JPH11198020A - 固定砥粒ワイヤソー - Google Patents

固定砥粒ワイヤソー

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JPH11198020A
JPH11198020A JP29879498A JP29879498A JPH11198020A JP H11198020 A JPH11198020 A JP H11198020A JP 29879498 A JP29879498 A JP 29879498A JP 29879498 A JP29879498 A JP 29879498A JP H11198020 A JPH11198020 A JP H11198020A
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wire
coolant liquid
coolant
tank
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JP29879498A
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Kazuhiro Tago
一弘 田子
Shuichi Tsukada
修一 塚田
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D5/00Fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material; apparatus or devices therefor
    • B28D5/0058Accessories specially adapted for use with machines for fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material
    • B28D5/0076Accessories specially adapted for use with machines for fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material for removing dust, e.g. by spraying liquids; for lubricating, cooling or cleaning tool or work

Abstract

(57)【要約】 【課題】ワイヤの線速を上げてワイヤ列を高速走行させ
てもクーラント液をワイヤ列に確実に付着させることの
できる固定砥粒ワイヤソーを提供する。 【解決手段】クーラント液槽52からオーバーフローす
るクーラント液50中にワイヤ列22を走行させるよう
にしてワイヤ列22にクーラント液50を確実に付着さ
せるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定砥粒ワイヤソ
ーに係り、特にシリコン、ガラス、セラミック等の硬脆
性材料を切断する固定砥粒ワイヤソーに関する。
【0002】
【従来の技術】シリコン等の硬脆性材料のインゴットか
らウェーハを切り出す装置の一つに固定砥粒ワイヤソー
がある。この固定砥粒ワイヤソーは、ワイヤ(ピアノ線
やステンレス線等)の周面に固定砥粒(ダイヤモンド砥
粒やSiC、CBN等のセラミックス砥粒等)が固着さ
れた固定砥粒付ワイヤでワイヤ列を形成する。そして、
そのワイヤ列を走行させると共に、ワイヤ列に押し付け
られたインゴットの切断部上流側でノズルからクーラン
ト液をワイヤ列に供給して切断部を冷却することにより
インゴットを多数枚のウェーハに切断する装置である。
【0003】例えば、従来のワイヤソーとしては、特開
平1─316162号公報や米国特許5201305号
がある。これらのワイヤソーは、被加工部材をワイヤ列
の上方から下方へ圧接させると共に、砥粒をスラリ状に
した加工液をノズルから被加工部材の切断部に供給する
ことにより被加工部材を切断する。更には、ワイヤ列の
下方に加工液溜り槽を設けてノズルから供給される加工
液を回収すると共に、被加工部材の切断終了部分が加工
液溜り槽に浸漬するようにしている。また、特開平1─
316162号公報の従来技術には、加工液供給槽内で
の切断方法も提案されているが、この場合には加工液を
