図りうるが、圧入されるゴム材とす
でに加硫成形されたタイヤ部材との接着界面の位置が、
完成タイヤの断面高さに対する比として明確に規定され
ていないため、前記接着界面が、走行中のソリッドタイ
ヤの最も発熱するところである断面高さの60%付近に
位置してこの接着界面で剥離損傷を起こすことが多々あ
る。
【0008】この耐久性に関する問題点を解決すべく研
究を重ねた結果、タイヤの断面高さが新品の75%以上
ある減径した使用済ソリッドタイヤを利用し、バフ掛け
後の高さも75%以上とすることにより、接着界面を発
熱が比較的小さい低温域にもっていくことができ、耐久
性を向上しうることを見出した。
【0009】又このように耐久性の向上を図ったタイヤ
において、トレッドバフ面に巻き付けられて加硫により
接合一体化されるシート状に成形されたトレッドゴムに
は、金型のパターン部によってトレッドパターンが成形
される際に、ゴム流れ不良が生じやすく、従って、トレ
ッドゴムを成形工程で成形せず、金型内に圧力を介して
注入し加硫するのが外観不良を防ぎ、しかも成形工程を
簡略化できる点で望ましいことも見出し得た。
【0010】本発明は、減径した使用済ソリッドタイヤ
から形成したコアタイヤのトレッドバフ面に、トレッド
ゴムを加硫により接合一体化し、かつトレッドバフ面の
半径方向高さTBを加硫後タイヤの半径方向の高さTH
の75%以上とすることを基本として、加硫時間を短縮
でき、生産性を高めうるとともに、耐久性の向上を図り
うるソリッドタイヤの製造方法の提供を目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ビード部のビ
ード底面と、ビード底面両側から半径方向外方にのびる
ビード部のビード側面と、このビード側面から半径方向
外方にのびるサイドウォール部のサイドウォール側面
と、その外端を継ぐトレッド部のトレッド面とからなる
基準のタイヤ外表面を有する中実のソリッドタイヤを製
造するソリッドタイヤの製造方法であって、減径した使
用済ソリッドタイヤを準備しかつこの使用済ソリッドタ
イヤのタイヤ外表面を削除してバフ掛けし、トレッドバ
フ面、サイドウォールバフ面、ビード側バフ面、ビード
底バフ面を有するコアタイヤを形成し、かつコアタイヤ
を、前記サイドウォールバフ面、ビード側バフ面、ビー
ド底バフ面を、加硫金型の成形面から突出する保持ピン
に保持させ、加硫金型の内腔内に装着するとともに、
レッドゴムは金型内に圧力を有して注入されかつ加温さ
れることによりトレッドゴムが加硫により接合一体化さ
れる。
【0012】さらに、トレッドバフ面の最小径位置と、
前記加硫後タイヤのビード底面でのタイヤ軸方向外端に
位置するビード底外縁との間の半径方向高さTBを、加
硫後タイヤのトレッド面最大径位置と、前記ビード底外
縁との間の半径方向の高さTHの75%以上かつ95%
以下とし、しかも前記保持ピンの突出量WPと,コアタ
イヤと成形面との間の距離WSとの差である締め代を1
〜5mmとしたことを特徴とする。
【0013】又請求項2記載の発明は、前記保持ピン
は、サイドウォールバフ面、ビード側バフ面を保持する
保持ピンと、ビード底バフ面を保持する保持ピンとを含
ことを特徴とする。
【0014】
【作用】減径した使用済ソリッドタイヤの摩耗したトレ
ッド面のゴムを削除してバフ掛けすることによってトレ
ッドバフ面を有するコアタイヤを形成し、かつ前記トレ
ッドバフ面に、トレッド面を形成するためのトレッドゴ
ムを加硫により接合一体化する。従って、摩耗した使用
済タイヤを再利用しうるとともに、加温して加硫する部
分を少なくでき、加硫時間を短縮し、生産性を向上しう
る。
【0015】又トレッドバフ面の半径方向高さTBを、
加硫後タイヤの半径方向の高さTHの75%以上かつ9
5%以下としているため、トレッドゴムとコアタイヤと
の接着界面を発熱が比較的小さい低温域にもってくるこ
とができ、剥離損傷を効果的に防ぎ、耐久性を高めう
る。
【0016】前記半径方向高さTBが高さTHの75%
よりも小さくなると、トレッドゴムとコアタイヤとの接
着界面が高温域にきて該接着界面における剥離損傷が発
生しやすくなる他、トレッドゴムの量が増し、加硫時間
の短縮化にとっては好ましくない。なおTB/THの比
の値の上限値を0.95としたのは、トレッドパターン
の成形を容易にするためである。
【0017】なおコアタイヤとし、経時変化によってエ
