JPH0713378Y2 - ワイヤハーネス・プロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネス・プロテクタ

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JPH0713378Y2
JPH0713378Y2 JP2466088U JP2466088U JPH0713378Y2 JP H0713378 Y2 JPH0713378 Y2 JP H0713378Y2 JP 2466088 U JP2466088 U JP 2466088U JP 2466088 U JP2466088 U JP 2466088U JP H0713378 Y2 JPH0713378 Y2 JP H0713378Y2
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JP
Japan
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wire harness
base plate
panel
protector
holes
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JP2466088U
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JPH01131213U (ja
Inventor
幸治 佐々
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はパネルに開設された作業孔を横切ってワイヤハ
ーネスを架設するとき、このワイヤハーネスを保護する
ワイヤハーネス・プロテクタに関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のプロテクタはワイヤハーネスがプロテク
タのベース板から外れないようにベース板表面の両側に
フランジを形成したもの(実開昭63−24052,実公昭57−
28502)やベース板又はフランジの背面にプロテクタを
パネルに係止するための係止片を設けたもの(実公昭57
−28502)が知られている。
ワイヤハーネス・プロテクタはそのベース板とフランジ
で囲まれたところにワイヤハーネスを収容して粘着テー
プ等でハーネスを一体的に添わせた後、パネル作業孔に
架設している。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の構成のワイヤハーネス・プロテクタを用い
て、背面空間の限られたパネル、例えば車両のドアイン
ナパネルの複数の作業孔にワイヤハーネスを架設する場
合や、或いはワイヤハーネス・プロテクタに組込まれた
ワイヤハーネスに接続される別のワイヤハーネスの配索
方向によってプロテクタのベース板に捩りを加える必要
が有る場合や、或いはプロテクタの複数の係止片が係止
する取付孔をそれぞれ有するパネルの面が同一平面にな
い場合には、ワイヤハーネスを組込んでワイヤハーネス
と一体化したプロテクタは剛性が高く、かつフランジが
それ屈曲や捩りを妨げるため、プロテクタの長さをパネ
ルの複数の作業孔を横切るに十分な長さにすることがで
きず、結果としてワイヤハーネスを十分に保護すること
ができなかった。
またワイヤハーネス・プロテクタのフランジの高さに比
べてワイヤハーネスの外径が小さい場合には、ベース板
に粘着テープを巻付けてもフランジが邪魔して粘着テー
プはワイヤハーネスに接着せず、ワイヤハーネスを固定
できなかった。
更に複数の係止片が間隔をあけてベース板の背面に突設
され、これらの係止片をパネルの複数の取付孔に係止さ
せる場合に、複数の係止片の間隔が複数の取付孔の間隔
と僅かに相違しただけでワイヤハーネス・プロテクタを
取付けることができない不具合があった。
本考案の目的は、背面空間が限られたパネルの複数の作
業孔にパネルの背面から表面にかけてワイヤハーネスを
架設するとき、ベース板を折曲できかつ捩ることによ
り、このワイヤハーネスをその全長にわたって保護し、
かつパネルに固定し得るワイヤハーネス・プロテクタを
提供することにある。
本考案の別の目的は、プロテクタの複数の係止片が係止
する取付孔をそれぞれ有するパネルの面が同一平面にな
い場合にもパネルに固定し得るワイヤハーネス・プロテ
クタを提供することにある。
本考案の別の目的は、ワイヤハーネス・プロテクタのフ
