JPH1084613A - プロテクタ相互の接続構造 - Google Patents

プロテクタ相互の接続構造

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JPH1084613A
JPH1084613A JP9028061A JP2806197A JPH1084613A JP H1084613 A JPH1084613 A JP H1084613A JP 9028061 A JP9028061 A JP 9028061A JP 2806197 A JP2806197 A JP 2806197A JP H1084613 A JPH1084613 A JP H1084613A
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秀敏 笹川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相互接続が可能なプロテクタにおいて、単体
で使用した場合のハーネスのテープ巻を確実に行えるよ
うにする。 【解決手段】 底壁5、7及び側壁9、11からなる樋
状のプロテクタ1、3相互の接続構造において、一方の
プロテクタ1の端部に、両側壁9から突出し他方のプロ
テクタ3の端部の側壁11内側へ重合状態で入り込む接
続側片13、底壁5から突出し他方のプロテクタ3の端
部の底壁7上へ重合状態で入り込むと共に接続側片13
よりも突出した接続底片15を設け、他方のプロテクタ
3の端部に、両側壁11内面に位置し接続側片13を差
し込み側壁11面方向及び面交差方向へ保持する保持側
片19、底壁11上に位置し接続底片15を差し込み底
壁7面交差方向及び面方向へ保持する保持底片35を設
けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線を保護するた
めのプロテクタに用いるプロテクタ相互の接続構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のプロテクタ相互の接続構造として
は、例えば、実開平4−58026号や、図16に示さ
れるものがある。この図16に示されるものは2つのプ
ロテクタ1、3の相互の接続構造に関する。両プロテク
タ1、3は底壁5、7及び側壁9、11からなる樋状を
呈している。前記一方のプロテクタ1の端部には両側壁
9から突出し、他方のプロテクタ3の端部の側壁11内
側へ重合状態で入り込む接続側片13、及び底壁5から
突出し、他方のプロテクタ3の端部の底壁7上へ重合状
態で入り込む接続底片15が設けられている。接続側片
13と接続底片15は同寸法だけ突出しており、接続側
片13の端面13aと接続底片15の端面15aとは面
一となっている。
【0003】前記接続底片15の下面には係止突起17
が突設されている。前記他方のプロテクタ3の端部に
は、両側壁11内面に位置し、前記接続側片13を差し
込んだ際に該接続側片13を保持する前後一対の保持側
片19、20がそれぞれ設けられている。また、底壁7
には前記係止突起17を係止する係止孔21が設けられ
ている。なお、23は保持側片19、20の型抜窓であ
る。
【0004】そして、図17(a)のようにプロテクタ
1、3の端部を対向させ、一方のプロテクタ1の接続側
片13及び接続底片15を他方のプロテクタ3の底壁7
及び側壁11の内面側に図17(b)のように挿入する
と、接続側片13が保持側片19、20に差し込み状態
で保持され、係止突起17が係止孔21に係止され、接
続が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記プロテ
クタは相互接続して使用する場合の他に、単体で使用す
る場合があるが、一方のプロテクタ1を単体で使用する
場合、図18のように接続側片13と接続底片15が同
じ寸法だけ突出しているため、この部分で電線37をテ
ープ巻によって固定しようとすると、接続側片13が邪
魔でテープ巻が困難となり、固定が不完全となって、プ
ロテクタ1のハーネス上の位置が定まらなくなる恐れが
ある。
【0006】そこで、本発明は、プロテクタを単体で使
用するときにテープ巻固定を確実に行なわせることので
きるプロテクタ相互の接続構造の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、底壁
及び側壁からなる樋状のプロテクタ相互の接続構造にお
いて、前記一方のプロテクタの端部に、前記両側壁から
突出し他方のプロテクタの端部の側壁内側へ重合状態で
入り込む接続側片、及び前記底壁から突出し他方のプロ
テクタの端部の底壁上へ重合状態で入り込むと共に前記
接続側片よりも突出した接続底片を設け、前記他方のプ
ロテクタの端部に、該プロテクタの両側壁内面に位置
し、前記一方のプロテクタの接続側片を差し込んだ際
に、該接続側片を側壁面方向及び面交差方向への移動を
