JP2004195555A - ワイヤソー用スラリーノズル - Google Patents

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義博 衛藤
Yoshihiko Kanamaru
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Abstract

【課題】インゴットを平行に保持し切断加工する場合において、インゴット間にスラリーを供給する場合であっても、ワイヤソー装置の大きさを最小限に留めることができるワイヤソー装置を提供する。また、スラリーノズルがワイヤよりもかなり上方にある場合であっても、スラリーの表面張力によりスラリーが内側へ集中せず、スラリーを均一に供給できるワイヤソー装置を提供する。
【解決手段】ワイヤソーにおいて、スラリーを供給するセンターノズル20bを中間プレート41に固定する。また、センターノズル20bの下部には、スリット46を覆うように長手方向に沿ってスリットバー50を固定する。そして、このスリットバー50の両端には一対のサイドバー51を鉛直に固定する。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤを用いて、ワークを切断するワイヤソーに係り、特に、ワイヤソーにスラリーを供給する方法、及び、スラリー供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、生産性向上の観点から、半導体インゴットの切断や、太陽電池用ソーラーセル等の生産のワイヤソー化が進むと共に、更なる生産性の向上が求められている。図10は、半導体材料、磁性材料、セラミック等のワークを切断する従来の一般的なワイヤソーの斜視図である。同図に基づいて、ワークを切断する一般的なワイヤソーについて説明する。
【0003】
一般に、ワイヤソーは、複数の加工用ローラ15,16,17を所定間隔をおいて並列に備えており、それらの加工用ローラ15〜17の外周には複数の環状溝が所定ピッチで形成されている。そして、この環状溝には、各加工用ローラを渡って、1本のワイヤ18が順に螺旋状に巻きつけられている。また、加工用ローラ15,16間のワイヤ18に対応してワーク支持機構21が配設され、このワーク支持機構21の下部にインゴット22が着脱可能に取り付けられている。
【0004】
そして、上記ワイヤソーにおいて、ワイヤ18を線方向に走行させながら、そのワイヤ18上にスラリーを供給し、この状態でワーク支持機構21によりワイヤ18に対してインゴット22を押し付け接触させ、インゴット22に切断等の加工を施す。この種のワイヤソーには、遊離砥粒を含むスラリーを供給しながらワイヤ18にインゴット22を押し当て、ラッピング作用によってインゴット22を切断するものや、予め砥粒を固定したワイヤ18を用いてオイルや水等のスラリーを供給しながらインゴット22を切断するものがある。なお、他の構成は全く同様で、ワイヤ18とインゴット22の位置が上下逆になっているワイヤソーもある。
【0005】
一般的なワイヤソーはスラリーを供給するスラリーノズルをインゴット22の前後に配置し、ワイヤ18にスラリーを供給している。また、ワイヤ18の近傍にスラリーノズルを設けることにより、スラリーをワイヤ18に均一に供給している。
【0006】
通常のワイヤソーではワークとして1本のインゴットを切断するが、生産性を向上させるために複数のインゴットを同時に切断する場合がある。例えば、特開2001−1248号公開公報では、効率よく所定厚みのウェーハを製造するために、インゴットを複数本平行に保持し、同時に切断加工する方法が記載されている。また、特開2000−141364号公開公報では2本のインゴットを同時に切断加工する場合において、2本のインゴット間にセンターノズルを設けることにより、各インゴットの両側部からスラリーを供給するワイヤソーが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開2000−141364号公開公報に開示されたセンターノズル20は、図12に示すように2本のインゴット22の間に固定配置されているため、上下動するインゴット22の間をセンターノズル20が通り抜けられるように、各インゴット22の間隔W1を少なくともセンターノズル20の大きさ分だけ離さなければならない。しかし、200mmインゴット切断用ワイヤソーは加工用ローラ15と16の間の距離W2が例えば320mmしかなく、2本の各インゴット22の直径を150mmとすると、各インゴット22の間隔W1は最大でも20mm以下となる。そのため、センターノズル20が通過できるだけの間隔をとることができず、200mmインゴット切断用ワイヤソーを使用して150mmインゴット2本を平行に保持し切断することは困難であり、既存設備を利用できないという問題が生ずる。