ランジの高さに比べてワイヤハーネスの外径が小さい場
合でも切込み箇所のベース板に粘着テープを巻きつける
ことにより粘着テープでワイヤハーネスを固定し得るワ
イヤハーネス・プロテクタを提供することにある。
本考案の更に別の目的は、複数の係止片の間隔が複数の
取付孔の間隔と幾分相違してもその誤差を吸収し得るワ
イヤハーネス・プロテクタを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、第2図及び第6図に示すよ
うに、本考案は、パネル10に開設された複数の作業孔1
1、12の合計長より狭い背面空間を有するパネル10の背
面から表面にかけてワイヤハーネス13を架設するワイヤ
ハーネス・プロテクタ14である。
その特徴ある構成は、複数の作業孔11、12の少なくとも
1つを通り抜け可能な大きさとこれらの作業孔11、12を
横切って架設可能な長さLを有するベース板15と、この
ベース板15表面の両側に形成されベース板15とともにワ
イヤハーネス13を収容する一対のフランジ16、17と、ベ
ース板15背面に突設されベース板15をパネル10の作業孔
11、12の各孔縁に設けられた複数の取付孔21、22に係止
する複数の係止片19、20とを備え、これらの係止片19、
20のそれぞれの突設位置のほぼ中間位置に相当する一対
のフランジ16、17にベース板15を折曲可能及び捩り可能
にする互いに対向する一対の切込み16a、17aをそれぞれ
設けたところにある。
[作用] 係止片19、20のそれぞれの突設位置のほぼ中間位置に相
当する一対のフランジ16、17に一対の切込み16a、17aを
設けたので、ワイヤハーネス13と一体化した後でもベー
ス板15が折曲可能及び捩り可能となり、パネル10の複数
の作業孔11、12にわたってワイヤハーネス13を保護する
ことができる。
また、フランジの高さより小径のワイヤハーネスであっ
ても、切込み16a、17aの箇所に粘着テープを巻付けるこ
とによりこの小径のワイヤハーネスをベース板に固定す
ることができる。
更に複数の係止片19、20の間隔が複数の取付孔21、22の
間隔と幾分相違しても、切込み16a、17aによってベース
板15が縮小され、その誤差を吸収できる。
[実施例] 次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
第1図に示すように、この例は車両のドアインナパネル
10に開設された大小2つの作業孔11、12に架設されるワ
イヤハーネス13を保護するワイヤハーネス・プロテクタ
14である。ドアインナパネル10の背面空間、即ちインナ
パネル10とアウタパネルとの間隔は2つの作業孔11、12
の合計長より狭い。
第2図〜第6図に詳しく示すように、このワイヤハーネ
ス・プロテクタ14はベース板15と一対のフランジ16、17
と係止片19、20を備える。ベース板15はパネル10の作業
孔11を通り抜け可能な大きさと、作業孔11、12を横切っ
て架設可能な長さL(第6図)を有する。一対のフラン
ジ16、17はベース板表面の両側に形成され、第4図及び
第5図の二点鎖線に示すようにベース板15とともにワイ
ヤハーネス13を収容する。係止片19、20はベース板背面
の基部及び先端に突設され、パネル10の作業孔11、12の
孔縁近傍に設けられた取付孔21、22に係止する(第4
図、第5図)。
また係止片19、20のそれぞれの突設位置のほぼ中間位置
に相当する一対のフランジ16、17にはベース板を折曲可
能及び捩り可能にする互いに対向する一対の切込み16
a、17aがそれぞれ設けられる。
ワイヤハーネス13はベース板15の基端のハーネス取付部
23に粘着テープ24(第3図)で固定され、その一部は分
岐してベース板15に添って設けられる。25はドアロック
又はパワーウインド用スイッチである。
このような構成のワイヤハーネス・プロテクタ14により
インナパネル10の作業孔11、12を横切ってワイヤハーネ
ス13を架設するときには、まずベース板15にワイヤハー
ネス13を添設する。ベース板15上のワイヤハーネス13が
長くてベース板15からワイヤハーネス13が浮き上がる場
合には切込み16a、17aの箇所で図示しない粘着テープを
巻付ける。これによりワイヤハーネス13はその径がフラ
ンジ16、17の高さより小さくてもベース板15に固定でき
る。ワイヤハーネス13をベース板15に添設した後、ハー
ネス取付部23をワイヤハーネス13とともにパネル10の表