被切断部へ充分供給できる反面、ワイヤのグルーブロー
ラへの巻き掛けや被加工部材の加工位置へのセット等の
作業性が阻害される他、切断したウェーハが傾き易くな
ることが欠点として記載されている。
【0004】ところで、ワイヤソーは、そのワイヤ列の
形成方式から次の2つのタイプの固定砥粒ワイヤソーが
あった。1つは、一対のワイヤリール間を走行する固定
砥粒付ワイヤを2本以上のグルーブローラに巻き掛けて
ワイヤ列を形成するタイプのワイヤソーであり、ワイヤ
列は一対のワイヤリール及びグルーブローラに連結され
たモータを同期させて駆動することにより走行させる。
【0005】他の1つは、無端状に形成された複数本の
固定砥粒付エンドレスワイヤを2本以上のグルーブロー
ラに一定間隔で張架してワイヤ列を形成するタイプのワ
イヤソーであり、ワイヤ列はグルーブローラに連結され
たモータを駆動することにより走行させる。上記いずれ
のワイヤソーにおいても、ワイヤの線速を上げてワイヤ
列の高速走行を行うほど切断能力がアップし、インゴッ
トを効率的に切り出すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のワイヤソー装置のようにノズルからクーラント
液をワイヤ列に供給する方式の場合、ワイヤの線速を例
えば2000m/分程度まで上げてワイヤ列を高速走行
させると、供給されたクーラント液がワイヤ列ではじき
飛ばされてしまいワイヤに付着しないために切断部の冷
却性が悪くなるという問題がある。
【0007】このため、ワイヤの線速を上げてもクーラ
ント液をワイヤに確実に付着させる技術を開発すること
がワイヤソーの高速運転を行う上での大きな課題になっ
ている。本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、ワイヤの線速を上げてワイヤ列を高速走行させて
もクーラント液をワイヤ列に確実に付着させることので
きる固定砥粒ワイヤソーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、複数本のグルーブローラにワイヤを巻き掛
けてワイヤ列を形成し、走行するワイヤ列にクーラント
液を供給しながら被加工物を押し当てることにより、該
被加工物を多数枚のウェーハに同時に切断する固定砥粒
付ワイヤソーにおいて、前記インゴットを切断するワイ
ヤ列の下側に配設され、その上面開放口が前記ワイヤ列
に近接した状態でクーラント液を貯留するクーラント液
槽と、前記クーラント液槽にクーラント液を連続供給し
て前記上面開放口からクーラント液をオーバーフローさ
せるクーラント液供給手段と、から成り、前記クーラン
ト液槽からオーバーフローするクーラント液の液中に前
記ワイヤ列を走行させることにより前記ワイヤ列にクー
ラント液を供給することを特徴とする。
【0009】本発明によれば、クーラント液槽からオー
バーフローするクーラント液の液中にワイヤ列を走行さ
せるので、ワイヤの線速を上げてワイヤ列を高速走行さ
せてもクーラント液をワイヤ列に確実に付着させること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る固定砥粒ワイヤソーの実施の形態について詳説する。
図1は、本発明に係る固定砥粒ワイヤソーの実施の形態
を説明する断面図である。本実施の形態では、固定砥粒
付エンドレスワイヤを3本のグルーブローラに一定間隔
で張架してワイヤ列を形成するエンドレスタイプの固定
砥粒ワイヤソーの例で説明する。
【0011】図1に示すように、固定砥粒ワイヤソー1
0は、主として、インゴット12の切断を行う切断ユニ
ット14と、インゴット12に送りを与えるワーク送り
ユニット16とから構成されている。まず、切断ユニッ
ト14は、逆三角形の各頂点位置に図示しないスピンド
ルユニットが配設され、各スピンドルユニットにはそれ
ぞれグルーブローラ18A、18B、18Cが回動自在
に支持されており、このグルーブローラ18A、18
B、18Cに固定砥粒付ワイヤ20を巻き掛けることに
よりワイヤ列22が形成される。
【0012】ここで、このワイヤ列22を形成する方法
について説明する。グルーブローラ18A、18B、1
8Cの外周には、それぞれ螺旋状の溝が形成されてお
り、ワイヤ列22は、この溝に沿って固定砥粒付ワイヤ
20を掛けてゆくことにより形成される。このとき、固