【0008】
また、図11に示すように、ワイヤ18上にはスラリーノズル33からカーテン状にスラリー40が供給されるが、スラリーノズル33の配置位置がワイヤ18から遠い場合には、スラリー40は下に行くほど表面張力により中央に集中し、カーテン状にならず、全てのワイヤ18上に均一にスラリーが供給されない。その為、ワイヤ18とスラリーノズル33の距離が離れている場合はスラリー40の供給されている部分とそうでない部分とで品質的な差が発生する。
【0009】
本出願に係る発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、その第1の目的とするところは、複数本のインゴットを平行に保持し切削加工する場合において各インゴット間にスラリーを供給する場合であっても、ワイヤソーの大きさを最小限に留めることができるワイヤソー、および、そのスラリー供給方法を提供することにある。
【0010】
また、本出願に係る発明の第2の目的は、スラリーノズルがワイヤよりもかなり上方にある場合であっても、スラリーの表面張力によりスラリーが中央へ集中しないワイヤソー、および、スラリー供給方法を提供することにある。
【0011】
更に、本出願に係る発明の第3の目的は、200mmインゴット切断用ワイヤソーにおいてインゴット保持用治具を改良することにより、150mmインゴットを2本並行に切断することができ、コストをかけずに品質を保持しつつ生産性を高めたワイヤソーおよびインゴット切断方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本出願に係る第1の発明は、被加工物を保持した治具を走行するワイヤに接近させ、前記ワイヤにスラリーを供給した状態で前記被加工物を前記ワイヤに接触させることにより、前記被加工物を切断するワイヤソーにおいて、前記スラリーを供給する装置を前記治具に設けたことを特徴とするワイヤソーである。
【0013】
また、本出願に係る第2の発明は、前記スラリーを供給する装置を前記被加工物よりも上方に配置したことを特徴とする上記第1の発明に記載のワイヤソーである。
【0014】
更に、本出願に係る第3の発明は、被加工物を保持した治具を走行するワイヤに接近させ、前記ワイヤにスラリーを供給した状態で前記被加工物を前記ワイヤに接触させることにより、前記被加工物を切断するワイヤソーにおいて、前記スラリーを供給する装置のスラリー流出用スリットの長手方向の両端に、スラリー流を案内するサイドバーを設けたことを特徴とするワイヤソーである。
【0015】
また、本出願に係る第4の発明は、前記サイドバーの鉛直方向の長さが、前記被加工物の鉛直方向の長さ以上であることを特徴とするワイヤソーである。
【0016】
更に、本出願に係る第5の発明は、前記スラリーを供給する装置のスラリー流出用スリットの下に、該スリットの長手方向に沿って、スラリー流を案内するスリットバーを設けたことを特徴とする上記第1乃至第4の発明の何れか1つに記載のワイヤソーである。
【0017】
また、本出願に係る第6の発明は、前記被加工物を保持する治具は、複数の被加工物を保持可能であり、前記スラリーを供給する装置は、前記複数の被加工物の間に配置されていることを特徴とする上記第1乃至第5の発明の何れか1つに記載のワイヤソーである。
【0018】
更に、本出願に係る第7の発明は、被加工物を保持した治具を走行するワイヤに接近させ、前記ワイヤにスラリーを供給した状態で前記被加工物を前記ワイヤに接触させることにより、前記被加工物を切断するワイヤソーにおいて、前記スラリーを供給する方法であって、前記治具に設けたスラリー供給装置により、前記ワイヤにスラリーを供給することを特徴とするスラリー供給方法である。
【0019】
また、本出願に係る第8の発明は、前記スラリー供給装置のスラリー流出用スリットの長手方向の両端に、スラリー流を案内するサイドバーを設けており、前記スラリーを前記サイドバーに沿わせた状態で前記ワイヤに供給することを特徴とする上記第7の発明に記載のスラリー供給方法である。
【0020】
更に、本出願に係る第9の発明は、前記スラリー供給装置のスラリー流出用スリットの下に、該スリットの長手方向に沿って、スラリー流を案内するスリットバーを設けており、前記スラリーを前記スリットバーに沿わせた状態で前記ワイヤに供給することを特徴とする上記第7または第8の発明に記載のスラリー供給方法である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本出願に係るワイヤソーについて、図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】
[実施の形態1]
