JPH05154941A - リキャプタイヤの製造方法及びリキャプタイヤ - Google Patents

リキャプタイヤの製造方法及びリキャプタイヤ

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JPH05154941A
JPH05154941A JP3319321A JP31932191A JPH05154941A JP H05154941 A JPH05154941 A JP H05154941A JP 3319321 A JP3319321 A JP 3319321A JP 31932191 A JP31932191 A JP 31932191A JP H05154941 A JPH05154941 A JP H05154941A
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JP
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tire
radius
rubber layer
recap
tread rubber
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JP3319321A
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English (en)
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Shohachiro Nakayama
詔八郎 中山
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Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレキュアトレッドゴム層を用いるリキャプ
タイヤの作業性向上と、完成リキャプタイヤの溝底クラ
ック等の性能を改善することである。 【構成】 標準リムに標準内圧の30%の内圧を充填し
て組み付けたトレッドゴムのバフ後の台タイヤのクラウ
ン半径をRaとし、プレキュアトレッドゴム層の台タイ
ヤに張り付ける側の面の幅方向断面内での曲率半径R
を、前記クラウン半径Raと同じ側に中心を持ち、クラ
ウン半径Raの0.4倍以上1.3倍以下または1.0
倍未満としたリキャプタイヤの製造方法とリキャプタイ
ヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレキュアトレッドゴ
ム層を適用したリキャプタイヤに関し、特に作業の容易
性と作業能率の向上とを計る製造方法と、併せて、接着
不良箇所を根絶し、耐溝底クラック性、耐トレッドカッ
ト性及び耐偏摩耗性に優れたリキャプタイヤを製造する
方法と、この製造方法により得られる高度な耐久性を備
えたリキャプタイヤとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一方のプレキュアトレッドゴム層
は、金型を用い、高温高圧の下でタイヤ踏面となる外側
には必要とする溝を形成し加硫されるが、台タイヤ側と
なる張り付け面は水平とされている。他方、プレキュア
トレッドゴム層が張り付けられる台タイヤのクラウン部
は、接着力を確保するためと、完成リキャプタイヤのシ
ョルダー部のトレッドゲージを必要最小に抑えるため
に、台タイヤに配設されているベルト層ないしブレーカ
ー層とほぼ平行するようバフ切削により加工され、余分
なトレッドゴムが除去される。
【0003】ところで、ベルト層ないしブレーカー層は
一般に、タイヤ外側に向かって凸となる様配置されてい
るので、この結果、バフ加工された台タイヤのクラウン
部は同様に、外側に凸で、台タイヤ内部に中心を持つ曲
率を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術にな
るプレキュアトレッドゴム層を台タイヤに張り付ける作
業開始時の相互の関係を図3に示し、以下図3に従って