規制するよう保持する保持側片を設けたことを特徴とす
る。
【0008】この構造では、一方のプロテクタを単体で
使用し、電線をテープ巻するときには接続側片よりも突
出した接続底片を利用することができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載のプロテ
クタ相互の接続構造であって、前記他方のプロテクタの
端部に、該プロテクタの底壁上に位置し、前記一方のプ
ロテクタの接続底片を差し込んだ際に、該接続底片を底
壁面交差方向及び面方向への移動を規制するよう保持す
る保持底片を設けたことを特徴とする。
【0010】この構造では、一方のプロテクタの端部と
他方のプロテクタの端部とを対向させ、相互に接合する
と、一方のプロテクタの接続側片が他方のプロテクタの
保持側片に差し込まれ、側壁面方向及び面交差方向へ保
持される。同時に、一方のプロテクタの接続底片が他方
のプロテクタの保持底片に差し込まれ、底壁面交差方向
及び面方向へ保持される。従って、両プロテクタの接続
の保持を底壁及び側壁の双方で行なうことができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項2記載のプロテ
クタ相互の接続構造であって、前記保持底片が前記他方
のプロテクタの側壁に隣接して設けられることで、該側
壁が前記接続底片の面方向への移動を規制する部分とし
て用いられていることを特徴とする。
【0012】この構造では、接続底片が保持底片に差し
込まれたとき、底壁の面方向への保持に他方のプロテク
タの側壁を利用することができる。
【0013】請求項4の発明は、請求項2または3記載
のプロテクタ相互の接続構造であって、前記保持側片
に、前記他方のプロテクタの底壁に向って傾斜し前記接
続底片の前記保持底片に対する挿入をガイドするガイド
面を設けたことを特徴とする。
【0014】この構造では、保持底片に対する接続底片
の挿入を保持側片の傾斜したガイド面を利用してガイド
することができる。
【0015】請求項5の発明は、請求項1記載のプロテ
クタ相互の接続構造であって、前記接続底片の接続側片
より突出した部分をテープ巻片として、それより基端側
部分にヒンジを介して連結し、該ヒンジを屈曲すること
により前記テープ巻片を接続底片の基端側部分の下面に
折り畳み可能とし、折り畳み状態でテープ巻片を保持す
る保持手段を設けたことを特徴とする。
【0016】この構造では、保管時等に、端部に突設し
たテープ巻片を折り畳んで小型化することができるの
で、取り扱いが容易になる上、テープ巻片の損傷防止を
図ることができる。また、両プロテクタを接続する場合
は、テープ巻片を折り畳んだ状態で他方のプロテクタの
端部に差し込むことにより、テープ巻片へ力が加わるの
を防止することができる上、接続底片の厚みを2倍にす
ることができるので、捩じれに対する抵抗力を増大させ
ることができて、プロテクタ相互の接続強度を高めるこ
とができる。また、一方のプロテクタを単体で使用する
場合は、テープ巻片を利用して、ハーネスをテープ巻に
より確実に固定することができる。
【0017】請求項6の発明は、前記保持手段を、前記
接続底片の基端側部分に突設したロック片とテープ巻片
に形成された貫通孔とで構成すると共に、前記接続底片
の基端側部分に、前記貫通孔を貫通し且つ他方のプロテ
クタの底壁に設けた係止孔に係止し得る係止突起を設け
たことを特徴とする。
【0018】この構造では、貫通孔とロック片によっ
て、テープ巻片を折り畳み状態で確実に保持することが
できる上、貫通孔より突出した係止突起と係止孔の係合
によって、両プロテクタを確実に外れ止めすることがで
きる。
【0019】請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かに記載のプロテクタ相互の接続構造であって、前記一
方のプロテクタは、中間部が該プロテクタの側壁の対向
方向へ屈曲するように形成されると共に、両端部に前記
接続側片及び接続底片を備えていることを特徴とする。
【0020】この構造では、他方のプロテクタに対し、
一方のプロテクタの端部の付け替えを行なうことによっ
て、屈曲方向の異なった2種のプロテクタを得ることが
できる。
【0021】請求項8の発明は、請求項7記載のプロテ
クタ相互の接続構造であって、前記一方のプロテクタが
一対備えられ、前記他方のプロテクタが、前記保持側片
を両端部に備えたものとして構成されていることを特徴
とする。
【0022】この構造では、他方のプロテクタに対し、
一方のプロテクタ双方の端部の付け替えを選択して行な
うことによって、4種類の形態のプロテクタを得ること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、図16の説明と対応する構成部分には同符
号を付して説明し、また重複した説明は省略する。