定砥粒付ワイヤ20は、1本の線状の状態、すなわち両
端がつながっていない状態でグルーブローラ18A、1
8B、18Cの一方端側(入側)から他方端側(出側)
に向けて巻き掛けてゆく。
【0013】前記のごとくワイヤ列22を形成した固定
砥粒付ワイヤ20は、グルーブローラ18A、18B、
18Cの出側から繰り出されて複数のガイドローラ2
4、24…に巻き掛けられる。このガイドローラ24に
巻きかけられることによって、固定砥粒付ワイヤ20は
グルーブローラ18A、18B、18Cの出側からグル
ーブローラ18A、18B、18Cの入側に向けてガイ
ドされる。そして、入側にガイドされた固定砥粒付ワイ
ヤ20は、そこで両端部をレーザー溶接、抵抗溶接等で
つなぎ合わされて無端状に形成される。
【0014】このように、本実施の形態のエンドレスタ
イプの固定砥粒ワイヤソー10では、ワイヤ列22を無
端状の固定砥粒付ワイヤで形成する。なお、以上のよう
に形成されたワイヤ走行路には、固定砥粒付ワイヤ20
に所定の張力を付与するためのテンションユニット26
が配設されている。このテンションユニット26は、前
記ガイドローラ24、24間に設置されており、一対の
固定ガイドローラ28と、その固定ガイドローラ28間
に配設されたテンションローラ30とから構成されてい
る。固定ガイドローラ28は、図示しないフレーム上に
回動自在に支持されており、一方、テンションローラ3
0は、図示しないガイドレール上を上下方向に摺動自在
に支持される。
【0015】そして、この上下動自在に支持されたテン
ションローラ30には、所定荷重のテンションウェイト
32が吊設されている。前記ガイドローラ24、24間
を走行する固定砥粒付ワイヤ20は、固定ガイドローラ
28を経てテンションローラ30に巻き掛けられ、これ
により所定の張力が付与される。
【0016】また、前記のごとく形成されたワイヤ列2
2の走行は、一つのグルーブローラ18Aを駆動モータ
38で回転させることにより行われる。ワーク送りユニ
ット16は、主としてワークフィードテーブル34とワ
ーク送り機構36とで構成される。そして、ワイヤ列2
2の上方に被加工物であるインゴット12が装着される
ワークフィードテーブル34が設定され、このワークフ
ィードテーブル34がワーク送り機構36によりワイヤ
列22に対して垂直に昇降移動する。
【0017】ワーク送り機構36は、ワイヤ列22に対
して垂直に設置されたベース38を有し、このベース3
8は図示しない固定砥粒ワイヤソーの本体フレームに固
定されている。そして、その前面部に一対のガイドレー
ル40、40が敷設され、前記ワークフィードテーブル
34はこのガイドレール40上をスライド自在に支持さ
れている。
【0018】また、前記ベース38の前面部には、ガイ
ドレール40に沿ってネジ棒42が回動自在に支持され
ている。このネジ棒42は、前記ベース38の頂部に設
置されたワーク送りモータ44に連結されており、この
ワーク送りモータ44を駆動することにより回転する。
ここで、ワークフィードテーブル34は、ネジ棒42に
螺合された図示しないナット部材と連結されており、ワ
ーク送りモータ44を駆動することにより、そのネジ棒
42とナット部材の作用によりガイドレール40上をス
ライドして昇降移動する。
【0019】前記インゴット12は、この昇降するワー
クフィードテーブル34の下部にスライスベース46を
介して着脱自在に取付けられる。一方、図1及び図2に
示すように、インゴット12を切断するワイヤ列22の
下側には、その上面開放口48がワイヤ列22に近接し
た状態でクーラント液50を貯留する箱状のクーラント
液槽52が配設される。このクーラント液槽52内に
は、その底部に連通された供給配管54から常時クーラ
ント液50が液槽52内に供給され、上面開放口48か
らクーラント液50が常時オーバーフローする。そし
て、クーラント液50を上面開放口48からオーバーフ
ローさせることにより、クーラント液50の液面50A
はクーラント液槽52の上端縁52Aから盛り上がる。
この盛り上がった液中をワイヤ列22が走行するように
ワイヤ列22とクーラント液槽52との位置関係が設定
される。この場合、クーラント液槽52の少なくとも上
部をプラスチック樹脂等の樹脂板52B(図3参照)で
形成することにより、クーラント液槽52の上端縁52
Aと走行するワイヤ列22とが万一接触してもワイヤ列