従来の技術を説明する。まず、台タイヤ22のクラウン
部は、ベルト層ないしブレーカー層にほぼ沿うように余
分なトレッドゴムがバフ切削により除去され、クラウン
部23には曲率半径Ra ′が付される。クラウン部23
には、相互の接着を確保するための薄い未加硫クッショ
ンゴムを介してプレキュアトレッドゴム層26が張り付
けられる。
【0005】この作業の際には、まず第一に、プレキュ
アトレッドゴム層のバットレス部Bに浮き(隙間)が生
じないように、該ゴム層の長手方向(トレッド周方向)
に大きな引張り力を加える必要がある。しかし、該ゴム
層は加硫されているために弾性率が極めて高く、該ゴム
層の張り付け作業を著しく困難にし、作業能率を著しく
阻害する問題がある。
【0006】第二に、上記したように、引っ張り弾性率
が高いプレキュアトレッドゴム層を引き伸ばす力が不足
し、しばしば、バットレス部が完全に密着せずに浮きが
生じ、この密着不十分が後の工程で接着不良をもたらす
問題がある。
【0007】第三に、この接着不良を回避するために、
作業者には大きな力が要求され、かつ、バットレス部の
適正な密着を得るため、力を加減しながらの繰り返し張
り付け作業を進めざるを得ず、作業者の重労働と同時に
作業能率を損なう問題があった。
【0008】上記した問題は、単に作業上の問題に止ま
らず、完成したリキャプタイヤの性能に少なからず好ま
しくない影響を与える。第一には、プレキュアトレッド
ゴム層に引張り力が加えられていて、かつ、水平な面が
台タイヤのクラウン部の曲率に合わせて強制変形させら
れるため、トレッドの接地面は一様な円弧状となり難
く、プレキュアトレッドゴム層に設けられた溝を境とし
て、水平面となる傾向が強い。
【0009】これを図4で説明する。図4は、トレッド
ゴム層の一部断面を示し、27はトレッドに設けられた
溝である。図に示す二点鎖線は本来目標とする一様な円
弧状のトレッド接地面の断面形状であり、実線で示す直
線状の弧は上記の従来の技術による接地面の断面形状で
ある。この直線状の弧は、上記した引張り力と強制変形
により、溝27の底部を起点として溝縁からトレッドゴ
ム層が折り曲げられた事による。これにより、トレッド
の接地面は周方向溝であれば幅方向に、幅方向溝であれ
ば周方向に多角形状を示す事になる。
【0010】この多角形状のトレッド接地面は、接地圧
の不均一を招き、特に、ラジアルタイヤにあっては走行
初期から溝縁に端を発する偏摩耗を生じさせ、更には、
耐摩耗性をも低下させる問題があった。
【0011】第二に、前記強制変形により、図5に示す
ごとく、溝27には矢印方向の力が作用しているので、
溝が開く傾向を余儀なくされる為、溝底に常時張力が作
用することとなるため、該部位にクラックが発生し易い
問題があった。
【0012】第三には、トレッドゴム層がインフレート
前から周方向に張力を受けているためカットを受け易
く、かつ、カットの成長を助長する問題もあった。
【0013】本発明は、上記した製造方法における問題
と、この製造方法によりもたらされるリキャプタイヤの
性能上の問題とを解決すべくなされたものであり、プレ
キュアトレッドゴム層を台タイヤのクラウン部に張り付
けてリキャプタイヤを製造するに際し、作業の容易性を
確保し、作業能率を向上させ、併せて、製造されたリキ
ャプタイヤの接着性を良好ならしめ、耐偏摩耗性及び耐
摩耗性等の性能を向上させ、溝底の耐クラック性とトレ
ッドの耐カット性を改善することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、トレッ
ドゴム層の一部を除去した台タイヤのクラウン部に、新
たにプレキュアトレッドゴム層を張り付けてリキャプタ
イヤを製造する方法において、標準リムに標準内圧の3
0%の内圧を充填して組み付けたときの前記台タイヤの
クラウン半径をRaとし、プレキュアトレッドゴム層の
台タイヤに張り付ける側の面の幅方向断面内での曲率半
径Rを、前記クラウン半径Raと同じ側に中心を持ち、
クラウン半径Raの0.4倍以上1.3倍以下としたこ