【0024】図1は本発明の一実施形態を適用したプロ
テクタの平面図を示し、(a)は一方のプロテクタ1の
平面図、(b)は他方のプロテクタ3の平面図である。
【0025】前記一方のプロテクタ1は、中間部が側壁
9の対向方向へ屈曲するように形成され、中間部と両端
部とに取付用のブラケット25、27、29が設けられ
ている。プロテクタ1の両端部の構造は同一であり、そ
の詳細は図2、図3により説明する。
【0026】前記他方のプロテクタ3は図1(b)のよ
うに小型に形成され、中央部一側にテープ巻固定用の舌
片31が突設されている。舌片31の部分で側壁11に
は、開口33が形成されている。プロテクタ3の両端部
の形状は同一であり、その詳細は図2、図3により説明
する。
【0027】図2、図3のように前記一方のプロテクタ
1の端部の接続側片13は接続底片15よりも短く形成
され、相対的に接続底片15は接続側片13よりも突出
している。接続底片15と底壁5との間には、他方のプ
ロテクタ3の底壁7の厚みに対応した段差15cが設け
られている。接続底片15の端部両縁15bの相互幅は
他方のプロテクタ3の側壁11の内面11a間の幅に対
応し、差し込みができる程度に僅かに小さく形成されて
いる。
【0028】前記他方のプロテクタ3の保持側片19は
各側壁11の内面11aに1つずつ設けられている。接
続側片19は側片上壁19a、側片後壁19b、及び側
片側壁19cからなっており、側片側壁19cの下面側
に底壁7に向って傾斜するガイド面19dが設けられて
いる。
【0029】一方、本発明実施形態では、前記底壁7上
に位置し、前記接続底片15を差し込み、底壁7面交差
方向及び面方向へ保持する保持底片35が設けられてい
る。保持底片35は両側壁11に隣接してそれぞれ設け
られ、前記保持側片19の背後に位置している。保持底
片35は、底片上壁35aと底片後壁35bとからな
り、且つ保持底片35は側壁11の内面11aを規制壁
として共用し、接続底片15を、底壁7の面方向と、側
壁11の対向方向へ移動しないように保持するようにな
っている。
【0030】そして、両プロテクタ1、3の接続に際し
ては、まず、両プロテクタ1、3の端部を図3(a)の
ように対向させ、矢印のように挿入する。
【0031】両プロテクタ1、3が接続されると、図3
(b)のように、接続側片13が保持側片19に差し込
まれ、接続底片15が保持底片35に差し込まれる。接
続側片13は側片上壁19a、側片後壁19bによって
側壁11の面方向に保持され、また側片側壁19cによ
って面交差方向に保持される。前記接続底片15は前記
保持底片35の底片上壁35aによって底壁7の面交差
方向へ保持され、後壁35b及び側壁11の内面11a
によって面方向へ保持される。この保持状態は係止突起
17が係止孔21に係止されることによってロックされ
る。従って、プロテクタ1、3の接続保持を接続側片1
3及び保持側片19により側壁11の部分で、また接続
底片15及び保持底片35により底壁7の部分で別々に
行なうことができ、確実な接続保持を行なうことができ
る。
【0032】保持底片35では、側壁11の内面11a
を面方向へ保持する部分として共用しているため、構造
が簡単になる。但し、保持底片35を底壁7の幅方向中
間部に側壁11に係わらずに独立して設けることもでき
る。この場合は、保持底片35が前記側壁11の内面1
1aにかわる底片側壁を有することになる。且つ、接続
底片15は底壁7の幅方向中間部に設けられる一対の保
持底片35の底片側壁間の幅に応じて両縁15b間の幅
が設定されることになる。
【0033】前記プロテクタ1、3の接続作業に際して
は、保持側片19のガイド面19dを利用して接続底片
15を案内することができ、接続底片15の保持底片3
5に対する差し込みを極めて容易に行なうことができ、
作業が著しく容易となる。
【0034】かかるプロテクタ1、3の接続状態の平面
図を示したのが図4である。また、ハーネス37を2点
鎖線で示してある。ハーネス37はプロテクタ3に対
し、テープ巻用の舌片31においてテープ巻39により
固定されている。また、プロテクタ1に対しては、端部
の接続底片15を利用してテープ巻41によって固定さ
れている。テープ巻41は図5のように接続底片15が
接続側片13よりも突出しているため、この部分を利用
して確実に行なうことができるようになっている。従っ
て、プロテクタ1、3に対しハーネス37を確実に固定
することができ、ハーネス上のプロテクタ1、3の位置
も確実に定めることができる。
【0035】なお、一方のプロテクタ1を単体で扱うと
きには、その両端において接続底片15を利用し、図5
のようなテープ巻41を行なうことができ、接続底片1
5を利用してハーネス37を確実に固定することがで
き、ハーネス37に対するプロテクタ1の位置を確実に
定めることができる。
【0036】そして、本実施形態では、一方のプロテク