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1乃至図7を用いて説明する。図1はワイヤソーの斜視図、図2はワイヤソーの正面図、図3はワイヤソーの右側面図、図4はワイヤソーの平面図を示している。
【0023】
(ワイヤソーの全体構造)
まず、図1乃至図4を用いてワイヤソーの全体構造について、簡単に説明する。図3の側面図に示すように、装置基台11上にはコラム12を立設している。コラム12の前方(図3左側)には切断機構13がブラケット14を介して装設されている。この切断機構13は、ブラケット14に複数の加工用ローラ15,16,17を回転自在に支持したものであり、それぞれの加工用ローラ15,16,17は、所定間隔をおいて互いに平行に配置されている。また、図2に示すように加工用ローラ15,16,17の外周には、それぞれ環状溝15a,16a,17aが所定ピッチで複数形成されている。なお、図2においては理解を容易にするために、ワイヤの記載を省略し、さらに環状溝15a,16a,17aの数も実際よりも少なく描いてある。
【0024】
前記加工用ローラ15,16,17の各環状溝15a,16a,17aには、1本の線材よりなるワイヤ18が連続的に螺旋状に巻きつけられている。図4に示すように、ブラケット14にはワイヤ走行用モータ19が配設されており、このワイヤ走行用モータ19により図示しない伝達機構を介して加工用ローラ15,16,17が回転駆動させられる。そして、これらの加工用ローラ15,16,17の回転によって、ワイヤ18が所定の走行速度で走行する。このワイヤ18の走行は、一定量前進及び一定量後退を繰り返し、全体として歩進的に前進するように行われる。なお、上記ワイヤ18としては、通常のワイヤだけでなく、ワイヤの表面に砥粒(例えば、ダイヤモンド砥粒)が付着された固定砥粒ワイヤを用いることもできる。
【0025】
図3に示すように、ブラケット14の上方には加工用ローラと並行に配置された略円筒状のスラリー供給用サイドノズル20aおよびセンターノズル20bが配設されている。図5に示すように、サイドノズル20aおよびセンターノズル20bの一端は、ポンプ57を介してスラリータンク58に接続され、ポンプ57を駆動することによりスラリータンク58内のスラリー40がサイドノズル20aおよびセンターノズル20bに供給される。
【0026】
このサイドノズル20aおよびセンターノズル20bから加工用ローラ15,16間のワイヤ18上に、水性または油性のスラリー40が供給される。このスラリー40としては、遊離砥粒を含んだスラリーを用いることも、または固定砥粒ワイヤを用いた加工では遊離砥粒を含まないオイルや水等のスラリーを用いることもできる。
【0027】
このサイドノズル20aは、加工用ローラ15,16間のワイヤ18の上方に、インゴット22を挟んで前後に2本設けている。一方、図6(a)に示すようにセンターノズル20bは、中間プレート41の下方に隣接して固定されており、2本のインゴット22の間に加工用ローラと並行に設けられている。中間プレート41はセンターノズル20bを支持するための略コ字型の支持部材39を、開口部を下向きにして有しており、センターノズル20bはボルト等の締結手段または溶接によって、支持部材39に固定されている。支持部材39は、中間プレート41に対して連続して一体成形したものでも良く、中間プレート41とは別体として成形したものを、ボルト等の締結手段または溶接によって中間プレート41に固定したものであっても良い。
【0028】
図12に示したようにセンターノズル20をワイヤ18の上方に固定配置した場合は、インゴット昇降の妨げとならないように、2本のインゴット22間の距離W1を少なくともセンターノズル20の直径よりも広くしなくてはならない。しかし、図6に示すようにセンターノズル20bを中間プレート41に設ける場合には、インゴット22間の距離W1はカーテン状のスラリーが通過できるだけの間隔で良く、約10mm程度とすることが可能となる。そのため、加工用ローラ15,16間の距離が320mm〜330mm程度である200mmインゴット切断用ワイヤソーを用いた場合であっても、本実施の形態におけるインゴット固定用治具を使用することにより、150mmインゴット2本を並行に保持し且つインゴット間にスラリーを供給した状態で切断することが可能となる。
【0029】
サイドノズル20aおよびセンターノズル20bの斜視図を図7(a)に、縦断面図を図7(b)に示す。サイドノズル20aおよびセンターノズル20bは2つの円筒により形成される二重管構造をしており、内筒48と、外筒49とから構成される。スラリー40は内筒48の内部を圧送され、内筒48の上部に多数設けられた孔47から噴出したスラリー40は内筒48の外壁と外筒49の内壁との隙間を下方に向かって流れる。外筒49の下面には長手方向に直線状をなすスリット46を設けており、スリット46からサイドノズル20aまたはセンターノズル20bの外部へスラリー40が流出してワイヤに供給される。このサイドノズル20aおよびセンターノズル20bの二重管構造の整流作用によりスリット46の各部で均一にスラリー40を供給できる。スリット46から流出したスラリーはカーテン状になって、ワイヤ18上に供給される。