とを特徴とするリキャプタイヤの製造方法である。
【0015】本発明の第二は、本発明の第一の曲率半径
Rを、前記クラウン半径Raと同じ側に中心を持ち、ク
ラウン半径Raの0.4倍以上1.0倍未満としたこと
を特徴とするリキャプタイヤの製造方法である。
【0016】本発明の第三は、トレッドゴム層の一部を
除去した台タイヤのクラウン部に、新たにプレキュアト
レッドゴム層を張り付けて加硫成型したリキャプタイヤ
において、標準リムに標準内圧の30%の内圧を充填し
て組み付けたときの前記台タイヤのクラウン半径をRa
とし、プレキュアトレッドゴム層の台タイヤに張り付け
る側の面の幅方向断面内での曲率半径Rを、前記クラウ
ン半径Raと同じ側に中心を持ち、クラウン半径Raの
0.4倍以上1.3倍以下としたことを特徴とするリキ
ャプタイヤである。
【0017】本発明の第四は、本発明の第三の曲率半径
Rを、前記クラウン半径Raと同じ側に中心を持ち、ク
ラウン半径Raの0.4倍以上1.0倍未満としたこと
を特徴とするリキャプタイヤである。
【0018】まず、本発明の第一について、台タイヤが
ラジアル構造のタイヤである例を図1に従って具体的に
説明する。図1に、台タイヤ2と、張り付け前のプレキ
ュアトレッドゴム層6のそれぞれの幅方向断面を、両者
の赤道面E−Eを合致させてそれぞれ別個に示した。図
において、3は台タイヤの余分なトレッドゴム層の除去
を完了したクラウン部である。4は未加硫クションゴム
であり、5はベルトの最外層である。7はプレキュアト
レッドゴム層の接地面側に設けられた溝(この例では周
方向溝)であり、11は、台タイヤの支持体である。S
は、プレキュアトレッドゴム層の台タイヤに張り付ける
側の内面であり、Bはバットレス部である。
【0019】まず、台タイヤ2は、例えば標準リムの幅
を有し、好ましくは標準リムのフランジとほぼ同一形状
をなすフランジ状凸縁を備えた支持体11に取り付けら
れ、作業の正確性と容易性を確保するため、例えば標準
内圧の20%〜35%に相当する内圧が充填されて、余
分なトレッドゴムが切削され除去される。このバフ等に
より切削が完了されたクラウン部3は、ベルト最外層5
からの必要最小限のゲージ、例えば、1mmから4mm
の厚みのゴムが確保されて、ほぼベルト層に沿って形成
され、曲率半径Raが付される。
【0020】プレキュアトレッドゴム層6は、所定の配
合になる未加硫トレッドゴムを、必要とする寸度のキャ
ビティと溝7を形成する突条等とを備えた金型内に充填
し、高温、例えば、150℃から165℃の範囲で、圧
力を15kgf/cm2 から60kgf/cm2 とした高圧
プレスの下で加硫成型して得られる。
【0021】プレキュアトレッドゴム層は、台タイヤ2
に接着される側の面Sの幅方向断面内に、張り合わすべ
き台タイヤのクラウン半径Raの中心と同じ側に中心を
有する曲率半径Rが付される。この曲率半径Rは、予
め、前記の金型の、面Sを形成する面に前記曲率半径R
とほぼ同一の曲率を持たせて加硫成型することにより形
成し得る。または、前記金型の、面Sを形成すべき面を
平坦とし、加硫成型の後に、バフ切削等により面Sの曲
率半径Rを付すことにより形成する事も出来る。また、
これらの方法を併用しても良い。いずれの形成方法を選
択するかは問わず、状況に応じ選択し得るものである。
【0022】プレキュアトレッドゴム層の前記の内面に
付された曲率半径Rは、台タイヤのクラウン半径Raの
0.4倍以上から1.3倍以下の範囲の値とする。ここ
で、台タイヤのクラウン半径Raは、該台タイヤを標準
リムに取り付け、標準内圧の30%の内圧を充填した状
態での値とする。
【0023】また、プレキュアトレッドゴム層の接地面
の幅方向には、前記Rと同心円の曲率半径Rt′を付し
ても良いし、或は、該ゴム層の中央部と両側でゲージ差
を持たせるために中心を異ならせた別個の曲率半径R
t′を付しても良い。これらは、リキャプタイヤに要求
される性能に応じ、適宜選択し得るものである。
【0024】かくして、上記のように準備したプレキュ