ネルギー損失の低いゴムとなった使用済タイヤを利用し
ているため、発熱を抑制することができ、しかも転がり
抵抗を低減しうるとともに、乗心地性及び操縦安定性を
向上しうる。
【0018】又前記トレッドゴムが金型内に圧力を有し
て注入されかつ加温されることによりコアタイヤと加硫
一体化され、トレッドゴムを予め加温しておくことが可
能となるため、加硫時間をより一層短くでき、かつシー
ト状のトレッドゴム成形工程をなくし、生産性を向上し
うる。
【0019】さらに、コアタイヤにトレッドバフ面の
他、サイドウォールバフ面、ビード側バフ面、ビード底
バフ面を形成し、かつ各バフ面にトレッドゴムを加硫に
より接合一体化しているので、ビード部の外表面に新し
いゴムを付けるため、耐リムスリップ性を維持しうると
ともに、サイドウォール部の外表面の外観を美しく仕上
げることが出来る。
【0020】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。本発明の製造方法により製造されたトレッドタイヤ
1は、図2(図2,図3はトレッド面のみを削除、バフ
掛けした状態を例示するが、図4にタイヤ外表面をバフ
掛けする本発明の実施例を示している)に示すように、
タイヤ半径方向最内側に位置しかつビード部2のビード
底面2Aと、このビード底面2A両側から半径方向外方
にのびるビード部2のビード側面2Bとを形成するベー
スゴム層15、その半径方向外側に位置しかつ前記ビー
ド側面2Bから半径方向外方にのびるサイドウォール部
3のサイドウォール側面3Aを形成する中間ゴム層1
6、およびその半径方向外側に位置しかつ前記サイドウ
ォール側面3Aの外端を継ぐトレッド部4のトレッド面
4Aを形成するトレッドゴム層17を具えたニューマチ
ック型の基準のタイヤ外表面5を有する。
【0021】なお前記ベースゴム層15と中間ゴム層1
6とは、減径した使用済ソリッドタイヤから形成される
コアタイヤ6をなす。
【0022】ベースゴム層15は、短繊維コードで補強
された圧縮弾性率の高い補強ゴム又は硬質ゴムからなる
とともに、前記使用済ソリッドタイヤのトレッド面を形
成する中間ゴム層16には、JISA硬度が例えば50
〜70度のゴムを使用し、耐摩耗性、耐クラック性、及
びグリップ性に優れたゴム組成物、例えば天然ゴム、イ
ソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム等のジエン系
ゴムにカーボンを所定量配合したいわゆるトレッドゴム
配合のものが使用される。
【0023】又前記トレッドゴム層17には、前記中間
ゴム層16と同様のトレッドゴム配合のものが用いられ
る。
【0024】前記使用済ソリッドタイヤの摩耗したトレ
ッド面のゴム(中間ゴム層16)を前記サイドウォール
側面3Aの高さを減じて削除しかつバフ掛けすることに
よってトレッドバフ面7を有する前記コアタイヤ6を形
成する。なおゴム削除の方法は、刃を用いてゴムを切削
するいわゆるピーリング、バフ等を採用できるが、トレ
ッドゴム層17との接着性を高めるためには、前記の如
く最後はバフ掛けが必要である。
【0025】然る後、前記コアタイヤ6を例えば図1に
示すような前記基準のタイヤ外表面5に相当する形状の
内腔Aを有する加硫金型9に装着するが、前記バフ掛け
によって、前記トレッドバフ面7の最小径位置と、加硫
後タイヤのビード底面2Aでのタイヤ軸方向外端に位置
するビード底外縁Eとの間の半径方向高さTBを、加硫
後タイヤのトレッド面最大径位置と、前記ビード底外縁
Eとの間の半径方向の高さTHの75%以上かつ95%
以下、本例では75%としている。
【0026】なお前記半径方向高さTBは、加硫によっ
てビード底面2A間の径が縮小することにより変化する
が、図2においては、加硫前のコアタイヤ6の該半径方
向高さTBと加硫によって得られるソリッドタイヤ1の
前記高さTHとを、便宜上、同一の図面で示している。
【0027】又前記トレッドバフ面7には、ゴム糊が塗
布され、前記トレッドゴム層17をなすトレッドゴム1
0との接着力を高めている。
【0028】前記加硫金型9は、成形されるソリッドタ
イヤ1のタイヤ赤道を分割面とする下型19と上型20
とからなり、該下型19と上型20とによりリング状を
なし、ソリッドタイヤ1を成形しうる前記内腔Aが形成
される金型本体21、およびトレッドゴム層17を形成
する流動状の前記トレッドゴム10が通りかつ該トレッ