【0030】
尚、このサイドノズル20aおよびセンターノズル20bの構造は、下面にその長手方向に沿って直線状のスリットを設けた1つの円筒により形成される単管構造としてもよい。
【0031】
一方、図5に示すように、加工用ローラ15,16、17の下方にはスラリー回収パン55が設けられている。このスラリー回収パン55の下部には、スラリー回収パイプ55aが設けられており、スラリー回収パイプ55aの下流にはスラリータンク58が設けられている。そして、このスラリータンク58に溜まったスラリー40はポンプ57によってサイドノズル20aおよびセンターノズル20bに送られる。このスラリー回収パン55と、スラリータンク58と、ポンプ57とからなるスラリー循環装置により、スラリー40を再利用している。なお、スラリー回収パン55は加工用ローラ15,16、17間に配置しても良い。
【0032】
図1に示すように加工用ローラ15,16,17の上方において、コラム12にはワーク支持機構21が上下動自在に支持され、その下部には硬脆材料よりなる150mmインゴット22が2本並行にセットされる。コラム12の正面壁面には2本のガイドレール12aを垂直方向に向けて平行に設けており、このガイドレール12aにワーク支持機構21が上下動自在に嵌合している。また、コラム12上にはワーク昇降用モータ23を配設しており、このワーク昇降用モータ23の回転を制御することによって図示しないボールスクリュー等を介してワーク支持機構21を上下動させることができる。ワーク支持機構21は、ガイドレール12aにならって正確に真直度良く上下動する。
【0033】
そして、このワイヤソーの運転時には、ワイヤ18を加工用ローラ15,16,17間で往復走行させながら、ワーク支持機構21をワイヤ18に向かって下降させる。このとき、サイドノズル20aおよびセンターノズル20bからワイヤ18上へスラリー40を供給するとともに、ワイヤ18に対しインゴット22を押し付け接触させることにより、インゴット22がウェーハ状にスライス加工される。
【0034】
図4に示すように、装置基台11の後方には一対のリール機構24を装設しており、ワイヤ18を繰り出すための繰出しリール25と、ワイヤ18を巻き取るための巻取りリール26とを備えている。装置基台11には、回転方向及び回転速度を変更可能なサーボモータよりなる一対のリール回転用モータ27,28が配設され、それらのモータ軸にはリール25,26が連結されている。リール回転用モータ27,28は反転可能であり、ワイヤ18の一方のリール26への巻き取り完了後は、そのリール26がワイヤ繰り出し側に、他方のリール25がワイヤ巻き取り側に換わるものである。ワイヤ18は往復走行しながら磨耗するため、リール25または26から適宜新線が供給される。
【0035】
装置基台11上にはリール機構24に隣接してトラバース機構29が装設されており、繰出しリール25からのワイヤ18の繰出し及び巻取りリール26へのワイヤ18の巻取りを、上下にトラバースしながらワイヤ18を案内する。そして、リール機構24の両リール25,26の回転により、繰出しリール25から切断機構13へワイヤ18が繰り出されるとともに、加工後のワイヤ18が巻取りリール26に巻き取られる。
【0036】
図3に示すように、トラバース機構29と切断機構13との間には、張力保持機構30及びガイド機構31が配設されている。そして、切断機構13の加工用ローラ15,16,17間に巻き付けられたワイヤ18の両側がそれぞれ、ガイド機構31の各ガイドローラ32を介して張力保持機構30に掛装されている。この状態で、張力保持機構30により、加工用ローラ15,16,17間のワイヤ18に所定の張力が付与されるようになっている。このように張力保持機構30によって所定の張力が付与されたワイヤ18が、トラバース機構29を介して、リール25,26に巻き付けられている。
【0037】
(ワーク支持機構へのワーク取り付け構造)
次に、インゴット22をワーク支持機構21に取り付ける構造について、図6(a)を用いて説明する。まず、インゴット22をワーク保持治具であるワークプレート38に取り付ける。ワークプレート38へはスライス台44を介して取り付けられる。スライス台44は、略直方体形状のカーボン或いはガラス,プラスチック,セラミックス等の材質よりなり、上面は平坦をなし、その下面は円柱形状のインゴット22の外周面が嵌合するように凹状に湾曲している。