アトレッドゴム層6と台タイヤ2を、台タイヤのクラウ
ン部3またはトレッドゴム層の内面Sのいずれかに張り
合わされたゲージ0.8mmから1.5mmの未加硫ク
ッションゴム4を介して、相互に圧着、張り合わせて未
加硫リキャプタイヤを準備する。次いで、未加硫リキャ
プタイヤをエンヴェロープで覆い、約95℃から160
℃の温度で、5kgf/cm2 から6kgf/cm2 の高
温、高圧の条件により加硫し、製造するものである。
【0025】図1に示した例の、プレキュアトレッドゴ
ム層に設けた溝は周方向溝であるが、これに加え、幅方
向の溝、周方向と幅方向を混用した溝、及び、ブロック
溝等を備えたプレキュアトレッドゴム層に本発明を適用
し得るのは勿論である。
【0026】本発明の第二は、本発明の第一のプレキュ
アトレッドゴム層の、前記の面Sの幅方向断面内での曲
率半径Rを、クラウン部の切削加工を完了した台タイヤ
を標準リムに組み付け、台タイヤの標準内圧の30%の
内圧を充填した時のクラウン半径Raの、好ましくは
0.4倍以上1.0倍未満として、張り付け成型する製
造方法である。本発明の第二は、プレキュアトレッドゴ
ム層の前記のRと、台タイヤのクラウン半径Raとの好
ましい数値関係を除き、他は本発明の第一と同一であ
る。
【0027】本発明の第三について、図2に従い説明す
る。図2は、本発明の第三になる一例のリキャプタイヤ
1の、標準リム(外輪郭のみ示す)12に組み付けた幅
方向断面の主たる構成を示すものである。2は台タイ
ヤ、6はクションゴム4を介して台タイヤに張り付け一
体に加硫成型されたプレキュアトレッドゴム層を示し、
8はトレッド接地面である。
【0028】台タイヤは、一対のビードコアー10にト
ロイド状をなして跨るスチールコード補強になるラジア
ルカーカス9と、カーカスの径方向外側に複数のベルト
層(図では三層の例)とからなる。ベルト層は内側より
第一ベルト層、第二ベルト層、第三ベルト層とし、図で
は第三ベルト層5を最外層としている。台タイヤのクラ
ウン部3は第三ベルト層の外側に少なくも1mmのゴム
を残して、このベルト層にほぼ沿うように余分なトレッ
ドゴムが切削されている。尚、重複する構成の符号は図
1と合わせた。
【0029】本発明の第三になるリキャプタイヤ1は、
バフ切削等により、クラウン部を所定の形状及び寸度に
仕上げた上記の台タイヤを標準リム12に組み込み、こ
れに標準内圧の30%の内圧を充填した時の台タイヤの
クラウン半径をRaとしたとき、台タイヤに張り付ける
側の面の幅方向断面内での曲率半径が、前記クラウン半
径Raの、望ましくは0.4倍以上1.3倍以下で、か
つ、Raと同じ側に中心を持つ張り付け前のプレキュア
トレッドゴム層6を、未加硫クションゴム4を介して台
タイヤ2に張り付け、加硫成型して得られるものであ
る。
【0030】尚、トレッド接地面8のクラウン半径Rt
は、図2では一種類の半径の例を示したが、例えば、ト
レッド接地面の中央部とその両側で異なる半径としても
良い。また、クラウン半径Ra及びRtの中心を、ほぼ
タイヤ赤道面E−Eに置く同心円としても良いが、リキ
ャプタイヤの要求性能に応じ、中心位置を異ならせても
良い。また、本発明における図2の例でも周方向溝7を
例示したが、これに拘泥するものではなく、本発明の第
一と同様に、各種溝を備えたリキャプタイヤに適用し得
るものである。
【0031】
【作用】本発明の第一の製造方法によれば、まず、プレ
キュアトレッドゴム層が、台タイヤに張り合わされる側
の面Sの幅方向断面内に、台タイヤのクラウン半径と同
じ側に中心を持つ円弧状の曲率を備えていることで、該
ゴム層に大きな引張り力を加えずとも容易に、しかも、
バットレス部の浮き(相互の隙間)を生じさせることな
く、該ゴム層を台タイヤのクラウン部に張り付けること
が可能である。
【0032】しかも、プレキュアトレッドゴム層の前記
の円弧状の曲率半径Rを、所定の形状に切削加工して仕
上げられた台タイヤのクラウン半径Raに対して0.4
倍以上から1.3倍以下の範囲の値とすることで、該ゴ