タ1が屈曲形状であり、かつ、両端に接続側片13及び
接続底片15を設けているため、他方のプロテクタ3に
対する接続形態を図4のものにかえて、図6のようにす
ることができる。従って、異なった形態のハーネスに簡
単に対応することができ、汎用性を高めることができ
る。
【0037】さらに、上記形態のプロテクタ1を一対備
えれば、図7、図8、図9、図10のような4種の異な
った接続形態のプロテクタを得ることができ、さらに汎
用性を高めることができる。
【0038】次に本発明の他の実施形態を説明する。
【0039】図11は実施形態における一方のプロテク
タ1の端部の構成を一部破断して示す斜視図である。ま
た、図12(a)は同プロテクタ1の端部の底面図、同
(b)は(a)のXIIb−XIIb矢視断面図、同
(c)は(a)のXIIc−XIIc矢視断面図であ
る。
【0040】このプロテクタ1は、一対の側壁9と底壁
5を有する樋状をなしており、端部に、側壁9より突出
した接続側片13と、底壁5より突出した接続底片15
とを有している。この場合の接続底片15は、接続側片
13の先端までの長さの基端側部分15dと、接続側片
13の先端よりも先方側に突出した先端側部分15eと
からなり、先端側部分15eがテープ巻片52となって
いる。そして、テープ巻片52が、基端側部分15dの
先端縁に、薄い帯板状のヒンジ51を介して連結され、
ヒンジ51を屈曲することにより、基端側部分15dの
下面に重なるように折り畳み可能となっている。
【0041】また、接続底片15の基端側部分15dの
下面には、係止突起57とロック片58が突設され、テ
ープ巻片52には矩形の貫通孔53が形成されている。
ロック片58は係止突起57の両側にあり、テープ巻片
52を折り畳んだ状態で貫通孔53と係合し、テープ巻
片52を折り畳み位置に保持する。また、その状態のと
き、係止突起57は、先端が貫通孔53より突出するよ
うになっている。
【0042】図13は一方のプロテクタ1と他方のプロ
テクタ3の関係を一部破断して示す斜視図、図14
(a)は両プロテクタ1、3を対向させた状態を示す断
面図、図14(b)は両プロテクタ1、3を接続した状
態を示す断面図である。
【0043】他方のプロテクタ3は、底壁7と一対の側
壁11とからなる樋状をなし、端部が、断面を一回り大
きくした端部底壁7aと端部側壁11aとからなる。両
プロテクタ1、3の接続時に、一方のプロテクタ1の接
続側片13は他方のプロテクタ3の端部側壁11aの内
側にスライドし、一方のプロテクタ1の接続底片15は
他方のプロテクタ3の端部底壁7aの上面にスライドす
る。従って、このときに両プロテクタ1、3の内面同士
が面一となるように、他方のプロテクタ3の側壁11と
端部側壁11aとの間、及び底壁7と端部底壁7aとの
間には、所定の高さの段差部11b、7bが設けられて
いる。
【0044】また、他方のプロテクタ3の端部側壁11
aの内面上部には、図16に示した従来例と同様に、下
向きに鉤型の保持側片19、20が設けられている。こ
の場合の保持側片19、20は、一方のプロテクタ3の
差し込み方向に貫通し、プロテクタ3の先端は底壁側の
段差部7bに突き当たることで止まるようになってい
る。
【0045】なお、プロテクタ1及びプロテクタ3の全
体構成は図1の実施形態と略同様であり、端部の構成の
みが図11〜図14に示すようになっている。
【0046】次に作用を説明する。
【0047】一方のプロテクタ1を単体で使用する場合
は、図15のようにハーネス37をプロテクタ1内に収
容した状態で、両端においてテープ巻片52を利用する
ことにより、テープ巻41により確実にハーネス27を
固定することができ、ハーネス37に対するプロテクタ
1の位置を確実に定めることができる。
【0048】また、両プロテクタ1、3を接続して使用
する場合は、予め一方のプロテクタ1のテープ巻片52
が不要となるので、ヒンジ51の部分で折り曲げること
により、図13、図14(a)のように、テープ巻片5
2を下面側に折り畳む。そして、テープ巻片52の貫通
孔53を、接続底片15の基端側部分15dの下面に設
けたロック片58に係合させることで、テープ巻片52
を折り畳み状態で保持し、その状態で図14(a)のよ
うに、他方のプロテクタ3の端部と対向させ、矢印のよ
うに挿入する。
【0049】両プロテクタ1、3が接続されると、図1
4(b)に示すように、接続側片13が保持側片19、
20に差し込まれ、側壁11の面交差方向及び上下方向
に動かないように保持される。また、テープ巻片52の
貫通孔53より突出した係止突起57が、他方のプロテ
クタ3の端部底壁7aの係止孔21に係止されること
で、両プロテクタ1、3が外れないようにロックされ
る。
【0050】この状態で、他方のプロテクタ3側に段差
部7bがあることにより、両プロテクタ1、3の内面が
面一になる。また、一方のプロテクタ1のテープ巻片5