【0038】
インゴット22は、その外周面をスライス台44の下面の凹状湾曲部に嵌合させて、接着剤等によって固定される。そして、スライス台44は、ワークプレート38の下面に接着剤等によって貼り付け固定される。スライス台44は、ワイヤソーによる加工の際にはインゴット22と共にワイヤ18によって一部切断され、加工終了後にはワークプレート38から取り外される。そして、次の新しいスライス台44がインゴット22と共にワークプレート38に接着される。
【0039】
図2および図6(a)に示すように、ワークプレート38はボルト等の締結手段により、中間プレート41に固定されており、中間プレート41はスペーサー37を介して取付プレート42に固定される。取付プレート42は、正面から見ると左右方向に突出した係合腕42aを備えており、略T字形状をしている。一方、ワーク支持機構21は左右2本の係止部43aを備えている。左右の係止部43aは、背面板43bからワイヤソー前方に向かって水平に伸びた角柱状をなし、係止部43aの上面に係合腕42aの下面が載置される。
【0040】
そして、取付プレート42を背面板43bに向かって押し付けることにより、取付プレート42を位置決めする。更に、取付プレート42に形成された貫通穴に固定ねじ45をねじ込んで、背面板43bにねじ止めすることにより、ワーク支持機構21に取付プレート42が固定される。他に固定方式としては、エアシリンダを用いたクランプ方式もある。
【0041】
次に、上記のように構成されたワイヤソーの動作について、図1乃至図6を用いて説明する。
まず始めに、インゴット22を貼り付けたスライス台44を2組用意し、ワークプレート38の下面に接着する。図6に示すように予め結晶方位を修正して貼り付けた2本のインゴット22がほぼ平行になるようにワークプレート38を中間プレート41に装着する。その後、取付プレート42の係合腕42aを係止部43aに載置する。そして、取付プレート42を背面板43bに向かって押し付けることにより、取付プレート42を所定の位置に位置決めする。図2に示すように、取付プレート42に形成された貫通穴に固定ねじ45をねじ込んで、背面板43bにねじ止めし、ワーク支持機構21に取付プレート42を固定する。
【0042】
その後、加工用ローラ15,16,17を回転させ、ワイヤ18を線方向に走行させる。そして、図5に示すようにポンプ57を駆動することによりスラリータンク58内のスラリー40がサイドノズル20aおよびセンターノズル20bに供給される。なお、本実施の形態においてはスラリータンク58から供給されるスラリー40の流量は、毎分80リットルから毎分100リットル程度としている。そして、サイドノズル20aはワイヤ18に近いためスラリー40がワイヤ18に乗り易くスラリーが少量で良いこと、また、センターノズル20bは両側のインゴット22を切断するために十分なスラリー40を供給する必要があることなどから、サイドノズル20aに比しセンターノズル20bのスラリー流量を多くしている。
【0043】
ワイヤ18に供給されたスラリー40は、再使用のためにスラリー循環装置に回収される。スラリー循環装置は、スラリー回収パン55と、スラリータンク58と、ポンプ57とからなる。サイドノズル20aおよびセンターノズル20bから流出したスラリー40は自重によりスラリー回収パン55に落下する。スラリー回収パン55により回収されたスラリー40は、スラリータンク58に集められ、不足分を補給されながら循環利用される。この際、スラリー40はインゴット加工時に発生する熱を吸収して温度が上昇するので、回収したスラリー40は、図示しない熱交換機で一定温度に冷却する。その後、ポンプ57を駆動することによりスラリータンク58内のスラリー40がポンプ57を介してサイドノズル20aおよびセンターノズル20bに供給される。
【0044】
インゴット22を2本同時に切断加工する際、加工用ローラ15,16,17の回転速度はインゴット1本を切断する場合と同じ速度としているが、ワイヤ18の磨耗が速いため、新線を送り出す速度をインゴット1本を切断する場合の1.5倍程度としている。また、ワーク支持機構21の下降速度は、インゴット1本を切断する場合の毎分0.4mm〜0.8mmに対して70%程度としている。従って、150mmインゴット1本のみを切断する場合は6時間程度かかるのに対し、150mmインゴットを2本同時に切断する場合は9時間程度かかるが、2本同時に切断することができるため、ウェーハの生産効率は30%〜40%程度向上させることができる。
【0045】
[実施の形態2]
次に、第2の実施の形態について、図8(a)及び(b)を用いて説明する。なお、本実施の形態は以下に説明するように、第1の実施の形態におけるセンターノズル20bに、スリットバー50とサイドバー51を備えることを特徴とし、他の構成については同様であるため、同様部分については第1の実施の形態と同一の符号を援用して具体的な説明を省略し、相違点であるセンターノズル20bと、スリットバー50、サイドバー51についてのみ説明する。