ム層を台タイヤのクラウン部に張り付ける際、薄い未加
硫クッションゴムを介してはいるものの、作業の能率と
接着性を阻害するバットレス部の浮き(隙間)を全く生
じせしめず、大きな力を要する長手方向の伸長や、この
伸長を力加減で度々調整する要はなく、作業能率の向上
と軽労化を計れることになる。
【0033】ここで、プレキュアトレッドゴム層の台タ
イヤに張り付ける側に設けた前記の曲率半径Rを、台タ
イヤの前記のクラウン半径Raの0.4倍以上1.3倍
以下としたのは、0.4倍未満ではプレキュアトレッド
ゴム層を台タイヤに張り付けるに際し、予め台タイヤの
クラウン部に張り合わせている未加硫クッションゴムに
該ゴム層のバットレス部Bがまず先に当接し、高い弾性
率を有する該ゴム層の中央部が浮き上がり張り付け作業
が困難となるのに加え、空気を包み込む傾向となり、後
の加硫工程で両者間に接着不良箇所が生じるからであ
る。
【0034】また、1.3倍を越えると、プレキュアト
レッドゴム層のバットレス部の浮きが生じる傾向とな
り、前記したごとく、該層を長手方向に大きく伸長した
り、この伸長を力加減で調整する等の不具合が生じ、本
発明の目的が達成し得ないからである。
【0035】台タイヤの前記のクラウン半径Raを、標
準リムに取り付け、標準内圧の30%の内圧を充填した
状態での値とするとしたのは、プレキュアトレッドゴム
層を張り付ける際には、標準リム幅を有し、標準リムの
フランジとほぼ同一形状をなすフランジ状凸縁を備えた
支持体に取り付けることが多いので、標準リムでの値を
代表としたものである。
【0036】また、標準内圧の30%の内圧とは、プレ
キュアトレッドゴム層を張り付ける際に標準内圧の、例
えば、20%〜35%の内圧を適用するが、その程度の
範囲内であれば台タイヤのクラウン半径はあまり変わら
ないので、30%で代表したものである。
【0037】次に、本発明の第二の製造方法によれば、
本発明の第一と同様に、プレキュアトレッドゴム層が、
台タイヤに張り合わされる側の面Sの幅方向断面内に、
台タイヤのクラウン半径と同じ側に中心を持つ円弧状の
曲率を備えていることで、該ゴム層に大きな引張り力を
加えずとも容易に、しかも、バットレス部の浮きを生じ
させることなく、該ゴム層を台タイヤのクラウン部に張
り付けることが可能である。
【0038】更に、プレキュアトレッドゴム層の前記の
円弧状の曲率半径Rを、所定の形状に切削加工して仕上
げられた台タイヤのクラウン半径Raに対して0.4倍
以上から1.0倍未満の値とすることで、該ゴム層を台
タイヤのクラウン部に張り付ける際、薄い未加硫クッシ
ョンゴムを介してはいるものの、作業の能率の一層の向
上と安定した高い接着性を得ることが可能となる。ま
た、大きな力を要する長手方向の伸長と、この伸長を加
減する必要は全くなく、尚一層の軽労化が計れることに
なる。
【0039】プレキュアトレッドゴム層の台タイヤに張
り付ける側に設けた前記の曲率半径Rを、台タイヤの前
記のクラウン半径Raの0.4倍以上1.0倍未満とし
たのは、0.4倍未満では、本発明の第一で述べた通り
の不具合が生じるからである。また、1.0倍以上では
バットレス部の浮きを生じさせないために該ゴム層にや
や引張り力を加えなければならない不都合が生じるから
である。
【0040】本発明の第三のリキャプタイヤの作用につ
いて説明する。まず第一に、本発明の第三のリキャプタ
イヤは、台タイヤの標準リムに組み付けられ、前記の内
圧が充填されてクラウン半径Raになる台タイヤのクラ
ウン部に、前記の範囲にある曲率半径Rを台タイヤの張
り付け面の側に有するプレキュアトレッドゴム層を張り
付けているので、従来のプレキュアトレッドゴム層を用
いたリキャプタイヤの溝部を境とした多角形状トレッド
とはならず、望ましい一様な円弧状外輪郭を持つトレッ
ドとなるので、トレッドの偏摩耗発生が抑制され、これ
がため、トレッドの耐摩耗性の向上につながる。
【0041】第二に、本発明の第三になるリキャプタイ
ヤは、プレキュアトレッドゴム層に前記した曲率半径R