面から作業孔12を通してパネル10の背面に収容する。次
いで第6図に示すように、ベース板15の先端を作業孔11
に通す。ここでフランジ16、17に切込み16a、17aが設け
られているため、ベース板15が折れ曲がり、ベース板15
の先端は作業孔12の孔縁に位置することができ、係止片
20を取付孔22に挿入してパネル10に係止する。またベー
ス板15の基部は係止片19を取付孔21に挿入してパネル10
に係止する。
なお、上記例ではプロテクタ14をパネル10に取付けたと
き、ベース板15とハーネス取付部23が同一平面上ある場
合を示したが、切込み16a、17aによって上部のベース板
15と下部のベース板15とに容易に捩りを加えることがで
きるので、上部ベース板15の向きと下部のハーネス取付
部23の向きを変えてプロテクタ14をパネル10に取付ける
こともできる。また上部のベース板15が取付けられるパ
ネル面と下部のハーネス取付部23が取付けられるパネル
面が同一平面になく、例えば段違いであったり、互いに
傾斜していてもプロテクタ14をパネル10に取付けること
もできる。
[考案の効果] 以上述べたように、従来、第6図の破線で示す長さlの
ベース板5しかパネル表面に設置できなかったものが、
本考案によれば複数の作業孔を横切って架設し得る長さ
のLのベース板15をフランジの切込み部分で屈曲させ
て、パネルの背面から表面に回すことができる。
これにより、背面空間が限られたパネルの複数の作業孔
にパネルの背面から表面にかけてワイヤハーネスを架設
するとき、このワイヤハーネスをその全長にわたって保
護し、かつパネルに固定することができる。
また切込みによって上部のベース板と下部のベース板と
に捩りを加えることができるので、上部のベース板15の
向きと下部のハーネス取付部23の向きを変えてプロテク
タをパネルに取付けることも、また上部のベース板及び
下部のハーネス取付部がそれぞれ取付けられるパネル面
が同一平面になくてもプロテクタをパネルに取付けるこ
ともできる。
また第4図及び第5図に示すようにワイヤハーネスの径
がフランジの高さより低い場合であっても、切込みの箇
所で粘着テープを巻付ければワイヤハーネスをベース板
に固定できる。
更に複数の係止片の間隔が複数の取付孔の間隔と幾分相
違しても、切込みによってベース板が縮小され、その誤
差を吸収できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例ワイヤハーネス・プロテクタの
取付状態を示す側面図。 第2図はその拡大正面図。 第3図はその取付前のワイヤハーネス・プロテクタの拡
大側面図。 第4図は第2図のA−A線断面図。 第5図は第2図のB−B線断面図。 第6図はそのワイヤハーネス・プロテクタの取付状況を
示す第1図に対応する図。 10:パネル、11,12:作業孔、13:ワイヤハーネス、14:ワ
イヤハーネス・プロテクタ、15:ベース板、16,17:フラ
ンジ、16a,17a:切込み、19,20:係止片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル(10)に開設された複数の作業孔
    (11,12)の合計長より狭い背面空間を有する前記パネ
    ルの背面から表面にかけてワイヤハーネス(13)を架設
    するワイヤハーネス・プロテクタであって、 前記複数の作業孔(11,12)の少なくとも1つを通り抜
    け可能な大きさとこれらの作業孔(11,12)を横切って
    架設可能な長さ(L)を有するベース板(15)と、この
    ベース板(15)表面の両側に形成され前記ベース板(1
    5)とともにワイヤハーネス(13)を収容する一対のフ
    ランジ(16,17)と、前記ベース板(15)背面に突設さ
    れ前記ベース板(15)を前記パネル(10)の作業孔(1
    1,12)の各孔縁に設けられた複数の取付孔(21,22)に
    係止する複数の係止片(19,20)とを備え、 前記複数の係止片(19,20)のそれぞれの突設位置のほ
    ぼ中間位置に相当する前記一対のフランジ(16,17)に
    前記ベース板(15)を折曲可能及び捩り可能にする互い
    に対向する少なくとも一対の切込み(16a,17a)がそれ
    ぞれ設けられたことを特徴とするワイヤハーネス・プロ
    テクタ。
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