JPH1086143A - ワイヤソーの溝付ローラ - Google Patents

ワイヤソーの溝付ローラ

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Publication number
JPH1086143A
JPH1086143A JP24977796A JP24977796A JPH1086143A JP H1086143 A JPH1086143 A JP H1086143A JP 24977796 A JP24977796 A JP 24977796A JP 24977796 A JP24977796 A JP 24977796A JP H1086143 A JPH1086143 A JP H1086143A
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JP
Japan
Prior art keywords
wire
heat
grooved roller
roller
ceramic
Prior art date
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Pending
Application number
JP24977796A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Tsuchishima
次郎 土島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Publication of JPH1086143A publication Critical patent/JPH1086143A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D57/00Sawing machines or sawing devices not covered by one of the preceding groups B23D45/00 - B23D55/00
    • B23D57/003Sawing machines or sawing devices working with saw wires, characterised only by constructional features of particular parts
    • B23D57/0053Sawing machines or sawing devices working with saw wires, characterised only by constructional features of particular parts of drives for saw wires; of wheel mountings; of wheels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】熱変形を抑制することができるワイヤソーの溝
付ローラの提供。 【解決手段】ワイヤ列を形成する溝付ローラ18のシャ
フト18Aをセラミックスで形成する。セラミックスは
耐熱性に優れているため、溝付ローラ18は、外部の熱
の影響を受けても熱変形が生じにくくなる。この結果、
ワイヤピッチの変動の少ない高精度な切断が可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤソーの溝付ロ
ーラに係り、特にシリコン、ガラス、セラミックス等の
脆性材料を切断するワイヤソーの溝付ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】被加工物切断中の溝付ローラは、走行す
るワイヤと被加工物との摩擦による発熱や軸受部での摩
擦熱等の影響を受けて熱変形を生じる。この溝付ローラ
に熱変形が生じると、ワイヤ列のピッチが変動し、ウェ
ーハの切断精度に悪影響を及ぼすため、防止する必要が
ある。
【0003】この溝付ローラの熱変形を防止する方法と
しては、加工液の温度を制御して切断部の摩擦熱を抑制
する方法や、軸支時部に冷却ユニットを設けて支持部を
軸冷却する方法等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記加
工液の温度を制御する方法では、その制御が難しく、ま
た、軸支時部に冷却ユニットを設ける方法では、軸支時
部の構造が複雑になるという欠点があった。本発明は、
このような事情に鑑みてなされたもので、熱変形を抑制
することができるワイヤソーの溝付ローラを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を達成す
るために、走行するワイヤを複数個の溝付ローラに巻き
掛けてワイヤ列を形成し、該ワイヤ列に砥粒を含む加工
液を供給しながら被加工物を押し当ることにより該被加
工物を多数のウェーハに切断するワイヤソーにおいて、
前記溝付ローラの軸部をセラミックスで形成したことを
特徴とする。
【0006】本発明は、セラミックスの有する優れた耐
熱性、高温強度を利用し、溝付ローラの軸部をセラミッ