を設けることで、張り付け作業の際に生じる溝形状の拡
張変化が、少なくも、極く僅少に抑えられる結果、溝底
に深刻なクラックを生じさせる事は無い。
【0042】図7に、発明者が前記のRaに対するRの
倍率を変化させた時、溝底に生じたクラックの数と、ク
ラックの長さ及び深さとを総合して、これを耐溝底クラ
ック性の指標とし指数表示したグラフを示す。値は大な
るほど良い。このグラフは、四本の周方向溝を備えたプ
レキュアトレッドゴム層を用いた、サイズ10.00R
20のリキャプタイヤをトラックの駆動軸に装着し、標
準内圧7.25kgf/cm2 、5万km走行後の結果を
プロットしたものであり、R/Ra=1.0を100と
して近似した曲線である。これからも、本発明の第三に
なるリキャプタイヤの溝底のクラック発生の効果的な抑
制が判る。
【0043】第三には、プレキュアトレッドゴム層は断
面方向、周方向共に、少なくも、伸長の程度は無視し得
る程度となり、耐カット性が大きく改善される。場合に
よっては好ましい圧縮状態がトレッドゴム層に付与さ
れ、耐摩耗性も向上することになる。
【0044】本発明の第三になるリキャプタイヤで、前
記のプレキュアトレッドゴム層のRを台タイヤのRaの
0.4倍以上1.3倍以下としたのは、0.4倍未満で
はプレキュアトレッドゴム層の中央部近傍に空気溜まり
や接着不十分な箇所が生じ、これに起因するセパレーシ
ョンが発生するからである。1.3倍を越えると、溝を
境としてトレッド接地面が多角形状を呈するようにな
り、かつ、許容され得る限度をこえた溝底クラックが発
生し不可である。
【0045】本発明の第四になるリキャプタイヤの作用
について説明する。このリキャプタイヤは、本発明の第
三のリキャプタイヤと同様、第一に、台タイヤの標準リ
ムに組み付けられ、前記の内圧が充填されてクラウン半
径Raになる台タイヤのクラウン部に、クラウン半径R
aの0.4倍以上1.0倍未満の範囲にある曲率半径R
を台タイヤの張り付け面の側に有するプレキュアトレッ
ドゴム層を張り付けているので、従来のプレキュアトレ
ッドゴム層を用いたリキャプタイヤの溝部を境とした多
角形状トレッドとはならず、望ましい一様な円弧状外輪
郭を持つトレッドとなるので、トレッドの偏摩耗発生が
抑制され、これがため、トレッドの耐摩耗性の向上につ
ながる。
【0046】第二に、本発明の第四になるリキャプタイ
ヤは、プレキュアトレッドゴム層に前記した曲率半径R
を設けることで、張り付け作業の際に生じる溝形状の拡
張変化が生じない結果、溝底にクラックを生じさせる事
は無い。むしろ、図6に示すごとく、溝の両側面に矢印
方向の力が加えられることから溝幅が減少傾向となり、
これが溝底に圧縮歪みを作用させる故、クラック発生が
効果的に抑制されることになる。
【0047】第三には、プレキュアトレッドゴム層は断
面方向、周方向共に圧縮状態となる傾向を呈し、耐カッ
ト性が大幅に改善される。この傾向は同時に耐摩耗性も
向上させることとなる。
【0048】本発明の第四になるリキャプタイヤで、前
記のプレキュアトレッドゴム層のRを台タイヤのRaの
0.4倍以上1.0倍未満としたのは、0.4倍未満で
はプレキュアトレッドゴム層の中央部近傍に空気溜まり
や接着不十分な箇所が生じ、これに起因するセパレーシ
ョンが発生するからである。1.0倍以上では、溝底に
圧縮歪みを作用させることはできないので、溝底クラッ
ク発生の抑制には十分でないからである。
【0049】
【実施例】まず、実施例1及び実施例2に共通する台タ
イヤについて説明する。図1及び図2にその主要な構成
を示し、サイズがトラック、バス用ラジアル10.00
R20の台タイヤ2である。台タイヤ2は、ビードコア
ー10にトロイド状をなして跨るスチールコード補強に
なる一プライのラジアルカーカス9と、このカーカスの
径方向外側には、同じくスチールコード補強の三層から
なるベルトを備えている。
【0050】台タイヤは、標準内圧7.25kgf/cm
2 の30%に相当する2.175kgf/cm2 の内圧が
充填されて、標準リム20×7.50Vに組み込まれた