2が突出したままであると、その部分に力が加わりやす
くなるため、変形したり破損したりしやすくなるが、テ
ープ巻片52を折り畳んだので、テープ巻片52の変形
や破損を防止することができる。また、テープ巻片52
を折り畳むことで、接続底片15が2倍の厚さになるの
で、捩じれ強度のアップを図ることができ、プロテクタ
1の端部の変形を有効に防止することができる。従っ
て、係止孔21から係止突起57が簡単に外れなくなる
ことを含めて、プロテクタ1、3の結合強度の増大が図
れる。
【0051】また、保管時等にも、端部に突設したテー
プ巻片52を折り畳んで小型化することができるので、
取り扱いが容易になる上、テープ巻片52の損傷防止を
図ることができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、一方のプロテ
クタを単体で使用する場合に、接続底片を用いてテープ
巻を確実に行ない、プロテクタのハーネス上の位置を確
実に固定することができる。
【0053】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、両プロテクタの保持を側壁と底壁の双方
で行なうことができ、確実な保持を行なうことができ
る。
【0054】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加え、接続底片が側壁を利用するので構造が簡
単となる。
【0055】請求項4の発明によれば、請求項2または
3の発明の効果に加え、接続をきわめて容易に行なうこ
とができる。
【0056】請求項5の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、単体使用時に利用するテープ巻片を折り
畳むことができるので、保管時等にプロテクタを小型化
することができ、取り扱いの容易化と、テープ巻片の損
傷防止とが図れる。また、折り畳み状態で他方のプロテ
クタで接続することにより、接続底片の厚さが2倍にな
るので、捩じれに対する抵抗力を高めることができ、プ
ロテクタの接続強度のアップが図れる。
【0057】請求項6の発明によれば、請求項5の発明
の効果に加え、両プロテクタを接続状態で確実に外れ止
めすることができる。
【0058】請求項7の発明によれば、請求項1〜6の
発明の効果に加え、2種類の形態のプロテクタを簡単に
得ることができ、汎用性が高まる。
【0059】請求項8の発明によれば、請求項7の発明
の効果に加え、4種類の形態のプロテクタを得ることが
でき、さらに汎用性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係り、(a)は一方のプ
ロテクタの平面図、(b)は他方のプロテクタの平面図
である。
【図2】本発明の一実施形態に係り、プロテクタの端部
の形状を示す要部拡大斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係り、(a)は両プロテ
クタの接続前の要部断面図、(b)は同接続後の要部断
面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係り、両プロテクタの接
続後の平面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係り、一方のプロテクタ
の端部のテープ巻を説明する拡大斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態に係り、両プロテクタの他
の接続形態の平面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係り、一方のプロテクタ
を一対備えた場合の接続形態の平面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係り、一方のプロテクタ
を一対備えた場合の他の接続形態の平面図である。
【図9】本発明の一実施形態に係り、一方のプロテクタ
を一対備えた場合の他の接続形態の平面図である。
【図10】本発明の一実施形態に係り、一方のプロテク
タを一対備えた場合の他の接続形態の平面図である。
【図11】本発明の他の実施形態に係り、一方のプロテ
クタの端部を一部破断して示す斜視図である。
【図12】本発明の他の実施形態に係り、(a)は一方
のプロテクタの端部の底面図、(b)は(a)のXII
b−XIIb矢視断面図、(c)は(a)のXIIc−
XIIc矢視断面図である。
【図13】本発明の他の実施形態に係り、一方のプロテ
クタと他方のプロテクタの端部の構成を一部破断しなが
ら示す斜視図である。
【図14】本発明の他の実施形態に係り、(a)は一方
のプロテクタと他方のプロテクタの端部を対向させた状
態を示す断面図、(b)は端部を接続した状態を示す断
面図である。
