JPH1082467A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JPH1082467A
JPH1082467A JP8261268A JP26126896A JPH1082467A JP H1082467 A JPH1082467 A JP H1082467A JP 8261268 A JP8261268 A JP 8261268A JP 26126896 A JP26126896 A JP 26126896A JP H1082467 A JPH1082467 A JP H1082467A
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JP
Japan
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lip
sealing
holder
sealing member
washer
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Withdrawn
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JP8261268A
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English (en)
Inventor
Junichi Nakamura
純一 中村
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐圧性に優れ、各シール部の位置関係が精度
良く決まるとともに組み立て作業性に優れた密封装置を
提供する。 【解決手段】 座金2の組み立て時における大気側にダ
ストリップ3を、また、密封流体側には外周リップ4と
バックアップリップホルダ5とをそれぞれ焼き付け固定
することによって第1密封部材を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種装置の軸封部
に用いられる密封装置に関して、例えば油圧緩衝器の軸
封部に適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の密封装置としては、たと
えば、図3に示すようなものがある。すなわち、この密
封装置100は、油圧緩衝器(ショックアブソーバ)用
のシールで、高い圧力に対しても適したものである(例
えばド・カルボン型ショックアブソーバ)。
【0003】図に示すように、密封装置100は、ロッ
ド(軸)200と円筒状のシリンダ300の間の環状の
隙間をシールし、密封流体側Oの油などの流体が大気側
Aに漏れないようにしているものである。
【0004】また、密封装置100は、シール押え部材
101(密封装置を位置決めするとともに軸の移動方向
を規制するロッドガイドとしての機能も持つ)、ダスト
シール102(大気側Aから密封流体側Oへの埃などの
異物の侵入を防ぐ機能を持つ)、フッ素ゴム製リップシ
ール103(軸に摺動自在に接触し、密封流体側Oから
大気側Aへの流体の漏れを防ぐもので、高圧による緊迫
力の増加に耐えれるように耐摩耗性、耐熱性に優れたフ
ッ素ゴムで構成されている)ニトリルゴム製バックアッ
ププレート104(フッ素ゴム製リップシール103を
内周側に嵌め込み、そのリップ部への密封流体による圧
力を緩衝するものである。なお、シリンダ300側をシ
ールする外周シールとしての機能も持つ。また、低温時
の偏心追随性に優れたニトリルゴムで構成されてい
る)、の以上4部材より構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、シール押え部材101、ダ
ストシール102、フッ素ゴム製リップシール103お
よびニトリルゴム製バックアッププレート104を、そ
れぞれ個別に組み立てなければならないため、組み立て
工程が増加し、組み立て作業性が悪かった。
【0006】さらに、それぞれの部材の位置関係が精度
良く決まらなければ密封性能に悪影響が出てしまうた
め、組み立て作業を慎重に行わなければならず、組み立
て精度の面においても作業性が悪かった。
【0007】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、耐圧
性に優れ、各シール部の位置関係が精度良く決まるとと
もに組み立て作業性に優れた密封装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、互いに同心的に相対移動自在に組
み付けられる、軸と円筒部材との間の環状の隙間をシー
ルする密封装置であって、座金と、該座金の大気側に固
着され、前記軸に摺動自在に接触するダストリップと、
該座金に固着され、前記円筒部材に接触する外周リップ
と、該座金の密封流体側に固着されたリップホルダと、
を備えた第1密封部材と、前記リップホルダの内周側に
嵌め込まれ、前記軸に摺動自在に接触するリップを備え
た第2密封部材と、を設け、前記リップホルダによっ
て、前記第2密封部材に備えられたリップへの前記密封
流体による圧力が緩衝されることを特徴とする。
【0009】したがって、第1密封部材により座金、ダ
ストリップ、外周リップおよびリップホルダが一体であ
るので、組み立て工程が簡略化され、また、第1密封部
材に備えられた各リップの位置関係は、それぞれ精度良
く決まり、第2密封部材に備えられたリップの位置もリ
ップホルダに嵌め込まれるので適正に位置決めされる。
また、リップホルダによって、密封流体による圧力が緩
衝されるので、高圧にも耐えられる。
【0010】前記第1密封部材および第2密封部材の密
封流体側に配置して、前記軸の移動方向を規制するロッ
ドガイドを備えるとよい。
【0011】したがって、軸の移動が適正になされ、偏
心などによる密封性の低下が防止される。
【0012】前記リップホルダはニトリルゴムにより構
成されるとよい。
【0013】したがって、低温時においても追随性に優
れ、偏心などによっても適正に機能する。
【0014】前記第2密封部材はフッ素ゴムにより構成
されるとよい。
【0015】したがって、耐摩耗性および耐熱性に優
れ、軸が高速に往復移動したような場合や密封流体によ
る圧力が高い場合でも適正に機能する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0017】(実施の形態)図1及び図2には本発明の
実施の形態が示されている。図1は実施の形態に係る密
封装置が組み込まれた状態を示す概略構成端面図、図2
は実施の形態に係る密封装置の主要構成部品の概略構成
断面図である。
【0018】本発明の実施の形態に係る密封装置1は、