22が破損しないようにすることができる。
【0020】また、クーラント液槽52は、前述したワ
ークフィードテーブル34に装着されたインゴット12
の真下に配置されると共に、そのワークフィードテーブ
ル34によって送られたインゴット12を収容できるよ
うになっている。前記のごとく構成された本実施の形態
の固定砥粒ワイヤソーの作用は次の通りである。
【0021】まず、切断対象であるインゴット12をス
ライスベース46を介してワークフィードテーブル34
に取り付ける。次に、駆動モータ38を駆動して、グル
ーブローラ18Aを回転駆動させることにより他のグル
ーブローラ18B、18Cを連れ回すことによりワイヤ
列22を高速走行させる。なお、この際、固定砥粒付ワ
イヤ20は無端状に形成されているので、一定の走行路
を周回することになる。
【0022】次に、ワーク送りモータ44を駆動して、
ワークフィードテーブル34をワイヤ列22に向けて下
降させる。この結果、インゴット12が高速走行するワ
イヤ列22に押し当てられる。ワイヤ列22に押し当て
られたインゴット12は、そのワイヤ列22との接触部
を固定砥粒付ワイヤ20の周面に固着された固定砥粒に
研削され、この結果、多数枚のウェーハに切断される。
この切断中において、クーラント液槽52の上面開放口
48からクーラント液50をオーバーフローさせること
により、クーラント液はクーラント液槽52の上端縁5
2Aよりも盛り上がるので、その盛り上がった液中にワ
イヤ列22を高速走行させる。これにより、固定砥粒付
ワイヤ20の線速を上げてワイヤ列22を高速走行させ
ても、クーラント液50をワイヤ列22に確実に付着さ
せることができる。
【0023】この場合、図3に示すように、空気供給源
58から空気を供給し、前記空気は外部信号または手動
により圧力及び流量の少なくとも一方を調整する調整手
段57を通過するとともに、クーラント液槽52内の底
部にクーラント液50中に空気を曝気する曝気装置56
を少なくとも一つ設け、前記曝気装置から噴出した前記
空気のエアリフト作用によりクーラント液槽52内の液
面50Aの盛り上がりを大きくするようにしてもよい。
曝気する空気の大きさは小さい方が良い。これにより、
オーバーフローだけの場合に比べてワイヤ列22とクー
ラント液槽52の上面開放口48との距離を離すことが
できる。更には、クーラント液50中に空気を曝気する
ことにより、インゴット12の切断部に残存する切削屑
を空気で除去することができると共に、ワイヤをも空気
で洗浄することができる。
【0024】また、液面50Aが盛り上がり易くなるよ
うに、クーラント液槽52の4側面のうちワイヤ列22
の走行方向と平行な2側面52Eの高さを、ワイヤ列に
直交する2側面52Dの高さよりも高くするとよい(図
2参照)。このように、本発明によれば、クーラント液
槽52からオーバーフローするクーラント液50中にワ
イヤ列22を走行させるようにしてワイヤ列22にクー
ラント液50を確実に付着させるようにしたので、イン
ゴット12とワイヤ列22との切断部に、クーラント液
50を確実に供給することができる。従って、ノズルか
らワイヤ列22にクーラント液50を供給する従来のよ
うに、クーラント液50が高速走行するワイヤ列22で
はじき飛ばされることがないので、ワイヤ列22を高速
運転しても切断部の冷却不足を招くことがない。
【0025】尚、本実施の形態では、クーラント液槽5
2内にインゴット12も収納されることで説明したが、
これに限定されることはなく、図4及び図5に示すよう
に、インゴット12の切断上流側にクーラント液槽52
を配置して、クーラント液槽52の上面開放口48から
クーラント液50がオーバーフローするようにしてもよ
い。この場合も、液中に空気を曝気することを併用して
もよい。また、インゴット12の切断下流側にも同様の
クーラント液槽52を配置してもよい。
【0026】また、クーラント液槽52内のクーラント
液面50Aを盛り上がらせることによって、クーラント
液50を確実にインゴット12とワイヤ列22の切断部
に供給するための他の実施の形態を図6に示す。図6に
示す例では、クーラント液槽52の内部に液面50Aを
盛り上がらせるための上向きの水流61を発生させるス
クリュウ装置60を設けた。スクリュウ装置60は、羽
根62と、前記羽根62を回転させることにより上向き