【0046】
図8(a)はスラリーノズルの斜視図である。図8(a)に示すように、本実施の形態におけるセンターノズル20bの下部には、縦10mm、長さ300mm、幅2mmのSUS製プレートからなるスリットバー50を、スリット46の開口に沿ってスリット46の両側に2枚溶接している。2枚のスリットバー50は互いに対向する面がそれぞれ鉛直になるように、また、対向する面が互いに平行になるように固定されている。2枚のスリットバー50の間の距離はスリット46の幅と同様に2mmとする。このようにスリット46の開口に沿って鉛直に配置された2枚のスリットバー50を設けることにより、スリット46から流出するスラリー40を従来よりも均一なカーテン状にしてワイヤ上に供給することができる。
【0047】
さらに、スリット46の長手方向両端には、縦150mm、長さ10mm、幅2mmのSUS製プレートからなる2枚のサイドバー51を、2枚のスリットバー50の間に挟んだ状態で鉛直に設けている。2枚のサイドバー51は互いに対向する面がそれぞれ鉛直になるように、また、対向する面が互いに平行になるように固定されている。本実施の形態においては、直径150mmのインゴットを切断するために、サイドバー51の縦方向の長さを150mmとしているが、サイドバー51の縦方向の長さはインゴットの直径に応じて適宜変更すれば良く、少なくともインゴットの直径以上の長さにしておけばよい。2枚のサイドバー51は、スラリー40が流れる面すなわち互いの対向面が滑らかであることが望ましい。
【0048】
このようにスリット46の両端に2枚のサイドバー51を設けることにより、カーテン状に供給されたスラリー40が図11に示すように表面張力によって中央に集中することがなくなり、図8(a)に示すようにスラリーカーテンの両端が2枚のサイドバー51に沿って一定の距離を保った状態でワイヤに供給される。また、サイドバー51の縦方向の長さを少なくともインゴットの直径以上の長さにしておくことにより、インゴットの切断開始から切断が終わるまでの間、ワイヤ上に均一にスラリーを供給することができる。
【0049】
次に、上記構成のワイヤソーの具体的な作用について説明する。まず始めに、図8(b)に示すように第1の実施の形態と同様に、取付プレート42の係合腕42aを係止部43aに載置することにより、2本のインゴット22をワーク支持機構21に取り付ける。そして、取付プレート42を背面板43bに向かって押し付けることにより、取付プレート42を所定の位置に位置決めする。取付プレート42に形成された貫通穴に固定ねじ45をねじ込んで、背面板43bにねじ止めし、ワーク支持機構21に取付プレート42を固定する。
【0050】
その後、加工用ローラ15,16,17を回転させ、ワイヤ18を線方向に走行させる。そして、図5に示す第1の実施の形態と同様に、ポンプ57を駆動することによりスラリータンク58内のスラリー40をサイドノズル20aおよびセンターノズル20bに供給する。なお、本実施の形態におけるスラリー40の流量は、第1の実施の形態と同様である。
【0051】
インゴット加工開始前時において、ワーク支持機構21は上昇した状態にあるため、センターノズル20bはワイヤ18よりもかなり上方に位置している。第1の実施の形態のワイヤソーでは、スラリー40の表面張力によりスラリーが中央に集中するため、図6(b)に破線で示すようにセンターノズル20bの幅を保った状態でスラリー40が供給されない。従って、インゴット切断開始初期の状態からワイヤ18上にスラリー40を十分に供給するためには、図6(b)の太線で示すように、センターノズル20bの長さを長くしなければならない。
【0052】
しかし、図8(a)に示すように、本実施の形態ではスラリー流出口へスリットバー50とサイドバー51を取り付けたことによって、サイドバー51との表面張力により、スラリー40自体の表面張力に抗して流れが中央に集中しない。そのため、スラリー40の流れをカーテン状にすることができ、インゴット装填範囲全域のワイヤ18にスラリー40を均一に供給することができる。また、スリットバー50を設けたことによって、スリットバー50との表面張力により、スリット46から流れ出るスラリー流量の部分的なバラツキを抑制することができる。その結果、切断されたウェーハの品質を安定化させることができる。
【0053】