油圧緩衝器(ショックアブソーバ)用のシールで、高い
圧力に対しても適したものである(例えばド・カルボン
型ショックアブソーバ)。
【0019】図1に示すように、密封装置1は、ロッド
(軸)20と円筒部材としてのシリンダ30の間の環状
の隙間をシールし、密封流体側Oの油などの流体が大気
側Aに漏れないようにしているものである。
【0020】図に示すように座金2の組み立て時におけ
る大気側にダストリップ3(ロッド20に摺動自在に接
触することで、ロッド20が往復移動しているような場
合でも、大気側Aから密封流体側Oへの埃などの異物の
侵入を防ぐ機能を持つ)を、また、密封流体側には外周
リップ4(シリンダ30の内周に接触し、シールする)
とバックアップリップホルダ5とをそれぞれ焼き付け固
定することによって第1密封部材を構成している。な
お、バックアップリップホルダ5は低温時においても追
随性に優れ、偏心などによっても適正に機能するよう
に、ニトリルゴムで構成されている。
【0021】また、図2に示されているように、第2密
封部材であるフッ素ゴムリップシール6は、バックアッ
プリップホルダ5の内周側に設けられた嵌め込み部51
に嵌め込まれるように嵌め込み部61とロッド20に摺
動可能に当接するリップ62を備えている。なお、フッ
素ゴムリップシール6はバックアップリップホルダ5に
より覆われていることから、密封流体側O側の油などの
流体による圧力を直接受けることが防止され、リップ6
2への荷重を軽減するように構成されており、また、フ
ッ素ゴムリップシール6はフッ素ゴムより構成されてい
るので、耐摩耗性および耐熱性に優れ、軸が高速に往復
移動したような場合や密封流体による圧力が高い場合で
も、リップ62は適正に機能することが可能である。
【0022】さらに、ロッド20が適正に移動できるよ
うに位置規制して偏心を防ぐロッドガイド7は凸部71
を有している。なお、凸部71により、外周リップ4を
外周側(シリンダ30側)へ、バックアップリップホル
ダ5を内周側(ロッド20側)へ押圧可能、または、そ
れぞれ逆方向側に逃げることを防ぐことができ、外周リ
ップ4はシリンダ30の内周に適正に接し、かつ、バッ
クアップリップホルダ5によりフッ素ゴムリップシール
6のリップ62はロッド20の外周に適正に接すること
ができ、それぞれの密封性を維持できる。
【0023】そして、密封装置1を組み立てる際には、
図1に示すように、ロッド20に第1密封部材、第2密
封部材であるフッ素ゴムリップシール6およびロッドガ
イド7を組み込んでから、シリンダ30によりかしめら
れ固定される。すなわち、シリンダ30の先端に設けら
れた曲げ部31とシリンダ30の所定位置に設けられた
内周側に向けて突出した凸部32とにより、座金2の端
部21とロッドガイド7に設けられた段部72が挟持さ
れ、密封装置1はシリンダ30に対して位置決めされ
る。
【0024】このように、組み立て工程が簡略化され、
組み立て作業性が向上する。また、座金2に対してダス
トリップ3、外周リップ4およびバックアップリップホ
ルダ5の位置関係は正確に決まり、また、リップ62も
フッ素ゴムリップシール6がバックアップリップホルダ
5に嵌め込まれるため適正に位置決めされるため、それ
ぞれのリップは精度良く位置決めされるので、組み立て
作業において、従来技術程、慎重を期することなく作業
を進めることができるので、より一層作業性に優れてい
る。
【0025】
【発明の効果】本発明は、第1密封部材により座金、ダ
ストリップ、外周リップおよびリップホルダが一体であ
るので、組み立て工程が簡略化され、組み立て作業性が
向上し、また、第1密封部材に備えられた各リップの位
置関係は、それぞれ精度良く決まり、第2密封部材に備
えられたリップの位置もリップホルダに嵌め込まれるの
で適正に位置決めされるので、組み立て作業における慎
重度が緩和され組み立て精度の面においても作業性が向
上する。また、リップホルダによって、密封流体による
圧力が緩衝されるので、高圧にも耐えられる。
【0026】また、ロッドガイドを備えることにより、
軸の移動が適正になされ、偏心などによる密封性の低下
を防止できる。
【0027】リップホルダをニトリルゴムにより構成す
れば、低温時においても追随性に優れ、偏心などによっ
ても適正に機能させることができる。
【0028】第2密封部材をフッ素ゴムにより構成すれ
ば、耐摩耗性および耐熱性に優れ、軸が高速に往復移動
したような場合や密封流体による圧力が高い場合でも適
正に機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係る密封装置が組
み込まれた状態を示す概略構成端面図である。
【図2】図2は本発明の実施の形態に係る密封装置の主
要構成部品の概略構成断面図である。
【図3】図3は従来技術に係る密封装置が組み込まれた
状態を示す概略構成端面図である。
【符号の説明】
1 密封装置 2 座金 3 ダストリップ 4 外周リップ 5 バックアップリップホルダ 6 フッ素ゴムリップシール 7 ロッドガイド 20 ロッド(軸) 30 シリンダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに同心的に相対移動自在に組み付けら
    れる、軸と円筒部材との間の環状の隙間をシールする密
    封装置であって、 座金と、該座金の大気側に固着され、前記軸に摺動自在
    に接触するダストリップと、該座金に固着され、前記円
    筒部材に接触する外周リップと、該座金の密封流体側に
    固着されたリップホルダと、を備えた第1密封部材と、 前記リップホルダの内周側に嵌め込まれ、前記軸に摺動
    自在に接触するリップを備えた第2密封部材と、 を設け、前記リップホルダによって、前記第2密封部材
    に備えられたリップへの前記密封流体による圧力が緩衝
    されることを特徴とする密封装置。
  2. 【請求項2】前記第1密封部材および第2密封部材の密
    封流体側に配置して、前記軸の移動方向を規制するロッ
    ドガイドを備えたことを特徴とする請求項1に記載の密
    封装置。
  3. 【請求項3】前記リップホルダはニトリルゴムにより構
    成されることを特徴とする請求項1または2に記載の密
    封装置。
  4. 【請求項4】前記第2密封部材はフッ素ゴムにより構成
    されることを特徴とする請求項1,2または3に記載の
    密封装置。
JP8261268A 1996-09-09 1996-09-09 密封装置 Withdrawn JPH1082467A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031202