クスで形成することにより、外部の熱の影響を受けて、
溝付ローラが熱変形するのを防止する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るワイヤソーの溝付ローラの好ましい実施の形態につい
て詳説する。図1は、本発明に係る溝付ローラが適用さ
れたワイヤソー10の実施の形態の構成図である。
【0008】同図に示すように、ワイヤリール12に巻
かれたワイヤ14は、ガイドローラ16、16、…で形
成されるワイヤ走行路を通って3本の溝付きローラ1
8、18、18に巻き掛けられる。この3本の溝付きロ
ーラ18の外周には、多数の溝が一定ピッチで形成され
ており、該溝に前記ワイヤ14を順次巻きかけてゆくこ
とにより、その上面に水平なワイヤ列20が形成され
る。なお、溝付ローラ18の構成については、後に更に
詳述する。
【0009】前記溝付ローラ18A〜18Cに巻き掛け
られたワイヤ14は、溝付ローラ18を挟んで左右対称
に形成された他方側のワイヤ走行路を通って、図示しな
い他方側のワイヤリールに巻き取られる。ここで、前記
一対のワイヤリール12及び3本の溝付ローラ18のう
ち1本には、それぞれモータ(図示せず)が連結されて
おり、このモータを駆動することにより、前記ワイヤ1
4は一対のワイヤリール12間を高速走行する。
【0010】前記ワイヤ列20の両側に形成されたワイ
ヤ走行路には、それぞれワイヤ案内装置22、ダンサロ
ーラ24及びワイヤ洗浄装置26が配設されている(一
方側のみ図示)。ワイヤ案内装置22は、両ワイヤリー
ルの近傍に設置され、繰り出し側では、ワイヤ14がワ
イヤリール12から一定ピッチで繰り出されるようにガ
イドし、巻き取り側では、ワイヤ14がワイヤリール1
2に一定ピッチで巻き取られるようにガイドする。ま
た、ダンサローラ24は、走行するワイヤ14に一定の
張力を付与し、ワイヤ洗浄装置26は、加工時に付着し
たスラリ(加工液)をワイヤ14から除去する。
【0011】前記ワイヤ列20の上方には、ワイヤ列2
0に対して垂直に昇降移動するワークフィードテーブル
28が設置されている。このワークフィードテーブル2
8には、チルチング装置30が備えられており、被加工
物であるインゴット32は、このチルチング装置30の
下部に保持されて、その傾斜角度を調整される。以上の
ように構成されたワイヤソー10において、インゴット
32の切断は、高速走行するワイヤ列20にインゴット
32を押し当てることにより行う。この際、前記ワイヤ
列20には、スラリタンク34から図示しないノズルを
介してスラリが供給され、インゴット32は、このスラ
リ中に含有される砥粒のラッピング作用でウェーハに切
断される。
【0012】なお、加工時に供給したスラリは、前記ワ
イヤ列20の下方に設置されたスラリ回収皿38を介し
て前記スラリタンク34に回収され、不足分を補給され
ながら循環利用される。この際、スラリは加工時に発生
する熱を吸熱して温度上昇するので、熱交換機36を介
して一定温度に冷却される。図2は、本発明に係る溝付
ローラの構成を示す側面断面図である。同図に示すよう
に、前記溝付ローラ18は、円筒状に形成されたセラミ
ックス製のシャフト18Aの外周部にウレタンゴム製の
ローラ18Bが一体固着されて形成されている。このロ
ーラ18Bの外周部には、多数の溝19、19、…が一
定ピッチで形成されており、この溝19、19、…にワ
イヤ14が巻き掛けられて、図1で示す、ワイヤ列20
が形成される。
【0013】一方、前記シャフト18Aの両端部には、
リング状に形成された鋼材製のアタッチメント18C、
18Cが固着されている。このアタッチメント18C、
18Cの端面には、シャフト18Aと同軸上にテーパ状
の凹部18C1 が形成されている。溝付ローラ18は、
このアタッチメント18C、18Cを介して軸受ユニッ
ト40に装着される。
【0014】前記軸受ユニット40は、前記溝付ローラ
18の支持を行い、一対のスピンドル42A、42Bで
前記溝付ローラ18を両側から挟持することにより、溝
付ローラ18を回動自在に支持する。この一対のスピン
ドル42A、42Bは、それぞれベアリング44A、4
4Bを介して支持部46A、46Bに回動自在に支持さ
れている。また、この支持部46A、46Bのうち、一
方の支持部46Bは図中矢印方向に移動自在に支持され
ている。
【0015】溝付ローラ18を軸受ユニット40に装着
する場合は、前記アタッチメント18C、18Cの端面
に形成されたテーパ状の凹部18C1 、18C1 に、ス
ピンドル42A、42Bの先端部を嵌入し、該スピンド
ル42A、42Bで両側から挟持する。ここで、前記溝
付ローラ18の挟持は、スピンドル42A、42B同志
をボルト48で連結することにより行う。このため、一
方のスピンドル42Aには、ボルト48が挿通するため
の挿通孔42aが形成されており、他方のスピンドル4
2Bには、その挿通されたボルト48が螺合するボルト
孔42bが形成されている。
【0016】前記のごとく構成された本発明に係るワイ
ヤソーの溝付ローラの実施の形態の作用は次の通りであ