ときのクラウン部3のクラウン半径Raが500mmに
仕上げられている。更に、この仕上げられたクラウン部
の全面に厚さ1mmの未加硫クッションゴム4が張り合
わされている。
【0051】次いで、実施例1、実施例2に共通するプ
レキュアトレッドゴム層について説明する。プレキュア
トレッドゴム層6は、金型を用いて、トレッドの接地面
となる側には四本の周方向ジグザグ状溝7を設け、台タ
イヤに張り合わされる面Sの幅方向断面内には曲率半径
Rを付して加硫成型し、接着を良好ならしめるため、台
タイヤに張り付ける側の面を軽くバフしたたものであ
る。
【0052】実施例1及び実施例2について説明する。
実施例1では、上記のように加硫成型したプレキュアト
レッドゴム層の曲率半径Rを650mmとし、実施例2
では310mmとした。このトレッドゴム層のゲージ
は、両実施例共、図1のE−Eで示される中央で20m
m、両側縁ではSに対する法線でのゲージが20mmで
あった。尚、図1のトレッド接地面8となるべきゴム層
の曲率半径Rt′は実施例1で670mm、実施例2で
330mmである。
【0053】上記のようにして準備した各実施例のプレ
キュアトレッドゴム層6を、同じく上記のように準備し
た台タイヤ2に張り付け、以降、通例の作業手順に従い
実施例1と実施例2のリキャプタイヤを製造した。実施
例1及び実施例2のリキャプタイヤ1の主たる構成の幅
方向断面を図2に示す。リキャプタイヤのトレッドの面
8のクラウン半径Rtは、実施例1及び2共に520m
mである。
【0054】更に、各実施例の作業能率及び性能を確か
めるべく、従来例のリキャプタイヤを準備した。従来例
のリキャプタイヤは、張り付け前のプレキュアトレッド
ゴム層の幅方向断面形状を除き、台タイヤのクラウン半
径Raを含め全て実施例と同一とした。即ち、従来例の
リキャプタイヤに張り付けたプレキュアトレッドゴム層
は、従来技術に従い、台タイヤに張り付ける側の幅方向
断面内での曲率半径を付さずに水平面として加硫成型し
たものである。ゲージは実施例と同じ20mmとし、他
の部分は材料も含め全て同一構成とした。
【0055】まず、作業能率につき、台タイヤのクラウ
ン部にプレキュアトレッドゴム層の張り付けが完了する
迄に要した時間を計測した。その結果、従来例を100
とした指数で表せば、実施例1は約92、実施例2は8
0の値を示し、作業能率の大幅向上が達成し得た。勿
論、指数値が小なる程、少ない作業時間を表す。
【0056】次いで、各実施例及び従来例のリキャプタ
イヤを路線トラックの駆動軸に装着し、約5万km走行
後に取り外し、溝底のクラックの数、長さ、深さを測定
した。評価は、これらの三項目を総合して評点付けを行
い、これを指数で表し、数値は大なる程良いとした。結
果は、従来例を100として、実施例1は120であ
り、実施例2は200となり、両実施例は共に優れた耐
溝底クラック性を示した。
【0057】同時に、トレッド接地面に受けたカット傷
を、上記の溝底のクラック同様測定した三項目を総合し
て評点付けを行った。従来例を100とした指数表示
で、実施例1は103、実施例2は110の結果が得ら
れ、両実施例共に耐カット性に優れた性能が得られた。
同じく、数値は大なる程良い。
【0058】更に、耐摩耗性を測定したところ、従来例
を100とした指数値で、実施例1は102、実施例2
は105の値が得られ、耐摩耗性についても若干ながら
向上していることが判明した。数値は大なる程良い。
【0059】また、偏摩耗が生じ易い路線トラックの前
輪に上記の三例のリキャプタイヤを装着し約5万km走
行させ、外観により偏摩耗状態を評価したところ、従来
例のリキャプタイヤのトレッドには著しい偏摩耗が発生
しているのに対し、両実施例の偏摩耗は極めて軽微なも
のであった。これは、摩耗による取り外し時期に至っ
て、本実施例のリキャプタイヤは上記の耐摩耗性の指数
値以上の大きな摩耗寿命の値となる事を意味する。
【0060】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、プレキュア