このようにワイヤ18にスラリー40を均一に供給した状態で、ワーク昇降用モータ23の回転により、ワーク支持機構21を走行するワイヤ18に向かって下降させる。2枚のサイドバー51の間隔は、ワイヤ列の幅よりも広いため、サイドバー51とワイヤ18とは接触することなく、ワーク支持機構21が下降する。下降中においても、スラリー40はサイドバー51との表面張力を保っているため、スラリー40は中央に集中せず、インゴット装填範囲全域のワイヤ18にスラリー40を均一に供給できる。このように、ワイヤ18にスラリー40を均一に供給した状態でワーク支持機構21を下降させ、インゴット22をワイヤ18に押し付けることにより、インゴット22を所定厚のウェーハ状に切断する。
【0054】
ワイヤ18に供給されたスラリー40は、再使用のためにスラリー循環装置に回収される。スラリー循環装置に回収されたスラリー40は、第1の実施の形態と同様に循環利用され、サイドノズル20aおよびセンターノズル20bからワイヤ18に供給される。
【0055】
なお、加工用ローラ15,16,17の回転速度、新線ワイヤを送り出す速度、および、ワーク支持機構21の下降速度は、第1の実施の形態と同様にしている。従って、150mmインゴット1本のみを切断する場合は6時間程度かかるのに対し、150mmインゴットを2本同時に切断する場合は9時間程度かかるが、2本同時に切断することができるため、ウェーハの生産効率は30%〜40%程度向上させることができる。また、本実施の形態によれば、ワイヤ18にスラリー40を均一に供給できるため、ウェーハの品質を損なうことがない。
【0056】
本実施の形態においては、スロットバー50とサイドバー51をセンターノズル20bに設けた例を示しているが、従来から使用されているサイドノズル20aに設けることも可能である。また、スロットバー50とサイドバー51は必ずしも両方設ける必要はなく、何れか一方のみを設けても良い。
【0057】
[実施データ]
スリットバー50及びサイドバー51を設けないワイヤソーを用いてインゴットを切断した場合と、センターノズル20bにスリットバー50及びサイドバー51を設けたワイヤソーを用いてインゴットを切断した場合の効果について、図9(a)、(b)および(c)を用いて以下に具体的に説明する。
【0058】
切断されたウェーハから所定寸法の4角形を複数サンプリングし、各サンプルについて、ウェーハ裏面を基準としてウェーハ表面の最高点から最低点までの距離を算出し、ウェーハの平坦度(TTV:Total Thickness Variation)を求めた。
【0059】
変更前後の5ロットを比較した結果、図9(a)に示すように、変更前のウェーハの平坦度(TTV)の平均値は15.6μmであったのに対して、変更後のウェーハの平坦度(TTV)の平均値は13.1μmであった。ウェーハの平坦度(TTV)の結果からは、2.5μmの向上が見られた。
【0060】
同様に、変更前後の5ロットについてWarpを求め、比較した。ここで、反りの程度の指標であるWarpとは、自由状態におけるウェーハ表面の最高点と最低点の高さの差をいう。図9(b)に示すように、変更前のウェーハの反り(Warp)の平均値は10.5μmであったのに対して、変更後のウェーハの反り(Warp)の平均値は6.6μmであった。ウェーハの反り(Warp)の結果からは、3.9μmの向上が見られた。
【0061】
更に、変更前後の5ロットについてウェーハの中心厚みバラツキの程度の指標であるCen-Thkを求め、比較した。図9(c)に示すように、変更前のウェーハの中心厚みバラツキ(Cen-Thk)の平均値は3.3μmであったのに対して、変更後のウェーハの中心厚みバラツキ(Cen-Thk)の平均値は1.2μmであった。ウェーハの中心厚みバラツキ(Cen-Thk)の結果からは、2.1μmの向上が見られた。
【0062】
【発明の効果】
本発明のワイヤソーによれば、センターノズルのスリット部にスリットバーとサイドバーを装着することで、センターノズルがワイヤと離れているインゴット切断開始初期でもカーテン状にバランス良くスラリーを供給することができ、ウェーハの品質的なバラツキを抑制することができる。
【0063】
また、本発明のワイヤソーによれば、ウェーハの品質を落とさずにインゴット2本を同時に切断することができるため、インゴット1本のみを切断する場合に比しウェーハの生産効率を1.3〜1.4倍程度高めることが可能となる。
【0064】
さらに、本発明のワイヤソーによれば、従来の200mmインゴット切断用ワイヤソーを用いて、インゴット固定用治具を改良することにより150mmインゴット二本を平行に保持し切断することが可能となる。その結果、既存設備を利用することが可能となり、半導体ウェーハの製造コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤソーの斜視図である。
【図2】本発明に係るワイヤソーの正面図である。
【図3】本発明に係るワイヤソーの右側面図である。
【図4】本発明に係るワイヤソーの平面図である。