ドゴム10の流れを分岐させる分配部22を具える送圧
片23を介して、金型本体21に接続されかつトレッド
ゴム10を加圧する加圧具24を具える。
【0029】前記内腔Aの成形面25は、前記トレッド
ゴム10を該内腔Aに導く注入口26が形設されるとと
もに、前記加圧具24は、本例では、プランジヤポンプ
からなり、シリンダ27内部に充填されるトレッドゴム
10を押圧することにより該トレッドゴム10は前記分
配部22に向かって圧送され、前記注入口26から内腔
A内に注入される。
【0030】なお注入されるトレッドゴム10は、予め
80〜110℃に加熱されており、内腔A内でのさらな
る加温によって、前記コアタイヤ6のトレッドバフ面7
に加硫接合され一体のソリッドタイヤ1を製造する。従
って、加硫時間を大幅に短縮でき、ゴム材を貼付ける工
程がないこととも相まって、生産性を向上しうる。
【0031】又加硫金型として、図3に示すように上型
20の下降によって固形状のトレッドゴム10が圧入さ
れコアタイヤ6と加硫により接合一体化するものも採用
しうる他、トレッドゴムをスクリューで練りながら注入
するいわゆるインジェクションマシンによるものも使用
できる。
【0032】図4は本発明のソリッドタイヤの実施例を
示している。図において、減径した使用済ソリッドタイ
ヤを、そのトレッド面を含めてタイヤ外表面5を削除し
てバフ掛けし、前記トレッドバフ面7、サイドウォール
バフ面11、ビード側バフ面12、ビード底バフ面13
を有するコアタイヤ6を形成することも出来る。
【0033】このコアタイヤ6を加硫金型9の前記内腔
A内に装着するときには、コアタイヤ6を保持するため
に、前記成形面25かつ前記各バフ面11、12、13
の位置に、保持ピン29…を設ける。
【0034】前記保持ピン29は、サイドウォールバフ
面11、ビード側バフ面12を保持する保持ピン29A
…と、ビード底バフ面13を保持する保持ピン29B…
とを含む。
【0035】保持ピン29Aは、図5(A)に示すよう
に、周方向に略等間隔で成形面25から円柱状に例えば
8個突出するとともに、保持ピン29Bは、図5
(B)、図5(C)に示すように、タイヤ軸方向に長い
凸の略円弧状として周方向に略等間隔で例えば8個設け
られており、これによってコアタイヤ6の内腔A内への
装着を容易かつ確実に位置決めして行うことが出来る。
【0036】又保持ピン29A、29Bとコアタイヤ6
との締め代(WP−WS)は、1〜5mm、より好ましく
は2〜3mmに設定する。締め代(WP−WS)が1mmよ
りも小さいと、コアタイヤ6の保持が不十分となり、逆
に5mmよりも大きいと、加硫時にコアタイヤ6が押さえ
つけられる量が過大となり、加硫後の復元によって保持
ピン29A、29B周辺に凹凸が発生し、タイヤの外観
を阻害する。
【0037】なお本実施例では、保持ピン29A、29
Bの突出量WPを5mmとし、かつコアタイヤ6と成形面
25との間の距離WSを3mmとしている。又保持ピン2
9Aの径φを5mmに設定するとともに、保持ピン29B
の曲率半径Rを20mm、その厚さTを4mmとしている。
【0038】又前記距離WSは、3mm以上、より好まし
くは5mm以上とするのが、ゴム流れ不良によるベアーの
発生を防ぐ観点から望ましい。
【0039】
【具体例】表1に基づく仕様でソリッドタイヤを製造
(実施例1、2、比較例1〜4)し、各性能をテストし
た。テスト方法は次の通り。
【0040】(1)嵌合力 リムをタイヤにアムスラー試験機を用いて押圧、嵌入す
る際のピーク値を採用し、比較例3を100とする指数
で表示した。数値が大きい程、嵌合力が大きいことを示
す。
【0041】(2)耐リムスリップ性 各試供タイヤを1.5tフォークリフトに装着し、1t
の荷重をのせ、8の字旋回し5km走行後のリムとタイヤ
との間のスリップ量を測定した。
【0042】(3)ドラム損傷テスト 各試供タイヤを5.00sのリムにセットし、2180
kgfの力でタイヤをドラムに押しつけ速度15km/hで
60分間走らせたあとのタイヤの損傷状況を調べた。
【0043】(4)実車走行テスト 各試供タイヤを1.5tフォークリフトに装着し、2万
km走行後のタイヤの摩耗状況を調べた。
【0044】(5)加硫時間 各試供タイヤを最適加硫するのにかかった時間を示し、
比較例3を100としたときの指数で示した。数値が小
さいほど加硫時間が短いことを示す。