トレッドゴム層を適用するリキャプタイヤの作業能率の
向上と共に作業の軽労化が達成され、かつ、安定した接
着力を備えたリキャプタイヤが得られ、本発明のリキャ
プタイヤは、従来技術で大きな品質問題とされてきた溝
底のクラックとトレッドのカット受傷が事実上問題とさ
れない程度迄大きく改善され、併せて、トレッドの耐偏
摩耗性及び耐摩耗性が向上する優れた性能が付与され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による貼付前のプレキュアトレッドゴム
層と台タイヤの幅方向断面の説明図である。
【図2】本発明による完成リキャプタイヤの幅方向断面
の説明図である。
【図3】従来技術による貼付前のプレキュアトレッドゴ
ム層と台タイヤの幅方向断面の説明図である。
【図4】従来技術による完成リキャプタイヤのトレッド
断面の一部の説明図である。
【図5】従来技術による完成リキャプタイヤの溝断面形
状の変化の説明図である。
【図6】本発明による完成リキャプタイヤの溝断面形状
の変化の説明図である。
【図7】台タイヤのクラウン半径に対するプレキュアト
レッドゴム層の曲率半径の倍率と溝底クラック発生の関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 完成リキャプタイヤ 2 台タイヤ 3 バフ後クラウン 4 未加硫クッションゴム 5 最外ベルト層 6 プレキュアトレッドゴム層 7 溝 8 トレッド接地面 9 ラジアルカーカス 10 ビードコアー 11 支持体の外輪郭 12 標準リムの外輪郭 R 張り付ける側のプレキュアトレッドゴム層の幅方向
断面内での曲率半径 Ra バフ切削後の台タイヤのクラウン半径 Rt 完成リキャプタイヤの内圧充填時におけるクラウ
ン半径 B リキャプタイヤのバットレス部
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:24 B29L 30:00 4F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッドゴム層の一部を除去した台タイ
    ヤのクラウン部に、新たにプレキュアトレッドゴム層を
    張り付けてリキャプタイヤを製造する方法において、 標準リムに標準内圧の30%の内圧を充填して組み付け
    たときの前記台タイヤのクラウン半径をRaとし、プレ
    キュアトレッドゴム層の台タイヤに張り付ける側の面の
    幅方向断面内での曲率半径Rを、前記クラウン半径Ra
    と同じ側に中心を持ち、クラウン半径Raの0.4倍以
    上1.3倍以下としたことを特徴とするリキャプタイヤ
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記曲率半径Rを、前記クラウン半径R
    aと同じ側に中心を持ち、クラウン半径Raの0.4倍
    以上1.0倍未満としたことを特徴とする請求項1記載
    のリキャプタイヤの製造方法。
  3. 【請求項3】 トレッドゴム層の一部を除去した台タイ
    ヤのクラウン部に、新たにプレキュアトレッドゴム層を
    張り付けて加硫成型したリキャプタイヤにおいて、 標準リムに標準内圧の30%の内圧を充填して組み付け
    たときの前記台タイヤのクラウン半径をRaとし、プレ
    キュアトレッドゴム層の台タイヤに張り付ける側の面の
    幅方向断面内での曲率半径Rを、前記クラウン半径Ra
    と同じ側に中心を持ち、クラウン半径Raの0.4倍以
    上1.3倍以下としたことを特徴とするリキャプタイ
    ヤ。
  4. 【請求項4】 前記曲率半径Rを、前記クラウン半径R
    aと同じ側に中心を持ち、クラウン半径Raの0.4倍
    以上1.0倍未満としたことを特徴とする請求項3記載
    のリキャプタイヤ。
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