【図15】本発明の他の実施形態に係り、一方のプロテ
クタを単体で使用した場合を示す斜視図である。
【図16】従来例に係り、両プロテクタの端部の形状を
示す要部拡大斜視図である。
【図17】従来例に係り、(a)は両プロテクタの接続
前の断面図、(b)は接続後の断面図である。
【図18】従来例に係り、一方のプロテクタの端部とハ
ーネスとの関係を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
1、3 プロテクタ 5、7 底壁 9、11 側壁 11a 内面 13 接続側片 15 接続底片 15d 基端側部分 19 保持側片 19d ガイド面 20 保持側片 21 係止孔 35 保持底片 51 ヒンジ 52 テープ巻片 53 貫通孔 57 係止突起 58 ロック片

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁及び側壁からなる樋状のプロテクタ
    相互の接続構造において、 前記一方のプロテクタの端部に、前記両側壁から突出し
    他方のプロテクタの端部の側壁内側へ重合状態で入り込
    む接続側片、及び前記底壁から突出し他方のプロテクタ
    の端部の底壁上へ重合状態で入り込むと共に前記接続側
    片よりも突出した接続底片を設け、 前記他方のプロテクタの端部に、該プロテクタの両側壁
    内面に位置し、前記一方のプロテクタの接続側片を差し
    込んだ際に、該接続側片を側壁面方向及び面交差方向へ
    の移動を規制するよう保持する保持側片を設けたことを
    特徴とするプロテクタ相互の接続構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプロテクタ相互の接続構
    造であって、 前記他方のプロテクタの端部に、該プロテクタの底壁上
    に位置し、前記一方のプロテクタの接続底片を差し込ん
    だ際に、該接続底片を底壁面交差方向及び面方向への移
    動を規制するよう保持する保持底片を設けたことを特徴
    とするプロテクタ相互の接続構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のプロテクタ相互の接続構
    造であって、 前記保持底片が前記他方のプロテクタの側壁に隣接して
    設けられることで、該側壁が前記接続底片の面方向への
    移動を規制する部分として用いられていることを特徴と
    するプロテクタ相互の接続構造。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のプロテクタ相互
    の接続構造であって、 前記保持側片に、前記他方のプ
    ロテクタの底壁に向って傾斜し前記接続底片の前記保持
    底片に対する挿入をガイドするガイド面を設けたことを
    特徴とするプロテクタ相互の接続構造。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のプロテクタ相互の接続構
    造であって、 前記接続底片の接続側片より突出した部分をテープ巻片
    として、それより基端側部分にヒンジを介して連結し、
    該ヒンジを屈曲することにより前記テープ巻片を接続底
    片の基端側部分の下面に折り畳み可能とし、折り畳み状
    態でテープ巻片を保持する保持手段を設けたことを特徴
    とするプロテクタ相互の接続構造。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のプロテクタ相互の接続構
    造であって、 前記保持手段を、前記接続底片の基端側部分に突設した
    ロック片とテープ巻片に形成された貫通孔とで構成する
    と共に、 前記接続底片の基端側部分に、前記貫通孔を貫通し且つ
    他方のプロテクタの底壁に設けた係止孔に係止し得る係
    止突起を設けたことを特徴とするプロテクタ相互の接続
    構造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のプロテ
    クタ相互の接続構造であって、 前記一方のプロテクタは、中間部が該プロテクタの側壁
    の対向方向へ屈曲するように形成されると共に、両端部
    に前記接続側片及び接続底片を備えていることを特徴と
    するプロテクタ相互の接続構造。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のプロテクタ相互の接続構
    造であって、 前記一方のプロテクタが一対備えられ、 前記他方のプロテクタが、前記保持側片を両端部に備え
    たものとして構成されていることを特徴とするプロテク
    タ相互の接続構造。
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