の水流61を発生させるための動力であるモータ64か
ら構成されている。インゴット12を切断中にクーラン
ト液槽52内で羽根62を回転させると図6に示すよう
に液面50Aが盛り上がり、クーラント液50が確実に
インゴット12とワイヤ列22の切断部に供給される。
【0027】更に、図6に示すようにクーラント供給配
管54にノズル66を接続して、液面50Aを盛り上が
らせる為の水流68を生成するようにしてもよいし、図
示しない造波装置によって液面50Aに波を発生させて
も本発明の目的は達成される。また、本実施の形態で
は、エンドレスタイプの固定砥粒ワイヤソーの例で説明
したが、これに限定されるものではなく、一対のワイヤ
リール間を走行する固定砥粒付ワイヤを2本以上のグル
ーブローラに巻き掛けてワイヤ列を形成するタイプのワ
イヤソーに適用することもできる。
【0028】また、本実施の形態では、3本のグルーブ
ローラの例で説明したが、この数に限定するものではな
くワイヤ列を形成できる本数であればよい。また、本実
施の形態では、クーラント液槽52からオーバフローさ
せたクーラント液を受ける容器を特に示さなかったが、
例えば、クーラント液槽52の下側にドレンパンを設け
て、クーラント液を回収してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クーラント液槽からオーバーフローするクーラント液中
にワイヤ列を走行させるようにしてワイヤ列に高速走行
させてもクーラント液が確実に付着するようにしたの
で、インゴットとワイヤ列との切断部に、クーラント液
を確実に供給することができる。
【0030】従って、ワイヤ列を高速運転しても切断部
の冷却不足を招くことがないので、精度の高いウェーハ
を効率的に切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンドレスタイプの固定砥粒ワイヤソーの構成
を説明する構成図
【図2】固定砥粒ワイヤソーのクーラント液槽を説明す
る斜視図
【図3】クーラント液槽内に曝気装置を設けた場合の断
面図
【図4】クーラント液槽をインゴットの切断上流側に設
けた時の斜視図
【図5】クーラント液槽をインゴットの切断上流側に設
けた時の側面図
【図6】クーラント液槽内にスクリュウ装置とノズルを
設けた時の側面図
【符号の説明】
10…固定砥粒ワイヤソー 12…インゴット 14…切断ユニット 16…ワーク送りユニット 18A、18B、18C…グルーブローラ 20…固定砥粒付ワイヤ 22…ワイヤ列 26…テンションユニット 48…クーラント液槽の上面開放口 50…クーラント液 50A…クーラント液槽内のクーラント液面 52…クーラント液槽 54…供給配管 60…スクリュウ装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本のグルーブローラにワイヤを巻き掛
    けてワイヤ列を形成し、走行するワイヤ列にクーラント
    液を供給しながら被加工物を押し当てることにより、該
    被加工物を多数枚のウェーハに同時に切断する固定砥粒
    付ワイヤソーにおいて、 前記インゴットを切断するワイヤ列の下側に配設され、
    その上面開放口が前記ワイヤ列に近接した状態でクーラ
    ント液を貯留するクーラント液槽と、 前記クーラント液槽にクーラント液を連続供給して前記
    上面開放口からクーラント液をオーバーフローさせるク
    ーラント液供給手段と、 から成り、前記クーラント液槽からオーバーフローする
    クーラント液の液中に前記ワイヤ列を走行させることに
    より前記ワイヤ列にクーラント液を付着することを特徴
    とする固定砥粒ワイヤソー。
  2. 【請求項2】前記クーラント液槽の少なくとも上端部を
    樹脂製の板で形成することを特徴とする請求項1の固定
    砥粒ワイヤソー。
  3. 【請求項3】前記クーラント液槽の内部において、クー
    ラント液槽の上方に向かって噴流を発生する装置を備え
    たことを特徴とする請求項1の固定砥粒ワイヤソー。
JP29879498A 1997-11-04 1998-10-20 固定砥粒ワイヤソー Pending JPH11198020A (ja)

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