る。前述したように、切断中の溝付ローラ18は、走行
するワイヤ14とインゴット32との摩擦による発熱
や、軸受部での摩擦熱等の影響を受ける。しかしなが
ら、本実施の形態の溝付ローラ18は、セラミックス製
のシャフト18Aを使用しているため、熱の影響を受け
ても、熱変形を生じにくい。
【0017】したがって、終始安定したワイヤピッチで
インゴット32を切断することができる。この結果、高
精度なウェーハを得ることができる。ここで、具体例と
して、アルミナセラミックスと従来の溝付ローラのシャ
フトに使用されている鋼材との物性を比較すると、アル
ミナセラミックスは対鋼材比にして、線膨張係数で0.
6〜0.7、比重で1/2〜1/3、曲げ強さで約1.
5という特性を有している。
【0018】このことからも分かるように、セラミック
スは極めて耐熱性に優れ、熱変形を生じにくい。したが
って、熱の影響を受けても、溝付ローラは熱変形を生じ
ず、終始安定したワイヤピッチを保つことができる。ま
た、比重が対鋼材比で1/2〜1/3であることから、
溝付ローラの軽量化も同時に図ることができる。この溝
付ローラの軽量化により、溝付ローラの交換、取付け時
の作業性が向上する。また、回転駆動時の慣性モーメン
トが減少するので、ワイヤを往復走行させて切断するワ
イヤソーにおいては、ワイヤの走行方向変換に伴うロー
ラ反転時間の短縮化を図ることができ、生産性が向上す
る。また、その溝付ローラを駆動する駆動モータの制御
も容易になり、更に、そのモータの容量も小型、小容量
のもので済む。
【0019】また、対鋼材比で曲げ強さで約1.5倍な
ので、溝付ローラ自体の剛性が向上し、ワイヤの張力よ
る撓みが減少する。この結果、安定したワイヤピッチで
切断することができ、高精度なウェーハを得ることがで
きる。なお、本実施の形態では、アタッチメント18
C、18Cは、鋼材で成形したが、このアタッチメント
18C、18Cも含めて、セラミックス製としてもよ
い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
溝付ローラの軸部をセラミックスで形成することによ
り、熱の影響を受けても熱変形の生じにくい溝付ローラ
を提供することがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溝付ローラが適用されたワイヤソ
ーの実施の形態の構成図
【図2】溝付ローラの構成を示す側面断面図
【符号の説明】
10…ワイヤソー 14…ワイヤ 18…溝付ローラ 18A…シャフト 18B…ローラ 18C…アタッチメント 20…ワイヤ列 32…インゴット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行するワイヤを複数個の溝付ローラに
    巻き掛けてワイヤ列を形成し、該ワイヤ列に砥粒を含む
    加工液を供給しながら被加工物を押し当ることにより該
    被加工物を多数のウェーハに切断するワイヤソーにおい
    て、 前記溝付ローラの軸部をセラミックスで形成したことを
    特徴とするワイヤソーの溝付ローラ。
JP24977796A 1996-09-20 1996-09-20 ワイヤソーの溝付ローラ Pending JPH1086143A (ja)

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JP24977796A JPH1086143A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 ワイヤソーの溝付ローラ

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ID=17198079

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6381830B1 (en) 1998-09-01 2002-05-07 Sumitomo Special Metals Co., Ltd. Method for cutting rare earth alloy, method for manufacturing rare earth alloy plates and method for manufacturing rare earth alloy magnets using wire saw, and voice coil motor
US6408840B2 (en) 1999-12-14 2002-06-25 Sumitomo Special Metals Co., Ltd. Method and apparatus for cutting a rare earth alloy
KR101029273B1 (ko) 2008-06-19 2011-04-20 (주)케이.엠.피 성형 연삭기
CN102873773A (zh) * 2012-10-12 2013-01-16 湖南宇晶机器股份有限公司 多线切割机过渡辊轮的安装装置

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