【0045】(6)転がり抵抗 各試供タイヤを5.00sのリムにセットし2180kg
fの力でタイヤをドラムに押しつけ速度15km/hでま
わしたときの抵抗値を指数で示した。比較例3を100
として数値が小さいほど転がり抵抗が低いことを示す。
【0046】
【表1】
【0047】テストの結果、実施例のものは、加硫時間
が短く、かつ耐久性にも問題がないことに加え、コアタ
イヤの占める割合が多い分だけ、比較例2よりも転がり
抵抗が小さいことが確認出来た。
【0048】
【発明の効果】叙上の如く本発明のソリッドタイヤの製
造方法は、加硫時間を短縮化でき、生産性を高めうると
ともに、耐久性を維持しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法に用いる加硫金型の一例を示
す断面図である。
【図2】本発明の製造方法により製造されたソリッドタ
イヤを示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を略示する加硫金型の断面
図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図5】(A)、(B)はコアタイヤを加硫金型内で保
持するための保持ピンを示す断面図、(C)は(B)の
X−X線断面図である。
【図6】比較例2に用いるソリッドタイヤを示す断面図
である。
【図7】ソリッドタイヤを例示する断面図である。
【符号の説明】
2 ビード部 2A ビード底面 2B ビード側面 3 サイドウォール部 3A サイドウォール側面 4 トレッド部 4A トレッド面 5 タイヤ外表面 6 コアタイヤ 7 トレッドバフ面 9 加硫金型 10 トレッドゴム 11 サイドウォールバフ面 12 ビード側バフ面 13 ビード底バフ面 A 内腔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−290234(JP,A) 特開 平5−31822(JP,A) 特開 平3−288631(JP,A) 特開 平7−32814(JP,A) 実開 昭59−134529(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29D 30/00 - 30/72 B60C 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビード部のビード底面と、ビード底面両側
    から半径方向外方にのびるビード部のビード側面と、こ
    のビード側面から半径方向外方にのびるサイドウォール
    部のサイドウォール側面と、その外端を継ぐトレッド部
    のトレッド面とからなる基準のタイヤ外表面を有する中
    実のソリッドタイヤを製造するソリッドタイヤの製造方
    法であって、 減径した使用済ソリッドタイヤを準備しかつこの使用済
    ソリッドタイヤのタイヤ外表面を削除してバフ掛けし、
    トレッドバフ面、サイドウォールバフ面、ビード側バフ
    面、ビード底バフ面を有するコアタイヤを形成し、 かつコアタイヤを、前記サイドウォールバフ面、ビード
    側バフ面、ビード底バフ面を、加硫金型の成形面から突
    出する保持ピンに保持させ、加硫金型の内腔内に装着す
    るとともにトレッドゴムは金型内に圧力を有して注入さ
    れかつ加温されることによりトレッドゴムが加硫により
    接合一体化され、 かつトレッドバフ面の最小径位置と、前記加硫後タイヤ
    のビード底面でのタイヤ軸方向外端に位置するビード底
    外縁との間の半径方向高さTBを、加硫後タイヤのトレ
    ッド面最大径位置と、前記ビード底外縁との間の半径方
    向の高さTHの75%以上かつ95%以下とし、 しかも前記保持ピンの突出量WPと,コアタイヤと成形
    面との間の距離WSとの差である締め代は1〜5mmであ
    ことを特徴とするソリッドタイヤの製造方法。
  2. 【請求項2】前記保持ピン(29)は、サイドウォール
    バフ面(11)、ビード側バフ面(12)を保持する保
    持ピン(29A)…と、ビード底バフ面(13)を保持
    する保持ピン(29B)…とを含むことを特徴とする請
    求項1記載のソリッドタイヤの製造方法。
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