【図5】本発明に係るワイヤソーのスラリーの流路を示した概念図である。
【図6】図6(a)は第1の実施の形態におけるワイヤソーのインゴット装着状態を示す右側面図、(b)はインゴット装着状態を示す正面図である。
【図7】図7(a)および(b)はそれぞれ、センターノズルまたはサイドノズルの斜視図および縦断面図である。
【図8】図8(a)は本発明の第2の実施の形態に係るセンターノズルとスリットバーとサイドバーの構成を示した斜視図、(b)は第2の実施の形態におけるワイヤソーのインゴット装着状態を示す右側面図である。
【図9】図9(a)、(b)および(c)はそれぞれ、スリットバー及びサイドバーを設けないワイヤソーを用いて切断したウェーハと、スリットバー及びサイドバーを設けたワイヤソーを用いて切断したウェーハのTTV、WarpおよびCen-Thkを比較したグラフである。
【図10】従来技術にかかわるワイヤソーの斜視図である。
【図11】従来技術にかかわるスラリーノズルから流れ出るスラリーの流下状態を示した斜視図である。
【図12】従来技術にかかわるワイヤソーの側面図である。
【符号の説明】
11…装置基台
12…コラム
13…切断機構
14…ブラケット
15,16,17…加工用ローラ
15a,16a,17a…環状溝
18…ワイヤ
19…ワイヤ走行用モータ
20a…サイドノズル 20b…センターノズル
21…ワーク支持機構
22…インゴット
23…ワーク昇降用モータ
24…リール機構
25…繰出しリール
26…巻取りリール
27,28…リール回転用モータ
29…トラバース機構
30…張力保持機構
31…ガイド機構
32…ガイドローラ
33…スラリーノズル
37…スペーサー
38…ワークプレート
39…支持部材
40…スラリー
41…中間プレート
42…取付プレート 42a…係合腕
43a…係止部 43b…背面板
44…スライス台
45…固定ねじ
46…スリット
47…孔
48…内筒
49…外筒
50…スリットバー
51…サイドバー
55…スラリー回収パン 55a…スラリー回収パイプ
57…ポンプ
58…スラリータンク。

Claims (9)

  1. 被加工物を保持した治具を走行するワイヤに接近させ、
    前記ワイヤにスラリーを供給した状態で前記被加工物を前記ワイヤに接触させることにより、前記被加工物を切断するワイヤソーにおいて、
    前記スラリーを供給する装置を前記治具に設けたことを特徴とするワイヤソー。
  2. 前記スラリーを供給する装置を前記被加工物よりも上方に配置したことを特徴とする請求項1に記載のワイヤソー。
  3. 被加工物を保持した治具を走行するワイヤに接近させ、
    前記ワイヤにスラリーを供給した状態で前記被加工物を前記ワイヤに接触させることにより、前記被加工物を切断するワイヤソーにおいて、
    前記スラリーを供給する装置のスラリー流出用スリットの長手方向の両端に、スラリー流を案内するサイドバーを設けたことを特徴とするワイヤソー。
  4. 前記サイドバーの鉛直方向の長さが、前記被加工物の鉛直方向の長さ以上であることを特徴とするワイヤソー。
  5. 前記スラリーを供給する装置のスラリー流出用スリットの下に、該スリットの長手方向に沿って、スラリー流を案内するスリットバーを設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1つに記載のワイヤソー。
  6. 前記被加工物を保持する治具は、複数の被加工物を保持可能であり、
    前記スラリーを供給する装置は、前記複数の被加工物の間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1つに記載のワイヤソー。
  7. 被加工物を保持した治具を走行するワイヤに接近させ、前記ワイヤにスラリーを供給した状態で前記被加工物を前記ワイヤに接触させることにより、前記被加工物を切断するワイヤソーにおいて、前記スラリーを供給する方法であって、
    前記治具に設けたスラリー供給装置により、前記ワイヤにスラリーを供給することを特徴とするスラリー供給方法。
  8. 前記スラリー供給装置のスラリー流出用スリットの長手方向の両端に、スラリー流を案内するサイドバーを設けており、
    前記スラリーを前記サイドバーに沿わせた状態で前記ワイヤに供給することを特徴とする請求項7に記載のスラリー供給方法。
  9. 前記スラリー供給装置のスラリー流出用スリットの下に、該スリットの長手方向に沿って、スラリー流を案内するスリットバーを設けており、
    前記スラリーを前記スリットバーに沿わせた状態で前記ワイヤに供給することを特徴とする請求項7または8に記載のスラリー供給方法。
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